高島崚輔
高島 崚輔 たかしま りょうすけ | |
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2023年6月 | |
生年月日 | 1997年2月4日(27歳) |
出生地 | 日本 大阪府箕面市 |
出身校 | ハーバード大学 |
所属政党 | 無所属[1][2] |
公式サイト | 芦屋市長 高島 りょうすけ |
当選回数 | 1回 |
在任期間 | 2023年5月1日 - |
高島 崚輔(髙島 崚輔[注 1][3]、1997年2月4日 - )は、日本の政治家[4]。兵庫県芦屋市長(1期)[5]。2023年4月23日に投開票が行われた芦屋市長選挙で、現行の公職選挙法における歴代の市長の中で最年少の当選者となった[4]。
経歴
[編集]大阪府箕面市出身[6]。灘中学校・高等学校に進学し、高校では生徒会長を務めた。大学進学に当たっては東京大学文科一類[7]とハーバード大学に合格。ハーバード大学の合格を知った2015年4月には東大の入学手続きを済ませていたため、4か月間東大で学んだのち渡米し[8]、ハーバード大学で当初は公共政策などを学んだが、のち環境エネルギー工学を専攻。大学1年の時にはケネディ・スクールの仲間と東京電力福島第一原子力発電所を視察した[9]。2016年には「特定非営利活動法人グローバルな学びのコミュニティ・留学フェローシップ」の理事長に就任[10]。2019年には東京大学を退学[11]。孫正義育英財団より奨学金を受けつつ、3度の休学を挟み2022年5月26日にハーバード大学・工学応用科学部を卒業した(文理学士)[9][12]。同年夏より芦屋市に移り住む[13]。
2023年4月16日に告示された第20回統一地方選挙後半戦の芦屋市長選挙に出馬。同23日に投開票が行われ、現職の伊藤舞らを押さえ当選した[14]。全国市長会の1955年以降の統計によると、それまでの歴代最年少市長は1994年に28歳で東京都の武蔵村山市長に就任した志々田浩太郎であったが、高島はこれを更新した[13]。
なお、2024年9月1日に行われた大館市長選挙で石田健佑(当選時27歳2か月)が当選し現職最年少の座は譲ったが、当選時点での歴代最年少の記録(26歳)はそのままである[15]。
※当日有権者数:78245人 最終投票率:55.11%(前回比:6.42pts)
候補者名 | 年齢 | 所属党派 | 新旧別 | 得票数 | 得票率 | 推薦・支持 |
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高島崚輔 | 26 | 無所属 | 新 | 19,779票 | 46.66% | |
伊藤舞 | 53 | 無所属 | 現 | 11,981票 | 28.26% | |
中島香織 | 55 | 無所属 | 新 | 5,671票 | 13.37% | |
大塚展生 | 65 | 無所属 | 新 | 4,958票 | 11.69% |
政策
[編集]選挙公報によると、先輩世代に向けた「安心の医療・介護・防災」、現役世代に向けた「圧倒的な子育て環境」、未来世代に向けた「先進的な世界一の教育」を基本政策として掲げ、地域拠点の集会所や公園整備、18歳までの医療費無償化、生徒の能力に応じた授業、教員の働き方改革などを提唱している。図書館の整備を含めたJR神戸線芦屋駅南側の再開発の見直しや、自身の退職金のカットも主張する[16]。選挙活動には動画SNSのTikTokも活用し、「ハーバード卒にGoogle入社試験解かせてみた」など再生回数が100万回を超えるものもあった[6]。
市政
[編集]教育委員人事案の否決
[編集]12月1日、芦屋市議会は定例会の本会議を開き、教育委員の上月敏子の後任に元さいたま市教育長の細田真由美を任命するとした高島の案を賛成少数で不同意とした[17][18]。同市で人事関連議案が不同意となったのは、少なくとも1999年以降で初めて。同市の教育委員は4人で構成されており、市長が議会の同意を得て任命する。上月が12月に任期を終えるため、高島が細田を後任に推薦した。細田は2018年6月から5年間、さいたま市で教育長を務め、今年9月に芦屋市が連携協定を結んだ東京大学公共政策大学院の講師も務めている。本会議では、あしや政風会と公明党の計7人が同意案に賛成し、共産党と日本維新の会、芦屋しみんの未来、無所属の計10が反対、至誠会の3人が棄権した。反対討論では4議員が「遠方に住んでいて、月2回の委員会活動、市内の行事への参加などが困難ではないか」「他にも多くの役職を務められているので、芦屋の教育が最優先されるかが疑問」などと理由を述べた。
