利用者:菊地 英仁/千葉駅
千葉駅 | |
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ファイル:千葉駅東口.JPG | |
ちば Chiba | |
所在地 | 千葉市中央区新千葉一丁目 |
所属事業者 |
東日本旅客鉄道(JR東日本・駅詳細) 千葉都市モノレール(駅詳細) |
乗換 | 京成千葉駅(京成千葉線) |
千葉駅(ちばえき)は、千葉県千葉市中央区新千葉一丁目にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)・千葉都市モノレールの駅である。
利用可能な鉄道路線
[編集]- 東日本旅客鉄道(JR東日本)
- 千葉都市モノレール
特徴
[編集]JR東日本
[編集]当駅は、正式には総武本線と外房線のみの駅であるが、多数の路線系統の列車が乗り入れている。
- 総武本線は当駅を境に東京・船橋方面は複々線となっており、緩急分離運転を実施している。詳細は総武快速線、中央・総武緩行線の記事を参照されたい。
- 外房線経由で大網駅から東金線成東駅へ直通する列車と、総武本線・成田線経由で香取駅から鹿島線鹿島神宮駅へ直通する列車とがある。
- 成東駅へは大網経由でも八街経由でも行ける。大網経由では約1km短く3分程早いが、直通列車が少なく大網駅での乗り換えが必要なことが多いため、八街経由で向かう人が多い。
- 銚子駅へは成田線、総武本線共に20駅で同じだが、総武本線の方が約14kmも短く約20分早く到着する。
- 当駅を通過する営業列車は、特急成田エクスプレスのみである(朝夕の一部列車は停車)。通過する成田エクスプレスは運行本数が多いために、当駅を通る特急列車全体については、停車する本数よりも通過する本数の方が多い。
千葉都市モノレール
[編集]- 1号線と2号線の乗換駅であり有人駅である。モノレール同士の乗換駅としては日本国内ではこの千葉駅と大阪モノレールの万博記念公園駅のみである。
駅構造
[編集]JR東日本
[編集]JR 千葉駅 | |
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改札口入口 | |
ちば Chiba | |
所在地 | 千葉市中央区新千葉一丁目1-1 |
所属事業者 | 東日本旅客鉄道(JR東日本) |
電報略号 | チハ |
駅構造 | 地上駅・高架駅 |
ホーム | 5面10線 |
乗車人員 -統計年度- |
106,434人/日(降車客含まず) -2009年- |
開業年月日 | 1894年(明治27年)7月20日 |
乗入路線 6 路線 | |
所属路線 |
■総武本線(稲毛方■快速線) (■成田線直通含む) |
キロ程 | 39.2 km(東京起点) |
◄稲毛 (3.3 km) (0.9 km) 東千葉► | |
所属路線 |
■総武線(各駅停車) (正式には総武本線) |
キロ程 | 39.2 km(東京起点) |
◄西千葉 (1.4km) | |
所属路線 |
■外房線 (■内房線直通含む) |
キロ程 | 0.0 km(千葉起点) |
(1.4km) 本千葉► | |
備考 | みどりの窓口 有 |
島式ホームが5面10線と、貨物用の線路が1線(0番線、2009年3月14日ダイヤ改正より使用停止)ある。1-6番線と7-10番線は、東側で駅ビル(駅本屋を兼ね、デパート「ペリエ」ファッション館が入っている)に裂かれる様に分かれている。そのため、東側では5・6番線ホームと7・8番線ホームの距離が離れている。台地の斜面に位置しているため、西千葉駅・稲毛駅方向では地上であるが、本千葉駅・東千葉駅方向は高架となっている。駅がこのような型になった理由については、「歴史」を参照。
