第68回カンヌ国際映画祭
オープニング | 『太陽のめざめ』 |
---|---|
クロージング | 『La Glace et le ciel』 |
会場 | フランス カンヌ |
創設 | 1946年 |
受賞 | 『ディーパンの闘い』 |
賞名 | パルム・ドール |
主催者 | ティエリー・フレモー |
上映作品数 |
コンペティション:19本 ある視点:19本 コンペティション外:16本 短編:9本 シネファウンデーション:18本 |
期間 | 2015年5月13日 - 24日 |
ウェブサイト | http://www.festival-cannes.com/fr.html |
第68回カンヌ国際映画祭(だい68かいカンヌこくさいえいがさい)は、2015年5月13日から24日にかけて開催された[1]。
コンペティション部門の審査員長はアメリカ合衆国の映画監督であるジョエル・コーエンとイーサン・コーエンが務めた[2]。二人の人物が審査員長に起用されたのは映画祭史上初めてである[2]。また、ある視点部門の審査員長はイタリア出身の女優イザベラ・ロッセリーニ[3]、カメラ・ドールの審査員長はフランスの女優サビーヌ・アゼマが務めた[4]。
開会式および閉会式の司会は前年に引き続きフランスの俳優であるランベール・ウィルソンが務めた[5]。
公式ポスターはスウェーデン出身の女優であるイングリッド・バーグマンがフィーチャーされている[6][7]。
パルム・ドールはジャック・オーディアール監督のフランス映画『ディーパンの闘い』に贈られた[8]。名誉パルム・ドールはフランスの映画監督アニエス・ヴァルダに贈られた[9]。
公式選出
[編集]コンペティション部門
[編集]コンペティション部門では、以下の19作品が上映された[10][11]。
日本語題 | 原題 | 監督 | 製作国 |
---|---|---|---|
ディーパンの闘い | Dheepan | ジャック・オーディアール | フランス |
ティエリー・トグルドーの憂鬱 | La Loi du marché | ステファヌ・ブリゼ | フランス |
Marguerite et Julien | ヴァレリー・ドンゼッリ | フランス | |
五日物語 -3つの王国と3人の女- | Il racconto dei racconti | マッテオ・ガローネ | イタリア フランス イギリス |
キャロル | Carol | トッド・ヘインズ | イギリス アメリカ合衆国 |
黒衣の刺客 | 聶隱娘 | ホウ・シャオシェン | 台湾 |
山河ノスタルジア | 山河故人 | ジャ・ジャンクー | 中国 フランス |
海街diary | 是枝裕和 | 日本 | |
マクベス | Macbeth | ジャスティン・カーゼル | イギリス フランス アメリカ合衆国 |
ロブスター | The Lobster | ヨルゴス・ランティモス | ギリシャ イギリス アイルランド オランダ フランス |
モン・ロワ 愛を巡るそれぞれの理由[12] | Mon roi | マイウェン | フランス |
母よ、 | Mia madre | ナンニ・モレッティ | イタリア フランス |
サウルの息子 | Saul fia | ネメシュ・ラースロー | ハンガリー |
グランドフィナーレ | Youth | パオロ・ソレンティーノ | イタリア スイス イギリス フランス |
母の残像 | Louder Than Bombs | ヨアキム・トリアー | ノルウェー フランス デンマーク アメリカ合衆国 |
追憶の森 | The Sea of Trees | ガス・ヴァン・サント | アメリカ合衆国 |
ボーダーライン | Sicario | ドゥニ・ヴィルヌーヴ | アメリカ合衆国 |
愛と死の谷 | Valley of Love | ギョーム・ニクルー | フランス |
或る終焉 | Chronic | ミシェル・フランコ | アメリカ合衆国 |
ある視点部門
[編集]ある視点部門では、以下の19作品が上映された[10][13]。オープニング作品は、河瀬直美監督の『あん』である[14]。また、ヤレド・ゼレケ監督の『Lamb』は、エチオピア映画で初めてオフィシャルセレクションに選出された映画である[15]。
日本語題 | 原題 | 監督 | 製作国 |
---|---|---|---|
마돈나 Madonna | シン・スウォン | 韓国 | |
光りの墓 | รักที่ขอนแก่น Rak Ti Khon Kaen | アピチャートポン・ウィーラセータクン | タイ |
ラスト・ボディガード | Maryland | アリス・ウィンクール | フランス |
Chauthi Koot | ガービンダー・シン | インド | |
生と死と、その間にあるもの | Masaan | ニーラジ・ガイワン | インド |
ひつじ村の兄弟 | Hrútar | グリーア・ハコナーソン | アイスランド |
岸辺の旅 | 黒沢清 | 日本 | |
