ユナイテッド・スーパーマーケット・ホールディングス
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種類 | 株式会社 |
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機関設計 | 監査役会設置会社[1] |
市場情報 | [2] |
略称 | U.S.M.H |
本社所在地 |
日本 〒101-0029 東京都千代田区神田相生町1 北緯35度41分57.4秒 東経139度46分26.1秒 / 北緯35.699278度 東経139.773917度座標: 北緯35度41分57.4秒 東経139度46分26.1秒 / 北緯35.699278度 東経139.773917度 |
設立 | 2015年(平成27年)3月2日[2] |
業種 | 小売業 |
法人番号 | 8010001166286 |
事業内容 | スーパーマーケット事業の管理及び運営 |
代表者 |
藤田元宏(代表取締役社長) 本間正治(代表取締役副社長) |
資本金 |
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発行済株式総数 |
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売上高 |
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営業利益 |
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経常利益 |
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純利益 |
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純資産 |
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総資産 |
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従業員数 |
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支店舗数 | 530店舗(2024年5月17日現在) |
決算期 | 2月末日 |
会計監査人 | 有限責任監査法人トーマツ[3] |
主要株主 |
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主要子会社 | |
関係する人物 | |
外部リンク | https://www.usmh.co.jp/ |
ユナイテッド・スーパーマーケット・ホールディングス株式会社(英: United Super Markets Holdings Inc.[4] 略: U.S.M.H)は、2015年(平成27年)3月2日に設立されたマルエツ・カスミ・マックスバリュ関東の共同持株会社[2]。イオングループに属する。東証スタンダード市場TOP20の構成銘柄の一つ。
概要
[編集]この共同持株会社は「首都圏におけるスーパーマーケット連合」と位置づけられていて、マルエツの上田真元社長は「志を同じくする首都圏のスーパーマーケット企業の参画を歓迎する[注釈 1]。」と述べている[6]。
2014年の統合時点で、3社は1都6県で479店舗を展開しており、売上高は合わせて6439億円となっている。2020年には売上高1兆円、1000店舗体制に拡大する計画になっている[6][7]が、3社の成長だけでは達成困難な規模で、首都圏を拠点にしている他のスーパーの参画によって果たすことになっている[8]。
3社は自主自立経営を前提に、各社の店舗名もそのまま残すが、「商品開発や物流、システム、店舗開発、本部機能の集約」について、今後、具体的な策を詰め、経営の効率を引き上げることにしている[6][8]。
2019年からはスマートフォンを活用したデジタルプラットフォームを自社開発してグループ傘下企業が運営する店舗への導入を進めており、2021年5月にネットスーパー、2022年8月にスマートフォン決済サービスが当社グループの枠を超え、イオングループ内の他の企業でも順次導入されている(後述)。
傘下のスーパーマーケットチェーン
[編集]- 株式会社マルエツ(東京都豊島区) - 関東地方南部を中心に、「マルエツ」(通常店)、「マルエツプチ」(小型店)、「リンコス」(高級店)を展開している。
- 株式会社カスミ(茨城県つくば市) - 茨城県を中核とした関東地方北部を中心に、「FOOD MARKET KASUMI」(通常店)、「FOOD SQUARE」(食品強化店)、「FOOD OFF ストッカー」(廉価店)などを展開している。
