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2021年1月17日 (日) 01:28時点における版
大阪駅 | |
---|---|
大阪ステーションシティ (五代目大阪駅) | |
おおさか Ōsaka | |
所在地 | 大阪市北区梅田三丁目1-1 |
所属事業者 | 西日本旅客鉄道(JR西日本) |
電報略号 | オサ |
駅構造 | 高架駅 |
ホーム | 6面11線 |
乗車人員 -統計年度- |
422,685人/日(降車客含まず) -2019年- |
開業年月日 | 1874年(明治7年)5月11日 |
乗入路線 3 路線 | |
所属路線 |
東海道本線 ( JR京都線・JR神戸線) ( JR宝塚線) |
駅番号 |
JR-A47(JR京都線・JR神戸線) JR-G47(JR宝塚線) |
キロ程 |
556.4km(東京起点) 京都から42.8 km |
◄*JR-A46 新大阪 (3.8 km) (3.4 km) 塚本 JR-A48/G48*► | |
所属路線 | 大阪環状線 |
駅番号 | JR-O11 |
キロ程 | 0.0 km(大阪起点) |
◄JR-O10 天満 (1.6 km) (1.0 km) 福島 JR-O12► | |
乗換 |
大阪梅田駅(阪急・阪神) - 阪急 京都本線・神戸本線・宝塚本線 - 阪神 本線 梅田駅(Osaka Metro御堂筋線) 西梅田駅(Osaka Metro四つ橋線) 東梅田駅(Osaka Metro谷町線) 北新地駅(JR東西線) |
備考 |
直営駅(管理駅) みどりの窓口 有 大阪市内駅(中心駅) |
* 新大阪方面はJR京都線 * 塚本方面はJR神戸線・JR宝塚線 |
大阪駅(おおさかえき)は、大阪府大阪市北区にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)の駅である。駅番号はJR京都線・JR神戸線がJR-A47、JR宝塚線がJR-G47、大阪環状線がJR-O11。大阪環状線の各駅には「駅シンボルフラワー」が制定されており、当駅は「バラ」である。
概要
第1回近畿の駅百選にも選定され、JR西日本で最多の乗降客が利用する駅である。駅長が配置された直営駅であり、管理駅として塚本駅を管轄している。JRの特定都区市内制度における「大阪市内」に属する駅であり、運賃計算の中心駅となる。また、アーバンネットワークの運行の要衝となる駅で、運行系統の軸をなしている。
大阪市最大の繁華街・ビジネス街である梅田の中心に位置し、西日本最大のターミナル駅である。関西一の鉄道交通の拠点である梅田地区の鉄道駅の1つである。JR西日本の駅としては最も利用者数が多く、世界的にも有数の利用者数を誇る。また、巨大複合商業施設の大阪ステーションシティは当駅を核に構成されている。
各線の梅田駅との乗り換え駅であり(後述)、大阪府内に「大阪」と付く駅が多いことから、「大阪(梅田)駅」とも表示されている(新大阪駅などの一部周辺のJR西日本の駅でもこの表示がある)。また、梅田地区の駅をまとめて「大阪・梅田駅」や「大阪駅・梅田駅」と表記されることもある。
東京、山陽・九州方面への長距離列車については、1964年10月1日に開業した新大阪駅を発着する東海道・山陽新幹線に地位を譲ったものの、当駅は現在でも北陸方面との特急の始発・終着駅であり、新快速を始めとする京阪神の都市間連絡列車や、北近畿・山陰方面との特急、東京駅発着の寝台特急(客扱いはサンライズ瀬戸・サンライズ出雲の上り東京行きのみ)などの在来線特急も発着している。
かつては東北・北海道・九州・山陰方面に向かう夜行列車も発着していたが、山陰方面は2004年に夜行急行「だいせん」が廃止されて夜行列車がなくなり(「サンライズ出雲」は後述のように上り東京行きのみ客扱い)、2008年3月に当駅 - 東京駅間を結んだ寝台急行「銀河」、末期は京都駅発着で九州方面を結んだ寝台特急「なは」・「あかつき」が廃止、2009年3月に東京駅 - 九州方面を結んだ寝台特急「はやぶさ」・「富士」(ただし客扱いは下り列車のみ)が廃止され、九州への夜行列車がなくなり、2015年3月14日のダイヤ改正で寝台特急「トワイライトエクスプレス」が廃止されたことで東北・北海道方面を行き来する夜行列車も消滅した。これによって大阪駅(京都駅)を起点、終点とする定期夜行列車は全て消滅した。
当駅(JR大阪駅)の事務管コードは、▲610130となっている。なお、大阪・新大阪の事務管コードは▲619910、大阪市内の事務管コードは▲619901が用いられている[1]。
乗り入れ路線
東海道本線を所属線として[2]、大阪環状線を加えた2路線が乗り入れている。また尼崎駅を起点とする福知山線に直通する列車も乗り入れており、普通列車のみ東海道本線の京都駅方面との相互直通運転を行っている。
JR西日本による独自の愛称路線名として、京都方面には「JR京都線」、神戸方面には「JR神戸線」、宝塚方面には「JR宝塚線」がそれぞれ設定されている。これらの路線について、JR西日本の旅客案内では愛称路線名が使用されている。
このほか、大阪環状線を経由して桜島線(JRゆめ咲線)・関西本線(大和路線)・阪和線(関西空港線)に直通する列車も当駅を発着する。
当駅からの接続路線
付近には地下鉄や私鉄があるが、「大阪駅」と名乗っているのはJRのみで、それぞれ次の駅が近接して設けられており、乗り換えることができる。
太字は駅番号。
歴史
場所決定の背景
1874年(明治7年)に大阪駅 - 神戸駅間の鉄道開業と同時に開業した。当初の駅舎はゴシック風の赤煉瓦造り2階建てで、現在の四つ橋筋より西側の西梅田スクエア(大阪中央郵便局旧局舎跡付近)にあり、当時の梅田は周辺は民家がわずかにあるだけで田圃が広がっていた。駅のある場所は1889年(明治22年)の市制施行時における大阪市域にも含まれず、1897年(明治30年)まで西成郡曽根崎村に属していた。
工部省鉄道寮は当初、江戸時代以来の市街地である堂島のうち田蓑橋北詰一帯、現在のNTTテレパーク堂島からほたるまちにかけての蔵屋敷跡地を利用して頭端式での建設を計画していたが、最終的に設置場所は曽根崎村の梅田に変更となった。
堂島から梅田に候補地が変更されたのは、将来東へ線路が延伸された際に京都駅 - 神戸駅間の直通運転に都合が良いよう、従前の日本のターミナル駅のような頭端式を採らず、通過式の駅構造にするためだといわれている。また、堂島だと頭端式の場合でも上福島村の集落、通過式の場合では加えて鉄道忌避の声があがっていた堂島東部や曾根崎新地の市街地および曾根崎村の集落において相当な用地買収が必要となるが、梅田だとそれらが全て解消できるというメリットもあった。鉄道黎明期に頭端式ホームを採用した横浜駅がその後の時勢変化で二度移転を強いられたことからしても、折り返しを要さない東西直通運転を可能にしつつ市街地に駅をできるだけ近づけさせる構造にした大阪駅には、先見の明があったといわれることもある[3]。それは、明治末期に山陽鉄道や九州鉄道といった大私鉄が国有化された後、西日本各地から東京への直通運転の実現が容易となり、利便性を高めたという点でも大いに役立つこととなった。
