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「中標津町」の版間の差分

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{{日本の町村
{{日本の町村
|自治体名=中標津町
| 自治体名 = 中標津町
| 画像 = [[File:Kaiyoudai 2009.JPG|300px]]
|区分=町
| 画像の説明 = 開陽台展望館(2009年)
|画像=File:Kaiyoudai 2009.JPG
| 旗 =
|画像の説明=開陽台
| 旗の説明 =
|紋章 = [[ファイル:Flag of Nakashibetsu, Hokkaido.svg|100px|center]]中標津[[市町村旗|町旗]][[ファイル:Symbol of Nakashibetsu, Hokkaido.svg|75px|center]]中標津[[市町村章|町章]]
| 紋章 = [[File:Symbol of Nakashibetsu, Hokkaido.svg|75px]]
|紋章の説明 = [[1950年]]([[昭和]]25年)[[1月1日]]制定
| 紋章の説明 = 中標津町章(昭和25年制定)
|都道府県=北海道
| 区分 = 町
|支庁=[[根室振興局]]
| 都道府県 = 北海道
|郡=[[標津郡]]
| 支庁 = [[根室振興局]]
|コード=01692-6
| 郡 = [[標津郡]]
|隣接自治体=[[標津郡]][[標津町]]、[[野付郡]][[別海町]]、<br />[[川上郡]][[標茶町]]、[[弟子屈町]]、<br />[[斜里郡]][[清里町]]
| コード = 01692-6
|木=[[シラカバ]]
| 隣接自治体 = 根室振興局:[[標津郡]][[標津町]]、[[野付郡]][[別海町]]<br />[[釧路総合振興局]]:[[川上郡]][[標茶町]]、川上郡[[弟子屈町]]<br />[[オホーツク総合振興局]]:[[斜里郡]][[清里町]]
|花=[[エゾリンドウ]]
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| 花 = [[エゾリンドウ]]
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| シンボル名 =
|郵便番号=086-1197
| 鳥など =
|所在地=標津郡中標津町丸山2丁目22番地</small><br /><center>[[ファイル:Nakashibetsu town hall.JPG|250px |center]]
| 郵便番号 = 086-1197
|外部リンク=[http://www.nakashibetsu.jp/ 中標津町]
| 所在地 = 標津郡中標津町丸山2丁目22<br />[[File:Nakashibetsu town hall.JPG|258px]]
|位置画像={{基礎自治体位置図|01|692}}
| 外部リンク = [https://www.nakashibetsu.jp 中標津町公式WEBサイト]
| 位置画像 = {{基礎自治体位置図|01|692}}
| 特記事項 =
}}
}}
'''中標津町'''(なかしべつちょう)は、[[北海道]][[根室振興局|根室管内]]の北部に位置する[[標津郡]]の町である。


'''中標津町'''(なかしべつちょう)は、[[北海道]][[標津郡]]にある[[町]]。地名は[[日本語]]の「中」と[[アイヌ語]]の「シペッ=大きな川」に[[当て字]]した「標津」を組み合わせたものが由来になっている<ref name="町の紹介">{{Cite web |url=https://www.nakashibetsu.jp/shoukai/syoukai/ |title=町の紹介 |publisher=中標津町 |accessdate=2018-02-03}}</ref>。
根室振興局管内では根室市に次ぐ人口を擁し、管内中部の中核となる町で、[[酪農]]・[[商業]]が盛ん。[[2005年]]から北海道庁による移住促進事業のパートナー市町村として、道外からの移住を推進している。

分村により誕生した[[1946年]]から[[2010年]]の[[国勢調査]]まで、人口は増加傾向を見せている。[[2005年]]の国勢調査では、釧路・根室地方で唯一人口が増加した。


== 地理 ==
== 地理 ==
中標津町は東西約42 km、南北約27 kmあり、南部は「[[根釧台地]]」の[[丘陵]]、北部は[[知床半島]]から連なる山岳地帯になっている{{Sfn|中標津町環境基本計画|p=7}}。[[中心市街地]]は[[標津川]]によって開かれた[[河岸段丘]]であり、標高約50 mの[[低地]]に形成している{{Sfn|中標津町環境基本計画|p=7}}。土地は主に[[泥炭地]]と火山灰地である{{Sfn|中標津町環境基本計画|p=7}}。町域のうち約5割を山林で占めており、そのうち山岳林が約4割になっている{{Sfn|中標津町環境基本計画|p=7}}。平野部では[[人工林]]の[[保安林]]であり、まちの周辺には昭和初期までに植民地区画によって格子状に防風保安林を配置しており{{Sfn|中標津町環境基本計画|p=7}}<ref>{{Cite web |url=https://pucchi.net/hokkaido/closeup/boufurin.php |title=超巨大な防風林が道東にある |date=2008-03-13 |work=[[北海道ファンマガジン]] |accessdate=2018-02-05}}</ref>、独特の風景は「根釧台地の格子状防風林」として「[[北海道遺産]]」<ref>{{Cite web |url=https://www.hokkaidoisan.org/heritage_038.html |title=根釧台地の格子状防風林 |publisher=北海道遺産協議会事務局 |accessdate=2018-02-03}}</ref>、「道東根釧台地の防風林」として「[[人と自然が織りなす日本の風景百選]]」に認定されている。
[[ファイル:Hokkaido Nemuro Br 16cl.png|thumb|400px|根室振興局(3.中標津町)]][[ファイル:Shelterbelt, Naka-Shibetsu, Japan.jpg|thumb|350px|中標津町北部、放牧地の格子状防風林]]
* 山:[[武佐岳]] (1,006 m)、俣落岳 (1,004 m)、[[サマッケヌプリ山]] (1,063 m)、[[標津岳]] (1,061 m)、養老牛岳 (847 m)、西竹山 (699 m)、シバタヌプリ山 (603 m)、[[温泉富士]] (660 m)、モアン山 (357 m)、カンジウシ山 (277 m)
* 河川:[[標津川]](二級河川・指定河川)、武佐川、俣落川、荒川、鱒川、ケネカ川、当幌川、エトシナイ川、サクラ川、[[タワラマップ川]]
* 滝:クテクン滝
<gallery widths=180 heights=120>
File:Konsen Plateau.JPG|武佐岳から眺めた根釧台地
File:Mt Musa.JPG|武佐岳
File:Mt Samakke-nupuri.jpg|サマッケヌプリ山
File:Mount Shibetsu 2013-01-03.jpg|標津岳
File:Shibetsu Riv 1.JPG|標津川
</gallery>

=== 気候 ===
中標津町の気候は内陸性の気候であり、[[亜寒帯湿潤気候]]に分類される{{Sfn|中標津町環境基本計画|p=7}}。気温は8月の平均気温は18℃前後であるが、最高気温が30℃になる日もある{{Sfn|中標津町環境基本計画|p=7}}。一方、1月の平均気温は-7℃前後になり、最低気温は-20℃になる日もある{{Sfn|中標津町環境基本計画|p=7}}。降水量は比較的雨の多い9月で約170 mm、年間で約1,000 mmになっている{{Sfn|中標津町環境基本計画|p=7}}。
{{climate chart|中標津町
{{climate chart|中標津町
|-13.8|-2.4|50.6
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|source=[http://www.jma.go.jp/jma/index.html 気象庁]
|source=[http://www.jma.go.jp/jma/index.html 気象庁]
}}
}}
[[東北海道]]の[[根室振興局]]管内北部、[[釧路市]]から北東に約100キロメートル (km)、[[根室市]]から北西に約80&nbsp;kmに位置する。
南部は丘陵([[根釧台地]])が広がり、北部は[[知床半島]]から連なる山岳地帯を挟んで清里町に接する。土地は主に[[泥炭]]地と[[火山灰]]地であり、稲作・畑作などには向かない。


=== 人口 ===
最寒月である1月は平均気温-7.3℃で、最暑月の8月には平均気温が18.0℃になる。月間降水量は最多で9月の175.9ミリメートル (mm)、最少で2月の34.4mmが平年の数値である。当地は[[亜寒帯湿潤気候]](Dfb)と[[太平洋側気候]]に分類できる。冬は積雪量が多く'''特別[[豪雪地帯]]'''である。
中標津町の人口は、1950年(昭和25年)の町制施行後から増加し続けていたが、2010年(平成22年)以降は減少に転じている<ref>{{Cite web |url=https://www.nakashibetsu.jp/file/contents/1615/14809/senryaku.pdf |title=中標津町まち・ひと・しごと創生総合戦略〜あつまる つながる ひろがるまち〜 |page=6 |year=2016 |format=PDF |publisher=中標津町 |accessdate=2018-02-05}}</ref>。
{{人口統計|code=01692|name=中標津町}}


== 歴史 ==
市街地から北4kmの位置には[[中標津空港]]がある。開拓期に[[アメリカ合衆国|アメリカ]]人[[お雇い外国人|顧問]][[ホーレス・ケプロン]]の提唱で作られた[[防風林]]が、別海町、標津町、標茶町に至る広域に存在している。この防風林は[[2001年]]に根釧台地の格子状防風林として[[北海道遺産]]に登録された。
かつては[[標津川]]とケネカ川沿いに標津と斜里を結ぶ「斜里山道」があった<ref name="町の紹介"/>。もともと[[アイヌ]]が利用していた踏み分け道であったが、[[1810年]]([[文化 (元号)|文化]]7年)に開通後すると中標津に関する記録にも登場し、現在の中標津市街を流れるタワラマップ川やチナナ川はじめ町内の数ヶ所に小休所があったことなどが記されている<ref name="町の紹介"/>。[[1885年]]([[明治]]18年)には現在の[[国道244号]]の前身となる「新斜里山道」が開通したために旧山道は廃止となった<ref name="町の紹介"/>。


[[1901年]](明治34年)に区画開放すると、北海道の拓殖計画進展とともに移住者が増えていった<ref name="町の紹介"/>。ところが、[[大正]]から[[昭和]]にかけての世界的経済不況と[[冷害]]・[[凶作]]により離農者が続出し、中でも[[1931年]](昭和6年)、[[1932年]](昭和7年)の大凶作は開拓農民に大きな打撃を与えた<ref name="町の紹介"/>。そこで、[[北海道庁 (1886-1947)|北海道庁]]は「根釧原野農業開発5カ年計画」を策定し、穀物を主体とする農業から畜産を主体とする農業への転換を図った<ref name="町の紹介"/>。[[1937年]](昭和12年)に[[日本国有鉄道]](国鉄)[[標津線]]が開通すると、交通の要衝として発展していった<ref name="町の紹介"/>。中標津は標津村に属していたが、人口が増加して産業の振興が進んでいくと役場移転活動が活発になって分村運動に発展した<ref name="町の紹介"/>。戦時中は一時立ち消えになるが、終戦後に再び運動が起こり、[[1946年]](昭和21年)に分村が実現した<ref name="町の紹介"/>。なお、分村から約3年後の[[1950年]](昭和25年)には町制施行している<ref name="町の紹介"/>。
中心市街地は南北に延びる''大通''を境に東n条又は西n条と呼ばれ、東西に延びる''中央通り''を境に、北n丁目又は南n丁目と名付けられる。中心市街地であっても、一部の地区は先述の条を定めずに町名を指定している(例:丸山、東中、桜ヶ丘など)。
市街地を中心に、西に計根別(けねべつ)地区、北西に養老牛地区・西竹地区・若竹地区、北に開陽地区、北東に武佐地区、東に俵橋地区、南に協和地区・豊岡地区がある。


