コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

河瀬駅

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
河瀬駅
東口(2022年12月)
かわせ
Kawase
JR-A14 南彦根 (3.1 km)
(3.7 km) 稲枝 JR-A16
地図
所在地 滋賀県彦根市南川瀬町1521-1
北緯35度13分30.69秒 東経136度13分30.14秒 / 北緯35.2251917度 東経136.2250389度 / 35.2251917; 136.2250389座標: 北緯35度13分30.69秒 東経136度13分30.14秒 / 北緯35.2251917度 東経136.2250389度 / 35.2251917; 136.2250389
駅番号 JR-A15
所属事業者 西日本旅客鉄道(JR西日本)
所属路線 東海道本線琵琶湖線
キロ程 458.3 km(東京起点)
米原から12.4 km
電報略号 カセ
駅構造 地上駅橋上駅[1]
ホーム 2面3線[2]
乗車人員
-統計年度-
2,764人/日(降車客含まず)
-2022年-
開業年月日 1896年明治29年)5月1日
備考 業務委託駅
テンプレートを表示
西口(2007年8月)

河瀬駅(かわせえき)は、滋賀県彦根市南川瀬町にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)東海道本線である。駅番号はJR-A15。「琵琶湖線」の愛称区間に含まれている。

歴史

[編集]

駅構造

[編集]

単式ホーム1面1線と島式ホーム1面2線の計2面3線のホーム、さらに外側に上り待避線を持つ中線式の待避可能な地上駅になっている[2]。1番のりばが単式、2・3番のりばが島式ホームで、下り本線は1番のりば、上り本線は3番のりばとなっており、通常の停車には1番のりばと3番のりばが使われる。

中線である2番のりばは便宜上3番のりばと一括で米原方面のホームとして案内されているが、両方向とも停車することができる。なお、1970年大阪万博開催時の臨時列車は当駅発着で設定された。

駅舎は1998年に橋上化され、自由通路が整備されて西口と東口がある[1]コンコースとホームにはエレベーターと上りエスカレーターが整備されている[1]

JR西日本交通サービスによる業務委託駅彦根駅の被管理駅)。ICOCAが利用可能(相互利用対象ICカードは当該項を参照)。

自動券売機みどりの券売機[6]自動精算機が設置されている。

のりば

[編集]
のりば 路線 方向 行先 備考
1 A 琵琶湖線 下り 草津京都大阪方面[7]  
2 一部列車
上り 米原長浜方面[7]
3  
  • 上表の路線名は旅客案内上の名称(愛称)で表記している。
付記事項
  • ダイヤが乱れたときは、2番のりばで折り返す列車が設定されることがある。
  • 2番のりばに停車する京都方面行きは、冬場は車内保温のためドア横の開閉ボタンで乗り降りする。
備考
  • 2・3番のりばの横にはホームのない上り待避線(4番線)があり、上り貨物列車の待避に使われる。
  • 1・2番のりばの間には下り待避線があったが、現在は撤去されている。

ダイヤ

[編集]

日中時間帯は1時間2本が停車する。なお、朝と夕方以降は本数が増える時間帯がある。

利用状況

[編集]

「滋賀県統計書」によると、1日平均の乗車人員は以下の通りである。

年度 1日平均
乗車人員
出典
1992年 3,398 [統計 1]
1993年 3,450 [統計 2]
1994年 3,348 [統計 3]
1995年 3,437 [統計 4]
1996年 3,424 [統計 5]
1997年 3,332 [統計 6]
1998年 3,346 [統計 7]
1999年 3,269 [統計 8]
2000年 3,236 [統計 9]
2001年 3,105 [統計 10]
2002年 3,000 [統計 11]
2003年 3,031 [統計 12]
2004年 3,124 [統計 13]
2005年 3,197 [統計 14]
2006年 3,220 [統計 15]
2007年 3,227 [統計 16]
2008年 3,251 [統計 17]
2009年 3,089 [統計 18]
2010年 3,083 [統計 19]
2011年 2,983 [統計 20]
2012年 3,023 [統計 21]
2013年 3,121 [統計 22]
2014年 2,960 [統計 23]
2015年 2,988 [統計 24]
2016年 3,023 [統計 25]
2017年 3,022 [統計 26]
2018年 3,061 [統計 27]
2019年 3,045 [統計 28]
2020年 2,628 [統計 29]
2021年 2,671 [統計 30]
2022年 2,764 [統計 31]