Je suis un soldat | ローラン・ラリビエ | フランス | |
灼熱[16] | Zvizdan | ダリボア・マタニック | クロアチア |
The Other Side | ロベルト・ミネルビーニ | アメリカ合衆国 | |
Un etaj mai jos | ラドゥー・ムンテアン | ルーマニア | |
無頼漢 渇いた罪 | 무뢰한 Muroehan | オ・ソンウク | 韓国 |
囚われた少女たち | Las elegidas | デビッド・パブロス | メキシコ |
ناهید Nahid | イーダ・パナハンダ | イラン | |
Comoara | コルネリュ・ポルンボユ | ルーマニア | |
罠〜被災地に生きる | Taklub | ブリランテ・メンドーサ | フィリピン |
あん | 河瀬直美 | 日本 フランス ドイツ | |
Alias María | ホセ・ルイス・ルヘレス・ガルシア | コロンビア アルゼンチン フランス | |
Lamb | ヤレド・ゼレケ | エチオピア フランス ドイツ ノルウェー |
コンペティション外
[編集]コンペティション外では以下の作品が上映された[17][10][18][19]。
日本語題 | 原題 | 監督 | 製作国 |
---|---|---|---|
マッドマックス 怒りのデス・ロード | Mad Max: Fury Road | ジョージ・ミラー | オーストラリア アメリカ合衆国 |
太陽のめざめ | La Tête haute | エマニュエル・ベルコ | フランス |
教授のおかしな妄想殺人 | Irrational Man | ウディ・アレン | アメリカ合衆国 |
リトルプリンス 星の王子さまと私 | The Little Prince | マーク・オズボーン | フランス |
インサイド・ヘッド | Inside Out | ピート・ドクター | アメリカ合衆国 |
La Glace et le ciel | リュック・ジャケ | フランス |
日本語題 | 原題 | 監督 | 製作国 |
---|---|---|---|
AMY エイミー | Amy | アシフ・カパディア | イギリス |
オフィス 檻の中の群狼 | 오피스 Opiseu | ホン・ウォンチャン | 韓国 |
LOVE 3D | Love | ギャスパー・ノエ | フランス |
日本語題 | 原題 | 監督 | 製作国 |
---|---|---|---|
アスファルト | Asphalte | サミュエル・ベンシュトリット | フランス |
Oka | スレイマン・シセ | マリ | |
Une histoire de fou | ロベール・ゲディギャン | フランス | |
היורד למעלה Hayored lema'ala | エラド・ケイダン | イスラエル | |
סיפור על אהבה וחושך Sipur al ahava ve choshech | ナタリー・ポートマン | アメリカ合衆国 イスラエル | |
Amnesia | バーベット・シュローダー | スイス フランス | |
インモラル・ガール〜秘密と嘘〜 | Panama | パヴレ・ヴチュコヴィッチ | セルビア |
短編映画
[編集]4,550本の応募作品のうち、以下の作品が上映された[20]。
日本語題 | 原題 | 監督 | 製作国 |
---|---|---|---|
موج ٩٨ Moug 98 | Ely Dagher | レバノン カタール | |
The Guests | Shane Danielsen | オーストラリア | |
Salı | Ziya Demirel | トルコ フランス | |
Le Repas dominical | Céline Devaux | フランス | |
Love Is Blind | Dan Hodgson | イギリス | |
السلام عليك يا مريم Assalammu 'aleiki ya Maryam | Basil Khalil | パレスチナ フランス ドイツ | |
Copain | Jan Roosens and Raf Roosens | ベルギー | |
Patriot | Eva Riley | イギリス | |
Presente imperfecto | Iair Said | アルゼンチン |
シネファウンデーション
[編集]映画学校の生徒が製作した映画を上映する「シネファウンデーション」では以下の作品が上映された[20]。
日本語題 | 原題 | 監督 | 製作国 |
---|---|---|---|
کشتارگاه Koshtargah | Behzad Azadi | テヘラン芸術大学, イラン | |
El ser mágnetico | Mateo Bendesky | Universidad del Cine, アルゼンチン | |