開業後の推移
開業当初、大阪駅は「梅田駅」「梅田ステーション」「梅田すてんしょ」などと呼ばれていたが、阪神・阪急や貨物駅の梅田駅が開業すると、次第に大阪駅のことを「梅田駅」などと呼ぶことはなくなった。
当初は貨物輸送の比重が大きく、堂島から梅田への候補地の変更は水路との接続を犠牲にするものであったことから、1878年(明治11年)に堂島川から駅の南西まで、堂島のもと駅候補地の東端に沿って堂島掘割(梅田入堀川)が、堂島川の南に位置する中之島にも船場・下船場の北を流れる土佐堀川まで中之島掘割が開削され、水運の便が図られた。
しかし、旅客輸送が次第に増大すると、駅の南西に入堀(船溜)があること、市街の中心となる船場とのアクセスの悪さ、大阪市電の乗り入れ計画などを考慮して、十分な駅前広場を確保すべく、1901年(明治34年)7月に現在地である四つ橋筋より東側へ移転された。なお、貨物の取り扱いに関しては後に梅田貨物駅が設置された際に全面移管され、梅田入堀川も北へ延伸されている。
1906年(明治39年)に公布された鉄道国有法に基づき主要私鉄が国有化される前は、当駅に官営鉄道(国鉄)の列車のほか、山陽鉄道(今の山陽本線)・阪鶴鉄道(同じく福知山線)・西成鉄道(大阪環状線・桜島線)・関西鉄道(関西本線・大阪環状線など)・南海鉄道(南海本線)といった5つもの私鉄の列車が乗り入れていたことがあった。南海鉄道の列車は、1984年と1993年の2段階で廃止された天王寺線経由で関西鉄道線に乗り入れる形で、山陽鉄道と阪鶴鉄道の列車は官営鉄道へ乗り入れて当駅に達していた。
1934年(昭和9年)には大阪市街の踏切の撤去を目的とし、城東線(のちの大阪環状線)と共に大阪駅の高架工事が実施されるが、それに先駆けて1926年(昭和元年)に阪神急行電鉄(現在の阪急電鉄)が大阪市街の高架化工事を実施し、同社線起点の梅田駅も東海道本線・城東線をまたぐ形で仮設の高架駅となっていたため、高架化に際しては阪急梅田駅を地上駅にする工事も同時に行う必要があり、結果として路線の上下を同時に入れ替えるという大工事を、5月31日から6月1日にかけての一夜で実施することになった(工事についての詳細は阪神急行電鉄#梅田駅付近の変遷を参照)。この時地上駅となった阪急梅田駅は、1970年代に北へ移設して再び高架駅に戻っている。
それまで田圃だった大阪駅周辺の地盤は非常に脆く、地下20 m付近までが粘土層である。高架化の際には、軟弱地盤に対処するため鉄筋コンクリート製の杭を打ったものの、粘土層で基礎杭が留まっていたために建設直後から地盤沈下が生じた。当時は地下水の汲み上げ規制がなかったことで脱水圧密も生じ、沈下量は最大で1.8 mにもなった。一方で、御堂筋線との交差部では基礎杭が砂礫層に達していたために沈下量が極小であったが、その前後の沈下量に著しい差があったために不等沈下が生じた。その結果、当時の大阪駅構内は駅東端で最大23.6 ‰の急勾配が生じ、ホームの屋根が建築限界を超えて車両限界に抵触するなど、列車運行に支障をきたすようになった。
深刻な地盤沈下に対処するために、当駅では日本初のアンダーピニング工法が採用された。1962年(昭和37年)までの5年間に計245本の杭が砂礫層に打たれたことにより、沈下は沈静化した。また、同年には地下水の汲み上げを規制する法律が制定されたことにより、沈下原因も解消に向かった。地盤沈下の名残として、現在でも駅構内は数段の階段や勾配が数多くある。
1964年(昭和39年)10月1日に東海道新幹線が開業した際には、既に梅田地区には新たに新幹線用の施設を設けるだけの土地の余裕がほとんどなかったことや(北は阪急梅田駅や梅田貨物駅、南は阪神百貨店など)、将来の山陽新幹線建設を考慮した際に北方貨物線の上の用地を使えるようにした方がいいと考えられたため、大阪の市街地から3 kmほど離れた新大阪駅をターミナルとした。
その後、梅田貨物線を使用して京都駅・新大阪駅から和歌山・関西国際空港への直通列車を走らせることになった際には、当駅はそのルート上に駅を設けるには大きく離れていたため通過扱いとなった。なお、梅田貨物駅(梅田北ヤード)跡地の再開発に合わせて梅田貨物線のルートを変更した上で地下化し、当駅に隣接するうめきた地区に新ホーム (仮称名は:北梅田駅だったがその後当駅に編入する事になった)を設置する計画があり、2023年春の開業に向けて整備が進められている。
年表
- 1874年(明治7年)
- 1876年(明治9年)7月26日 - 向日町駅 - 当駅間が開業し、途中駅となる。
- 1889年(明治22年)7月1日 - 東京駅 - 神戸駅間の全通により、東京駅までの直通運転が行われるようになる。
- 1895年(明治28年)10月17日 - 大阪鉄道の玉造駅 - 梅田駅間が延伸開業。その終着駅として同線の梅田駅が開業。
- 1898年(明治31年)4月5日 - 西成鉄道が当駅 - 安治川口駅間を開業させ当駅に乗り入れ。
- 1900年(明治33年)6月6日 - 関西鉄道による大阪鉄道線承継に合わせ、旧大阪鉄道の梅田駅が当駅に統合。当駅は国有鉄道・関西鉄道・西成鉄道の駅になる。
- 1901年(明治34年)7月 - ゴシック風石造りの二代目駅舎が完成。最初の駅舎の位置から東の、現在地に移転。
- 1906年(明治39年)12月1日 - 西成鉄道が国有化され、当駅は国有鉄道と関西鉄道の駅になる。
- 1907年(明治40年)
- 1908年(明治41年)8月1日 - 大阪市電気局の大阪市電梅田(大阪駅前)停留場が開業。
- 1909年(明治42年)10月12日 - 線路名称制定により、東京駅 - 神戸駅間は東海道本線、旧大阪鉄道線は城東線、旧西成鉄道の区間は西成線になる。
- 1928年(昭和3年)12月1日 - 貨物の取り扱い業務が新設された梅田駅に移管。
- 1934年(昭和9年)
- 1935年(昭和10年) - 二代目駅舎が解体され、仮駅舎建設。
- 1940年(昭和15年)6月 - 三代目駅舎が2階まで完成し使用を開始。当初の予定では5階建てのインターナショナルスタイルの四角いビルであり、中央に5階分の高さの吹き抜けを設け、上層階は1940年東京オリンピックに合わせて鉄道ホテルとして使用される予定であった。
- 1943年(昭和18年) - 三代目駅舎が完成(3階建てコンクリート造り)。中央の吹き抜け部分を除き、4・5階部分の鉄骨は切断し軍に供出。
- 1945年(昭和20年)6月1日・6月7日 - 大阪大空襲により機銃掃射、焼夷弾、爆弾の直撃被害を受け、当分営業を休止する。仮復旧時は上り電車は東構内、下り電車は西構内で折り返し運転を行い、旅客は高架軌道を歩き急造の梯子で列車に乗車した[7]。
- 1953年(昭和28年)9月1日 - 大阪市営トロリーバスの大阪駅前 - 神崎橋間が開業。
