バカ八
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バカ八(ばかはち)は、囲碁用語の一つで、8目の空点を囲んでいるが、ダメヅマリになると手入れが必要な形[1]。8目もの空点を囲んでいるのに、ダメヅマリになって手を抜くと相手から先手でセキにされて地がなくなることから付けられた蔑称で、正式には隅の八目または隅の板八というべき形[2]。
概要
[編集]第1図
第1図の黒がバカ八と呼ばれる形。黒がダメヅマリのため、黒はaかbに手を入れて7目の地とする。この手入れより他に大きい所があれば黒は手を抜くが、白から第2図の手段が生じて地がなくなる。
第2図
白1が筋で黒2以下黒6までの手順でセキになり(黒6でcに打てない)、黒地がなくなる。
黒2で5か6でもセキになる[3]。
脚注
[編集]参考文献
[編集]- 武宮正樹監修、塚本惠一著『読むだけで強くなる 詰碁の鉄人』株式会社毎日コミュニケーションズ、2007年
- 林裕『囲碁百科辞典』金園社、1975年