大崎上島町
おおさきかみじまちょう 大崎上島町 | |||||
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国 | 日本 | ||||
地方 | 中国地方(山陽地方) | ||||
都道府県 | 広島県 | ||||
郡 | 豊田郡 | ||||
市町村コード | 34431-1 | ||||
法人番号 | 8000020344311 | ||||
面積 |
43.11km2 | ||||
総人口 |
6,603人 [編集] (推計人口、2024年11月1日) | ||||
人口密度 | 153人/km2 | ||||
隣接自治体 |
(海上で隣接)呉市、竹原市、東広島市 愛媛県今治市 | ||||
町の木 | ミカン | ||||
町の花 | パンジー | ||||
大崎上島町役場 | |||||
町長 | 谷川正芳 | ||||
所在地 |
〒725-0231 広島県豊田郡大崎上島町東野6625-1 北緯34度16分11秒 東経132度54分54秒 / 北緯34.26961度 東経132.91503度座標: 北緯34度16分11秒 東経132度54分54秒 / 北緯34.26961度 東経132.91503度 | ||||
外部リンク | 公式ウェブサイト | ||||
ウィキプロジェクト |
大崎上島町(おおさきかみじまちょう)は、広島県豊田郡の町。竹原港、安芸津港からのフェリーで約30分の、芸予諸島に位置する大崎上島などを町域とする。造船業が盛んで、島内浦々に造船所がある。みかん、レモン、ブルーベリーの栽培に力を注いでいる。
地理
[編集]瀬戸内海のほぼ中央にある芸予諸島の大崎上島などを町域としており、海を隔てて、南の愛媛県の大三島や岡村島(いずれも今治市)からは1km、北の広島県の竹原市や安芸津町からは10kmの位置にある[1]。
気候は温暖少雨の瀬戸内海式気候で降雪や降霜の日数は少ない[1]。平地は少なく、切り立った斜面が多い。柑橘類の栽培に適した環境である。また、周辺には多数の無人島が点在し、漁業振興を目的とした保護水面もあった。昭和期には、真珠の養殖も行われていた。国立広島商船高専や中国電力大崎石炭火力発電所、東邦亜鉛契島製錬所がある。
- 東野地区
- 本州に最も近い島の北東部一帯を占め、大崎上島の玄関口である。有人無人の大小の島を持つ。この地の夕日に映える多島美は絶景である。
- 大崎地区
- 島の西部一帯を占め、島内の干拓平地のほとんどを有する。故に人口がもっとも多い。
- 木江地区
現在の大崎上島の平地は、埋め立てにより造成されたところが多い。伊能大図を参考にすると、大崎地区原下、大西、原田、大串界隈の海岸線が内陸にあることからも理解できる[2]。
なお、大崎上島の伊能大図は行方不明であったが、2004年に発見され、これにより、行方不明になっていた伊能大図が全て明らかになった。
海上を隔てて隣接している自治体
[編集]歴史
[編集]- 近代の大崎上島は、島のおよそ3分の1の面積を占める北東部に東野、島の西部に中野、原田および大串、島の南部に木江、明石および沖浦の地区から構成されていた。
- 本州(竹原)に最も近い東野地区には、伊能忠敬などの逗留が記録されている。
- 厳島神社は畿内より木江に遷宮された後、宮島へ遷宮された。
- 中野、西野(原田および大串)地区が合併し旧大崎町が、東野の一部(岩白)、木江、明石および沖浦が合併し旧木江町が誕生した。
- 東野地区は合併せず、旧東野町となった。
- 平地が少ない木江町と東野町は、柑橘栽培と造船産業が盛んであり、櫂伝馬など祭事に共通点が多い。
- 2003年4月1日 大崎・木江・東野各町が対等合併して成立した。なお、庁舎は、竹原方面への玄関口である旧東野町の庁舎を利用し、町政のほとんどの機能がここに集中している[3]。
- 2018年現在も「豊田郡」に属する唯一の町である(かつて「豊田郡」に属していた安芸津町は東広島市に、本郷町は三原市に、瀬戸田町は尾道市に編入されたため)。
- 映画『東京家族』のロケ地に選ばれた。
産業
[編集]- 柑橘類
