西松浦郡
表示
人口18,011人、面積65.85km²、人口密度274人/km²。(2024年12月1日、推計人口)
以下の1町を含む。
- 有田町(ありたちょう)
郡域
1878年(明治11年)に行政区画として発足した当時の郡域は、上記1町のほか、下記の区域にあたる。
歴史
郡発足までの沿革
知行 | 村数 | 村名 | |
---|---|---|---|
幕府領 | 長崎奉行 | 5村 | 田代村(大川野組)、山口村、川原村、笠椎村、古川村 |
藩領 | 肥前唐津藩 | 38村 | 筒井村、井野尾村、津留村、主屋村、中山村、板木村、木場村、田代村(板木組)、長尾村、小黒川村、黒塩村、大黒川村、福田村、煤屋村、馬蛤潟新田、畑津村、辻村、内野村、牟田村、横野村、大曲村、水留村、古里村、谷口村、重橋村、真手野村、畑川内村、花房村、椿原村、立目村、清水村、大川原村、井手野村、小麦原村、府招村、原屋敷村、高瀬村、塩屋村 |
肥前佐賀藩 | 1町 21村 |
伊万里町[1]、今岳村、八谷搦、新田村、町裏村、瀬戸村、木須村、脇田村、松島搦、大川内村、中野原村、山形村、長浜村、有田皿山[2]、大里村、中里村、曲川村、大木村、山谷村、新村、桃川村、楠久津[3] | |
対馬府中藩 | 4村 | 大川野村、立川村、駒鳴村、川西村 | |
肥前小城藩 | 4村 | 日尾村、天神村、浦川内村、東大久保村 | |
佐賀藩・小城藩 | 14村 | 楠久村、大久保村、脇野村、里村、滝川内村、川内野村、福川内村、城村、峯村、久原村、立岩村、西分村、東分村、西大久保村 | |
佐賀藩・肥前蓮池藩 | 1村 | 提川村 |
郡発足以降の沿革
- 明治11年(1878年)10月28日 - 郡区町村編制法の長崎県での施行により、松浦郡のうち伊万里町ほか1町87村の区域に行政区画としての西松浦郡が発足。郡役所が伊万里町に設置。
- 明治16年(1883年)5月9日 - 佐賀県(第3次)の管轄となる。
- 明治22年(1889年)4月1日 - 町村制の施行により、以下の町村が発足。特記以外は全域が現・伊万里市。(2町14村)
- 伊万里町 ← 伊万里町、松島搦[三本松の一部]、新田村[浜ノ浦]
- 牧島村 ← 木須村、脇田村[陣内を除く]、松島搦[三本松を除く]、瀬戸村
- 黒川村 ← 大黒川村、福田村、塩屋村、小黒川村、黒塩村、椿原村、清水村、横野村、立目村、牟田村、花房村、畑川内村、長尾村、真手野村
- 大岳村 ← 畑津村、辻村、馬蛤潟新田、内野村、煤屋村、中山村、井野尾村、筒井村、板木村、主屋村、津留村、田代村[板木組]、木場村
- 南波多村 ← 原屋敷村、井手野村、高瀬村、大曲村、古里村、重橋村、谷口村、水留村、大川原村、古川村、小麦原村、府招村、笠椎村
- 大川村 ← 大川野村、山口村、田代村[大川野組][4]、川原村、川西村、駒鳴村、立川村
- 松浦村 ← 山形村、中野原村、桃川村[大部分]、提川村
- 大坪村 ← 今岳村、町裏村、新田村[浜ノ浦を除く]、脇田村[陣内[5]]、松島搦[三本松の一部[5]]
- 大川内村(単独村制)
- 有田町(有田皿山が単独町制。現・有田町)
- 新村(単独村制。現・有田町)
- 曲川村(単独村制。現・有田町)
- 大山村 ← 大木村、山谷村(現・有田町)
- 二里村 ← 大里村、中里村、八谷搦
- 東山代村 ← 里村、東大久保村、浦川内村、大久保村、脇野村、天神村、長浜村、日尾村、滝川内村、川内野村
- 西山代村 ← 久原村、峯村、楠久村、楠久津、福川内村、城村、立岩村、東分村、西分村、西大久保村
- 桃川村の一部が杵島郡若木村の一部となる。
- 明治28年(1895年)11月13日 - 新村が改称して有田村となる。
- 明治30年(1897年)6月1日 - 郡制を施行。
- 明治34年(1901年)2月16日 - 大岳村が改称して波多津村となる。
