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[[函館駅]]を中心に[[普通列車]]が運転されている。運行区間は函館駅 - 長万部駅間の直通列車のほか、区間列車が函館駅 - [[七飯駅]]間・函館駅 - 大沼公園駅間・函館駅 - 森駅間・森駅 - 長万部駅間などに設定され、函館駅に近いほど列車の本数が多くなっている。森駅 - 長万部駅間は普通・快速列車に限れば1日わずか7往復のみである。大沼発渡島砂原経由森行きが下りのみの設定、下り大沼発大沼公園経由森行きが毎日1本、上り森発大沼公園経由大沼行きが毎日2本の運転で、大沼発函館行きが日曜・祝日および年末年始(おおむね12月30日 - 1月3日)運休で1本のみの設定となっている。また、快速列車として長万部発函館行きで「[[アイリス (列車)|アイリス]]」が上りのみ設定されている(これは旧瀬棚線直通の急行「せたな」の名残でもある)。快速「アイリス」を含む全普通列車が[[ワンマン運転]]となっている。函館駅 - 五稜郭駅間では江差線の普通列車が乗り入れるため、運行本数が多くなっている。[[東山駅 (北海道)|東山駅]]・[[姫川駅 (北海道)|姫川駅]]と砂原線の[[流山温泉駅]]は一部の普通列車が通過する。


七飯駅 - 大沼駅間は本線と新線(下り専用:藤城支線)に分かれるが普通列車は基本的に本線を走る。ただ一部の下り普通列車で新線(藤城支線)を通るものもあり、本上の[[渡島大野駅]]と[[仁山駅]]停車しない。なお、この下り専用である藤城支線は過去(1996年12月4日)に、渡島大野駅・仁山駅を通る上下単線が貨物列車の速度超過による脱線事故のため線路・路盤が変形して不通となった際、復旧までの間、藤城支線を上下単線として使用していたことがあった。
七飯駅 - 大沼駅間は本線と新線(下り専用:藤城支線)に分かれるが普通列車は基本的に本線を走る。ただ一部の下り普通列車で新線(藤城支線)を通るものもある。藤城支を通る列車は[[渡島大野駅]]と[[仁山駅]]は通らない。なお、この下り専用である藤城支線は過去(1996年12月4日)に、渡島大野駅・仁山駅を通る上下単線が貨物列車の速度超過による脱線事故のため線路・路盤が変形して不通となった際、復旧までの間、藤城支線を上下単線として使用していたことがあった。


大沼駅 - 森駅間は本線と砂原支線に分かれ、{{独自研究範囲|本線よりも支線の列車がやや多く設定されている。また大沼で2方向への列車を[[増解結]]したり、大沼駅と森駅で各線の列車の接続をとることもある。|date=2015年5月}}
大沼駅 - 森駅間は本線と砂原支線に分かれ、{{独自研究範囲|本線よりも支線の列車がやや多く設定されている。また大沼で2方向への列車を[[増解結]]したり、大沼駅と森駅で各線の列車の接続をとることもある。|date=2015年5月}}

2015年10月3日 (土) 02:09時点における版

函館本線
L特急「スーパーカムイ」
概要
起終点 起点:函館駅
終点:旭川駅
駅数 98駅(貨物駅含む)
路線記号 01(札幌駅)
H(函館 - 長万部間、苗穂 - 白石間)
N(池田園 - 東森間(支線))
S(二股 - 小樽 - 桑園間)
A(厚別 - 旭川間)
路線記号については当該記事も参照
運営
開業 1880年11月28日 (1880-11-28)官営幌内鉄道北海道炭礦鉄道空知線)
1898年7月16日 (1898-07-16)北海道官設鉄道上川線)
1902年12月10日 (1902-12-10)北海道鉄道
全通 1892年2月1日(北海道炭礦鉄道)
1905年8月1日(北海道鉄道)
国有化 1905年4月1日(北海道官設鉄道)
1906年10月1日(北海道炭礦鉄道)
1907年7月1日(北海道鉄道)
民営化 1987年4月1日
所有者 官営幌内鉄道北海道炭礦鉄道(空知太駅 - 旭川駅間)・北海道官設鉄道(小樽駅 - 空知太駅間)・北海道鉄道(函館駅 - 小樽駅間)→
鉄道作業局→帝国鉄道庁内閣鉄道院→鉄道省
運輸通信省運輸省
日本国有鉄道(国鉄)→
北海道旅客鉄道(JR北海道)
運営者 北海道旅客鉄道(JR北海道)(全線 第一種鉄道事業者
日本貨物鉄道(JR貨物)(五稜郭 - 長万部間、苗穂 - 旭川間、大沼 - 渡島砂原 - 森間 第二種鉄道事業者
使用車両 使用車両を参照
路線諸元
路線総延長423.1 km (262.9 mi) (函館 - 旭川間)
35.3 km (21.9 mi) (大沼 - 渡島砂原 - 森間)
軌間 1,067 mm (3 ft 6 in)
電化 交流20,000 V・50 Hz
(函館 - 五稜郭間、小樽 - 旭川間)
運行速度 最高120 km/h (75 mph)
路線図
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函館本線(はこだてほんせん)は、北海道函館市函館駅から長万部駅小樽駅札幌駅を経由して旭川市旭川駅を結ぶ北海道旅客鉄道(JR北海道)の鉄道路線幹線)である。

概要

北海道最古の鉄道開業区間を含んでおり、以来本州との連絡をおもな目的として北海道における鉄道輸送の基幹を担ってきた。現在は、函館駅から旭川駅までの全区間を運行する列車はなく、函館駅 - 長万部駅間、長万部駅 - 小樽駅間、小樽駅 - 札幌駅 - 旭川駅間の各区間でそれぞれ路線の性格が異なっている。長万部駅 - 小樽駅間以外では現在も道内の主要幹線としての使命を担っている。支線(別線)を含めた総営業キロは458.4kmで、これは北海道で最長である[注釈 2]

函館駅 - 長万部駅間は函館市札幌市を結ぶ特急列車や本州からの貨物列車(JR貨物による運行)のメインルートとなっている。現在、これらの優等・貨物列車は長万部駅から先の区間は室蘭本線千歳線経由となる。

一方、長万部駅 - 小樽駅間はローカル線と化している。長万部駅から室蘭本線・千歳線を経て札幌方面に接続するルートを「海線」と通称するのに対して、函館本線のこの区間は「山線」と呼ばれ[2]、通称としては「山線」の方が古くから存在する。かつては長万部駅 - 小樽駅 - 札幌駅間の山線にも多くの優等列車が往来し、昭和40年代まではC62形蒸気機関車の重連による牽引の急行列車など蒸気機関車が集結したことでもにぎわった。ただ小樽駅までが単線な上、急勾配・急曲線が連続する速度向上に不利な線形を抱えていた。対して、海線経由は30km以上遠回りであるが[注釈 3]、もともと線形も良く所要時分も短縮できるうえに比較的沿線人口にも恵まれていた。特急列車の登場以来、徐々に函館駅 - 札幌駅間のメインルートとしての役割は海線へ移り、かくして1986年11月に定期の優等列車が山線から全廃された。

小樽駅 - 旭川駅間は電化されており(このうち、小樽駅 - 滝川駅間は国鉄による道内で最初の電化区間である)、札幌市と旭川市の両都市を結ぶ特急列車は道内最大の運転本数を有し、旭川を超えて網走市稚内市まで接続するJR北海道の最重要区間である。また札幌都市圏にあたる小樽駅 - 岩見沢駅間は近距離利用客が多いため、快速を含む普通列車が多く運転され、IC乗車カードKitaca」の利用エリアとなっている。

路線データ

区間

  • 北海道旅客鉄道(JR北海道・第一種鉄道事業者
    • 函館駅 - 大沼公園駅 - 駒ヶ岳駅 - 小樽駅 - 旭川駅間:423.1 km
    • 大沼駅 - 渡島砂原駅 - 森駅間:35.3 km(通称「砂原線」)
    • 七飯駅 - 大沼駅間:下り専用。独自の営業キロ設定なし。通称「藤城線(ふじしろせん)」。鉄道要覧に記載なし
  • 日本貨物鉄道(JR貨物・第二種鉄道事業者
    • 五稜郭駅(函館貨物駅) - 長万部駅間:108.9 km
    • 苗穂駅 - 旭川駅間:134.6 km
    • 大沼駅 - 渡島砂原駅 - 森駅間:35.3 km

北海道旅客鉄道の支社管轄は、函館駅 - 熱郛駅間が函館支社(砂原支線含む)、目名駅 - 滝川駅間が本社鉄道事業本部、江部乙駅 - 旭川駅間が旭川支社である。

施設

  • 軌間:1,067 mm狭軌
  • 駅数:98駅(起終点駅含む)
    • 旅客駅:97駅
    • 貨物駅:1駅(札幌貨物ターミナル駅)
      • 起終点駅を含めたすべての駅が函館本線所属駅となっている。
  • 電化
    • 交流20,000 V・50 Hz架空電車線方式
      • 函館駅 - 五稜郭駅間 (3.4 km)
      • 小樽駅 - 旭川駅間 (170.6 km)
    • ほかの区間は非電化
      • 五稜郭駅 - 渡島大野駅間 (14.5 km) は2016年(平成28年)3月までに交流20,000V・50Hzで電化予定[報道 1]
  • 単線複線
    • 単線区間:
      • 七飯駅 - 森駅間(8字区間)
      • 鷲ノ巣駅 - 山崎駅間(隣駅)
      • 黒岩駅 - 北豊津駅間(隣駅)
      • 長万部駅 - 小樽駅間
    • 複線区間:
      • 函館駅 - 七飯駅間
      • 森駅 - 鷲ノ巣駅間
      • 山崎駅 - 黒岩駅間(隣駅)
      • 北豊津駅 - 長万部駅間
      • 小樽駅 - 旭川駅間
        • ただし桑園駅 - 札幌駅間は札沼線の単線併設のため、三線である。
        • 同じく札幌駅 - 白石駅間は千歳線の複線併設のため、複々線である。方向別運転。
  • 閉塞方式
    • 自動閉塞式 …下記以外の区間
    • 特殊自動閉塞式(電子符号照査式) …長万部駅 - 小樽駅間
  • 最高速度(2014年8月30日現在)[報道 2]
    • 120 km/h(函館駅 - 長万部駅間[報道 3][報道 4]、小樽駅 - 旭川駅間[報道 5]
    • 95 km/h(大沼駅 - 渡島砂原駅 - 森駅間、長万部駅 - 小樽駅間)
  • 保安装置:
    • ATS-DN …厚別駅 - 奈井江駅間
    • ATS-SN …上記以外の区間
  • 最急勾配:22.3 (渡島大野駅 - 大沼駅間など)

