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茨城県道235号下入野水戸線

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
一般県道
茨城県道235号標識
茨城県道235号下入野水戸線
総延長 10.528 km
実延長 10.497 km
制定年 1971年12月20日
起点 茨城県水戸市
終点 茨城県水戸市
接続する
主な道路
記法
国道6号
テンプレート(ノート 使い方) PJ道路
茨城県道235号下入野水戸線
水戸市笠原町(2014年1月)

茨城県道235号下入野水戸線(いばらきけんどう235ごう しもいりのみとせん)は、茨城県水戸市下入野町から同市千波町に至る一般県道である。

概要

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水戸市下入野町(茨城県道106号長岡大洗線)から北上して酒門六差路で国道6号と交差して西に向かい、水戸市千波町(茨城県道50号水戸神栖線)の千波十文字まで結ぶ水戸市内で完結する県道路線。国道50号水戸バイパスの北側に並行して位置する。本路線のバイパスに、水戸市元吉田町内の幹線道路である都市計画道路中大野中河内線が指定されている。路線名の「下入野水戸線」は、1992年に水戸市へ編入合併で消滅した常澄村の大字下入野と、常澄村編入以前の水戸市が由来となっている。

路線データ

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歴史

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1971年昭和46年)12月20日、新たな一般県道として東茨城郡常澄村大字下入野(現、水戸市下入野町)を起点とし、水戸市の終点まで至る区間を茨城県が県道路線認定した。 1995年平成7年)に、整理番号変更により現在の整理番号235となり、現在に至る。

年表

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  • 1971年昭和46年)12月20日
    • 下入野水戸線(東茨城郡常澄村大字下入野 - 水戸市、整理番号390)が路線認定される[4]
    • 道路区域を水戸市酒門町 - 同市千波町(千波十文字)とする水戸市内の区間(5.96 km)が供用開始される[2]
  • 1973年(昭和48年)11月5日常澄村内の道路区域(東茨城郡常澄村大字下入野 - 東茨城郡常澄村大字六反田、延長4.28 km)が決定し道路供用開始される[1]
  • 1983年(昭和58年)3月14日:水戸市米沢町 - 同市笠原町の道路改良バイパス(510 m)の道路区域が決定[5]
  • 1989年平成元年)9月14日:常澄村大字大場 - 大字六反田の区間(1.149 km)を道路拡幅2車線化[6]
  • 1991年(平成3年)12月5日:水戸市米沢町 - 同市笠原町の旧道(955 m)が指定解除され水戸市道に降格[7]
  • 1995年(平成7年)3月30日:整理番号390から現在の番号(整理番号235)に変更される[8]
  • 2000年(平成12年)
    • 1月27日:水戸市元吉田町(元吉田東交差点 - 元吉田十字路)の都市計画道路中大野中河内線の一部区間(約0.4 km)が開通[9]
    • 3月21日:水戸市元吉田町(元吉田十字路 - 荒谷一本松東)の都市計画道路中大野中河内線の一部区間(約0.5 km)が開通[10]
  • 2010年(平成22年)3月25日:水戸市元吉田町(荒谷一本松東) - 同市千波町のバイパス区間(930 m)が開通[11]
  • 2011年(平成23年)2月24日:水戸市元吉田町(元吉田東 - 荒谷一本松東)の旧道区間(1.013 km)が指定解除され市道に降格[12]
  • 2012年(平成24年)6月4日:水戸市酒門町(酒門六差路) - 同市元吉田町(元吉田東)に道路改良路(1.03 km)を新設する道路区域指定[13]
  • 2018年(平成30年)4月1日:水戸市六反田町 - 同市酒門町の区間を、通行する車両の高さの最高限度4.1 mの道路に指定[14]
  • 2022年令和4年)2月22日 : 水戸市元吉田町(元吉田東) - 同市酒門町(県道179号中石崎水戸線)のバイパス区間(0.8 km)が開通[15]

路線状況

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基本は全線対向2車線だが、水戸市酒門町 - 元吉田町 - 米沢町にかけて道幅が1.5車線に車線減少し、住宅街を縫うように屈曲した線形にも係らず交通量は多い。国道6号と交差する酒門六差路は、本路線の交通のボトルネックであり、常に交通渋滞が生じやすい区間である。

道路法の規定に基づき、水戸市米沢町(水戸市道交差) - 同市千波町(千波十文字交差点)間は、緊急輸送道路として機能を維持するため、災害発生時の被害拡大防止を目的に道路用地内に電柱を建てることが制限されている[16]

