コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

テクニカラー (企業)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ヴァンティヴァ
Vantiva SA
種類 公開会社
市場情報 EuronextVANTI
OTC Pink TCLRY
略称      
本社所在地 フランスの旗 フランス
パリ[1]
設立 1893年2月27日(フランス・トムソン・ヒューストン方式運用会社として)[2]
業種 電子機器 
事業内容 セットトップボックス等通信機器の開発
光ディスクの製造および流通管理
代表者 ルイス・マルティネス=アマゴ(Luis Martinez-Amago, CEO)[3]
アンヌ・ブヴロ(Anne Bouverot, 取締役会会長)[3]
資本金 235万8245ユーロ[1]
売上高 約28億9800万ユーロ(2021年)
純利益 増加 2億6800万ユーロ
総資産 35億4,800万ドル(2021年)[4]
従業員数 増加 16,676人(2021年)[5]
主要株主 ベクター・キャピタル (Vector Capital)
主要子会社 テクニカラージャパン株式会社(日本法人)
外部リンク https://www.vantiva.com/
テンプレートを表示

ヴァンティヴァ(Vantiva SA)、旧社名テクニカラー(Technicolor)は、フランスパリに本社を置く通信機器メーカー。1893年にフランス・トムソン・ヒューストン方式運用会社(Compagnie Française pour l'Exploitation des Procédés Thomson-Houston)として設立され、その後2010年までトムソン(Thomson)、2022年までテクニカラーの社名を使用していた。ユーロネクスト・パリ(旧:パリ証券取引所)に株式を上場しており、アメリカ・OTCピンク英語版店頭取引)でも株式が取引されている。かつてはイシー=レ=ムリノーに本社が存在した[6]

ゲートウェイ機器やセットトップボックスの開発、光ディスク(DVDブルーレイディスク)の製造・流通管理を主要な事業としており、光ディスクの業界団体であるDVDフォーラムBlu-ray Disc アソシエーションに創立メンバーとして参加している他[7][8][9]、2017年4月までMP3フォーマットの特許ライセンスを保持していた[10][11]

過去には家電製品をトムソンフランス語版RCA、放送機器をグラスバレー(Grass Valley)、映画関連機器をテクニカラーのブランド名で事業を行っていた。

なお、情報サービス業のトムソン(現:トムソン・ロイター)や、ニードルベアリングやメカトロニクスの日本トムソンとの関連性はない。

沿革

[編集]

1893年~1966年:創業期から成長期に至るまで

[編集]
エリフ・トムソン エドウィン・J・ヒューストン
エリフ・トムソン
エドウィン・J・ヒューストン
フランス・トムソン・ヒューストンの路面電車(1905年)
デュクレテ・トムソン製ラジオ(1955年頃)

1880年、エリフ・トムソンエドウィン・J・ヒューストンがアメリカ・コネチカット州ニューブリテンにてアーク灯製造会社アメリカン・エレクトリック(American Electric Company)を設立。1883年にマサチューセッツ州リンに本社を移転し、トムソン・ヒューストン・エレクトリック(Thomson-Houston Electric Company)と社名を変えた。同社はその後1892年、エジソン総合電気会社(Edison General Electric Company)と合併してゼネラル・エレクトリック(GE)となり、現在に至っている[12][13][14]

1893年2月27日、GEの姉妹会社としてフランス・トムソン・ヒューストン方式運用会社がパリに設立された。元々旧トムソン・ヒューストン・エレクトリック社が持っていた発電および送電に関する特許技術を活用する目的で設立されたこの会社は、当時の交通手段であった路面電車の分野で成長を遂げた[2][15][16]。20世紀初頭に入ると、鉄道信号機や電話機の分野に参入。1921年にはマツダ(Mazda)のブランド名で電球を販売し、1928年に重工業事業を新設の別会社に移管しアルストムを設立。この他放射線部門を分社化した放射線公社(Compagnie Générale de Radiologie)や無線通信機器製造会社のデュクレテ・トムソン(Ducretet Thomson)を設立した。1941年には社名を縮めフランス・トムソン・ヒューストン社(Compagnie Française Thomson-Houston)に改めた[2]

1960年代になると、冷蔵庫、洗濯機、コンロなどの家電製品にも手を広げ、通信機器においてはフランス国内で50%のシェアを獲得していた。1966年には自動車メーカーのオチキス・ブラント社(Hotchkiss-Brandt)と合併しトムソン・ヒューストン・オチキス・ブラント(Thomson-Houston-Hotchkiss-Brandt)と社名を変更。のちにトムソン・ブラント(Thomson-Brandt)となった[2][17][18]

1968年~1991年:国営化とグループの拡大

[編集]
トムソンの社名時のロゴ
トムソンCSF(現タレス・グループ)がかつて製造していた製品:(左)電力用トランジスタ、(右)地対空ミサイル用レーダー トムソンCSF(現タレス・グループ)がかつて製造していた製品:(左)電力用トランジスタ、(右)地対空ミサイル用レーダー
トムソンCSF(現タレス・グループ)がかつて製造していた製品:(左)電力用トランジスタ、(右)地対空ミサイル用レーダー
旧トムソン本社ビル

1968年、トムソン・ブラントの業務用電子機器部門が無線電信公社英語版(Compagnie Générale de Télégraphie Sans Fil, CSF)と合併し、トムソンCSF(Thomson-CSF)となった。トムソンCSFは1970年代から1980年代にかけて、中東での大型輸出契約を獲得し、電話交換機、シリコン半導体、医療用画像処理にまで事業範囲を拡大させた[16][19]

1982年にトムソン・ブラントとトムソンCSFは共に国営企業となり、トムソン・ブラントはトムソンと改名。トムソンCSFは同社に吸収合併されるが、対外的には独立した存在として扱われた[16][20][2]