沿線風景

起点の函館駅から出発すると五稜郭駅を過ぎるまで、函館市内の住宅地が連なる。七飯駅 - 大沼駅間は本線と支線の二手に別れ、大沼駅付近では駒ヶ岳が見える。大沼駅 - 森駅間は駒ヶ岳を挟んで山間部を通る本線と海沿いを通る支線に線路が別れ、まったく異なる車窓風景が見られる。森駅 - 長万部駅間は噴火湾(内浦湾)沿いに海岸線を進む。

長万部駅からは山へと分け入り、急勾配の峠に挑む。ニセコアンヌプリ羊蹄山の麓を過ぎると余市からは沿線に果樹園が続き、蘭島駅付近から再び海岸が近づいて小樽駅へ至る。小樽市内の小樽築港駅 - 銭函駅間では、間近に日本海を望むことができる。

石狩湾を離れると、いよいよ札幌市へ入る。札幌駅を中心とした北海道最大の都市圏を抱え、沿線は住宅地のほか商業地域やマンションが目立つようになる。江別駅を過ぎると徐々に田園風景へと移り、岩見沢駅から滝川駅にかけて平らかな石狩平野穀倉地帯を北上する。並走する国道12号日本一の直線区間があるように、函館本線もこの区間は長い直線が続き、特急「スーパーカムイ」をはじめとする優等列車や電車による普通列車もその性能を遺憾なく発揮する。沿線は時折市街地を挟みながら田園風景が続き、車窓の変化は少ない。

並行する石狩川妹背牛駅の手前で初めて渡り、納内駅 - 近文駅間は景勝地である神居古潭を長いトンネルで抜ける。1969年に切り替えられた新線は複数の山を合計5本のトンネルで貫き、複線電化の際に曲線緩和と距離短縮を目的として建設されたが、引き換えに車窓風景を失った。石狩川の屈曲に合わせて河岸を通っていた旧線は「旭川サイクリングロード」として整備されており、途中の神居古潭駅跡には旭川市の有形文化財に指定され再整備された駅舎やホームが残されているほか、3両の蒸気機関車も静態保存されている。

近文駅を過ぎて再び石狩川を渡ると、終点の旭川駅に到達する。かつては構内南側にヤードや機関庫などが広がっていたが「北彩都あさひかわ」計画に伴いすべて撤去され、跡地に高架化された駅舎を新築し、2010年10月10日に一次開業した。

運行形態

広域輸送

函館駅 - 長万部駅間は、室蘭本線千歳線を経由して函館市 - 札幌市間を結ぶ幹線の一部で、特急「スーパー北斗」・「北斗」がほぼ1 - 2時間間隔で運転されている。また本州方面からの夜行列車として、首都圏と北海道を結ぶ臨時寝台特急「カシオペア[注釈 4]青森駅 - 札幌駅間の急行「はまなす」が運転されている。

なお優等列車の大沼駅 - 森駅間については、ほとんどの特急列車が距離の短い駒ヶ岳回りの本線(大沼駅 - 大沼公園駅 - 駒ヶ岳駅 - 森駅間)経由で運転され、一方の砂原支線(大沼駅 - 渡島砂原駅 - 森駅間)を経由する列車は急行「はまなす」の上り青森行きのみである。2015年3月12日まで運行されていた「トワイライトエクスプレス」の上り大阪行きも砂原支線を経由していた。かつての特急・急行列車は本線の急勾配を避けるため、上りが支線・下りが本線(こちらが勾配を下る形となる)と分けて運転されていた。しかし、時代とともにエンジンをはじめとする車両性能が向上したことや、観光地である大沼公園があることから、特急列車のルートは次第に上下問わず本線経由に移行していった。なお貨物列車は現在でも上りが支線・下りが本線と上下別の運転を行っている。

このほか函館駅 - 五稜郭駅間には、津軽海峡線の一部として、上記夜行列車に加え青森方面に向かう特急「スーパー白鳥」「白鳥」が乗り入れる。

札幌駅 - 旭川駅間は年間約450万人の都市間輸送量[4]がある。この2都市間やその中間都市を結ぶ特急「スーパーカムイ」が30分から1時間間隔で運転されるほか、旭川駅から石北本線を経て北見網走方面へ向かう特急「オホーツク」、および宗谷本線を経て名寄稚内方面へ向かう特急「スーパー宗谷」「サロベツ」も運行されている。

なお、「スーパーカムイ」は日中のみ札幌駅から千歳線新千歳空港駅まで1時間あたり1本が乗り入れて中・長距離の空港連絡輸送も担っており、札幌駅 - 新千歳空港駅間では列車種別・列車名を快速列車エアポート」と改めて運転される。

このほか札幌駅 - 白石駅間には千歳線から優等列車が乗り入れる。室蘭本線を経由し上記本州・函館方面から来る列車のほか、途中の室蘭駅からも特急すずらんが、また石勝線経由で根室本線帯広・釧路方面を結ぶ「スーパーとかち」「スーパーおおぞら」が走る。これら千歳線からの列車は併設された千歳線列車用の複線を走行する。

函館駅 - 長万部駅間は札幌駅 - 旭川駅に次ぐ「特急街道」であるが、五稜郭駅 - 長万部間は非電化で、一部区間では単線のままである。なお、函館地区に配置される海峡線用の電車電気機関車検査の際、電化・非電化区間を通し、苗穂工場までディーゼル機関車の牽引によって回送される。

長万部駅 - 札幌駅間については、1986年11月1日のダイヤ改正で特急「北海」・急行「ニセコ」が廃止された後は定期運転する優等列車が設定されていない(ニセコ駅 - 札幌駅間などに臨時特急が運行される場合はある)。またこの区間は室蘭本線が不通になった場合の迂回ルートとしての役割を担う側面もあり、最近では2000年有珠山噴火の際に多くの特急列車・貨物列車が迂回運転され、その役割の重要性が再認識された。なお通常は札幌を中心とする道内各地と本州を結ぶ貨物列車は長万部からすべて室蘭本線・千歳線経由で運行されており(「貨物輸送」の節を参照)、倶知安駅・小樽駅経由で長万部駅 - 札幌貨物ターミナル駅間に定期貨物列車は設定されていない。

地域輸送

函館駅 - 長万部駅間

函館駅を中心に普通列車が運転されている。運行区間は函館駅 - 長万部駅間の直通列車のほか、区間列車が函館駅 - 七飯駅間・函館駅 - 大沼公園駅間・函館駅 - 森駅間・森駅 - 長万部駅間などに設定され、函館駅に近いほど列車の本数が多くなっている。森駅 - 長万部駅間は普通・快速列車に限れば1日わずか7往復のみである。大沼発渡島砂原経由森行きが下りのみの設定、下り大沼発大沼公園経由森行きが毎日1本、上り森発大沼公園経由大沼行きが毎日2本の運転で、大沼発函館行きが日曜・祝日および年末年始(おおむね12月30日 - 1月3日)運休で1本のみの設定となっている。また、快速列車として長万部発函館行きで「アイリス」が上りのみ設定されている(これは旧瀬棚線直通の急行「せたな」の名残でもある)。快速「アイリス」を含む全普通列車がワンマン運転となっている。函館駅 - 五稜郭駅間では江差線の普通列車が乗り入れるため、運行本数が多くなっている。東山駅姫川駅と砂原線の流山温泉駅は一部の普通列車が通過する。

七飯駅 - 大沼駅間は本線と新線(下り専用:藤城支線)に分かれるが普通列車は基本的に本線を走る。ただ一部の下り普通列車で新線(藤城支線)を通るものもある。藤城支線を通る列車は渡島大野駅仁山駅は通らない。なお、この下り専用である藤城支線は過去(1996年12月4日)に、渡島大野駅・仁山駅を通る上下単線が貨物列車の速度超過による脱線事故のため線路・路盤が変形して不通となった際、復旧までの間、藤城支線を上下単線として使用していたことがあった。

大沼駅 - 森駅間は本線と砂原支線に分かれ、本線よりも支線の列車がやや多く設定されている。また大沼で2方向への列車を増解結したり、大沼駅と森駅で各線の列車の接続をとることもある。[独自研究?]

函館運輸所に普通列車用の電車が配置されていないため、江差線に乗り入れる列車を含めた全普通列車がキハ40形気動車での運転となっている。

七飯駅 - 大沼駅 - 森駅間の運行経路
 
← 函館(上り)
(下り)札幌 →
路線 本線 渡島大野・仁山経由 大沼公園・駒ヶ岳経由
支線 通称:藤城線
途中駅なし、下り専用
通称:砂原線
鹿部・渡島砂原経由
  七飯 大沼
運行経路 下り 特急・急行 支線(藤城線)経由 本線経由
貨物
上り 特急(下記以外) 本線経由 本線経由
急行「はまなす」 支線(砂原線)経由
貨物
 
← 函館(上り)
(下り)札幌 →

長万部駅 - 小樽駅間

この区間では小樽駅を中心に列車が設定されており、普通列車のみのローカル輸送に徹している。朝に蘭越発札幌行き、夕方に札幌発倶知安行きでそれぞれ1日1本運転される快速列車「ニセコライナー」(旧称「マリンライナー」)もこの区間内では各駅停車となる[注釈 5]。札幌駅発着の列車と、早朝上りの一部列車を除き、すべて小樽駅発着で運転される。長万部駅 - 小樽駅間の列車のほか、熱郛駅(長万部行き上り1本のみ)・蘭越駅倶知安駅然別駅余市駅折り返しの区間列車が設定されている。

利用客は小樽駅側でやや多く、日中でも余市駅 - 小樽駅間は1 - 2両の車内が混雑する。比較的列車本数の多い余市駅 - 小樽駅間で1時間に1 - 2本程度(時間帯により2時間近い間隔もある)の運転となっている(並行する路線バスのほうがはるかに多い)。この区間で最も列車の少ない熱郛駅 - 蘭越駅間では、1日下り7本、上り6本のみの運行になっている。

