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社会的な大事件が起きても、テレビ東京を含むTXN系列各局は緊急放送([[報道特別番組]])や選挙速報([[選挙特別番組]])を放送しないか、放送しても他局より開始が遅れたり短時間であることが多々ある。これは他局と比べて人員・取材拠点や |
社会的な大事件が起きても、テレビ東京を含むTXN系列各局は緊急放送([[報道特別番組]])や選挙速報([[選挙特別番組]])を放送しないか、放送しても他局より開始が遅れたり短時間であることが多々ある。これは、他局と比べて人員・取材拠点やニュース素材の相互提供・制作協力をするネット局([[TXNネットワーク]])が少ないためである<ref>石光勝「4 経済ニュースがお宝になり」『テレビ番外地 東京12チャンネルの奇跡』 新潮社、2008年11月 ISBN 978-4-10-610288-2</ref>。2000年代中期まで大型選挙特番の場合、ほとんどの局が20時前から始めるのに対しテレビ東京は21時30分頃から始めるケースが多く、切り上げのこれまた早いのが特徴的だった。ただし、2000年代後半以降は20時前から開始するようになった。他局が報道特番を組む中で唯一通常番組を放送していた影響で高視聴率を記録したケースもある。これは俗に「'''テレ東伝説'''」と称される(いわゆる[[インターネットスラング|ネットスラング]]の一種)。 |
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これに対しテレビ東京では報道特番を放送する規準について「重要性、視聴者からのニーズなどを総合的に判断して緊急放送に切り替えてい |
これに対しテレビ東京では、報道特番を放送する規準について「重要性、視聴者からのニーズなどを総合的に判断して緊急放送に切り替えています」との見解を示している<ref name="zakzak">[http://www.zakzak.co.jp/gei/2007_09/g2007091307.html 麻生にすり寄り?「テレ東伝説」去った!?会見中継] [[夕刊フジ]]2007年9月13日</ref>。 |
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このことは「どんな大事件があっても夕刻のアニメをいつもどおり放送する(=通常編成で臨む)」という[[都市伝説]]になっており、同局広報・IR部は「そういうふうに見られることは承知しています」と回答している<ref name="zakzak" />。遂には同局の[[ケロロ軍曹 (アニメ)|アニメ『ケロロ軍曹』]]でもネタにされ、登場キャラクターが「テレビ東京が特番を放送するのは地球滅亡の時」<ref group="注">正確にはテレビ東京をモデルにした「テレビ奥東京」であるが、本社外観は放映当時の社屋をモデルにしている。</ref>という意味の発言を行う場面があった<ref name="zakzak" />。[[アイアムアヒーロー#映画|映画『アイアムアヒーロー』]]においても主人公達がテレビ東京らしきチャンネルで「ここがアニメを流しているならまだ大丈夫」とアニメ番組<ref group="注">ただし、流れている[[未確認で進行形#テレビアニメ|アニメ『未確認で進行形』]]はテレビ東京ではなくTOKYO MXで放映。</ref>を見るがすぐに全国規模のパンデミックの緊急放送になる、という場面がある。 |
このことは、「どんな大事件があっても夕刻のアニメをいつもどおり放送する(=通常編成で臨む)」という[[都市伝説]]になっており、同局広報・IR部は「そういうふうに見られることは承知しています」と回答している<ref name="zakzak" />。遂には同局の[[ケロロ軍曹 (アニメ)|アニメ『ケロロ軍曹』]]でもネタにされ、登場キャラクターが「テレビ東京が特番を放送するのは地球滅亡の時」<ref group="注">正確にはテレビ東京をモデルにした「テレビ奥東京」であるが、本社外観は放映当時の社屋をモデルにしている。</ref>という意味の発言を行う場面があった<ref name="zakzak" />。[[アイアムアヒーロー#映画|映画『アイアムアヒーロー』]]においても、主人公達がテレビ東京らしきチャンネルで「ここがアニメを流しているならまだ大丈夫」とアニメ番組<ref group="注">ただし、流れている[[未確認で進行形#テレビアニメ|アニメ『未確認で進行形』]]はテレビ東京ではなくTOKYO MXで放映。</ref>を見るがすぐに全国規模のパンデミックの緊急放送になる、という場面がある。 |
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しかし、この編成には視聴者から批判の声が寄せられることもある。一例として |
しかし、この編成には視聴者から批判の声が寄せられることもある。一例として2011年3月11日の[[東北地方太平洋沖地震]]([[東日本大震災]])発生の際には他局より遅れたものの、地震発生8分後の14:54にはスタジオからの緊急放送・CM全面カットの特別編成態勢へ移行した<ref>{{Cite journal|和書|author=NHK放送文化研究所 メディア研究部番組研究グループ|year=2011|month=5|title=東日本大震災発生時・テレビは何を伝えたか|journal=放送調査と研究|issue=2011年5月号|publisher=NHK出版|accessdate=2013-09}}</ref>(ただし、地震を速報するためではなく[[津波警報]]が出されたための措置)が通常番組に戻るタイミングが早かったため<ref>地震翌日、12日23:55からの『[[テガミバチ#テレビアニメ|アニメテガミバチ REVERSE』]]から基本的に通常編成に復帰した上でCMも再開。</ref><ref>{{Cite journal|和書|author=NHK放送文化研究所 メディア研究部番組研究グループ|year=2011|month=6|title=東日本大震災発生時・テレビは何を伝えたか(2)|journal=放送調査と研究|issue=2011年6月号|publisher=NHK出版|accessdate=2013-09-04}}</ref>、一部視聴者からはTwitterなどで「他局が特別報道番組を放送しているという精神的に疲弊している中、アニメやバラエティなど通常編成で放送したのを見て、精神的に和らいだ」という肯定的な意見もあったが、それを大きく上回る約600件の抗議があったという。抗議の内容としては、「アニメ番組を流すのは不適切」だというものなどで当時の[[島田昌幸]]社長が同年3月31日の定例会見で、「激励も90件程頂きましたが、多くがお叱りでした。貴重な意見として生かしたいと思います」と説明した<ref group="注">2011年4月1日付の『[[日刊スポーツ]]』、『[[サンケイスポーツ]]』、『[[デイリースポーツ]]』で揃ってこのことが報じられた。</ref>。 |
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一方で2010年代に入ってからは |
一方で、2010年代に入ってからは[[池上彰]]がメインに起用したり放送時間を拡大するなど選挙特番に力を入れるようになった。そして、選挙特番で高視聴率を獲得するようにもなっている。(詳細は『[[池上彰の選挙ライブ]]』の項を参照。) |
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===特別番組に切り替えず、通常番組を放送した事例=== |
===特別番組に切り替えず、通常番組を放送した事例=== |
2019年2月21日 (木) 13:06時点における版
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テレビ東京本社が入居する 住友不動産六本木グランドタワー | |
種類 | 株式会社 |
---|---|
市場情報 | |
略称 | テレ東、12チャンネル、TX、TV TOKYO、てれと |
本社所在地 |
日本 〒106-8007 東京都港区六本木三丁目2番1号 住友不動産六本木グランドタワー内 |
設立 |
1968年7月1日 (株式会社東京十二チャンネルプロダクション) |
業種 | 情報・通信業 |
事業内容 | 放送法に基づくテレビジョン放送 |
代表者 |
代表取締役会長 高橋雄一 代表取締役社長 小孫茂[1] |
資本金 |
89億1,095万7,000円 (2015年3月31日現在)[2] |
売上高 |
114,570,000,000円 (2018年3月期、単独) |
営業利益 |
4,697,000,000円 (2016年3月期、単独) |
純利益 |
4,142,000,000円 (2016年3月期、単独) |
純資産 |
46,860,000,000円 (2016年3月期、単独) |
総資産 |
70,061,000,000円 (2016年3月期、単独) |
従業員数 | 578人(2018年3月31日現在)[2] |
決算期 | 毎年3月31日 |
主要株主 |
テレビ東京ホールディングス 100% (同社の連結子会社) |
主要子会社 |
テレビ東京ミュージック 100% テレビ東京メディアネット 100% テレビ東京ダイレクト 100% (いずれも、テレビ東京ホールディングスの連結子会社) |
外部リンク | www.tv-tokyo.co.jp |
特記事項:1973年10月1日に株式会社東京十二チャンネルプロダクションから株式会社東京十二チャンネルに商号変更。同時に財団法人日本科学技術振興財団からテレビジョン放送事業を継承。 1981年10月1日に株式会社東京十二チャンネルから株式会社テレビ東京に商号変更。 また京阪神地方では、テレビ大阪の開局する以前、同社の番組を当初は毎日放送、のちにサンテレビ、KBS京都でマイクロネットしていた。 |
テレビ東京/log20220216 | |
---|---|
英名 | TV TOKYO Corporation |
放送対象地域 | 関東広域圏 |
ニュース系列 | TXN |
番組供給系列 | TXN |
略称 | TX |
愛称 |
TX、テレ東、 12チャンネル |
呼出名称 |
テレビとうきょう デジタルテレビジョン |
開局日 | 1964年4月12日 |
本社 |
〒106-8007 東京都港区六本木 三丁目2番1号 住友不動産六本木グランドタワー内 北緯35度39分52.56秒 東経139度44分15.58秒 / 北緯35.6646000度 東経139.7376611度座標: 北緯35度39分52.56秒 東経139度44分15.58秒 / 北緯35.6646000度 東経139.7376611度 |
演奏所 | スタジオを参照 |
リモコンキーID | 7 |
デジタル親局 | 東京 23ch |
アナログ親局 | 東京 12ch |
ガイドチャンネル | 12ch |
主なデジタル中継局 | デジタル中継局参照 |
主なアナログ中継局 | アナログ中継局参照 |
公式サイト | テレビ東京・BSテレ東 7ch(公式) |
特記事項: 1964年4月12日から1973年9月30日までは 財団法人日本科学技術振興財団が運営。 |
テレビ東京 | |
---|---|
基本情報 | |
略称(愛称) | TX、テレ東 |
運営(番組供給)事業者 | 株式会社テレビ東京 |
ジャンル | 地デジ難視対策衛星放送 |
放送内容 | 地上デジタル放送のサイマル放送(マルチ編成の場合は主番組のみ) |
衛星基幹放送(BSデジタル放送) | |
放送事業者 |
社団法人 デジタル放送推進協会 |
チャンネル番号 | Ch.297 |
物理チャンネル | BS-17ch |
放送開始 | 2010年3月11日 |
放送終了 | 2015年3月31日終了 |
公式サイト | |
特記事項: 地デジ難視対策衛星放送対象リスト(ホワイトリスト)に掲載された地区のみ視聴可能。 |
株式会社テレビ東京(テレビとうきょう、TV TOKYO Corporation)は、関東広域圏を放送対象地域とするテレビジョン放送事業を行っている特定地上基幹放送事業者である。
略称は、テレ東、呼出符号「JOTX-DTV」(東京 23ch)からのTX、旧局名・かつて使われたアナログ放送のチャンネルからの12チャンネル、てれと、など様々。
アナログ放送で親局の周波数がVHFであった放送局は、テレビ東京が日本国内で最後であり、これ以後に開局した民放局の親局は全てUHFであった。
リモコンキーIDは「7」。
本社・支社所在地[2]
- 本社:東京都港区六本木三丁目2番1号 住友不動産六本木グランドタワー内
- 関西支社:大阪市北区堂島浜一丁目4番16号 アクア堂島西館(NBFタワー)内
- 名古屋支社:名古屋市中区栄四丁目16番33号 日本経済新聞名古屋支社ビル4階
- 海外支局:ニューヨーク・ワシントン・ロンドン・モスクワ・ソウル・北京・上海
略史
開局から商号変更まで (東京12チャンネル)
財団法人日本科学技術振興財団(以下、「財団」と略す)テレビ事業本部の番組制作を目的として設立された「株式会社東京十二チャンネルプロダクション」(以下「東京12チャンネルプロダクション」)が、同財団から放送事業を譲り受けて発足したものである。