1987年、トムソンはGEからRCAを含む同社の家電製品部門を獲得し、代わりに医療機器事業をGEに譲渡した。この時GEのブランドは10年間、RCAのブランドは永久使用を条件とした[21][22]。同年、トムソンCSFの半導体事業を担うトムソン・セミコンデュクトゥール社(Thomson Semiconducteurs)がイタリア・SGSミクロエレットロニカ社(SGS Microelettronica)と経営統合し、SGSトムソン・マイクロエレクトロニクス(SGS-Thomson Microelectronics)となった[23][19][24]

1988年には、トムソンの家電製品部門としてトムソン・コンシューマー・エレクトロニクス(Thomson Consumer Electronics、以下TCE)が設立[25][26]。1989年には航空機メーカー・アエロスパシアルの子会社3社とトムソンCSFの航空機部門が合併し、セクスタン・アヴィオニーク社(Sextant Avionique)が誕生。のちにアエロスパシアルによって売却され、トムソンCSF・セクスタン(Thomson-CSF Sextant)として子会社化した[2][27]

1990年には、トムソンCSFはオランダ企業フィリップスの軍事関連子会社であったオランダ信号機器(Hollandse Signaalapparaten BV、現タレス・ネーデルラント英語版)の買収を機に、軍事用製品の部門を強化。電話、ランプ、放射線などの事業を他の企業に売却した[2][28]。この頃になると、トムソンは財務面において脆弱性を抱えるようになった。この年、TCEは27億フランの損失を計上し、その損失のほとんどをトムソンCSFの利益によって補填することで経営の安定を維持していた。1991年時点で、トムソンは防衛用電子機器の分野で世界第2位、家電分野においては日本の松下電器(現パナソニック)やソニー、フィリップスに次いで第4位、半導体分野では第12位のシェアを獲得していた[26]

1995年~2000年:政府による売却、そして民営化へ

[編集]

1994年、TCEは営業利益を1993年時点の1億5500万フランから、6億400万フランと4倍にまで増やし、売上高は14%増の381億4600万スイスフランを計上していたが、120億フランもの負債が3年もの間残ったままだった[29][30]。翌1995年、TCEはトムソン・マルチメディア(Thomson Multimedia)と改称。光ディスク事業に参入し、東芝をはじめとする日本企業やJVCタイム・ワーナー、フィリップスなどが参加するDVDフォーラムの一員としてDVDや派生規格であるDVD-RAMの規格制定に携わった[31][32][33]。だが1995年末時点で、トムソンの負債額は238億フランにまで膨れ上がっており、経営状態は著しく悪化していた[34]

1996年、フランス政府はトムソンの民営化を決定し、トムソンCSFとトムソン・マルチメディアをそれぞれラガルデールグループと韓国企業の大宇電子に売却しようとした[35][36]。売却後について、トムソンCSFはラガルデールのミサイル製造部門(Matra Defense Espace)と合併することが発表され、これによりトムソンは「輸出において比類なき打撃力を持つ」ことになるとされた[37]。また、大宇電子はトムソン・マルチメディアの買収によりフランスで5000人の新規雇用を創出する予定であると報じられたが[37]、当時首相であったアラン・ジュペはトムソン・マルチメディアを「現状では何の価値もない」と判断しており[17][38]、政府が大宇電子に提示した売却額もわずか1フランという名目上の金額だった[17][39]

これに対し、トムソン・マルチメディアの従業員は売却に反対するデモを決行、フランス労働総同盟をはじめとする労働組合からはトムソンがRCAを獲得した後に「(政府が)資本増強を行えば、負債問題を解決できたはずだ」との声明を発表するなど、世論の反発を生んだ[40]。さらに当時野党だった社会党からは「民営化プロセスを停止するよう政府に厳粛に要請する」との意見が出た[41]ワシントン・ポスト紙は1996年12月6日付の記事にて、大宇に対する人種差別的な抗議が各地域で見られ、地元新聞のル・モンド紙が風刺画で「細い目に丸眼鏡をかけた」大宇の役員を描いた風刺画を掲載したり、労働者がデモの際「粗雑なアジア人の顔」を描いたTシャツを着ていたことを報じた[35]。その後政府は民営化委員会からの反対により、トムソンの民営化を一時停止し、先にトムソンCSFを民営化することを決定した[35][42]

1997年にアエロスパシアル、アルカテルダッソーを含む3社が共同でトムソンCSFの買収に名乗りを上げたが、政府はこれを認めず、のちにトムソン側との合意の上でトムソンCSFの民営化を正式に発表[43]。2000年にイギリスの防衛機器企業レイカル・エレクトロニクス(Racal Electronics plc)を買収してタレス・グループとなった[44]。同社傘下の子会社のうちトムソンCSF・セクスタンはタレス・アヴィオニクス(Thales Avionics、現タレスAVSフランスフランス語版)に[27]、SGSトムソン・マイクロエレクトロニクスも1997年頃までに売却され、1998年にSTマイクロエレクトロニクスと社名を改めた[19][23]

一方トムソン・マルチメディアはアルカテル、アメリカのマイクロソフトおよびディレクTV、日本のNECの4社による民間グループと戦略的パートナーシップの締結を機に一部民営化、2000年に完全民営化が行われた[45][46][39][47]

2000年~2009年:メディア事業への進出と財務危機

[編集]

2000年にトムソン・マルチメディアがフィリップスの放送事業部門(Philips Professional Broadcast)[48][49]に加え、イギリスのカールトン・テレビジョンから同社が保有していた旧テクニカラー社を買収したことで[50][51][52][53]、トムソンは映像事業への本格参入を果たした。2001年にトムソン・マルチメディアは欧州およびNAFTA加盟地域における競争力の強化を目的に、松下電器とブラウン管分野での協業を発表した[54]

光ディスクの分野では2002年にトムソン・マルチメディアがBlu-ray Discファウンダーズ(現Blu-ray Disc アソシエーション)の一員として、松下電器、日立製作所サムスン電子LGエレクトロニクス、フィリップスなど8社と共同でBlu-ray Discの規格を策定した[55][56]。また、松下電器より同社の子会社だったパナソニックディスクサービスを旧テクニカラー社を通じて買収し、DVDの製造拠点を取得[57]。この年、トムソン・マルチメディアは社名をトムソン(2代目)に改めた[58][59][60]。2003年にはBlu-ray Discのライセンス供与を開始[61]。2004年にはBlu-ray Discのライバル規格として誕生したHD DVDおよび対応DVDプレーヤーの製造により、Blu-ray DiscだけでなくHD DVDもサポートする姿勢を打ち出した[62]

