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茨城県道32号大子美和線

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
主要地方道
茨城県道32号標識
茨城県道32号 大子美和線
主要地方道 大子美和線
総延長 17.698 km
実延長 17.698 km
制定年 1977年2月14日
起点 茨城県久慈郡大子町北緯36度43分46.8秒 東経140度22分59.0秒 / 北緯36.729667度 東経140.383056度 / 36.729667; 140.383056 (県道32号起点)
終点 茨城県常陸大宮市北緯36度39分47.5秒 東経140度18分7.7秒 / 北緯36.663194度 東経140.302139度 / 36.663194; 140.302139 (県道32号終点)
接続する
主な道路
記法
国道118号
テンプレート(ノート 使い方) PJ道路

茨城県道32号大子美和線(いばらきけんどう32ごう だいごみわせん)は、茨城県久慈郡大子町から常陸大宮市に至る県道主要地方道)である。

概要

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大子町を通る国道118号の頃藤交差点より西へ分岐して、同町栃原から南へ方向を変え常陸大宮市美和地区へ至る幹線道路。常陸大宮市・大子町境の通称タバッコ峠を挟んで常陸大宮市側は那珂川支流の緒川の源流域、大子町側は久慈川支流の大沢川の源流域という正に分水嶺越えをする路線である。ほぼ全区間が八溝山地の山間部で数軒規模の小さな集落が散在している。

比較的地形の緩やかな常陸大宮市側は道路改修が進んでいるが、大子町側は改修は半分程度に留まっている。

路線データ

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全ての座標を示した地図 - OSM
全座標を出力 - KML

歴史

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1977年昭和52年)2月14日、前身にあたる県道上金沢頃藤線(整理番号197)の一部区間(久慈郡大子町大字頃藤 - 大字栃原)と、県道高部栃原線(那珂郡美和村大字高部 - 久慈郡大子町大字栃原、整理番号201)を廃止[3]・統合して主要地方道に昇格し、起点を久慈郡大子町、終点を那珂郡美和村とする県道大子美和線(整理番号47)として路線認定された[4]。のちの1995年(平成7年)に、茨城県道の路線の再編成が行われたときに、整理番号32に変更されて現在に至る。

年表

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  • 1959年昭和34年)10月14日:前身にあたる県道上金沢頃藤線(大子町上金沢 - 同町頃藤、図面対照番号138)と、県道高部栃原線美和村高部 - 大子町栃原、図面対照番号142)が路線認定される[5]
  • 1977年(昭和52年)
    • 2月14日
      • 主要地方道大子美和線(整理番号47)として路線認定[4]
      • 道路区域が、久慈郡大子町大字頃藤 - 那珂郡美和村大字高部(18.0163 km)に決定する[1]
      • 同時に、県道上金沢頃藤線(整理番号197)、県道高部栃原線(整理番号201)が廃止される[3]
    • 9月8日:那珂郡美和村大字高部地内で狭隘道路(1.2 km)を拡幅改良する道路区域に指定[6]
  • 1986年(昭和61年)
    • 8月18日:那珂郡美和村大字高部地内の狭隘な旧道区間(540 m)が指定解除され美和村道へ降格[7]
    • 12月25日:那珂郡美和村大字高部の道路改良バイパス道路(約0.5 km)が開通[8]
  • 1988年(昭和63年)11月21日:美和村大字高部地内の狭隘な旧道(691 m)が指定解除され美和村道へ降格[9]
  • 1993年平成5年)5月11日 - 建設省から、県道大子美和線が大子美和線として主要地方道に指定される[10]
  • 1995年(平成7年)3月30日:整理番号47から現在の番号(整理番号32)に変更される[11]
  • 2003年(平成15年)6月9日:久慈郡大子町大字頃藤地内で久慈川を渡る旧道(644 m)が指定解除され大子町道に降格[12]
  • 2023年令和5年)6月22日:久慈郡大子町大字大沢で狭隘道路を改良する道路区域(960 m)を指定[13]

路線状況

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全区間が1.5〜2車線の道路で、大子町栃原地区からタバッコ峠付近と終点・高部地区集落の各一部に幅員狭小区間がある。国道118号国道293号と八溝山地越えで連絡する主要地方道のひとつに位置づけられるが、通行量は少なく沿線過疎地域の生活道路となっている。2014年現在、大子町頃藤地区の一部区間で拡幅と線形改良の道路工事が進められている。

道路施設

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  • 上小川橋(久慈川、大子町上小川)

地理

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通過する自治体

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交差する道路

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茨城県道32号大子美和線
常陸大宮市高部(2012年5月)

沿線にある施設など

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脚注

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注釈

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  1. ^ 幅員、曲線半径、こう配その他道路の状況により最大積載4トンの普通貨物自動車が通行できない区間。

出典

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  1. ^ a b c 道路区域の決定(昭和52年2月14日 茨城県告示第149号の3) (PDF)」『茨城県報』第6502号、茨城県、9-10頁、1977年2月14日。 
  2. ^ a b c d e 『茨城県道路現況調書』令和2年3月31日現在、p. 5
  3. ^ a b 県道路線の廃止(昭和52年2月14日 茨城県告示149号の2) (PDF)」『茨城県報』第6502号、茨城県、7-9頁、1977年2月14日。 
  4. ^ a b 県道路線の認定(昭和52年2月14日 茨城県告示149号) (PDF)」『茨城県報』第6502号、茨城県、5-7頁、1977年2月14日。 
  5. ^ 県道路線認定(昭和三十四年十月十四日 茨城県告示第九百一号) (PDF) ,茨城県報 号外(1959年(昭和34年)10月14日)より
  6. ^ 道路の区域変更(昭和52年9月8日 茨城県告示1005号) (PDF)」『茨城県報』第6561号、茨城県、12頁、1977年9月8日。 
  7. ^ 道路の区域変更(昭和61年8月18日 茨城県告示1126号) (PDF)」『茨城県報』第7476号、茨城県、8頁、1986年8月18日。 
  8. ^ 道路の区域変更(昭和61年4月24日 茨城県告示654号) (PDF)」『茨城県報』第7443号、茨城県、14頁、1986年4月24日。 
  9. ^ 道路の区域変更(昭和63年11月21日 茨城県告示第1545号) (PDF)」『茨城県報』第7709号、茨城県、4頁、1988年11月21日。 
  10. ^ s:道路法第五十六条の規定に基づく主要な都道府県道及び市道 - 平成五年五月十一日建設省告示第千二百七十号、建設省
  11. ^ 県道の路線名および整理番号の変更(平成7年3月30日 茨城県告示第436号) (PDF)」『茨城県報』第637号、茨城県、8-12頁、1995年3月30日。 
  12. ^ 道路の区域の変更(平成15年6月9日 茨城県告示第927号) (PDF)」『茨城県報』第1473号、茨城県、15頁、2003年6月9日。 
  13. ^ 道路の区域の変更(令和5年6月22日 茨城県告示第806号)」『茨城県報』第418号、茨城県、16–17頁、2023年6月22日http://soumu.pref.ibaraki.jp/file/PDF/2023/202306/n418.pdf 

参考文献

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関連項目

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外部リンク

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