1-6番線と7-10番線の二又の間にあるのが東口改札口(いわゆる表口)で、駅ビルと一体化している。コンコースは1階にあり、東口と中央部の二つの乗換通路及び5・6番線と7・8番線間の連絡通路で構成されている。乗換通路と接続する部分のホームは高架である。中央通路とホームの間にはエスカレーターとエレベーターが設置されている。車椅子用トイレは東口通路1・2番線側と中央通路7・8番線と9・10番線間の成田よりにある。鉄道警察隊は東口通路7・8番線と9・10番線間の東京よりにある。また、稲毛駅方向の高架橋には西口改札口があり、西口と北口に接続している。
なお、JR東日本千葉支社は、2008年9月18日に、千葉駅とペリエ1となっている千葉駅ビルの建て替えを発表している(後述)[1]。2010年7月現在、駅構内のほとんどの店舗が閉店され本格的に工事が始まり、通路に天窓が建設され、7・8番線の一部階段が閉鎖し使用できなくなっている他、西口改札外の歩道橋がすでに建て替えられている。
のりば
[編集]1・2 | ■総武線(各駅停車) | 西船橋・錦糸町・秋葉原・新宿方面 |
3・4 | ■内房線 | 蘇我・木更津・館山方面 |
■総武線(快速) | 船橋・錦糸町・東京・横浜方面 | |
5・6 | ■外房線 | 蘇我・上総一ノ宮・勝浦・東金方面 |
■総武線(快速) | 船橋・錦糸町・東京・品川方面 | |
7・8 | ■総武本線 | 佐倉・成東・八日市場方面 |
■総武線(快速) | 船橋・錦糸町・東京・横浜方面 | |
9・10 | ■成田線 | 佐倉・成田・成田空港・佐原・鹿島神宮方面 |
■総武線(快速) | 船橋・錦糸町・東京・横浜方面 |
総武本線の下り本線は10番線、上り本線は7番線。この両ホームを成田エクスプレスが通過し、発車表示機には「▲NEXの通過」(▲は成田エクスプレスのシンボルマーク)と表示される。
発車番線
[編集]線路の配線状況により、1 - 6番線の線路と7 - 10番線の線路は東側では一切交差していない。そのため、直通先が多岐に渡っている総武快速線(快速・特急列車)は、東京方面行の快速電車は終日に渡って3-10番線からランダムに発車している。 その上、当駅以東・以南各方面へ行く運転系統自体は番線が固定化され、ホーム毎に「総武本線」(八日市場・銚子方面)や「成田線」「内房線」「外房線」と振り分け案内されている事がより判りにくくしていたため、以上の各ホーム案内サインに「総武線(快速)東京方面」を後から追加併記した。しかし、総武快速線の番線固定化はできないため、本質的な改善が達成された訳ではない。
このような事情から、利用の際には、その都度コンコースのLEDの発車標を確認する必要がある。そのため、総武快速線専用のLED発車標も存在し、「東京・横浜方面」と記載されている(特急「あずさ」3号・30号と特急「しおさい」16号は東京駅へ行かず錦糸町駅発車後から緩行線に入り御茶ノ水駅通過後中央快速線に至り新宿駅へ向かう)。
発車ベル
[編集]当駅では、1988年(昭和63年)8月8日から発車ベル(当時主流の電子音のピロピロピロという音)を全面廃止し、各方面への始発駅だった事もあって、マスメディアにも大きく取り上げられた(現在も発車メロディを含めて鳴らしていない)。後に、JR駅の発車ベルが電子音からメロディに変わるきっかけともなった。1・2番線は接近時と発車前に仙石型の放送が流れ、3-10番線は当務駅長から車掌への出発指示合図の電子音ではないベル(ジリジリジリジリンという音)のみが流れてドアが閉まる。
なお、中央・総武線各駅停車(千葉 - 三鷹間)と横須賀・総武快速線(千葉 - 東京 - 久里浜間)の全区間は、ATOSが導入されているが、駅の西千葉・稲毛寄りに出発指示器が設置されている他は、発車標を含めて設置されていない。これは、東海道本線の熱海駅と同様である。
