斑島
斑島 | |
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斑島玉石甌穴(国指定天然記念物) | |
所在地 | 日本(長崎県北松浦郡小値賀町) |
座標 | 北緯33度12分22.8秒 東経129度1分15.8秒 / 北緯33.206333度 東経129.021056度座標: 北緯33度12分22.8秒 東経129度1分15.8秒 / 北緯33.206333度 東経129.021056度 |
面積 |
1.57[1] 1.61[2] km² |
海岸線長 | 5.58[3] km |
最高標高 | 126[4] m |
最高峰 | 金比羅岳[5] |
プロジェクト 地形 |
斑島(まだらじま[6])は、長崎県北松浦郡小値賀町の島[1]。小値賀火山島群のひとつである[2]。
小値賀島の西隣に位置する[7] 有人の島であり、世帯数115、人口218(2010年10月1日現在)[1]。面積は資料によってまちまちで、1.57平方キロメートル[1]、1.5274平方キロメートル[7]、1.61平方キロメートル[3]などとされている。小値賀島を本島とする属島で、本島とは1978年に斑大橋で接続されており[8]、小値賀港から小値賀交通のバスも運行している[9]。小値賀島と斑島の間の海峡は150メートルで「斑瀬戸」と名づけられている[10]。島の北西部のトコリノ鼻には斑島灯台がある[11]。
いくつかの遺跡も点在する。古いものでは2万5千年前の石器が出土した、旧石器時代の遺跡、オオサコ遺跡[10]。他にも石器が発掘された玉石鼻遺跡、縄文時代の土器が発掘された目崎遺跡がある[10]。目崎遺跡で出土した土器はおよそ8,000年前のもの[12]。
島の北東端にある玉石鼻には日本国指定の天然記念物(1958年03月13日指定[13])である斑島玉石甌穴(まだらじまたまいしおうけつ)と呼ばれる甌穴が、溶岩の地形に波の作用により形成されている[8]。付近には看板があるので位置が分かるようになっている[14]。甌穴の中には直径50センチメートルほどの玉石があり、甌穴自体のサイズは深さ3メートル、穴の直径は上部が90センチメートル、底部は60センチメートル[15]。この甌穴の大きさは世界2位とも、日本国内では最大とも言われており[16]、また「標式的なものとして学術的にみても価値が高い[13]」とも評される。大きな波がくると玉石が回転し周囲の壁面を削る[16]。
脚注
[編集]- ^ a b c d “長崎のしま紹介【平戸】”. ながさきのしま. 長崎県 企画振興部 地域づくり推進課. 2014年9月7日閲覧。
- ^ a b 山本裕朗; 谷口宏充「小値賀島単成火山群の火山地質」『東北アジア研究』、東北大学、201-232頁、1999年。ISSN 13439332 。 p.207。
- ^ a b 前掲(山本 & 谷口 1999, p. 207)
- ^ 松井和典 著、地質調査所 編「小値賀島及び肥前平島地域の地質」『地域地質研究報告 : 5万分の1地質図幅』、地質調査所、1-64頁、1990年 。 p.1。
- ^ 前掲(松井 1990, p. 4)
- ^ “島嶼名事典”. Weblio. 2014年9月7日閲覧。
- ^ a b 前掲(松井 1990, p. 26)
- ^ a b “斑島玉石甌穴”. 長崎県の文化財. 長崎県学芸文化部. 2014年9月7日閲覧。
- ^ “小値賀交通 バス運行時刻表” (PDF). 小値賀交通. 2014年9月7日閲覧。
- ^ a b c アジア水中考古学研究所 編第Ⅱ章 遺跡の立地と歴史的環境『山見沖海底遺跡 - 小値賀町山見沖海底遺跡確認調査報告 - 小値賀町文化財調査報告書』第16巻、アジア水中考古学研究所、2002年 。
- ^ “航路標識-7”. 法庫. 2014年9月7日閲覧。
- ^ “目崎遺跡(めさきいせき)”. 長崎県の遺跡大辞典. 長崎県教育庁学芸文化課. 2014年9月10日閲覧。
- ^ a b “[斑島玉石甌穴 - 国指定文化財等データベース(文化庁) 斑島玉石甌穴]”. 2014年9月10日閲覧。
- ^ “ポットホール”. じゃらんnet. リクルート. 2014年9月7日閲覧。
- ^ 前掲(文化庁)のデータベースの「詳細解説」による。前掲(じゃらんnet)では上部直径2メートルと記載されている。
- ^ a b “ポットホール”. ながさき旅ネット. 長崎県観光連盟 長崎県企画振興部文化観光物産局観光振興課. 2014年9月7日閲覧。
外部リンク
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