音声ファイルフォーマットの分野では、2001年にドイツ・フラウンホーファー研究機構と共に推進していたMP3の新規格mp3PROを発表。同規格の評価版のダウンロード件数は60万件を突破した[63][64]。2004年にはフラウンホーファーとアメリカ・Agere Systems社と共同で5.1chサラウンド再生に対応したMP3 Surroundを発表した[65]

こうした映像技術・音声技術の開発に力を注ぐ傍ら、2001年には放送映像機器メーカーのグラスバレー[66]、2004年にはVFX制作会社のムービング・ピクチャー・カンパニー(MPC)[67]、2005年には動画広告ネットワーク会社プレミア・リテール・ネットワークス(Premier Retail Networks, PRN)[68][69]を傘下に収めた。2007年にはアニメ事業に進出し、インドのアニメ制作会社Paprikaasに出資[70]。2008年にはドリームワークス・アニメーションと戦略的提携を結び、新規スタジオの設立や人材育成の支援などを通してPaprikaasの運営に携わった[71]。この会社はその後2010年に旧テクニカラーの完全子会社となり、のちにテクニカラー・インディア(Technicolor India)と改称している[72][73]。これらの活動により同社は、メディアおよびエンターテインメント業界へのサービスを提供する企業へと転身する一方で、次第に家電製品の製造から撤退する動きを見せ始める[74]

2004年に中華人民共和国の家電メーカーTCLグループと合弁企業TCLトムソン電子有限公司(TCL-Thomson Electronics, TTE)を設立すると[75][76][77][78][79][80]、トムソンは同社にテレビ・DVDプレーヤーの生産事業を売却すると共にRCAブランドのライセンスを提供した(ただし商標権は同社が所持する形[16][81][82]。さらに2005年、インドのVideoconグループにブラウン管事業を売却[83][84]。これにより2005年上期では大幅な赤字となり、純損益は4億6200万ユーロ、売上高は29億7000万ユーロと前年同期比で12%減となった[68]。同年12月、ついにトムソンは家電市場からの撤退を正式に発表し、2006年前半にMP3プレーヤーの特許と家庭用電話機を除く家電製品の事業を売却する意向を表明した。また、タレス・グループとの戦略的パートナーシップ提携により同社の放送・マルチメディア機器部門を買収し、IPTVサービス、VOD、デジタル方式のテレビ・ラジオ放送システムおよび機器のプラットフォームを取得した[85][86][87]

2006年にはTTEの業績が悪化し、2億300万ユーロの累積損失を計上。ヨーロッパ市場向けのトムソンブランドのテレビの生産が停止した[88][89]。2007年には欧州でのAV製品および周辺機器事業を終了。同年末、RCAブランドの世界的な使用権を含む欧州以外の地域でのAV製品事業をAudiovox社(現Voxx International)に売却した[90][91][92]

2009年には再び財務状況が悪化し、倒産を避けるための合理化案としてグラスバレーとPRNの売却を示唆した[93]

2010年~2019年:テクニカラーへの変更とコングロマリット化

[編集]
テクニカラーの社名時のロゴ

2010年にトムソンはテクニカラーに社名を変更[94]。多角化した子会社への投資縮小を行ない、グラスバレーおよび放送事業は投資ファンドのフランシスコ・パートナーズに売却[95]。伝送事業、ヘッドエンド英語版設備事業もそれぞれドイツのParter Capital Group、フランスの事業統合開発基金(Fonds de Consolidation et de Développement des Entreprises)に売却した。ただしPRNは買い手から満足のいくオファーが得られなかったため売却を中止し、エンターテインメント・サービス事業の一部として再統合された[96][97]

2012年6月20日、テクニカラーは投資グループのベクター・キャピタル(Vector Capital)より16.7億~19.1億ユーロの資本注入を受けた。これにより、ベクター・キャピタルは最大29.94%の少数株式を保有し、その翌日には同社代表のアレクサンダー・スラスキー(Alexander Slusky)、デイヴィッド・フィッシュマン(David Fishman)の2名が取締役に就任した[98]。7月、テクニカラーは放送サービス事業をスウェーデンの通信機器メーカー・エリクソンに売却した[99]

2013年からはエンターテインメント分野での事業拡大にも取り組み始め、ドリームワークス・アニメーションとの合弁事業としてオンラインでのビデオレンタルサービス「M-Go」を立ち上げた[100][101]。2014年にはカナダ企業のVFX会社ミスターX(Mr. X Inc.)を買収[102]。それに続き、2015年4月にフランスのミクロス・イマージュ[103]、同年9月にイギリスのザ・ミル(The Mill[104]を買収した。2015年2月にはフランスのアニメ制作会社OuiDo Productionsを傘下に収め、テクニカラー・アニメーション・プロダクションズTechnicolor Animation Productions)と社名を変更した[105][106]

2015年7月には、アメリカのシスコシステムズからセットトップボックスとケーブルモデム事業を[107]、11月には北米の光学ディスク製造流通事業をカナダのシンラム・グループ(Cinram Group)から取得[108][109]。これによりテクニカラーは、映像関連事業における巨大コングロマリットとなった。8月には2005年に撤退していたインドにおいてトムソンブランドのテレビの製造が再開した[110]

2016年にはM-Goをアメリカのファンダンゴ・メディア社に売却[111]。2018年には特許ライセンス事業をインターデジタル社(InterDigital)に4.75億ドルで売却[112]し、2019年にその見返りとして研究開発部門を入手したと発表した[113]

2019年12月、テクニカラーと前CEOのフレデリック・ローズがフランスにて、ポストプロダクション会社クインタ・インダストリーズ(Quinta Industries)の倒産処理および一連の事業買収における詐欺及び背任行為の容疑で起訴された[114]