- 栽培漁業および近海漁業
- 中型鋼船の建造日本一の実績
- 鉛精錬
特産品
[編集]歴史
[編集]電気
[編集]1912年(大正元年)8月才賀藤吉が事業許可[4]を得ると1915年(大正4年)3月「木の江電気」を設立[5]して東野村に発電所(瓦斯力、30kW)を建設。1916年(大正5年)5月事業を開始した。供給区域は豊田郡東野村、大崎中野村、大崎南村、西野村であった[6]。1920年(大正9年)6月広島呉電力に合併した[7][8] 2015年(平成27年)1月に、中国精螺がメガソーラー事業に参入し、大串で大崎上島メガソーラー発電所(10MW)の稼働を開始した[9]。
姉妹都市・提携都市
[編集]国内
[編集]行政
[編集]- 町長:谷川正芳(2023年4月27日就任、1期目)
- 副町長:小田博(2023年6月7日[10] - 、任期4年[10])前・社会福祉法人理事長[10]
- 教育長:恵良隆久(令和3年7月1日 - 令和6年6月30日)[11]
議会
[編集]大崎上島町議会
[編集]地域
[編集]人口
[編集]大崎上島町と全国の年齢別人口分布(2005年) | 大崎上島町の年齢・男女別人口分布(2005年) | |||||||||||||||||||||||||||||||||
■紫色 ― 大崎上島町
■緑色 ― 日本全国 |
■青色 ― 男性
■赤色 ― 女性 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
大崎上島町(に相当する地域)の人口の推移
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総務省統計局 国勢調査より |
教育
[編集]- 独立行政法人国立高等専門学校機構広島商船高等専門学校
- 広島県立大崎海星高等学校
- 広島県立広島叡智学園中学校・高等学校
- 町立大崎上島中学校
- 町立大崎小学校
- 町立木江小学校
- 町立東野小学校
施設
[編集]交通
[編集]港
[編集]道路
[編集]路線バス
[編集]航路
[編集]名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事
[編集]名所・観光スポット
[編集]祭事
[編集]- 住吉祭
- 十七夜祭
- 八幡神社秋祭
- 産業祭
催事
[編集]- 大崎上島1周駅伝
- ビーチバレー大会
- アイランドカップ
郵便番号
[編集]郵便番号は以下の通りとなっている。2006年10月16日・2015年3月2日の再編に伴い、変更された。
- 大崎郵便局:725-03xx、725-02xx、725-04xx
著名な出身者
[編集]大崎上島町を舞台とする作品
[編集]脚注
[編集]- ^ a b “大崎上島町 基礎分析報告書”. 大崎上島町. 2024年11月9日閲覧。
- ^ http://members2.jcom.home.ne.jp/4052788301/inohdaizu.htm
- ^ 平成の大合併「大崎上島町」が誕生 - http://www.chugoku-np.co.jp/tokusyuu/daigappei/h_o_030402.html[リンク切れ]
- ^ 『電気事業要覧. 第〔6〕回』(国立国会図書館デジタルコレクション)
- ^ 『日本全国諸会社役員録. 第24回』(国立国会図書館デジタルコレクション)
- ^ 『電気事業要覧. 第10回』(国立国会図書館デジタルコレクション)
- ^ 『電気事業要覧. 第13回』(国立国会図書館デジタルコレクション)
- ^ 『感想録 : 広島電気沿革史 姉妹篇』(国立国会図書館デジタルコレクション)
- ^ メガソーラー事業-中国精螺株式会社
- ^ a b c “大崎上島町副町長に小田氏”. 中国新聞デジタル (2023年6月6日). 2024年3月1日閲覧。
- ^ “教育委員会教育長・委員の紹介”. 大崎上島 (2022年7月1日). 2024年3月22日閲覧。
- ^ “議員の紹介”. 大崎上島町議会 (2022年3月4日). 2024年2月10日閲覧。