その他
[編集]千葉以東・以南方面の普通列車に使用する電車は、基本的に総武本線と成田線が211系(一部は113系もしくは209系転用改造車で運行)、内房線と外房線が113系(一部は211系もしくは209系転用改造車で運行)なので、誤乗防止のために各路線の方向幕にラインカラーが設けられている。209系転用改造車は3色タイプのLED表示に改造されているため、前面には路線名のみ、側面には路線名のみと路線名+行き先の交互表示となっている。
また、総武本線と成田線には、いずれも銚子行があるが、これも誤乗しやすいので211系もしくは209系転用改造では前面には路線名のみを表示し、側面には路線名を併記、113系では行先の下に「八日市場回り」や「成田回り」と表示されている。成東行きも大網経由と佐倉・八街経由とがある。さらに、内房線と外房線にも安房鴨川行があり、この場合は「木更津回り」や「勝浦回り」となっている。
千葉都市モノレール
[編集]千葉都市モノレール 千葉駅 | |
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ホーム(2008年9月) | |
ちば Chiba | |
所在地 | 千葉市中央区新千葉一丁目1-1 |
所属事業者 | 千葉都市モノレール |
駅構造 | 高架駅 |
ホーム | 2面4線 |
乗車人員 -統計年度- |
10,851人/日(降車客含まず) -2008年- |
開業年月日 | 1991年(平成3年)6月12日 |
乗入路線 2 路線 | |
所属路線 | ■1号線 |
キロ程 | 1.5 km(千葉みなと起点) |
◄市役所前 (0.8 km) (0.5 km) 栄町► | |
所属路線 | ■2号線 |
キロ程 | 0.0 km(千葉起点) |
(1.1km) 千葉公園► |
島式ホーム2面4線の高架駅。JR千葉駅の東口前にある。2階には、ペリエ2階との通路がある。3階(コンコース階)には、改札口、駅事務室、車椅子対応トイレがある。4階(ホーム階)にホームがある。各階間にはエスカレータがあり、この内3階と4階間にあるものは車椅子対応である。また、地上と3階、3階と4階間に車椅子対応エレベーターもある。3階には京成千葉線京成千葉駅への乗換口、そごう千葉店4階、センシティタワー4階との通路もある。
なお、開業から現在の駅舎ができるまでは、千葉公園駅方向に約100mよりの仮駅であったが、千葉みなと駅までの延伸時に現在の駅舎へ移行した。仮駅時代は、現在の駅舎の手前まで線路が延びていたため、それを利用して引き上げ線として使用、同時にホームも乗車専用と降車専用に分けていた。
のりば
[編集]1 | ■1号線 | 葭川公園・県庁前方面 |
2 | ■2号線 | スポーツセンター・動物公園・千城台方面 |
3 | ■2号線 | 市役所前・千葉みなと方面 |
4 | ■1号線 |
利用状況
[編集]JR東日本 - 1日平均乗車人員 106,434人(2009年度、前年度比99.4%)。JR東日本では第29位。
千葉都市モノレール - 1日平均乗車人員 10,851人(2008年度)[2]
- 千葉都市モノレールの駅では、18駅中1位である。
駅弁
[編集]JR千葉駅構内で、万葉軒が各種駅弁の販売を行っている。主な駅弁は下記の通り[3]。
- 焼肉弁当
- 万葉弁当
- 千葉元気豚めし
- どんとまつり寿司
- 銚子さんまのさいきょう寿司
- 若潮弁当
- やきはま弁当
- 沖じめ鰯づくし
- 蛤豚之助(はまぐりとんのすけ)
- 下総上総
- 漁り弁当
- やきはま丼(はまぐり型の陶製容器が特徴)
- 大漁万祝弁当
なお、万葉軒は食堂も営業している。
駅周辺
