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* 『ギリシア悲劇 III エウリピデス(上)』([[中山恒夫]]ほか訳、ちくま文庫) (ISBN 4-480-02013-6) |
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* 『ギリシア悲劇 IV エウリピデス(下)』([[岡道男]]ほか訳、ちくま文庫) (ISBN 4-480-02014-4) |
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* [[ロバート・グレーヴス]]『ギリシア神話』(上・下、[[高杉一郎]]訳、[[紀伊國屋書店]]) |
* [[ロバート・グレーヴス]]『ギリシア神話』(上・下、[[高杉一郎]]訳、[[紀伊國屋書店]]) |
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* [[カール・ケレーニイ]]『ギリシアの神話』(「神々の時代」・「英雄の時代」、[[高橋英夫 (評論家)|高橋英夫]]訳、[[中央公論社]]) |
* [[カール・ケレーニイ]]『ギリシアの神話』(「神々の時代」・「英雄の時代」、[[高橋英夫 (評論家)|高橋英夫]]訳、[[中央公論社]]) |
2021年11月15日 (月) 10:33時点における最新版
カパネウス(古希: Καπανεύς, Kapaneus, ラテン語: Capaneus)は、ギリシア神話に登場する人物である。テーバイ攻めの七将の一人[1]。
ヒッポノオスと[1][2][3]タラオスの娘メティディケーの息子[4]。あるいはアルゴス王アレクトールの子で、イーピスと兄弟[5]。妻はイーピスの娘エウアドネーである[6]。2人の息子ステネロスはエピゴノイの1人で[7]、トロイア戦争にも参加した[8]。
神話
[編集]アドラストスが召集したテーバイ攻めに参加して7つの門のうちオーギュギアイ門を攻めた[9]。アイスキュロス作『テーバイ攻めの七将』やエウリピデース作『フェニキアの女たち』ではエーレクトライ門を攻めている。アイスキュロスでは、カパネウスは「ゼウスの雷も私を止めることはできない。稲妻など真昼の暑さくらいなものだ」と豪語したとされる。しかし、カパネウスが攻城梯子を使って城壁を乗り越えようとしたところをゼウスに雷霆を撃たれて死んだ[10]。
カパネウスの火葬のとき、カパネウスの妻エウアドネーは燃えさかる火葬壇に身を投げて夫とともに焼かれた。アポロドーロスによると、ステーシコロス『エリピューレー』でカパネウスは、アスクレーピオスによって蘇生した一人とされている[11]。
系図
[編集]
脚注
[編集]参考書籍
[編集]- アポロドーロス『ギリシア神話』(高津春繁訳、岩波文庫)
- 『ギリシア悲劇 I アイスキュロス』(高津春繁ほか訳、ちくま文庫) (ISBN 4-480-02011-X)
- 『ギリシア悲劇 III エウリピデス(上)』(中山恒夫ほか訳、ちくま文庫) (ISBN 4-480-02013-6)
- 『ギリシア悲劇 IV エウリピデス(下)』(岡道男ほか訳、ちくま文庫) (ISBN 4-480-02014-4)
- パウサニアス『ギリシア記』(飯尾都人訳、龍溪書舎)
- ロバート・グレーヴス『ギリシア神話』(上・下、高杉一郎訳、紀伊國屋書店)
- カール・ケレーニイ『ギリシアの神話』(「神々の時代」・「英雄の時代」、高橋英夫訳、中央公論社)
- R・L・グリーン『ギリシア神話 テーバイ物語』(眞方陽子訳、ちくま文庫) (ISBN 4-480-02592-8)