2020年~:経営破綻を経ての再編とヴァンティヴァへの変更

[編集]

2020年、テクニカラーはコロナ禍の影響として、アメリカ連邦倒産法第15章(国際倒産)の手続きを開始し[115]、財務再編により12億ユーロあった負債を6億6000万ユーロにまで減らした一方[116]、全世界に1万7000人以上いた従業員の30%にあたるおよそ5000人を解雇した[117]。2021年、ポストプロダクション事業をストリームランド・メディア社(Streamland Media)に売却し[118]、自社傘下のVFX制作会社(MPC、ミクロス・イマージュ、ザ・ミル、ミスターX)を新たに設立したグローバルVFX事業部門に統合。同部門はテクニカラー・クリエイティブ・スタジオ(Technicolor Creative Studios、以下TCS、現テクニカラー・グループ)と名付けられた[119]

2021年6月、ミクロス・イマージュのアニメ部門であるミクロス・アニメーション(Mikros Animation)とテクニカラー・アニメーション・プロダクションズの統合を機に[120]、TCS内での組織再編が行われ、2021年9月にミクロス・イマージュの映画部門およびテレビ部門がMPCに[121]、2022年1月にMPCの広告部門がザ・ミルに[122]、同月ミスターXがMPCに吸収される形でそれぞれ統合された[123]

2022年2月、テクニカラーはTCSを自社より分離独立させ、ユーロネクスト・パリに上場させる計画を発表。分割後はテクニカラーがTCSの資本の35%を保有することとなった[124][125][126]。5月にはRCAやトムソンなどの家電ブランドの商標ライセンス事業を約1億ユーロで売却した[127]

2022年6月には社名を現在のヴァンティヴァに改称することを発表[128][129]。9月に行われた株主総会で、テクニカラーの社名変更およびTCSの分離独立が採択され[130]、同月27日、TCSは一企業としてユーロネクスト・パリに正式に上場。併せてテクニカラーも社名をヴァンティヴァに改称した[131][132][133][134]

2023年10月、ヴァンティヴァはアメリカの通信インフラ事業会社コムスコープ社のホームネットワーク部門を買収する計画を発表[135]。買収は2024年1月2日に完了し、それによりヴァンティヴァの株式のうち25%分をコムスコープが取得することになった[136][137][138]

事業部門

[編集]

サプライチェーン・ソリューションズ

[編集]

アメリカの映画スタジオやCD・ゲーム業界向けにDVDやBlu-ray Discの製造、パッケージ、流通、サプライチェーンの管理を行う部門。旧DVDサービス部門[128]。2021年8月には、メディア・エンターテインメント以外の事業多角化を発表し、医療機器やライフサイエンス業界向けの部品や消耗品の設計・製造を行っている[139]

ホームネットワーク

[編集]

上述の通り、2023年にコムスコープ社より取得。

主な製品

[編集]

2020年9月現在、ヴァンティヴァは中国を除く世界のブロードバンドゲートウェイおよびモデム市場で最も高いシェアを誇っている[140]

製品の詳細はヴァンティヴァの公式サイト(Broadband - Solutions, Video - Solutions)を参照

  • ゲートウェイ機器
    • Gazelle
    • Marlin (DOCSIS 3.1対応ゲートウェイ)
    • Cobra (DSL通信対応ゲートウェイ)
  • Wi-Fi中継器
    • Eagle
  • セットトップボックス
    • Soundscape (スピーカー一体型製品)
    • Jade
    • Ruby (Android TV対応製品)
  • その他
    • Peek (防犯カメラ)[141]
    • HomeSight (在宅介護用モニタリングシステム)[142][143]

テクニカラー・グループ

[編集]
旧社名「テクニカラー・クリエイティブ・スタジオ」のロゴ

テクニカラー・グループ(Technicolor Group、旧テクニカラー・クリエイティブ・スタジオ)は、旧ヴァンティヴァ傘下のVFX制作会社の事業を統括する企業であり、元々はヴァンティヴァの社内部門であった。2022年に事業分割により企業として独立し、その後2024年3月に現在の社名となった[144] 。現在、ヴァンティヴァが同社の株式のうち35%を保有している[145]

傘下企業
ザ・ミル:広告・音楽関連専門のVFX会社。
ムービング・ピクチャー・カンパニー:映画・テレビ番組専門のVFX会社。
ミクロス・イマージュ:「ミクロス・アニメーション」のブランドでのCGアニメーション制作を行う会社。
テクニカラー・ゲームズ(Technicolor Games):ゲームデヴェロッパー向けの総合的なサービスを提供する会社[146]

主要子会社

[編集]
テクニカラージャパン株式会社

現時点でテクニカラーの名前を有するヴァンティヴァの日本法人。旧社名は「パイオニアケーブルネットワーク株式会社」で、2017年3月にパイオニアのCATV関連機器事業を旧テクニカラーに譲渡する目的で設立された。その後、発行済株式の51%が子会社のテクニカラー・デリバリー・テクノロジーズ社(Technicolor Delivery Technologies S.A.S.)に譲渡され、「テクニカラー・パイオニア・ジャパン株式会社」に商号変更。2019年より現行の社名となっている[147][148][149]

  • 企業情報[150][151][152]
    • 設立:2017年1月25日
    • 本社所在地:東京都港区西新橋3-24-8 山内ビル3F
    • 資本金:9,000万円
    • 代表者:フランソワ・イヴジャンマリー・アラン(代表取締役社長)
    • 事業内容:デジタル放送用セットトップボックスの開発・製造・販売および関連機器の製造・輸入・販売
  • 取扱製品(セットトップボックス)