=== 年表 ===
* 山:[[標津岳]](1,062)、[[武佐岳]](1,006)、俣落岳(1,004)、[[サマッケヌプリ山]](1,063)など
「中標津町のあゆみ」参照<ref>{{Cite web |url=https://www.nakashibetsu.jp/shoukai/ayumi/ |title=中標津町のあゆみ |publisher=中標津町 |accessdate=2018-02-02}}</ref>
* 河川:[[標津川]](二級河川・指定河川)、クテクンベツ川、俣落川、当幌川、武佐川、[[タワラマップ川]]、チナナ川
* [[1801年]]([[享和]]元年):[[羽太正養]]、福居芳麿ら標津から[[標津川]]沿いを歩き、標茶に出る。タルマップ(現在の市街の川)に泊まる。
* 湖沼:[[摩周湖|裏摩周]]エリアに近接しており、アクセスの一方法として紹介されることもあるが、裏摩周展望台自体は弟子屈町である。
* [[1874年]]([[明治]]{{0}}7年):[[ベンジャミン・スミス・ライマン]]が養老牛温泉調査。
* [[1875年]](明治{{0}}8年):M・S・デイが中標津地方を三角測量。
* [[1879年]](明治12年):標津村(現在の[[標津町]])開基。[[標津郡]]戸長役場設置。
* [[1889年]](明治22年):中標津地方の「中割原野」、「モサ原野」、「当幌原野」の区画部分が植民地選定。
* [[1892年]](明治25年):ポンリウルに鮭鱒孵化根室支場中標津事業所創設。
* [[1901年]](明治34年):植民地として区画開放。
* [[1911年]](明治44年):[[徳島県]]から乾定太郎ら「徳静団体」が俵橋地区入植。
* [[1914年]]([[大正]]{{0}}3年):中標津駅逓所設置。
* [[1916年]](大正{{0}}5年):西村武重が[[養老牛温泉]]開発着手。
* [[1919年]](大正{{0}}8年):標津—中標津間道路完成。
* [[1921年]](大正10年):厚床—中標津間道路開通。
* [[1923年]](大正12年):武佐・開陽地区に[[乳牛]]導入し、飼育開始。
* [[1925年]](大正14年):[[殖民軌道]](厚床—中標津間)開通。
* [[1927年]]([[昭和]]{{0}}2年):[[北海道農事試験場]]根室支場(後の北海道立根釧農業試験場、現在の[[北海道立総合研究機構農業研究本部根釧農業試験場]])設置。
* [[1934年]](昭和{{0}}9年):[[中標津駅]]開駅(1989年廃止)。
* [[1937年]](昭和12年):[[標津線]]全線開通(1989年廃止)。
* [[1941年]](昭和16年):[[大日本帝国陸軍]]が計根別に[[飛行場]]建設。
* [[1943年]](昭和18年):[[大日本帝国海軍]]が中標津に飛行場建設。
* [[1944年]](昭和19年):北海道農業会中標津厚生病院設置(後の中標津厚生病院、[[町立中標津病院]]の前身。1955年撤去)。
* [[1945年]](昭和20年):計根別・中標津空襲([[北海道空襲]])。
* [[1946年]](昭和21年):標津村から分村し、'''中標津村'''となる。計根別支所開設。
* [[1948年]](昭和23年):中標津農業協同組合設立。計根別農業協同組合設立。根室生産農業協同組合連合会設立。
* [[1949年]](昭和24年):[[有線放送]]「NRK」設置(1952年に町営移管し、1962年廃止)。
* [[1950年]](昭和25年):町制施行し、'''中標津町'''となる。
* [[1952年]](昭和27年):「[[十勝沖地震#1952年|十勝沖地震]]」発生。道立中標津家畜保健衛生所開設(1969年別海村(現在の[[別海町]])の家畜保健衛生所に統合)。北海道さけ・ますふ化場根室支場開設(現在の[[北海道区水産研究所]]根室さけます事業所)。[[北海道中標津高等学校]]計根別分校が町立中標津計根別高等学校として独立(現在の[[北海道中標津農業高等学校]])。
* [[1953年]](昭和28年):中標津町国民健康保険直営中標津診療所開設(1956年、国保直営中標津病院と改称、現在の[[町立中標津病院]])。道立根室馬鈴薯原種農場設置(1981年閉場し、町立として発足。2001年中標津農協へ移管)。
* [[1954年]](昭和29年):町役場庁舎移転新築。
* [[1955年]](昭和30年):[[野付郡]]別海村(現在の別海町)豊岡・協和地区編入。
* [[1956年]](昭和31年):「[[財政再建団体]]」指定(1962年指定解除)。『商工まつり』(後の『なかしべつ観光まつり』、現在の『[[なかしべつ夏祭り]]』)初開催。
* [[1958年]](昭和33年):中標津大橋完成。
* [[1959年]](昭和34年):中標津町立高等酪農学校開校(1963年閉校)。[[北日本航空]]定期飛行開始。
* [[1961年]](昭和36年):市街地の地番改正し、条丁目制実施。
* [[1962年]](昭和37年):[[十勝岳]]噴火により、養老牛、俣落、西竹、開陽、武佐方面降灰。開陽台展望台完成。町営乳牛育成牧場事業開始。
* [[1964年]](昭和39年):[[根室支庁]]中標津合同庁舎完成。
* [[1965年]](昭和40年):[[中標津空港]]開港。中標津振興公社設立。「春別(俵橋)地区国営パイロット事業」着手(1972年竣工)。養老牛青年の家完成(1985年廃止)。開発道路清里・中標津線開通(1967年中標津地区完成)。
* [[1966年]](昭和41年):[[全国町村会]]から「優良町村」表彰。
* [[1968年]](昭和43年):中標津町図書館開館。国保中標津病院を[[町立中標津病院]]と改称。「[[十勝沖地震#1968年|十勝沖地震]]」発生。北海道百年記念中標津体育館落成。
* [[1969年]](昭和44年):「標津俵橋大規模草地改良事業」着手。道道釧路中標津線が[[国道272号]]昇格(1971年全線開通)。
* [[1970年]](昭和45年):「農業新興地域整備計画」指定。中標津町民プール完成。
* [[1971年]](昭和46年):[[中標津町郷土館]]開館。
* [[1972年]](昭和47年):根室北部消防事務組合設立(1976年標津町から本部移転)。
* [[1974年]](昭和49年):中標津町外2町葬斎組合設立。
* [[1975年]](昭和50年):[[中標津町営野球場]]オープン。北進台展望台完成。中標津町公設地方卸売市場開設。
* [[1976年]](昭和51年):『[[なかしべつ冬まつり]]』初開催。
* [[1977年]](昭和52年):中標津町緑ヶ丘森林公園開園。中標津町営テニスコートオープン。
* [[1980年]](昭和55年):町役場庁舎完成。
* [[1981年]](昭和56年):「8,000万円盗難事件」発生。
* [[1983年]](昭和58年):「[[日本近距離航空機中標津空港事故]]」発生。中標津町郷土館緑ヶ丘分館(旧北海道農事試験場根室支場陳列館)開館。
* [[1987年]](昭和62年):中標津町畜産食品加工研修センター落成。
* [[1989年]]([[平成]]元年):中標津空港新空港供用開始。
* [[1990年]](平成{{0}}2年):[[北海道中標津高等学校]]が『[[全国高等学校野球選手権大会]]』([[第72回全国高等学校野球選手権大会|第72回]])に初出場し、「町民栄誉賞」受賞。計根別市街地の字名地番改正。
* [[1991年]](平成{{0}}3年):[[中標津町交通センター]]供用開始。
* [[1992年]](平成{{0}}4年):初のビザなし渡航実施し、4島民19人来町。[[川崎市]]と「友好都市」締結。[[中標津町温水プール]]オープン。
* [[1993年]](平成{{0}}5年):「[[釧路沖地震]]」発生。中標津町武道館落成。国道272号[[バイパス道路]]供用開始。東経145°子午線モニュメント設置。
* [[1994年]](平成{{0}}6年):中標津町交流センターオープン。「[[北海道東方沖地震]]」発生。
* [[1995年]](平成{{0}}7年):開陽台展望館完成。[[中標津町総合文化会館]]落成。
* [[1997年]](平成{{0}}9年):中標津空港2,000 m滑走路供用開始。
* [[1999年]](平成11年):町立中標津病院新病院竣工。
* [[2000年]](平成12年):[[北海道立ゆめの森公園]]一部オープン(2001年全面オープン)。
* [[2001年]](平成13年):「根釧台地の格子状防風林」が「[[北海道遺産]]」認定。
* [[2002年]](平成14年):根室北部廃棄物処理広域連合設立。
* [[2003年]](平成15年):中標津町総合福祉センターオープン。標津町・別海町・羅臼町と「任意合併協議会」開催し、羅臼町との飛地合併となる「法定合併協議会」設置。
* [[2004年]](平成16年):北海道立水産孵化場道東支場(現在の北海道立総合研究機構水産研究本部さけ・ます内水面水産試験場道東センター)設置。合併の可否を問う「[[住民投票]]」実施し、反対多数により合併断念。
* [[2005年]](平成17年):[[市外局番]]が「01537」から「0153」と変更。
* [[2006年]](平成18年):字中標津地域の字名地番改正。町有施設の[[指定管理者制度]]開始。
* [[2007年]](平成19年):「北村家住宅主屋(旧土田旅館)」が国の「[[登録有形文化財]](建造物)」指定。
* [[2008年]](平成20年):中標津空港ターミナルビル増改築。『第59回北海道植樹祭』開催<ref>{{Cite web |url=http://www.nemuro.pref.hokkaido.lg.jp/sr/srs/mokuiku/syokujyusai.htm |title=北海道植樹祭 |publisher=[[根室振興局]] |accessdate=2018-02-05}}</ref>。[[FMなかしべつ放送]]開局。
* [[2009年]](平成21年):『[[なかしべつ330°開陽台マラソン]]』初開催。
* [[2011年]](平成23年):「中標津町自治基本条例」可決。
* [[2015年]](平成27年):[[義務教育学校]]となる中標津町立計根別学園開校。中標津町児童センターオープン。
* [[2016年]](平成28年):[[中標津町総合体育館]]完成。


== 友好都市 ==
=== 隣接している自治体 ===
* [[川崎市]]([[神奈川県]])
* 根室振興局
** 平成4年7月友好都市協定締結<ref>{{Cite web |url=https://www.nakashibetsu.jp/shoukai/yuko_toshi/ |title=友好都市 |publisher=中標津町 |accessdate=2018-02-02}}</ref>
** [[標津郡]]:[[標津町]]
** [[野付郡]]:[[別海町]]
* [[釧路総合振興局]]
** [[川上郡]]:[[標茶町]]、[[弟子屈町]]
* [[オホーツク総合振興局]]
** [[斜里郡]]:[[清里町]]


== 歴史 ==
== 行政 ==
'''役場'''
現在の中標津町域を含む東北海道は東[[蝦夷地]]と呼ばれ、[[1799年]]に[[江戸幕府]]が直轄政策を採るまで、[[松前藩]]の緩やかな支配と[[アイヌ民族]]による自治が続いていた。
* 中標津町役場
** 計根別支所
'''首長'''
{| class="wikitable"
|+ 歴代首長{{Sfn|町政要覧 資料編 |p=19}}
!代!!氏名!!就任年月日!!退任年月日
|-
|初代||坂井同||1946年(昭和21年)7月||1948年(昭和23年)3月
|-
|2代||横田俊夫||1948年(昭和23年)4月||1956年(昭和31年)4月
|-
|3代||[[尾崎豊 (政治家)|尾崎豊]]||1956年(昭和31年)5月||1970年(昭和45年)4月
|-
|4代||村田雄平||1970年(昭和45年)6月||1984年(昭和59年)8月
|-
|5代||進藤松吉||1984年(昭和59年)10月||1992年(平成4年)9月
|-
|6代||新出實||1992年(平成4年)9月||2004年(平成16年)9月
|-
|7代||西澤雄一||2004年(平成16年)9月||2008年(平成20年)9月
|-
|8代||小林実||2008年(平成20年)9月||2016年(平成28年)9月
|-
|9代||西村穣||2016年(平成28年)9月||現職
|}


== 議会 ==
[[1821年]]に松前藩の支配となり、後に[[会津藩]]([[1859年]])・[[熊本藩]]([[1869年]])・[[佐賀藩]]([[1870年]])・[[仙台藩]]([[1871年]])と領主を替えていった([[北海道の分領支配]]を参照)。最後に受領した仙台藩が[[廃藩置県]]により廃止されると、[[1872年]]には[[開拓使]]根室支庁の直轄となった。
'''町議会'''
* 議員定数:18名<ref name="中標津町議会"/>
* 議会
** 定例会:年4回(3月・6月・9月・12月)<ref name="中標津町議会">{{Cite web |url=http://www.nakashibetsu.jp/gikai/ |title=中標津町議会 |publisher=中標津町 |accessdate=2018-02-03}}</ref>
** 臨時会<ref name="中標津町議会"/>
* 委員会
** 総務文教常任委員会<ref name="中標津町議会"/>
** 厚生常任委員会<ref name="中標津町議会"/>
** 産業建設常任委員会<ref name="中標津町議会"/>
** 議会運営委員会<ref name="中標津町議会"/>
** 議会広報特別委員会<ref name="中標津町議会"/>
** 予算審査特別委員会<ref name="中標津町議会"/>
'''道議会議員'''
* [[北海道議会]]
** 根室支庁選挙区(定員1名):[[自由民主党 (日本)|自民党]]・道民会議(1名)
'''国会議員'''
* [[衆議院議員]]
** [[小選挙区]]([[北海道第7区]]):[[伊東良孝]]([[自由民主党 (日本)|自民党]])


