コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

国鉄T65形コンテナ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
国鉄T65形コンテナ
基本情報
種別 タンクコンテナ
所有者 日本国有鉄道(国鉄)
製造メーカー 富士重工業
製造年 1968年昭和43年)
製造数 9個
形式消滅年 1985年(昭和60年)
主要諸元
外面色 黄緑6号
専用種別 鉱物油
全長 3,240 mm
全幅 2,300 mm
全高 1,900 mm
タンク材質 普通鋼(一般構造用圧延鋼材)
荷重 4.4 t
内容積 4.0 m3
自重 2.4 t
テンプレートを表示

国鉄T65形コンテナ(こくてつT65がたコンテナ)は、日本国有鉄道(国鉄)が1968年昭和43年)度に製造した、鉄道輸送用一種規格[注 1](11 ftタンクコンテナである。

概要

[編集]

1968年(昭和43年)度に鉱物油専用[注 2]クレーン取り扱いタンクコンテナとして富士重工業にて9個が製作された。

直円筒形のタンク体は、普通鋼(一般構造用圧延鋼材)製で接液面は鉛ホモゲン加工が施された。タンク体は、法規制により前後に2室に分割され、前後室それぞれに直径450 mmマンホールが設けられた。マンホール蓋は、ステンレス鋼製のため無塗装であった。寸法関係は全長3,240 mm、全幅2,300 mm、全高1,900 mm、荷重4.4 t、自重2.4 t、容積は4.0 m3である。

1985年(昭和60年)度に最後まで使用された1個が廃止され形式消滅した。

注釈

[編集]
  1. ^ ※この規格は1996年(平成8年)に改訂され現在の一種規格とは異なる。
  2. ^ ※設計時の専用種別は塩化ベンジルである。

出典

[編集]

参考文献

[編集]
  • 貨車技術発達史編纂委員会(編著)『日本の貨車 技術発達史 明治5(1872)年〜平成16(2004)年』社団法人日本鉄道車輌工業会、2008年3月。全国書誌番号:21465967 
  • 吉岡心平『国鉄コンテナのすべて』 下、ネコ・パブリッシング〈RM LIBRARY 122〉、2009年11月。ISBN 978-4-77705265-3 

関連項目

[編集]