スペースX CRS-19
ISSに接近するドラゴンC106.3 | |
任務種別 | ISS補給 |
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運用者 | スペースX |
COSPAR ID | 2019-083A |
SATCAT № | 44821 |
任務期間 | 32日22時間12分 |
特性 | |
宇宙機 | ドラゴンC106.3 |
宇宙機種別 | ドラゴンCRS |
製造者 | スペースX |
燃料無重量 | 4200 kg |
寸法 | 高さ:6.1 m 直径:3.7 m |
任務開始 | |
打ち上げ日 | 2019年12月5日 17時29分24秒 UTC[1] |
ロケット | ファルコン9ブロック5、B1059.1 |
打上げ場所 | ケープカナベラル SLC-40 |
打ち上げ請負者 | スペースX |
任務終了 | |
廃棄種別 | 回収 |
着陸日 | 2020年1月7日 15時42分 UTC[2] |
着陸地点 | 太平洋 |
軌道特性 | |
参照座標 | 地球周回軌道 |
体制 | 低軌道 |
傾斜角 | 51.6° |
ISSのドッキング(捕捉) | |
ドッキング | ハーモニー天底[3] |
RMSの捕捉 | 2019年12月8日 10時05分 UTC[4] |
ドッキング(捕捉)日 | 2019年12月8日 12時47分 UTC[3] |
分離日 | 2020年1月7日 08時41分 UTC |
RMS切り離し | 2020年1月7日 10時05分 UTC[2] |
係留時間 | 29日19時間54分 |
輸送 | |
重量 | 2617 kg[5] |
加圧 | 1693 kg[5] |
非加圧 | 924 kg[5] |
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COSPAR ID | 2019-083A |
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SpX-19としても知られるスペースX CRS-19は国際宇宙ステーションへの商業補給サービス・ミッション[6]。このミッションはNASAによって契約され、スペースXによってファルコン9ロケットで飛行した。
CRS-19はドラゴン・カプセルC106によるCRS-4およびCRS-11に続く3度目の飛行である。ドラゴン宇宙船はISSでの1ヶ月の滞在ののちに2020年1月7日に成功裡に地球に帰還した。
打ち上げスケジュールの履歴
[編集]2016年2月、NASAがスペースXとCRS-16からCRS-20までの5回のCRS追加ミッションの契約延長を行ったことが発表された[7]。2016年6月、NASAの監察官報告書では、2018年12月にこのミッションが明らかにされた[8]。このミッションは2019年10月15日に延期されたが[9]、2019年12月に打ち上げられた[6]。
2019年12月5日、CRS-19の打ち上げが成功し、続いて1段目が回収船 Of Course I Still Love You への着艦も成功した[10]。
積荷
[編集]NASAはスペースXとCRS-19の契約を結び、一次的な積荷、打ち上げ日時およびドラゴン宇宙カプセルの軌道要素を決定した。CRS-19は総計で2617kgの物資を軌道へと運んだ。これには国際宇宙ステーションに運び込まれる1693kgの与圧貨物と、きぼうに設置する日本からの宇宙実証用ハイパースペクトル画像装置(HISUI)[11]、ロボティック・ツール格納庫(RiTS)のプラットフォームおよびステーションの太陽電池パネル・トラスの交換用リチウムイオン電池などの924kgの非与圧貨物からなっている[5][1]。
ISSへの貨物の内訳は次の通り:[5]
- 科学調査:977kg
- 乗組員補給品:256kg
- 船体ハードウェア:306kg
- 船外活動機材:64kg
- 計算機資源:15kg
- 外部の積荷:
ステーションに運び込まれ科学実験の中にはアンハイザー・ブッシュがスポンサーの「微小重力下でのABIボイジャー大麦種子の発芽」、「閉鎖燃焼実験」および齧歯類研究19実験の一環としての40匹の遺伝子組み換えマウスなどが含まれている[13][14]。
多くのCubeSatがCRS-19で打ち上げられた。ELaNa-25B打ち上げではAzTechSat-1、SORTIEおよびCryoCubeが、ElaNa-28打ち上げではCIRiSおよびEdgeCubeが射出された[13]。このミッションで射出されたその他の小型衛星にはQARMANおよびMakerSat-1が含まれている[14]。
関連項目
[編集]脚注
[編集]- ^ a b Clark, Stephen (5 December 2019). “Dragon soars on research and resupply flight to International Space Station”. Spaceflight Now 19 October 2020閲覧。
- ^ a b Clark, Stephen (7 January 2020). “Dragon cargo capsule brings home space station science experiments”. Spaceflight Now 19 October 2020閲覧。
- ^ a b Garcia, Mark (8 December 2019). “Dragon Attached to Station for Month-Long Stay”. NASA. 19 October 2020閲覧。
- ^ Garcia, Mark (8 December 2019). “Astronauts Capture Dragon Filled With Brand New Science”. NASA. 19 October 2020閲覧。
- ^ a b c d e “Overview: SpaceX CRS-19 Mission”. NASA. 19 October 2020閲覧。
- ^ a b “Launch Schedule”. Spaceflight Now (11 February 2019). 17 February 2019閲覧。
- ^ “SpaceX wins 5 new space station cargo missions in NASA contract estimated at $700 million”. Space News (24 February 2016). 24 February 2016閲覧。
- ^ NASA Office of Inspector General (28 June 2016). NASA’s Response to SpaceX’s June 2015 Launch Failure: Impacts on Commercial Resupply of the International Space Station (PDF) (Report). NASA Office of Inspector General. p. 13. 2016年7月18日閲覧。
- ^ Pietrobon, Steven (13 November 2018). “United States Commercial ELV Launch Manifest”. 13 November 2018閲覧。
- ^ “CRS-19 Mission”. YouTube.com. SpaceX. 5 December 2019閲覧。
- ^ “宇宙実証用ハイパースペクトルセンサ「HISUI」が「きぼう」船外実験プラットフォームへ設置されました”. 2021年8月14日閲覧。
- ^ “HISUI”. Gunter's Space Page. 19 October 2020閲覧。
- ^ a b c Graham, William (5 December 2019). “CRS-19 Dragon completes journey to the ISS”. NASASpaceFlight.com 19 October 2020閲覧。
- ^ a b Clark, Stephen (8 December 2019). “SpaceX resupply mission reaches International Space Station”. Spaceflight Now 19 October 2020閲覧。