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小大下島

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
小大下島
所在地 日本愛媛県
所在海域 瀬戸内海
所属諸島 関前諸島
座標 北緯34度11分23.9秒 東経132度54分7.8秒 / 北緯34.189972度 東経132.902167度 / 34.189972; 132.902167座標: 北緯34度11分23.9秒 東経132度54分7.8秒 / 北緯34.189972度 東経132.902167度 / 34.189972; 132.902167
面積 0.90 km²
最大都市 関前小大下
小大下島の位置(愛媛県内)
小大下島
小大下島
小大下島 (愛媛県)
小大下島の位置(日本内)
小大下島
小大下島
小大下島 (日本)
プロジェクト 地形
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小大下島(こおげしま)は、瀬戸内海のほぼ中央、芸予諸島に位置する有人島。愛媛県今治市に属する。地形図では、「こおおげしま」とふりがなが記載されているが、通常は「こおげしま」又は「こおげじま」と呼ぶ。

地理・自然

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西に岡村島、東に大下島があり関前諸島を形成している。岡村島との間の海峡は小大下瀬戸(こおげのせと)と呼ばれる。島はほとんどが石灰岩で形成され、かつては盛んに採掘が行われた。採掘跡地には良質の水が湧き、水源地として利用され、海底管で西隣の岡村島へと送水されている。

歴史

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かつては無人島で、草刈のための岡村島(岡村)と大下島(大下村)との入会地であったが、天保9年に二分された。文政2年頃から焼成が始まり、明治初期には石灰石の採掘が本格化した。第一次世界大戦当時には日本セメント、アサノセメント、住友鉱山など大手メーカーの鉱業所が立地し、大変な賑わい振りであった。戦後まもなくは、旅館、医院、遊技場もあり、芝居や映画もやってきたという。この賑わいは昭和30年頃まで続き、同年の国勢調査で人口665人とある。その後、露天掘りであり、海面下まで採掘が進み採掘量が減少し、鉱業所は閉鎖され、現在は漁業とミカン栽培中心の静かな島となっている。島内の各地に鉱山の遺跡が点在している。

社会

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2019年(令和元年5月末日)の人口23人、18世帯[1]。集落は島の北西岸にあり、フェリーの寄航する漁港もこの集落にある。島民の大半は高齢者で、小学校・中学校とも島内にはない。

行政

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岡村島・大下島とともに越智郡関前村を形成していたが、今治市及び越智郡の10か町村とともに新・今治市となった。

交通

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市営フェリー/高速船の時刻表
小大下島(赤色)の位置とアクセス。青線が関係航路、黄線が安芸灘とびしま海道

産業

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大下瀬戸はサワラサバなどの好漁場で、関前村漁業協同組合では2006年から怒(漁場の名)で獲れたサバを「怒サバ」(いかりさば)として売り出しを図っている。

名所

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  • 水源地
  • 山神社

脚注

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  1. ^ 愛媛県今治市 町別男女別統計” (XLS). 今治市情報政策課. 2019年6月21日閲覧。