アンジェラ・ランズベリー
アンジェラ・ランズベリー Angela Lansbury | |||||||||||||||||||||||||||||||||||
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1950年(作品名不明) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||
本名 | Angela Brigid Lansbury | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
生年月日 | 1925年10月16日 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
没年月日 | 2022年10月11日(96歳没) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
出生地 |
イギリス イングランド・ロンドン | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
死没地 |
アメリカ合衆国 カリフォルニア州ロサンゼルス | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
国籍 |
イギリス アメリカ合衆国 アイルランド | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
職業 | 女優・歌手・作詞家・プロデューサー・脚本家・作家・声優 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
ジャンル | 映画・舞台・テレビドラマ | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
活動期間 | 1943年 - 2022年 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
配偶者 |
リチャード・クロムウェル (1945–1946) ピーター・ショウ (1949–2003, 死別) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
主な作品 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||
映画 『ガス燈』 『ドリアン・グレイの肖像』 『影なき狙撃者』 テレビドラマ 『ジェシカおばさんの事件簿』 舞台 『Mame』 『スウィーニー・トッド』 『王様と私』 声優 『美女と野獣』 『アナスタシア』 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||
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備考 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||
ハリウッド名声の歩道 |
デイム・アンジェラ・ブリギッド・ランズベリー DBE(Dame Angela Brigid Lansbury DBE, 1925年10月16日 - 2022年10月11日)は、イギリス出身の女優。
経歴
[編集]イギリスのロンドン出身[1]。祖父は労働党の党首だったジョージ・ランズベリー(Lansbury)、父親は政治家のエドガー・ランズベリー(Edgar Lansbury)[2]、母親は貴族の血を引く女優のモイナ・マクギル(Moyna MacGill)。1940年にアメリカ合衆国に渡り、1951年にアメリカ市民になった。
当初は歌手としてデビューしたが、1944年の『ガス燈』で映画俳優に転向し、同作品でアカデミー助演女優賞にノミネートされる。翌年も『ドリアン・グレイの肖像』で同賞にノミネートされ、ゴールデングローブ賞 助演女優賞を受賞する。
1960年代には舞台に活動の中心を移す。『メイム』『Dear World』『ジプシー』『スウィーニー・トッド』でトニー賞のミュージカル主演女優賞を受賞し、『陽気な幽霊』では演劇助演女優賞を受賞した。
1970年代終盤からは映像の世界での活動も再開し、1984年から始まったテレビドラマ『ジェシカおばさんの事件簿』では主人公のミステリー作家ジェシカ・フレッチャーを演じた。
2013年の第86回アカデミー賞において、名誉賞を受賞[3][4][注 1]。
2014年、ウィンザー城にてエリザベス女王より大英帝国勲章デイム・コマンダーを授与される[3][4][注 2]。1994年にも女王の誕生記念叙勲リストに選ばれ、同勲章のコマンダーを受章[5]。
2015年、舞台『陽気な幽霊』でローレンス・オリヴィエ賞・助演女優賞(プレイ部門)を受賞した[6][7]。
2022年10月11日、ロサンゼルスの自宅で死去[8]。96歳没。
主な出演作品
[編集]映画
[編集]公開年 | 邦題 原題 |
役名 | 備考 |
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1944 | ガス燈 Gaslight |
ナンシー | |
緑園の天使 National Velvet |
エドウィナ・ブラウン | ||
1945 | ドリアン・グレイの肖像 The Picture of Dorian Gray |
シビル・ヴェイン | ゴールデングローブ賞 助演女優賞 受賞 |
1946 | ハーヴェイ・ガールズ The Harvey Girls |
エム | |
雲流るるはてに Till the Clouds Roll By |
London Specialty | ||
1947 | 美貌の友 The Private Affairs of Bel Ami |
Clotilde de Marelle | |
1948 | 愛の立候補宣言 State of the Union |
ケイ | |
三銃士 The Three Musketeers |
アンヌ王妃 | ||
1949 | 赤きダニューブ The Red Danube |
オードリー | |
サムソンとデリラ Samson and Delilah |
セマダール | ||
1952 | カリブの反乱 Mutiny |
レスリー | |
1955 | 捨身の一撃 A Lawless Street |
タリー・ディケンソン | |
ダニー・ケイの黒いキツネ The Court Jester |
グエンドリン王女 | ||
1958 | 長く熱い夜 The Long, Hot Summer |
ミニー・リトルジョン | |
1960 | 17年目の恋の季節 Summer of the Seventeenth Doll |
パール | |
バラ色の森 A Breath of Scandal |
Countess Lina | ||
階段の上の暗闇 The Dark at the Top of the Stairs |
プルイット | ||
1961 | ブルー・ハワイ Blue Hawaii |
サラ・リー・ゲイツ | |
1962 | 影なき狙撃者 The Manchurian Candidate |
エレノア | ゴールデングローブ賞 助演女優賞 受賞 |
1964 | マリアンの友だち The World of Henry Orient |
イザベル・ボイド | |