かつてのグループ企業

[編集]
株式会社トムソン技術研究所
  • 旧トムソンの日本における技術移転、知的財産とそのライセンス活動の窓口を務めていた会社。1954年RCAの日本国内における同社の知的財産を管理する日本法人「アメリカン・エレクトロニック・エンタープライゼス・リミテッド社」として設立。その後1969年に「株式会社アールシーエー技術研究所」となり、1986年にはRCAとGEとの合併を機にGE傘下となる。1999年に同社の運営権がGEからトムソン・ライセンシング社(Thomson Licensing S.A.)に完全譲渡され、「株式会社トムソン マルティメディア技術研究所」となる。2003年に現行の社名となり、東京都中央区日本橋に本社を置いていたが、のちにテクニカラージャパンに内包されることとなった。なお、同社は現在法人格が消滅している[154][155]

脚注

[編集]
  1. ^ a b Terms of Use会社サイト(英語)(フランス語)
  2. ^ a b c d e f g Compagnie française Thomson-Houston (et autres compagnies réunies en 1968 dans Thomson CSF)Archives nationales du monde du travail(フランス語)、2022年7月23日閲覧。
  3. ^ a b leadership & Governance会社サイト(英語)(フランス語)、2022年11月12日閲覧。
  4. ^ "Technicolor SA Total Assets 2006-2022 | TCLRY," Macrotrends. Retrieved Nov. 12, 2022.
  5. ^ Technicolor SA Number of Employees 2010-2022 | TCLRYMacrotrends、2022年11月12日閲覧。
  6. ^ Technicolor HQ (Fermé maintenant) - Issy-les-Moulineaux, Île-de-FranceForsquare(フランス語)、2022年7月2日閲覧。
  7. ^ Member ListDVD Forum、2022年7月3日閲覧。
  8. ^ Supporting Companies”. Blu-ray Disc Association. 2015年4月24日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年7月3日閲覧。
  9. ^ DVD規格制定の歴史シードット株式会社、2022年7月24日閲覧。
  10. ^ MP3の特許を持つTechnicolorの特許権が消滅”. Gigazine (2017年5月2日). 2022年7月3日閲覧。
  11. ^ MP3の特許ライセンスが終了”. AV Watch (2017年5月15日). 2022年7月3日閲覧。
  12. ^ Cleveland, Cutler J.; Morris, Christopher G. (2013-11-15). Handbook of Energy: Chronologies, Top Ten Lists, and Word Clouds. Elsevier. ISBN 9780124170193. https://books.google.co.jp/books?id=ScL77rOCZn0C&pg=PA177 2022年7月3日閲覧。 
  13. ^ GEとアルストム、同じ”根っこ”をもつ歴史の続きへ”. GE Reports Japan (2015年11月5日). 2022年7月3日閲覧。
  14. ^ 谷口明丈「ゼネラル・エレクトリック社の経営者群像:1892-1913」、中央大学商学研究会、2015年9月、NAID 1200066392592022年7月3日閲覧 
  15. ^ General Electric : cinq choses à savoir sur ce mythe de l'industrie américaine”. Les Echos (2021年11月9日). 2022年7月24日閲覧。
  16. ^ a b c d Who We Are会社サイト(英語)(フランス語)
  17. ^ a b c Comment Thomson s'est sauvé grâce à sa marque”. Capital (2017年11月24日). 2022年7月24日閲覧。
  18. ^ Business: Thomson Sounds Good”. タイム (雑誌) (1962年5月11日). 2022年7月24日閲覧。
  19. ^ a b c HistoryThales Group、2022年7月3日閲覧。
  20. ^ THOMSON Multimedia S.A.Encyclopedia.com、2022年7月3日閲覧。
  21. ^ Chandler, Alfred Dupont; Takashi, Hikino; Nordenflycht, Andrew Von (2009-06-30). Inventing the Electronic Century: The Epic Story of the Consumer Electronics and Computer Industries, with a new preface. Harvard University Press. ISBN 9780674029392. https://books.google.co.jp/books?id=wZ5s5vfAas4C&pg=PA45 2022年7月6日閲覧。 
  22. ^ GE SELLS CONSUMER ELECTRONICS UNIT”. The Washington Post (1987年7月23日). 2022年7月6日閲覧。
  23. ^ a b Who We Are”. STMicroelectronics. 2018年8月21日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年7月18日閲覧。
  24. ^ LA SGS - THOMSON NELLA TANA DEL LEONE”. La Repubblica (1994年12月9日). 2022年7月18日閲覧。
  25. ^ HistoryThomson Sound、2022年7月4日閲覧。
  26. ^ a b Thomson coupé en deux”. Les Echos (1991年12月19日). 2022年7月18日閲覧。
  27. ^ a b Thales Avionics’ Francois Quentin”. Aviation Today (2002年10月1日). 2022年7月24日閲覧。
  28. ^ Concentration dans l'électronique de défense La vente des trois filiales militaires de Philips à Thomson autorisée”. Le Monde (1989年8月24日). 2022年7月24日閲覧。
  29. ^ Thomson Consumer Electronics devient Thomson Multimedia”. Les Echos (1995年2月2日). 2022年7月18日閲覧。
  30. ^ Thomson multimedia en forte progression”. Le Monde (1995年3月23日). 2022年7月18日閲覧。
  31. ^ DVD Format Unification”. 東芝 (1995年12月8日). 2022年7月24日閲覧。(英語)
  32. ^ DVD Forum Proposes DVD-RAM Format Version 1.0 to the International Standardization Organization”. 東芝 (1997年8月18日). 2022年7月24日閲覧。(英語)
  33. ^ THOMSON(トムソン)ブランドのデジタル機器販売に関するお知らせ”. エグゼモード (2009年12月4日). 2022年7月24日閲覧。
  34. ^ Un franc qui vaut de l'or Selon Fabius, Juppé fait un cadeau de 4 milliards aux repreneurs.”. Libération (1996年10月25日). 2022年7月18日閲覧。
  35. ^ a b c PARIS'S PROGRAM OF PRIVATIZATION RUNS INTO SOME FRENCH REALITIES”. The Washington Post (1996年12月6日). 2022年7月18日閲覧。
  36. ^ L'électronique grand public, pivot de la privatisation de Thomson SA”. Le Monde (1996年7月27日). 2022年7月18日閲覧。
  37. ^ a b France's Lagardere chosen to buy Thomson”. UPI (1996年10月16日). 2022年7月18日閲覧。