2010年12月4日現在、快速「ニセコライナー」1往復と朝の倶知安発苫小牧行き1本、夜の小樽発倶知安行き1本をのぞき、ワンマン運転を実施している。例外があるのは、該当列車がワンマン運転に対応していないキハ201系による運用のためで、小樽駅 - 倶知安駅・蘭越駅間でも車掌が乗務している。この区間では、ニセコ周辺のスキーリゾートへ訪れる外国人観光客のため、ワンマン列車では英語放送が流れる。

小樽駅 - 札幌駅 - 岩見沢駅間

小樽市内では海岸線を走る区間がある(朝里駅付近)

小樽駅を境に一気に列車の本数が増え、札幌近郊区間として快速「エアポート」(千歳線直通)・区間快速「いしかりライナー」・普通列車が札幌駅を基軸に運転されている。札幌を起点とした都市圏輸送量(平成15年)[5]は札幌駅 - 小樽駅間で年間2,365万人、札幌駅 - 岩見沢駅間で年間1,440万人に達している。ただし、札幌駅始発・終着の列車はあまり多くなく、両方面を直通する運行形態が中心となっている。函館本線内で手稲・小樽方面と江別・岩見沢方面を結ぶ列車のほか、手稲・小樽方面と千歳線の千歳苫小牧方面を結ぶ列車も多い。手稲駅 - 札幌駅間は、朝は手稲から札幌行き、夜は札幌から手稲行きで特急車両の札幌運転所への回送を兼ねたホームライナーが運転されている。

桑園駅 - 札幌駅間は札沼線(学園都市線)用の単線が、札幌駅 - 白石駅間は千歳線用の複線がそれぞれ別線として存在し、いずれの列車もその別線を経由して札幌駅まで乗り入れている。

小樽駅 - 岩見沢駅間は日中の一部時間帯を除き、1時間間隔のパターンダイヤが組まれている。2015年3月14日のダイヤ改正現在での日中の1時間あたりの運行本数(札幌駅基準)はおおむね以下のようになっている。

  • 手稲・小樽方面:快速(エアポート)・区間快速(手稲駅 - 小樽駅間は各駅に停車)がそれぞれ2本(いずれも札幌駅 - 小樽駅間直通)、普通は札幌駅 - 手稲駅間が4 - 5本、手稲駅 - ほしみ駅間が2本、ほしみ駅 - 小樽駅間が1本。
  • 江別・岩見沢方面:区間快速が札幌駅 - 江別駅間で2本、江別駅 - 岩見沢駅間(各駅に停車)で1本、普通は札幌駅 - 江別駅間で3本、江別駅 - 岩見沢駅間で1本。(札幌駅 - 白石駅間における千歳線系統の列車をのぞく)

2007年9月30日までは、日中の大部分の区間快速が手稲駅 - 江別駅間を通して快速運転を行っていたが、翌10月1日のダイヤ改正でこの運行形態の列車は廃止され、手稲駅 - 札幌駅および札幌駅 - 江別駅間のどちらかを区間快速とする運転となった(「いしかりライナー」も参照)。

  • 小樽駅・ほしみ駅発着の普通列車は、原則として手稲駅で快速と相互に接続する。
  • 手稲駅発着の普通列車は、原則として同駅で区間快速と接続する。
  • 札幌駅をまたいで運転される列車が大半で、千歳線との直通運転も多い。その中で、早朝・深夜以外の快速「エアポート」と「いしかりライナー」はパターン化されている一方で、普通列車には、起終点と札幌駅の発着時刻がパターン化されているとは言いがたい。[独自研究?]

岩見沢駅 - 滝川駅 - 旭川駅間

2012年5月現在、1日1本のみ運行している小樽-旭川間を走行する普通列車

かつては普通列車の多くが小樽・手稲・札幌方面と滝川・旭川方面を直通運転していたが、現在では一部を除いて岩見沢駅で系統分割されており、札幌方面と滝川・旭川方面を普通列車で移動する場合、ほとんどが岩見沢駅で乗り換えとなる。ただし、直通運転を行う普通列車も一部残されているほか、一部の列車は滝川駅で乗り換えとなる場合もある。岩見沢駅 - 旭川駅間では快速運転を行っておらず[注釈 6]、すべての普通列車が各駅に停車する。

旭川運転所の配置気動車の効率的な運用のために、この区間では気動車の乗り入れも設定されている。

岩見沢駅 - 滝川駅間では一部の札幌や旭川方面に直通する列車も含め、1時間に1本程度の割合で普通列車が運転されている。この区間における普通列車は全列車が岩見沢駅と滝川駅を通して運転しており、途中駅で折り返すなど区間運転を行う普通列車は上下ともに設定されていないほか、岩見沢駅から室蘭本線へ直通したり、滝川駅から根室本線へ直通運転する列車もない。

滝川駅 - 旭川駅間の普通列車も多くが岩見沢駅まで直通運転しており、滝川駅 - 旭川駅間のみを運転する列車は少ない。また、この区間では気動車を使用した普通列車のみワンマン運転を行っている。ただし気動車を使用した普通列車でも札幌駅・岩見沢駅から直通運転する場合は、滝川駅 - 旭川駅間を除く区間で車掌が乗務する。区間運転は岩見沢駅・滝川駅 - 江部乙駅間(平日のみ)と深川駅・近文駅 - 旭川駅間(近文駅発着は平日・土曜日のみ)に設定されているほか、旭川発で深川駅から留萌本線に直通運転する普通列車も1本設定されている。

普通列車の運転本数は江部乙駅 - 深川駅間が最も少なく、頻繁に往来する特急列車とは対照的に3時間以上間隔が開く時間帯もある。

貨物輸送

貨物列車は、五稜郭駅 - 長万部駅間と札幌貨物ターミナル駅 - 旭川駅間で運行されている。函館駅 - 札幌駅間を直通する長距離旅客列車と同様に、長万部駅 - 札幌貨物ターミナル駅間は急勾配の続く「山線」を避け、距離は長いが線形の良い室蘭本線・千歳線を経由する。

五稜郭駅 - 札幌貨物ターミナル駅間には、コンテナ車のみで編成された定期の高速貨物列車が1日上下21本ずつ設定され、室蘭本線・千歳線とともに、本州と北海道を結ぶ幹線として機能している。なお、函館駅 - 長万部駅間の貨物駅は五稜郭駅のみで、貨物列車は運転停車をのぞき、途中駅には停車しない。

また五稜郭駅は青函トンネル用電気機関車EH500形EH800形ED79形が乗り入れるため、道内の貨物駅で唯一着発線が電化されている。五稜郭駅(函館貨物駅) - 小樽駅・東室蘭駅間は非電化のため、すべての貨物列車は五稜郭駅(函館貨物駅)にて機関車交換を行う。五稜郭以北に営業運転の電気機関車は乗り入れず、津軽海峡線をのぞいて道内を運行するすべての貨物列車はDF200形ディーゼル機関車が牽引する。五稜郭駅以外の電化区間上(東室蘭駅 - 沼ノ端駅 - 札幌駅間と小樽駅 - 北旭川駅間)にある道内各貨物駅は着発線を含めすべて非電化である。

札幌貨物ターミナル駅 - 旭川駅間で運行される列車は、基本的に宗谷本線に乗り入れ北旭川駅を起点・終点としている。この区間では、高速貨物列車に加え、専用貨物列車も運行されている。定期の高速貨物列車は、札幌貨物ターミナル発北旭川行が1日4本、北旭川発札幌貨物ターミナル行が1日2本運行されているほか、北旭川発で岩見沢駅から室蘭本線に乗り入れ、苫小牧・東室蘭方面へ向かう列車が1日2本運行されている。季節運行の臨時高速貨物列車は、根室本線富良野駅や石北本線北見駅と札幌貨物ターミナル駅を結んでいる。札幌貨物ターミナル駅 - 旭川駅間の貨物駅は、札幌貨物ターミナル駅と滝川駅がある。

専用貨物列車は室蘭本線本輪西駅 - 北旭川駅間で運行され、苫小牧駅 - 岩見沢駅間を室蘭本線、岩見沢駅 - 旭川駅間を函館本線を経由している。本輪西発北旭川行の列車は1日2本運行されており、石油製品を輸送するタンク車を連結する。その逆の、北旭川発本輪西行のタンク車返送列車は1日1本運行されている。これらの列車を補完する臨時の専用貨物列車も、本輪西駅 - 北旭川駅間に1日1往復設定されている。

なお、JR貨物は札幌貨物ターミナル駅 - 苗穂駅間においても第二種鉄道事業者となっているが、この区間に貨物列車は設定されていない。

運行される列車

季節列車はのぞく

使用車両

室蘭本線直通列車・経由列車の車両は「室蘭本線#使用車両」も参照のこと。また、当路線の五稜郭駅 - 函館駅間のみを走行する車両や、札幌駅 - 白石駅間のみを走行する車両についてはそれぞれ直通先の「江差線#使用車両」、「千歳線#使用車両」を参照のこと。

現在の使用車両

普通列車は気動車電車で運転されている。特急・急行・快速列車については、各列車の記事も参照。

電車

785系789系
特急「スーパーカムイ」・ホームライナーに使用。
721系
小樽駅 - 旭川駅間の普通列車で使用されている[新聞 1]。3両編成は731系、733系(0番台)、735系と連結して運転されることもある。
6両編成は快速「エアポート」での使用が中心で、733系(3000番台)との共通運用である。
731系
小樽駅 - 岩見沢間の普通・快速列車での使用が中心で、一部岩見沢駅 - 滝川駅間でも使用されている。721系、733系(0番台)、735系と連結して運転されることもある。また、キハ201系との協調運転も見られる。
733系
0番台(3両編成)は小樽駅 - 岩見沢間の普通・快速列車での使用が中心で、一部岩見沢駅 - 滝川駅間でも使用されている。721系、731系、735系と連結して運転されることもある。
3000番台(6両編成)は快速「エアポート」での使用が中心で、721系(6両)との共通運用である。
2016年3月の北海道新幹線開業時に運行開始する新函館北斗駅 - 函館駅間の新幹線接続列車「はこだてライナー」にも投入される予定である[報道 6][報道 7][報道 8][新聞 2][新聞 3]
735系
小樽駅 - 岩見沢間の普通・快速列車での使用が中心で、一部岩見沢駅 - 滝川駅間でも使用されている。721系(3両)、731系、733系(0番台)と連結して運転されることもある。

