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note (配信サイト)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
note
URL note.com ウィキデータを編集
タイプ 投稿
運営者 note株式会社
スローガン つくる、つながる、とどける。
登録 任意
開始 2014年4月7日 (10年前) (2014-04-07)

note(ノート)は文章、写真イラスト音楽、映像などの作品を配信するウェブサイト[1]。運営者はnote株式会社[注 1]2014年(平成26年)4月7日、サービスを開始。

概要

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テキスト(文章)、画像、つぶやき、音声、動画の5種類の記事をデバイスで作成して投稿できるメディアプラットフォームである[3]

2020年2月5日より正式公開されたサークル機能がオンラインサロン用途で活用され始め[4]、利用者が急増。日経トレンディが選ぶ「2020年ヒット商品ランキング」では、18位にランクインした[5]。 法人や個人の公式サイトとしての利用もある。

主なサービス

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テキスト(文章)、画像、つぶやき、音声、動画の5種類の記事を投稿できる。

読者や視聴者は、投稿作品に対してコメントを投稿したり、スキ(いいねと同様の機能)を付けたり、他のSNS拡散できる機能もある。また、すべての投稿作品に対して「サポート」という投げ銭機能があり、無料作品に対しても金銭支援を行える。作品投稿者は、購入者に対して、お礼のメッセージを送れるようになっており、メッセージやコメントを通じた双方向の会話ツールとして使用できる。

メンバーシップ

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月額会費制のコミュニティや同好会を作ることができる機能[6]

マガジン

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お気に入りの記事をまとめて、ブックマークのようにしたり、テーマに沿って分類したりできる機能[6]

有料公開

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noteに投稿する作品は、無料公開と有料公開を選択できる。有料公開に対応しているのは、テキスト、画像、音声である。有料の場合、記事単位での販売と、数記事をまとめたマガジン単位での販売が可能である。 販売価格は、100円、500円、1,000円、任意価格で最大10,000円で設定できる。 月額500円のプレミアム会員になれば、販売価格を最大50,000円まで設定できる。

プレミアム会員

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月額500円で利用できる有料会員機能[7]

〔主な機能〕

  • 定期購読マガジンの申し込み
  • 共同運営マガジン機能
  • 予約投稿機能
  • コメント欄のON/OFF機能
  • 有料noteの販売価格の上限アップ
  • 有料noteの数量限定販売

note pro

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noteの法人向け有料サービス。 noteの機能をアップグレードすることができるほか、個別サポートやnote proを使っている企業との勉強会などのコミュニティに参加できる[8]

〔主な機能〕

  • 導入運営の個別サポート
  • 独自ドメイン
  • テーマカラー変更
  • メニューカスタマイズ
  • 契約企業向け勉強会
  • 契約企業コミュニティ

サービス沿革

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  • 2014年平成26年)4月7日、サービスを開始。
  • 2018年(平成30年)9月、ECの商品を表示できる機能「note for shopping」の提供を開始[9]
  • 2019年令和元年)11月25日、noteのドメイン名をnote.muからnote.comに変更。
  • 2023年(令和5年)3月6日、コンテンツのインポート/エクスポート機能の提供開始[10]。当機能は2021年4月より対応が予告されていた[10]

決済

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支払方法は、クレジットカードと、スマホ料金と一緒に決済ができる「携帯電話のキャリア決済」に対応している。一部の定期購読型マガジンでは、コンビニ決済も選択できる[11][12]

支払先

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通常は、個人もしくは法人の口座に振り込まれる。ただし、売り上げが発生した日から180日間過ぎた時点で口座振り込みができない状況になっている場合は、Amazonギフト券コードが発行される。発行されたギフト券は、登録しているメールアドレスに送られる[注 2][13]

主なイベント

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  • 2020年9月2日~9月5日:初の大規模イベント「note CREATOR FESTIVAL」開催[14]