  38. ^ Les bonnes surprises de Thomson”. L'Express (1997年7月1日). 2022年8月21日閲覧。
  39. ^ a b France chips at Thompson”. CNN Money (1999年10月18日). 2022年7月18日閲覧。
  40. ^ La cession de Thomson Multimédia à Daewoo provoque un tollé”. Le Monde (1996年10月19日). 2022年7月18日閲覧。
  41. ^ La privatisation de Thomson tourne à l'affrontement politique”. Les Echos (1996年10月24日). 2022年7月18日閲覧。
  42. ^ Thomson Multimedia: le gouvernement tenté par le modèle Bull”. Les Echos (1997年2月21日). 2022年7月18日閲覧。
  43. ^ Un feuilleton de 15 mois”. Libération (1997年5月8日). 2022年7月18日閲覧。
  44. ^ Thomson-CSF to Change Name, List in London by Year's End”. The Wall Street Journal (2000年12月7日). 2022年7月4日閲覧。
  45. ^ Hi-tech turnaround success attracts buyers”. The Independent (1998年8月1日). 2022年7月18日閲覧。
  46. ^ Le gouvernement engage la privatisation partielle de Thomson Multimédia”. Le Monde (1998年8月1日). 2022年7月18日閲覧。
  47. ^ L'Etat entame la privatisation de Thomson Multimedia”. Les Echos (2000年9月18日). 2022年7月18日閲覧。
  48. ^ Thomson Multimedia prend le contrôle des activités de vidéo professionnelle de Philips”. Les Echos (2000年12月5日). 2022年7月19日閲覧。
  49. ^ Thomson multimedia - World Portal - ActivitiesThomson Multimedia、2022年7月24日閲覧。
  50. ^ Thomson takes Technicolor in $2bn deal”. ZDNet (2000年12月11日). 2022年7月19日閲覧。}
  51. ^ Carton sells Technicolor”. CNN Money (2000年12月11日). 2022年7月19日閲覧。
  52. ^ Carlton sells Technicolor”. BBC News (2000年12月11日). 2022年7月19日閲覧。
  53. ^ Thomson Multimedia to Acquire Carlton’s Technicolor Unit”. Los Angeles Times (2000年12月19日). 2022年7月19日閲覧。
  54. ^ 松下、トムソンマルチメディアとCRT分野で相互補完”. AV Watch (2001年9月18日). 2022年7月31日閲覧。
  55. ^ 次世代大容量光ディスク規格「Blu-ray Disc」――その中身は?”. ITmedia (2002年2月19日). 2022年7月24日閲覧。
  56. ^ Boyer, Ken; Verma, Rohit (2009-01-29). Operations and Supply Chain Management for the 21st Century. Cengage Learning. ISBN 9781111785598. https://books.google.co.jp/books?id=Eb4EAAAAQBAJ&pg=PA297 2022年7月24日閲覧。 
  57. ^ 松下、米TechnicolorにDVDディスク製造会社を売却”. AV Watch (2002年2月26日). 2022年7月31日閲覧。
  58. ^ index to consolidated financial statements (PDF) Technicolor SA、2022年7月19日閲覧。
  59. ^ Thomson: ne m'appelez plus jamais "Multimedia"”. ZDNet France (2002年10月9日). 2022年7月19日閲覧。
  60. ^ Thomson – Résultats annuels 2002”. EduBourse (2021年10月19日). 2022年8月21日閲覧。
  61. ^ 大容量光ディスク「Blu-ray Disc」、ライセンス供与を開始”. Cnet Japan (2003年2月14日). 2022年7月24日閲覧。
  62. ^ Blu-ray立ち上げメンバーのThomsonがHD DVDもサポートへ”. AV Watch (2004年12月13日). 2022年7月24日閲覧。
  63. ^ トムソン・マルチメディアなど、MP3の新規格「MP3Pro」をリリース”. PHILE WEB (2001年6月15日). 2022年7月24日閲覧。
  64. ^ 従来比で圧縮率2倍の新MP3“mp3PRO”の評価版,ダウンロードが60万件を突破”. 日経XTECH (2001年6月27日). 2022年7月24日閲覧。
  65. ^ Fraunhoferなど、5.1ch対応MP3「MP3 Surround」を発表”. AV Watch (2004年12月4日). 2022年7月24日閲覧。
  66. ^ Thomson buys Grass Valley Group for $172 million”. EE Times (2001年12月14日). 2022年7月24日閲覧。
  67. ^ The Moving Picture Company Sold CGSociety (2004年12月13日)
  68. ^ a b 仏トムソン:1-6月期は赤字拡大-米広告会社PRN買収で合意”. ブルームバーグ日本語版 (2005年7月28日). 2022年7月24日閲覧。
  69. ^ Thomson to pay $285 million for PRN”. Kiosk Marketplace (2005年7月31日). 2022年7月24日閲覧。
  70. ^ Thomson invests in Paprikaas Animation Studios”. Indian Television (2007年2月13日). 2022年11月12日閲覧。
  71. ^ Thomson, Paprikaas in strategic pact with DreamWorks to set up world class studio in India”. Exchange4media (2008年1月16日). 2022年11月12日閲覧。
  72. ^ Paprikaas Rebrands as Technicolor India”. Animation Magazine (2010年5月17日). 2022年7月31日閲覧。
  73. ^ Paprikaas is now Technicolor India”. Business Standard (2013年1月21日). 2022年7月31日閲覧。
  74. ^ 欧米、アジア企業の欧州戦略(エレクトロニクス編) (PDF) 独立行政法人日本貿易振興機構、2022年7月24日閲覧。
  75. ^ Thomson, TCL create TV-DVD giant”. CNN (2003年11月3日). 2022年7月24日閲覧。
  76. ^ Thomson and TCL plan merger”. China Daily (2003年11月3日). 2022年7月24日閲覧。
  77. ^ 小寺信良の週刊「Elecric Zooma!」第188回:2005 International CESレポート【米オリジナルと新技術篇】”. AV Watch (2005年1月10日). 2022年7月24日閲覧。
  78. ^ TCLとトムソンが世界最大のテレビメーカー設立”. 人民網日本語版 (2003年11月5日). 2022年8月21日閲覧。
  79. ^ 中国電器メーカー30年の夢(2)”. 日経XTECH (2012年3月5日). 2022年8月21日閲覧。
  80. ^ TCL集団について株式会社 TCL JAPAN ELECTRONICS、2022年8月21日閲覧。
  81. ^ TCL profits switched off”. Financial Times (2005年4月19日). 2022年7月24日閲覧。
  82. ^ 【TCL集団】フランスのメーカー、トムソン(現テクニカラー)のテレビ事業を買収”. M&A Online (2018年11月5日). 2022年7月24日閲覧。