気動車

キハ281系
特急「スーパー北斗」・ホームライナーに使用。
キハ183系
特急「北斗」・「サロベツ」・「オホーツク」に使用。
キハ261系
0番台は特急「スーパー宗谷」、1000番台はホームライナーに使用。
キハ40形
函館駅 - 長万部駅間を走るすべての普通列車がこの車両で運転され、長万部駅 - 小樽駅間でも多数使用されている。また岩見沢駅 - 滝川駅 - 旭川駅間の区間列車の一部にも使用されている。小樽駅 - 岩見沢駅間での使用はごく僅かで、この外の区間から札幌駅へ直通する列車は苗穂運転所への入出庫・回送連結を兼ねて設定されている。
キハ54形
深川駅 - 旭川駅間で、留萌本線乗り入れの普通列車(1日1本のみ)に使われるほか、留萌本線深川駅始発列車の回送間合いで旭川駅 - 深川駅間の区間列車として運転している。滝川発旭川行普通列車の始発と旭川発滝川行の最終列車は当系列が優先的に使用される。
キハ150形
長万部駅 - 札幌駅間の普通列車で使用されている。ただし小樽駅 - 札幌駅間は苗穂運転所への入出庫を兼ねた1往復のみ。
富良野線で運用されている旭川運転所所属車両が、一時的であるが留萌本線深川駅始発列車の回送間合いで、旭川駅 - 深川駅間の区間列車として運転している。これはキハ54形の車内設備改造に伴う代走としての運用である。その他は、検査・修繕等工場出入を兼ねた回送扱いで運行される。
キハ201系
蘭越駅 - 江別駅間の普通・快速「ニセコライナー」で使用されている。2012年10月のダイヤ改正時点では、小樽駅以西は3両編成で運転され、下りは朝2本(蘭越駅 - 倶知安駅間は下り1本のみ)、上りは夕方1本・夜間1本に使用。札幌駅 - 江別駅間は下り3本、上り4本に使用され、1往復が731系との併結、下り1本が区間快速いしかりライナーである。

客車

14系
急行「はまなす」に連結。かつては急行「ニセコ」にも連結されていた。
24系25形
急行「はまなす」に連結。かつては寝台特急「北斗星」・「トワイライトエクスプレス」にも連結されていた。
E26系
寝台特急「カシオペア」に連結。

過去の使用車両

電車

気動車

客車

歴史

函館本線は、北海道の鉄道の発祥路線である。1880年(明治13年)から1882年(明治15年)までに官営幌内鉄道の手で開通した手宮駅小樽市・現在廃止) - 札幌駅 - 幌内駅三笠市・現在廃止)間の鉄道がそれである。

官営幌内鉄道の路線を譲り受けた北海道炭礦鉄道北海道鉄道(初代。千歳線などを建設した2代目の北海道鉄道とは別会社)および北海道庁が運営する北海道官設鉄道によって建設され、北海道官営鉄道は1905年(明治38年)に鉄道作業局(国有鉄道)へ編入、北海道炭礦鉄道と北海道鉄道は、1906年(明治39年)に成立した鉄道国有法によって買収され、国有鉄道線となったものである。

イギリスに範をとった本州の鉄道に対して、北海道の鉄道はアメリカの技術を導入して建設されており、前面にカウキャッチャー煙突には巨大なダイヤモンドスタックを取り付けたアメリカ式の蒸気機関車が輸入され、客車も「マッチ箱」と称される本州の4輪車に対し、開拓使号客車に代表される、木造台車を履いたボギー車が使われた。「義経」「弁慶」・「しづか」などと命名された機関車(のちの7100形)は、現在も鉄道博物館さいたま市)、交通科学博物館大阪市)、小樽市総合博物館鉄道・科学・歴史館(小樽市)に保存されており、その姿を見ることができる。

大沼駅 - 渡島砂原駅 - 森駅間については、第二次世界大戦中の輸送力増強のため、急勾配の介在する駒ヶ岳駅回りのバイパスとして建設されたものである。同区間に並行して渡島海岸鉄道(森駅 - 砂原駅間)、大沼電鉄(現在の大沼公園駅 - 鹿部駅間)という2つの私鉄が存在したが、函館本線の建設に伴い買収、廃止された。

小樽築港駅 - 銭函駅間は工事の容易な石狩湾の海岸線に敷設されたが、当時は汽車の煙や火の粉が漁業に悪影響を及ぼすと考えられており、漁獲量の減った年を中心に、沿線の漁師との間でたびたび補償問題に発展したため、余市駅 - 塩谷駅間では「浜」を避けて線路が敷かれている。

戦前青函航路稚泊航路を介し内地樺太を、その後も本州と道内各都市を結ぶ動脈であったが、小樽における貿易、民間航路漁業の衰退と、金融の中心機能の札幌への移転、また、室蘭苫小牧地区の工業の発展と歩調を合わせた室蘭本線・千歳線の改良により地位の低下が始まり、道内初の特急である「おおぞら」をはじめ、新規の優等列車は「海線」経由で設定されることが多くなっていった。

さらに、航空路線の拡充に伴い、国鉄は本州連絡に関しての競争力を失い、その末期には、函館駅から扇のように展開していた道内の特急網も、札幌を起点とする方針に改められ、1986年(昭和61年)10月をもって長万部駅 - 札幌駅間の優等列車はすべて廃止となった。

1960年(昭和35年)から15年計画で行なわれた蒸気運転全廃に向けた動力近代化計画では、函館駅 - 長万部駅間も電化計画に含まれていたが、石炭輸送衰退の影響で、五稜郭駅 - 長万部駅間の電化は室蘭本線東室蘭駅 - 長万部駅間とともに現在でも実現していない。非電化区間としては特急および貨物列車の本数が多く、七飯駅 - 森駅間の8の字区間を除いたほとんどの区間で複線化も行われている。

1994年(平成6年)には、かつての運炭線であり、函館本線最後の盲腸線となった上砂川支線が、利用客の減少により廃止された。

年表

官営幌内鉄道→北海道炭礦鉄道幌内線

  • 1880年(明治13年)
    • 11月18日:官営幌内鉄道として、開運町駅(現在の南小樽駅) - 軽川駅(現在の手稲駅)間が試験開業。
    • 11月28日:官営幌内鉄道の手宮駅 - 開運町駅 - 札幌駅間が仮開業[6][7]。同区間に手宮[8]・開運町[9]・朝里[9]・銭函[9]・軽川[9]・琴似[9]・札幌[9]の各駅を新設。
  • 1881年(明治14年)5月22日:開運町駅を住吉駅に改称[10]
  • 1882年(明治15年)11月13日:札幌駅 - 岩見沢駅間の延伸開業に伴い、官営幌内鉄道の手宮駅 - 幌内駅間が全通[6][11]。同区間に江別駅[9]および幌向太[9]岩見沢の各フラグステーションを新設。
  • 1883年(明治16年):幌向太フラグステーションを一般駅に変更し、幌向駅に改称[10]
  • 1884年(明治17年)8月15日:岩見沢フラグステーションを廃止。岩見沢駅を新設[9]
  • 1889年(明治22年)
    • 11月3日:野幌駅を新設[9]
    • 12月11日:官営幌内鉄道が北海道炭礦鉄道に事業譲渡[6][7][11]。北海道炭礦鉄道幌内線となる。
  • 1891年(明治24年)7月5日:岩見沢駅 - 砂川駅間が延伸開業。同区間に峰延・美唄・奈井江・砂川の各駅を新設[9]
  • 1892年(明治25年)2月1日:砂川駅 - 空知太駅間が延伸開業。同区間に空知太駅を新設[12]
  • 1894年(明治27年)8月1日:厚別駅を新設[9]
  • 1898年(明治31年)7月16日:北海道官設鉄道上川線の空知太駅 - 旭川駅間が開業[13]。同時に砂川駅 - 空知太駅が北海道官設鉄道に借上。空知太駅を廃止[12](両者の接続点として名称のみ存続)。
  • 1900年(明治33年)6月11日:住吉駅を小樽駅(初代)に改称[10]。北海道炭鉱鉄道と北海道官設鉄道の直通列車が手宮駅 - 旭川駅間で運行開始[6]
  • 1903年(明治36年)4月21日:白石駅を新設[9]
  • 1905年(明治38年)10月8日:張碓駅を新設[9]
  • 1906年(明治39年)
    • 9月8日:北海道炭鉱鉄道と北海道鉄道(初代)の直通列車が函館駅 - 札幌駅間で運行開始[14][6]
    • 10月1日:北海道炭礦鉄道の小樽駅(初代) - 空知太駅間が国有化[6][7][11]

北海道官設鉄道上川線

  • 1898年(明治31年)7月16日:北海道官設鉄道上川線の空知太駅 - 旭川駅間が開業[13]。滝川・江部乙・妹背牛・深川・納内・旭川の各駅[9]と、伊納信号停車場を新設。同時に北海道炭礦鉄道の砂川駅 - 空知太駅間が借上げ。
  • 1900年(明治33年)
    • 5月11日:伊納信号停車場を駅に変更[新聞 4]
    • 6月11日:北海道炭鉱鉄道と北海道官設鉄道の直通列車が手宮駅 - 旭川駅間で運行開始[6]
  • 1901年(明治34年)12月5日:神居古潭簡易乗降場を新設[12]
  • 1905年(明治38年)4月1日:北海道官設鉄道が鉄道作業局(国有鉄道)に編入。