- 1957年(昭和32年)3月21日 - 自動券売機が設置される[8]。
- 1959年(昭和34年)12月21日 - 0番のりばが使用開始[9]。
- 1960年(昭和35年)2月1日 - 座席予約端末装置(マルス1)の使用を開始[10]。
- 1961年(昭和36年)4月25日 - 城東線全線と西成線の西九条駅 - 当駅間が大阪環状線として開業。
- 1962年(昭和37年)10月1日 - 11番のりばが使用を開始[11]。
- 1966年(昭和41年)
- 7月1日 - 大阪市電の大阪駅前停留場が廃止(大阪市電の全廃は1969年〈昭和44年〉)。
- 11月17日 - 大阪環状線ホームの工事が開始される。
- 1969年(昭和44年)10月1日 - 大阪市営トロリーバスが大阪駅前より撤退(大阪駅前 - 神崎橋、大阪駅前 - 森小路一丁目間廃止)。
- 1970年(昭和45年)3月12日 - 大阪環状線ホーム(環状1番・環状2番のりば)が使用を開始[12]。
- 1979年(昭和54年)12月18日 - 四代目駅舎の北駅ビル完成[13]。
- 1982年(昭和57年)3月1日 - 大阪環状線ホームが環状1番・環状2番のりばから、環状内回り・環状外回りのりばに変更[14]。
- 1983年(昭和58年)
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により西日本旅客鉄道(JR西日本)の駅となる。
- 1988年(昭和63年)3月13日 - 路線愛称の制定により、東海道本線の当駅 - 京都駅間で「JR京都線」、東海道本線の当駅 - 神戸駅間および山陽本線の神戸駅 - 姫路駅間で「JR神戸線」、東海道本線の当駅 - 尼崎駅間および福知山線の尼崎駅 - 篠山口駅間で「JR宝塚線」の愛称を使用開始。
- 1991年(平成3年)4月23日 - 待ち合わせスポット「旅立ちの鐘」が除幕。東口を「御堂筋口」、北口を「御堂筋北口」、西口を「桜橋口」と命名。駅ナカ施設「ギャレ大阪」が開業。
- 1993年(平成5年)5月2日 - 改札口に電光掲示板導入。
- 1994年(平成6年)3月18日 - 桜橋口の改装工事が開始される。
- 1995年(平成7年)
- 1997年(平成9年)
- 2000年(平成12年)4月1日 - 自動改札機が導入される。
- 2002年(平成14年)7月29日 - JR京都線・JR神戸線にJR京都・神戸線運行管理システム導入。
- 2003年(平成15年)
- 2004年(平成16年)5月16日 - 改良工事が本格的に開始[広報 2]。旧1・2番のりばが使用停止。
- 2005年(平成17年)
- 2006年(平成18年)7月30日 - 旧5・6番のりばの改良工事が完成し、新7・8番のりばとして供用開始。旧7・8番のりばは使用停止。
- 2007年(平成19年)
- 2009年(平成21年)
- 10月4日 - 大阪環状線に大阪環状・大和路線運行管理システム導入。
- 12月20日 - 旧9・10番のりばの改良工事が完成し、新11番のりばとして供用開始。旧11番のりばの撤去工事が完成し、駐車場連絡通路・タクシーのりばに転用。
- 2010年(平成22年)
- 8月18日 - 異常時情報提供ディスプレイの使用を開始。
- 10月12日 - 7・8番のりばの拡幅工事が完成。
- 11月1日 - 橋上駅舎の一部が乗り換え専用通路として使用を開始する。
- 2011年(平成23年)
- 2012年(平成24年)
- 2013年(平成25年)
- 4月26日 - グランフロント大阪が駅北側の再開発エリア「うめきた」地区に開業。大阪ステーションシティと新たに建設したペデストリアンデッキで直結。
- 5月2日 - 中央口・桜橋口の自動改札機をJR西日本テクシア製、AG50型に交換。
- 8月7日 - 御堂筋口・南口の自動改札機をJR西日本テクシア製、AG50型に交換。
- 2014年(平成26年)5月1日 - 大阪環状線ホームに発車メロディを導入。曲はやしきたかじんの代表曲「やっぱ好きやねん」[広報 5]。
- 2015年(平成27年)
- 2016年(平成28年)3月26日 - ダイヤ改正に伴い、特急「しなの」の当駅までの乗り入れが廃止される。また、当駅を発車するJR京都線・JR神戸線の新快速と快速の運転間隔が均等化される[広報 7]。
- 2017年(平成29年)
- 2018年(平成30年)3月17日 - 駅ナンバリングが導入され、使用を開始する[広報 10]。
- 2019年(平成31年・令和元年)
- 2020年(令和2年)3月10日 - 2番のりばに可動式ホーム柵が設置され、使用を開始[広報 13]。
- 2023年(令和5年) - 駅構内に梅田貨物線を地下化して新たに地下ホームを設置する予定。既存の大阪駅とは改札内連絡通路を設け、地上ホームとは徒歩6分ほどで移動できるようになる[広報 14]。
- 2031年(令和13年) - 地下ホームに大阪市内を南北に縦断するなにわ筋線が乗り入れる予定。これにより南海電鉄(南海)もなにわ筋線を通して乗り入れる予定。
その他
- 初代大阪駅舎の駅前には高さ10メートルの時鐘台があり、列車が発車する5分前になると鐘を鳴らしていた。この鐘は駅が二代目に改築された時に行方が分からなくなったが、三代目が建築された頃に保線区で逆さ向きにして手洗い鉢にされているのが発見され、急遽回収されたという逸話が残っている。その後、1960年(昭和35年)に日本国有鉄道により鉄道記念物に指定され、現在は京都鉄道博物館に保存展示されている。重さ約100 kg。後に大阪駅でもう一つの鐘(重さ28 kg)が保管されていることが発覚し、時鐘は二つあったと推測されている[22]。この鐘は1980年(昭和55年)5月から大阪駅北ビルで「旅立ちの鐘」として展示されたが、駅改良工事に伴い2010年(平成22年)11月に撤去された[23]。
- 1901年(明治34年)の二代目駅舎の建設時に、正面玄関の左右に銅像の「噴水小僧」が2体設置された。1体は三代目駅舎建設時に移転する際に行方不明になり、もう1体が中央コンコースの人工池に展示され待ち合わせ場所として親しまれていたが、五代目大阪駅舎に引き継がれることなく、駅改良工事に伴い2004年(平成16年)3月に撤去された[23]。
- 新大阪駅構内にある在来線乗り場案内では「大阪(梅田)」と「梅田」が併記され、かつ赤字で表示されている。
駅構造
ホーム・線路は、高架上に東西に伸びている。以前は7面13線のホームがあったが、2004年より行われている再開発工事に伴い一時期5面10線にまで縮小した後、2009年12月20日より新11番のりばの使用を開始して以降は6面11線となって現在に至る[広報 15]。東海道線の本線は、外側線が4・10番のりば、内側線が6・7番のりばとなる。
