囲碁九品
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囲碁九品(いごくぼん)は、囲碁用語で、囲碁の九つの段位の各々に相応しい品格を示すもの。
解説
[編集]囲碁の九段~初段に対応する品格は以下の通り。
- 入神:(九段、名人)棋聖の域に達した者の品格。
- 坐照:(八段、準名人)坐ればたちまち盤を照らす実力者の品格。[1]
- 具体:(七段、上手)完全ではないが実戦では攻守ともに強い者の品格。
- 通幽:(六段)碁によく通じ、碁の妙を知り尽くした者の品格。
- 用智:(五段)もっぱら智に頼る者の品格。
- 小巧:(四段)布石、中盤、終盤、その他万事の巧者の品格。
- 闘力:(三段)力だけで相手を倒す者の品格。
- 若愚:(二段)力不足だが、弱そうで強い所のある者の品格。
- 守拙:(初段)力が弱いので定石を守り、戦いを退ける者の品格。
備考
[編集]- 出典は『玄玄碁経』の皇祐中学士張擬撰「碁経十三篇」の第一二篇。
- 初段を認められることを入品(にゅうぼん)という。
脚注
[編集]- ^ 最高段位ともされる。
参考文献
[編集]- 橋本宇太郎『玄玄碁経』山海堂、1976 p26