[編集]当駅は千葉市中心部の北西端に位置し、東口より南東方の中央公園、千葉パルコなどの「中央」方面に向かう広い通り「千葉駅前大通り」が伸びる。 これは、1963年の千葉駅の現在地への移転にあわせ、周辺区画と共に整備されたもので、デパートやオフィスビルなど大きめのビルがある。 中央公園付近は千葉都市モノレール1号線葭川公園駅が最寄駅である。
駅前にはデパートやショッピングセンターなどのビルが建ち、駅前に限っては「繁華街」と言うよりも駅前ビル群である。
その他、全般的に大小のビルが多い。 但し、位置と構造の関係上、北口と西口は東口と比べ人出が少ない。 北口は、整備され、ロータリーなど道路網も改善されているほか、高等学校や大手予備校もあり学生は比較的多いが、賑わいはそれほどない。
東方向の先は歓楽街でもある「栄町」、南東方向は中心部の繁華街(富士見・中央)、北方向(弁天)と西方向(新千葉)は駅から離れると住宅街で、南方向(新町・新田町・新宿)はビルなどが混在する地域となっている。 栄町は、千葉都市モノレール1号線栄町駅が最寄駅であるが、当駅から徒歩でも近い。 しかし、千葉市民会館など旧千葉駅付近は、東千葉駅が最寄駅である。
西方向の住宅街は、新千葉二丁目南部など京成新千葉駅が最寄駅となる場所もある。
駅前広場は東口と北口にあり、各々バス・タクシー乗り場があるが、東口前のバスターミナルは規模が大きく、県都中心駅の性格を表している。
県庁・千葉県警察本部や千葉地方裁判所・千葉地方検察庁など国や県の機関とその関連施設は、歴史的に千葉市の中心部である京成千葉中央駅から本千葉駅にかけての一帯の東側、「長洲」や「市場町」にある。 千葉駅からは徒歩で約20分かかるため、千葉都市モノレール1号線県庁前駅(→県庁舎、県警本部)・葭川公園駅(→千葉地検、千葉地裁)、本千葉駅→(県警本部、県庁舎)からの徒歩か、千葉駅から千葉中央バスや小湊鐵道バスなどの路線バスを利用するほうが便利である。
バス
[編集]千葉駅バスのりばを参照。
東口
[編集]JR東口・モノレール駅前。
新千葉一丁目 - 駅前広場周辺
- ペリエ - 駅ビル(ファッション館)、外房線高架下(ファッションストリート)、総武本線高架下(カーニバル)
- JR駅舎東口南(外房線)寄り
- 駅レンタカー千葉営業所
- JR駅舎東口北(総武本線)寄り
- 千葉市役所千葉駅連絡所
- モノレール駅3階(コンコース階)
- 広場北寄り
新町 - 京成千葉駅周辺
- 京成千葉駅(国鉄分割民営化前は「国鉄千葉駅前」駅)
- そごう千葉店
- オーロラモールジュンヌ
- センシティタワー
東口からの各方面
[編集]※栄町駅付近は栄町駅周辺も参照。
富士見一丁目 - 千葉駅前大通り北東側
- NOVA千葉駅前校
- 千葉市文化交流プラザ(京葉銀行文化プラザ)(旧:ぱ・る・るプラザ千葉)
- 千葉駅東口郵便局
- 駿台予備校千葉校
- 千葉アジア会館
- デイリーヤマザキ勝山店
- 千葉興業銀行千葉駅前支店
- 中央三井信託銀行千葉支店
- 住友信託銀行千葉支店
- 京葉銀行本店営業部
- NTT東日本フレッツショールーム
- 野村證券千葉支店
- 岡三証券千葉支店
- 千葉駅前大通り郵便局
富士見二丁目 - 千葉駅前大通り南西側
- C-one(シーワン)- 高架下ショッピングモール。ペリエファッションストリートから続いて、Mio(ミーオ:千葉中央駅のショッピングセンター)までつながっている。雨の日は濡れずに、夏の暑い日や冬の寒い日は外気を避けることができるので、千葉駅 - 千葉中央駅の抜け道にも利用可能である。徒歩15分程度。
- JTB千葉支店
- 千葉銀行千葉駅前支店
- 三井住友銀行千葉支店
- 大和証券千葉支店
- 塚本大千葉ビル
- ヨドバシカメラ千葉店
- 三菱東京UFJ銀行千葉支店
- 三菱東京UFJ銀行千葉中央支店(ブランチインブランチ)