- 大正12年(1923年)4月1日 - 郡会が廃止。郡役所は存続。
- 大正15年(1926年)7月1日 - 郡役所が廃止。以降は地域区分名称となる。
- 昭和3年(1928年)12月10日 - 牧島村が伊万里町に編入。(2町13村)
- 昭和11年(1936年)4月1日 - 西山代村が町制施行・改称して山代町となる。(3町12村)
- 昭和18年(1943年)12月8日 - 伊万里町・大坪村・大川内村が合併し、改めて伊万里町が発足。(3町10村)
- 昭和22年(1947年)1月1日 - 有田村が町制施行・改称して東有田町となる。(4町9村)
- 昭和29年(1954年)4月1日(1町2村)
- 有田町・東有田町が合併し、改めて有田町が発足。
- 伊万里町・黒川村・波多津村・南波多村・大川村・松浦村・二里村・東山代村・山代町が合併して伊万里市が発足し、郡より離脱。
- 昭和30年(1955年)4月1日 - 大山村・曲川村が合併して西有田村が発足。(1町1村)
- 昭和40年(1965年)4月1日 - 西有田村が町制施行して西有田町となる。(2町)
- 平成18年(2006年)3月1日 - 有田町・西有田町が合併し、改めて有田町が発足。(1町)
変遷表
自治体の変遷
明治22年以前 | 明治22年4月1日 | 明治22年 - 昭和19年 | 昭和20年 - 昭和34年 | 昭和35年 - 昭和64年 | 平成1年 - 現在 | 現在 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
伊万里町 | 昭和18年12月8日 伊万里町 |
昭和29年4月1日 伊万里市 |
伊万里市 | 伊万里市 | 伊万里市 | ||
大坪村 | |||||||
大川内村 | |||||||
牧島村 | 昭和3年12月10日 伊万里町に編入 | ||||||
黒川村 | 黒川村 | ||||||
大岳村 | 明治34年2月16日 改称 波多津村 | ||||||
南波多村 | 南波多村 | ||||||
大川村 | 大川村 | ||||||
松浦村 | 松浦村 | ||||||
二里村 | 二里村 | ||||||
東山代村 | 東山代村 | ||||||
西山代村 | 昭和11年4月1日 町制改称 山代町 | ||||||
有田町 | 有田町 | 有田町 | 昭和29年4月1日 有田町 |
有田町 | 平成18年3月1日 有田町 |
有田町 | |
新村 | 明治28年11月13日 改称 有田村 |
昭和22年1月1日 町制改称 東有田町 | |||||
曲川村 | 曲川村 | 昭和30年4月1日 西有田村 |
昭和40年4月1日 町制 | ||||
大山村 | 大山村 |
行政
- 長崎県西松浦郡長
代 | 氏名 | 就任年月日 | 退任年月日 | 備考 |
---|---|---|---|---|
1 | 明治11年(1878年)10月28日 | |||
明治16年(1883年)5月8日 | 佐賀県に移管 |
- 佐賀県西松浦郡長
代 | 氏名 | 就任年月日 | 退任年月日 | 備考 |
---|---|---|---|---|
1 | 明治16年(1883年)5月9日 | |||
郡山軍助 | 明治41年(1908年)10月22日 | |||
大正15年(1926年)6月30日 | 郡役所廃止により、廃官 |
- 西松浦郡長を務めた主な人物
脚注
参考文献
- 「角川日本地名大辞典」編纂委員会 編『角川日本地名大辞典』 41 佐賀県、角川書店、1982年3月1日。ISBN 4040014103。
- 旧高旧領取調帳データベース
関連文献
- 西松浦郡誌 - Google ブックス(西松浦郡、1921年)
- のちに限定版として複製。『西松浦郡誌』 西松浦郡役所編、名著出版、1972年。
関連項目
外部リンク
先代 松浦郡 |
行政区の変遷 1878年 - |
次代 (現存) |