ヘーゲモネー
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ヘーゲモネー(古希: Ἡγεμόνη, Hēgemonē)は、ギリシア神話に登場する美と優雅を司る女神、カリスたち(カリテス)の1柱である。その名は「女王」や「支配権」の意である。長母音を省略してヘゲモネとも表記される。
アテーナイで信仰されていたカリスたちは、アウクソーとヘーゲモネーの2柱の女神である[1]。ヘーシオドスの挙げるアグライアー、エウプロシュネー、タレイアの「三美神」には含まれない[2]。またゲーテによる『ファウスト』の中では、文芸の女神ムーサたちの一人タレイアとの混同を避けるため、ヘーゲモネーが代わりに入っている。
脚注
[編集]参考文献
[編集]- パウサニアス『ギリシア記』飯尾都人訳、龍渓書舎(1991年)