事件・不祥事・諸問題

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IPアドレス問題(2020年8月14日
noteユーザーが直近でログインしたIPアドレスが記事詳細ページのソースコードから確認可能な状態であることが判明したため、同日午前10時40分にこの不具合を検知して午前10時58分にnote全体へのアクセスを遮断し、午前11時56分に修正を終えてサービスを再公開した。誰でもログインユーザーのIPアドレスを確認できる状態だったことから、noteを利用する有名人のIPアドレスを、ネット掲示板「5ちゃんねる」など利用者のIPアドレスが公開されているサービスと比較し、該当IPアドレスの発言を本人とひも付けて考えるネットユーザーが多数現れ、騒動に発展した[15]
ウェブアーカイブ拒否問題
2021年8月27日現在、noteはWayback Machine[注 3]ウェブ魚拓[注 4]からのクロールを拒否している[16]。上述のIPアドレス流出問題発生後、robots.txtに前述のウェブアーカイブサイトからのクロールを拒否する記述が追記されたとみられている[17]。このrobots.txtの記述はデジタル庁公式noteにもあり[18][19]、セキュリティ研究者の高木浩光は「国会図書館のクローラまで排除するようになると違法(国立国会図書館法第25条の3第2項)」と指摘している[20]
新型コロナウイルス感染症に関するインフォデミック
2019年からの新型コロナウイルス感染症の世界的流行に関し、科学的根拠のない誤情報や陰謀論2019年コロナウイルス感染症流行に関連する誤情報ワクチン忌避)が掲載された記事がnoteで多く作成され、拡散していることが指摘された[21]ファクトチェックの結果、「ワクチン」がタイトルに含まれるシェア数トップ100記事(今年上半期)の過半数を問題性のある記事が占めていたことが明らかとなった[21]。これに対し、「note」側では「新型コロナウイルスに関係する内容の可能性がある記事です」と注意文をワクチンに関する記事に表示していたほか、検索エンジンに載らないようにする「noindex」「nofollow」のタグが組み込まれている記事も確認された[21]

著名なユーザー

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政府機関

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  • デジタル庁 - 2021年5月開始。開始当初のドメイン名はnote.digital.go.jpだったが、同年8月26日にdigital-gov.note.jpへ変更された[22]

法人

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個人

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テレビ東京との企画ドラマ

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テレビ東京とnoteのコラボレーション企画で、連続ドラマが作られている。火曜0:12 - 1:00(月曜深夜)に放送。

知らない人んち(仮)〜あなたのアイデア、来週放送されます!〜

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2019年11月5日(4日深夜) - 26日(25日深夜)の全4回放送された、連ドラ脚本を毎週募集する新実験ドラマ[23]

10月3日の13時30分より、note、YouTube、「ネットもテレ東」(テレ東の動画配信サービス)にて公開される第0話のドラマを見た視聴者が続きのアイデアやストーリーをnoteに投稿、それを元に「note投稿編」がつくられ、同時にプロのスタッフによる「テレ東チーム編」も作成され、2つのストーリーが毎週放送された[24]

出演者

100文字アイデアをドラマにした!

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2020年1月7日(6日深夜)より3月24日(23日深夜)まで全12回放送の予定だったが、全10回放送(初回のみ深夜0時42分〜)に変更された。

『note連動ドラマ新企画(仮)』として、note上で「テレ東で観たいドラマ」を100文字で募集し、1800件を超える投稿の中から3つのアイデアを選定、さらにシナリオを募集した[25]

月ごとにジャンルとテーマが設定され、2話ごとに主演が交代していく予定だったが、2月4日(3日深夜)11日(10日深夜)の放送分は、主演として出演予定だった唐田えりかの不祥事を受け、放送中止となり別番組に差し替えとなった[26]

3月3日(2日深夜)の放送分以降は、1話ごとに主演が交代していく予定に変更された。

主題歌 - 藤原さくらTwilight』『Ami

脚注

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注釈

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  1. ^ 2020年(令和2年)4月7日、株式会社ピースオブケイクより社名変更[2]
  2. ^ 2020年3月までは、今まで通り、支払期限はない。
  3. ^ User-agent: ia_archiver
  4. ^ User-agent: megalodon