== 官公署 ==
[[1869年]]に当地は'''標津郡'''と名付けられ、[[根室国]]の一部であるとされた。郡名の由来は、アイヌ民族が当地を流れる川(標津川)を「シ・ペッ」([[アイヌ語]]で大きい川または本流の意味)と呼び、地名に使っていたことに由る。
=== 国の機関 ===
* [[法務省]]
** 釧路地方法務局中標津出張所
* [[厚生労働省]]
** [[北海道労働局]]根室公共職業安定所中標津分室(ハローワーク中標津)
* [[農林水産省]]
** [[北海道森林管理局]]根釧東部森林管理署西春別森林事務所・養老牛森林事務所・開陽森林事務所
* [[国土交通省]]
** [[北海道開発局]]釧路開発建設部中標津道路事務所
* [[防衛省]]
** [[自衛隊帯広地方協力本部]]中標津地域事務所


=== 道の機関 ===
[[1879年]]に標津村が設置された。標津村には標津郡[[戸長役場]]がおかれ、標津村と伊茶仁村を受け持った。
* [[根室振興局]]
** 中標津地域保健室(中標津保健所)
** 中標津社会福祉事務出張所
** 根室農業改良普及センター北根室支所
* 根室家畜保健衛生所BSE検査室
* [[釧路総合振興局]]
** 釧路建設管理部中標津出張所
** 釧路建設管理部中標津空港管理事務所


=== 独立行政法人・特殊法人等 ===
[[漁業]]の盛んな海岸部に比べ、内陸部は開拓が大幅に遅れていた。[[1901年]]([[明治]]34年)[[6月]]に、標津村はチライワタラ原野に殖民区画を設定。中標津地区、俵橋地区、武佐地区などが区画開放される。しかしその10年後、[[1911年]]に俵橋地区へ入植者が現れるまで、現在の中標津町の区域内に入植する者は現れなかった。1911年の俵橋地区に続いて、[[1913年]]には武佐地区に入植が始まり、[[1916年]]には[[養老牛温泉]]が開発された。
* [[国立研究開発法人]]
** [[水産研究・教育機構]][[北海道区水産研究所]]根室さけます事業所
* [[地方独立行政法人]]
** [[北海道立総合研究機構]]
*** [[北海道立総合研究機構農業研究本部根釧農業試験場|農業研究本部根釧農業試験場]]
*** 水産研究本部さけ・ます内水面水産試験場道東センター
* [[公益財団法人]]
** 北海道農業公社根室支所
* [[一般社団法人]]
** 北海道軽種馬振興公社 [[Aiba中標津]](J-PLACE中標津)


== 公共施設 ==
当時の交通状況は非常に悪く、開拓民は満足に経済活動が行えなかった。大正末期の大凶作も相まって、離農する者もいた。[[1924年]]に[[殖民軌道]]が敷設され、[[1930年]]から[[1937年]]にかけて[[鉄道省]]により[[標津線]]が敷設されると、状況は好転する。標津線の分岐点となった中標津周辺に移住する者が増え、他の集落より大規模な市街地を形成した。この人口増加には、1930年代の酪農転換の推進や北海道農業試験場根室支場(現・[[北海道立総合研究機構農業研究本部根釧農業試験場]])の設置、そして[[大日本帝国海軍|海軍]]中標津飛行場の建設も一役買っている。
{{Columns-list|2|
* [[中標津町総合文化会館]](しるべっと)
* 中標津町図書館(しるべっと内)
* [[中標津町郷土館]]
** 緑ヶ丘分館
* 中標津町保健センター
* 中標津町児童センター
* 中標津町緑のふるさと研修舎
* 中標津町交流センター
* 中標津町総合福祉センター(プラット)
* 中標津町老人福祉センター
* 中標津町開陽台牧場
* 中標津町俵橋牧場
* 中標津町畜産食品加工研修センター
* 中標津町一般廃棄物最終処分場
* 根室北部廃棄物処理広域連合リサイクルセンター くるっと<ref>{{Cite web |url=http://nemurohokubu-kouikirengo.jp/blog.php?ID=9 |title=リサイクルセンター くるっと |publisher=根室北部廃棄物処理広域連合 |accessdate=2018-02-03}}</ref>
* 白樺斎場
* 中標津墓地
* 中標津第2墓地
* 計根別墓地
}}
<gallery widths=180 heights=120>
File:中標津郷土資料館.jpg|中標津町郷土館(2011年9月)
</gallery>


=== スポーツ施設 ===
[[1936年]]ごろには人口増加を背景に標津村役場を中標津地区へと移転する運動が興った。移転運動が村議会で否決されると、分村運動に形を変えることになる。[[第二次世界大戦]]で分村運動は鳴りを潜めたが、戦後まもなくの[[1946年]]に標津村から中標津地区を中心とした地域が分村し、'''中標津村'''が誕生した。村名は最大の集落である中標津地区(村内を横断する標津川の中流域に位置することに因む)から取っている。
{{Columns-list|2|
* [[中標津町総合体育館]]
* [[中標津町温水プール]]
* 中標津町武道館
* [[中標津町営野球場]]
* 中標津町営テニスコート
* 中標津町営ふれあいテニスコート
* 中標津町運動公園スピードスケート場
* 中標津町運動公園アイスホッケー場
* 中標津町運動公園第1球技場・第2球技場
* 中標津町運動公園第1球場・第2球場
}}


== 公的機関 ==
分村の前後には[[別海町|別海村]]西春別地区などから、計根別地区と合同で新村を設置しようと言う運動が興った。この運動は別海村の強い反対によって実現されることはなかったが、この運動には海岸部重視の政策を採ってきた別海村への不満が根底にあった。同時期に協和地区と豊岡地区の開拓民が中標津村への編入を希望したのも、西春別地区と同じ不満を抱えていたためである。1955年、協和地区と豊岡地区が町域に編入された。標津線が開通するまでは、別海・標津両村とも、海岸部に中心市街地を形成しており、内陸部に入植するものは少数派であった。
=== 警察 ===
* [[中標津警察署]]
** 中央交番、空港警備派出所、計根別駐在所


=== 消防 ===
[[1950年]]、町制を施行し、中標津町となった。1946年の分村時に9,644人であった人口も、町に昇格した1950年には11,569人に増加していた。1950年には公営住宅法の制定よりも早く[[公営住宅|町営住宅]]を建設するなど、積極的な施策を採ってきた。しかしそれらが町財政を圧迫、1955年に[[財政再建団体]]の指定を受けることになった。財政再建団体の指定は[[1962年]]まで続いた。
* 根室北部消防事務組合消防本部
** 中標津消防署


=== 病院 ===
[[1974年]]には新酪農村建設事業が始まり、機械化による大規模[[酪農]]が推進された。同年代から始まった乳価不振による経営破綻も見られた。
* [[町立中標津病院]]
* 石田病院
<gallery widths=180 heights=120>
File:Hokkaido Nakashibetsu municipality Hospital.jpg|町立中標津病院(2009年11月)
</gallery>


=== 電力 ===
町の発展に大きな役割を担っていた標津線だが、地域の[[モータリゼーション]]と所要時間の問題から利用者が減少し、[[1989年]]にバス転換され廃止された。その間に[[国道272号]]が開通し、[[根室中標津空港]]が開港するなど、新しい交通手段が確保された。
* [[北海道電力]]中標津営業所


=== 報道機関 ===
[[2003年]]には根室管内4町の任意[[市町村合併|合併協議会]]が開催され、中標津町と目梨郡羅臼町との法定合併協議会に移行した。[[飛び地]]合併ではあったが協議は順調に進み、合併協定により新市名は「東知床市(ひがししれとこし)」にすることなどまで決まっていたが、翌2004年に中標津町が実施した[[住民投票]]で合併が否決された(合併賛成4,385票、合併反対6,810票)。[[条例]]では投票結果に拘束力を持たせていなかったが、町は合併を断念することを決定。合併解消を羅臼町に通知した。
* [[北海道新聞社]]中標津支局
* [[釧路新聞|釧路新聞社]]中標津支局
* 総合企画([[月刊新根室]])


=== 年表 ===
=== コミュニティ放送 ===
* [[FMなかしべつ放送]](FMはな){{Refnest|group="注"|中標津町では、2007年(平成19年)から翌年にかけて放送エリア外となっている[[エフエム北海道]](AIR-G')・[[エフエム・ノースウェーブ]](NORTHWAVE)の違法中継事件が発覚した。これは[[釧路テレビ・ラジオ放送所|釧路送信所]]を中継して起こったものであり、町内でも民放FMが聴けるようになったと話題になっていたが、2008年(平成20年)に[[北海道総合通信局]]からの告発を受けて町内の電気店主が逮捕される事態にまで発展した<ref>{{Cite web |url=https://www.j-cast.com/2008/03/07017579.html?p=all |title=会社社長が勝手に「民放ラジオ中継局」 逮捕前に「喜んでもらっている」 |date=2008-03-07 |work=J-CASTニュース |publisher=[[ジェイ・キャスト]] |accessdate=2018-02-08}}</ref>。事件後、かねてから開局を模索していた[[コミュニティ放送]]「FMなかしべつ放送」が開局した([[中標津中継局]]も参照)。}}
* [[1879年]]([[明治]]12年)標津村(現[[標津町]])開基。標津郡戸長役場が設置される。
* [[1901年]](明治34年)【開基】6月、チライワタラ原野に植民区画を設定。
* [[1911年]](明治44年)俵橋地区に入植開始。
* [[1936年]]([[昭和]]11年)標津村役場の移転運動が興る。
* [[1946年]](昭和21年)【分村】[[7月1日]]、'''標津村から分村'''し中標津村が設置される。
* [[1950年]](昭和25年)【町制施行】[[1月1日]]に'''町に昇格、中標津町となる'''。
* [[1955年]](昭和30年)【境界変更】野付郡別海町の一部を編入。
* [[2003年]]([[平成]]15年)6月、標津町・別海町・羅臼町との任意合併協議会開催。同年[[12月26日]]、羅臼町との法定合併協議会が設置される。
* [[2004年]](平成16年)合併の賛否を問う住民投票を実施、反対多数の結果。これにより町長が合併断念を決定。
* [[2005年]](平成17年)[[5月1日]]、羅臼町との合併協議会が解散される。同年、北海道による『北の大地への移住促進事業』のパートナー市町村に選定される。
* [[2008年]](平成20年)[[FMなかしべつ放送]]開局


== 行政 ==
== 教育機関 ==
'''高等学校'''
* 町長:西村穣(前職・根室町村会事務局長)
* [[北海道中標津高等学校]](道立)<ref name="学校紹介">{{Cite web |url=https://www.nakashibetsu.jp/kyouiku_iinkai/gakko_kyouiku/gakkou/ |title=小学校・中学校・高等学校紹介 |publisher=中標津町 |accessdate=2018-02-02}}</ref>
* 副町長:
* [[北海道中標津農業高等学校]](町立)<ref name="学校紹介"/>
* 職員数:247人(内、一般行政職員160人。2016年度公表分 [https://www.nakashibetsu.jp/file/contents/676/7739/kouhou_ns10.pdf])
'''特別支援学校'''
* [[北海道中標津高等養護学校]]<ref name="学校紹介"/>
'''義務教育学校'''
* 中標津町立計根別学園<ref name="学校紹介"/>
'''中学校'''
* 中標津町立中標津中学校<ref name="学校紹介"/>
* 中標津町立広陵中学校<ref name="学校紹介"/>
'''小学校'''
* 中標津町立中標津小学校<ref name="学校紹介"/>
* 中標津町立中標津東小学校<ref name="学校紹介"/>
* 中標津町立丸山小学校<ref name="学校紹介"/>
* 中標津町立俵橋小学校<ref name="学校紹介"/>
'''保育園'''
* 中標津町立中標津保育園
* 中標津泉保育園
* 中標津星の子保育園
* 俣落へき地保育所
* 俵橋へき地保育所
* 協和へき地保育所
'''幼稚園'''
* 中標津町立計根別幼稚園
* 中標津愛光幼稚園
* 中標津カトリック幼稚園
* 中標津ひかり幼稚園
* 中標津第2ひかり幼稚園


=== 行政施設 ===
=== 学校教育以外の施設 ===
* 中標津町役場
* [[中標津町自動車学校]]
** 計根別支所
=== 歴代の首長 ===
; 中標津村長臨時代理者
* 坂井同 [[1946年]](昭和21年)[[7月1日]] - [[1946年]](昭和21年)[[9月12日]](前職:北海道根室支庁総務課長)
; 中標津村長
* 坂井同 [[1946年]](昭和21年)[[9月13日]] - [[1948年]](昭和23年)[[3月2日]] 1期
* 横田俊夫 1948年 - 1950年
; 中標津町長
* 横田俊夫 1950年 - 1956年 2期
* [[尾崎豊 (政治家)|尾崎豊]] 1956年 - 1970年 4期・北海道議会議員選挙出馬のため辞職
* 村田雄平 1970年 - 1984年 4期・北海道議会議員選挙出馬のため辞職
* 進藤松吉 1984年 - 1992年 2期
* 新出實 [[1992年]](平成4年)[[9月30日]] - [[2004年]](平成16年)[[9月29日]] 3期
* 西沢雄一 [[2004年]](平成16年)[[9月30日]] - [[2008年]](平成20年)[[9月29日]] 1期
* 小林実 [[2008年]](平成20年)[[9月30日]] - [[2016年]](平成28年)[[9月29日]] 2期
* 西村穣 2016年(平成28年)9月30日 - 2020年(平成32年)9月29日 1期・現職