親局チャンネルである12ch(映像周波数217.25MHz、音声周波数221.75MHz)はかつて在日米軍が使用していた周波数帯であり、在日米軍より返還されたのを受けて新規テレビ局チャンネルとして開局したと言われている。地上アナログ放送では12chを親局チャンネルとする民放テレビ局が他にもNNN/NNS系列の広島テレビ放送(HTV)とFNN/FNS系列の仙台放送(OX)があったが、その他の地域では12chがNHK教育テレビジョン(Eテレ)に使われる地域が全国的に多かった[注 1]。
先に開局した教育番組専門局である日本教育テレビ(NET。現:テレビ朝日〔EX〕)と異なり、旧東京12チャンネルは1964年に財団が母体となって設立された科学技術学園工業高等学校(現:科学技術学園高等学校)の授業放送をメインとして行う教育番組専門局(科学テレビ)として開局し、民放でありながらCMを流さなかった放送局[注 2]として運営された。
しかし、それが故に慢性的な赤字を抱えたため、1966年4月から規模を大幅に縮小すると共に放送時間も10時 - 11時半の1時間半と、夕方 - プライムタイム前半に当たる17時 - 21時の4時間の計5時間半(但し、日曜日は後者の4時間)のみに短縮された。その後、「科学テレビ協力会」を母体とした「東京12チャンネルプロダクション」が設立され、1967年に日中とゴールデンタイム後半以降 - 深夜時間帯の放送を再開した。そのため、当然ながら他の民放と同様にCMを流すようになった。
この時、水面下では「財団のテレビ部門をNHKに譲渡する」、「毎日放送(MBS)[注 3]が東京12チャンネルプロダクションを買収する」といった話が進められていたと言われていた。実際、毎日放送社長(当時)の高橋信三は東京12チャンネルプロダクションを買収してTXの放送免許を日本科学技術振興財団から譲り受け、東京12チャンネルを首都圏第5の民放局「東京毎日放送」(MBS系列の準キー局という位置付け)に衣替えしてMBSをキー局とする新たなネットワークの実現に向け奔走していた(同時に、もう1つの系列だったNET(現・テレビ朝日)からのネットワーク離脱も画策していた)。しかし、時の内閣総理大臣である佐藤栄作や郵政大臣の田中角栄らを中心とした郵政族議員、毎日新聞社社長(当時)の田中香苗、腸捻転解消を画策していたTBS社長(当時)の今道潤三らが猛反発したため、これらの買収計画はいずれも頓挫した。結局、1969年12月に再三にわたる財界からの要請を受ける形で日本経済新聞社(日経新聞)が東京12チャンネルプロダクションの経営に乗り出した[注 4]。それまで東京12チャンネルは朝日新聞社と報道提携を結んでおり、同局の報道一切は朝日新聞社が制作していて、また同社は日本科学技術振興財団の財団債も保有していた。一方当時日経は朝日新聞社が経営に乗り出していた日本教育テレビにも出資していたが、この後1974年2月にこの出資分を朝日新聞社と旺文社が折半して買い取って両局の新聞資本が整理された。なお、テレビ東京とその系列局はその後も『ホロニックパス』『テクノピア』『パソコンサンデー』などの科学技術番組を送り出している。
1973年10月1日に東京12チャンネルプロダクションの商号を変更した株式会社東京12チャンネルが放送事業を譲り受け、翌11月1日に総合放送局に移行した(移行前日の10月31日の放送終了時に告知テロップが表示された)。この後、他のキー局の様に地方系列局を持っていないハンディを克服するため、近畿・中京圏の独立放送局への番組販売(番販)を展開する様になる。主な対象局は兵庫県のサンテレビ(SUN)、滋賀県のびわ湖放送(BBC)、京都府の近畿放送(現:京都放送〔KBS京都〕)、岐阜県の岐阜放送(GBS)などである。
なお、1969年10月から1975年3月までは大阪の毎日放送と[注 3]、テレビ愛知(TVA)が開局する1983年8月までは中京テレビ(CTV)とも提携関係にあった[注 5]。また、関西地区ではその後もテレビ大阪(TVO)が開局する1982年3月まで在阪準キー各局が番販購入の形で東京12チャンネルの番組をネットしていたこともある。
東京12チャンネル時代は他局が午前6時台から放送開始している中、番組ソフトが不足していたこともあり開局当初から1974年頃までは午前10時前(その後1977年9月頃までは9時から→同年10月以後はさらに8時前に繰り上げ)からと比較的遅い時間での放送開始となっていた。そのため、一部の新聞のテレビ欄では午前中の部分を広告欄に差し替えていた[注 6]。
商号変更以降 (テレビ東京)
1981年、1982年のテレビ大阪(TVO)開局を控え、商号を「株式会社テレビ東京」[注 7]へと変更。
1983年にテレビ大阪(TVO)及びテレビ愛知(TVA)による「メガTONネットワーク」[注 8]を形成して、1985年にはテレビせとうち(TSC)が開局した。その後、1989年にテレビ北海道(TVh)が開局することが決定していたため、「北海道」の「H」や「札幌」の「S」では合わないために名称をテレビ東京のコールサイン「JOTX-TV」から取ってTXNネットワークに改めた。そして、1991年にTXN九州(後のTVQ九州放送)が開局することにより、現在では全国6局の系列局とネットワークを形成している。6局で日本の総世帯数の約7割(13都道府県とその周辺地域)をカバーしている[注 9]。
また、独立放送局を始めとする系列外の放送局への番販も行われている。いわゆる平成新局が開局した頃は、それまで自主編成枠でテレビ東京系以外の番組を購入して放送していたのができなくなり、新たにテレビ東京系の番組を購入するケースが相次ぎ、取引が拡大する傾向にあったが、最近ではCATV事業者のTXN系区域外再放送の増加やBSジャパン(現:BSテレビ東京)の開局により番販取り引きが減少傾向である[注 10]。また、テレビ東京以上に財源に苦慮している地方局の一部ではテレビ東京から番組を購入せず、自系列キー局のバラエティー番組の再放送で枠を埋めるケースが出て来ている(特に日本テレビ系列)。このため、番販取引きを少しでも増やそうとTVAが再放送同意した岐阜県・三重県及びTVQ九州放送が再放送同意した佐賀県を除いたTXN系列の放送対象地域外の31府県のCATV事業者に対して区域外再放送に同意しない事例も出て来ている[注 11]。
しかし、日本シリーズなどの生放送番組は番組購入している系列外で生放送をネットできず、放送されなかったり、或いは録画放送となるが、日本シリーズの場合はNHK BS1でも同時中継されており、地上波で生中継を視聴できない地域にも配慮されている。また、CATV事業者が直接TXN系列の番組を購入し、自主放送チャンネルで番組を流している場合もあるが、こういったケースは極めて稀である。
1991年4月にTXN九州(現・TVQ九州放送)が開局して以降、テレビ東京の業績が低迷したために既存局による1局2波も含めて系列放送局の新規開局を行っていない。これは、あえて自前で系列新局を開局させるよりも既存の地方局への番販で収入を得た方が適当との判断による。
衛星放送局のBSテレビ東京やAT-X、日経CNBCといった関連局が開局したことにより、全国展開は完了したとの判断が一時なされた[注 12]。ただし、その際、プロ野球やJリーグ取材のために宮城・静岡・広島の各県に常駐取材拠点を置きたいという希望を表明していた。
2004年8月5日、東京証券取引所市場第1部に在京キー局のテレビ局としては最後(5番目)の株式上場を果たした(証券コード:9411)。初値は公開価格2,900円を上回る3,350円だった。
平均視聴率は2010年以降全日で2パーセント台、ゴールデンタイム・プライムタイムで5 - 6パーセント台を推移しており、他の在京キー4局に比べて全体の視聴率が振るわないため、視聴率の低い他局に対し「振り向けばそこにテレビ東京」といわれることもある。ただ、特定層(主に中高年層やビジネスマン[3])に向けた番組編成はスポンサーにとって広告波及効果が高いと評価され、1990年代後半からは他局も追随する様になった[注 13]。
2000年代以降、手薄だったバラエティ番組を強化。2009年度には、平均視聴率でTBSを上回る日も現れた[4]。2013年の年間平均視聴率はゴールデンタイムで7.0パーセント、プライムタイムで6.6パーセントと上昇傾向にあり、直近の番組改編が功を奏する結果を見せている。そして2014年12月29日 - 2015年1月4日の週間平均視聴率で、ゴールデン・プライム2部門でフジテレビを上回り、更に2015年1月4日は全日も含めた3部門全てでフジテレビを上回った[5]。
現在は、年4回の改編期における番組の改編率が高く、大幅に変更される傾向にある。
2010年6月25日の株主総会で、同年10月1日付で複数の放送局を傘下に置く放送持株会社「テレビ東京ホールディングス」に移行すると決定された[6]。
2010年10月1日には放送持株会社としてはフジ・メディア・ホールディングス(フジテレビジョン・ニッポン放送・BSフジ・ポニーキャニオンなど)や東京放送ホールディングス(TBSテレビ・TBSラジオ・BS-TBSなど)に次いで史上3番目となるテレビ東京ホールディングスが設立され、テレビ東京は同社の完全子会社(連結子会社)となった。
沿革
設立前
- 1964年4月12日 - 科学技術学園工業高等学校(現科学技術学園高等学校)が開校し、授業放送(科学テレビ)を開局。
- 午前11時30分よりテストパターンにベートーベンの交響曲第9番『合唱』の第4楽章全曲の音声を流し、局名が「東京12チャンネル」ということもあって、12時から放送開始した。当初は『朝日新聞ニュース』も放送していた。
- 1968年3月28日 - カラー放送を開始(東京地区では5番目)。初めのカラー番組は、『第40回選抜高等学校野球大会 開会式』(毎日放送からの同時ネット放送)。
設立後
- 1968年7月1日 - 毎日放送や三菱商事、三井物産、東レなどの出資により株式会社東京十二チャンネルプロダクションを設立。
- 1969年
- 10月27日 - 株式会社日本経済新聞社が財団法人日本科学技術振興財団テレビ事業本部の運営を引き受ける。
- 11月1日 - 資本金を10億円から20億円に増資。
- 株式会社日本経済新聞社6億円、日本生命グループ4億円。なお日本生命グループは翌1970年7月に資本を引き上げる。
- 1973年
- 10月1日 - 商号を株式会社東京十二チャンネルに変更。財団法人日本科学技術振興財団から放送事業を譲り受ける。
- 11月1日 - 総合放送局に移行。
- 1978年12月25日 - 標準テレビジョン音声多重放送を開始。
- 2か国語放送第1号は「音声多重放送開始の案内」。ステレオ放送第1号は同日からスタートした『パイオニア・ステレオ音楽館』(番組開始当初からCMもステレオ音声)。
- 1985年12月12日 - 日本経済新聞社の出資により、虎ノ門四丁目に建設された「日経電波会館」に移転(社屋は日経が保有)。これと同時に芝公園の旧社屋はテレビ東京スタジオセンター(後に芝公園スタジオ→東京タワー芝公園スタジオ→東京タワースタジオ→東京タワーメディアセンター)となる。
- 1993年10月頃 - 開局30周年を機に製作・著作クレジットも従来の「テレビ東京」のロゴの前にキスマークを模した赤の丸の下に当時のキャッチコピーの「チュッ!」が入ったクレジットが付けられていた他、「テレビ東京」のロゴの上に赤字で小さく「30th Anniversary」と付けられていた時期もあった。なお、番組によっては白一色あるいは黒一色のクレジットを使用していた。1998年3月までこのクレジットだった(1998年4月から9月の間は「テレビ東京」のみ)。
- 1996年10月1日 - 標準テレビジョンデータ多重放送(ITビジョン)を開始( - 2003年12月26日)。
- 1997年12月 - 有料CS放送「アニメシアター・エックス(AT-X)」放送開始。
- 1998年10月1日 - 開局35周年を機にロゴマークを一新。名前はTV TOKYO。
- 1999年12月12日 - 天王洲スタジオの運用開始。
- 2000年
- 6月 - 子会社エー・ティ・エックスを設立し、AT-X事業を移管。
- 12月1日 - BSデジタル放送局「BSジャパン」開局。
- 2003年
- 6月25日 - 英文社名をTelevision Tokyo Channel 12, LimitedからTV TOKYO Corporationに変更。
- 12月1日 - 地上デジタルテレビ放送の本放送を開始。
- 2004年
- 2005年12月12日 - 公式アニメサイトを「アニメエクスプレス」から「あにてれ」へリニューアル(公式では同日12時12分12秒頃に行ったと発表)。ドメインも分け、総合アニメサイトを目指す。
- 2006年
- 2007年
- 2008年
- 7月1日 - 番組冒頭およびCM明けに「TV TOKYO 7ch digital」と画面上に表示(主に夜間の主要番組。このようなことはテレビ朝日でも行われているが、いつも同じ映像ではない)。データ放送では7月の1ヶ月間のみ「デジタル7チャンBINGO」を実施。また、開局45周年を機に制作・著作クレジットも従来の「TV TOKYO」から「TV TOKYO 7ch デジタル」に変更。「TV TOKYO」の局ロゴの右側に赤と青の2色カラーの円内に白抜きの「7ch」の文字が入り、その円の下側に青文字の「デジタル」の文字が入ったクレジット。なお、番組によっては白一色あるいは黒一色のクレジットを使用している。地上デジタル放送のリモコンキーIDを製作・著作クレジットに入れたのは在京キー局では初。なお、BSジャパン単独放送でもテレビ東京と共同制作の番組(『NIKKEI×BS LIVE 7PM』など)では表示されている。一方で、『JAPAN COUNTDOWN』(テレビ大阪に制作局が変更される2011年9月まで)、『開運!なんでも鑑定団』など一部の番組では現在も旧製作・著作クレジット(TV TOKYO)のままである。また、テレビ東京と同日から同じTXN系列のテレビ大阪が製作・著作クレジットにリモコンキーID「7」を入れている。