  83. ^ Videocon buys Thomson's tube business for Rs 1,200cr”. The Times of India (2005年6月29日). 2022年7月24日閲覧。
  84. ^ Videocon completes Thomson takeover”. The Economic Times (2005年10月5日). 2022年7月24日閲覧。
  85. ^ Thomson to sell its consumer electronics unit”. Financial Times (2005年12月14日). 2022年7月31日閲覧。
  86. ^ Thomson to acquire Thales multimedia unit”. EE Times (2005年12月12日). 2022年7月24日閲覧。
  87. ^ Thomson acquires Thales Broadcast & Multimedia”. Tv Technology (2005年12月21日). 2022年7月24日閲覧。
  88. ^ TCL to close TV factories in Europe”. South China Morning Post (2006年11月1日). 2022年7月24日閲覧。
  89. ^ TCL turns off TV business in Europe”. EE Times (2006年10月31日). 2022年7月24日閲覧。
  90. ^ Thomson Multimedia announces exit from remaining audio-video and accessories businesses”. Reuters (2007年10月17日). 2022年7月24日閲覧。
  91. ^ Audiovox Completes RCA-Brand Acquisition”. Twice (2008年1月3日). 2022年7月24日閲覧。
  92. ^ Thomson leaves consumer electronics altogether”. Engadget (2007年10月18日). 2022年7月31日閲覧。
  93. ^ “Thomson to Sell Grass Valley”. Tv Technology. (January 29, 2009). https://www.tvtechnology.com/article/73816 2009年1月29日閲覧。 
  94. ^ Né en 1893, le groupe français Thomson est mort, et renaît... en Technicolor”. Le Monde (2010年1月28日). 2022年7月31日閲覧。
  95. ^ PE Firm Makes Binding Offer for Grass Valley”. Tv Technology. 2011年6月9日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年7月31日閲覧。
  96. ^ Technicolor Receives a Binding Offer from the FCDE for Grass Valley Head-end Business”. Technicolor (2011年2月23日). 2022年11月12日閲覧。
  97. ^ Technicolor sells head-end business to FCDE, keeps PRN Telecompaper (2011年2月24日)
  98. ^ France's Technicolor Gets New Chairman, Seals Deal to Sell Stake to U.S. Firm The Hollywood Reporter (2012年6月21日)
  99. ^ Ericsson closes acquisition of Technicolor's broadcast services division”. Ericsson.com (3 July 2012). 2022年7月31日閲覧。
  100. ^ M-GO video on-demand movie service launches, streams to PCs, Samsung and Vizio players”. Engadget (2013年1月5日). 2022年11月12日閲覧。
  101. ^ テクニカラー発オンラインビデオサービスが、準備万端でサービス開始。ウルトラバイオレットにも対応”. PRONEWS (2013年1月7日). 2022年11月12日閲覧。
  102. ^ Cohen, David S. (2014年6月10日). “Technicolor To Acquire Visual Effects Studio Mr. X” (英語). Variety. 2019年10月18日閲覧。
  103. ^ Technicolor Acquires Mikros Image”. The Hollywood Reporter (2015年4月8日). 2022年7月31日閲覧。
  104. ^ Technicolor Acquires VFX House The Mill for $293.4M”. The Hollywood Reporter (2015年9月15日). 2022年7月31日閲覧。
  105. ^ Technicolor acquires Paris-based OuiDo Productions”. 会社サイト (2015年2月25日). 2022年7月31日閲覧。
  106. ^ Technicolor Expands Operations”. Kidscreen (2016年2月2日). 2022年7月31日閲覧。
  107. ^ “Technicolor to Buy Cisco's Set-Top Box Unit for About $600 Million”. The Wall Street Journal. (July 22, 2015). https://www.wsj.com/articles/technicolor-to-buy-cisco-set-top-box-unit-for-about-600-million-1437628660 25 July 2015閲覧。 
  108. ^ Toronto’s Cinram Group sells disc manufacturing business to Technicolor”. Canadian Plastics (2015年11月6日). 2022年7月31日閲覧。
  109. ^ Technicolor Confirms The Expansion of its Packaged Media Activities in North America”. 会社サイト (2015年11月13日). 2022年7月31日閲覧。
  110. ^ Thomson re-enters Indian consumer electronics, durables market”. Business Standard (2015年8月4日). 2022年8月2日閲覧。
  111. ^ Fandango Acquires M-GO Movie Service from Dreamworks Animation And Technicolor”. Variety (2016年1月29日). 2022年11月12日閲覧。
  112. ^ Closing of The Sale of Technicolor’s Patent Licensing Business to Interdigital” (30 July 2018). 17 March 2017閲覧。
  113. ^ Technicolor Has Received a Binding Offer for its Research & Innovation Activity From InterDigital” (11 February 2019). 17 March 2017閲覧。
  114. ^ Technicolor and Its Former CEO, Frederic Rose, Indicted on Fraud Charges in France” (18 December 2019). 2021年11月27日閲覧。
  115. ^ Milligan, Mercedes (24 June 2020). “Technicolor Files Chapter 15, Citing Pandemic (UPDATED with Statement)”. Animation Magazine. 2021年11月27日閲覧。
  116. ^ Technicolor completes debt restructuring” (2020年9月23日). 2022年8月1日閲覧。
  117. ^ Technicolor va se séparer de 30 % de ses effectifs dans le monde”. Les Echos. 2020年11月5日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年8月1日閲覧。