ホーム有効長は1・2番のりばが8両編成分、3 - 11番のりばが12両編成分あるが、京阪神緩行線の普通電車が発着する6番のりばと7番のりばは、7両編成4扉車専用のホーム扉が設置されている関係で、この2線のみ8両編成以上または3扉車の入線は出来なくなっている。 14両編成の寝台特急サンライズ瀬戸・出雲は、東京行きは11番のりばで客扱いを行う。岡山方面行きは客扱いを行わないが、3番のりばで運転停車を行い、臨時停車の場合のみ客扱いを行う。
東海道線ホームとなっている3番のりばから11番のりばには引き上げ線がなく、下りと上りを繋ぐ配線も存在しないためホーム上での折り返しができず、当駅終点の列車は当駅到着後宮原総合運転所まで回送する。
改札口は、御堂筋口・南口・中央口・桜橋口・連絡橋口・エキマルシェ大阪口の6か所がある。中央口と桜橋口は、改札内の大半が中2階の乗り換え通路になっている。御堂筋口・中央口・連絡橋口には南北を結ぶ改札外のコンコースがあり、両端に駅の出入口がある。御堂筋南口・御堂筋北口・中央南口・桜橋口には地下街や阪急・阪神・地下鉄の梅田駅につながる階段やエスカレーターがある。
2010年11月1日より橋上駅舎の一部が乗り換え専用通路として供用開始され[広報 16]、2011年4月11日には新しい改札口「連絡橋口」の使用が開始された[広報 17]。
駅ビル
駅南側に27階建て、高さ122.3mの駅ビル「アクティ大阪」から改称した「サウスゲートビルディング」があり、大丸梅田店とホテルグランヴィア大阪が入居している。また駅北側には大阪駅開発プロジェクトに基づいて建設された「ノースゲートビルディング」があり、西側の高層棟(28階建て・高さ約150m)と東側の低層棟(13階建て・高さ約78m)から構成され、ファッションビル「ルクア」(LUCUA) と「ルクア1100(イーレ)」(旧JR大阪三越伊勢丹)、シネコンの「大阪ステーションシティシネマ」やスポーツクラブ、オフィスなどが入居している。サウスゲートビルの東側に、再開発工事に伴い駅内の商業施設を移設した、2012年までの期間限定の仮施設である「フロートコート」と、ビルの西側に同じく期間限定の仮施設「トラベルコート」があったが、フロートコートは2012年6月30日に、トラベルコートは2012年10月31日をもって閉鎖された。北側にはかつて低層の駅ビル(北ビル)があり飲食店などが入っていたが、ノースゲートビル建設工事のため解体された。
駅ナカ
御堂筋口には「イーストコートミドー」(EAST COURT mido) があり、高級スーパーのいかりスーパー、カフェのデリカフェ (DELI CAFE) などがある。中央口には「セントラルコート」(CENTRAL COURT) があり、コンビニのセブン-イレブン Heart・in・土産物店・飲食店などが並ぶ。改札内にはキヨスクのほか、中央口と桜橋口を結ぶ連絡通路などに、ベーグル店 (BAGEL&BAGEL)、ロールケーキ店(クリオネ)、喫茶店やセブン-イレブン Heart・inがある。かつて中央口西側に専門店街「ギャレ大阪」(GARE) があったが、大阪ステーションシティの開業による商業施設の再編により2011年3月31日で閉館し、ギャレ大阪の西館は、2011年6月16日に新商業施設「ALBi」として再オープン。本館は2012年10月31日に「エキマルシェ大阪」としてオープンした[広報 18]。
地下街
大規模な地下街が展開する梅田にありながら、地下が存在するエリアは限られている。地下が存在するのはサウスゲートビル(大丸梅田店)とそれに沿って東西に延びる専門店街「クロスト」(crost) のみである。南北に駅を横断する地下通路や地下改札は設置されておらず、現在行われている再開発工事でも設置されない。これは軟弱な地盤と、地下水くみ上げによる地盤沈下対策として、1952年(昭和27年)から1964年(昭和39年)に、度重なる改良工事がアンダーピニング工法などにより行われた結果、地下深くの天満層まで200本を超える杭が埋まっているためである[注釈 2]。
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桜橋口
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南口改札
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エキマルシェ大阪口
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連絡橋口改札
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連絡橋口コンコース
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時空の広場への階段
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時空の広場
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アトリウム広場
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ノースゲートビルディング側 駅前の様子
のりば
のりば | 路線 | 方向 | 行先 |
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1 | 大阪環状線 | 内回り | 西九条・新今宮・天王寺・ ユニバーサルシティ・奈良・関西空港・和歌山方面 |
2 | 外回り | 京橋・鶴橋方面 | |
3 - 6 | 北近畿・ 山陰方面特急 |
下り | 福知山方面「こうのとり」、 城崎温泉方面「はまかぜ」、鳥取・倉吉方面「スーパーはくと」 |
JR宝塚線 | 宝塚・三田方面 | ||
JR神戸線 | 三ノ宮・西明石・姫路方面 | ||
7 - 10 | 上り特急 | 上り | 新大阪・京都行き |
JR京都線 | 新大阪・高槻・京都方面 | ||
11 | 東海・ 北陸方面特急 |
高山方面「ひだ」、 福井・金沢方面「サンダーバード」 | |
寝台特急 | 東京方面「サンライズ瀬戸・出雲」 |
使い分け
JR京都線・JR神戸線については、新快速・快速が5・8番のりば、普通(JR京都線とJR宝塚線を直通する列車を含む)が6・7番のりばに着発する。ただし、平日朝ラッシュ時の新快速・快速、平日17時以降の新快速は3・4・9・10番のりばを使用する。
JR宝塚線列車のうち当駅始発の列車は3・4番のりばから発車し、当駅止まりの列車は9・10番のりばに到着するが、平日朝ラッシュ時は8番のりばに到着する。また、当駅 - 尼崎駅間は外側線を走行するため普通も塚本駅を通過する。