駅周辺

[編集]

駅のすぐ近くは住宅地であるが、隣接するように工場が建つ。付近には教育機関や田畑もある。

西口

[編集]

東口

[編集]

バス路線

[編集]

湖国バスの路線が駅東口に乗り入れる。なお、「愛のりタクシー」[9]というデマンドタクシー路線は駅西口と駅東口の両方に乗り入れる。

河瀬駅西口
  • 愛のりタクシーかわせ
河瀬駅東口
  • 愛のりタクシーかわせ
  • 愛のりタクシーこうら
    • 甲良線:市立病院 / 豊郷駅

その他

[編集]
  • 旧駅舎時代には駅前広場に大きな築山があった。
  • 旧駅舎の駅長事務室前の池には小便小僧が設置されていた。
  • 1998年(平成10年)に橋上駅舎化されるまでの跨線橋には「鐵道院」の銘の入った1915年製造の跨線橋支柱が現役で使用されていた[10]。この跨線橋の支柱が、駅東口広場と西口駐輪場(街灯の支柱として)に保存されているが[11]、東口広場に設置の説明板が判読困難な状態になってしまっている。
  • 駅東口には交通安全を祈念して「みなさんを出迎カエル無事カエル」の文字を刻んだカエルの石像が設置されている。
  • 2007年(平成19年)3月16日に「河瀬駅新快速停車促進期成同盟会」が設立された。

隣の駅

[編集]
西日本旅客鉄道(JR西日本)
A 琵琶湖線(東海道本線)
新快速
通過
普通(京都駅または高槻駅からは快速
南彦根駅 (JR-A14) - 河瀬駅 (JR-A15) - 稲枝駅 (JR-A16)

脚注

[編集]

記事本文

[編集]

注釈

[編集]
  1. ^ ※2019年3月末までは「萱原線」という路線名だったが、[富之尾 - 萱原]間が廃止されたため、「甲良線」に改称された。

出典

[編集]
  1. ^ a b c d e “河瀬駅の橋上駅舎3月14日使用開始 JR西日本”. 交通新聞 (交通新聞社): p. 1. (1998年2月23日) 
  2. ^ a b 『週刊 JR全駅・全車両基地』 04号 名古屋駅・古虎渓駅・美濃赤坂駅ほか77駅、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2012年9月2日、26頁。 
  3. ^ 「JR年表」『JR気動車客車編成表 '98年版』ジェー・アール・アール、1998年7月1日、186頁。ISBN 4-88283-119-8 
  4. ^ 琵琶湖線・JR京都線・JR神戸線・大阪環状線の駅のホームで使用している「入線警告音」の音質を見直します
  5. ^ JR時刻表2022年8月号及びJTB時刻表2022年8月号
  6. ^ 河瀬駅|駅情報:JRおでかけネット”. 西日本旅客鉄道. 2023年5月8日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年5月8日閲覧。
  7. ^ a b 河瀬駅|構内図:JRおでかけネット”. 西日本旅客鉄道. 2022年12月20日閲覧。
  8. ^ 彦根倉庫・彦根ロジスティクス 会社概要”. 彦根倉庫・彦根ロジスティクス. 2022年4月24日閲覧。
  9. ^ 愛のりタクシー”. 彦根市. 2022年4月21日閲覧。
  10. ^ 辻󠄀 良樹「今に生きる鐵道院・鉄道省」東海道に残った”鐵道院”『トワイライトゾ~ンマニュアルⅢ』所収 ネコ・パブリッシング 1994年
  11. ^ 辻󠄀 良樹『関西 鉄道考古学探見』JTBパブリッシング 2007年

統計資料

[編集]

関連項目

[編集]

外部リンク

[編集]