ぴあテン
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(ぴあテン&もあテンから転送)
ぴあテン | |
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受賞対象 | 映画、演劇、音楽、美術、スポーツ |
開催日 | 翌年3月 |
国 | 日本 |
主催 | ぴあ |
報酬 | 第1位には記念盾 |
初回 | 1972年度 |
ぴあテンは情報誌『ぴあ』読者の投票による、年ごとの人気ランキング[1]。同一媒体で実施されていた「もあテン」についてもあわせて説明する。
1972年度に始まった「ぴあテン」は映画、演劇、音楽など各ジャンルにおいて、該当年に発表された作品やパフォーマンスのベストテン、第3回(1974年度)から始まった「もあテン」は過去全ての作品やアーティストを対象にした各ジャンルのオールタイム・ベストテンである[1][2]。「もあテン」は、第16回(1987年)に廃止された[3][2]。
特徴
[編集]1980年代当時、他の人気投票ランキングと比較して、次の3点の特徴があった。
- ぴあの読者だけによる投票[4]。投票用のハガキが本誌『ぴあ』に付属していた[3]。
- (映画に関して)邦画洋画の区別がない、邦洋ジョイント制[4]。
- 思い入れ度合いを反映できる1人15点の持ち点制[4]。
第37回(2008年度)を例に取ると、
- 1月から12月に日本国内で封切られた映画(リバイバル上映を除く)が対象[5]。
- 1人100点の持ち点を、思い入れ度合いで3作品に振分け投票[5]。
- 投票期間は、2008年12月18日から2009年2月2日[5]。
- 発表は、2009年3月発売の本誌『ぴあ』、または、ウェブサイト「@ぴあ(アットマークぴあ)」[5]。
- 第1位には記念盾を贈呈[5]。
歴代各賞
[編集]第1回(1972年度) - 第10回(1981年度)
[編集]第1回(1972年度)
[編集]- 映画部門 ぴあテン1位 『時計じかけのオレンジ』(スタンリー・キューブリック監督)[2][6][7]
第2回(1973年度)
[編集]第3回(1974年度)
[編集]- 映画部門
- ぴあテン1位 『スティング』(ジョージ・ロイ・ヒル監督)[2][5]
- もあテン1位 『ウエスト・サイド物語』(監督:ロバート・ワイズ、ジェローム・ロビンズ)[2][5][注 2]
第4回(1975年度)
[編集]第5回(1976年度)
[編集]第6回(1977年度)
[編集]第7回(1978年度)
[編集]第8回(1979年度)
[編集]第9回(1980年度)
[編集]- 映画部門
- 演劇部門
- 音楽部門
- ぴあテン コンサート1位 イエロー・マジック・オーケストラ[12]
- ぴあテン レコード1位 『増殖』(イエロー・マジック・オーケストラ)[12]
- もあテン1位 イエロー・マジック・オーケストラ[12]
第10回(1981年度)
[編集]第11回(1982年度) - 第20回(1991年度)
[編集]第11回(1982年度)
[編集]第12回(1983年度)
[編集]第13回(1984年度)
[編集]- 映画部門
- ぴあテン1位 『インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説』(スティーヴン・スピルバーグ監督)[2][19][20]
- もあテン1位 『ルパン三世 カリオストロの城』(宮崎駿監督)[2][21][20]
- 演劇部門
- 音楽部門
- ぴあテン コンサート1位 サザンオールスターズ[24]
- ぴあテン レコード1位 『人気者で行こう』(サザンオールスターズ)[25]
- もあテン 〔アーティスト〕1位 サザンオールスターズ[26]
- アート部門
第14回(1985年度)
[編集]第15回(1986年度)
[編集]第16回(1987年度)
[編集]- 映画部門 ぴあテン1位 『アンタッチャブル』(ブライアン・デ・パルマ監督)[45][46]
- 演劇部門 ぴあテン1位 『スターライト・エクスプレス』(国立代々木第一体育館、アンドルー・ロイド・ウェバー)[47]
- 音楽部門 ぴあテン1位 マイケル・ジャクソン[48]
- 美術部門 ぴあテン1位 「西洋の美術」展(国立西洋美術館)[49]