北海道鉄道

  • 1902年明治35年)12月10日北海道鉄道(初代)の函館駅(初代)- 本郷駅間および然別駅 - 蘭島駅間が開業[14]。同区間に函館(初代)[12]・桔梗[9]・七飯[9]・本郷[9]・然別[9]・仁木[9]・余市[9]・蘭島[9]の各駅を新設。
  • 1903年(明治36年)
    • 6月28日:北海道鉄道(初代)の本郷駅 - 宿野辺 - 森駅間、山道駅 - 然別駅間および蘭島駅 - 小樽中央駅(現在の小樽駅)間が延伸開業[14]。同区間に大沼(初代)[9]・宿野辺[9]・森[9]・山道[12]・塩谷[9]・小樽中央[9]の各駅を新設。
    • 11月3日:北海道鉄道(初代)の森駅 - 熱郛駅間が延伸開業[14]。同区間に石倉・野田追・山越内・八雲・黒岩・国縫・長万部・二股・黒松内・熱郛の各駅を新設[9]
  • 1904年(明治37年)
    • 7月1日:北海道鉄道(初代)の函館駅(2代) - 函館駅(初代)間が延伸開業[14]。函館駅(2代)を新設[9]。函館駅(初代)を亀田駅に改称。
    • 7月18日:北海道鉄道(初代)の小沢駅 - 山道駅間が延伸開業[14]。小沢駅を新設[9]。山道駅を廃止[12]
    • 10月15日:歌棄駅 - 小沢駅間が延伸開業し、北海道鉄道(初代)の函館駅 - 高島駅間が全通[14]。同区間に赤井川・山崎・紋別・蕨岱・磯谷・蘭越・昆布・真狩・比羅夫・倶知安の各駅を新設[9]。宿野辺駅を駒ヶ岳駅に、山越内駅を山越駅に、熱郛駅を歌棄駅に、蘭島駅を忍路駅に、小樽中央駅を高島駅[14]にそれぞれ改称[10]
  • 1905年(明治38年)
    • 1月29日:銀山駅を新設[9]
    • 8月1日:北海道鉄道(初代)の高島駅 - 小樽駅(初代)間が延伸開業し、函館駅 - 旭川駅間全通[14]。小樽駅(初代)にて北海道炭礦鉄道に接続。
    • 12月15日:歌棄駅を熱郛駅に、磯谷駅を目名駅に、真狩駅を狩太駅に、忍路駅を蘭島駅に、高島駅を小樽中央駅に[14]それぞれ改称[10]
  • 1906年(明治39年)9月8日:北海道炭鉱鉄道と北海道鉄道(初代)の直通列車が函館駅 - 札幌駅間で運行開始[14][6]
  • 1907年(明治40年)7月1日:北海道鉄道(初代)の函館駅 - 小樽駅(初代)間が国有化[14]

国有鉄道(官設鉄道)

  • 1905年(明治38年)4月1日:北海道官設鉄道の空知太駅 - 旭川駅間が鉄道作業局(国有鉄道)に編入。同時に北海道炭礦鉄道砂川駅 - 空知太駅間が借上。神居古潭簡易乗降場が駅に変更。
  • 1906年(明治39年)10月1日:北海道炭礦鉄道の小樽駅(初代) - 空知太駅間が国有化[6][7][11]。小樽駅(初代) - 旭川駅間が官設線になる。
  • 1907年(明治40年)
    • 7月1日:北海道鉄道(初代)の函館駅 - 小樽駅(初代)間が国有化[14]。函館駅 - 旭川駅が官設線になる。
    • 11月25日:上幌向駅を新設[9]
  • 1908年(明治41年)
    • 5月1日:亀田駅を一般駅から貨物駅に変更。
    • 5月25日:大沼公園駅を新設[9]
    • 8月8日:北海道競馬会主催による競馬開催のため、桑園駅 - 札幌駅間に北五条仮乗降場を新設。8月5・6・15・16日の4日間に限り開設の予定だったが、雨天のため8月8日から営業した。
    • 8月17日:北五条仮乗降場が廃止。
  • 1909年(明治42年)
    • 8月25日:銭函駅 - 札幌駅間が複線化。
    • 8月26日:野幌駅 - 江別駅間が複線化。
    • 9月26日:亀田駅が休止。
    • 10月12日国有鉄道線路名称制定により、函館駅 - 旭川駅間が函館本線[14]、手宮駅 - 小樽駅(初代)間が手宮線[7]、岩見沢駅 - 幌内駅間および幌内太駅 - 幾春別駅間が幌内線となる。
    • 12月6日:札幌駅 - 野幌駅間、江別駅 - 岩見沢駅間が複線化。
  • 1910年(明治43年)
    • 5月1日:小樽駅(初代) - 朝里駅間が複線化。函館駅 - 釧路駅間の直通列車運行開始[14]
    • 5月16日:苗穂駅を新設[9]
    • 11月21日:小樽築港駅を新設[9]
  • 1911年(明治44年)
    • 1月11日:近文信号所が駅に変更。
    • 6月20日:朝里駅 - 銭函駅間が複線化[6]
    • 7月1日:函館駅 - 釧路駅間の直通列車(函館駅 - 旭川駅間急行)に一等寝台車連結[14]
    • 8月5日:落部駅を新設[9]
    • 9月1日:亀田駅を廃止[12]。五稜郭駅を新設[9]
  • 1913年大正2年)
    • 7月19日:琴似駅 - 札幌駅間に競馬場前仮乗降場が開業。
    • 8月1日:姫川信号所が開設。
    • 9月21日:上目名駅を新設[12]
  • 1914年(大正3年)10月1日:紋別駅を中ノ沢駅に改称[10]
  • 1916年(大正5年)
  • 1919年(大正8年):東岡信号場を新設。
  • 1920年(大正9年)
    • 6月15日:大沼駅(初代)を軍川駅に、大沼公園駅を大沼駅(2代)にそれぞれ改称[10]
    • 7月15日:中央小樽駅を小樽駅(2代)に、小樽駅(初代)を南小樽駅にそれぞれ改称[14][10]
  • 1922年(大正11年)4月1日:姫川信号所が姫川信号場に改称。
  • 1923年(大正12年)12月17日:岩見沢駅 - 東岡信号場間が複線化。東岡信号場を廃止。
  • 1924年(大正13年)
    • 5月31日:東岡信号場 - 美唄駅間が複線化。
    • 6月1日:桑園駅を新設[9]。競馬場前仮乗降場を廃止。
  • 1925年(大正14年)10月20日:美唄駅 - 奈井江駅間が複線化。
  • 1926年(大正15年)
  • 1930年昭和5年)
    • 3月20日:森駅 - 石倉駅間に石谷信号場が開設。
    • 7月1日:小樽駅 - 旭川駅間に準急列車新設[6]
  • 1931年(昭和6年)12月1日:美唄駅 - 南美唄駅間の貨物支線(南美唄支線)が開業[15]。同区間に南美唄駅を新設[12]
  • 1932年(昭和7年)7月1日:小樽築港駅 - 浜小樽駅間の貨物支線が開業[6]。(貨)浜小樽駅を新設[12]
  • 1936年(昭和11年)9月15日:仁山信号場が開設。
  • 1940年(昭和15年)9月15日:砂川駅 - 滝川駅間に空知太信号場が開設。
  • 1941年(昭和16年)12月15日:函館駅 - 五稜郭駅間が複線化。
  • 1942年(昭和17年)
    • 2月10日:豊沼信号場を開設。
    • 4月1日:本郷駅を渡島大野駅に改称[10]
  • 1943年(昭和18年)
    • 2月26日:東山信号場が開設。
    • 9月30日:仁山信号場 - 軍川駅間に小沼信号場が開設。
  • 1944年(昭和19年)
    • 1月25日:美唄駅 - 南美唄駅間の支線(南美唄支線)の旅客営業が開始[15]
    • 2月1日:姫川信号場 - 森駅間に森川信号場が開設。
    • 7月1日:北豊津信号場が開設。
    • 9月1日:鷲ノ巣信号場が開設。
    • 9月10日:本石倉信号場が開設。
    • 9月30日:五稜郭駅 - 桔梗駅間が複線化。桂川信号場が開設。
  • 1945年(昭和20年)
    • 1月25日:渡島海岸鉄道 森駅 - 砂原駅間の買収に伴い、森駅 - 渡島砂原駅間の支線が開業[14]。同区間に渡島砂原・掛澗・尾白内・東森の各駅を新設[9]。砂原駅を渡島砂原駅に改称[10]
    • 6月1日:軍川駅(現在の大沼駅)- 渡島砂原駅間の支線が延伸開業し、軍川駅 - 森駅間の支線が全通[14]。同区間に池田園・銚子口・鹿部の各駅[9]と渡島沼尻信号場(仮乗降場)を新設。銚子口駅 - 鹿部駅間に新本別信号場が開設。
    • 7月20日:石倉駅 - 野田追駅間が複線化。
    • 12月1日:森川信号場が廃止。
  • 1946年(昭和21年)
  • 1947年(昭和22年)2月20日:豊沼信号場を駅に変更[9]
  • 1948年(昭和23年)
    • 7月1日:小沼信号場が廃止。
    • 11月5日:光珠内仮乗降場を新設。
    • 12月1日:上砂川支線に鶉仮乗降場を新設[18]
  • 1949年(昭和24年)
    • 2月20日:鹿部駅を鷹待駅に改称[10]
    • 6月1日:日本国有鉄道法施行に伴い、日本国有鉄道(国鉄)に移管。
    • 8月1日:東山信号場が仮乗降場に、新本別信号場が駅に変更(廃止時期不明)[注釈 1]
  • 1950年(昭和25年)
    • 1月25日:近文駅 - 旭川大町駅間の貨物支線が開業[13]。同区間に(貨)旭川大町駅を新設[12]。大中山駅を新設[9]
    • 2月1日:砂川駅 - 空知太信号場間が複線化。
  • 1952年(昭和27年)
    • 4月10日:光珠内仮乗降場を駅に変更[9]
    • 11月15日:軽川駅を手稲駅に改称[6][10]
  • 1953年(昭和28年)10月1日:上砂川支線の鶉仮乗降場が駅に変更[8]
  • 1956年(昭和31年)
    • 10月20日:空知太信号場 - 滝川駅間が複線化。空知太信号場が仮乗降場に変更(廃止時期不明)[13]
    • 11月1日:豊幌駅を新設[9]
    • 12月20日:鷹待駅を鹿部駅に改称[10]
  • 1957年(昭和32年)
    • 8月12日:定山渓鉄道が気動車による札幌駅乗り入れを開始[6]
    • 10月1日:定山渓鉄道が旅客電車による苗穂駅乗り入れを廃止[6]
  • 1958年(昭和33年)
    • 10月1日:小樽駅 - 滝川駅間で気動車の運行を開始[6]
    • 12月10日:落部駅 - 野田追駅間が単線化。
  • 1959年(昭和34年)
    • 5月1日:上砂川支線に下鶉仮乗降場を新設。
    • 9月22日:札幌駅 - 旭川駅・上芦別駅間に準急「かむい」新設[6]
    • 10月1日:野田追駅を野田生駅に改称[10]
    • 12月15日:桑園駅 - 札幌市場駅間に貨物支線が開業[6]。(貨)札幌市場駅を新設[12]
    • 12月18日:上砂川支線の下鶉仮乗降場を駅に変更[8]。同支線に東鶉駅を新設[8]
  • 1961年(昭和36年)10月1日:滝川駅 - 江部乙駅間に深沢信号場、神居古潭駅 - 伊納駅間に春志内信号場が開設。函館駅 - 旭川駅間(室蘭本線経由)に特急「おおぞら」新設[13]
  • 1962年(昭和37年)
    • 7月25日:熊の湯信号場 - 軍川駅間が複線化。仁山駅 - 軍川駅間に熊の湯信号場が開設。
    • 9月4日:桔梗駅 - 七飯駅間が複線化。
  • 1964年(昭和39年)
    • 5月1日:大沼駅(2代)を大沼公園駅に改称[14][10]
    • 6月1日:軍川駅を大沼駅(3代)に改称[14][10]
    • 9月27日:小樽駅 - 南小樽駅間が高架化[6]
    • 10月1日:深川駅 - 納内駅間が複線化。函館駅 - 釧路駅・網走駅間(室蘭本線経由)に特急「おおとり」新設[13]
  • 1965年(昭和40年)
    • 8月12日:小樽駅 - 南小樽駅間が複線化。
    • 9月25日:札幌駅 - 苗穂駅間が三線化[19]
    • 9月27日:中ノ沢駅 - 長万部駅間が複線化。
    • 9月29日:深沢信号場 - 江部乙駅間、妹背牛駅 - 深川駅間が複線化。
    • 10月1日:函館駅 - 旭川駅間(室蘭本線経由)に特急「北斗」新設。
  • 1966年(昭和41年)
    • 9月24日:山崎駅 - 黒岩駅間、江部乙駅 - 妹背牛駅間が複線化。
    • 9月27日:滝川駅 - 深沢信号場間が複線化され、深沢信号場が廃止。
    • 9月28日:国縫駅 - 函館起点105.911km地点(国縫駅 - 中ノ沢駅間)が複線化。
    • 10月1日:七飯駅 - 大沼駅間の別線(藤城線)が開業[14]。熊の湯信号場が廃止。
    • 12月15日:大麻駅を新設[6][9]
    • 12月25日:函館起点105.911km地点 - 中ノ沢駅間が複線化。
  • 1967年(昭和42年)3月1日:函館駅 - 旭川駅間に特急「北海」新設[14]
  • 1968年(昭和43年)
    • 4月1日:狩太駅がニセコ駅に改称[14]
    • 7月1日:定山渓鉄道が札幌駅乗り入れを廃止[6]
    • 8月28日:小樽駅 - 滝川駅間が電化交流20,000V 50Hz)[6][13][新聞 5]
    • 9月21日:落部駅 - 野田生駅間が再び複線化。
    • 9月28日:近文駅 - 旭川駅間が複線化。
    • 10月1日:白石駅 - 東札幌駅間の貨物支線が開業。新札幌駅(初代・貨物駅)を新設[6]
  • 1969年(昭和44年)
    • 8月29日:野田生駅 - 山越駅間が複線化。
    • 9月26日:山越駅 - 八雲駅間が複線化。
    • 9月30日:納内駅 - 近文駅間が複線化に伴いルート変更[13]。神居古潭駅[12]・春志内信号場が廃止。滝川駅 - 旭川駅間で「SLさよなら列車」運転(C57 201牽引)[13]
    • 10月1日:滝川駅 - 旭川駅間が電化(交流20,000V 50Hz)[13]
  • 1970年(昭和45年)9月25日:北豊津信号場 - 国縫駅間が複線化。
  • 1971年(昭和46年)
    • 7月1日:札幌駅 - 旭川駅間にノンストップ急行「さちかぜ」新設[13]
    • 8月3日:美唄駅 - 南美唄駅間の支線(南美唄支線)の旅客営業が廃止[20]
    • 9月21日:桂川駅 - 石谷駅間が複線化。
  • 1972年(昭和47年)10月2日:札幌駅 - 網走駅間に特急「オホーツク」新設[13]
  • 1973年(昭和48年)
    • 7月16日:新札幌駅(初代・貨物駅)を札幌貨物ターミナル駅に改称。
    • 9月9日:美唄駅 - 南美唄駅間の貨物支線(南美唄支線)が廃止[15][20]。南美唄駅を廃止[12][20]
    • 9月10日:千歳線の北広島駅 - 苗穂駅間の線路付替に伴い、同線との接続駅を苗穂駅から白石駅に変更[6]。同時に、旧千歳線の東札幌駅 - 月寒駅間が函館本線の貨物支線となり[17]、同区間の月寒・東札幌の各駅が函館本線に編入される。
    • 12月11日:本石倉駅 - 石倉駅間が複線化。本石倉信号場を仮乗降場に変更。
  • 1974年(昭和49年)10月31日:石谷駅 - 本石倉駅間が複線化。
  • 1975年(昭和50年)7月18日:札幌駅 - 旭川駅間にエル特急「いしかり」新設[13]
  • 1976年(昭和51年)10月1日:東札幌駅 - 月寒駅間の貨物支線が廃止[6]。月寒駅を廃止[12]
  • 1978年(昭和53年)10月2日:桑園駅 - 札幌市場駅間[6]、近文駅 - 旭川大町駅間の両貨物支線が廃止。札幌市場・旭川大町の各駅を廃止[12]
  • 1979年(昭和54年)9月27日:森駅 - 桂川駅間が複線化。
  • 1980年(昭和55年)10月1日:エル特急「いしかり」を「ライラック」と改称[13]
  • 1984年(昭和59年)
    • 2月1日:小樽築港駅 - 浜小樽駅間の貨物支線が廃止[6]。浜小樽駅を廃止[12]
    • 3月31日:上目名駅を廃止[14][12]
    • 9月20日:森林公園駅を新設[6][9]
    • 11月19日:八雲駅 - 鷲ノ巣駅間が複線化。
  • 1985年(昭和60年)10月1日:星置駅を新設[6][9]
  • 1986年(昭和61年)11月1日:白石駅 - 東札幌駅間の支線(貨物線)が廃止。東札幌駅を廃止[12]。発寒駅を新設[6][9]。稲穂・稲積公園・発寒中央・高砂の各臨時乗降場を新設[6][9]