Share | Pippa Bianco | AFI Directing Workshop for Women, アメリカ合衆国 | |
Manoman | Simon Cartwright | National Film and Television School, イギリス | |
Victor XX | Ian Garrido López | ESCAC, スペイン | |
возвращение Эркин Vozvrashenie Erkina | Maria Guskova | High Courses for Scriptwriters and Film Directors, ロシア | |
Leonardo | Félix Hazeaux, Thomas Nitsche, Edward Noonan, Franck Pina, and Raphaëlle Plantier | Supinfocom, フランス | |
Locas perdidas | Ignacio Juricic Merillán | チリ大学, チリ | |
Tsunami | Sofie Kampmark | The Animation Workshop, デンマーク | |
Retriever | Tomáš Klein and Tomáš Merta | FAMU, チェコ | |
Les Chercheurs | Aurélien Peilloux | Fémis, フランス | |
Abwesend | Eliza Petkova | dffb, ドイツ | |
עשרה רחובות, מאה עצים Asara rehovot mea etsim | Miki Polonski | Minshar for Art, イスラエル | |
Четырнадцать шагов | Maksim Shavkin | Moscow School of New Cinema, ロシア | |
Anfibio | Héctor Silva Núñez | EICTV, キューバ | |
Ainahan ne palaa | Salla Sorri | アールト大学, フィンランド | |
Het Paradijs | Laura Vandewynckel | Erasmushogeschool Brussel, ベルギー | |
日光之下 | Qiu Yang | メルボルン大学, オーストラリア |
独立選出
[編集]国際批評家週間
[編集]国際批評家週間では、以下の作品が上映された[21]。オープニング作品はエリー・ワジュマン監督の『アナーキスト 愛と革命の時代』、クロージング作品はマチュー・ヴァドピエ監督の『La Vie en grand』である。
日本語題 | 原題 | 監督 | 製作国 |
---|---|---|---|
Dégradé | アラブ・アンド・ターザン | パレスチナ カタール フランス | |
Krisha | トレイ・エドワード・シャルツ | アメリカ合衆国 | |
地中海 | Mediterranea | ジョナス・カルピナーノ | イタリア フランス アメリカ合衆国 ドイツ |
パウリーナ | La patota | サンティアゴ・ミトレ | アルゼンチン ブラジル フランス |
Sleeping Giant | アンドリュー・シヴィディノ | カナダ | |
土と影 | A tierra y la sombra | セサル・アウグスト・アセヴェド | コロンビア フランス オランダ チリ ブラジル |
Ni le ciel ni la terre | クレマン・コジトレ | フランス ベルギー |
日本語題 | 原題 | 監督 | 製作国 |
---|---|---|---|
アナーキスト 愛と革命の時代 | Les Anarchistes | エリー・ワジュマン | フランス |
La Vie en grand | マチュー・ヴァドピエ | フランス | |
コインロッカーの女 | 차이나타운 Chainataun | ハン・チュンヒ | 韓国 |
Les Deux Amis | ルイ・ガレル | フランス |
日本語題 | 原題 | 監督 | 製作国 |
---|---|---|---|
Alles wird gut | パトリック・フォルラート | ドイツ | |
Pojkarna | イサベラ・カルボネル | スウェーデン | |
Command Action | ジョアン・パウロ・ミランダ・マリア | ブラジル | |
La Fin de dragon | マリナ・ディアビ | フランス | |
The Fox Exploits the Tiger's Might | ラッキー・クスワンディ | インドネシア | |
Love Comes Later | ソネジュヒ・シンハ | アメリカ合衆国 | |
Jeunesse des Loups-Garoups | ヤン・ドゥラトル | フランス | |