=== 廃止・閉校となった学校 ===
== 議会 ==
<div class="NavFrame" style="clear: both; border:0;">
=== 町議会 ===
<div class="NavHead" style="text-align: left;">一覧<ref>{{Cite web |url=https://www.nakashibetsu.jp/kyouiku_iinkai/iinkai/enkaku/ |title=沿革(教育関連施設) |publisher=中標津町教育委員会 |accessdate=2018-02-02}}</ref></div>
* 議長:後藤一男
<div class="NavContent" style="text-align: left;">
* 副議長:松村康弘
{{Multicol}}
* 議員:
'''高等学校'''
: 条例による定員:18名
* 中標津町立高等酪農学校(1963年3月)
: 任期:[[2016年]]([[平成]]28年)[[9月3日]] - [[2020年]]([[平成]]32年)[[9月2日]]
'''中学校'''
: 党派:
* 中標津町立上標津中学校(1961年3月)※計根別中と統合
* 中標津町立俵橋中学校(1967年3月)※中標津中と統合
* 中標津町立当幌中学校(1971年3月)※中標津中と統合
* 中標津町立開陽中学校(2001年3月)※中標津中と統合
* 中標津町立西竹中学校(2005年3月)※計根別中と統合
* 中標津町立養老牛中学校(2005年3月)※計根別中と統合
* 中標津町立俣落中学校(2006年3月)※中標津中と統合
* 中標津町立武佐中学校(2014年3月)※広陵中と統合
* 中標津町立計根別中学校(2015年3月)※計根別学園中学部となる
{{Multicol-break}}
'''小学校'''
* 中標津町立西竹小学校東西竹分校(1960年4月)※西竹小学校と統合
* 中標津町立当幌小学校(1972年3月)※中標津小と統合
* 中標津町立第二俣落小学校(1972年3月)※俣落小学校と統合
* 中標津町立上標津小学校(1976年3月)※計根別小と統合
* 中標津町立協和小学校(1977年3月)※中標津小と統合
* 中標津町立豊岡小学校(1978年3月)※中標津小と統合
* 中標津町立若竹小学校(2006年3月)※計根別小と統合
* 中標津町立養老牛小学校(2012年3月)※計根別小と統合
* 中標津町立俣落小学校(2013年3月)※丸山小と統合
* 中標津町立開陽小学校(2014年3月)※丸山小と統合
* 中標津町立西竹小学校(2015年3月)※計根別学園小学部と統合
* 中標津町立計根別小学校(2015年3月)※計根別学園小学部となる
* 中標津町立武佐小学校(2017年3月)※中標津東小と統合
{{Multicol-end}}
</div></div>


=== 道政 ===
== 経済・産業 ==
中標津町の[[農業]]は[[酪農]]が中心であり<ref name="産業">{{Cite web |url=https://www.nakashibetsu.jp/shoukai/sangyou/ |title=産業 |publisher=中標津町 |accessdate=2018-02-03}}</ref>、耕地は約23,000 haの牧草地と約1,100 haの馬鈴薯([[ジャガイモ]])、[[テンサイ]]、[[ダイコン]]などを作付している[[畑]]がある<ref name="産業"/>。[[乳牛]]は約39,000頭を飼養している<ref name="産業"/>。[[農家]]は機械化の進んだ大規模経営が多く、コントラクター(農作業委託)や酪農ヘルパー制度を利用した生活にゆとりある農業を営んでいる<ref name="産業"/>。中標津町は地理的に北海道東部の中心地であることから周辺地域の産業拠点になっている<ref name="地域雇用創造計画">{{Cite web |url=https://www.nakashibetsu.jp/file/contents/1441/13484/A.pdf |title=中標津町地域雇用創造計画 |page=4 |year=2015 |format=PDF |publisher=中標津町 |accessdate=2018-02-04}}</ref>。また、[[中標津空港]]があるため[[知床半島]]、[[摩周湖]]、[[阿寒湖]]、[[釧路湿原]]などへの観光拠点になっているほか<ref name="地域雇用創造計画"/>、移住体験事業「お試し暮らし」は北海道内トップクラスの受入実績になっている<ref name="地域雇用創造計画"/>。
* 北海道議会
** 根室支庁選挙区(定員1名):[[自由民主党 (日本)|自民党]]・道民会議(1名)


=== 国政 ===
=== 立地企業 ===
{{Columns-list|2|
* [[衆議院]]
* [[旭観光バス]]
** [[小選挙区]]([[北海道第7区]]):[[伊東良孝]]([[自由民主党 (日本)|自民党]])
* [[雨宮印刷]]
* [[石川板金]]
* 小野自動車商会([[トムソーヤレンタカー]])
* ケイセイ
* [[小針土建]]
* [[すぐる食品]]
* [[釧根開発]]
* [[東武 (スーパーマーケット)|東武]]
* 中標津地方魚菜
* [[雪印メグミルク]]
* [[ロゴスホーム]]
}}


== 経済 ==
=== 組合 ===
* 中標津町農業協同組合(JA中標津)<ref>{{Cite web |url=http://www.ja-nakashibetsu.or.jp |title=JA中標津 |publisher=中標津農業協同組合 |accessdate=2018-02-03}}</ref>
根室支庁中部の[[商業]][[都市]]。そのほか、[[酪農]]と[[農業]]が盛ん。[[2002年|平成14年]]の小売販売額は530億円を数え、[[2015年|平成27年]]には600億円を超えている(販売額は『2006、2015地域経済総覧』東洋経済新報社)。[[2000年|平成12年]]の産業人口は、1次1,618人・2次3,006人・3次7,628人・公務402人、合計12,671人であった。<!-- 国勢調査。数が合わないが、12人ほどの分類不能があった。また、電力・ガスは2次産業に含めている -->
* 計根別農業協同組合(JAけねべつ)<ref>{{Cite web |url=http://www.ja-kenebetsu.com |title=計根別農業協同組合(JA計根別) |accessdate=2018-02-03}}</ref>
* 根室生産農業協同組合連合会(根室生産連)<ref>{{Cite web |url=http://www.ndinet.jp |title=根室生産農業協同組合連合会 |accessdate=2018-02-03}}</ref>
* [[ホクレン農業協同組合連合会]](ホクレン)
** 中標津支所
** 根室地区家畜市場
* 北海道ひがし農業共済組合(NOSAI道東)根室北部事業センター
* 中標津町森林組合
* 北根室生コンクリート協同組合
* 中標津地方自動車整備事業協同組合


=== 業 ===
=== 施設 ===
'''ショッピングセンター'''
酪農は主に[[乳牛]]。ほかに少数ではあるが[[ウシ|肉牛]]、[[ヒツジ|羊]]、[[ブタ|豚]]、[[ヤギ]]の飼育を行っている農家がある。農業は主に[[ジャガイモ|馬鈴薯]]、[[トウモロコシ|デントコーン]]、[[テンサイ]]、[[ダイコン|大根]]。町営[[牧場]]や北海道立総合研究機構農業研究本部根釧農業試験場(主に酪農担当)が存在する。
* [[長崎屋]]([[ドンキホーテホールディングス]])

** 長崎屋中標津店
===農協===
* [[大和リース]]
*中標津町農業協同組合(JA中標津)
** フレスポ中標津
*計根別農業協同組合(JA計根別)
* [[東武 (スーパーマーケット)|東武]]
** 東武サウスヒルズ
<gallery widths=180 heights=120>
File:Tobu south hills.jpg|東武サウスヒルズ
</gallery>
'''スーパーマーケット'''
* [[生活協同組合コープさっぽろ]]釧路地区
** なかしべつ店(長崎屋中標津店内)
* [[福原 (北海道の企業)|福原]]([[アークス (北海道の企業)|アークスグループ]])
** ビッグハウス中標津店(フレスポ中標津内)
** フクハラ中標津店
* 中標津町農業協同組合(JA中標津)
** Aコープ中標津店 あるる


=== 金融機関 ===
=== 金融機関 ===
* [[北洋銀行]]中標津支店
* [[北洋銀行]]中標津支店
* [[北海道銀行]]中標津支店
* [[北海道銀行]]中標津支店
* [[大地みらい信用金庫]]中標津支店
* [[大地みらい信用金庫]]中標津支店、りんどう支店
* [[大地みらい信用金庫]]りんどう支店
* [[釧路信用組合]]中標津支店
* [[釧路信用組合]]中標津支店
* [[北海道労働金庫]]中標津支店
* [[北海道労働金庫]]中標津支店
* JAバンク北海道([[北海道信用農業協同組合連合会]])JA中標津本所


=== 商業 ===
=== 郵便 ===
幹線道路沿いに大規模[[小売|小売店]]が4店舗出店しており(内、地元資本は2店)、近隣町村一帯を商圏に含んでいる [http://www.ks.hkd.mlit.go.jp/area/pdf/tyosa_repo02.pdf]。1990年代までは中心市街地に商業施設が集積した。2000年代前半から国道272号(中標津バイパス)付近の開発が進み、中心市街地からの商業施設の移転もみられた。その一方で中心市街地の空洞化が近年問題視されている。

市街地の西端には町により中標津町公設地方卸売市場が置かれ、青果、水産物を取り扱っている。

==== 大規模小売店舗 ====
[[File:Tobu south hills.jpg|thumb|280px|東武サウスヒルズ]]
* Aコープ中標津店 あるる 中心市街地 地元資本
** 中標津町農業協同組合による運営。
* [[東武 (スーパーマーケット)|東武サウスヒルズ]] 国道272号沿い 地元資本
** [[東京都]]の[[東武鉄道|東武]]グループとは無関係である。以前は[[ダイエー]]と商品供給協定を結んでいたが現在は解消。自社開発製品に力を入れている。2005年まで中心市街地に位置していたが国道272号沿いに移転した。当時の店名は「ショッピングセンター東武」。[[北見市]]内(旧[[端野町]]地区)に端野店も出店している。
* [[長崎屋]]中標津店 中心市街地 道外資本
** [[生活協同組合コープさっぽろ]]が入居する。
* フレスポ中標津 国道272号沿い 道内資本など
** [[アークスグループ|ビッグハウス]]、[[DCMホーマック]]、[[ユニクロ]]、[[ツルハ]]などが入居する。
* [[ケーズホールディングス|ケーズデンキ]]中標津パワフル館 [[デンコードー|By Denkodo]](根室地方では中標津町だけ。かつては釧路市に本社を置く[[フジヤ]]運営でのケーズデンキであった)
* [[福原 (北海道の企業)|フクハラ]]中標津店 中心市街地(ショッピングセンター東武跡地) 道内資本 [[アークスグループ]]
*[[ヤマダ電機]]テックランド中標津店 2011年12月開店。根室地方では初開店であったが、2015年5月に閉店。

=== 工業 ===
町内に[[雪印乳業]](現・[[雪印メグミルク]])と中標津町農業協同組合の工場があり、生乳加工を行っている。[[2006年]]には雪印乳業により、チーズ工場の増設が発表された。
* [[雪印メグミルク]]株式会社(旧・雪印乳業株式会社) なかしべつ工場

=== 名産品 ===
* ミルク酒:[[札幌酒精工業|札幌酒精]]が販売する、[[チーズ]]の生産工程で発生する[[乳清]]を原材料にして作った麦[[焼酎]]。
* 発泡酒:地元商店が開発したジャガイモを原料とするビール風味の発泡酒。
* [[ビルク]]:地元商店が開発した牛乳を原料とするビール風味の発泡酒。
* じゃがいも焼酎伯爵:[[オエノンホールディングス|合同酒精]]が受託製造する、伯爵いも(ワセシロ)を原材料としたジャガイモ焼酎。
* [[ゴーダチーズ]]、[[チェダーチーズ]]、[[ヨーグルト]]、[[アイスクリーム]]などの乳製品
* [[牛乳]]、[[コーヒー牛乳]]、[[飲むヨーグルト]]などの乳飲料
* [[標津羊羹]]
* [[ジャガイモ]]:紅爵いも(紅丸)、伯爵いも(ワセシロ)、北アカリなど
* [[ヤマメ]]