出典

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  1. ^ note ――つくる、つながる、とどける。 note”. note. 2018年10月28日閲覧。
  2. ^ note株式会社へ社名変更しました”. note株式会社 (2020年4月7日). 2020年4月7日閲覧。
  3. ^ noteでできること noteでできること”. note. 2018年10月28日閲覧。
  4. ^ noteが月額会費制コミュニティを簡単に作れる「サークル機能」公開”. TechCrunch Japan (2020年2月5日). 2020年12月4日閲覧。
  5. ^ “2020年ヒット商品ランキング 日経トレンディが選んだベスト30”. 日経クロストレンド: p. 2. (2020年11月3日). https://xtrend.nikkei.com/atcl/contents/18/00379/00001/?P=2 2020年12月4日閲覧。 
  6. ^ a b マガジンとは”. note. 2020年9月10日閲覧。
  7. ^ noteプレミアム”. note. 2020年9月10日閲覧。
  8. ^ note pro”. note. 2020年9月10日閲覧。
  9. ^ note上でEC商品の表示ができる機能『note for shopping』の提供を開始 note for shopping”. ECのミカタ. 2018年10月28日閲覧。
  10. ^ a b 臼田勤哉 (2022年3月6日). “note、ついにインポート/エクスポートに対応”. Impress Watch. 株式会社インプレス. 2023年3月8日閲覧。
  11. ^ 購入および売上代金について 購入および売上代金について”. note. 2018年10月28日閲覧。
  12. ^ note CREATOR FESTIVAL”. note CREATOR FESTIVAL. 2020年7月23日閲覧。
  13. ^ 売上金の振込先登録のお願い(2021年3月から預かり期間を設けます)|note公式|note 2020年12月27日閲覧
  14. ^ 【7/22(水)20時】初開催のnote CREATOR FESTIVALって、どんなイベント? #noteフェス|noteイベント|note”. note(ノート). 2020年7月23日閲覧。
  15. ^ 【お詫び】IPアドレスが他者からも確認できてしまう不具合について|note株式会社”. note株式会社. 2020年8月15日閲覧。
  16. ^ robots.txt”. Note. note株式会社. 2021年8月27日閲覧。
  17. ^ nagazou (2020年9月2日). “note、Internet Archiveで保存できなくなる、古いドメインはブロック”. スラド. 株式会社アピリッツ. 2021年8月27日閲覧。
  18. ^ note.digital.go.jpのrobots.txt”. 2021年7月24日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年8月27日閲覧。 note.digital.go.jpオフライン化に伴いWayback Machineで閲覧可能
  19. ^ digital-gov.note.jpのrobots.txt”. 2021年8月27日閲覧。
  20. ^ Hiromitsu Takagi [@HiromitsuTakagi] (2021年5月14日). "2021年5月14日 午後0:04(JST)のツイート". X(旧Twitter)より2021年8月27日閲覧
  21. ^ a b c “反コロナワクチン”記事が「note」で拡散? 誤情報や陰謀論で影響力、運営側も問題視か”. BuzzFeed News (2021年7月13日). 2021年7月29日閲覧。
  22. ^ デジタル庁の「note」、新ドメインへの移転を突如実施。リダイレクトもなく批判が殺到”. やじうまWatch. 株式会社インプレス (2021年8月27日). 2021年8月27日閲覧。
  23. ^ 知らない人んち(仮)〜あなたのアイデア、来週放送されます!~ GYAO!
  24. ^ 11月テレ東新番組「知らない人んち(仮)」ってどんなドラマ? テレビ東京ドラマ公式(2019/10/03 13:56)
  25. ^ 『note連動ドラマ新企画(仮)』ドラマ化作品第1弾決定! テレビ東京ドラマ公式(2020/01/16 20:16)
  26. ^ “唐田えりか、主演ドラマ「100文字アイデアを-」第5話が別番組に差し替え”. サンケイスポーツ. (2020年1月30日). https://www.sanspo.com/article/20200130-756BDFTIVBNE7GWBRTK4FGVZPQ/ 2020年2月10日閲覧。 
  27. ^ “恒松祐里、地上波ドラマ初主演 コメディに挑む<100文字アイデアをドラマにした!>”. (2020年2月13日). https://mdpr.jp/news/detail/1965914 2020年2月14日閲覧。 

外部リンク

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