- 千葉銀行千葉プラザ出張所
- 東京スター銀行千葉支店
- あおぞら銀行千葉支店
- ザ・ダイソー千葉駅前店
- 三省堂書店カルチャーステーション千葉店
- 東京リーガルマインドLEC千葉本校
- NHK文化センター千葉教室
- 千葉三越
- QB HOUSE千葉駅前店
- ファミリーマート富士見2丁目店
- マクドナルド富士見町店
- ケンタッキーフライドチキン千葉三越店
- 東京電力千葉支店
- Switch! Station(電化ショールーム)
- 英会話&留学 英会話喫茶イーミックス千葉校
- 飲食店、ファストフード店、居酒屋などは駅前通りよりも南側の外房線・京成線沿いに多い。
中央
新町
- ハローワークちば駅前プラザ
- レクサス千葉中央
- 千葉新町郵便局
- デイリーヤマザキ千葉新町店
- 三菱UFJモルガン・スタンレー証券千葉支店
- いちよし証券千葉支店
新田町
北口
[編集]JR「西口」改札口を出て右方向の出入口。
東口から総武本線(銚子方面)高架下をくぐり北側に出られる通路がある。左折すると北口へ行く事ができる。
松波一丁目
- 千葉サイクル会館
- クラーク記念国際高等学校千葉キャンパス
弁天一丁目
- 千葉社会保険事務局
- LES MUES レミュー美容室
- スーパーホテル千葉駅前
- 千葉信用金庫千葉駅北口支店
- 渋谷高等学院千葉校
- 中央労働金庫千葉支店
- 全労済千葉県本部会館
- セブン-イレブン千葉駅北口店
- ファミリーマート千葉駅北口店
- 東進ハイスクール千葉校
- ときわスポーツ千葉店
- 千葉市立弁天小学校
- 海鮮の國波奈本店
弁天二丁目
- 植草学園大学附属高等学校
- ジャパレン千葉駅前営業所
西口
[編集]JR「西口」改札口を出て左方向の出入口。
東口から外房線高架下をくぐり右折すると西口へ行く事ができる。
※新千葉駅付近は新千葉駅も参照。
新千葉一丁目
- 東日本旅客鉄道千葉支社
- 日本貨物鉄道関東支社千葉営業支店
- ホテルサンシティ千葉
- バーディーホテル千葉
- ジオス千葉校
新千葉二丁目
- セブン-イレブン千葉駅西口店
- ローソン新千葉二丁目店
- 千葉調理師専門学校
- 千葉日建工科専門学校
- 千葉美術予備校
新千葉三丁目
- 千葉県農業会館
- 日本バプテスト・バイブル・フェローシップ千葉バイブル・バプテスト教会
- 明聖高等学校千葉校舎
西口再開発事業
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JR千葉駅の西口地区では、長らく再開発が予定されている。事業主体である千葉市は、千葉県が管理処分計画を認可したのを受け、事業地内にある既存の建物の解体に着手。東口に集中する交通機能などを西口に分散させ、臨海部や千葉港エリアへのアクセス向上を図るため、1990年より再開発事業が進められていたが、バブル崩壊のあおりを受け、地権者との交渉が難航していた。2008年度中に再開発ビル建築事業者を選定し、2009年度より工事に着手し、2011年度中に事業完了を目指していた。
民間事業者が建設し保留床を取得する「特定建築者制度」で開始され、2008年12月までに建設業者2社が名乗りを上げ応募したが、その後、経済情勢の悪化により1社が辞退を表明し、もう1社も期限までに提案書を提出しなかった[4][5]。2010年1月15日を締切に千葉市は再公募を始め、締切日までに2社からの応募があった[6]。しかし、2009年度より始まる予定だった再開発事業は当初予定より大幅に遅れる見込みである。
概要
[編集]- 名称:千葉駅西口地区第二種市街地再開発事業
- 所在地:千葉市中央区新千葉1・2丁目
- 地域・地区:商業地域、高度利用地区
- 計画形態
- A1街区:1,355m²(410.3坪)特定建設業者 建物用途:店舗・事務所・駐車場
