鎌取駅
鎌取駅 | |
---|---|
南口(2024年6月) | |
かまとり Kamatori | |
◄蘇我 (5.0 km) (3.8 km) 誉田► | |
所在地 | 千葉市緑区鎌取町787-3 |
所属事業者 | 東日本旅客鉄道(JR東日本) |
所属路線 | ■外房線 |
キロ程 | 8.8 km(千葉起点) |
電報略号 | カマ |
駅構造 | 地上駅(橋上駅)[1] |
ホーム | 1面2線 |
乗車人員 -統計年度- |
18,629人/日(降車客含まず) -2023年- |
開業年月日 | 1952年(昭和27年)6月15日[2] |
備考 | 業務委託駅[3] |
鎌取駅(かまとりえき)は、千葉県千葉市緑区鎌取町にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)外房線の駅である。
概要
[編集]ニュータウンおゆみ野地区の北部に位置し、南口には緑区役所方面まで大規模なペデストリアンデッキが整備されている。当駅から約1.8キロメートル(徒歩約30分)の距離に京成電鉄千原線学園前駅・おゆみ野駅が位置する。この地域一帯は南口に広がるニュータウンとして栄えており、千葉・東京方面に通勤・通学する利用者が多く、当駅の利用者増加に伴い通勤時には隣の誉田駅からの運転が設定されている(当駅では折り返し運転が出来ない為)。
袖ヶ浦カンツリークラブ袖ヶ浦コースの最寄が当駅であり、毎年10月に行われていたブリヂストンオープンゴルフトーナメント(2021年開催終了→2022年よりブリヂストンレディスオープン〈偶数年度の5月開催〉)の開催日には特急『わかしお』号の一部が臨時停車する。
歴史
[編集]- 1952年(昭和27年)6月15日:日本国有鉄道の駅として開業[2]。旅客のみ取り扱い。
- 1960年(昭和35年)11月21日:行き違い設備新設に伴い、有人化[4]。
- 1974年(昭和49年)12月12日:当駅 - 蘇我駅間の複線化に伴う線路付け替えにより駅の位置が移動[5]。
- 1986年(昭和61年)3月28日:駅舎橋上化[1]。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化に伴い、東日本旅客鉄道(JR東日本)の駅となる[2]。後に発車メロディも導入された。
- 1995年(平成7年)7月22日:自動改札機を設置し、供用開始[6]。
- 1998年(平成10年)12月8日:ダイヤ改正により、快速停車駅となる。
- 2001年(平成13年)11月18日:ICカード「Suica」の利用が可能となる[広報 1]。
- 2019年(平成31年)4月1日:業務委託化[3]。
- 2023年(令和5年)7月31日:みどりの窓口の営業を終了[7][8]。
駅構造
[編集]島式ホーム1面2線を有する地上駅で、橋上駅舎を有する[1]。かつては相対式ホーム2面2線の形態だった。
JR東日本ステーションサービスが駅業務を受託している茂原統括センター(蘇我駅)管理の業務委託駅[3]。自動券売機[7]・多機能券売機[7]・指定席券売機[7]・自動改札機が設置されている。また2009年(平成21年)11月下旬、駅舎のリニューアルに伴い、それまで改札外に設置されていたNewDaysKIOSKが改札内に移設された。
北口 - コンコース間、南口 - コンコース間、コンコース - ホーム間にエレベーターが、ホーム大網側の階段には上りエスカレーターがそれぞれ設置されている。2008年(平成20年)には南口に上屋が設置された。
のりば
[編集]番線 | 路線 | 方向 | 行先 |
---|---|---|---|
1 | ■外房線 | 下り | 大網・東金・勝浦方面 |
2 | 上り | 千葉・東京方面 |
(出典:JR東日本:駅構内図)
-
改札口(2021年5月)
-
駅ホーム(2021年5月)
利用状況
[編集]2023年度(令和5年度)の1日平均乗車人員は18,629人[JR 1]で、千葉駅より南において蘇我駅に次ぐ2番目に乗車人員が多い駅である。また、ニュータウン開発前である50年前(1969年)と比較した増減率は約2,493%の増加となっている。
JR東日本および千葉県統計年鑑によると、1965年度(昭和40年度)以降の1日平均乗車人員の推移は以表の通りである。
年度 | 1日平均 乗車人員 |
出典 |
---|---|---|
1965年(昭和40年) | 858 | [* 1] |
1966年(昭和41年) | 899 | [* 2] |
1967年(昭和42年) | 916 | [* 3] |
1968年(昭和43年) | 913 | [* 4] |
1969年(昭和44年) | 798 | [* 5] |
1970年(昭和45年) | 859 | [* 6] |
1971年(昭和46年) | 939 | [* 7] |
1972年(昭和47年) | 1,011 | [* 8] |
1973年(昭和48年) | 1,036 | [* 9] |
1974年(昭和49年) | 1,303 | [* 10] |
1975年(昭和50年) | 1,365 | [* 11] |
1976年(昭和51年) | 1,454 | [* 12] |
1977年(昭和52年) | 1,468 | [* 13] |
1979年(昭和54年) | 1,413 | [* 14] |
1980年(昭和55年) | 1,459 | [* 15] |
1981年(昭和56年) | 1,444 | [* 16] |
1982年(昭和57年) | 1,419 | [* 17] |
1983年(昭和58年) | 1,433 | [* 18] |
1984年(昭和59年) | 1,602 | [* 19] |
1985年(昭和60年) | 1,833 | [* 20] |
1986年(昭和61年) | 2,167 | [* 21] |
1987年(昭和62年) | 2,399 | [* 22] |
1988年(昭和63年) | 3,051 | [* 23] |
1989年(平成元年) | 3,879 | [* 24] |
1990年(平成 | 2年)4,965 | [* 25] |
1991年(平成 | 3年)6,333 | [* 26] |
1992年(平成 | 4年)7,705 | [* 27] |
1993年(平成 | 5年)8,898 | [* 28] |
1994年(平成 | 6年)10,730 | [* 29] |
1995年(平成 | 7年)11,149 | [* 30] |
1996年(平成 | 8年)12,018 | [* 31] |
1997年(平成 | 9年)12,500 | [* 32] |
1998年(平成10年) | 13,279 | [* 33] |
1999年(平成11年) | 13,939 | [* 34] |
2000年(平成12年) | [JR 2]14,543 | [* 35] |
2001年(平成13年) | [JR 3]15,180 | [* 36] |
2002年(平成14年) | [JR 4]15,703 | [* 37] |
2003年(平成15年) | [JR 5]16,086 | [* 38] |