- 7月7日 - 公式アニメサイト「あにてれ」を同日7時7分7秒に一新。
- 2009年
- 1月12日 - 民放テレビ局全局のアナログ放送において「アナログ」のウォーターマークの表示を同時実施。
- 2010年
- 2013年
- 5月31日午前9時 - 東京スカイツリーからの送信を開始。
- 9月12日 - 開局50周年記念を機に新しい局マスコットキャラクターとしてバナナのキャラクターを発表、後にナナナと命名される。
- 9月30日 - 開局50周年記念を機に製作・著作クレジットを従来の「TV TOKYO 7ch デジタル」/「TV TOKYO 7チャンパンダ」から「TV TOKYO ナナナ」に変更。ナナナはリモコンキーID「7」の形になっている(一部の番組では2008年7月1日登場時のものを継続使用)。50周年記念のスペシャルホームページではありました。
- 2015年
- 3月31日 - BSセーフティーネットによる地デジ難視聴対策放送閉局
- 11月16日 - 11月29日 - 「テレ東、見てもらってイイですか?」キャンペーンを実施。期間中同局の番組を視聴することでプレゼントなどがもらえる。
- 2016年
- 8月15日 - 住友不動産六本木グランドタワーへの本社移転を開始。第一段階として総務局やグループ戦略室などを移転。
- 8月29日 - 本社移転の第二段階として報道局、スポーツ局、送出マスター以外の機能・部署を移転、新専用郵便番号「106-8007」が設定される[注 15]。生放送の番組制作や番組送出は引き続き日経電波会館から行う。
- 11月7日 - 『TXN NEWS』(月曜未明版)終了の0時35分をもって日経電波会館での業務を終了し、報道局、スポーツ局、スタジオ機能を新本社に移転。5時45分の『モーサテ』より新本社から放送を開始。同時に新本社内の地上波・BS統合マスター(NEC製)の運用を開始した[8]。
- 2018年
- 1月1日から2020年4月11日まで - 開局55周年記念を迎えって、特別番組と番組生放送を決定。
- 10月1日 - “兄弟会社”のBSジャパンがテレビ東京グループであることを明確にするため、社名を「BSテレビ東京」に、局名を「BSテレ東」に変更。テレビ東京で開局55周年記念をして、キャンペーンを実施。期間中同局の番組を視聴することでプレゼントなどがもらえる。55周年記念のスペシャルホームページではない。
社史・記念誌
テレビ東京では、(東京12チャンネル時代に発行した1冊も入れて)以下の6冊を発行している。
- 東京12チャンネル15年史(東京12チャンネル社史編纂委員会・編集) 1979年4月発行、104ページ。
- テレビ東京20年史(テレビ東京20年史編纂委員会・編) 1984年4月発行、129ページ。
- テレビ東京25年史(テレビ東京25年史編纂委員会・編纂) 1989年4月12日発行、141ページ。
- テレビ東京30年史(テレビ東京30年史編纂委員会・編纂) 1994年4月発行、188ページ
- テレビ東京史 20世紀の歩み(テレビ東京・編) 2000年4月発行、335ページ。
- テレビ東京50年史(テレビ東京・編)2014年4月発行。
ネットワーク構築の歴史
- 1969年10月1日 - 毎日放送・中京テレビとネットを構築。
- 番組制作会社「東京12チャンネルプロダクション」が設立されたことにより初めて構築できた(当時両局は同じ教育専門だった日本教育テレビ〈中京テレビは日本テレビとの変則で〉とのネットワークが組まれており、事実上のクロスネット局だった)。因みに、日本科学技術振興財団テレビ事業本部のみの時代は関東広域独立局という位置付けだった。
- 1973年11月1日 - 東京12チャンネルが民間放送として開局し、同局が民放5局目のキー局となる。
- 1975年3月31日 - 朝日放送テレビとの腸捻転解消により毎日放送とのネットワークを解消(但し、毎日放送側は既存の東京12チャンネルからのネット番組を番組購入に切り替えた上で、テレビ大阪開局まで放送を継続)。近畿放送・サンテレビと番販ネットを組む。
- 1982年3月1日 - 初の系列局・テレビ大阪開局に伴いメガTONネットワークを設立。近畿放送・サンテレビジョンから移行(大阪府のみ)。
- 1983年9月1日 - テレビ愛知が開局。メガTONネットワーク(現:TXNネットワーク)は一応の完成を見る。
- 1985年10月1日 - 初の地方マストバイ局であるテレビせとうちが開局。
- 1989年3月31日 - メガTONネットワークとしての最後の放送。
- 1989年4月1日 - ネットワーク名を「TXN」に変更、同時に「TX」を正式に略称とする。なお、それ以前は開局時から「12ch」を略称とする事が比較的多かった。後にTXN ネットワークの4局は、テレビ東京、テレビ大阪、テレビ愛知(名古屋)とテレビせとうち(岡山)で、初めてのネットワークを設立。
- 1989年10月1日 - テレビ北海道が開局。
- 1991年4月1日 - TVQ九州放送(当時:ティー・エックス・エヌ九州)が開局し、TXNの日本縦貫ネットワークが完成。
ネットワーク拡大構想
郵政省の政策により、日本でもBSデジタル放送が開始されることに伴い、2000年12月にBSジャパン(現 BSテレビ東京)を開局。他系列と比べて貧弱なTXNネットワークを拡大すべく、テレビ東京で放送している番組のサイマル放送(同時放送)を目玉として、念願の全国放送を開始した。しかし開局前から日本音楽事業者協会などからサイマル放送について猛抗議を受け、この影響で開局直後から地上波とのサイマル放送を順次縮小。また日本音楽事業者協会との合意に基づき、一部の番組は3日∼1年遅れの時差放送にせざるを得なくなった[9][10]。これにより担当者の懲戒処分が行われ、社長の一木豊も退任。テレビ東京の全国化の夢[11]が断たれたという苦い経験があった。
2007年5月31日、一木の後任である社長の菅谷定彦が定例会見において、以下の構想を発表した[12]。 なお、これらは社長の例示であり、テレビ東京の正式な事業計画として公認されたものではない。
本格的な地デジ時代を睨んだ戦略でもあったが、その後の具体的な進展は無い[13]。
- 参照項目:平成新局#北海道の場合、TXN#5府県進出計画
主な番組
報道 (緊急放送)
社会的な大事件が起きても、テレビ東京を含むTXN系列各局は緊急放送(報道特別番組)や選挙速報(選挙特別番組)を放送しないか、放送しても他局より開始が遅れたり短時間であることが多々ある。これは、他局と比べて人員・取材拠点やニュース素材の相互提供・制作協力をするネット局(TXNネットワーク)が少ないためである[14]。2000年代中期まで大型選挙特番の場合、ほとんどの局が20時前から始めるのに対しテレビ東京は21時30分頃から始めるケースが多く、切り上げのこれまた早いのが特徴的だった。ただし、2000年代後半以降は20時前から開始するようになった。他局が報道特番を組む中で唯一通常番組を放送していた影響で高視聴率を記録したケースもある。これは俗に「テレ東伝説」と称される(いわゆるネットスラングの一種)。
これに対しテレビ東京では、報道特番を放送する規準について「重要性、視聴者からのニーズなどを総合的に判断して緊急放送に切り替えています」との見解を示している[15]。
このことは、「どんな大事件があっても夕刻のアニメをいつもどおり放送する(=通常編成で臨む)」という都市伝説になっており、同局広報・IR部は「そういうふうに見られることは承知しています」と回答している[15]。遂には同局のアニメ『ケロロ軍曹』でもネタにされ、登場キャラクターが「テレビ東京が特番を放送するのは地球滅亡の時」[注 16]という意味の発言を行う場面があった[15]。映画『アイアムアヒーロー』においても、主人公達がテレビ東京らしきチャンネルで「ここがアニメを流しているならまだ大丈夫」とアニメ番組[注 17]を見るがすぐに全国規模のパンデミックの緊急放送になる、という場面がある。
しかし、この編成には視聴者から批判の声が寄せられることもある。一例として2011年3月11日の東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)発生の際には他局より遅れたものの、地震発生8分後の14:54にはスタジオからの緊急放送・CM全面カットの特別編成態勢へ移行した[16](ただし、地震を速報するためではなく津波警報が出されたための措置)が通常番組に戻るタイミングが早かったため[17][18]、一部視聴者からはTwitterなどで「他局が特別報道番組を放送しているという精神的に疲弊している中、アニメやバラエティなど通常編成で放送したのを見て、精神的に和らいだ」という肯定的な意見もあったが、それを大きく上回る約600件の抗議があったという。抗議の内容としては、「アニメ番組を流すのは不適切」だというものなどで当時の島田昌幸社長が同年3月31日の定例会見で、「激励も90件程頂きましたが、多くがお叱りでした。貴重な意見として生かしたいと思います」と説明した[注 18]。
一方で、2010年代に入ってからは池上彰がメインに起用したり放送時間を拡大するなど選挙特番に力を入れるようになった。そして、選挙特番で高視聴率を獲得するようにもなっている。(詳細は『池上彰の選挙ライブ』の項を参照。)
特別番組に切り替えず、通常番組を放送した事例
- 沖縄返還協定調印式
- あさま山荘事件[注 19]
- 三宅島雄山噴火
- 画面の右下に雄山の上空映像を表示する程度だった。
- 宮城県沖地震(2005年8月16日発生)
- 速報テロップで表示する程度だった。その後『速ホゥ!』・『ワールドビジネスサテライト』でも続報を報道したが、ともに放送時間の拡大は行われなかった。
- 新潟県中越沖地震(2007年7月16日発生)
- 発生日は祝日編成だったが、発生後も速報テロップを流しながら番組を継続放送させ当日12時25分からの『TXNニュース』で第一報を伝えた。その後『速ホゥ!』・『WBS』でも続報を報道したが、いずれも放送時間の拡大は行われなかった。
- チャイナエアライン120便炎上事故(2007年8月20日発生)
- 発生直後に『NEWS MARKET 11』内で速報として放送した。
- 岩手・宮城内陸地震(2008年6月14日発生)
- 『週刊ニュース新書』で第一報を伝えた。その後の『TXNニュース』でも続報を報道した。
- 三陸沖地震(2012年12月7日)
- 津波警報・注意報が発表されていたため、上部に速報テロップ、右下に津波情報テロップを表示しながら継続放送した。
- 平成28年熊本地震(2016年4月14日)
- 震源地の熊本県・大分県にはTXN系列のテレビ局が存在しないこともあり、通常放送を継続。TVQ九州放送では地震情報としてL型テロップ表示で情報提供をすることで対応した。その後、同日23:00からの『WBS』と翌朝の『ニュースモーニングサテライト』で続報が伝えられたが、いずれも放送時間の拡大は行われなかった。また、短時間であるが、本震発生後の16日は『THE フィッシング』(テレビ大阪制作)と17日は一部再放送番組を、それぞれ休止した上で地震関連の報道特別番組を放送した。
- 2017年8月29日の北朝鮮によるミサイル発射(2017年8月29日)
- 2017年9月15日の北朝鮮によるミサイル発射(2017年9月15日)
スポーツ中継
慢性的な赤字により1966年には1日の放送時間が5時間半までに縮小されていたが、経営再建のために番組を増やす必要に迫られた。そこで放送枠を埋めるため、制作費が安いスポーツ中継に着目。1967年春から女子プロレス・ローラーゲーム・サッカー・競馬・ボクシング・テニス・マラソンや、FIFAワールドカップ 西ドイツ大会(1974年)プロ野球ドラフト会議(1977年)・箱根駅伝(1979∼1986年)・ジュニアオールスターゲーム(1980年代)などのスポーツ中継が行われるようになった。この中には日本におけるブームの火付け役になったり、長寿番組になったものもあった[19]。
プロ野球中継
全日放送再開時→『戦国ナイター』
東京12チャンネル時代から、東京オリオンズ(現:千葉ロッテマリーンズ)の主催ゲームを中心に率先的に放送していた。1990年代後半には日本ハムファイターズ(現:北海道日本ハムファイターズ)の東京ドームでのホームゲームも、主として週末に放送し、関連番組も放送していた。
1967年に全日放送が再開された当初は、自社製作の中継とは別にフジテレビとの提携(主な技術面は12chが自社で担当)によってサンケイアトムズ(現:東京ヤクルトスワローズ)の明治神宮野球場・東京スタジアムでの主催ゲームを実況中継し、同局から派遣されたアナウンサーや解説者を出演させていたこともあった。
その後、独立放送局が東名阪の3大都市近郊に続々開局していくとフジテレビとの提携が解消される代わりに(東京12チャンネル末期は『戦国ナイター』というタイトルで放送された)、サンテレビの『サンテレビボックス席』、KBS京都の『KBS京都エキサイトナイター』、三重テレビの『三重テレビナイター』(中日主催試合の実制作は東海テレビが担当)、岐阜放送の『ダイナミックナイター』(中日主催試合の実制作は中部日本放送が担当)を同時ネットワークして読売ジャイアンツ以外の関東の球団が絡んだ試合も放送するようになる他、前述各局の協力で自社乗り込み中継を行うこともあった。また関東圏で開催の試合を前述各局にネットすることもあった。
1979年の西武ライオンズ誕生時は主催ゲームを何試合か中継していたが、2006年9月18日に22年ぶりに西武主催ゲーム(vs福岡ソフトバンクホークス)を放送した。