民営化以後

  • 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化に伴い、北海道旅客鉄道(JR北海道)が第一種鉄道事業者として全線を承継。同時に、日本貨物鉄道(JR貨物)が函館駅 - 大沼公園駅 - 長万部駅間、手稲駅 - 旭川駅間、大沼駅 - 渡島砂原駅 - 森駅間(砂原支線)および砂川駅 - 上砂川駅間(上砂川支線)の第二種鉄道事業者となる。長万部駅 - 手稲駅間の貨物営業が廃止。東山・本石倉の各仮乗降場[14][9]、稲穂・稲積公園・発寒中央・高砂の各臨時乗降場、仁山[14]・姫川[14]・桂川[14]・鷲ノ巣[14]・北豊津[14]・渡島沼尻の各信号場[9]がそれぞれ駅に変更。
  • 1988年(昭和63年)
    • 3月13日海峡線開業に伴い、函館駅 - 五稜郭駅間が電化(交流20,000V 50Hz)。旭川駅の読み方を「あさひわ」から「あさひわ」に変更[13]
    • 11月3日:琴似駅 - 札幌駅間の高架化により、札幌駅 - 苗穂駅間が複々線化。琴似駅 - 苗穂駅間の高架化完成[6]
  • 1990年平成2年)
    • 3月10日:砂川駅 - 上砂川駅間(上砂川支線)でワンマン運転が開始。
    • 9月1日:張碓駅が臨時駅に変更。札幌駅 - 旭川駅間にエル特急「スーパーホワイトアロー」新設[13]
  • 1994年(平成6年)
    • 5月16日:砂川駅 - 上砂川駅間の支線(上砂川支線)を廃止し[15][16]北海道中央バスに転換。下鶉・鶉・東鶉・上砂川の各駅を廃止[8]
    • 11月1日:桑園駅 - 札幌駅間が三線化。
  • 1995年(平成7年)3月16日:ほしみ駅を新設[6][9]。函館駅 - 長万部駅 - 小樽駅間・滝川駅 - 旭川駅間でワンマン運転が開始(快速「アイリス」を含む気動車による普通列車のみ)
  • 1998年(平成10年)7月1日:張碓駅が通年休止。
  • 2002年(平成14年)
    • 4月1日:JR貨物が函館駅 - 五稜郭駅間 (3.4km) の第二種鉄道事業を廃止。
    • 4月27日:流山温泉駅が開業[14][9][報道 9]
  • 2006年(平成18年)
    • 3月18日:張碓駅が廃止[報道 10]
    • 4月1日:JR貨物が手稲駅 - 苗穂駅間 (12.8km) の第二種鉄道事業を廃止。
  • 2007年(平成19年)10月1日:全線で駅ナンバリング実施[報道 11]
  • 2008年(平成20年)
  • 2010年(平成22年)10月10日:旭川駅を高架化[報道 14][報道 15]
  • 2011年(平成23年)10月23日:野幌駅を高架化[報道 16][報道 17]
  • 2013年(平成25年)
    • 3月21日:五稜郭駅 - 渡島大野駅間電化工事着工(4月20日起工式)[報道 1]
    • 8月17日:山越駅 - 八雲駅間の下奥津内橋梁付近で、集中豪雨に伴う河川増水により、流木による線路支障および道床流失を原因とする脱線事故が発生[報道 18]
    • 9月19日:大沼駅構内の副本線で貨物列車が脱線する事故が発生[報道 19]。これに伴う調査等において、軌道変位検査データの改ざんが発覚。
    • 11月12日:9月の前述の脱線事故および軌道変異検査データ改ざん問題を受け、2014年8月18日まで副本線での減速運転を実施[報道 20]
  • 2014年(平成26年)5月7日 - 11月30日:大沼駅 - 渡島砂原駅 - 森駅間の枕木を木製からコンクリート製(PC枕木)に入れ替える軌道強化工事に伴い、下り普通列車1本を駒ヶ岳経由に変更して渡島砂原方面へはバス代行輸送[報道 21][報道 22]
  • 2016年(平成28年)3月26日:北海道新幹線 新青森駅 - 新函館北斗駅間開業に伴い[報道 23]、渡島大野駅を新函館北斗駅に改称。五稜郭駅 - 新函館北斗駅間が電化(交流20,000V 50Hz)され、同区間に新幹線接続列車「はこだてライナー」を新設[報道 6][報道 7][報道 8](予定)。