  118. ^ Technicolor’s Post Unit Ends 100-Year-Plus Run With Streamland Merger on May 1”. The Hollywood Reporter (2021年4月30日). 2022年7月31日閲覧。
  119. ^ Giardina, Carolyn (2021年5月19日). “Technicolor Unveils Restructure Plans, Sets Ambitious Goal for Feature Animation (Exclusive)” (英語). The Hollywood Reporter. 2022年2月22日閲覧。
  120. ^ Technicolor Merges Animation Services Under Mikros Animation Brand”. Animation World Network (2021年6月10日). 2022年7月31日閲覧。
  121. ^ MPC Episodic and Mikros VFX join forces”. MPC Episodic (2021年9月9日). 2022年7月31日閲覧。
  122. ^ The Mill and MPC Advertising Unite Under The Mill Brand”. The Mill (2022年1月22日). 2022年7月31日閲覧。
  123. ^ MPC Film, MPC Episodic and MR X Merge into MPC”. Animation World Network (2022年1月13日). 2022年7月31日閲覧。
  124. ^ Bloom, David. “Technicolor To Spin Off Visual Effects Unit As Public Company As Part Of Major Reorganization” (英語). Forbes. 2022年2月28日閲覧。
  125. ^ Technicolor to Spin Off VFX and Animation Businesses as a Publicly Traded Company”. Variety (2022年2月24日). 2022年7月31日閲覧。
  126. ^ MPC, The Mill, Mikros vont quitter le groupe Technicolor”. 3DVF (2022年3月15日). 2022年8月1日閲覧。
  127. ^ Closing of the Sale of Trademark Licensing operations” (英語). www.technicolor.com. 2022年6月2日閲覧。
  128. ^ a b Technicolor ex-TCS to become VANTIVA Technicolor presents the strategy and outlook of VANTIVA at Capital Markets Day”. 会社サイト (2022年6月13日). 2022年8月2日閲覧。
  129. ^ Technicolor to rebrand as VANTIVA”. Broadband TV News (2022年6月15日). 2022年8月2日閲覧。
  130. ^ Technicolor: Combined Shareholders’ meeting of September 6, 2022”. GlobeNewswire (2022年9月6日). 2022年11月12日閲覧。
  131. ^ Technicolor officially becomes VANTIVA”. Technicolor (2022年9月27日). 2022年11月12日閲覧。
  132. ^ Technicolor Creative Studios Spins Off As Pure-Play VFX Company In Ads, Games, Movies And More”. Forbes (2022年9月26日). 2022年11月12日閲覧。
  133. ^ Bourse : Technicolor introduit son activité d'effets visuels”. Capital (2022年9月27日). 2022年11月12日閲覧。
  134. ^ Technicolor devient officiellement Vantiva”. Boursier.com (2022年9月27日). 2022年11月12日閲覧。
  135. ^ “France's Vantiva to buy CommScope's Home Networks” (英語). Reuters. (2023年10月3日). https://www.reuters.com/markets/deals/frances-vantiva-buy-us-commscopes-home-networks-2023-10-03/ 2023年10月3日閲覧。 
  136. ^ Vantiva Finalizes the Acquisition of CommScope's Home Networks Business”. Vantiva (2024年1月9日). 2024年10月6日閲覧。
  137. ^ Jackson, Mark (2024年1月9日). “Vantiva Acquires CommScope's Home Networks Division” (英語). ISPreview UK. 2024年3月27日閲覧。
  138. ^ CommScope Announces Plans to Sell Home Networks Business to Vantiva”. CommScope (2023年10月3日). 2024年10月6日閲覧。
  139. ^ Technicolor Precision BioDevices to Manufacture Scope Fluidics’ BacterOMIC System Cartridges” (英語). www.yahoo.com. 2022年2月22日閲覧。
  140. ^ Financial Year 2020 Results”. technicolor.com (March 11, 2021). February 22, 2022閲覧。
  141. ^ Vantiva Launches First Smart Security Camera with Environmental Sensors for Self-Storage Unit Monitoring”. PR Newswire (2024年7月17日). 2024年10月6日閲覧。
  142. ^ HomeSight by VantivaVantiva
  143. ^ Vantiva enters the connected home care sector”. LightReading (2024年4月19日). 2024年10月6日閲覧。
  144. ^ Technicolor Group: A Framework for Transformation”. Technicolor Group (2024年3月27日). 2024年10月6日閲覧。
  145. ^ Technicolor to Spin Off VFX and Animation Businesses as a Publicly Traded Company”. Variety (2022年2月24日). 2024年10月6日閲覧。
  146. ^ Technicolor Games: Explore Our Services”. Technicolor Games (2022年7月21日). 2022年7月31日閲覧。
  147. ^ パイオニア、CATV関連機器事業を仏・テクニカラーに譲渡”. MOTOR CARS.jp (2017年2月6日). 2022年8月2日閲覧。
  148. ^ テクニカラージャパン株式会社株式会社グラファー
  149. ^ CATV関連機器事業の譲渡および事業譲渡のための会社分割(簡易吸収分割)についてパイオニア株式会社(2017年1月31日)、2022年8月27日閲覧。 (PDF)
  150. ^ テクニカラージャパン株式会社イエローページ - uSonar、2024年10月6日閲覧。
  151. ^ テクニカラージャパン株式会社Alarmbox企業情報
  152. ^ 会社概要”. テクニカラージャパン株式会社. 2023年6月10日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年10月6日閲覧。
  153. ^ ケーブルSTB”. テクニカラージャパン株式会社. 2023年5月29日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年10月6日閲覧。
  154. ^ THOMSON|会社情報”. 株式会社トムソン技術研究所. 2016年3月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年8月2日閲覧。
  155. ^ 株式会社トムソン技術研究所(東京都大田区)の企業情報詳細全国法人データバンク、2022年8月2日閲覧。

関連項目

[編集]

外部リンク

[編集]