一方、ライオンズの本拠地移転後、平和台野球株式会社が勧進元となり、同社と各球団との共催で様々な球団の主催試合が開催されるようになった平和台野球場での公式戦についても、テレビ西日本の制作協力で自社制作中継をすることがあった。
日本シリーズ中継
ロッテオリオンズが1970年の日本シリーズに出場したが、東京12チャンネルは第3戦と第4戦の放送権を獲得している。これは、元々プロレス放送を企画し、既に日本テレビが押さえていた国内の試合ではなく、海外の試合を放送すべく、当時同局の運動部長だった白石剛達(後に千代田ビデオ社長)がアメリカまで試合フィルムの買い付けに行っていたところ、たまたま現地でサッカー・ワールドカップの試合が放送されており、それを見た白石らがたちまちサッカーに魅せられ、急遽直接メキシコのテレビ局に掛け合い、既にオファーを出していたNHKや日本テレビを差し置いて放送権を獲得した。
この試合フィルムを手土産にロッテオーナーの永田雅一と面談し、日本シリーズの放送権を要求した。永田側はサッカーには興味がないが、折角直接来たのだから本来毎日新聞との関係ですべてTBSへ渡すつもりだった放送権のうち第3・4戦(NHK・TBSも放送)を割譲することを確約した。これにより第3戦は東京12チャンネルをキー局として全国ネットで放送された。
なお、海外のプロレス試合のフィルムは『プロレスアワー』枠で放送され、またサッカーワールドカップの試合も『三菱ダイヤモンド・サッカー』枠で1年間かけて放送されて、結果として一挙両得を得たこととなった。
この他、東京12チャンネル時代に放送された日本シリーズの中継には、1974年のロッテvs中日第5戦がある。
29年ぶりの日本シリーズ
2003年にプロ野球日本シリーズ・福岡ダイエーホークス(現:福岡ソフトバンクホークス)vs阪神タイガースの第7戦の放映権を系列局のTVQ九州放送が獲得した。これは、当初2003年度ホークス中継最多のテレビ西日本が有力視されたものの、キー局のフジテレビで当時放送された『ワンナイR&R』で王貞治を放送中侮辱したといういわゆる王シュレット事件を起こし関係者の顰蹙(ひんしゅく)を買った事で、フジテレビを推薦しなかった事が最大の理由であるが、同局が南海ホークスの福岡移転以来同チームの試合中継回数が最も多い局だったことに加え、BSアナログ放送の普及が進んでおり、系列局のない地域はNHK BS1とNHKハイビジョンでカバーできるという日本野球機構の判断によるものである。
先にどちらかが4勝すれば日本一が決まるが、戦いがもつれて第7戦(最終戦)にまで突入したので、テレビ東京では29年ぶりとなる日本シリーズ中継が実現した。また、近畿地方ではテレビ大阪の他に本来テレビ東京の番組をネットしていないサンテレビとKBS京都でも同時中継が行われた。
翌2004年には、日本シリーズ進出を賭けたパ・リーグプレーオフ第2ステージ最終戦(福岡ダイエーホークスVS西武ライオンズ)の放映権を再度TVQが獲得し、実際に放送されたため、同様の苦情が出た。
2005年の同じくプレーオフ・ソフトバンクvsロッテの試合に関しては、それまでの第3戦まで地上波での全国放送がなかったため、BSやCSを視聴できないファンから首都圏での地上波中継が行われることを歓迎する意見が多かった。しかしその反面、地元TVQ九州放送の製作ではなくテレビ東京での製作(TVQ九州放送は製作協力のみ)だった(ただし2003年の日本シリーズ、2005年のプレーオフ最終戦ではTVQのアナウンサーが実況を行っている)。なお、TXNで放送された第4・5戦はBSデジタル放送局のBSジャパン(当時)でも同時放送されており、事実上第4・5戦は全国中継ができたが、パ・リーグでロッテが優勝したことに伴い日本シリーズのロッテ主催ゲームのうち第2・7戦の中継をすることが確定した。TXNで日本シリーズが2戦以上放送されるのは史上初めてだったが、ロッテが4連勝を飾って日本一を決めたため第5戦以後の開催が消滅され、中継も第2戦の1試合のみに留まった。なお、セ・リーグは阪神が優勝しているため、2003年と同様に通常はテレビ東京の番組を同時ネットをしなかったり、時差ネットの番組が多い兵庫・京都・三重の独立局でも同時生中継した。
また2010年までの日本シリーズ中継は共にBSジャパンはデジタルBSの普及が充分でないことなどを理由に中継は行わず、共にNHK BS1とNHKハイビジョンで生中継された。しかし、完全デジタル化の2011年以降も、BSではNHK BS1での中継が継続される(2009年以降、BSではNHK BS1以外のBS各局では中継されなくなっている)。
2003年第7試合・2005年(第2戦目・千葉マリンスタジアムでの阪神タイガース×千葉ロッテマリーンズ)・2007年(第5戦目・ナゴヤドームでの中日ドラゴンズ×北海道日本ハムファイターズ)はテレビ東京が中継したが、何れも同時間帯民放視聴率トップとなっている(2005年以外は日本一決定試合でもある。ダイエーが阪神を破った試合では視聴率30パーセント台を突破している。また、2007年の大会は1970年以来・全国ネット構築後初の2試合放送となっている)。
2009年も第7戦の中継を獲得していたが、第6戦で巨人が日本一になったため、放送は中止となった。 また、2010年には系列局であるテレビ愛知がナゴヤドームでの第1戦の中継権を獲得したが、この日はローカルセールス枠である為、テレビ大阪では放送されたが、テレビ東京含め他の系列4局では放送されなかった。これにより、史上初となる日本シリーズが地上波での全国放送がされない試合となった。
2011年は、11月13日の第2戦・11月17日の第5戦を全国ネットで中継した。
なお、全国中継ではテレビ朝日と同様で阪神戦以外(阪神戦はテレビ大阪製作著作)はテレビ東京が製作著作、系列局が製作協力で、実況はテレビ東京のアナウンサーが行っている。但し、テレビ朝日と違いなぜかオリックス戦については同様の体制となっている。
これらよりも前、1999年の「ダイエー対中日」の第7試合を、一度TXN九州(現:TVQ九州放送)が放映権を取得しながらもコミッショナー裁定により返上させられた事例もある。これは地上波の系列局が少ないことや、系列局のサービスエリア内であってもテレビ北海道などの例のように、一部で直接受信ができない地域があること、さらにBSの民放キー系放送局が当時なかったこと[注 20]によるもので、この試合が行われた場合は九州朝日放送(テレビ朝日系)に放送権を委譲したが、第5戦でダイエーが優勝したため実施されなかった。
- 関係記事:プロ野球中継
オールスターゲーム
日本シリーズと並ぶ日本プロフェッショナル野球組織管轄試合であるオールスターは過去に1度だけ、1971年第2戦のみが放映されたのみだった。
これは本来開催される日は中部日本放送 (CBC) からのJNN全国ネットが予定されていたが、雨天中止となり、その予備日にCBCが編成の都合で中継できなかったため、放映予定が無かった東京12チャンネルでの中継となった。しかし当時の東京12チャンネルはフルネット局がない独立局。日経の資本がある愛知県の中京テレビ放送は当時NETテレビ(ANN系列)を軸として日本テレビ放送網(NNS)と3系列クロスネットの編成だったが、当時の編成事情や、中日新聞社の資本がない[注 21]ことから中京テレビでは放映されず、東京12チャンネルと同じ県域独立局であり東京12チャンネルからの番組を多数ネットしていた三重テレビ放送・岐阜放送が技術協力・同時ネットする形で放送を行った(他地域での放送有無は不明)。
しかし当初の日程発表がなされた段階から東京12チャンネル→テレビ東京が予めオールスターを放送する日程は、2010年まで一度も組まれていない。なお、2軍の大会フレッシュオールスターゲーム(旧:ジュニアオールスター)は1978年から1998年(途中の中断はあったが)に放映されたことがある。
29年ぶりの巨人戦中継
2005年からプロ野球に交流試合が導入されたことに伴い、巨人戦のプロ野球公式戦中継を1976年8月29日に放送したvsヤクルト戦(明治神宮野球場)以来29年ぶりに放送した(BSジャパンでは試合開始から放送)。放送された巨人戦中継は何れもパ・リーグとの交流試合である。なお、以前にも鹿児島県立鴨池野球場と千葉マリンスタジアムで行われたvsロッテ戦を始めとして、巨人戦のオープン戦中継を実施した事例が多数ある。
さらに、2006年シーズンからは巨人の主催試合の実況中継にも参入し、2007年には神宮球場での東京ヤクルトスワローズ戦も放送している。
サッカー中継
かつて、日本で初めてワールドカップを放送し、Jリーグがブームになる以前から実業団サッカーの中継を多く行う、スポーツニュースでプロ野球、メジャーリーグより、Jリーグを優先させるなど、サッカーに注力するテレビ局としても知られる。また、人気声優をワールドカップのキャスターやイメージキャラクターとして若干名を出演させるなど、他局とは一線を画すイメージとなって来ている。
サッカーとの縁は、三菱グループ提供の『三菱ダイヤモンド・サッカー』の放送開始が嚆矢である。まだマイナースポーツだったサッカーの魅力を紹介したこの番組の企画は、スポンサーサイドの三菱グループの篠島秀雄(当時三菱化成社長、日本サッカー協会副会長、東京12チャンネル番組審議委員)が提案したものだったといわれる。この提案を受けて、三菱商事の諸橋晋六(当時同社ロンドン支店長、後に同社社長・会長)が試合のフィルムを買い付け、放送に利用した。なお、当時の東京12チャンネルは財界を中心とした再建途上にあり、番組の企画などは財界幹部などの意見が罷り通っていた。同じような経緯でスタートした番組に『大江戸捜査網』(日産自動車)や『演歌の花道』(大正製薬)などがある。
1970年、プロ野球日本シリーズ中継の項で先述した通り、成り行きではあるがワールドカップの試合フィルムとその放映権を獲得した。1974年7月にはワールドカップ決勝戦の生放送を深夜枠ながら生中継した。いずれも日本初である。なお、この決勝戦の裏でNHKと民放各局は参議院選挙の開票速報を放送していた。
1993年10月28日には、「ドーハの悲劇」と呼ばれるワールドカップアジア最終予選・日本vsイラク戦を放送し、当局史上最高視聴率となる48.1パーセントの視聴率を獲得した(日本vsイラク戦の前の同局の最高視聴率番組は、東京12チャンネル時代の1971年に放送されたボクシング世界フェザー級タイトルマッチ・西城正三対フランキー・クロフォード戦だった。このとき記録した48.1パーセントは局別の最高視聴率としては長らくテレビ朝日を上回る在京民放4位だったが、2006年ワールドカップドイツ大会・日本vsクロアチア戦での52.7パーセントに抜かれてしまった)。
2003年8月5日には、FC東京とスペインの強豪レアル・マドリード戦を放送した。しかし、譲渡後にデビッド・ベッカムがレアル・マドリードへ移籍したため一躍注目のカードとなり、16.9パーセントの視聴率を獲得して、皮肉にもTBSを視聴率で上回る結果となった。
また、この試合は当初テレビ大阪と関西圏の一部の独立テレビ局に限っては同じ時間にヤクルト×阪神戦の中継が予定されていたためサッカーは深夜に録画放送の予定だったが、野球中継が降雨中止のため関西圏でも結果的には同時放送となり、録画中継を予定していた深夜放送を早々と切り上げた。[注 22]
2006年9月3日のアジアカップ最終予選のサウジアラビア戦では、中継がなかなか決まらない土壇場で放送権を獲得した。
2008年7月31日には、株主となっているFC東京と「プレシーズンマッチ FC東京 vs クラブオリンピア」を共同主催し、同日深夜に録画中継を放映した[20]。
サッカーマニア向け番組には、前述の『三菱ダイヤモンド・サッカー』以外にも1998年4月 - 1999年3月に放送された『ナンバー12・熱血サッカー宣言』(金曜22時台)があった。2011年4月からは「日本サッカーが世界で通用するために」をテーマとしたトークを展開する『FOOT×BRAIN』を放送している。
格闘技中継
かつてはプロレス番組にも力を入れていた。1960年代にスポーツ中継強化の一環として海外のプロレス大会のフィルムを放送した『プロレスアワー』や日本初の女子プロレスの定期中継番組となった『女子プロレス中継 世界選手権シリーズ』を開始、1970年代からは国際プロレスの定期中継として『国際プロレスアワー』、1980年代にはやはり海外のプロレスを紹介する『世界のプロレス』を放送していた。『世界のプロレス』はロード・ウォリアーズやディンゴ・ウォリアー(後のアルティメット・ウォリアー)を日本に初めて紹介したことで知られ、その一方では第1次UWFのテレビ中継を番組の枠内で行ったことでも知られる。1990年代には天龍源一郎が全日本プロレス退団後の1991年に設立し、天龍を旗頭とした団体「SWS」の旗揚げ戦を特番で中継し、同団体の後期には月1回の深夜枠で定期中継を行った。WWE(旧:WWF)のダイジェスト番組『WWF LiveWire』『WWE Afterburn』や全日本プロレスの中継番組『プロレスLOVE』、ZERO-ONEの中継番組『破壊王プロレスZERO-ONE』、パンクラスの中継番組『格闘Xパンクラス』なども放送していた。
また、プロボクシング中継では、かつてはモハメド・アリやマイク・タイソンらのビッグマッチを始め、「世紀の死闘」と言われた金沢和良の世界王者ルーベン・オリバレスへの挑戦、大熊正二の世界王座奪還、渡辺二郎の海外防衛戦、竹原慎二のミドル級王座挑戦など日本人の世界タイトルマッチも数多く中継して来た。海外の試合はWOWOWやJ SPORTS(旧・スポーツ・アイ ESPN)に移ったが、現在も日本タイトル戦や中小ジム所属ボクサーの世界戦を中継しているほか、帝拳・協栄両プロモーションと提携することもある。ボクシング判定を巡り議論が激しくなる中、2006年9月18日に行われた川嶋勝重VSクリスチャン・ミハレス戦ではガッツ石松による独自採点が好評となり、JBCの採点公開に影響を与えた。また、翌2007年に行われた「ボクシング・グランプリ2007」を始め、1月はビッグマッチの中継を行っている。2011年より大晦日に世界戦を中継しており、2012年はトリプル世界戦を放送した。近年[いつ?]はテレビ朝日が手放したワタナベ主催興行が中心となっている。