駅一覧

全駅北海道内に所在。なお、全区間において駅ナンバリングが設定されているが、駅ナンバリング順ではなく、函館駅から下り方向に記述。駅ナンバリングの詳細については「北海道旅客鉄道の駅ナンバリング」を参照。

函館駅 - 長万部駅間

本線

全駅渡島総合振興局管内に所在。なお、七飯駅 - 大沼駅間に下り専用の支線(通称:藤城線)があるが、営業キロの設定、および途中駅は無い。

  • 函館駅 - 五稜郭駅間のみ交流電化(津軽海峡線列車用)、ほかの区間は非電化
  • 停車駅
    • 普通…基本的に全旅客駅に停車。ただし一部は▽印の駅を通過、または▼印の駅を経由しない
    • 快速「アイリス」…●印の駅は停車、↑印の駅は通過。函館行きのみ運転
    • 特急・急行…#運転されている列車の各列車記事参照
  • 線路 … ∥:複線区間、◇・|:単線区間(◇は列車交換可能)、∨:ここより下は単線、∧:ここより下は複線
電化/非電化 駅番号 駅名 駅間営業キロ 累計営業キロ 快速アイリス 接続路線・備考 線路 所在地
交流電化 H75 函館駅 - 0.0 函館市電:本線・大森線 …函館駅前停留場 函館市
(貨)函館貨物駅 3.4 3.4  
H74 五稜郭駅 北海道旅客鉄道江差線津軽海峡線[注釈 8]
電化工事中 H73 桔梗駅 4.9 8.3  
H72 大中山駅 2.1 10.4   亀田郡七飯町
H71 七飯駅 3.4 13.8 北海道旅客鉄道:函館本線支線(藤城線)
H70 渡島大野駅 4.1 17.9 北海道旅客鉄道:北海道新幹線(予定) 北斗市
非電化 H69 仁山駅 3.3 21.2   亀田郡七飯町
H68 大沼駅 5.8 27.0 北海道旅客鉄道:函館本線支線(砂原線・藤城線)
H67 大沼公園駅 1.0 28.0  
H66 赤井川駅 3.7 31.7   茅部郡森町
H65 駒ヶ岳駅 4.8 36.5  
H64 東山駅 3.6 40.1  
H63 姫川駅 4.1 44.2  
H62 森駅 5.3 49.5 北海道旅客鉄道:函館本線支線(砂原線)
H61 桂川駅 2.7 52.2  
H60 石谷駅 3.9 56.1  
H59 本石倉駅 3.9 60.0  
H58 石倉駅 2.1 62.1  
H57 落部駅 4.0 66.1   二海郡八雲町
H56 野田生駅 5.3 71.4  
H55 山越駅 5.2 76.6  
H54 八雲駅 4.5 81.1  
H53 鷲ノ巣駅 3.1 84.2  
H52 山崎駅 4.1 88.3  
H51 黒岩駅 6.1 94.4  
H50 北豊津駅 3.8 98.2   山越郡
長万部町
H49 国縫駅 4.6 102.8  
H48 中ノ沢駅 4.9 107.7  
H47 長万部駅 4.6 112.3 北海道旅客鉄道:函館本線(小樽方面)・室蘭本線

支線(砂原線)

全駅渡島総合振興局管内に所在。

  • 普通列車は基本的に全旅客駅に停車。ただし、一部は▽印の駅を通過する
  • 線路(全区間単線) … ◇:列車交換可能、|:列車交換不可
電化/非電化 駅番号 駅名 駅間営業キロ 累計営業キロ 接続路線 線路 所在地
非電化 H68 大沼駅 - 0.0 北海道旅客鉄道:函館本線(本線) 亀田郡七飯町
N71 池田園駅 3.4 3.4  
N70 流山温泉駅 2.2 5.6  
N69 銚子口駅 1.2 6.8  
N68 鹿部駅 7.8 14.6   茅部郡 鹿部町
N67 渡島沼尻駅 5.4 20.0   森町
N66 渡島砂原駅 5.3 25.3  
N65 掛澗駅 3.7 29.0  
N64 尾白内駅 2.9 31.9  
N63 東森駅 1.6 33.5  
H62 森駅 1.8 35.3 北海道旅客鉄道:函館本線(本線)

長万部 - 小樽間

  • 累計営業キロは函館からのもの
  • 全列車すべての駅に停車。快速「ニセコライナー」(蘭越 - 札幌間で運転)もこの区間では全駅に停車
  • 線路(全区間単線) … ◇・∨・∧:列車交換可能、*:列車交換可能(交換時は一方の列車のみ客扱い)、|:列車交換不可
電化/非電化 駅番号 駅名 駅間営業キロ 累計営業キロ 接続路線 線路 所在地
非電化 H47 長万部駅 - 112.3 北海道旅客鉄道:函館本線(函館方面)・室蘭本線 渡島総合振興局
山越郡長万部町
S32 二股駅 8.6 120.9  
S31 蕨岱駅 6.0 126.9  
S30 黒松内駅 5.4 132.3   後志総合振興局 寿都郡黒松内町
S29 熱郛駅 8.1 140.4  
S28 目名駅 15.4 155.8   磯谷郡蘭越町
S27 蘭越駅 7.6 163.4  
S26 昆布駅 6.9 170.3  
S25 ニセコ駅 9.3 179.6   虻田郡 ニセコ町
S24 比羅夫駅 7.0 186.6   倶知安町
S23 倶知安駅 6.7 193.3  
S22 小沢駅 10.3 203.6   岩内郡共和町
S21 銀山駅 9.8 213.4   余市郡 仁木町
S20 然別駅 10.7 224.1  
S19 仁木駅 4.1 228.2  
S18 余市駅 4.4 232.6   余市町
S17 蘭島駅 5.3 237.9   小樽市
S16 塩谷駅 6.9 244.8  
電化 S15 小樽駅 7.7 252.5 北海道旅客鉄道:函館本線(札幌方面)

小樽駅 - 旭川駅間

この区間は全区間複線。桑園駅 - 札幌駅間は三線で小樽方面への複線と札沼線直通線の単線を併設。札幌駅 - 白石駅間は岩見沢方面への複線と千歳線直通線の複線を併設する方向別複々線

  • 累計営業キロは函館からのもの
  • 駅名 … (貨):貨物専用駅、◆・◇:貨物取扱駅(貨物専用駅を除く。◇は定期貨物列車の発着なし)、[札]特定都区市内制度の「札幌市内」エリアの駅
  • 停車駅
    • 普通…すべての旅客駅に停車
    • 快速・区間快速・ライナー…●印の駅は全列車停車、▲印の駅は一部列車のみ停車、|・↓印の駅は通過(↓は矢印の方向のみ運転)。
      • 区間快速「いしかりライナー」…手稲 - 札幌間、札幌 - 江別間のどちらか一方のみを快速運転。手稲駅 - 江別駅間全区間の快速運転は無い。この表では札幌近郊路線図に基づき、次のように表記する。
        • いしかりライナーC:手稲駅 - 札幌間快速運転、札幌駅 - 江別駅間各駅停車
        • いしかりライナーD:手稲駅 - 札幌間各駅停車、札幌駅 - 江別駅間快速運転
      • ホームライナー…手稲発は朝、札幌発は夜に運行。手稲駅 - 札幌駅間で運転。土曜・休日運休
    • 特急・急行…#運行されている列車の各列車記事参照
電化/非電化 駅番号 駅名 駅間営業キロ 累計営業キロ 区間
快速
快速 ホ丨ムライナ丨 接続路線 所在地
いしかりライナ丨C いしかりライナ丨D エアポ丨ト ニセコライナ丨
交流電化 S15 小樽駅 - 252.5   北海道旅客鉄道:函館本線(長万部方面) 後志総合振興局
小樽市
S14 南小樽駅 1.6 254.1    
S13 小樽築港駅 2.1 256.2    
S12 朝里駅 3.1 259.3    
S11 銭函駅 8.8 268.1    
S10 [札] ほしみ駅 2.9 271.0     石狩振興局 札幌市 手稲区
S09 [札] 星置駅 1.6 272.6    
S08 [札] 稲穂駅 1.1 273.7    
S07 [札] 手稲駅 2.0 275.7  
S06 [札] 稲積公園駅 1.3 277.0  
S05 [札] 発寒駅 2.2 279.2   西区
S04 [札] 発寒中央駅 1.8 281.0  
S03 [札] 琴似駅 1.5 282.5  
S02 [札] 桑園駅 2.2 284.7 北海道旅客鉄道:札沼線(学園都市線)[注釈 9] 中央区
01 [札] 札幌駅 1.6 286.3 札幌市営地下鉄 南北線 東豊線さっぽろ駅 北区
H02 [札] 苗穂駅 2.2 288.5       中央区
H03 [札] 白石駅 3.6 292.1     北海道旅客鉄道:千歳線〈札幌方面から直通あり[注釈 10] 白石区
  (貨)札幌貨物ターミナル駅 3.0 295.1 千歳線直通      
A04 [札] 厚別駅 1.4 296.5       厚別区
A05 [札] 森林公園駅 2.0 298.5      
A06 大麻駅 2.3 300.8       江別市
A07 野幌駅 3.4 304.2        
A08 高砂駅 1.3 305.5        
A09 江別駅 1.8 307.3        
A10 豊幌駅 6.2 313.5        
A11 幌向駅 3.2 316.7         空知総合振興局 岩見沢市
A12 上幌向駅 5.9 322.6        
A13 岩見沢駅 4.3 326.9       北海道旅客鉄道:室蘭本線
A14 峰延駅 8.4 335.3             美唄市
A15 光珠内駅 4.5 339.8            
A16 美唄駅 3.9 343.7            
A17 茶志内駅 4.4 348.1            
A18 奈井江駅 6.2 354.3             空知郡
奈井江町
A19 豊沼駅 4.7 359.0             砂川市
A20 砂川駅 3.2 362.2            
A21 滝川駅 7.6 369.8           北海道旅客鉄道:根室本線 滝川市
A22 江部乙駅 8.4 378.2            
A23 妹背牛駅 7.5 385.7             雨竜郡
妹背牛町
A24 深川駅 7.2 392.9           北海道旅客鉄道:留萌本線 深川市
A25 納内駅 7.4 400.3            
A26 伊納駅 12.7 413.0             上川総合振興局
旭川市
A27 近文駅 6.1 419.1            
A28 旭川駅 4.0 423.1           北海道旅客鉄道:宗谷本線石北本線[注釈 11]富良野線