「こうのとり」新大阪行き、「スーパーはくと」京都行き、「びわこエクスプレス4号」米原行きは9・10番のりばに着発する。ただし、平日朝ラッシュ時の「こうのとり」は8番のりばに着発する。「サンダーバード」金沢・和倉温泉行き、「ひだ」高山行き、「サンライズ瀬戸・サンライズ出雲」東京行きは11番のりばから発車する。当駅止まりの「はまかぜ」、「らくラクはりま」は10番のりばに到着する。「びわこエクスプレス2号」草津行きは「はまかぜ6号」の車両をそのまま使用するため10番のりばから発車するが、車内点検と清掃を行うため一度ドアは閉められる(はまかぜから引き続き乗車する場合も一度降車する必要がある)。
「スーパーはくと」鳥取・倉吉行き、「こうのとり」福知山・豊岡・城崎温泉行き、はまかぜ」香住・浜坂・鳥取行き、「らくラクはりま」姫路行きは3・4番のりばに着発する。当駅止まりの「サンダーバード」・「ひだ」・「びわこエクスプレス」は3・4番のりばに到着するが、平日夕ラッシュ時の「サンダーバード」は5番のりばに到着する。
発車メロディ
「大阪環状線改造プロジェクト」の一環として、2014年5月1日から大阪環状線ホーム(1・2番のりば)の発車メロディに、やしきたかじんの代表曲『やっぱ好きやねん』を導入している[広報 5]。
ホームドア
2016年6月15日に、安全性の向上を目的として、6・7番のりばに可動式ホーム柵を設置することがJR西日本より発表された[広報 19]。可動式ホーム柵の設置に伴い、2017年2月16日に6・7番のりばとともに停車位置が変更され、4月22日に6番のりば、5月27日に7番のりばで可動式ホーム柵の使用が開始された。これに続いて、5・8番のりばには昇降式ホーム柵が設置され、こちらは2019年2月16日に5番のりばで、3月9日に8番のりばで使用が開始された[20]。大阪環状線ホーム(1・2番のりば)の可動式ホーム柵は1番のりばが2019年12月15日から、2番のりばが2020年3月10日から使用を開始した。
ダイヤ
近距離列車
- JR神戸線・京都線(東海道本線)
- 日中は、1時間に16本(新快速・快速がそれぞれ4本、普通が8本)発着し、新快速・快速は普通と緩急接続を行う。朝ラッシュ時は本数が多くなり、新快速・快速・普通で当駅止まりが設定されている。平日夕方にはJR神戸線・JR京都線ともに当駅始発の新快速が設定されている。
- JR宝塚線(福知山線)
- 日中は、1時間に8本(区間快速・普通(JR京都線直通)がそれぞれ4本)発着する[広報 20]。朝晩は丹波路快速と快速が設定されている。当駅始発の普通は外側線を走行するため塚本駅を通過する。
- 大阪環状線
- 日中は、1時間に12本(大阪環状線を周回する普通・大和路快速・関空快速・紀州路快速[注釈 3]がそれぞれ4本)発着する[広報 20]。朝晩は本数が多くなる。ユニバーサルシティ方面へ向かうJRゆめ咲線に直通する普通は日中と朝ラッシュ時を除く時間帯に運行されている。なお、大和路快速・関空快速・紀州路快速の外回り列車は当駅より先は各駅に停車するため、当駅で種別を普通に変更する。
優等列車
当駅は北陸方面への特急の始発・終着駅として機能している。西行きの特急は「はまかぜ」・「らくラクはりま」が当駅始発で、それ以外の列車は東海道新幹線・山陽新幹線への連絡を考慮して新大阪駅や京都駅まで直通する。ただし、米原駅・草津駅・京都駅 - 関西空港駅間の特急「はるか」や、京都駅・新大阪駅 - 和歌山駅・海南駅・紀伊田辺駅・白浜駅・新宮駅間の特急「くろしお」は梅田貨物線を経由するため、当駅には停車しない。また、貨物列車は当駅を通らず北方貨物線や梅田貨物線を経由するが、梅田貨物駅跡地の再開発とともに新線に移設する予定である。
引き上げ線
引き上げ線が大阪環状線ホームの西に2線、東海道本線(JR京都線・JR神戸線)ホームの東と西にそれぞれ1線ずつ設置されている。大阪環状線の引き上げ線は、当駅止まりの列車の折り返しなどに使用され、東海道本線の引き上げ線はJR京都線の4時台の始発列車および、その次の列車が宮原総合運転所から回送されてくる時と、1時到着の最終列車が宮原総合運転所へ回送される際に、西引き上げ線で折り返す。
大阪駅開発プロジェクト
2004年より、大規模改良・再開発事業である「大阪駅開発プロジェクト」が行われている。
再開発エリアは「大阪ステーションシティ」(OSAKA STATION CITY) と名付けられ[広報 21]、百貨店・ファッションビル・ホテル・オフィスなどで構成される巨大複合商業施設(駅ビル)である。広場・通路の整備、ノースゲートビルディングの建設、「アクティ大阪」から改称したサウスゲートビルディングの増築がなされた。店舗面積(三越伊勢丹・大丸・ルクアを合算)で134,000m2と大規模なものとなり、三井不動産が手がけるショッピングセンターであるららぽーとの旗艦店のららぽーとTOKYO-BAY(千葉県船橋市、115,000m2)を抜いて西日本最大、日本第2位の規模を誇る商業施設となる。2011年5月4日にグランドオープンした。
プラットホーム中央部を覆うように弧を描く巨大な片流れの大屋根が設置された。東西長約180m、南北長約100mで、高さは最も高い地点で約50mに達する。一部にガラスが使われ、自然光が差し込む作りである。これに伴って既存のホーム屋根は端部を残して撤去される予定であったが、風に飛ばされた雨が屋根の横の隙間から吹き込むことが判明したため[24]、透明なガラス製の屋根を設置することとなった[広報 22]。
また、駅改良工事としてホーム上に建設された人工地盤に新しく橋上駅舎が設置されるとともに、8番のりばなどの拡幅による混雑緩和や御堂筋口の中2階通路の廃止によるコンコースのフラット化やエスカレーター増設などのバリアフリー化も図られた。橋上駅舎には新しい改札口「連絡橋口」が設置され、2010年11月1日から暫定的に乗り換え専用通路として使用し[広報 15]、2011年4月11日に使用を開始している[広報 17]。
総事業費は2,100億円に及ぶ[25]。現在の当駅の平均乗降客数は85万人だが、JR西日本では大阪ステーションシティの開業で91万人にまで増えると想定している。また、開業後の当駅の増収効果を鉄道業や流通業、ビルのテナント料収入などで年間725億円と試算され、開業当初は減価償却費などがかさむが、5 - 6年後には利益を生み始めると見積もられている[26]。
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2007年8月の工事状況
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2009年6月の工事状況
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2009年9月の工事状況
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2010年3月の工事状況
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2011年4月の工事状況