1970年代のキックボクシングブームの頃にはTBS・日本テレビ・NETテレビと共に中継も行っていた。女子キックも1970年代から80年代にかけて『ピンクショック!』『激突!女子格闘技大戦争』のタイトルで中継した。21世紀に入ってからも女子格闘技専門番組『肉力強女』を放送した。
2005年にはアメリカの総合格闘技UFCを地上波で唯一中継しており、2010年には初のプライムタイム中継を行った。また、2006年からは日本唯一の金網格闘技『CAGE FORCE』の中継を開始している。
2006年から新しいスタイルのプロレス『ハッスル』の放映権を獲得し、不定期で特番を放送していた。なお、2007年10月-2008年3月には定期番組『どハッスル!!』も関東ローカルで放送された。また、2007年の大晦日にも放送(録画放送。BSジャパンは放送なし。後日FIGHTING TV サムライで放送)し、テレビ東京で初の紅白裏番組での格闘技中継となった[21]。
2008年より旗揚げされた総合格闘技興行『戦極』の地上波中継権を獲得した。9月27日に特別番組を放送し、翌10月5日から深夜枠でのレギュラー番組『最強格闘技・戦極G!』→『格闘技ドキュメント SRC魂』→『格闘技伝説 雷電』を行っている。2009年3月29日には『DRAGON GATE3.22両国大会』が放送された。2015年10月よりK-1にとって久方ぶりの地上波となる『新K-1伝説』が開始。
その他のスポーツ中継
伝統的にテレビ東京が得手とする3大スポーツは、モータースポーツ、ゴルフ、サッカー(別項)である。ゴルフ番組は試合中継のほか、20年以上に渡って土曜昼枠が続いている(かつては日曜昼に最大で3時間の枠があった)。
長年、伝統の慶明戦、オール早慶明三大学対抗戦、社会人ラグビー、日本代表のテストマッチなどを録画中継を中心に放送していた。特に1990年度全国社会人ラグビーフットボール大会決勝戦(1991年1月8日の神戸製鋼 vs 東京三洋電機戦、後半のインジャリータイムでのイアン・ウィリアムスの同点トライ等で神戸製鋼が大会3連覇を果たした試合)を生中継した。2003年秋にはラグビーワールドカップを日本戦を中心に録画中継した(BSジャパンでは放送されず、J SPORTSで放送)。
『世界卓球選手権』を2005年から中継している(これもBSジャパンでは2009年大会以外放送されず。ただ、スポーツニュースでは同局でも放送される。J SPORTSで放送)。2006年は30分の延長オプションが設定され、延長になった場合(日曜・休日以外)、中継終了以降の番組は開始時刻を繰り下げた(同番組が放送されないBSジャパンも『ワールドビジネスサテライト』以降の番組は開始時刻を繰り下げ。延長した分の時間はその穴埋めとして10分間の紀行番組が数本放送された)。
卓球経験者でもある福澤朗が日本テレビを退社後は、『開運 なんでも鑑定団』の司会になったこともあり、中継進行役を務めている。
四大大会のひとつである『全仏オープン』を放送している。予算の関係から2009年以降放送を見送っていたが錦織圭の活躍もあり2014年から放送を再開。錦織戦を中心に生中継を行っている。
東京12チャンネル時代の1970年4月から土曜日の関東地区の中央競馬中継(『土曜競馬中継』→現『ウイニング競馬』)を行っている。また、競輪[22]や競艇の主要レースも中継している。ただし、関西地区ではKBS京都とサンテレビが土曜日の競馬中継(KBS制作)を独占放送している関係上、中央競馬中継はテレビ大阪では放送されていない。同番組については2局がKBS制作版と織り交ぜて放送している。
- モータースポーツ
RCカーブーム、ミニ四駆ブームの火付け役となった『タミヤRCカーグランプリ』やロードレース世界選手権中継(テレビ大阪製作)、『モーターランド』(後にテレビ愛知製作の『モーターランド2』に移行)などを放送し、平成の今では『激走!GT』→『SUPER GT+』、『AXEL』を始め、世界ラリー選手権やダカール・ラリー、鈴鹿8耐(テレビ大阪製作)などのダイジェスト番組などを放送している。
1972年から1975年3月には、ローラーゲーム東京ボンバーズvsアメリカのチームの試合が『日米対抗ローラーゲーム』(実況:土居まさる、解説:ドクター宮本、ゲスト:児島みゆき〈現:児島美ゆき〉)にて毎週放送され、局内で表彰されるほど高視聴率をとっていた。
NBAの中継権を地上波民放で唯一保持していることから、2004年に田臥勇太が出場した開幕戦を録画中継したこともある。他に、JBLキリンチャンピオンシップ(現:JBLファイナル)を中継していた。
社屋・スタジオ
六本木本社 (現・六本木グランドタワー)
2016年11月7日より新本社からの放送を開始した。
- 第1スタジオ(1F/200坪) - バラエティ、大型番組の収録向け。生放送にも対応している。『ありえへん∞世界』『日本作詩大賞』(12月上旬)、『池上彰の総選挙ライブ』など。
- 第3スタジオ(10F/120坪) - 報道専用スタジオ。『モーサテ』『昼サテ』『ゆうがたサテライト』『WBS』『TXNニュース』など。かつて放送されていた『MORNING CHARGE』では同スタジオ内のバーチャルセットから放送していた。
- 第4スタジオ(10F/110坪) - 生放送向けの情報番組、スポーツニュース、バラエティ番組専用のスタジオ。主にBSテレ東で使用。『追跡LIVE!Sports ウォッチャー』(テレビ東京)、『日経プラス10』『日経プラス10サタデー ニュースの疑問』『日経モーニングプラス』『早起き日経+FT』(BSテレ東)など。
- 移転までの経緯
新規事業の拡大、及びマスター(主調整室)機器更新を理由に、2012年に同局としては30年ぶりとなる本社機能の移転を発表した[24]。虎ノ門にある旧本社から300mほど離れた「港区六本木3丁目東地区第1種市街地再開発事業」(六本木プリンスホテル・日本IBM旧本社跡地)[24]の一環として、住友不動産が同地区内に建設した『住友不動産六本木グランドタワー』内に新スタジオ・マスター設備(地上波・BSの放送設備を一体化した統合マスター)を構築した新本社に移転した[24]。また、本社周辺に分散している関連会社も含めたオフィス機能を集約し、業務の効率化を図る[24]。当初は2015年秋の移転を予定していたが、着工の遅れにより2016年秋に順延された。移転に伴う費用は総額180億円程度を見込んでいた[24]。なお、虎ノ門にある旧本社には、一部の機能を残すことにしている[25]。
この本社移転の背景には、2000年12月1日に稼働していたBSジャパン(現:BSテレビ東京)の主調整室、2004年3月22日のテレビ東京のデジタルマスターが更新時期になっていたが、神谷町(虎ノ門)社屋で更新する場合、スペースの問題に加え主調整室の電源容量が問題となって難しいと判断したためと、近年では神谷町(虎ノ門)社屋のみならず、近くの3つのテナントビルで業務をしなければならず、非効率になっていたという[26]。また、地上波・BSの放送設備を一体化した統合マスターを選択したことについても、同じく、スペースの問題に加え、主調整室の電源容量が問題となって、難しいと判断したため、統合マスターとして構築した[27]。
2016年8月より順次移転が行われ、同月15日に広報や営業の部署が、29日には報道局、スポーツ局、送出マスター以外の機能、部署が新本社に移転した。また、グループ会社のテレビ東京ホールディングスとBSジャパンの本社も新本社に移転した。全面移転は2016年11月7日で、旧本社からの最後の番組は、11月7日0時30分から0時35分までの『TXNニュース』だった。その後、放送休止の間に旧本社から新本社へのマスター(主調整室)の切り替え作業を行った。同日5時45分から全ての本社機能を神谷町から六本木に移し、同日の『モーサテ』より新本社からの放送を開始した[25]。11月7日より分散していた制作拠点が集約されたが、関連会社はテレビ東京ホールディングスとBSテレビ東京以外新本社に入居していない。新本社は神谷町旧本社と同じで他キー局のような見学スペースは用意されていないが、物販コーナーはタリーズコーヒーとのコラボで12月17日にオープンした[28]。
テレビ東京は六本木グランドタワーの1階(地下3階)から3階(地下1階)のスタジオフロア、10階から14階のオフィスフロアにテナントとして入居している。新本社の入口は2ヶ所あり、4階(地上1階)の一般入口の他に、3階(地下1階)の地下駐車場内にタレント、番組出演者向け専用の入口があり、同じ3階にはタレントクロークや楽屋がある。この専用入口は地下にある1スタ、2スタ向けに作られた専用の入口となっている。
- 各スタジオ概説
新本社には現在と同じ第1スタジオから第4スタジオが設置されている[29]。特に、第2スタジオはソニー製の4K対応の放送機材が採用され、4K撮影に対応したスタジオになっている[30]。また、旧虎ノ門社屋の場合は旧第3スタジオと旧第4スタジオがニュース番組専用スタジオとして別々に運用されていたが、この新社屋は第3スタジオがニュース番組専用に集約され、第4スタジオが、スポーツニュース、生放送の情報番組、バラエティ番組専用のスタジオとして構築された[31]。
第1・2スタジオは地下(1階から3階)に設置されているが、第3・第4スタジオは一般のオフィスフロア(10階)に設置しているため天井が低く、第3スタジオで放送する定時ニュース番組ではバーチャルに対応することで天井を高く見せる演出をしている。また、全てのスタジオでLED照明が導入されている。
このほか、予算の都合から社屋内の会議室に背景などをセットすることにより即席のスタジオとすることもある。『YOUは何しに日本へ?』『ウソのような本当の瞬間!30秒後に絶対見られるTV』など。
2017年5月にテレビ東京旧本社の1スタと2スタのリニューアル工事が終わり、5月8日より再びスタジオの運用が始まった。これに伴い『なないろ日和!』や『よじごじDays』など一部の生放送番組が六本木から神谷町での放送となった。
天王洲スタジオ
虎ノ門本社 (現・日経虎ノ門別館・神谷町スタジオ)
1985年12月12日より運用を開始し、2016年11月6日までテレビ東京の本社として運用されていた。その後、オフィスフロア、3スタ、4スタ、7スタを撤去し、社屋のテレビ東京のロゴや入口付近にあった時計やオブジェなども撤去。また、大型スタジオの1スタ、2スタの改修工事を行い、2017年5月8日からはスタジオフロアをテレビ東京神谷町スタジオとして使用。オフィスフロアには2017年8月、日経BP社の本社が移転・入居した。また、オフィスフロアにはテレビ東京の関連会社が入居している。
- 第1スタジオ(1F/200坪) - 歌番組などの大型番組が主体。『日本作詩大賞』(11月最終日曜日)、『ペット大集合!ポチたま』、『池上彰の総選挙ライブ』など。
- 第2スタジオ(1F/140坪) - 生放送番組などが主体。『なないろ日和!』『よじごじDays』で使用。
かつては『おはスタ』、『ものスタ』、『レディス4』→『L4 YOU!』、『田勢康弘の週刊ニュース新書』などで使用されていた。
外部スタジオ
- 日経スタジオ - 日本経済新聞東京本社内にある。2009年の本社移転まではテレビ東京の関連会社日経映像が保有し、『株式ニュース』などで使用していた。本社移転後は同本社内のスタジオを日経CNBCが全面使用する形となり[注 23]、現在は『Mナビ』の全編や『Mプラス 11』内包コーナーをここから放送している。
- ニューヨーク・ワシントンなど海外支局スタジオ - これに伴い、ニューヨーク支局には常駐の局社員アナウンサー・キャスターが在籍しており[注 24]、不定期で人事異動によりニューヨークへ異動の可能性がある。
過去に使用されていたスタジオ
芝公園本社 (現・東京タワーメディアセンター)
虎ノ門本社 (現・日経虎ノ門別館・神谷町スタジオ)
- 第3スタジオ(70坪) - 報道系ワイド番組専用スタジオ。2016年11月までは、『ワールドビジネスサテライト』、『追跡LIVE!Sports ウォッチャー』、『NEWSアンサー』、『モーニングチャージ!』など。
- かつては、『こちら経済編集長』(BSジャパン)や『E morning』等の報道番組、情報バラエティ『DONDONウイークリー・会議中ですよ』(1989年4月 - 9月、土曜13:30)、鉄道情報番組『レール7』等、報道番組とは直接関係のない番組も収録されていた。
- 第4スタジオ(35坪) - 定時ニュース専用スタジオ。2016年11月までは、『ニュースモーニングサテライト』、『Mプラス』、『ニュースブレイク』、『TXNニュース』。
- 稼働当初は、報道局側との壁がないオープンスタイルで、『メガTONニュース』(後の『TXNニュース』)、『テレビ東京ニュース』の他は、平日早朝の『ビジネスマンNEWS』の一部で使用される程度であったが、『ワールドビジネスサテライト』(WBS)開始に伴い、スタジオ設備が若干補強され、WBS放送時のみセットが設置された。後に完全密閉型スタジオに改装された(後述)。
- 多目的スペース(1F/30坪) - 愛称:7スタ。『7スタライブ』、『NIKKEI×BS LIVE 7PM』→『BSニュース 日経プラス10』(BSテレ東)。