廃止区間

貨物支線
小樽築港駅 - 浜小樽駅 (3.2km):1984年2月1日廃止[6]
桑園駅 - 札幌市場駅 (1.6km):1978年10月2日廃止[6][12]
白石駅 - 東札幌駅 (3.0km):1986年11月1日廃止[12]
東札幌駅 - 月寒駅 (2.7km):1973年9月10日千歳線(旧線)から編入[17]。1976年10月1日廃止[6]
近文駅 - 旭川大町駅 (2.9km):1978年10月2日廃止[12]
南美唄支線
美唄駅 - 南美唄駅 (3.0km):1973年9月9日廃止[15][20]。貨物線だが、一時期客扱いがあった。
上砂川支線
砂川駅 - 下鶉駅 - 鶉駅 - 東鶉駅 - 上砂川駅 (7.3km):1994年5月16日廃止[15]
旧線
納内駅 - 神居古潭駅 - 春志内信号場 - 伊納駅:新線切り替えのため1969年9月30日廃止[13]

廃駅・廃止信号場

廃止区間上にあるものはのぞく。括弧内は営業キロ。

  • 亀田駅:1908年5月1日貨物駅化。1909年9月26日休止。1911年9月1日廃止[12]。函館駅 - 五稜郭駅間(函館起点0.8 km)。
  • 熊の湯信号場:1966年10月1日廃止。仁山駅 - 大沼駅間(函館起点22.5 km)。
  • 小沼信号場:1948年7月1日廃止。仁山駅 - 大沼駅間(営業キロ不詳)。
  • 新本別駅[注釈 1]:1949年8月1日廃止[注釈 1]。銚子口駅 - 鹿部駅間(営業キロ不詳)。
  • 森川信号場:1945年12月1日廃止。姫川駅 - 森駅間(函館起点46.1 km)。
  • 上目名駅:1984年3月31日廃止[14][12]。熱郛駅 - 目名駅間(函館起点147.6 km)。
  • 山道駅:1904年7月18日廃止[12]。銀山駅 - 然別駅間(営業キロ不詳)。稲穂トンネルの東口に存在した[14]
  • 張碓駅:1990年9月1日臨時駅化。1998年7月1日通年休止。2006年3月18日廃止[報道 10]。朝里駅 - 銭函駅間(函館起点262.9 km)。
  • 北五条仮乗降場:1908年8月17日廃止。
  • 競馬場前仮乗降場:1924年6月1日廃止。
  • 東岡信号場:1923年12月17日廃止。岩見沢駅 - 峰延駅間。
  • 空知太信号場:1956年10月20日仮乗降場化[13]。砂川駅 - 滝川駅間 (函館起点367.0 km) 。
  • 深沢信号場:1966年9月27日廃止。滝川駅 - 江部乙駅間 (函館起点374.1 km) 。

過去の接続路線

  • 函館駅:青函航路青函連絡船) - 1988年3月13日廃止
  • 大沼駅(現在の大沼公園駅):大沼電鉄 - 1945年1月31日廃止
  • 銚子口駅:大沼電鉄…新銚子口駅 - 1952年12月25日廃止
  • 森駅:渡島海岸鉄道 - 1945年1月25日廃止
  • 国縫駅:瀬棚線 - 1987年3月16日廃止
  • 黒松内駅:寿都鉄道線 - 1972年5月11日廃止許可
  • 倶知安駅:胆振線 - 1986年11月1日廃止
  • 小沢駅:
  • 余市駅:余市臨港軌道 - 1940年7月25日廃止
  • 南小樽駅:手宮線(貨物線) - 1985年11月5日廃止
  • 手稲駅:軽石軌道 - 1940年10月23日廃止
  • 桑園駅:札幌市電(桑園線)…桑園駅前停留場 - 1960年6月1日廃止
  • 札幌駅:
    • 札幌市電(西4丁目線・北5条線・鉄北線)…札幌駅前停留場 - 1971年10月1日 北5条線廃止、1971年12月16日 鉄北線 札幌駅前 - 北24条間、西4丁目線 札幌駅前 - 三越前間廃止
    • 札幌軌道 - 1935年3月15日廃止
  • 苗穂駅:
    • 定山渓鉄道 - 1969年11月1日廃止
    • 札幌市電(苗穂線) - 1971年10月1日廃止
  • 白石駅:定山渓鉄道 - 1945年3月1日 白石 - 東札幌間廃止
  • 野幌駅:夕張鉄道 - 1975年4月1日廃止
  • 岩見沢駅:幌内線 - 1987年7月13日廃止
  • 美唄駅:美唄鉄道 - 1972年6月1日廃止
  • 砂川駅:歌志内線 - 1988年4月25日廃止
  • 深川駅:深名線 - 1995年9月4日廃止
  • 旭川駅:

脚注

注釈

  1. ^ a b c d 『日本鉄道旅行地図帳』(新潮社)によれば、新本別駅が開業したという記載はなく、新本別信号場として1949年8月1日に廃止されている[1]
  2. ^ 支線を含めない場合は、根室本線の443.8kmが最長である。
  3. ^ 2013年現在の札幌駅 - 函館駅間の営業距離は、海線経由が318.7km[3]に対し、山線経由が286.3kmと、32.4kmの差がある。
  4. ^ 上野発2015年8月21日、札幌発同年8月22日までは、上野駅 - 札幌駅間を結ぶ寝台特急「北斗星」、2015年3月12日までは大阪駅 - 札幌駅間を結ぶ臨時寝台特急「トワイライトエクスプレス」も運行していた。
  5. ^ 「ニセコライナー」は小樽築港駅と南小樽駅に停車するため、実質小樽築港駅 - 倶知安駅・蘭越駅間が各駅停車となる。
  6. ^ 札幌 - 岩見沢間の区間快速列車は江別以北が各駅停車となるため、事実上江別以北はすべての普通列車が各駅停車となっている。
  7. ^ さっぽろ駅には地下鉄東豊線も乗り入れているが、代替輸送の対象にはなっていない。
  8. ^ 江差線(津軽海峡線)の旅客列車はすべて函館駅まで乗り入れる。
  9. ^ 札沼線の旅客列車はすべて札幌駅へ乗り入れる。
  10. ^ 千歳線の旅客列車はすべて札幌駅へ乗り入れる。
  11. ^ 石北本線の正式な起点は宗谷本線新旭川駅だが、運転系統上、全列車が旭川駅に乗り入れる。

出典

  1. ^ 『日本鉄道旅行地図帳』 1号「北海道」
  2. ^ 『北海道列車の旅 全線ガイド』
  3. ^ 札幌→函館”. ジョルダン乗換案内). 2015年8月29日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年8月29日閲覧。
  4. ^ 各都市間の年間輸送量の推移”. 北海道. 2009年2月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年12月11日閲覧。
  5. ^ 札幌を起点とした札幌都市圏の年間輸送量の推移”. 北海道. 2009年2月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年12月11日閲覧。
  6. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x y z aa ab ac ad ae af ag ah ai aj 『写真で見る北海道の鉄道』 上巻 国鉄・JR線 36-37頁
  7. ^ a b c d e 『写真で見る北海道の鉄道』 上巻 国鉄・JR線 192-193頁
  8. ^ a b c d e f 『写真で見る北海道の鉄道』 上巻 国鉄・JR線 316-317頁
  9. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x y z aa ab ac ad ae af ag ah ai aj ak al am an ao ap aq ar as at au av aw ax ay az ba bb bc bd 『写真で見る北海道の鉄道』 上巻 国鉄・JR線 311頁
  10. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p 『写真で見る北海道の鉄道』 上巻 国鉄・JR線 318-319頁
  11. ^ a b c d 『写真で見る北海道の鉄道』 上巻 国鉄・JR線 202-203頁
  12. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x y z 『写真で見る北海道の鉄道』 上巻 国鉄・JR線 314-315頁
  13. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s 『写真で見る北海道の鉄道』 上巻 国鉄・JR線 38-39頁
  14. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x y z aa ab ac ad ae af ag ah ai aj 『写真で見る北海道の鉄道』 上巻 国鉄・JR線 34-35頁
  15. ^ a b c d e f g 『写真で見る北海道の鉄道』 上巻 国鉄・JR線 218-219頁
  16. ^ a b 『鉄道ファン』 通巻412号 63頁
  17. ^ a b c 『写真で見る北海道の鉄道』 上巻 国鉄・JR線 122-123頁
  18. ^ 『新上砂川町史』 1521頁
  19. ^ 『鉄道ピクトリアル』 通巻177号 78頁
  20. ^ a b c d 『鉄道ファン』 通巻412号 56頁

報道発表資料

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新聞記事

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  5. ^ “小樽-滝川間 国鉄電化 電化新時代へスタート”. 北海道新聞(フォト海道) (北海道新聞社). (1968年8月28日). オリジナルの2014年12月11日時点におけるアーカイブ。. http://web.archive.org/web/20141211105440/http://photodb.hokkaido-np.co.jp/detail/0090265281 2014年12月11日閲覧。 

参考文献

書籍

雑誌

関連項目

外部リンク