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全面開業後
ホームの変更
新北ビルの建設用地を捻出するため、ホームの削減工事が行われた。削減に伴い、7面13線から6面11線となっている。ホーム数削減工事は、2004年5月16日に福知山線方面への快速列車・特急列車の発車や北陸方面からの特急列車が到着していた旧1・2番のりば(現在の3・4番のりば)の使用を停止し、同ホームの工事が行われた[広報 2]。2005年2月27日から同ホームは3・4番のりばに改められると同時に、「環状内回りのりば」「環状外回りのりば」と割り振られていた大阪環状線のホームは1・2番のりばに変更された[広報 3]。その後も順次、各ホームごとに11番のりばまで工事が行われ、一時は5面10線まで縮小された。また、2010年10月12日に6番のりばと旧7番のりばの間にあった旧中線跡を利用してホームが拡張され、末端部分にあった留置用の中線も撤去されている。
このホーム数の削減に合わせてホームの改修工事が行われた。主な工事内容は次の通り。
- 御堂筋口の中2階通路の撤去
- エスカレーターの新設
- 階段の改良
- ホーム上屋の改良
- 床の張替え(タイルへの変更)
- 橋上駅舎新設の準備工事
ホーム | 改良工事前 | 2004年5月16日 | 2005年2月27日 | 2005年10月16日 | 2006年7月30日 | 2007年4月8日 | 2009年12月20日 |
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環状線ホーム | 内回り 西九条・新今宮・天王寺方面 |
内回り 西九条・新今宮・天王寺方面 |
1 西九条・新今宮・天王寺方面 | ||||
外回り 京橋・鶴橋方面 |
外回り 京橋・鶴橋方面 |
2 京橋・鶴橋方面 | |||||
1号ホーム | 1・2 JR宝塚線・山陰方面特急 |
使用停止 | 3・4 JR宝塚線・山陰方面特急 JR神戸線 三ノ宮・姫路方面 | ||||
2号ホーム | 3・4 JR神戸線 三ノ宮・姫路方面 |
3・4 JR宝塚線・山陰方面特急 JR神戸線 三ノ宮・姫路方面 |
使用停止 | 5・6 JR神戸線 三ノ宮・姫路方面 JR宝塚線 普通 | |||
3号ホーム | 5・6 JR神戸線 三ノ宮・姫路方面 JR宝塚線 普通 |
5・6 JR神戸線 三ノ宮・姫路方面 JR宝塚線 普通 |
使用停止 | 7・8 JR京都線 新大阪・高槻・京都方面 | |||
4号ホーム | 7・8 JR京都線 新大阪・高槻・京都方面 |
7・8 JR京都線 新大阪・高槻・京都方面 |
使用停止 | 9・10 JR京都線 新大阪・高槻・京都方面 北陸方面特急 |
9・10 JR京都線 新大阪・高槻・京都方面 | ||
5号ホーム | 9・10 JR京都線 新大阪・高槻・京都方面 |
9・10 JR京都線 新大阪・高槻・京都方面 |
使用停止 | 11 北陸方面特急 | |||
6号ホーム | 11 北陸方面特急 |
11 北陸方面特急 |
撤去(駐車場連絡通路、タクシー乗り場に転用) |
旧11番のりばのうち西側の約100mほどは立体駐車場への連絡通路へと転用されたが、ホーム時代の屋根等がほぼ廃止時のままの形で再利用されており往年の面影を残している[27]。
またホームの改良工事に合わせて、3・4番のりばとホーム前後のポイント改良工事により速度制限が緩和され (30→60km/h)、同様に10番のりばの神戸側は50km制限へ、9・11番のりばの神戸側も60km/h制限へと緩和された。
平日ラッシュ時はJR神戸線の新快速とJR宝塚線の当駅始発の列車(特急・快速)が同じホームに停車するため、この時間帯の北陸方面からの「サンダーバード」は比較的余裕のある5番のりばに到着することが多くなる。
案内標
当駅ではのりば番号の下にラインカラーや路線記号が2015年より併用されている。
また、日本語・英語・中国語・韓国語の4カ国語表示に対応し、ユニバーサルデザインのピクトグラムも導入されている。
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御堂筋口改札周辺の案内サイン
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LEDが採用された案内サイン
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路線記号導入後の案内サイン
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大阪環状線の駅名標
また、2015年(平成27年)6月1日より、御堂筋口にて「4K解像度」の液晶70インチ・タッチパネル式デジタルサイネージを2台設置し、周辺地図や列車運行情報提供での運用が開始されている[広報 23]。
駅弁
主な駅弁は下記の通り[28]。
- 日本の朝食弁当
- 六甲山縦走弁当
- 地鶏弁当
- ひっぱりだこ飯
- 京都牛膳
- 但馬牛めし
- 神戸のすきやきとステーキ弁当
- 神戸のステーキ弁当
利用状況
2018年度の1日平均乗車人員は433,637人である[統計 1]。JR西日本の駅では第1位であり、京阪神および西日本で最多の利用客であり、JRグループ全体では新宿駅・池袋駅・東京駅に次ぐ第4位である。2017年度の一日の乗降客数は、863,086人である。
1987年度から1995年度にかけての8年間で乗車人員は16万人以上増加して47万人を越えた。1997年3月8日に隣接するJR東西線の北新地駅が開業した後は乗車人員が減少し、しばらく42万人程度で推移していたが、2009年3月20日に阪神なんば線が開業した後は2010年度まで大きく落ち込み、40万人を割り込んだ。その結果、同年度はJR各社の乗車人員の比較において、以前は大阪駅よりも下位であった横浜駅(JR東日本)を下回り第5位となったが、2011年5月4日に大阪ステーションシティが開業したことで、JR大阪駅の利用者が前年同期比で14%増加したと発表[29]したほか、大阪駅のリニューアル効果によりお盆期間中の利用が前年比で7%増加した[30]。これにより、2012年度はJR各社の乗車人員の比較において、横浜駅および渋谷駅(JR東日本)を上回る第3位となった。しかし、2015年度に東京駅に抜かれ、第4位となった。
各年度の1日平均乗車人員は以下の通り。
- 1985年度以前の1日平均乗車人員は、年度毎乗車人員を365(閏年が関係する年度は366)で割った値を、小数点第一位で四捨五入したものである。
- 定期率は、定期乗車人員を総乗車人員で除した値を、パーセントにして小数点第二位で四捨五入したものである。
年度 | 1日平均乗車人員 | 出典 | ||
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総数 | 定期 | 定期率 | ||