- マックスバリュ関東株式会社(東京都江東区) - 関東地方南部で、「マックスバリュ」(通常店)、「マックスバリュエクスプレス」(小型店)などを展開している。
- 株式会社いなげや(東京都立川市)- 2024年11月30日、傘下入り。東京都多摩地方を中核とした関東地方南部で、「いなげや」(通常店)、「ina21」(廉価店)、「blooming bloomy」(高級店)を展開している。
沿革
[編集]- 2014年
- 2015年3月2日 - 株式移転および東証一部上場[2]。親会社のイオンマーケットインベストメント株式会社の株式は、イオン株式会社が71.8%、丸紅株式会社が28.2%をそれぞれ保有しており、イオン株式会社も親会社、丸紅株式会社はその他の関係会社になる[13]。
- 2016年11月15日 - 一部商品券の利用可能店舗がグループ内に拡大され、マルエツ商品券とカスミ商品券のマルエツ(鮮魚専門業態の魚悦糀谷店を除く)・カスミ(ファミリーマートプラス店舗を除く)両店舗での相互利用並びに、マックスバリュ関東(一部店舗を除く)でのマルエツ商品券・カスミ商品券の利用が可能となる[14]。
- 2017年10月6日 - ユナイテッド・スーパーマーケット・ホールディングス独自のプライベートブランドとして「eatime(イータイム)」を立ち上げ、マルエツ・カスミ・マックスバリュ関東の各店舗で発売開始[15]。
- 2019年10月21日 - スマートフォンのカメラを利用した商品登録(スキャン)とキャッシュレス決済機能を有するスマートフォン決済サービス「U.S.M.H公式モバイルアプリ」を株式会社カスミの一部店舗から導入を開始[16](2020年11月に「Scan&Go Ignica(スキャンアンドゴー イグニカ)」へ改称)
- 2020年
- 3月1日 - グループ会社のウエルシアホールディングス株式会社との間で当社の傘下会社及びウエルシアホールディングス株式会社の子会社であるウエルシア薬局株式会社における一部商品(ヘルスケア・ビューティケア・日用消耗品等)の共同調達などに関する契約を締結[17]。
- 5月7日 - 新型コロナウイルスの影響により、定期株主総会の会場を当社の本社所在地である東京都から、子会社の株式会社カスミの本社所在地である茨城県の「カスミつくばセンター」へ変更することを発表[18]。
- 6月29日 - 従来のネットスーパーの機能を拡充し、スマートフォンのアプリ上で注文し、自宅や配送エリア内の指定先、店頭受取が可能な食品宅配サービス「U.S.M.H オンラインデリバリー」を立ち上げ、株式会社カスミが運営する「フードスクエアカスミ柏千代田店」へ導入[19]。
- 8月5日 - 実店舗でのAIデジタルサイネージを活用した独自の広告配信・マーケティングサービス「イグニカサイネージサービス」の本格運用を開始することを発表し、株式会社カスミが運営する「フードスクエアカスミ」・「カスミ」の一部店舗並びに「グラン・プルシェ」へ順次導入[20]。
- 11月16日 - 「U.S.M.H オンラインデリバリー」から改称した「Online Delivery Ignica(オンラインデリバリー イグニカ)」をマックスバリュ関東株式会社にも拡大し、同社が運営する「マックスバリュおゆみ野店」に、株式会社フォトシンスの「Akerun 入退室管理システム」と連携した無人ピックアップルームによる店頭受取サービスを含めて導入[21](なお、マックスバリュおゆみ野店では同時期よりマックスバリュ関東で初となる「Scan&Go Ignica」も導入された)。
- 11月25日 - 「Scan&Go Ignica」を株式会社マルエツにも拡大し、同社が運営する「マルエツ プチ 新大塚店」へ導入[22]。
- 2021年
- 2022年
- 4月4日 - 東京証券取引所のスタンダード市場へ移行。
- 8月1日 - 「Scan&Go Ignica」をイオングループ内の他の企業にも拡大し、株式会社光洋がイオングローバルSCM株式会社の物流センター「大阪XD(クロスドック)」内にセンター従業員専用の無人決済店舗としてオープンした「KOHYO大阪XD店」へ導入[26]。
- 11月29日 - 「Scan&Go Ignica」の付随サービスとして、現金チャージ専用プリペイド電子マネー「ignica money(イグニカ マネー)」を開始し、「カスミ筑波大学店」で実証実験(先行運用)を開始[27]。
- 12月16日 -
- Android OSベースの新型POS開発に伴って「Scan&Go Ignica」が現金支払いへの対応を開始し、「マックスバリュ東習志野店」で実証実験を開始[28]。
- 「ignica money」をグループ内の142店舗に拡大し、本格運用を開始[29]。