脚注
[編集]注釈
[編集]- ^ 芦屋市の公式ホームページでは、苗字の「高」をはしごだかの「髙」にした「髙島 崚輔」表記が採用されている。
出典
[編集]- ^ 朝日新聞の報道によれば、芦屋市内の政治情勢を把握するため自民党関係者と接触した際、入党を求められ、芦屋市長選挙立候補表明前には自民党に入党したという。(“ハーバード卒「ハリー・ポッター」 市長ポストをつかんだ「戦略」”. 朝日新聞. (2023年6月10日) 2023年6月10日閲覧。)
- ^ デイリー新潮の報道によれば、芦屋市長選挙立候補表明前には自民党員になったことは、選挙時にはあまり積極的には公表されなかったという。(“26歳で最年少当選の芦屋市長 ソックリの名前の「覆面ポスター」戦略に地元で苦情も”. =デイリー新潮. (2023年5月9日) 2023年6月10日閲覧。)
- ^ “髙島崚輔市長のページ”. 芦屋市. 2023年5月4日閲覧。
- ^ a b 日本放送協会. “歴代最年少26歳で芦屋市長に 高島崚輔さんって?灘高からハーバード | NHK”. NHKニュース. 2023年4月24日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年4月27日閲覧。
- ^ “史上最年少26歳・高島崚輔芦屋市長が初登庁「世界で一番住み続けたい芦屋を」朝食はいつも通り - 社会 : 日刊スポーツ”. nikkansports.com. 2023年5月1日閲覧。
- ^ a b “史上最年少の芦屋市長、灘高・ハーバード卒でTikTokも駆使…草の根選挙展開”. 読売新聞. (2023年4月24日) 2023年4月24日閲覧。
- ^ “ハーバードにペーパーテストはない 求められるのは「人とつながる力」”. 朝日新聞グローブ. (2016年3月6日) 2023年4月24日閲覧。
- ^ “灘中・灘高・東大・ハーバードそして“史上最年少”市長へ 芦屋市長選当選の高島崚輔さん26歳が「訴え」”. 関西テレビ放送. (2023年4月24日) 2023年4月24日閲覧。
- ^ a b “全国最年少の市長誕生へ/高島りょうすけ、ハーバード大を7年で卒業した日本人”. NewsPicks. (2023年4月23日) 2023年4月24日閲覧。
- ^ “団体情報 特定非営利活動法人グローバルな学びのコミュニティ・留学フェローシップ”. CANPAN (2022年5月17日). 2023年4月24日閲覧。
- ^ 高島りょうすけ (takashimaryosuke2023) - Facebook
- ^ “進学は「海外超難関大」という選択 経験者語る「海外進学塾」からハーバードへ”. 週刊新潮 (2018年5月13日). 2023年5月12日閲覧。
- ^ a b “全国の最年少市長記録を更新 26歳2カ月で芦屋市長選の高島氏 灘高、東大、ハーバードに「期待」”. 神戸新聞. (2023年4月23日) 2023年4月24日閲覧。
- ^ “令和5年4月23日芦屋市長選挙-開票状況速報”. 芦屋市選挙管理委員会 (2023年4月24日). 2023年4月24日閲覧。
- ^ “きょう初登庁 全国最年少27歳 秋田 大館市長 石田健佑氏とは”. NHK. 2024年9月25日閲覧。
- ^ 芦屋市長選挙公報 (PDF)
- ^ 村上貴浩 (2023年12月1日). “高島・芦屋市長が推薦の教育委員、任命できず 元さいたま市教育長の女性 市議会が反対”. 神戸新聞 2023年12月5日閲覧。
- ^ 真常法彦 (2023年12月1日). “最年少市長の人事案、市議会が異例の否決 重視する教育改革つまずく”. 朝日新聞 2023年12月31日閲覧。
外部リンク
[編集]- 公式ウェブサイト
- 高島りょうすけ (takashimaryosuke2023) - Facebook
- 高島りょうすけ 芦屋市長 (@takashimaryosuke) - Instagram
- 高島りょうすけ (@804wtlgf) - LINE公式アカウント
- 高島りょうすけ (takashimaryosuke) - note
- 高島りょうすけ (@takashimaryosuke) - TikTok
- 高島りょうすけ|芦屋市長 (@TakashimaR_2023) - X(旧Twitter)
- 高島りょうすけ 芦屋市長 - YouTubeチャンネル
公職 | ||
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