2004年(平成16年) | [JR 6]16,530 | [* 39] |
2005年(平成17年) | [JR 7]17,082 | [* 40] |
2006年(平成18年) | [JR 8]17,684 | [* 41] |
2007年(平成19年) | [JR 9]18,162 | [* 42] |
2008年(平成20年) | [JR 10]18,507 | [* 43] |
2009年(平成21年) | [JR 11]18,634 | [* 44] |
2010年(平成22年) | [JR 12]18,778 | [* 45] |
2011年(平成23年) | [JR 13]19,016 | [* 46] |
2012年(平成24年) | [JR 14]19,291 | [* 47] |
2013年(平成25年) | [JR 15]19,841 | [* 48] |
2014年(平成26年) | [JR 16]19,653 | [* 49] |
2015年(平成27年) | [JR 17]20,138 | [* 50] |
2016年(平成28年) | [JR 18]20,374 | [* 51] |
2017年(平成29年) | [JR 19]20,548 | [* 52] |
2018年(平成30年) | [JR 20]20,757 | [* 53] |
2019年(令和元年) | [JR 21]20,693 | [* 54] |
2020年(令和 | 2年)[JR 22]15,915 | |
2021年(令和 | 3年)[JR 23]16,828 | |
2022年(令和 | 4年)[JR 24]17,958 | |
2023年(令和 | 5年)[JR 1]18,629 |
駅周辺
[編集]駅南側は近未来的な街並みが広がる。都市再生機構が日本住宅公団時代から開発していた「おゆみ野モデル街区」である。駅北側は、袖ヶ浦カンツリークラブ袖ヶ浦コースがあり当駅が最寄駅となる。
- 千葉県道20号千葉大網線(大網街道)
- 千葉市緑区役所
- 千葉市鎌取コミュニティセンター
- 千葉南警察署
- 鎌取駅前交番
- 緑消防署
- 千葉緑郵便局
- 千葉泉谷郵便局
- 千葉こやつ郵便局
- ゆみーる鎌取ショッピングセンター
- イオンスタイル鎌取(南口デッキに接続)
- 国立病院機構下総精神医療センター
- 千葉県こども病院
- 千葉県千葉リハビリテーションセンター
- 千葉県立千葉聾学校
- 千葉県立袖ケ浦特別支援学校
- 千葉市立泉谷中学校
- 千葉市立有吉中学校
- 袖ヶ浦カンツリークラブ
-
ゆみーる鎌取ショッピングセンター
-
右が千葉市緑区役所、左が鎌取コミュニティセンター
-
おゆみ野マンション街
-
ゆみーる鎌取ショッピングセンターに接続する南口デッキ
バス路線
[編集]当駅の南口はバス専用ロータリーと一般車両ロータリーに分かれている。
のりば | 運行事業者 | 行先 |
---|---|---|
北口 | ||
1 | 千葉中央バス | |
|
空港連絡バス:羽田空港 | |
2 | 千葉中央バス | |
3 |
| |
南口 | ||
1 |
|
|
2 | 小湊鉄道 |
|
|
JR千葉駅 | |
3 | 小湊鉄道 | |
4 | 千葉中央バス | 大膳野町 |
- | 平和交通 | 深夜急行バス:山田インター入口 |
- 備考
成田空港行き「高速バス」は2014年3月31日をもって運行休止となっている[9]。
隣の駅
[編集]脚注
[編集]記事本文
[編集]出典
[編集]- ^ a b c “鎌取駅の橋上化完成”. 交通新聞 (交通協力会): p. 1. (1986年3月25日)
- ^ a b c 曽根悟(監修) 著、朝日新聞出版分冊百科編集部 編『週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR』 31号 内房線・外房線・久留里線、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2010年2月21日、23頁。
- ^ a b c “営業施策について提案を受ける!” (PDF). JR東労組千葉地方本部 (2018年10月2日). 2020年1月27日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年1月28日閲覧。
- ^ “通報 ●房総東線鎌取駅の駅員配置について(営業局)”. 鉄道公報 (日本国有鉄道総裁室文書課): p. 4. (1960年11月29日)
- ^ 佐藤信之「房総地区 国鉄・JR各線 輸送の推移 ー昭和40年代中盤〜平成初期を中心にー」『鉄道ピクトリアル』第71巻第9号(通巻第989号)、電気車研究会、2021年9月1日、21頁、ISSN 0040-4047。
- ^ 「JR年表」『JR気動車客車編成表 '96年版』ジェー・アール・アール、1996年7月1日、182頁。ISBN 4-88283-117-1。
- ^ a b c d “駅の情報(鎌取駅):JR東日本”. 東日本旅客鉄道. 2023年7月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年7月3日閲覧。
- ^ 国鉄千葉動力車労働組合 (2023年6月2日). “5/25千葉支社 「窓口閉鎖・みどりの窓口閉鎖」よる運用見直し、「首都圏本部京葉運輸区設立」に伴う行路の一部移管による運用の改訂を提案”. 国鉄千葉動力車労働組合. 2023年6月18日閲覧。
- ^ “「鎌取~成田空港線」運行休止のお知らせ”. 千葉中央バス (2014年2月28日). 2014年7月27日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年7月3日閲覧。
広報資料・プレスリリースなど一次資料
[編集]- ^ “Suicaご利用可能エリアマップ(2001年11月18日当初)” (PDF). 東日本旅客鉄道. 2019年7月27日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年4月30日閲覧。
利用状況
[編集]- JR東日本の2000年度以降の乗車人員