1980年(昭和55年) | 284,636 | 64.1% | [統計 2] | |
1981年(昭和56年) | 279,107 | 64.2% | [統計 3] | |
1982年(昭和57年) | 272,721 | 64.6% | [統計 4] | |
1983年(昭和58年) | 281,464 | 63.2% | [統計 5] | |
1984年(昭和59年) | 286,677 | 63.6% | [統計 6] | |
1985年(昭和60年) | 292,556 | 63.4% | [統計 7] | |
1986年(昭和61年) | ||||
1987年(昭和62年) | 316,334 | [統計 8] | ||
1988年(昭和63年) | 326,138 | 206,793 | 63.4% | [統計 9] |
1989年(平成元年) | 368,203 | 215,637 | 58.6% | [統計 10] |
1990年(平成 | 2年)400,043 | 228,789 | 57.2% | [統計 11] |
1991年(平成 | 3年)414,234 | 239,115 | 57.7% | [統計 12] |
1992年(平成 | 4年)430,109 | 249,674 | 58.0% | [統計 13] |
1993年(平成 | 5年)437,581 | 255,136 | 58.3% | [統計 14] |
1994年(平成 | 6年)444,277 | 259,803 | 58.5% | [統計 15] |
1995年(平成 | 7年)477,918 | 275,651 | 57.7% | [統計 16] |
[注釈 4]1996年(平成 8年) | 475,887 | 274,959 | 57.8% | [統計 17] |
1997年(平成 | 9年)439,302 | 256,473 | 58.4% | [統計 18] |
1998年(平成10年) | 429,719 | 248,451 | 57.8% | [統計 19] |
1999年(平成11年) | 425,461 | 243,474 | 57.2% | [統計 20] |
2000年(平成12年) | 424,259 | 241,612 | 56.9% | [統計 21] |
2001年(平成13年) | 430,995 | 241,777 | 56.1% | [統計 22] |
2002年(平成14年) | 419,770 | 239,208 | 57.0% | [統計 23] |
2003年(平成15年) | 425,876 | 240,172 | 56.4% | [統計 24] |
2004年(平成16年) | 426,348 | 240,511 | 56.4% | [統計 25] |
2005年(平成17年) | 425,197 | 239,462 | 56.3% | [統計 26] |
2006年(平成18年) | 423,454 | 237,654 | 56.1% | [統計 27] |
2007年(平成19年) | 425,010 | 236,289 | 55.6% | [統計 28] |
[注釈 5]2008年(平成20年) | 422,429 | 233,298 | 55.2% | [統計 29] |
2009年(平成21年) | 401,485 | 225,260 | 56.1% | [統計 30] |
2010年(平成22年) | 394,503 | 220,602 | 55.9% | [統計 31] |
[注釈 6]2011年(平成23年) | 406,576 | 220,755 | 54.3% | [統計 32] |
2012年(平成24年) | 413,614 | 221,325 | 53.5% | [統計 33] |
2013年(平成25年) | 429,519 | 226,571 | 52.7% | [統計 34] |
2014年(平成26年) | 423,758 | 223,741 | 52.8% | [統計 35] |
2015年(平成27年) | 431,743 | 226,384 | 52.4% | [統計 36] |
2016年(平成28年) | 431,543 | 226,555 | 52.5% | [統計 37] |
2017年(平成29年) | 436,187 | 228,853 | 52.5% | [統計 38] |
2018年(平成30年) | 433,637 | 229,480 | 53.0% | [統計 39] |
2019年(令和元年) | 422,685 | [統計 40] |
駅周辺
駅の立地する梅田は西日本最大の繁華街・オフィス街となっている。同駅周辺には百貨店・ファッションビル・ホテル・オフィスビルなどが林立しており、難波と並ぶ大阪の商業の中心地である。難波を中心とする繁華街をミナミというのに対し、梅田を中心とする繁華街はキタと呼ばれる。
高速バス乗り場やタクシー乗り場、ビジネス街も近いところから、近隣の交通や経済の要となっている駅である。リッツ・カールトンやヒルトンなどの有名ホテルも近い。
JR 北新地駅・福島駅、阪急中津駅、Osaka Metro肥後橋駅、Osaka Metro中崎町駅、京阪渡辺橋駅などは徒歩圏内である。特に渡辺橋駅へは地下道に乗換案内が記載されており、堂島や西梅田の至近にある。
北側には梅田貨物駅があったが、2013年4月1日に廃止され、貨物駅の機能は百済貨物ターミナル駅と吹田貨物ターミナル駅に移転された。跡地のうめきたエリアは再開発が計画されている。そのうち東側の一部は貨物駅の廃止以前に先行して再開発が進められ、2013年4月26日に複合商業施設であるグランフロント大阪が開業した。現在はグランフロント大阪の西側に2期地区として再開発が進行中であり、都市公園・オフィス・ホテル・商業施設などで構成される予定である。2023年には駅北西側に梅田貨物線を地下化して新たに大阪駅の地下ホーム(通称:北梅田駅)が設置される予定である。これにより南紀・関西国際空港からの特急列車の停車が可能となる。
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大阪駅南側
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大阪駅南口
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大阪駅中央口前のビル群
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グランフロント大阪
バス
乗車制度の特例
大阪駅と北新地駅は別の駅であるが、JR東西線の京橋駅 - 北新地駅間、または北新地駅 - 尼崎駅間に有効な定期券・回数券では、北新地駅と同一駅扱いとして当駅でも乗り降りできる[31]。また普通乗車券においては、大阪市内発着となる長距離券による両駅間の乗り換えが認められており[32]、尼崎駅以遠(塚口・立花方面)各駅から相互発着となる近距離切符の場合は、当駅からの営業・運賃計算キロで計算する特例がある[33]。