- 2023年
- 6月1日 - プリペイドカード「Scan&Goカード」をカスミ全店舗で発行・配布を開始。これにより、「ignica money」がスマートフォンなしでも利用可能となる[30]。
- 8月1日 - 株式会社ふくおかフィナンシャルグループの子会社で新たな形態の銀行に属するデジタルバンクである株式会社みんなの銀行との間でAPI連携を開始。これにより、「Scan&Go Ignica」との連携による口座直結型の決済や「ignica money」の銀行口座からのチャージが可能となった。なお、連携開始に先立ち、同年6月28日にみんなの銀行で3つ目のパートナー支店として「イグニカ支店」が開設されている[31][32]。
- 2024年11月30日 - 株式交換により、いなげやを完全子会社化[33][34]。
関連項目
[編集]- ベルク - U.S.M.H外で関東圏に基盤を置くイオン傘下(持分法適用関連会社)の食品スーパーマーケット(設立時にU.S.M.H傘下入りをイオンが模索していた[35])。2024年現在傘下入り予定無し。
脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ コーポレート・ガバナンス - ユナイテッド・スーパーマーケット・ホールディングス株式会社
- ^ a b c d e f g “U.S.M.H、東証1部上場 首都圏最大のSM誕生”. 日本食糧新聞 (日本食糧新聞社). (2015年3月4日)
- ^ a b c d e f g h i j k ユナイテッド・スーパーマーケット・ホールディングス株式会社『第9期(自 2023年3月1日 - 至 2024年2月29日)有価証券報告書』(レポート)2024年5月27日。
- ^ ユナイテッド・スーパーマーケット・ホールディングス株式会社 定款 第1章第1条
- ^ ユナイテッド・スーパーマーケット・ホールディングス経営理念 - 2016年3月30日閲覧
- ^ a b c “イオン系スーパー3社が来年3月に持株会社、新規参画も歓迎”. ロイター. (2014年10月31日) 2014年11月7日閲覧。
- ^ “マルエツ・カスミなど3社が統合 イオンと丸紅が株保有”. 日本経済新聞. (2014年10月31日) 2014年11月7日閲覧。
- ^ a b “イオン系関東スーパー3社の持株会社が来年3月設立へ マルエツ、カスミ、MV関東”. 産経ニュース. (2014年10月31日) 2014年11月7日閲覧。
- ^ 神崎修一 (2014年5月20日). “イオン:食品スーパー再編、首都圏強化 丸紅提携、マルエツ・カスミ統合”. 毎日新聞 (毎日新聞社)
- ^ a b “イオン3スーパー再編 マルエツなど統合”. 東京新聞 (中日新聞社). (2014年5月19日)
- ^ a b 株式会社マルエツ、株式会社カスミ、マックスバリュ関東株式会社(以下「事業会社3社」)及びイオン株式会社と丸紅株式会社による共同持株会社(株式移転)に関する経営統合契約書の締結並びに事業会社3社による株式移転計画書作成について (PDF) - イオン・丸紅・マックスバリュ関東・カスミ・マルエツ5社共同発表(配信元:イオン株式会社)、2014年10月31日発表。
- ^ 株式会社マルエツ、株式会社カスミ、マックスバリュ関東株式会社、イオン株式会社及び丸紅株式会社による共同持株会社設立(株式移転)に係る、イオン株式会社及び丸紅株式会社による合弁会社の運営、株式会社マルエツ(証券コード:8178)に対する公開買付け、並びにイオン株式会社による共同持株会社の子会社化について (PDF) - イオン・丸紅共同発表(配信元:イオン株式会社)、2014年10月31日発表。
- ^ ユナイテッド・スーパーマーケット・ホールディングス株式会社 第1期第1四半期報告書
- ^ 『「マルエツ商品券」と「カスミ商品券」のU.S.M.Holdingsグループ各店でのご利用拡大のお知らせ』(PDF)(プレスリリース)ユナイテッド・スーパーマーケット・ホールディングス株式会社、2016年11月8日 。2018年8月20日閲覧。
- ^ 『新ブランドの誕生です! U.S.M.Holdings PB商品、10月6日デビュー!』(PDF)(プレスリリース)ユナイテッド・スーパーマーケット・ホールディングス株式会社、2017年9月29日 。2018年8月20日閲覧。
- ^ 『U.S.M.H 公式モバイルアプリで、新しいお買い物体験を!』(PDF)(プレスリリース)ユナイテッド・スーパーマーケット・ホールディングス株式会社、2019年10月21日 。2021年8月16日閲覧。