1965 | 偉大な生涯の物語 The Greatest Story Ever Told |
クラウディア | |
モール・フランダースの愛の冒険 The Amorous Adventures of Moll Flanders |
Lady Blystone | ||
1970 | すべての人のもの Something for Everyone |
Countess Herthe von Ornstein | |
1971 | ベッドかざりとほうき Bedknobs and Broomsticks |
ミス・プライス | |
1978 | ナイル殺人事件 Death on the Nile |
ミセス・サロメ・オッターボーン | |
1979 | レディ・バニッシュ/暗号を歌う女 The Lady Vanishes |
ミス・フロイ | |
1980 | クリスタル殺人事件 The Mirror Crack'd |
ミス・マープル | |
1984 | ミセス・アン/殺しのシナリオ A Talent for Murder |
アン・ロイス・マクレイン | テレビ映画 |
フィービー・ケイツの レース Lace |
ホーテンス | テレビ映画 | |
狼の血族 The Company of Wolves |
おばあちゃん | ||
1986 | 運命の扉 Rage of Angels: The Story Continues |
Marchesa Allabrandi | テレビ映画 |
1988 | シュート・ダウン Shootdown |
ムーア | テレビ映画 |
1990 | 秋の旅路 The Love She Sought |
アガサ・マクギー | テレビ映画 |
1991 | 美女と野獣 Beauty and the Beast |
ポット夫人 | 声の出演 |
1996 | ミセス・サンタクロース Mrs. Santa Claus |
ミセス・サンタクロース | テレビ映画 |
1997 | ジェシカおばさんの事件簿/南南西に進路を取れ Murder, She Wrote: South by Southwest |
ジェシカ・フレッチャー | テレビ映画 |
アナスタシア Anastasia |
マリア・フョードロヴナ | 声の出演 | |
フランク・キャプラのアメリカン・ドリーム Frank Capra's American Dream |
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1999 | ミセス・シークレット・エージェント/危険な国から愛を込めて The Unexpected Mrs. Pollifax |
エミリー・ポリファクス | テレビ映画 |
2000 | ジェシカおばさんの事件簿/記される殺意 Murder, She Wrote: A Story to Die for |
ジェシカ・フレッチャー | テレビ映画 |
2001 | ジェシカおばさんの事件簿/二つの墓の謎 Murder, She Wrote: The Last Free Man |
テレビ映画 | |
2003 | ジェシカおばさんの事件簿/ケルトの秘宝 Murder, She Wrote: The Celtic Riddle |
テレビ映画 | |
2005 | ナニー・マクフィーの魔法のステッキ Nanny McPhee |
アデレード | |
2011 | 空飛ぶペンギン Mr. Popper's Penguins |
セルマ・ヴァン・ガンディ | |
2018 | グリンチ The Grinch |
マクガークル村長 | 声の出演 |
メリー・ポピンズ リターンズ Mary Poppins Returns |
バルーン・レディ | ||
2022 | ナイブズ・アウト: グラス・オニオン Glass Onion: A Knives Out Mystery |
本人役 | カメオ出演 遺作 死後に公開 |
テレビシリーズ
[編集]放映年 | 邦題 原題 |
役名 | 備考 |
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1984-1996 | ジェシカおばさんの事件簿 Murder, She Wrote |
ジェシカ・フレッチャー | 計264話出演 |
1986 | 私立探偵マグナム Magnum P.I.-Novel Connection |
第7シーズン第8話「Novel Connection」 | |
2005 | LAW & ORDER:性犯罪特捜班 Law & Order: Special Victims Unit |
エレノア・デュヴァル | 第6シーズン第20話「沈黙が招く悲劇」 |
LAW & ORDER:陪審評決 Law & Order: Trial by Jury |
第1シーズン第11話「決着」 |
舞台
[編集]- A Taste of Honey (1960-61)
- Anyone Can Whistle (1964)
- Mame (1966-68)
- Dear World (1969)
- Prettybelle (1971)
- 王様と私 The King and I (1978)
- スウィーニー・トッド Sweeney Todd (1979-80)
- Deuce (2007)
- Blithe Spirit (2009)
参照
[編集]- 注釈
- 出典
- ^ Discover Tower Hamlets - Area guides - Poplar
- ^ "Edgar Lansbury Biography". Grahamstevenson.me.uk. Retrieved April 14, 2011.
- ^ a b c d 海外ドラマNAVI編集部 (2014年4月21日). “『ジェシカおばさんの事件簿』のアンジェラ・ランズベリーが大英帝国勲章を授与される”. 海外ドラマNAVI. 2021年12月4日閲覧。
- ^ a b 澤田理沙 (2014年4月20日). “「ジェシカおばさんの事件簿」アンジェラ・ランズベリーに大英帝国勲章”. シネマトゥデイ. 株式会社シネマトゥデイ. 2021年12月4日閲覧。
- ^ Isabel Greenberg / 翻訳: Chise Taguchi (2020年7月25日). “意外と知られていない、英国王室から称号を授与されたセレブ41人”. ハーパーズ バザー. 株式会社ハースト婦人画報社. 2021年12月4日閲覧。
- ^ “「ジェシカおばさんの事件簿」女優、89歳でローレンス・オリヴィエ賞・助演を受賞”. シネマトゥデイ (2015年4月15日). 2015年4月15日閲覧。
- ^ “2015年ローレンス・オリヴィエ賞が決定”. シアターガイド (2015年4月16日). 2015年4月17日閲覧。
- ^ “アンジェラ・ランズベリーさん死去 「ジェシカおばさんの事件簿」”. 朝日新聞社. (2022年10月12日) 2022年10月12日閲覧。
関連事項
[編集]- エドガー・ランズベリー - 父、政治家。
- ジョージ・ランズベリー - 祖父、元労働党党首。
- リチャード・クロムウェル - 元夫、俳優。
- デヴィッド・ショウ - 息子、俳優。
- アンソニー・ショウ - 息子、俳優。
- エドガー・ランズベリー - 弟、TV製作者。
- ブルース・ランズベリー - 弟、CBS重役、TVプロデューサー、脚本家、劇作家。