- 在京民放局の「本社」としては、2016年10月までは最古の建物だった。テレビ東京の旧本社は1985年12月に、港区芝公園の初代本社(東京タワースタジオ→東京タワーメディアセンターとして現存)から移転の上、業務を開始している[注 25]。社業の拡張にともない、移転直前時点での本社は手狭となっており、日経電波会館に隣接するビルに「てれとプラザ」と称する分室を保有しており、会議等に使用している。
- 各スタジオ概説
スタジオ数や面積や運用形態は、以前の芝公園の初代社屋を大方踏襲したものとなっており、基本的に第1・2スタジオが汎用スタジオとして使われ、第1スタジオはパッケージ番組が中心、第2スタジオは平日の帯番組や小規模収録番組が中心の運用となっていた。
また、報道局に隣接する格好の第3・4スタジオは報道番組及びスポーツニュースが中心の運用となっている。第3スタジオは情報系番組の生放送や収録が行われていたこともあった(先述)。当初は第4スタジオの稼働率が低いことを想定し、第3副調整室(3サブ)で第3スタジオと第4スタジオを駆動させていた(第4副調整室には第4スタジオ用の調光卓のみが設置されていた)。第4スタジオは運用開始当初報道局側に壁のないオープンスタイルだったが、後に完全密閉型のスタジオへ改装。しかし第4スタジオを完全密閉型に改装した際、第4スタジオの稼働率を上げる目的から、新たに第4副調整室(4サブ)を整備して分離した。その後、VTR編集設備を増強するに伴い、スペースを確保する必要性から4サブを廃止・撤収してVTR編集室に改装、再び3サブで3スタと4スタを駆動する形に移行した。なお3サブ内にはCG制作室が併設されている。2008年秋改編で定時ニュース以外の4スタ収録の番組が3スタへ集約されたが、スタジオセットはそのまま残され、2009年春から再び使用している。
2000年、他の在京民放キー局に先駆けて虎ノ門本社の全スタジオ設備をハイビジョン収録に対応した。系列BS局であるBSジャパン(2000年12月開局)がハイビジョンによる地上波サイマル放送を計画していた為で、下記の天王洲スタジオも同様の理由で整備した。地上デジタル放送開始6ヶ月前の2003年6月の時点でもテレビ東京で放送する全番組の3割がハイビジョンで制作されている。いずれのスタジオもハイビジョン(HD)収録対応だがSD(従来の標準画質)収録も可能。なお、ニュース番組のテロップ表示はごく一部(『ワールドビジネスサテライト』などの画面右上のヘッダ表示など)を除き、長らくSD仕様をアップコンバートしたものが使われていたが、2011年9月下旬頃からすべてHD仕様に変更された(フォント自体は変更無し。NHKと他の在京民放キー局では既にHD仕様となっている)。
2010年10月、本社1階の旧喫茶スペースであった場所にオープンスペース・7スタが完成(“ 7スタ ”は地上デジタルのチャンネル番号にちなんだ愛称であり、第7スタジオという訳では無い)。元々外が見える喫茶スペースであった点を生かし、壁が全面ガラス張りで建物外からスペース内の様子が見える。放送スタジオというよりは、放送も出来る多目的スペースという扱い(副調整室は中継専用のリモートサブを使用)。テレビ東京が現本社に移転してから初の建物外部から内部の様子が見えるオープンスタジオだったが、本社移転に伴い2016年11月6日で運用を終了し、わずか6年で7スタの使用を終了した。[32]。
旧本社1階の受付ロビーには3つのモニターがあり左から地上波の放送画面、「ZOOM UP」と書かれたプロモーションとみられる画面、BSジャパンの放送画面が映し出されていた。他キー局のような見学スペースや物販コーナーは用意されていなかった[注 26]。2016年11月7日に全ての部署が新本社に移転した。
1スタと2スタは引き続き神谷町スタジオとして使用される。また日経BP社の本社が移転する計画があり[33]、2017年8月に移転した。2017年現在、社屋に取り付けられていたテレビ東京のロゴマークは全て取り外されており、正面玄関右横の大型看板や正門のオブジェ・時計台なども全て撤去されている。
情報カメラ設置ポイント
●はHD対応
- 現在
- 虎ノ門(日経虎ノ門別館[注 27]屋上)(鉄塔最上部)●
- 六本木(仙石山森タワー屋上)●
- 芝公園(東京タワースタジオ)● - 2009年1月下旬に設置。
- 渋谷●
- 汐留
- 東京駅(東京国際フォーラム)●
- 東京スカイツリー(地上240m地点)● - 2012年3月8日より運用開始。NHK・他キー局より100m以上低い位置にある[34]。
- 羽田空港
- 鎌倉(鎌倉プリンスホテル)●
- 静岡市(JR静岡駅前・葵タワー) - 普段は使われていないが東海地震などを想定して設置
- 過去
主な送信所・中継局
デジタル放送
- 呼出符号:JOTX-DTV
- 呼出名称:テレビ東京デジタルテレビジョン
- リモコンキーID:7
- 071 - 073chが割り当てられている。他に、ワンセグ用として671ch、臨時サービスとして077chが割り当てられている。
- 東京都
- 茨城県
- 栃木県
- 群馬県
- 前橋 45ch 100W
- 沼田・水上 23ch 5W
- 吾妻 29ch 1W
- 沼田利根 23ch 1W(垂直偏波)
- 下仁田 23ch 3W
- 桐生 23ch 3W
- 草津 18ch 1W
- 片品 18ch 1W
- 川場 23ch 0.1W
- 沼田発知 18ch 0.3W
- 桐生梅田 40ch 0.1W(垂直偏波)
- 嬬恋田代 44ch 0.1W
- 沼田沼須 18ch 0.3W
- 倉渕 18ch 3W
- 妙義 38ch 1W
- 横川 23ch 0.3W
- 嬬恋干俣 44ch 0.1W(垂直偏波)
- 片品東小川 18ch 0.01W
- 子持小川原 18ch 0.01W
- 利根大原 23ch 0.01W(垂直偏波)
- 白沢 18ch 0.3W
- 松井田上増田 18ch 0.01W
- 埼玉県
- 児玉 23ch 3W(垂直偏波)
- 秩父 23ch 10W
- 小鹿野 61ch 1W
- 鬼石 44ch 0.3W(垂直偏波)
- 秩父定峰 50ch 0.01W(垂直偏波)
- 秩父栃谷 50ch 0.01W(垂直偏波)
- 風布 23ch 0.01W
- 飯能上赤工 44ch 0.01W
- 横瀬根古谷 50ch 0.04W(垂直偏波)
- 飯能原市場 44ch 0.01W
- 千葉県
- 銚子 23ch 10W
- 東金 23ch 10W
- 大多喜 23ch 3W
- 君津 23ch 3W(垂直偏波)
- 長南 18ch 1W
- 市原加茂 31ch 1W
- 勝浦 23ch 10W
- 館山 23ch 3W(垂直偏波)
- 小見川 23ch 3W
- 佐原 23ch 3W
- 下総光 23ch 3W
- 丸山 31ch 0.3W
- 勝浦総野 31ch 0.3W
- 鴨川 31ch 1W
- 神奈川県
- 平塚湘南平 23ch 100W(垂直偏波)
- 真鶴・小田原 49ch 10W
- 南足柄 44ch 1W
- 湯河原 44ch 0.1W(垂直偏波)
- 愛川 50ch 1W
- 箱根湯本 44ch 0.1W(垂直偏波)
- 横須賀武 44ch 1W(垂直偏波)
- 相模湖 23ch 0.3W
- 仙石原 44ch 0.3W(垂直偏波)
- 山北 23ch 0.3W
- 津久井 44ch 0.3W(垂直偏波)
- 久里浜 52ch 0.3W(西方向:垂直偏波)
- 逗子 44ch 1W(東方向:垂直偏波)
- 秦野 44ch 1W(垂直偏波)
- 横須賀鴨居 44ch 0.1W
- 湯の沢 28ch 0.01W
- 笹下 23ch 0.1W
- 釜利谷 41ch 0.1W (垂直偏波)
- 秦野菩提 39ch 0.05W
- 中井 44ch 0.1W
- 戸塚 23ch 1W
- 鎌倉 44ch 0.3W
- 衣笠 44ch 1W
- 大船 44ch 1W (垂直偏波)
- 箱根強羅 43ch 1W
- 小田原東 49ch 3W
- みなとみらい 50ch 3W (南西方向:垂直偏波)
- 藤野 50ch 0.3W
アナログ放送
2011年7月24日廃局。
呼出符号:JOTX-TV
呼出名称:テレビ東京
- 中継局の数は1980年前後までは他キー局に比べて非常に少なく(1966年の経営危機、放送時間短縮以降は数年間、中継局開設は見送られ、その後も開設のペースは遅かった)、テレビ東京に社名変更して数年たってようやく同数程度の数になった。
- 東京都
- 茨城県
- 水戸(千波町) 32ch 30W(垂直偏波)
- 日立(風神山) 62ch 100W
- 十王(石尊山) 61ch 100W
- 栃木県
- 宇都宮 44ch(アナアナ変換前17ch) 100W
- 今市 62ch 100W
- 矢板 61ch 100W
- 群馬県
- 榛名山(前橋) 62ch 100W
- 桐生 61ch(アナアナ変換前31ch) 30W
- 沼田 61ch 50W
- 埼玉県
- 秩父 44ch 100W
- 児玉 61ch(アナアナ変換前17ch) 30W(垂直偏波)
- 千葉県
- 館山 62ch 30W(垂直偏波)
- 銚子 61ch 100W
- 勝浦 61ch 100W
- 成田 61ch(アナアナ変換前18ch) 30W
- 香取佐原 62ch(アナアナ変換前17ch) 30W
- 香取小見川 38ch 30W
- 横芝光 47ch 30W(垂直偏波)
- 神奈川県
- 横浜みなと(横浜ランドマークタワー) 62ch 30W
- 山下町 79ch 100mW (SHF)
- 横須賀久里浜 33ch 3W
- 平塚(湘南平) 43ch 300W(垂直偏波)
- 真鶴(小田原) 62ch 100W
- 湯ノ沢 48ch 100mW
- 他
- 2011年7月23日までに廃止された中継局
- 東京都
- 千駄ヶ谷 79ch 1W (SHF)
区域外再放送
区域外再放送は、激変緩和措置としてアナログ放送終了から3年間(2014年7月24日まで)実施するものとしていたが、系列局が無いこともあり、継続実施に同意している。 なお、新潟県(中越・下越の両地方)・宮城県・福島県では、テレ東の電波が小規模中継局に抑圧されるという技術的問題があるため、再放送はできない。
太字の事業者はパススルー方式。
- 山梨県
- 日本ネットワークサービス(甲府・韮崎・甲斐・笛吹・北杜・中央の各市と昭和・市川三郷の両町)
- 峡東CATV(甲州・山梨の両市)
- 山梨CATV(山梨市)
- CATV富士五湖(富士吉田市)
- 白根ケーブルネットワーク(南アルプス市)
- 河口湖有線テレビ放送(富士河口湖町)
- 峡西CATV(南アルプス市)
- ケーブルネットワーク大月(大月市)
- 上野原ブロードバンドコミュニケーションズ(上野原市)
- エルシーブイ(北杜市(白州町大武川のみ))
- 長野県
- エルシーブイ(岡谷市、諏訪市、茅野市、塩尻市(北小野地区のみ)、下諏訪町、富士見町、原村、辰野町、立科町(白樺湖畔のみ)
- テレビ松本ケーブルビジョン(松本市、塩尻市、山形村)
- インフォメーション・ネットワーク・コミュニティ(長野市)
- あづみ野テレビ(安曇野市、松本市(梓川地区のみ) )
- 伊那ケーブルテレビジョン(伊那市、箕輪町、南箕輪村)
- 上田ケーブルビジョン(上田・東御の両市、青木村、坂城町)
- 信州ケーブルテレビジョン(千曲市)
- コミュニティテレビこもろ(小諸市)
- 須高ケーブルテレビ(須坂市、小布施町、高山村)
- 長和町ケーブルテレビ施設(長和町)
- ふれあいネットワーク長谷(伊那市)
- 蓼科ケーブルビジョン(立科町)
- 丸子テレビ放送(上田市)
- 静岡県
- 伊豆急ケーブルネットワーク(熱海・伊東・下田の各市、東伊豆・河津の両町)
- 東豆有線(伊東市宇佐美地区)
- 伊東テレビクラブ(伊東市)
- 下田有線テレビ放送(下田市)
- 東伊豆有線テレビ放送(東伊豆町)
- 小林テレビ設備(下田市の一部、南伊豆町)
- TOKAIケーブルネットワーク(静岡市清水区の旧庵原郡域、沼津・富士・三島・富士宮・裾野・御殿場・伊豆の国の各市、長泉・清水・函南の各町、現在の契約は2017年3月31日まで)
注 記載の地域でも一部で実施していない場合、記載されていない地域でも一部で実施している場合がある。
- 終了
- 山梨県
- 笛吹きらめきテレビ 2014年1月31日終了(日本ネットワークサービスに移管)
新潟県
- 上越ケーブルビジョン 2014年7月24日終了
静岡県
- トコちゃんねる静岡 2011年7月24日終了
- TOKAIコミュニケーションズ(島田市・焼津市・藤枝市)2011年7月24日終了
ネット配信
有料動画配信サービスとしては、テレビ東京ビジネスオンデマンド(経済番組)、あにてれ(アニメ)があるほか、各種配信サービスへの提供も行なっている。
ドラマ、バラエティー番組の見逃し配信(最新回)「ネットもテレ東」は、GYAO!、ニコニコ動画では2015年4月より[35]、TVerでは同年10月の開局当初より[36]提供されている。
キャッチフレーズ
東京12チャンネル時代
- ‘‘テレビっこ‘‘をご心配のお父さまお母さまへ 科学テレビ 東京12チャンネルテレビ(1964年4月 - 1973年9月)
- ふれあいの窓 12 東京12チャンネル (1973年10月 - (1979年3月)
- ファミリーシップのファミリーチャンネル(1978年頃。上記の『ふれあいの窓~』との併用というかたちで使用)
- 楽しさ12か月(1979年4月 - 1981年9月。ただし社名変更後も1998年9月まで併用される)
テレビ東京以降
- 緑さわやか, 楽しさ12か月 テレビ東京12(1981年10月 - 1985年12月)
- はたち個性派 開局20年 テレビ東京(1984年・開局20周年用)
- ハートビンビン テレビ東京12(1987年4月 - 1993年9月)
- 見せて、魅せます!