== 郵便 ==
[[File:Nakashibetsu post office, Hokkaido, Japan.jpg|thumb|280px|中標津郵便局]]
* [[中標津郵便局]](集配局)
* [[中標津郵便局]](集配局)
{{Columns-list|2|
* 中標津東九条郵便局
* 中標津東9条郵便局
* 開陽郵便局
* 計根別郵便局
* 計根別郵便局
* 開陽郵便局
* 武佐簡易郵便局
* 中標津東十二条簡易郵便局
* 中標津西七条簡易郵便局
* 中標津西七条簡易郵便局
* 中標津西町簡易郵便局
* 中標津西町簡易郵便局
* 中標津東十二条簡易郵便局
* 上武佐簡易郵便局
* 上武佐簡易郵便局
* 武佐簡易郵便局
* 西竹簡易郵便局
* 西竹簡易郵便局
}}
<gallery widths=180 heights=120>
File:Nakashibetsu post office, Hokkaido, Japan.jpg|中標津郵便局
</gallery>


==公共機関==
=== 宅配便 ===
* [[ヤマト運輸]]中標津センター
===警察===
* [[佐川急便]]中標津営業所
*[[北海道警察]][[釧路方面本部]]
**[[中標津警察署]]
===消防===
*根室北部消防事務組合消防本部
**中標津消防署
*中標津消防団
**第1分団:中標津・俵橋・協和・豊岡・開陽・俣落・当幌の一部
**第2分団:武佐・俵橋高台
**第3分団:計根別・養老牛・上標津・西竹・当幌の一部
===北海道の行政機関===
*根室振興局
**保健環境部中標津地域保健室(中標津保健所)
**保健環境部保健福祉室中標津社会福祉事務出張所
*根室農業改良普及センター北根室支所
*[[釧路総合振興局]]
**釧路建設管理部中標津出張所(旧・釧路土木現業所)
**釧路建設管理部中標津空港管理事務所
*[[北海道立総合研究機構]]水産研究本部さけ・ます内水面水産試験場道東支場
*[[北海道立総合研究機構農業研究本部根釧農業試験場]]
*[[北海道立ゆめの森公園]]管理事務所
===国の行政機関===
*[[国土交通省]][[北海道開発局]]釧路開発建設部中標津道路事務所
*国土交通省[[東京航空局]]中標津空港出張所
*[[札幌管区気象台]][[航空地方気象台|新千歳航空測候所]]中標津空港出張所
*[[法務省]]釧路[[地方法務局]]中標津出張所
*[[農林水産省]][[北海道農政事務所]]釧路地域センター中標津庁舎
*[[厚生労働省]]根室[[公共職業安定所]]中標津分室
*[[自衛隊帯広地方協力本部]]中標津地域事務所


== 交通 ==
== 姉妹都市・提携都市 ==
[[File:Nakashibetsu airport01.jpg|thumb|258px|中標津空港(2010年4月)]]
=== 国内 ===
[[File:Akan bus Nakashibetsu01.JPG|thumb|258px|中標津町交通センター(2010年4月)]]
* 姉妹都市
かつては町内に[[標津線]]が通っており、本線に[[計根別駅]]、[[開栄駅]]、[[当幌駅]]、[[中標津駅]]、[[上武佐駅]]、支線に[[協和駅]]があった。標津線廃止後、中標津駅跡地には中標津町が[[バスターミナル]]「[[中標津町交通センター]]」を設置したほか、[[北海道旅客鉄道]](JR北海道)が営業窓口となる「[[JR中標津トラベルセンター]]」を設置していたが、2012年(平成24年)3月末に閉店した<ref>{{Cite press release |url=http://www.jrkushiro.jp/press/201202travel.pdf |title=JR中標津トラベルセンターの閉店について |date=2012-02-14 |format=PDF |publisher=[[北海道旅客鉄道釧路支社]] |accessdate=2018-02-05}}</ref>。
** [[神奈川県]][[川崎市]] [[1993年]]([[平成]]5年)[[7月]]に友好都市協定締結


== 地域 ==
=== 人口 ===

<!--
==== 人口推移 ====
-->
<!--
1946年を除き、国勢調査を元に作成
1,000人=g01.png 10,000人=g10.png
1,000人未満は100の位を四捨五入。
-->
'''総数 [単位: 人]'''

各年10月1日現在
<table>
<tr><td align=center>1946年</td><td>[[ファイル:g10.png]] 9,644 (分村時)</td></tr>
<tr><td align=center>1947年</td><td>[[ファイル:g10.png]][[ファイル:g01.png]] 10,725</td></tr>
<tr><td align=center>1950年</td><td>[[ファイル:g10.png]][[ファイル:g01.png]][[ファイル:g01.png]] 11,569 (町制施行)</td></tr>
<tr><td align=center>1955年</td><td>[[ファイル:g10.png]][[ファイル:g03.png]][[ファイル:g01.png]] 13,566</td></tr>
<tr><td align=center>1960年</td><td>[[ファイル:g10.png]][[ファイル:g05.png]] 14,782</td></tr>
<tr><td align=center>1965年</td><td>[[ファイル:g10.png]][[ファイル:g05.png]][[ファイル:g01.png]] 15,718</td></tr>
<tr><td align=center>1970年</td><td>[[ファイル:g10.png]][[ファイル:g05.png]][[ファイル:g01.png]][[ファイル:g01.png]] 17,090</td></tr>
<tr><td align=center>1975年</td><td>[[ファイル:g10.png]][[ファイル:g05.png]][[ファイル:g03.png]][[ファイル:g01.png]] 18,928</td></tr>
<tr><td align=center>1980年</td><td>[[ファイル:g10.png]][[ファイル:g10.png]][[ファイル:g01.png]] 21,187</td></tr>
<tr><td align=center>1985年</td><td>[[ファイル:g10.png]][[ファイル:g10.png]][[ファイル:g01.png]][[ファイル:g01.png]] 21,675</td></tr>
<tr><td align=center>1990年</td><td>[[ファイル:g10.png]][[ファイル:g10.png]][[ファイル:g01.png]][[ファイル:g01.png]] 21,900</td></tr>
<tr><td align=center>1995年</td><td>[[ファイル:g10.png]][[ファイル:g10.png]][[ファイル:g01.png]][[ファイル:g01.png]] 22,326</td></tr>
<tr><td align=center>2000年</td><td>[[ファイル:g10.png]][[ファイル:g10.png]][[ファイル:g03.png]] 23,179</td></tr>
<tr><td align=center>2005年</td><td>[[ファイル:g10.png]][[ファイル:g10.png]][[ファイル:g03.png]][[ファイル:g01.png]] 23,792<!-- 夜間人口:23,790 昼間人口:23,544 --></td></tr>
</table>

<!--=== 人口 ===-->
{{人口統計|code=01692|name=中標津町}}
=== 教育 ===
*北海道立学校
** 高等学校
*** [[北海道中標津高等学校]] (普通科・商業科・事務情報科)
** 特別支援学校
*** [[北海道中標津高等養護学校]][http://www.n-koyo.hokkaido-c.ed.jp/]

*中標津町立学校
** 高等学校
***[[北海道中標津農業高等学校]] (生産技術科・食品ビジネス科)
** 中学校
*** 中標津、広陵
** 小学校
*** 中標津、中標津東、丸山、俵橋
** 義務教育学校
*** 計根別学園

*閉校
** 上標津小学校 1976/03 (計根別小と統合)
** 豊岡小学校  1978/03 (中標津小と一部統合)
** 開陽中学校   2001/03 (中標津中と統合)
** 養老牛中学校 2005/03 (計根別中と統合)
** 西竹中学校   2005/03 (計根別中と統合)
** 若竹小学校  2006/03 (計根別小と統合)
** 俣落中学校   2006/03 (中標津中と統合)
** 養老牛小学校 2012/03 (計根別小と統合)
** 俣落小学校 2013/03 (中標津小と統合)
** 開陽小学校 2014/03 (丸山小と統合)
** 武佐中学校 2014/03 (中標津中と統合)
** 計根別小学校 2015/03 (計根別学園へ)
** 計根別中学校 2015/03 (計根別学園へ)
** 西竹小学校 2015/03 (計根別学園へ)
** 武佐小学校 2017/03 (中標津東小と統合)

*開校
** 計根別学園 2015/04 (小中一貫校として開校。旧計根別中学校の北側に一体型校舎として新築)

平成24年度現在、計根別小学校区・中学校区は4路線のスクールバス(民間会社と契約)で、下校バスは早便遅便の2便対応となっている。

=== 医療 ===
[[File:Hokkaido Nakashibetsu municipality Hospital.jpg|thumb|280px|町立中標津病院]]
中標津町は全域が釧路・根室三次[[医療圏]]および根室二次医療圏に属する。
* 根室市外三郡医師会 初期[[救急医療]]
* [[町立中標津病院]] 第二次[[救急指定病院]]、地域センター病院 へき地医療拠点病院
** [[北海道大学病院]]と連携した遠隔医療システムを導入。
<!--*市立根室病院 第二次救急指定病院 地域センター病院 地域災害拠点病院-->
* [[市立釧路総合病院]]([[釧路市]]) 第三次救急指定病院([[救命救急センター]])、地方センター病院
==== 私立病院 ====
*医療法人 樹恵会 石田病院
*社会医療法人 孝仁会 中標津脳神経外科
*富沢内科医院
*古野医院
*中標津眼科クリニック
*中標津こどもクリニック
*大野整形外科医院
=== 住宅団地 ===
* 町営計根別団地(HOPE住宅、1994年)
* 道営住宅東中団地
* 道営住宅白樺団地
* 道営住宅泉中央団地

== 交通 ==
[[File:Nakashibetsu airport01.jpg|thumb|280px|中標津空港]]
=== 空港 ===
=== 空港 ===
* [[中標津空港]] 新千歳空港から3便と羽田空港から1便が1日に出ている
* [[中標津空港]]
** [[全日本空輸]](ANA)
** [[ANAウイングス]]


=== 鉄道 ===
=== バス ===
'''市内線・郊外線'''
かつては[[標津線]]と[[殖民軌道|簡易軌道]]が通っていたが、後に廃止となった。町内には以下の駅が設けられていた。
* [[阿寒バス]]
* 中標津町営バス
'''定期路線バス'''
* [[阿寒バス]]
** ウトロ—羅臼—標津—中標津—釧路駅前
** 標津—中標津—標茶駅前
'''空港連絡バス'''
* [[根室交通]]
** [[中標津空港]]—根室
'''都市間バス'''
* [[北都交通 (北海道)|北都交通]]・[[根室交通]]([[共同運行]])
** 中標津—札幌


=== タクシー ===
* 標津線(本線):[[計根別駅]] - [[開栄駅]] - [[当幌駅]] - [[中標津駅]] - (東標津信号場) - [[上武佐駅]]
* [[日東交通 (北海道)|日東交通]](日東ハイヤー)
* 標津線(支線):[[中標津駅]] - [[協和駅]]
* [[北都ハイヤー (北海道中標津町)|北都ハイヤー]]

鉄道廃止後は[[JR中標津トラベルセンター]]が設置されていたが、2012年3月末をもって閉店した。

=== バス ===
[[File:Akan bus Nakashibetsu01.JPG|thumb|280px|中標津町交通センター]]
* [[阿寒バス]]:標津線([[標茶駅]] - [[根室標津駅]])代替、釧路 - 羅臼、町内循環など
* [[根室交通]]:標津線([[厚床駅]] - 中標津駅)代替、中標津空港連絡(根室 - 中標津 - 中標津空港)
* 根室交通・[[北都交通 (北海道)|北都交通]]:根室 - 札幌「オーロラ号」
* 中標津町有バス - 俣落線、武佐線、養老牛線


=== 道路 ===
=== 道路 ===
町内を通る幹線道路は、[[シーニックバイウェイ]]の「釧路湿原・阿寒・摩周シーニックバイウェイ」になっている<ref>{{Cite web |url=http://www.scenicbyway.jp/routes/kushiro |title=釧路湿原・阿寒・摩周シーニックバイウェイ |work=シーニックバイウェイ北海道 |accessdate=2018-02-05}}</ref>。
* [[高速道路]]
* [[地域高規格道路]]
** なし。
** {{事業中|[[釧路中標津道路]]|計画}}
* [[バイパス道路|バイパス]]
** {{事業中|[[根室中標津道路]]|計画}}
** なし。
* [[一般国道]]
* [[一般国道]]
** [[国道272号]]
** [[国道272号]](建設当時の名称・'''根釧開発幹線道路''')(通称・'''産業道路''')
*** [[1993年]]([[平成]]5年)[[12月]]に中標津バイパス(通称・'''バイパス''')の完成により、中標津市街地の区間をルート切替。
* [[都道府県道]]
* [[都道府県道]]
** [[北海道道8号根室中標津線]]
** [[北海道道8号根室中標津線]]
374行目: 485行目:
** [[北海道道69号中標津空港線]]
** [[北海道道69号中標津空港線]]
** [[北海道道150号摩周湖中標津線]]
** [[北海道道150号摩周湖中標津線]]
*** 清里峠
** [[北海道道311号中西別計根別線]]
** [[北海道道311号中西別計根別線]]
** [[北海道道505号養老牛計根別停車場線]]
** [[北海道道505号養老牛計根別停車場線]]
384行目: 496行目:
** [[北海道道994号中春別俵橋線]]
** [[北海道道994号中春別俵橋線]]