- スポーツ部門 ぴあテン1位 西武ライオンズ(2年連続日本一)[50]
第17回(1988年度)
[編集]- 映画部門 ぴあテン1位 『ラストエンペラー』(ベルナルド・ベルトルッチ監督)[51][46]
- 演劇部門 ぴあテン1位 『オペラ座の怪人』(劇団四季、市村正親主演)[52]
- 音楽部門 ぴあテン1位 久保田利伸[53]
- 美術部門 ぴあテン1位 ジャポニスム展(国立西洋美術館)[54]
- スポーツ部門 ぴあテン1位 鈴木大地(ソウル五輪・男子100m背泳ぎ優勝)[55]
第18回(1989年度)
[編集]- 映画部門 ぴあテン1位 『インディ・ジョーンズ/最後の聖戦』(スティーヴン・スピルバーグ監督)[56][46]
- 演劇部門 ぴあテン1位 『キャッツ』(劇団四季、名古屋公演)[57]
- 音楽部門 ぴあテン1位 プリンセス プリンセス[58]
- 美術部門 ぴあテン1位 シャガール展(Bunkamuraザ・ミュージアム)[59]
- スポーツ部門 ぴあテン1位 近鉄バファローズ(パシフィック・リーグ優勝)[60]
第19回(1990年度)
[編集]- 映画部門 ぴあテン1位 『ゴースト/ニューヨークの幻』(ジェリー・ザッカー監督)[46]
第20回(1991年度)
[編集]- 映画部門 ぴあテン1位 『ターミネーター2』(ジェームズ・キャメロン監督)[61]
第21回(1992年度) - 第30回(2001年度)
[編集]第21回(1992年度)
[編集]- 映画部門 ぴあテン1位 『美女と野獣』(監督:ゲーリー・トゥルースデイル、カーク・ワイズ)[61]
第22回(1993年度)
[編集]- 映画部門 ぴあテン1位 『ジュラシック・パーク』(スティーヴン・スピルバーグ監督)[61]
第23回(1994年度)
[編集]第24回(1995年度)
[編集]- 映画部門 ぴあテン1位 『フォレスト・ガンプ/一期一会』(ロバート・ゼメキス監督)[61]
第25回(1996年度)
[編集]- 映画部門 ぴあテン1位 『セブン』(デヴィッド・フィンチャー監督)[61]
第26回(1997年度)
[編集]第27回(1998年度)
[編集]- 映画部門 ぴあテン1位 『タイタニック』(ジェームズ・キャメロン監督)[62]
第28回(1999年度)
[編集]- 映画部門 ぴあテン1位 『スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス』(ジョージ・ルーカス監督)[62]
第29回(2000年度)
[編集]第30回(2001年度)
[編集]第31回(2002年度) -
[編集]第31回(2002年度)
[編集]- 映画部門 ぴあテン1位 『ハリー・ポッターと秘密の部屋』(クリス・コロンバス監督)[63]
第32回(2003年度)
[編集]- 映画部門 ぴあテン1位 『踊る大捜査線 THE MOVIE2』(本広克行監督)[63]
第33回(2004年度)
[編集]- 映画部門 ぴあテン1位 『ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還』(ピーター・ジャクソン監督)[63]
第34回(2005年度)
[編集]- 映画部門 ぴあテン1位 『ALWAYS 三丁目の夕日』(山崎貴監督)[63]
第35回(2006年度)
[編集]- 映画部門 ぴあテン1位 『パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト』(ゴア・ヴァービンスキー監督)[63]
第36回(2007年度)
[編集]第37回(2008年度)
[編集]- 映画部門 ぴあテン1位 『花より男子ファイナル』(石井康晴監督)[63]
脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ a b “雑誌「ぴあ」の人気企画「ぴあテン&もあテン」80年代編が電子書籍で復刻!”. ぴあ. 2023年7月15日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x y z aa ab ac 石原良太 編『映画賞・映画祭日本・外国受賞作品大全集 : 栄光と虚栄・アカデミー賞からヨコハマ映画祭』芳賀書店、1986年6月、170頁。ISBN 4-8261-0520-7。
- ^ a b ぴあテン 2013, p. 138.