- ^ 『ウエルシアホールディングス株式会社とユナイテッド・スーパーマーケット・ホールディングス株式会社による一部商品の共同調達に関するお知らせ』(PDF)(プレスリリース)ウエルシアホールディングス、ユナイテッド・スーパーマーケット・ホールディングス(2社連名)、2020年2月25日 。2021年8月16日閲覧。
- ^ 『第5回定時株主総会会場変更に関するお知らせ』(PDF)(プレスリリース)ユナイテッド・スーパーマーケット・ホールディングス株式会社、2020年5月7日 。2021年8月16日閲覧。
- ^ 『指先ひとつで簡単らくらくお買い物! U.S.M.Hオンラインデリバリー、カスミで6月29日より導入』(PDF)(プレスリリース)ユナイテッド・スーパーマーケット・ホールディングス株式会社、2020年6月29日 。2021年8月15日閲覧。
- ^ 『リアル店舗のメディア化による新たな顧客体験の創造「イグニカ(ignica)サイネージサービス」提供』(PDF)(プレスリリース)ユナイテッド・スーパーマーケット・ホールディングス株式会社、2020年6月29日 。2021年8月15日閲覧。
- ^ 『食品宅配アプリに非接触の店頭受取サービス導入のお知らせ 〜無人商品受取ルームに本人認証システムを導入しウィズコロナに対応〜』(PDF)(プレスリリース)ユナイテッド・スーパーマーケット・ホールディングス株式会社、2020年11月20日 。2021年8月15日閲覧。
- ^ 『U.S.M.Hのスマートフォン決済「Scan&Go Ignica(スキャンアンドゴー イグニカ)」11月25日(水)からマルエツでサービス開始!』(PDF)(プレスリリース)株式会社マルエツ、2020年11月24日 。2021年8月15日閲覧。
- ^ 『「Online Delivery Ignica(オンラインデリバリー イグニカ)」6月9日(水)から導入店舗拡大のお知らせ』(PDF)(プレスリリース)株式会社マルエツ、2021年6月8日 。2021年8月16日閲覧。
- ^ 『マックスバリュ箕面外院店「オンラインデリバリー」開始のお知らせ』(プレスリリース)株式会社光洋、2021年4月29日 。2021年12月1日閲覧。
- ^ 『指先ひとつで簡単・便利にお買物! マックスバリュのネットスーパー『オンラインデリバリー』 マックスバリュ千早店にて8月3日(火)の配達分からサービス開始!』(PDF)(プレスリリース)イオン九州株式会社、2021年7月30日 。2021年8月15日閲覧。
- ^ 『社外初出店「無人決済店舗」KOHYO大阪XD店開店のご案内』(PDF)(プレスリリース)株式会社 光洋、2022年8月1日 。2022年9月5日閲覧。
- ^ 『U.S.M.H 「Scan&Go ignica」プリペイド式電子マネー「ignica money」サービス開始のお知らせ』(PDF)(プレスリリース)株式会社ユナイテッド・スーパーマーケット・ホールディングス、2022年11月29日 。2023年1月18日閲覧。
- ^ 『お買い物アプリ「Scan&Go ignica」現金支払い対応開始のお知らせ』(PDF)(プレスリリース)株式会社ユナイテッド・スーパーマーケット・ホールディングス、2022年12月16日 。2023年1月18日閲覧。
- ^ 『お買い物アプリ「Scan&Go ignica」プリペイド式電子マネー「ignica money」導入 142店舗へ拡大』(PDF)(プレスリリース)株式会社ユナイテッド・スーパーマーケット・ホールディングス、2022年12月16日 。2023年1月18日閲覧。
- ^ 『スマホでなくても、キャッシュレスで便利にお得にお買い物!「Scan&Go カード」登場』(PDF)(プレスリリース)株式会社ユナイテッド・スーパーマーケット・ホールディングス、2023年6月1日 。2023年7月18日閲覧。
- ^ 『「Scan&Go ignica」「みんなの銀行」とのAPI連携開始のお知らせ』(PDF)(プレスリリース)株式会社ユナイテッド・スーパーマーケット・ホールディングス、2023年8月1日 。2023年8月26日閲覧。
- ^ "ユナイテッド・スーパーマーケット・ホールディングス株式会社との API連携開始並びに「イグニカ支店」の開設について" (Press release). 株式会社みんなの銀行. 1 August 2023. 2023年8月26日閲覧。
- ^ “USMHといなげやが統合 11月末に株式交換”. 時事通信 (2024年4月18日). 2024年4月19日閲覧。
- ^ フジテレビ (2024年4月18日). “イオングループ いなげやを完全子会社化 首都圏の店舗網を強化 売上高1兆円目指す”. FNNプライムオンライン. 2024年4月19日閲覧。
- ^ イオン系スーパー3社が来年3月に持株会社、新規参画も歓迎 | Reuters