- ^ a b 各駅の乗車人員(2023年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2000年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2001年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2002年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2003年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2004年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2005年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2006年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2007年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2008年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2009年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2010年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2011年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2012年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2013年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2014年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2015年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2016年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2017年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2018年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2019年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2020年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2021年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2022年度) - JR東日本
- 千葉県統計年鑑
- ^ 千葉県統計年鑑(昭和41年)
- ^ 千葉県統計年鑑(昭和42年)
- ^ 千葉県統計年鑑(昭和43年)
- ^ 千葉県統計年鑑(昭和44年)
- ^ 千葉県統計年鑑(昭和45年)
- ^ 千葉県統計年鑑(昭和46年)
- ^ 千葉県統計年鑑(昭和47年)
- ^ 千葉県統計年鑑(昭和48年)
- ^ 千葉県統計年鑑(昭和49年)
- ^ 千葉県統計年鑑(昭和50年)
- ^ 千葉県統計年鑑(昭和51年)
- ^ 千葉県統計年鑑(昭和52年)
- ^ 千葉県統計年鑑(昭和53年)
- ^ 千葉県統計年鑑(昭和55年)
- ^ 千葉県統計年鑑(昭和56年)
- ^ 千葉県統計年鑑(昭和57年)
- ^ 千葉県統計年鑑(昭和58年)
- ^ 千葉県統計年鑑(昭和59年)
- ^ 千葉県統計年鑑(昭和60年)
- ^ 千葉県統計年鑑(昭和61年)
- ^ 千葉県統計年鑑(昭和62年)
- ^ 千葉県統計年鑑(昭和63年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成元年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成2年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成3年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成4年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成5年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成6年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成7年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成8年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成9年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成10年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成11年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成12年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成13年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成14年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成15年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成16年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成17年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成18年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成19年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成20年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成21年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成22年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成23年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成24年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成25年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成26年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成27年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成28年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成29年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成30年)
- ^ 千葉県統計年鑑(令和元年)
- ^ 千葉県統計年鑑(令和2年)
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 駅の情報(鎌取駅):JR東日本