== 文化財 ==
== 名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事 ==
'''国指定'''
=== 文化財 ===
==== 登録有形文化財 ====
* [[登録有形文化財]]
* 北村家住宅主屋(旧土田旅館)
** 北村家住宅主屋(旧土田旅館)<ref>{{文化遺産オンライン|153105|北村家住宅主屋(旧土田旅館)}}</ref>
*[[伝成館]](旧北海道農事試験場根室支場庁舎)
** [[伝成館]](旧北海道農事試験場根室支場庁舎)<ref>{{文化遺産オンライン|144971|伝成館(旧北海道農事試験場根室支場庁舎)}}</ref>
*中標津町郷土館緑ヶ丘分館(旧北海道農事試験場根室支場陳列館)
** 中標津町郷土館緑ヶ丘分館(旧北海道農事試験場根室支場陳列館)<ref>{{文化遺産オンライン|173012|中標津町郷土館緑ヶ丘分館(旧北海道農事試験場根室支場陳列館)}}</ref>
*北海道立総合研究機構農業研究本部根釧農業試験場(旧北海道農事試験場根室支場)農具庫
** 北海道立根釧農業試験場(旧北海道農事試験場根室支場)農具庫<ref>{{文化遺産オンライン|198699|北海道立根釧農業試験場(旧北海道農事試験場根室支場)農具庫}}</ref>
*北海道立総合研究機構農業研究本部根釧農業試験場(旧北海道農事試験場根室支場)種苗倉庫
** 北海道立根釧農業試験場(旧北海道農事試験場根室支場)種苗倉庫<ref>{{文化遺産オンライン|192430|北海道立根釧農業試験場(旧北海道農事試験場根室支場)種苗倉庫}}</ref>
'''町指定'''
* 蛙意匠の土器 - [[中標津町郷土館]]蔵


== 観光地・レジャー・祭事・催事 ==
==== 中標津町指定文化財 ====
* 北根室ランチウェイ(ロングトレイル)<ref>{{Cite web |url=http://kiraway.net |title=北根室ランチウェイ |accessdate=2018-02-07}}</ref>
* 蛙意匠の土器 - 中標津町郷土館蔵
* 中標津町緑ヶ丘森林公園

* [[北海道立ゆめの森公園]]
=== 観光 ===
* ミルクロード{{Refnest|group="注"|中標津町周辺には「ミルクロード」と呼ばれる道路が複数存在しており、[[国道272号]]、[[国道243号]](中標津町内は通っていない)、町道北19号などがある。中でも、町道北19号は沿線に林や牧場が広がる丘のアップダウンを横切るように直線に延びる5 km区間の道路であり、[[開陽台]]へ向かうドライブやツーリングのルートになっている<ref>{{Cite book|和書|author1=小川秀夫 |author2=栗栖国安 |author3=田宮徹 |editor=中村純一編 |date=2016-04-10 |title=ニッポン絶景ロード100 |publisher=[[枻出版社]] |series=エイムック |pages=14-15 |isbn=978-4-7779-3980-8}}</ref><ref>{{Cite book|和書|author1=佐々木節 |author2=石野哲也 |author3=伊藤もずく |editor=松井謙介編 |date=2015-09-30 |title=絶景ドライブ100選[新装版] |publisher=[[学研パブリッシング]] |series=GAKKEN MOOK|page=34|isbn=978-4-05-610907-8}}</ref><ref>{{Cite web |url=https://pucchi.net/hokkaido/trippoint/nakashibetsuroad.php |title=これぞ北海道!どこまでもまっすぐな中標津の道路「ミルクロード」 |date=2016-04-15 |work=北海道ファンマガジン |accessdate=2018-02-05}}</ref>。}}
* [[開陽台]] 視界330度の[[展望台]]
* [[開陽台]]
* [[養老牛温泉]]
* [[養老牛温泉]]
* 裏摩周(所在地は弟子屈町)
** 石膏食塩泉。
* 中標津温泉
** ナトリウム塩化物泉・含食塩硫黄泉。市街地の[[温泉]]はこの源泉を利用している。
* [[北海道立ゆめの森公園|道立ゆめの森公園]]
* 中標津町緑ヶ丘森林公園([[キャンプ]]場あり)
* ミルクロード
** 中標津周辺にミルクロードと呼ばれる道路は複数存在し、国道272号、[[国道243号]]、町道北19号線がそう呼ばれる。国道243号は中標津町を通らない。
** 町道北19号は、沿線に林や牧場が広がる丘のアップダウンを横切るように直線に延びる5 km区間の道路で、開陽台へ向かう人気のドライブやツーリングのルートとして知られる<ref>{{Cite book |和書 |author1=小川秀夫|author2=栗栖国安|author3=田宮徹|editor=中村純一編|date=2016-04-10 |title=ニッポン絶景ロード100 |publisher=[[枻出版社]] |series=エイムック|pages=14-15|isbn=978-4-7779-3980-8 }}</ref><ref>{{Cite book |和書 |author1=佐々木節|author2=石野哲也|author3=伊藤もずく|editor=松井謙介編|date=2015-09-30 |title=絶景ドライブ100選[新装版] |publisher=[[学研パブリッシング]] |series=GAKKEN MOOK|page=34|isbn=978-4-05-610907-8 }}</ref>。
* 映画撮影跡地
** [[山田洋次]]による[[遙かなる山の呼び声]]、[[家族 (映画)|家族]]などの撮影の一部が中標津で行われたことを記念して、ささやかな名標が設置されている。
* 格子状[[防風林]]は、総延長で日本一の規模を誇り、[[北海道遺産]]に指定されている。
* [[中標津町温水プール]]
* [[ほかり公園]]
* [[ほかり公園]]
<gallery widths=180 heights=120>
File:開陽台近くの北道19号 20120906 - panoramio.jpg|ミルクロード(町道北19号)
File:Kaiyodai 3.jpg|開陽台から眺めた根釧台地
File:Yourouushi.JPG|養老牛地区
</gallery>


=== 祭事・催事 ===
<gallery>
* [[なかしべつ冬まつり]](2月第2土・日曜日)
ファイル:kaiyoudai.JPG|ミルクロード(中標津町道北19号線)、開陽台方面から中標津市街方面を望む。左右の林は格子状防風林の一部。
* 標津岳山開き(6月第1日曜日)
ファイル:Yourouushi.JPG|養老牛温泉
* 武佐岳山開き(6月第2日曜日)
</gallery>
* [[なかしべつ330°開陽台マラソン]](7月)
* [[中標津神社]]例大祭(7月19日 - 21日)
* [[なかしべつ夏祭り]](8月第2土・日曜日)
* 馬事競技会(8月)
* じゃがいも伯爵まつり&ふれあい広場(9月)
* 養老牛温泉まつり(10月第1日曜日)

== 名産・特産 ==
* [[標津羊羹]]{{Sfn|町民便利帳|pp=66-67}}
* [[ゴーダチーズ]]{{Sfn|町民便利帳|pp=66-67}}
* [[ジェラート]]{{Sfn|町民便利帳|pp=66-67}}
* なかしべつミルキーポーク{{Sfn|町民便利帳|pp=66-67}}
* [[中標津ミルキーラーメン]]{{Sfn|町民便利帳|pp=66-67}}
* [[中標津ミルキーカレー]]{{Sfn|町民便利帳|pp=66-67}}
* [[ヨーグルト]]、[[飲むヨーグルト]]{{Sfn|町民便利帳|pp=66-67}}
* [[アイスクリーム]]{{Sfn|町民便利帳|pp=66-67}}
* なかしべつ牛乳{{Sfn|町民便利帳|pp=66-67}}
* 伯爵じゃがいも、北あかり、レッドムーン{{Sfn|町民便利帳|pp=66-67}}


== 中標津町が舞台(ロケ地)となった作品 ==
=== 祭事 ===
'''映画'''
* ラジコンフェスティバル 5月
* 『[[家族 (映画)|家族]]』(1970年)<ref name="映画ロケ地観光">{{Cite web |url=https://www.nakashibetsu.jp/kankou/kankou_jouhou/movie_location/ |title=映画ロケ地観光ポイント |publisher=中標津町 |accessdate=2018-02-07}}</ref>
* [[中標津神社]]例大祭 7月19日~21日
* 『[[遥かなる山の呼び声]]』(1980年)<ref name="映画ロケ地観光"/>
* [[なかしべつ夏祭り]](旧名称・なかしべつ観光祭り) 8月第2土日
* 『[[男はつらいよ 夜霧にむせぶ寅次郎]]』(1984年)<ref name="映画ロケ地観光"/>
* [[なかしべつ冬まつり]] 2月第2土日
* 『[[釣りバカ日誌20 ファイナル]]』(2009年)<ref name="映画ロケ地観光"/>
* じゃがいも伯爵まつり 9月上旬
* 養老牛温泉まつり 10月第1日曜日


== 人物 ==
=== イベント・スポーツ等 ===
=== 名誉町民 ===
* [[なかしべつ330°開陽台マラソン]] 7月中旬
* 佐藤甚平(初代村議会議長)
* 鎌倉新一(元町議会議長)
* 児玉由一(元雪印乳業代表取締役会長)
* [[尾崎豊 (政治家)|尾崎豊]](元町長、元北海道議会議員)
* 大沼善春(元町議会議長)
* 村田雄平(元町長)


=== 食文化 ===
=== 出身人物 ===
50音順
* [[中標津ミルキーラーメン]]
* [[阿部俊明]](画家)
* [[中標津ミルキーカレー]]
* [[遠藤幸佑]](元ラグビー選手。『中標津町民栄誉賞』受賞)
* [[尾澤直志]](アニメーター)
* 小野友葵子(ソプラノ歌手)
* [[KiKi (シンガー)|KIKI]](シンガー、ボイストレーナー)
* [[菅原真一]](歯科医)
* [[大門隼人]](ラグビー選手)
* 長谷川翼(スピードスケート選手)
* [[原嶋あかり]](声優)
* 村田正敏(北海道新聞社代表取締役会長)


== ==
=== ゆかりある人物 ===
50音順
* [[2005年]]([[平成]]17年)[[5月1日]]にて[[単位料金区域|中標津MA]]の[[市外局番]]を「01537」から「0153」([[市内局番]]は40~49、70、72~79)に変更。根室標津MAも同時に変更したため、根室管内一帯が同じ市外局番に変わる。ただし、従前「01537」だった中標津・別海以外にかける場合は市外局番が必要となる。
* [[久保敬親]](写真家)
* 『[[月刊新根室]]』というローカル誌が発行されている。
* [[佐々木譲]](作家)
===コミュニティFM===
* [[FMなかしべつ放送]](FMはな
* [[すまけい]](俳優
* [[畑正憲]](愛称・ムツゴロウさん。町内にムツ牧場設立)
: [[2007年]] - [[2008年]]にかけて、中標津町は放送エリア外となっている[[エフエム北海道|AIR-G']]・[[エフエム・ノースウェーブ|NORTHWAVE]]の違法中継事件が発覚。これは[[釧路テレビ・ラジオ放送所|釧路送信所]]を中継して起こしたものであり、中標津町でも民放FM2局が聞けるようになったと話題になっていた。[[北海道総合通信局]]からの告発を受け、中標津町の電気店主が逮捕される事態に発展。FMなかしべつ放送が開局するきっかけとなった([[中標津中継局]]も参照)。
* [[三友盛行]]([[三友牧場]]代表)