- チュッ!テレビ東京(1993年10月 - 1998年3月)
- TV TOKYO(テレビ東京)以降
- てれとしるぶぷれ!(1998年10月 - 2001年3月)
- てれとまにあ。(2001年4月 - 2004年3月)
- あれと、これと、てれと。(2004年4月 - 2009年6月)
- つづく(2009年7月 - 2013年9月)
- まっすぐ、ずっと。(現行・2013年10月 - )
なお、「テレビ東京 地上デジタル7チャンネル」(TV TOKYO Digital 7)のCMは文言を一部変更した上で系列局でも使用された(テレビせとうちでは「テレビ せとうち Digital7」と表記)。BGMはレニー・クラヴィッツの『Love Revolution』。
ロゴマーク
過去の「テレビ東京」のロゴマークは1981年10月1日から1998年9月30日まで使用しており、チャンネルは12の名前で、テレビ東京でロゴは緑であった。また、TX テレビ東京であった。現在の「TV TOKYO」と「テレビ東京」のロゴマークは1998年10月1日から使用しており、TVのVとYのリングでメディアと社会のインタラクティブの重要性を模り、信頼性の高い情報とユニークな番組で未来を想像し、ジャーナニズムの在り方を提案する企業姿勢を表している。またテレビ東京の現在ロゴの白、赤と青に書体も普通の書体に代わっている(日本経済新聞テレビ東京新ロゴマーク広告より(1998年9月30日付))。
イメージキャラクター
過去はデジタルテレビ放送開始記念して、7ch デジタル7チャンネルのピラメキパンダが使われていた。
現在は開局50周年記念を機に制定されたナナナが使われている。
歴代社長・代表者
科学教育局
年月 | 東京12チャンネル プロダクション 社長 |
日本科学技術振興財団 | 出来事 | |
---|---|---|---|---|
テレビ事業本部長 | 会長 | |||
1960年 | 4月※設立前 | ※不在 | 倉田主税 | 日本科学技術振興財団 設立 |
1963年 | 6月倉田主税 | テレビ事業本部 設立 | ||
1964年 | 3月津野田知重 | |||
1965年 | 6月藤本輝夫 | |||
1966年12月 | 上村健太郎 | 植村甲午郎 | 第1次再建計画 一般番組の増強を決定 | |
1967年 | 1月村木武夫 | |||
1968年 | 5月長谷慎一 | 第2次再建計画 制作部門の分社を決定 | ||
1968年 | 7月上村健太郎 | 東京12チャンネルプロダクション 設立 | ||
1969年11月 | 河口静雄 | 河口静雄 | 日本経済新聞社 経営参加 | |
1973年 | 4月佐藤良邦 | 佐藤良邦 | 日本経済新聞社の前常務が社長に就任 |
一般総合局
年月 | 社長 | 会長 |
---|---|---|
1973年11月 | 佐藤良邦 | ※不在 |
1975年10月 | 中川順 | |
1989年 | 6月杉野直道 | 中川順 |
1993年 | 6月※不在 | |
1996年 | 6月一木豊 | 杉野直道 |
2001年 | 6月菅谷定彦 | 一木豊 |
2007年 | 6月島田昌幸 | 菅谷定彦 |
2011年 | 6月※不在 | |
2013年 | 6月高橋雄一 | 島田昌幸 |
2015年 | 6月※不在 | |
2017年 | 6月小孫茂 | 高橋雄一 |
個人別詳細
氏名 | 出身企業・団体 | 東京12チャンネル 関連役職 |
---|---|---|
倉田主税 | 日立製作所 社長→会長 | 1960.04.19 - 1966.12.18:財団 会長 1963.06.22 - 1964.03.09:財団 テレビ事業本部長 |
植村甲午郎 | 経済団体連合会 副会長→会長 ニッポン放送 会長 日本航空 会長 |
1961.10[37] 会長 1966.12.19 - 1973.10.31:財団 会長 | - 1966.12.18:科学テレビ協力会
津野田知重 | 1964.03.10 - 1965.06.19:財団 テレビ事業本部長 | |
藤本輝夫 | 日産生命保険 社長 | 1965.06.20 - 1966.12.18:財団 副会長 1965.06.20 - 1966.12.18:財団 テレビ事業本部長 |
上村健太郎 | 日本道路公団 総裁 | 1966.12.19 - 1973.03.31:財団 副会長 1966.12.19 - 1967.01.10:財団 テレビ事業本部長 1968.07.01 - 1969.10.31:プロダクション 社長 |
村木武夫 | 住友石炭鉱業 副社長 | 1967.01.11 - 1968.05.21:財団 テレビ事業本部長 |
長谷慎一 | 1968.05.22 - 1969.10.31:財団 テレビ事業本部長 | |
河口静雄 | 三共 副社長 全日本広告連盟 理事長 日経広告研究所 理事長 |
1969.11.01 - 1973.03.31:財団 テレビ事業本部長 1969.11.01 - 1973.04.08:プロダクション 社長 |
佃正弘 | 日本経済新聞社 常務 | 1969.11.01 - 1971.02 1969.11.01 - 1971.02 :プロダクション 専務 | :財団 テレビ事業副本部長
佐藤良邦 | 日本経済新聞社 常務 | 1973.04.01 - 1973.10.31:財団 テレビ事業本部長 1973.04.09 - 1973.10.31:プロダクション 社長 1973.11.01 - 1975.09.30:東京12チャンネル 社長 |
中川順 | 日本経済新聞社 常務 | 1971.02 1971.02 - 1973.10.31:プロダクション 専務 1973.11.01 - 1975.09.30:東京12チャンネル 専務 1975.10.01 - 1981.09.30:東京12チャンネル 社長 1981.10.01 - 1989.06.29:テレビ東京 社長 1989.06.30 - 1993.06.27:テレビ東京 会長 | - 1973.10.31:財団 テレビ事業副本部長
主要役員・社員
- 過去
- 田中良 - 広告担当。退社後は杉並区議会議員(1期)、東京都議会議員(5期)を歴任し、現杉並区長(3期)。
- 田原総一朗 - ディレクター、ドキュメンタリー映画監督。退社後はジャーナリストとして活動。
- 中川俊直 - 政治部記者。現自民党衆議院議員(2期)。
- ばばこういち - 退社後はジャーナリストとして活動。
アナウンサー
グループ会社
連結子会社が12社、持分法適用関連会社が3社ある(2006年3月31日現在)。
連結子会社
- 株式会社テレビ東京ミュージック(音楽著作権の管理、イベント、音楽番組の制作など)
- 株式会社テレビ東京メディアネット(番組販売)
- 株式会社テレビ東京コマーシャル(CM放送の準備)
- 株式会社テレビ東京アート(美術装置・番組用照明の企画制作)
- 株式会社テレビ東京システム(システム開発)
- 株式会社テレビ東京制作(PROTX)(番組の企画・制作)
- 株式会社テレビ東京ダイレクト(旧:株式会社プロント)(通信販売・広告販売)
- 株式会社テレビ東京ヒューマン(放送準備)
- 株式会社テクノマックス(技術制作)
- 株式会社テレビ東京ビジネスサービス(施設管理など)
- 株式会社エー・ティー・エックス(アニメシアターX)(アニメ番組提供)
- TV TOKYO AMERICA,INC.(米国報道)
- 株式会社InterFM(外国語FM放送局)
持分法適用関連会社
- 株式会社日経映像(番組制作)
- 株式会社テレビ東京コミュニケーションズ (東京証券取引所マザーズ上場)(映像コンテンツの配信・提供)
- 株式会社インタラクティーヴィ(CS委託放送)
関連放送事業者
- BSテレビ東京(BSテレ東、旧BSジャパン)
- 日経CNBC
- アニメシアターX
- InterFM
- 日経ラジオ社 - 同じ日経グループだが繋がりは薄い。
- ディズニーXD(旧トゥーン・ディズニー) - 番組販売により、過去のテレビ東京制作アニメを購入し放送している。
- キッズステーション - 同上。銀魂では数回行った一挙放送を含む当局専用の宣伝を、ポケットモンスターシリーズでは劇場版専用の時間帯を設けている。
- アニマックス(同上)
TXN系列局
TXN#加盟局を参照。
関連企業
- 同局のアニメ番組である『ポケットモンスター』の劇場版の制作協力・プロモーション協力や、ポケットモンスターのキャラクターを使って夏休み期間中にスタンプラリーの開催やラッピング新幹線の走行・キハ100系のジョイフルトレイン「POKÉMON with YOUトレイン」の走行などのイベントを行ったり、前身である日本国有鉄道および同社提供の鉄道番組「レール7」を同局で放送していたり、同局の番組である「日経スペシャル カンブリア宮殿」にて同社会長の冨田哲郎が出演した上で分割民営化後30年を契機とした事業戦略などを取り上げていた他、同局の番組である『モジャ公』・『ヒカルの碁』・『日高義樹のワシントン・リポート』などに提供していた。
- 同局のアニメ番組である『モジャ公』・『ポケットモンスター』シリーズの広告代理店を担当している他、アニメ『ポケモン』の制作に同局と共に関与している。
- 東武鉄道のグループ施設である「東京スカイツリー」に同局のデジタル親局送信所があったり、同局が主催する大晦日恒例の企画である「東急ジルベスターコンサート」に東急グループ(東京急行電鉄)が協賛したり、同局の番組である「日経スペシャル カンブリア宮殿」にて小田急電鉄の山木利満会長が出演した上で同社の箱根を軸とした事業戦略を取り上げたり、京王電鉄の車内液晶ディスプレイにて同局のニュース映像の配信を行ったり、近畿日本鉄道(近鉄グループホールディングス)のグループ企業であるKNT-CTホールディングス(クラブツーリズム)が同局の番組である「旅スルおつかれ様〜ハーフタイムツアーズ〜」と連動した企画や同局子会社のテレビ東京ダイレクトと協業した旅行商品などを展開している他、大手私鉄各社にて夏休み期間中などに同局のアニメ番組のキャラクターを使ってスタンプラリーを行ったり、大手私鉄系列の遊園地にて同局のアニメ番組とタイアップしたイベントを行ったり、一部のTXN系列局に大手私鉄各社が出資するなど、幅広く関係している。
- 全日本空輸(ANA)
- 同局のアニメ番組である『ポケットモンスター』のキャラクターを描いた航空機「ポケモンジェット」を運航している他、同局の『日経スペシャル カンブリア宮殿』や『経済ドキュメンタリードラマ ルビコンの決断』にて同社が取り上げられたり、同局の『出没!アド街ック天国』などの提供を行っている。
不祥事・事件・トラブルなど
- 1970年10月から1971年4月にかけて永井豪の漫画『ハレンチ学園』を原作としたドラマ『ハレンチ学園』を放送。同局は一般局に転換する前で慢性的な低視聴率にあえいでいた中、この番組の最高視聴率は32%に達した。しかし当時としては過激な表現があったため社会問題となり、低俗番組という批判にあらがえず半年で終了した[39]。
- 1997年にテレビアニメ『ポケットモンスター』の放送中、視聴者が突然倒れ病院に運ばれるといった事件が発生した(いわゆる「ポケモンショック」)。それ以来、テレビアニメを放映する際に「テレビを見るときは部屋を明るくしてテレビから離れて見ましょう」といったテロップが表示されるようになった。
- 2002年5月27日、『ニュースウォッチ』と『TXNニュースアイ』の番組冒頭で、中国人窃盗団の犯行から逮捕までの一部始終をスクープ映像として放送した。しかし、窃盗団の案内役である日本人男性から事前に情報を入手しており、警察へは連絡したものの、実際に被害にあった会社には連絡していなかったことが判明している[40]。
- 2005年1月28日、『教えて!ウルトラ実験隊』で、25日に放送された花粉症対策を扱った回が千葉大学で臨床実験中の最新治療法『舌下減感作療法』について「2週間の実験が必要なところを5日程度で済ませ、効果が出るまで最低2 - 3か月かかるところを、2週間で効果が現れたかのように放送した」と事実の歪曲があったことを発表した。しかし2月1日には追加の調査結果が発表され、上記の説明も「実験は全く行っておらず、治療を受けていない人物に虚偽の証言をさせた」と一部虚偽だったことが発覚し、同番組は2月8日に打ち切りとなった。さらに製作に関わった局幹部ら4人が処分を受けた。
- 2005年6月14日、『日経スペシャル ガイアの夜明け』で東京都内の男性を「うなずき屋」と称し、「相手の話にうなずくだけで料金は2時間で1万円」と伝えた。これに対し男性が「悪徳業者と誤解された」とBPOに抗議した。現金受け渡しのシーンはテレビ東京に依頼されたものと判明した。さらに、このシーンが人権侵害だったことも指摘された。
- 2006年5月8日、同年4月下旬の『世界卓球2006』の放送時間延長により深夜番組の録画に失敗したという抗議文と骨らしきものが入った小包がテレビ東京に届けられるという事件が発生した[41][42]。
- 2006年10月27日、『おはスタ』でブルーベリーとして紹介した「ヨウシュヤマゴボウ」という植物が根や葉を食すと嘔吐や下痢を起こすということが発覚し、同局のニュースなどで注意を呼びかけた。また、翌週の10月30日の放送で司会者の山寺宏一がこの件に関する謝罪と「間違って食べないように」との注意喚起を行った。
