ストリューモーン
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ストリューモーン Στρυμών | |
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河神 | |
住処 | ストリューモーン川 |
親 | オーケアノス、テーテュース |
兄弟 | ポタモイ(アルペイオス、エーリダノス、アケローオス、シモエイス、ペーネイオス、ラードーン、スカマンドロス)、オーケアニデス |
子供 | レーソス、オリュントス、ブランガス、エウアドネー、テレイネー、ロドペー |
ストリューモーン(古希: Στρυμών [stryˈmɔːn], Strȳmōn)は、ギリシア神話の河神である。長母音を省略してストリュモンとも表記される。大洋神オーケアノスとテーテュースの子で[1]、トラーキア地方のストリューモーン川の河神である。トラーキア地方の王とも言われる[2]。
ムーサ[3]、あるいはエウテルペー、カリオペー[4]、テルプシコラー[5]、クレイオーとの間にトロイア戦争の英雄レーソスをもうけた[6]。またおそらくオリュントスと[7]ブランガースをももうけた[2]。ネアイラとの間には娘エウアドネーが生まれた[8]。ストリューモーンはまた軍神アレースによってトラッサを生んだテレイネーの父でもあった[9]。別の娘ロドペーは海神ポセイドーンによってアトスの母になった[10]。
脚注
[編集]参考文献
[編集]- アポロドーロス『ギリシア神話』高津春繁訳、岩波文庫(1953年)
- アントーニーヌス・リーベラーリス『メタモルフォーシス ギリシア変身物語集』安村典子訳、講談社文芸文庫(2006年)
- 『ギリシア悲劇IV エウリピデス(下)』柳沼重剛訳、ちくま文庫(1986年)
- ヘシオドス『神統記』廣川洋一訳、岩波文庫(1984年)
- 高津春繁『ギリシア・ローマ神話辞典』岩波書店(1960年)