=== 出身在住の有名人 ===
== 町民憲章町歌 ==
'''中標津町民憲章'''
* [[すまけい]] [[俳優]]
{{Quotation|
* [[村田正敏]] [[北海道新聞社]]社長
わたしたちは、朝夕気高い武佐岳を仰ぎ、標津川の流れとともにひらけゆく中標津の町民です。はてしない緑の原に、先人のきびしい開拓のあとをしのび、その心をうけて、みんなの力で明るい豊かなまちをつくるために、この憲章をさだめます。
* [[佐々木譲]] [[直木賞]][[作家]]、出身は[[夕張市]]で中標津町在住
: 1 からだをきたえ しあわせな家庭にしましょう
* [[阿部俊明]] [[画家]]、四肢の不全[[麻痺]]のため口に絵筆をくわえて描く画法で知られる。
:: 1 体位を増進しよう。
* [[久保敬親]] [[写真家]]、自然写真の第一人者で中標津町の別荘に長期滞在。
:: 2 健全な子供を育てよう。
* [[遠藤幸佑]] [[ラグビー]]選手、元[[トヨタ自動車ヴェルブリッツ]]所属。2007年、2011年のW杯[[ラグビー日本代表]]選手。
:: 3 老人をうやまおう。
* [[大門隼人]] ラグビー選手、元[[神戸製鋼コベルコスティーラーズ]]所属。2004年のラグビー日本代表選手。
:: 4 家族は協力しよう。
* [[小野友葵子]] [[ソプラノ]][[歌手]]
:: 5 レクリエーションやスポーツをしよう。
* [[畑正憲]] ムツゴロウの愛称で知られる作家、町内に[[ムツゴロウ動物王国|ムツ牧場]]を置くことが縁で[[しるべっと|中標津町総合文化会館]]名誉館長を務める。
: 1 誇りをもって働き 豊かなまちにしましょう
* [[三友盛行]] - [[三友牧場]]経営者
:: 1 明るい職場にしよう。
* [[KiKi (シンガー)|kiki]] [[女性シンガー]][[ヴォイストレーナー]][[作曲家]] UA,BoA,中島美嘉,鬼束ちひろ,bird,YUKIら多数のアーティストのヴォイストレーニング、レコーディング曲指導を手がける。現在もR&B・ロック・ミュージカル・舞台・演歌・バラエティなど様々なジャンルの人々のトレーニングを行っている。
:: 2 職場の安全につとめよう。
* [[原嶋あかり]] -声優
:: 3 資源をいかそう。
:: 4 生産をたかめよう。
: 1 きまりを守り 明るいまちにしましょう
:: 1 時間を守ろう。
:: 2 交通道徳を守ろう。
:: 3 防災、防犯につとめよう。
:: 4 公共物を大切にしよう。
:: 5 お互にたすけあおう。
:: 6 礼儀や、親切を重んじよう。
: 1 自然を愛し 美しいまちにしましょう
:: 1 木や花を育てよう。
:: 2 動物を可愛いがろう。
:: 3 道路を大切にしよう。
:: 4 環境の美化につとめよう。
: 1 教養を高め よりよい文化を育てましょう
:: 1 衣食住を工夫しよう。
:: 2 文化活動を推進しよう。
:: 3 ゆきとどいた教育をすすめよう。
:: 4 文化財を大切にしよう。
|昭和40年7月1日制定<ref>{{Cite web |url=https://www.nakashibetsu.jp/d1w_reiki/340909200701A00000NH/340909200701A00000NH/340909200701A00000NH.html |title=町民憲章 |work=中標津町例規集 |publisher=中標津町 |accessdate=2018-02-04}}</ref>}}
'''中標津町歌'''
* 作詞:佐藤玲香女
* 作曲:[[飯田三郎]]
* 昭和25年1月1日制定<ref>{{Cite web |url=https://www.nakashibetsu.jp/d1w_reiki/325909200101A00000NH/325909200101A00000NH/325909200101A00000NH.html |title=中標津町歌 |work=中標津町例規集 |publisher=中標津町 |accessdate=2018-02-04}}</ref>


== 脚注 ==
== 脚注 ==
{{Reflist}}
{{脚注ヘルプ}}
'''注釈'''
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'''出典'''
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== 参考資料 ==
* {{Cite web |url=https://www.nakashibetsu.jp/file/contents/404/18910/tyouseiyouran.pdf |title=町勢要覧 資料編 |format=PDF |publisher=中標津町 |accessdate=2018-02-03 |ref={{SfnRef|町勢要覧 資料編}}}}
* {{Cite web |url=https://www.nakashibetsu.jp/file/contents/404/1025/nb2014.pdf |title=中標津町生活ガイド町民便利帳 |format=PDF |publisher=中標津町 |accessdate=2018-02-03 |ref={{SfnRef|町民便利帳}}}}
* {{Cite web |url=https://www.nakashibetsu.jp/file/contents/1160/9076/0kankyoukihonkeikakuzenbun.pdf |title=中標津町環境基本計画 |format=PDF |publisher=中標津町 |accessdate=2018-02-03 |ref={{SfnRef|中標津町環境基本計画}}}}


== 関連項目 ==
== 関連項目 ==
{{Commonscat|Nakashibetsu, Hokkaido}}
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* [[日本の地方公共団体 (な)]]
* [[日本の地方公共団体一覧]]
* [[北方地域]]
* [[釧根]]
* [[標津断層帯]]
* [[標津断層帯]]
* [[中標津ミルキーラーメン]]


== 外部リンク ==
== 外部リンク ==
'''行政'''
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* [http://www.nakashibetsu.jp/ 中標津町]
* [https://www.nakashibetsu.jp 中標津町公式WEBサイト]
** {{Facebook|nakashibetsu|中標津町}}
** {{Twitter|nakashibetsu_t|中標津町}}
'''産業'''
* [http://www.nakamap.or.jp 中標津町商工会]
'''観光'''
* [http://kaiyoudai.jp なかしべつ観光協会]
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2018年3月8日 (木) 21:41時点における版

なかしべつちょう ウィキデータを編集
中標津町
開陽台展望館(2009年)
日本の旗 日本
地方 北海道地方
都道府県 北海道根室振興局
標津郡
市町村コード 01692-6
法人番号 9000020016926 ウィキデータを編集
面積 684.87km2
総人口 22,283[編集]
住民基本台帳人口、2024年11月30日)
人口密度 32.5人/km2
隣接自治体 根室振興局:標津郡標津町野付郡別海町
釧路総合振興局川上郡標茶町、川上郡弟子屈町
オホーツク総合振興局斜里郡清里町
町の木 シラカバ
町の花 エゾリンドウ
中標津町役場
町長 西村穣
所在地 086-1197
北海道標津郡中標津町丸山2丁目22
外部リンク 中標津町公式WEBサイト

中標津町位置図

― 政令指定都市 / ― 市 / ― 町・村

ウィキプロジェクト
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中標津町(なかしべつちょう)は、北海道標津郡にある。地名は日本語の「中」とアイヌ語の「シペッ=大きな川」に当て字した「標津」を組み合わせたものが由来になっている[1]

地理

中標津町は東西約42 km、南北約27 kmあり、南部は「根釧台地」の丘陵、北部は知床半島から連なる山岳地帯になっている[2]中心市街地標津川によって開かれた河岸段丘であり、標高約50 mの低地に形成している[2]。土地は主に泥炭地と火山灰地である[2]。町域のうち約5割を山林で占めており、そのうち山岳林が約4割になっている[2]。平野部では人工林保安林であり、まちの周辺には昭和初期までに植民地区画によって格子状に防風保安林を配置しており[2][3]、独特の風景は「根釧台地の格子状防風林」として「北海道遺産[4]、「道東根釧台地の防風林」として「人と自然が織りなす日本の風景百選」に認定されている。

  • 山:武佐岳 (1,006 m)、俣落岳 (1,004 m)、サマッケヌプリ山 (1,063 m)、標津岳 (1,061 m)、養老牛岳 (847 m)、西竹山 (699 m)、シバタヌプリ山 (603 m)、温泉富士 (660 m)、モアン山 (357 m)、カンジウシ山 (277 m)
  • 河川:標津川(二級河川・指定河川)、武佐川、俣落川、荒川、鱒川、ケネカ川、当幌川、エトシナイ川、サクラ川、タワラマップ川
  • 滝:クテクン滝

気候

中標津町の気候は内陸性の気候であり、亜寒帯湿潤気候に分類される[2]。気温は8月の平均気温は18℃前後であるが、最高気温が30℃になる日もある[2]。一方、1月の平均気温は-7℃前後になり、最低気温は-20℃になる日もある[2]。降水量は比較的雨の多い9月で約170 mm、年間で約1,000 mmになっている[2]

中標津町
雨温図説明
123456789101112
 
 
51
 
-2
-14
 
 
34
 
-2
-14
 
 
64
 
1
-9
 
 
85
 
8
-1
 
 
105
 
14
3
 
 
103
 
17
8
 
 
131
 
20
12
 
 
143
 
22
15
 
 
176
 
19
11
 
 
125
 
14
4
 
 
86
 
7
-3
 
 
58
 
1
-9
気温(°C
総降水量(mm)
出典:気象庁
インペリアル換算
123456789101112
 
 
2
 
28
7
 
 
1.4
 
28
7
 
 
2.5
 
34
17
 
 
3.3
 
47
29
 
 
4.1
 
57
38
 
 
4
 
62
46
 
 
5.1
 
68
54
 
 
5.6
 
72
58
 
 
6.9
 
67
51
 
 
4.9
 
58
39
 
 
3.4
 
45
27
 
 
2.3
 
34
17
気温(°F
総降水量(in)

人口

中標津町の人口は、1950年(昭和25年)の町制施行後から増加し続けていたが、2010年(平成22年)以降は減少に転じている[5]

中標津町(に相当する地域)の人口の推移
1970年(昭和45年) 17,090人
1975年(昭和50年) 18,929人
1980年(昭和55年) 21,187人
1985年(昭和60年) 21,675人
1990年(平成2年) 21,900人
1995年(平成7年) 22,326人
2000年(平成12年) 23,179人
2005年(平成17年) 23,792人
2010年(平成22年) 23,989人
2015年(平成27年) 23,774人
2020年(令和2年) 23,010人
総務省統計局 国勢調査より


歴史

かつては標津川とケネカ川沿いに標津と斜里を結ぶ「斜里山道」があった[1]。もともとアイヌが利用していた踏み分け道であったが、1810年文化7年)に開通後すると中標津に関する記録にも登場し、現在の中標津市街を流れるタワラマップ川やチナナ川はじめ町内の数ヶ所に小休所があったことなどが記されている[1]1885年明治18年)には現在の国道244号の前身となる「新斜里山道」が開通したために旧山道は廃止となった[1]

1901年(明治34年)に区画開放すると、北海道の拓殖計画進展とともに移住者が増えていった[1]。ところが、大正から昭和にかけての世界的経済不況と冷害凶作により離農者が続出し、中でも1931年(昭和6年)、1932年(昭和7年)の大凶作は開拓農民に大きな打撃を与えた[1]。そこで、北海道庁は「根釧原野農業開発5カ年計画」を策定し、穀物を主体とする農業から畜産を主体とする農業への転換を図った[1]1937年(昭和12年)に日本国有鉄道(国鉄)標津線が開通すると、交通の要衝として発展していった[1]。中標津は標津村に属していたが、人口が増加して産業の振興が進んでいくと役場移転活動が活発になって分村運動に発展した[1]。戦時中は一時立ち消えになるが、終戦後に再び運動が起こり、1946年(昭和21年)に分村が実現した[1]。なお、分村から約3年後の1950年(昭和25年)には町制施行している[1]

年表

「中標津町のあゆみ」参照[6]

友好都市

行政

役場

  • 中標津町役場
    • 計根別支所

首長

歴代首長[9]
氏名 就任年月日 退任年月日
初代 坂井同 1946年(昭和21年)7月 1948年(昭和23年)3月
2代 横田俊夫 1948年(昭和23年)4月 1956年(昭和31年)4月
3代 尾崎豊 1956年(昭和31年)5月 1970年(昭和45年)4月
4代 村田雄平 1970年(昭和45年)6月 1984年(昭和59年)8月
5代 進藤松吉 1984年(昭和59年)10月 1992年(平成4年)9月
6代 新出實 1992年(平成4年)9月 2004年(平成16年)9月
7代 西澤雄一 2004年(平成16年)9月 2008年(平成20年)9月
8代 小林実 2008年(平成20年)9月 2016年(平成28年)9月
9代 西村穣 2016年(平成28年)9月 現職

議会

町議会

  • 議員定数:18名[10]
  • 議会
    • 定例会:年4回(3月・6月・9月・12月)[10]
    • 臨時会[10]
  • 委員会
    • 総務文教常任委員会[10]
    • 厚生常任委員会[10]
    • 産業建設常任委員会[10]
    • 議会運営委員会[10]
    • 議会広報特別委員会[10]
    • 予算審査特別委員会[10]

道議会議員

国会議員

官公署

国の機関

道の機関

  • 根室振興局
    • 中標津地域保健室(中標津保健所)
    • 中標津社会福祉事務出張所
    • 根室農業改良普及センター北根室支所
  • 根室家畜保健衛生所BSE検査室
  • 釧路総合振興局
    • 釧路建設管理部中標津出張所
    • 釧路建設管理部中標津空港管理事務所