隣の駅
※特急・急行列車の停車駅は各列車記事を参照。
- 西日本旅客鉄道
- JR京都線(東海道本線 新大阪方面)・JR神戸線(東海道本線 尼崎方面)
- JR宝塚線(福知山線)(当駅 - 尼崎駅間は東海道本線)
- ■丹波路快速・■快速・■区間快速
- 大阪駅 (JR-G47) - 尼崎駅 (JR-G49)
- ■普通
- (JR京都線) - 大阪駅 (JR-G47) - *塚本駅 (JR-G48) - 尼崎駅 (JR-G49)
- *:一部の列車は塚本駅を通過する。
- ■丹波路快速・■快速・■区間快速
- 大阪環状線
今後の予定
2023年に梅田貨物線(東海道本線支線)を地下化して、大阪駅北西のうめきた2期再開発地区に新たに地下ホーム(建設中の仮称:北梅田駅)を設置する予定である[34]。既存の大阪駅と地下ホームは改札内連絡通路で結ばれる。これにより、今まで大阪駅に停車できなかった特急はるか・くろしおが停車可能となり、関西国際空港・南紀から大阪駅(梅田)への利便性が高まる。またこの地下ホームにおおさか東線や2031年開業予定のなにわ筋線が乗り入れる予定であり、なにわ筋線を通して南海電鉄(南海)も乗り入れる予定。
脚注
注釈
出典
- ^ 日本国有鉄道旅客局(1984)『鉄道・航路旅客運賃・料金算出表 昭和59年4月20日現行』。
- ^ 『停車場変遷大事典 国鉄・JR編』JTB 1998年 ISBN 978-4533029806
- ^ 「鉄道 歴史・地理なるほど探検ガイド」(川島令三・岡田直 2002年 PHP研究所)
- ^ 宮脇俊三、原田勝正(1993) 『近畿470駅』(JR・私鉄全線 各駅停車8)、p.32、小学館。
- ^ 朝日新聞2011年5月31日「104年前殉職駅員の碑に新入社員ら献花 JR大阪駅」
- ^ 原田勝正「大阪市街と環状線の建設」『鉄道ジャーナル』第20巻第6号、鉄道ジャーナル社、1986年6月、50-57頁。
- ^ 「旧国鉄大阪駅学徒報国隊『あゝ紅の血は燃ゆる』学徒動員の思い出」p.95「6月1日、7日の大空襲」※復旧の日時は不明
- ^ 『近畿地方の日本国有鉄道-大阪・天王寺・福知山鉄道局史』大阪・天王寺・福知山鉄道局史編集委員会、2004年、p.362。
- ^ 『近畿地方の日本国有鉄道-大阪・天王寺・福知山鉄道局史』大阪・天王寺・福知山鉄道局史編集委員会、2004年、p.47。
- ^ 『近畿地方の日本国有鉄道-大阪・天王寺・福知山鉄道局史』大阪・天王寺・福知山鉄道局史編集委員会、2004年、p.364。
- ^ 『近畿地方の日本国有鉄道-大阪・天王寺・福知山鉄道局史』大阪・天王寺・福知山鉄道局史編集委員会、2004年、p.366。
- ^ 『近畿地方の日本国有鉄道-大阪・天王寺・福知山鉄道局史』大阪・天王寺・福知山鉄道局史編集委員会、2004年、p.110。
- ^ 『近畿地方の日本国有鉄道-大阪・天王寺・福知山鉄道局史』大阪・天王寺・福知山鉄道局史編集委員会、2004年、p.180。
- ^ 『近畿地方の日本国有鉄道-大阪・天王寺・福知山鉄道局史』大阪・天王寺・福知山鉄道局史編集委員会、2004年、p.379。
- ^ 『近畿地方の日本国有鉄道-大阪・天王寺・福知山鉄道局史』大阪・天王寺・福知山鉄道局史編集委員会、2004年、p.210。
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官報
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- ^ a b 2005年2月定例社長会見(インターネットアーカイブ)- 西日本旅客鉄道プレスリリース 2005年2月17日
- ^ a b 大阪駅の発車メロディ やしきたかじんさん「やっぱ好きやねん」に決定! - 西日本旅客鉄道プレスリリース 2014年3月31日
- ^ 台湾鉄路管理局台北駅と大阪駅との姉妹駅協定締結について - 西日本旅客鉄道ニュースリリース 2015年12月1日付
- ^ 平成28年春ダイヤ改正について
- ^ 大阪駅6番のりばで可動式ホーム柵を4月22日より使用開始します
- ^ 大阪駅7番のりばで可動式ホーム柵を使用開始します。
- ^ 近畿エリアの12路線 のべ300駅に駅ナンバーを導入します!
- ^ 大阪駅 足元乗車位置案内
- ^ ~駅のホームの安全性向上にむけて~ 三ノ宮駅2番のりばの昇降式ホーム柵、岡山駅22番のりば、大阪駅1番のりばの可動式ホーム柵を使用開始します。
- ^ ~駅のホームの安全性向上にむけて~ 大阪駅、明石駅、京橋駅のホーム柵を使用開始します。 新今宮駅にホーム柵を設置します。
- ^ "「うめきた(大阪)地下駅」と「大阪駅」の改札内連絡通路の整備並びに「うめきた(大阪)地下駅」の駅名について" (PDF) (Press release). 西日本旅客鉄道. 25 March 2020. 2021年1月2日時点のオリジナル (PDF)よりアーカイブ。2021年1月9日閲覧。
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- ^ 「可動式ホーム柵」を大阪駅に設置します。
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- ^ 大阪府統計年鑑(平成23年3月刊行)JR各駅別乗車人員 (Microsoft Excelの.xls) - 大阪府
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- ^ 大阪府統計年鑑(平成29年3月刊行)JR各駅別乗車人員 (Microsoft Excelの.xls) - 大阪府
- ^ 大阪府統計年鑑(平成30年3月刊行)JR各駅別乗車人員 (Microsoft Excelの.xls) - 大阪府
- ^ 大阪府統計年鑑(平成31年3月刊行)JR各駅別乗車人員 (Microsoft Excelの.xls) - 大阪府
- ^ 大阪府統計年鑑(令和元年3月刊行)JR各駅乗車人員 (Microsoft Excelの.xls) - 大阪府
- ^ データで見るJR西日本
参考文献
- 朝日新聞大阪本社社会部 編『大阪駅物語 : だれも知らないマンモス駅の素顔』弘済出版社、1980年11月。
- 『大阪駅の歴史』西日本旅客鉄道株式会社 監修、大阪ターミナルビル株式会社駅史編集委員会 編著、2003年。
- 「旧国鉄大阪駅学徒報国隊『あゝ紅の血は燃ゆる』学徒動員の思い出」旧国鉄大阪駅学徒報国隊合同懇親会編、1993年(関西大学図書館、立命館大学国際平和ミュージアム所蔵)。NCID BA85231173。
関連項目
外部リンク
- 大阪駅|駅情報:JRおでかけネット - 西日本旅客鉄道
- 大阪ステーションシティ