- ^ a b c ぴあテン 2013, p. 23.
- ^ a b c d e f g h i j 日外アソシエーツ 2009, p. 314.
- ^ 日外アソシエーツ 2009, p. 313.
- ^ “1972年演劇賞(昭和47年)”. シアターリーグ. 2024年8月29日閲覧。
- ^ a b c d e f 日外アソシエーツ 2009, p. 315.
- ^ a b c d e 日外アソシエーツ 2009, p. 316.
- ^ a b ぴあテン 2013, pp. 6–9.
- ^ a b ぴあテン 2013, pp. 10–13.
- ^ a b c ぴあテン 2013, pp. 14–18.
- ^ a b ぴあテン 2013, pp. 24–25.
- ^ a b c d e 日外アソシエーツ 2009, p. 317.
- ^ a b ぴあテン 2013, pp. 28–29.
- ^ a b c ぴあテン 2013, pp. 32–33.
- ^ a b c d e f g ぴあテン 2013, pp. 40–41.
- ^ a b c d e f g ぴあテン 2013, pp. 52–53.
- ^ ぴあテン 2013, p. 66.
- ^ a b c d e f 日外アソシエーツ 2009, p. 318.
- ^ ぴあテン 2013, p. 68.
- ^ ぴあテン 2013, p. 70.
- ^ ぴあテン 2013, p. 72.
- ^ ぴあテン 2013, p. 74.
- ^ ぴあテン 2013, p. 76.
- ^ ぴあテン 2013, p. 78.
- ^ ぴあテン 2013, p. 80.
- ^ ぴあテン 2013, p. 82.
- ^ ぴあテン 2013, pp. 87–92.
- ^ ぴあテン 2013, pp. 87–91, 94.
- ^ ぴあテン 2013, pp. 87–91, 96.
- ^ ぴあテン 2013, pp. 87–91, 98.
- ^ ぴあテン 2013, pp. 87–91, 100.
- ^ ぴあテン 2013, pp. 87–91, 102.
- ^ ぴあテン 2013, pp. 87–91, 104.
- ^ ぴあテン 2013, pp. 87–91, 106.
- ^ ぴあテン 2013, pp. 110–114, 116.
- ^ ぴあテン 2013, pp. 110–114, 126.
- ^ ぴあテン 2013, pp. 110–114, 122.
- ^ ぴあテン 2013, pp. 110–114, 130.
- ^ ぴあテン 2013, pp. 110–114, 119.
- ^ ぴあテン 2013, pp. 110–114, 128.
- ^ ぴあテン 2013, pp. 110–114, 124.
- ^ ぴあテン 2013, pp. 110–114, 132.
- ^ ぴあテン 2013, p. 140.
- ^ a b c d 日外アソシエーツ 2009, p. 319.
- ^ ぴあテン 2013, p. 144.
- ^ ぴあテン 2013, p. 148.
- ^ ぴあテン 2013, p. 152.
- ^ ぴあテン 2013, p. 156.
- ^ ぴあテン 2013, p. 166.
- ^ ぴあテン 2013, p. 170.
- ^ ぴあテン 2013, p. 178.
- ^ ぴあテン 2013, p. 182.
- ^ ぴあテン 2013, p. 174.
- ^ ぴあテン 2013, p. 190.
- ^ ぴあテン 2013, p. 194.
- ^ ぴあテン 2013, p. 202.
- ^ ぴあテン 2013, p. 206.
- ^ ぴあテン 2013, p. 198.
- ^ a b c d e f 日外アソシエーツ 2009, p. 320.
- ^ a b c d e 日外アソシエーツ 2009, p. 321.
- ^ a b c d e f g 日外アソシエーツ 2009, p. 322.
参考文献
[編集]- 日外アソシエーツ 編『映画の賞事典』日外アソシエーツ・紀伊國屋書店(発売)、2009年12月25日。ISBN 978-4-8169-2223-7。
- 『ぴあ特別号 ぴあテン&もあテン 1980年代編』ぴあ、2013年1月16日 。2023年7月20日閲覧。
関連項目
[編集]- シティロード・メモリアル・ベスト - 競合情報誌『シティロード』の読者投票ベストテン。