1950年の国鉄スワローズ
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1950年の国鉄スワローズ | |
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成績 | |
セントラル・リーグ7位 | |
42勝94敗2分 勝率.309[1] | |
本拠地 | |
都市 | 東京都文京区 |
球場 | 後楽園球場 |
球団組織 | |
オーナー | 三浦義男 |
経営母体 | 株式会社国鉄球団 |
監督 |
総監督:楠見幸信 監督:西垣徳雄 |
1951 » |
1950年の国鉄スワローズ(1950ねんのこくてつスワローズ)では、1950年の国鉄スワローズの動向をまとめる。
この年の国鉄スワローズは、チーム創設1年目のシーズンであり、西垣徳雄監督の1年目のシーズンである。
概要
[編集]1949年のプロ野球再編騒動を受け、駅売店を運営する鉄道弘済会、日本通運、日本交通公社など、国鉄と関係の深い会社が協同して、「株式会社国鉄球団」を設立して、セントラル・リーグへ加盟を申請。戦力はノンプロの鉄道管理局の選手が中心で、加盟が遅れたこともあり他球団の余剰戦力を獲得できなかった。最終的に現在の東京ヤクルトスワローズが誕生するが、国鉄スワローズとして産声を上げた1年目は開幕からぶっちぎりで広島と最下位を争ったが、11月になってようやく最下位を脱出し7位となるが、初優勝の松竹に57.5ゲームを、同じく新球団の大洋には26.5ゲームも離される惨敗で国鉄スワローズ、そして西垣監督の1年目は終わった。それでも8月にのちの400勝投手・金田正一が高校中退で加入し、チームの救世主となった。この年は初優勝の松竹に1勝18敗、2位の中日に2勝17敗1分、3位の巨人に3勝16敗1分と上位3球団から6勝しか稼げなかったが、最下位の広島には13勝6敗と大きく勝ち越して辛うじて最下位を逃れた。チーム防御率・チーム打率共に7位で、失策数はリーグワーストの235失策と散々だった。
チーム成績
[編集]レギュラーシーズン
[編集]1 | 二 | 福田勇一 |
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2 | 左 | 小田切茂造 |
3 | 一 | 岩橋利男 |
4 | 中 | 久保吾一 |
5 | 捕 | 井上親一郎 |
6 | 右 | 榎本茂 |
7 | 三 | 土佐内吉治 |
8 | 投 | 成田啓二 |
9 | 遊 | 中村栄 |
順位 | 3月終了時 | 4月終了時 | 5月終了時 | 6月終了時 | 7月終了時 | 8月終了時 | 9月終了時 | 10月終了時 | 最終成績 | |||||||||
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1位 | 中日 | -- | 中日 | -- | 松竹 | -- | 松竹 | -- | 松竹 | -- | 松竹 | -- | 松竹 | -- | 松竹 | -- | 松竹 | -- |
2位 | 松竹 | 1.0 | 松竹 | 0.0 | 中日 | 1.0 | 中日 | 5.0 | 中日 | 5.0 | 中日 | 7.5 | 中日 | 9.0 | 中日 | 8.5 | 中日 | 9.0 |
3位 | 巨人 | 2.0 | 巨人 | 2.5 | 巨人 | 8.0 | 巨人 | 6.5 | 巨人 | 11.5 | 巨人 | 10.5 | 巨人 | 10.5 | 巨人 | 14.0 | 巨人 | 17.5 |
4位 | 大洋 | 3.0 | 大阪 | 10.0 | 大阪 | 10.0 | 大阪 | 8.5 | 大阪 | 14.5 | 大洋 | 20.0 | 大阪 | 22.5 | 大阪 | 25.5 | 大阪 | 30.0 |
5位 | 大阪 | 5.5 | 大洋 | 10.0 | 大洋 | 12.0 | 大洋 | 11.5 | 大洋 | 15.0 | 大阪 | 22.5 | 大洋 | 24.0 | 大洋 | 27.0 | 大洋 | 31.0 |
6位 | 西日本 | 7.0 | 西日本 | 11.5 | 西日本 | 18.0 | 西日本 | 19.0 | 西日本 | 22.0 | 西日本 | 28.5 | 西日本 | 34.5 | 西日本 | 43.5 | 西日本 | 48.5 |
7位 | 広島 | 7.5 | 広島 | 18.0 | 広島 | 20.0 | 広島 | 20.0 | 広島 | 25.5 | 広島 | 36.5 | 広島 | 43.0 | 広島 | 49.5 | 国鉄 | 57.5 |
8位 | 国鉄 | 10.0 | 国鉄 | 20.0 | 国鉄 | 27.0 | 国鉄 | 29.5 | 国鉄 | 34.5 | 国鉄 | 42.5 | 国鉄 | 48.5 | 国鉄 | 54.0 | 広島 | 59.0 |
順位 | 球団 | 勝 | 敗 | 分 | 勝率 | 差 |
1位 | 松竹ロビンス | 98 | 35 | 4 | .737 | 優勝 |
2位 | 中日ドラゴンズ | 89 | 44 | 4 | .669 | 9.0 |
3位 | 読売ジャイアンツ | 82 | 54 | 4 | .603 | 17.5 |
4位 | 大阪タイガース | 70 | 67 | 3 | .511 | 30.0 |
5位 | 大洋ホエールズ | 69 | 68 | 3 | .504 | 31.0 |
6位 | 西日本パイレーツ | 50 | 83 | 3 | .376 | 48.0 |
7位 | 国鉄スワローズ | 42 | 94 | 2 | .309 | 57.5 |
8位 | 広島カープ | 41 | 96 | 1 | .299 | 59.0 |
できごと
[編集]- 1月11日 - 国鉄の関係団体である弘済会、交通公社を主体とする交通協力会が球団運営を決定。
- 1月12日 - 国鉄球団のセ・リーグ加盟が承認される。ニックネームは〃スワローズ〃と決定。
- 3月10日 - 記念すべき公式戦第一戦を下関球場で大洋行うが、今西投手に2安打に抑えられ0対2で負ける。
- 3月11日 - 開幕第二戦に広島に3対2で勝ち、記念すべき初勝利(勝利投手-高橋輝)。
- 3月14日 - 開幕から12試合目のこの日の巨人戦の6回に土屋選手がチーム第一号ホームランを放つ。
選手・スタッフ
[編集]表彰選手
[編集]リーグ・リーダー |
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受賞者なし |
ベストナイン |
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選出なし |
出典
[編集]セントラル・リーグ | パシフィック・リーグ | ||||||
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優勝 | 松竹ロビンス | 2位 | 中日ドラゴンズ | 優勝 | 毎日オリオンズ | 2位 | 南海ホークス |
3位 | 読売ジャイアンツ | 4位 | 大阪タイガース | 3位 | 大映スターズ | 4位 | 阪急ブレーブス |
5位 | 大洋ホエールズ | 6位 | 西日本パイレーツ | 5位 | 西鉄クリッパース | 6位 | 東急フライヤーズ |
7位 | 国鉄スワローズ | 8位 | 広島カープ | 7位 | 近鉄パールス | ||
:日本一 :日本シリーズ出場 | |||||||