独立行政法人・特殊法人等

公共施設

  • 中標津町総合文化会館(しるべっと)
  • 中標津町図書館(しるべっと内)
  • 中標津町郷土館
    • 緑ヶ丘分館
  • 中標津町保健センター
  • 中標津町児童センター
  • 中標津町緑のふるさと研修舎
  • 中標津町交流センター
  • 中標津町総合福祉センター(プラット)
  • 中標津町老人福祉センター
  • 中標津町開陽台牧場
  • 中標津町俵橋牧場
  • 中標津町畜産食品加工研修センター
  • 中標津町一般廃棄物最終処分場
  • 根室北部廃棄物処理広域連合リサイクルセンター くるっと[11]
  • 白樺斎場
  • 中標津墓地
  • 中標津第2墓地
  • 計根別墓地

スポーツ施設

公的機関

警察

消防

  • 根室北部消防事務組合消防本部
    • 中標津消防署

病院

電力

報道機関

コミュニティ放送

教育機関

高等学校

特別支援学校

義務教育学校

  • 中標津町立計根別学園[13]

中学校

  • 中標津町立中標津中学校[13]
  • 中標津町立広陵中学校[13]

小学校

  • 中標津町立中標津小学校[13]
  • 中標津町立中標津東小学校[13]
  • 中標津町立丸山小学校[13]
  • 中標津町立俵橋小学校[13]

保育園

  • 中標津町立中標津保育園
  • 中標津泉保育園
  • 中標津星の子保育園
  • 俣落へき地保育所
  • 俵橋へき地保育所
  • 協和へき地保育所

幼稚園

  • 中標津町立計根別幼稚園
  • 中標津愛光幼稚園
  • 中標津カトリック幼稚園
  • 中標津ひかり幼稚園
  • 中標津第2ひかり幼稚園

学校教育以外の施設

廃止・閉校となった学校

経済・産業

中標津町の農業酪農が中心であり[15]、耕地は約23,000 haの牧草地と約1,100 haの馬鈴薯(ジャガイモ)、テンサイダイコンなどを作付しているがある[15]乳牛は約39,000頭を飼養している[15]農家は機械化の進んだ大規模経営が多く、コントラクター(農作業委託)や酪農ヘルパー制度を利用した生活にゆとりある農業を営んでいる[15]。中標津町は地理的に北海道東部の中心地であることから周辺地域の産業拠点になっている[16]。また、中標津空港があるため知床半島摩周湖阿寒湖釧路湿原などへの観光拠点になっているほか[16]、移住体験事業「お試し暮らし」は北海道内トップクラスの受入実績になっている[16]

立地企業

組合

  • 中標津町農業協同組合(JA中標津)[17]
  • 計根別農業協同組合(JAけねべつ)[18]
  • 根室生産農業協同組合連合会(根室生産連)[19]
  • ホクレン農業協同組合連合会(ホクレン)
    • 中標津支所
    • 根室地区家畜市場
  • 北海道ひがし農業共済組合(NOSAI道東)根室北部事業センター
  • 中標津町森林組合
  • 北根室生コンクリート協同組合
  • 中標津地方自動車整備事業協同組合

商業施設

ショッピングセンター

スーパーマーケット

金融機関

郵便

  • 中標津東9条郵便局
  • 開陽郵便局
  • 計根別郵便局
  • 武佐簡易郵便局
  • 中標津西七条簡易郵便局
  • 中標津西町簡易郵便局
  • 中標津東十二条簡易郵便局
  • 上武佐簡易郵便局
  • 西竹簡易郵便局

宅配便

交通

中標津空港(2010年4月)
中標津町交通センター(2010年4月)

かつては町内に標津線が通っており、本線に計根別駅開栄駅当幌駅中標津駅上武佐駅、支線に協和駅があった。標津線廃止後、中標津駅跡地には中標津町がバスターミナル中標津町交通センター」を設置したほか、北海道旅客鉄道(JR北海道)が営業窓口となる「JR中標津トラベルセンター」を設置していたが、2012年(平成24年)3月末に閉店した[20]

空港

バス

市内線・郊外線

定期路線バス

  • 阿寒バス
    • ウトロ—羅臼—標津—中標津—釧路駅前
    • 標津—中標津—標茶駅前

空港連絡バス

都市間バス

タクシー

道路

町内を通る幹線道路は、シーニックバイウェイの「釧路湿原・阿寒・摩周シーニックバイウェイ」になっている[21]

文化財

国指定

  • 登録有形文化財
    • 北村家住宅主屋(旧土田旅館)[22]
    • 伝成館(旧北海道農事試験場根室支場庁舎)[23]
    • 中標津町郷土館緑ヶ丘分館(旧北海道農事試験場根室支場陳列館)[24]
    • 北海道立根釧農業試験場(旧北海道農事試験場根室支場)農具庫[25]
    • 北海道立根釧農業試験場(旧北海道農事試験場根室支場)種苗倉庫[26]

町指定

観光地・レジャー・祭事・催事

祭事・催事

名産・特産

中標津町が舞台(ロケ地)となった作品

映画

人物

名誉町民

  • 佐藤甚平(初代村議会議長)
  • 鎌倉新一(元町議会議長)
  • 児玉由一(元雪印乳業代表取締役会長)
  • 尾崎豊(元町長、元北海道議会議員)
  • 大沼善春(元町議会議長)
  • 村田雄平(元町長)

出身人物

50音順

  • 阿部俊明(画家)
  • 遠藤幸佑(元ラグビー選手。『中標津町民栄誉賞』受賞)
  • 尾澤直志(アニメーター)
  • 小野友葵子(ソプラノ歌手)
  • KIKI(シンガー、ボイストレーナー)
  • 菅原真一(歯科医)
  • 大門隼人(ラグビー選手)
  • 長谷川翼(スピードスケート選手)
  • 原嶋あかり(声優)
  • 村田正敏(北海道新聞社代表取締役会長)

ゆかりのある人物

50音順

町民憲章・町歌

中標津町民憲章

わたしたちは、朝夕気高い武佐岳を仰ぎ、標津川の流れとともにひらけゆく中標津の町民です。はてしない緑の原に、先人のきびしい開拓のあとをしのび、その心をうけて、みんなの力で明るい豊かなまちをつくるために、この憲章をさだめます。

1 からだをきたえ しあわせな家庭にしましょう
1 体位を増進しよう。
2 健全な子供を育てよう。
3 老人をうやまおう。
4 家族は協力しよう。
5 レクリエーションやスポーツをしよう。
1 誇りをもって働き 豊かなまちにしましょう
1 明るい職場にしよう。
2 職場の安全につとめよう。
3 資源をいかそう。
4 生産をたかめよう。
1 きまりを守り 明るいまちにしましょう
1 時間を守ろう。
2 交通道徳を守ろう。
3 防災、防犯につとめよう。
4 公共物を大切にしよう。
5 お互にたすけあおう。
6 礼儀や、親切を重んじよう。
1 自然を愛し 美しいまちにしましょう
1 木や花を育てよう。
2 動物を可愛いがろう。
3 道路を大切にしよう。
4 環境の美化につとめよう。
1 教養を高め よりよい文化を育てましょう
1 衣食住を工夫しよう。
2 文化活動を推進しよう。
3 ゆきとどいた教育をすすめよう。
4 文化財を大切にしよう。
— 昭和40年7月1日制定[33]

中標津町歌

脚注

注釈

  1. ^ 中標津町では、2007年(平成19年)から翌年にかけて放送エリア外となっているエフエム北海道(AIR-G')・エフエム・ノースウェーブ(NORTHWAVE)の違法中継事件が発覚した。これは釧路送信所を中継して起こったものであり、町内でも民放FMが聴けるようになったと話題になっていたが、2008年(平成20年)に北海道総合通信局からの告発を受けて町内の電気店主が逮捕される事態にまで発展した[12]。事件後、かねてから開局を模索していたコミュニティ放送「FMなかしべつ放送」が開局した(中標津中継局も参照)。
  2. ^ 中標津町周辺には「ミルクロード」と呼ばれる道路が複数存在しており、国道272号国道243号(中標津町内は通っていない)、町道北19号などがある。中でも、町道北19号は沿線に林や牧場が広がる丘のアップダウンを横切るように直線に延びる5 km区間の道路であり、開陽台へ向かうドライブやツーリングのルートになっている[28][29][30]

出典

  1. ^ a b c d e f g h i j k 町の紹介”. 中標津町. 2018年2月3日閲覧。
  2. ^ a b c d e f g h i 中標津町環境基本計画, p. 7.
  3. ^ 超巨大な防風林が道東にある”. 北海道ファンマガジン (2008年3月13日). 2018年2月5日閲覧。
  4. ^ 根釧台地の格子状防風林”. 北海道遺産協議会事務局. 2018年2月3日閲覧。
  5. ^ 中標津町まち・ひと・しごと創生総合戦略〜あつまる つながる ひろがるまち〜” (PDF). 中標津町. p. 6 (2016年). 2018年2月5日閲覧。
  6. ^ 中標津町のあゆみ”. 中標津町. 2018年2月2日閲覧。
  7. ^ 北海道植樹祭”. 根室振興局. 2018年2月5日閲覧。
  8. ^ 友好都市”. 中標津町. 2018年2月2日閲覧。
  9. ^ 町政要覧 資料編, p. 19.
  10. ^ a b c d e f g h i 中標津町議会”. 中標津町. 2018年2月3日閲覧。
  11. ^ リサイクルセンター くるっと”. 根室北部廃棄物処理広域連合. 2018年2月3日閲覧。
  12. ^ 会社社長が勝手に「民放ラジオ中継局」 逮捕前に「喜んでもらっている」”. J-CASTニュース. ジェイ・キャスト (2008年3月7日). 2018年2月8日閲覧。
  13. ^ a b c d e f g h i j 小学校・中学校・高等学校紹介”. 中標津町. 2018年2月2日閲覧。
  14. ^ 沿革(教育関連施設)”. 中標津町教育委員会. 2018年2月2日閲覧。
  15. ^ a b c d 産業”. 中標津町. 2018年2月3日閲覧。
  16. ^ a b c 中標津町地域雇用創造計画” (PDF). 中標津町. p. 4 (2015年). 2018年2月4日閲覧。
  17. ^ JA中標津”. 中標津農業協同組合. 2018年2月3日閲覧。
  18. ^ 計根別農業協同組合(JA計根別)”. 2018年2月3日閲覧。
  19. ^ 根室生産農業協同組合連合会”. 2018年2月3日閲覧。
  20. ^ "JR中標津トラベルセンターの閉店について" (PDF) (Press release). 北海道旅客鉄道釧路支社. 14 February 2012. 2018年2月5日閲覧
  21. ^ 釧路湿原・阿寒・摩周シーニックバイウェイ”. シーニックバイウェイ北海道. 2018年2月5日閲覧。
  22. ^ 北村家住宅主屋(旧土田旅館) - 文化遺産オンライン文化庁
  23. ^ 伝成館(旧北海道農事試験場根室支場庁舎) - 文化遺産オンライン文化庁
  24. ^ 中標津町郷土館緑ヶ丘分館(旧北海道農事試験場根室支場陳列館) - 文化遺産オンライン文化庁
  25. ^ 北海道立根釧農業試験場(旧北海道農事試験場根室支場)農具庫 - 文化遺産オンライン文化庁
  26. ^ 北海道立根釧農業試験場(旧北海道農事試験場根室支場)種苗倉庫 - 文化遺産オンライン文化庁
  27. ^ 北根室ランチウェイ”. 2018年2月7日閲覧。
  28. ^ 小川秀夫、栗栖国安、田宮徹 著、中村純一編 編『ニッポン絶景ロード100』枻出版社〈エイムック〉、2016年4月10日、14-15頁。ISBN 978-4-7779-3980-8{{ISBN2}}のパラメータエラー: 無効なISBNです。 
  29. ^ 佐々木節、石野哲也、伊藤もずく 著、松井謙介編 編『絶景ドライブ100選[新装版]』学研パブリッシング〈GAKKEN MOOK〉、2015年9月30日、34頁。ISBN 978-4-05-610907-8 
  30. ^ これぞ北海道!どこまでもまっすぐな中標津の道路「ミルクロード」”. 北海道ファンマガジン (2016年4月15日). 2018年2月5日閲覧。
  31. ^ a b c d e f g h i j 町民便利帳, pp. 66–67.
  32. ^ a b c d 映画ロケ地観光ポイント”. 中標津町. 2018年2月7日閲覧。
  33. ^ 町民憲章”. 中標津町例規集. 中標津町. 2018年2月4日閲覧。
  34. ^ 中標津町歌”. 中標津町例規集. 中標津町. 2018年2月4日閲覧。

参考資料

関連項目

外部リンク

行政

産業

観光