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フラム2

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
フラム2
任務種別民間宇宙飛行
運用者スペースX
ウェブサイトf2.com
任務期間3–5日(計画)
特性
宇宙機クルードラゴン エンデュランス
宇宙機種別クルードラゴン
製造者スペースX
乗員
乗員数4
乗員
任務開始
打ち上げ日2024年第4四半期
ロケットファルコン9ブロック5
打上げ場所ケネディLC‑39AないしケープカナベラルSLC‑40
軌道特性
参照座標地球周回軌道
体制極軌道
傾斜角90°
軌道周期93.4分

フラム2Fram2)はマルタの起業家チュン・ワン英語版(王春)に代わってスペースXが運用する低軌道へのクルードラゴン宇宙船の有人宇宙ミッション。このミッションは、極地上を通過する初めての有人ミッションとなる。2024年に発表されたこのミッションでは科学関連ペイロードとともに2名の女性と2名の男性を軌道へと送り、3日から5日の間軌道上に留まることになっている。このミッションは、残り3名のクルーの選択も行ったワンによって完全に資金が調達されている[1][2]

クルー

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フラム2のクルーは2024年8月に発表された[3][4]

地位 Crew
ミッション指揮官 マルタの旗 チュン・ワン英語版
1回目の宇宙飛行
宇宙船指揮官 ノルウェーの旗 ヤニッケ・ミケルセン英語版
1回目の宇宙飛行
宇宙船操縦士 オーストラリアの旗 エリック・フィリップス英語版
1回目の宇宙飛行
ミッションスペシャリスト ドイツの旗 ラベア・ロッゲ英語版
1回目の宇宙飛行

ミッション

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極地探検船英語版フラム号にちなんでフラム2と名づけられたこのミッションでは主に地球の極地と、その宇宙環境についての研究を行う。このミッションは宇宙ステーションにドッキングしないクルードラゴン宇宙船の自由飛行ミッションである。使用する宇宙船は宇宙船は、アーネスト・シャクルトンの南極探検船英語版と同名のエンデュランスが選ばれた。宇宙船にはインスピレーション4で使用したパノラマキューポラが装備される。ミッションは最適な南極大陸の観察を可能とするために12月の至点近くの2024年後半に計画されている。打ち上げはフロリダのケネディ宇宙センターLC‑39Aないしケープカナベラル宇宙軍施設SLC‑40のどちらかで行われる。

このミッションは極傾斜角(軌道傾斜角90°)で低軌道(425kmから450kmの間)に入り、地球の両極上空を飛行する。このミッションではSTEVEやグリーンフラグメントなどの発光現象の研究や、宇宙での人体のX線撮影などの人体についての実験を実施する[2]

脚注

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外部リンク

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