- 2007年1月に、テレビ東京ダイレクト(TXD)が通信販売した「快眠★夢枕」について、ゲルマニウムや竹繊維が使われており抗菌効果や消臭効果、遠赤外線効果があると宣伝した。しかし実際には上記の素材は使われておらず、TXDは販売を中止し商品の買い戻しを実施し、返金を行った。さらに公正取引委員会から景品表示法違反(優良誤認)にあたるとし、再発防止などを求める排除命令が下された。
- 2008年12月4日、『よろセン!』で、出演者だった℃-uteのメンバーの一人がアドルフ・ヒトラーを「世界の偉人」として紹介した内容が問題となり、「誤った歴史認識に基づく不適切な内容でした」として8日にウェブサイト上で謝罪。
- 2009年7月22日と23日に、イベント『恐竜2009』の飲食コーナーで、販売していたホットドッグに販売業者が消費期限切れのパンを使っていたことが判明。30日に社長の島田が7月定例会見で主催者の一人としてお詫びを表明。
- 2010年4月11日のフィギュアスケートショーの放送で、浅田真央ら3選手の演技の失敗部分を別の演技の同部分と差し替えて放送した。この件に関してスポーツ社会学者の森川貞夫(日本体育大学教授)は、娯楽性に偏る余り記録性を軽視している点、編集映像であることを明示せず視聴者を欺いている点を現在のメディアの問題点と指摘している[43]。この件に関し、テレビ東京では採点を伴う競技ではなく選手のトップレベルの演技を見ていただく「ショー」であると考え、各選手の良い部分を見て頂くための配慮であったと、2010年4月分社長定例会見にてコメントした。
脚注
注釈
- ^ 近畿広域圏全域、北海道札幌地域及び十勝地域、新潟県、島根県、福岡県北九州・関門地域(関門都市圏)、大分県、宮崎県、沖縄県などはNHK教育(Eテレ)親局が12chに割り当てられていた。
- ^ スポンサーを全く受けないという意味ではない。
- ^ a b その名残りで、2013年現在でも毎日放送が大株主に名を連ねている。また、テレビ大阪開局時(1982年)の社員研修や、開局を告知するコマーシャルもMBSで行われた。
- ^ 郵政省(正確に言うと佐藤栄作と田中角栄)に「12chを日経か東京新聞(中日新聞社)に譲れ」といわれていた朝日新聞社もこの動きに同調した。
- ^ 日経が中京テレビに出資していたため。なおCTVは1969年の開局当時から1973年4月のネット整理までの間は、名古屋テレビ放送との重複加盟で、同じく日経資本→後に朝日資本となるNETテレビ系の番組を主軸に、日本テレビ系の番組を含めた変則トリプルネットだった
- ^ 1966年の放送時間縮小時は新聞によりハーフ又はそれに準じるサイズに縮小されていた。
- ^ 正式な商号変更の8年前である1973年にテレビ東京の商標の出願をしていた。[1]
- ^ メガTONは、本来「東京」の「T」、「大阪」の「O」、名古屋の「N」を意味しているが、後述する1985年に開局したテレビせとうちの本社がある「岡山」の「O」、テレビせとうちの放送エリアでもある「高松」の「T」とも共通していたため、テレビせとうち開局時は名称を継続した。
- ^ ただ、テレビ大阪とテレビ愛知は府・県域局のため、在阪・在名の広域4局ずつと比較して親局の出力も低く抑えられており、且つ視聴可能エリアが狭い他、テレビ北海道・テレビせとうちでは放送エリア内でも一部で難視聴や受信不可能な地域がある。ただし、テレビ北海道ではデジタル放送完全移行後、アナログ未開局地域におけるデジタル中継局の設置を釧路送信所と平取町にある振内中継局を皮切りに順次進めている。かつてはTVQでもアナログ放送では難視聴や受信不可能な地域があったが、デジタル放送では放送エリア内全域で視聴可能となった。
- ^ 現在、BSテレ東で放送される地上波番組の同時・時差放送はニュース・情報番組、スポーツ中継、紀行番組、一部のアニメ番組が中心でバラエティー番組ではごく一部の定時番組・単発特番を除いてほとんど放送されなくなっている。
- ^ アナログ放送廃止時には激変緩和措置として3年間の期間限定で区域外再放送に同意した。緩和措置終了後にTXN系列放送局の同意を得たCATV事業者が無いのは岩手県・宮城県・秋田県・山形県・福島県・○新潟県・富山県・石川県・福井県・○滋賀県・和歌山県・○高知県・熊本県・宮崎県・鹿児島県・沖縄県の16県である(○マークはアナログ時代に再放送を行っていた事業者が存在(完全移行に伴い再放送廃止)した県)。
- ^ 関連局でのCS放送チャンネルはあるものの、テレビ東京の自社運営によるCS放送チャンネルは在京民放キー局で唯一持っていない。
- ^ TBS系『王様のブランチ』など。
- ^ この日は日本経済新聞に全面広告が、朝日・毎日・読売各新聞にハーフ広告が掲載されていた。
- ^ デジタル放送のリモコンキーID「7番」に因んだものである。これによりアナログ12chに因んだ日経電波会館専用番号「105-8012」は廃止・返上した(105・106とも現在は芝郵便局の管轄だが、106は2010年まで麻布郵便局が集配業務を担当していた)。
- ^ 正確にはテレビ東京をモデルにした「テレビ奥東京」であるが、本社外観は放映当時の社屋をモデルにしている。
- ^ ただし、流れているアニメ『未確認で進行形』はテレビ東京ではなくTOKYO MXで放映。
- ^ 2011年4月1日付の『日刊スポーツ』、『サンケイスポーツ』、『デイリースポーツ』で揃ってこのことが報じられた。
- ^ このことは2015年4月21日『ありえへん∞世界』でも扱われ、当日の朝日新聞のテレビ欄が紹介された。
- ^ 民放系BSは2000年12月1日に5局一斉に開局。
- ^ 中日主管試合は原則中日新聞の資本がある東海テレビ放送・三重テレビ放送の連合と中部日本放送 (CBC) のみしか割り当てられていなかったためである。(現在はこれにテレビ愛知も含まれる)
- ^ 当時、地上デジタルテレビ放送の試験電波を放送するために深夜の終夜放送は休止しており、野球放送が予定通り行われたらサッカーの録画放送後の3時前後に終わらせる予定になっていた。野球中止のためサッカーの再放送もせず1時前後でその日の放送は打ち切りとなった。
- ^ 日経CNBCからテレビ東京への裏送りという形で使用。
- ^ テレビ東京のアメリカにおける報道業務を行っているTV TOKYO AMERICA, INC.への出向という形で在籍。
- ^ なお「旧本社」として分室の扱いになった建物は2011年時点で数例あり、そのうちテレビ朝日が報道・情報系番組の制作拠点として整備した「テレビ朝日アーク放送センター」は、稼働開始がテレビ東京の現本社とほぼ同時期(1985年10月)である。
- ^ 日経電波会館自体、ビジネス街に立地している上、建物も一般客・観光客の来訪は想定していない。
- ^ 旧日経電波会館、旧本社社屋。
出典
- ^ 役員一覧:会社情報:株式会社テレビ東京
- ^ a b c 会社概要:会社情報:株式会社テレビ東京
- ^ 絶好調のテレ東 視聴者多い中高年大切にする姿勢が支持獲得NEWSポストセブン、2014年2月16日
- ^ TBSがついにテレビ東京に負けた!ゴールデン視聴率最下位!-スクープ!エンタメ芸能のツボ
- ^ テレ東下回る大惨敗 フジテレビがダメになった3つ理由(東京スポーツ、2015年01月10日付)
- ^ 第42回定時株主総会決議ご通知
- ^ “株式会社テレビ東京、テレビ東京ブロードバンド株式会社及び株式会社BS ジャパンの認定放送持株会社設立(共同株式移転)による経営統合に関する基本合意書の締結についてのお知らせ” (PDF) (2010年3月26日). 2010年3月27日閲覧。
- ^ 地上波・衛星波統合マスターの導入はフジテレビ、放送大学、テレビ朝日に続いて4局目となるが、いずれも東芝製を採用しており、NEC製の地上波・衛星波統合マスターの採用は同局が初となった。“テレ東社長会見/7日早朝から新マスターに” (HTML) (2016年11月2日). 2016年11月9日閲覧。
- ^ 「定例社長会見 2001年2月」テレビ東京、2001年2月22日
- ^ 「定例社長会見 2001年4月」テレビ東京、2001年4月26日
- ^ 「定例社長会見 2000年11月」テレビ東京、2001年11月30日
- ^ 「定例社長会見 2007年5月」テレビ東京、2007年5月31日
- ^ なぜテレビ東京系は広島や仙台で視聴できないのか exciteコネタ 2015年12月26日、2016年3月24日閲覧。
- ^ 石光勝「4 経済ニュースがお宝になり」『テレビ番外地 東京12チャンネルの奇跡』 新潮社、2008年11月 ISBN 978-4-10-610288-2
- ^ a b c 麻生にすり寄り?「テレ東伝説」去った!?会見中継 夕刊フジ2007年9月13日
- ^ NHK放送文化研究所 メディア研究部番組研究グループ「東日本大震災発生時・テレビは何を伝えたか」『放送調査と研究』2011年5月号、NHK出版、2011年5月、2013年9月閲覧。
- ^ 地震翌日、12日23:55からの『アニメテガミバチ REVERSE』から基本的に通常編成に復帰した上でCMも再開。
- ^ NHK放送文化研究所 メディア研究部番組研究グループ「東日本大震災発生時・テレビは何を伝えたか(2)」『放送調査と研究』2011年6月号、NHK出版、2011年6月、2013年9月4日閲覧。
- ^ 石光勝「3 女子プロレスとワールドカップ」『テレビ番外地 東京12チャンネルの奇跡』 新潮社、2008年11月 ISBN 978-4-10-610288-2
- ^ 島田社長 定例記者会見
- ^ 格闘技|スポーツナビ
- ^ かつては、年末の『KEIRINグランプリ』(現在は日本テレビが製作)も全国ネットで放送。
- ^ Twitterでの一般人によるツイートより
- ^ a b c d e 六本木地区本社機能移転について(PDF)(株)テレビ東京ホールディングス
- ^ a b “テレ東の高島礼子出演は今まで通り…高橋社長定例会見”. スポーツ報知. (2016年6月30日) 2016年7月4日閲覧。
- ^ 特集・テレビ東京/BSジャパン新本社の放送設備、テレビ東京・BSジャパン建築概要(放送技術2017年2月号より)
- ^ 特集・テレビ東京/BSジャパン新本社の放送設備、テレビ東京・BSジャパン 統合マスター(放送技術2017年2月号より)
- ^ 「テレ東本舗。」×「タリーズコーヒー」初コラボショップ 六本木3丁目 ナナナリア店 12月17日(土)OPEN!
- ^ 株式会社テレビ東京様 新社屋 ニュース・報道スタジオ(第3スタジオ)・情報系汎用スタジオ(第4スタジオ)を2015年5月一括受注
- ^ 株式会社テレビ東京で、4Kスタジオシステムを始めとしたソニーの最新映像制作システムを採用〜2016年移転予定の六本木新社屋向けに大量受注〜
- ^ “株式会社テレビ東京様・株式会社BSジャパン様の新本社スタジオに、カメラシステム・サブシステムを納入”. 2016年10月30日閲覧。
- ^ PDF「2010年9月30日 新多目的スペース 「7スタ」 誕生!10月クールから地上波・BSのベルト新番組を生放送で発信 また、スペースについての記述は雑誌「放送技術」2011年1月号の特集記事からも引用している
- ^ “【移転】日経BP社が神谷町に本社移転”. 日経不動産マーケット情報. (2016年10月4日) 2016年11月6日閲覧。
- ^ 2012年3月8日付『朝日新聞』朝刊。同紙によれば『隅田川花火大会』中継への利用も検討した結果という。
- ^ “テレビ東京の人気番組がニコニコで無料視聴可能に!バラエティ番組の放送後の無料配信をニコニコで行うのは民放キー局初”. テレビ東京. (2015年4月8日) 2018年7月3日閲覧。
- ^ “在京民放5局による見逃し配信サービス「TVer」--10月26日に開始”. CNET Japan. (2015年9月28日) 2018年7月3日閲覧。
- ^ 財界による東京12チャンネル資金調達支援組織
- ^ 企業内ATMであるため、第一勧業銀行およびみずほ銀行の店舗案内では公表されていなかった。
- ^ 石光勝「2 番外地のパイオニア精神」『テレビ番外地 東京12チャンネルの奇跡』 新潮社、2008年11月 ISBN 978-4-10-610288-2
- ^ 詳細およびテレビ東京の対応などは■「窃盗団報道問題」検証報告を参照
- ^ “テレビ東京に骨?届く 警視庁、脅迫容疑で捜査”. asahi.com (朝日新聞社). (2006年5月10日). オリジナルの2006年5月11日時点におけるアーカイブ。 2015年9月28日閲覧。
- ^ “テレビ東京に「骨」届く 番組変更への抗議文も”. FLASH24 (共同通信社). (2006年5月10日). オリジナルの2006年6月19日時点におけるアーカイブ。 2015年9月28日閲覧。
- ^ 浅田選手ら演技映像一部差し替え アイスショーのテレ東番組 2010/04/23 19:07
関連項目
- テレビ東京杯青葉賞(中央競馬の重賞レース)
外部リンク
- テレビ東京・BSテレ東 7ch(公式)
- ニュース・報道番組|テレビ東京・BSテレ東 7ch(公式)
- あにてれ - テレビ東京アニメーション公式サイト。特撮番組や一部のドラマ番組も含む
- TVTOKYO - YouTubeチャンネル
- テレビ東京あにてれちゃんねる - ニコニコチャンネル
- テレビ東京 宣伝部 (@TVTOKYO_PR) - X(旧Twitter)
- ウィキメディア・コモンズには、テレビ東京/log20220216に関するカテゴリがあります。