- A2街区:1,388m²(420.29坪)特定建設業者 建物用途:店舗・ホテル・駐車場
- A3街区:465m²(140.8坪)権利床及び保留床 建物用途:店舗・事務所
歴史
[編集]1963年(昭和38年)に現在地に移転するまでは、約800m東千葉駅よりの場所にあり、佐倉駅・銚子駅方面から船橋駅・東京方面と蘇我駅・安房鴨川駅方面の二又に分かれていた。そのため船橋駅・東京方面と蘇我駅・安房鴨川駅方面を結ぶ直通列車は、当駅でのスイッチバックを余儀なくされていた。現在は船橋駅・東京方面から蘇我駅・安房鴨川駅方面と佐倉駅・銚子駅方面の二又に分かれる線形に改良されたが、駅全体がV字状になっているのはその名残である。千葉近隣の駅では大網駅も同様の変遷をたどっている。駅前広場も当時は非常に狭く、バス路線の大半は駅より離れた「要町」での発着となっていた。栄町は当時の千葉駅前から県庁へのメインストリートにあたり、繁華街であった(→千葉市を参照)。現在では千葉市民会館の近くに石碑が残っている。
- 1894年(明治27年)7月20日 - 総武鉄道の駅として開業。一般駅。
- 1896年(明治29年)2月25日 - 房総鉄道が乗り入れ。
- 1907年(明治40年)9月1日 - 総武鉄道・房総鉄道が国有化、国有鉄道の駅となる。
- 1963年(昭和38年)4月28日 - 現在地に移転し、スイッチバック解消。同時に一部高架化、ホームは4面8線で総武本線と成田線が共用だった。
- 1975年(昭和50年)5月10日 - 貨物の取扱を廃止(旅客駅となる)。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により、JR東日本の駅となる。
- 1991年(平成3年)6月12日 - 千葉都市モノレール2号線開業。当初は約100m千葉公園駅よりの仮駅だった。
- 1995年(平成7年)8月1日 - 千葉都市モノレール1号線開業。本駅もこの時に開業。
- 2001年(平成13年)11月18日 - JR東日本でICカードSuica供用開始。
- 2009年(平成21年)3月14日 - 千葉都市モノレールでPASMOを導入。
駅舎・駅ビルの建替え
[編集]- JR東日本は駅ビル「ペリエ」の建て替えを検討していることが、千葉市の平成19年第1回定例会で明らかになった。JR側も2009年12月の定例社長会見(12月8日)で駅舎・駅ビルの立て替えを表明し、2015年度に駅舎を、2016 - 2017年度にかけて駅ビル・駅ナカを開業させる予定であることを明らかにした[7][8]。
隣の駅
[編集]- 東日本旅客鉄道
- ■総武線(快速)
- ■総武線(各駅停車)
- 西千葉駅 - 千葉駅
- ■総武本線・■成田線
- ■外房線・■内房線
出典・参考
[編集]- ^ 『JR千葉駅建て替えへ 10年度までに着工 橋上化で歩きやすく』 - 千葉日報 2008年9月19日
- ^ 出典は千葉市統計書
- ^ JR時刻表2010年8月号(交通新聞社刊)529ページ
- ^ 『不況余波、県都を直撃 活性化“暗礁”に落胆 千葉駅西口再開発』 - 千葉日報 2009年2月3日
- ^ 『JR千葉駅の西口再開発、業者が撤退 市、再募集へ』 日本経済新聞 2009年2月3日
- ^ 『再公募に2社 千葉駅西口再開発』 - 千葉日報 2010年1月16日
- ^ 『千葉駅 駅舎・駅ビルが生まれ変わります!』 東日本旅客鉄道株式会社 2009年12月8日 (PDF)
- ^ 『商業倍増2万平方メートル 千葉駅建て替え基本計画策定 17年度めど本格開業』- 千葉日報 2009年12月9日
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]