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大和製罐

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
大和製缶から転送)
大和製罐株式会社
DAIWA CAN COMPANY
種類 株式会社
市場情報 非上場
略称 大和製缶
本社所在地 日本の旗 日本
100-7009
東京都千代田区丸の内2-7-2
JPタワー9階
設立 1939年5月20日
業種 金属製品
法人番号 2010001049273 ウィキデータを編集
事業内容 容器、充填、機械製作
代表者 代表取締役社長山口裕久
資本金 24億円
売上高 1,537億4,400万円
(2024年3月期)[1]
営業利益 42億2,200万円
(2024年3月期)[1]
経常利益 56億500万円
(2024年3月期)[1]
純利益 91億100万円
(2024年3月期)[1]
純資産 968億6,400万円
(2024年3月期)[1]
総資産 2,103億700万円
(2024年3月期)[1]
従業員数 1,665名
主要子会社 大和サービス(株)、大和エンジニアリング(株)、(株)日本デキシー、大和千葉製罐(株)、(株)ベルポリエステルプロダクツ
外部リンク http://www.daiwa-can.co.jp/
特記事項:各種経営指標は2016年3月期のもの
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大和製罐株式会社(だいわせいかん)は、東京都千代田区に本社を置く製缶業者。業界2位の規模を有する[2]

概要

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大和製罐東京工場
相模原市緑区西橋本)

1939年昭和14年)、大阪府に大阪コルク工業として設立。1950年、自動製缶機による食缶の製造事業に参入し、1953年(昭和28年)、現商号に変更[3]1956年に清水工場を建設、1965年(昭和40年)10月には、八幡製鉄の関連会社九州製罐と合併し、業容を拡大[4]

1969年には、世界初となるコーヒー飲料缶の商業生産・販売を開始した。2000年に開発した蓋ができる金属缶「ニューボトル缶」は、技術展覧会「キャネックス2000」で国内製缶メーカーで初となるグランプリを受賞した[広報 1]

2014年平成26年)3月期にグループ会社の新日本工機が海外事業の損失や航空機関連の受注減を背景として約54億円の巨額損失を計上。2015年3月期には、約144億円の追加損失を計上するとともに、大和製罐本体も約867億円の当期純損失を出し、グループで1000億円を超える赤字となり、信用不安に繋がった。2016年3月期には最終利益を確保したものの、この間にタイ王国のYMPプレス&ダイがビジネスリハビリテーション(日本のADRに相当)、新日本工機を台湾の友嘉実業集団に売却するなど、相次いで子会社の整理を行った[5]

2014年に、「エバースマイル」を発売し、介護食事業に参入した[6]

2017年(平成29年)4月20日公正取引委員会から、缶詰用の「食品缶」の取引で東洋製罐北海製缶と関係の弱い取引先との営業活動自粛などの談合をしたとして、私的独占の禁止及び公正取引の確保に関する法律(独占禁止法)違反容疑で立ち入り検査を受けた[7]

関連会社

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  • 大和エンジニアリング
  • 大和サービス
  • 大和千葉製罐
  • 大和容器
  • 日本デキシー
  • ベルポリエステルプロダクツ
  • モンデ酒造
  • 三和缶詰

脚註

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出典

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  1. ^ a b c d e f 大和製罐株式會社 第75期決算公告
  2. ^ 東洋製缶とホッカン統合 国内縮小、海外競争力を強化日本経済新聞 2016年4月26日
  3. ^ 9. 朝鮮戦争による特需と生産の回復全日本缶工業団体連合会 2017年3月22日閲覧
  4. ^ 10. 高度経済成長と企業の近代化全日本缶工業団体連合会 2017年3月22日閲覧
  5. ^ 『帝国ニュース』No.14412 12頁「スコープ&フォーカス 大和製罐 一連のリストラ、ひとまず終了⁈」帝国データバンク 2017年1月13日
  6. ^ 介護食「エバースマイル」好調-類似品ない-大和製食品新聞 2016/11/16
  7. ^ 矢島大輔 (2017年4月20日). “食品缶取引で談合疑い 公取委、大手3社に立ち入り”. 朝日新聞 (朝日新聞社): p. 夕刊 11 

広報資料・プレスリリースなど一次資料

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  1. ^ 大和製罐のあゆみ大和製罐 2017年3月22日閲覧

外部リンク

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