通称・バイパス

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  • 都市計画道路 中大野中河内線
    水戸市中大野から同市中河内町まで水戸市街を環状に結ぶ延長L=16.1 kmの整備事業中の都市計画道路。水戸中心市街部の交通分散を目的に街路改良事業として整備が進められている[17]。このうち、水戸市酒門町 - 同市千波町の区間が本県道路線として指定を受け部分供用中である[11]

地理

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起点の水戸市下入野の田園地帯から酒門町にかけて山林や畑が広がる台地である。国道6号を越えた酒門交差点より以西は水戸市南部地域となり、ほぼ平坦な台地で、一転して住宅街の続く景色へと変化する。

通過する自治体

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交差する道路

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沿線

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脚注

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注釈

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  1. ^ 幅員、曲線半径、こう配その他道路の状況により最大積載4トンの普通貨物自動車が通行できない区間。

出典

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  1. ^ a b 道路区域の決定(昭和48年11月5日 茨城県告示第1072号)・道路の供用開始(同日 茨城県告示第1073号 (PDF)”, 茨城県報 (茨城県) 第6168号: pp. pp. 2–3, (1973年11月5日) 
  2. ^ a b 道路の区域決定・道路の供用開始(昭和46年12月20日 茨城県告示第1293・1294号) (PDF)”, 茨城県報 (茨城県) 第5975号: pp. pp. 4–5, (1971年12月20日) 
  3. ^ a b c d e 『茨城県道路現況調書』令和2年3月31日現在、p. 14
  4. ^ 県道路線の認定(昭和46年12月20日 茨城県告示第1292号) (PDF)”, 茨城県報 (茨城県) 第5975号: pp. pp. 8–12, (1971年12月20日) 
  5. ^ 道路の区域変更(昭和58年3月14日 茨城県告示第440号) (PDF)”, 茨城県報 (茨城県) 第7124号: pp. pp. 2–3, (1973年11月5日) 
  6. ^ 道路の区域変更(平成元年9月14日 茨城県告示第1063号)・道路の供用開始(同日 茨城県告示第1064号) (PDF)”, 茨城県報 (茨城県) 第72号: pp. pp. 5–8, (1989年9月14日) 
  7. ^ 道路の区域の変更(平成3年12月5日 茨城県告示第1320号) (PDF)”, 茨城県報 (茨城県) 第300号: p. p. 10, (1991年12月5日) 
  8. ^ 県道の路線名および整理番号の変更(平成7年3月30日 茨城県告示第436号) (PDF)”, 茨城県報 (茨城県) 第637号: pp. pp. 8–12, (1995年3月30日) 
  9. ^ 道路の供用の開始(平成12年1月27日 茨城県告示第81号) (PDF)”, 茨城県報 第1129号: p. p. 20, (2000年1月27日) 
  10. ^ 道路の供用の開始(平成12年3月21日 茨城県告示第333号) (PDF)”, 茨城県報 (茨城県) 第1144号: p. p. 9, (2000年3月21) 
  11. ^ a b 道路の区域の変更(平成22年3月25日 茨城県告示第356号)・道路の供用の開始(同日 茨城県告示第360号) (PDF)”, 茨城県報 (茨城県) 第2166号: pp. pp. 23–25, (2010年3月25日) 
  12. ^ 道路の区域の変更(平成23年2月24日 茨城県告示第209号) (PDF)”, 茨城県報 (茨城県) 第2260号: p. p. 5, (2011年2月24日) 
  13. ^ 道路の区域の変更(平成24年6月4日 茨城県告示第653号) (PDF)”, 茨城県報 (茨城県) 第2390号: pp. pp. 9–10, (2012年6月4日) 
  14. ^ 車両制限令の規定に基づく道路の指定及び車両の通行方法の指定(平成30年3月15日 茨城県告示第280号) (PDF)”, 茨城県報 第2979号: pp. pp. 15–16, (2018年3月15日) 
  15. ^ 都市計画道路中大野中河内線(県道下入野水戸線)の一部供用開始について” (PDF). 茨城県 (2022年2月8日). 2022年2月23日閲覧。
  16. ^ 道路の占用を制限する区域の指定(平成30年3月19日 茨城県告示第299号) (PDF)”, 茨城県報 第2980号: pp. pp. 18–28, (2018年3月19日) 
  17. ^ 都市計画道路中大野中河内線”. 主要事業 街路公園事業. 茨城県土木部 水戸土木事務所. 2014年7月27日閲覧。

参考文献

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関連項目

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外部リンク

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