Ramona | アンドレイ・クレツレスク | ルーマニア | |
Too Cool for School | ケヴィン・フィリップス | アメリカ合衆国 | |
Varicella | フルヴィオ・リスレオ | イタリア |
監督週間
[編集]監督週間では、以下の28作品が上映された[22][23][24]。オープニング作品はフィリップ・ガレル監督の『パリ、恋人たちの影』、クロージング作品はリック・ファムイワ監督の『DOPE/ドープ!!』である。
日本語題 | 原題 | 監督 | 製作国 |
---|---|---|---|
パリ、恋人たちの影 | L'Ombre des femmes | フィリップ・ガレル | フランス |
あの頃エッフェル塔の下で | Trois souvenirs de ma jeunesse | アルノー・デプレシャン | フランス |
As 1001 Noites | ミゲル・ゴメス | ポルトガル | |
ロープ 戦場の生命線 | A Perfect Day | フェルナンド・レオン・デ・アラノア | スペイン |
アジェンデ | Allende, mi abuelo Allende | マルシア・タンブッティ・アジェンデ | チリ メキシコ |
Les Cowboys | トマ・ビドゥガン | フランス | |
彷徨える河 | El abrazo de la serpiente | シーロ・ゲーラ | コロンビア ベネズエラ アルゼンチン |
Fatima | フィリップ・フォコン | フランス | |
Green Room | ジェレミー・ソルニア | アメリカ合衆国 | |
Much Loved | ナビル・アユーシュ | モロッコ フランス | |
裸足の季節 | Mustang | デニズ・ガムゼ・エルギュヴェン | フランス |
Peace to Us in Our Dreams | シャルナス・バルタス | リトアニア フランス ロシア | |
Songs My Brothers Taught Me | クロエ・ジャオ | アメリカ合衆国 | |
Efterskalv | マグヌス・フォン・ホルン | スウェーデン ポーランド フランス | |
神様メール | Le Tout Nouveau Testament | ジャコ・ヴァン・ドルマル | フランス ベルギー ルクセンブルク |
DOPE/ドープ!! | Dope | リック・ファミュイワ | アメリカ合衆国 |
日本語題 | 原題 | 監督 | 製作国 |
---|---|---|---|
極道大戦争 | — | 三池崇史 | 日本 |
日本語題 | 原題 | 監督 | 製作国 |
---|---|---|---|
Bleu tonnere | ジャン=マルク・E・ロワ、フィリップ・ダヴィド・ガネ | カナダ | |
Calme ta joie | エマニュエル・ラスカル | フランス | |
El pasado roto | マルティン・モルゲンフェルド、Sebastián Schjaer | アルゼンチン | |
Kung Fury | ダヴィド・サンドベリ | スウェーデン | |
Pitchoune | レダ・カテブ | フランス | |
Provas, Exorcismos | Susana Nobre | ポルトガル | |
Pueblo | エレナ・ロペス・リエラ | スペイン | |
Quelques seconedes | Nora El Hourch | フランス | |
Quintal | アンドレ・ノヴァイス・オリヴェイラ | ブラジル | |
Rate Me | フィザル・ブリファ | イギリス | |
The Exquisite Corpus | ペーター・チャーカスキー | オーストリア |
ACID部門
[編集]ACID部門では、以下の9作品が上映された[25]。
日本語題 | 原題 | 監督 | 製作国 |
---|---|---|---|
Cosmodrama | フィリップ・フェルナンデス | フランス | |
Crache Coeur | ジュリア・コワルスキ | フランス ポーランド | |
Gaz de France | ブノワ・フォルジュアール | フランス | |
De l'ombre il y a | ナタン・ニコロヴィッチ | フランス | |
Ju suis le peuple | アンナ・ルシヨン | フランス | |
Pauline s'arrache | エミリー・ブリサヴォワンヌ | フランス | |
The Grief of Others | パトリック・ワン | アメリカ合衆国 | |
La Vanite | リオネル・バイアー | スイス フランス | |
Volta à Terra | ジョアン・ペドロ・プラシド | ポルトガル スイス フランス |
カンヌ・クラシックス
[編集]カンヌ・クラシックスでは以下の40作品が上映され、コスタ=ガヴラスが主賓を務めた[26]。
日本語題 | 原題 | 監督 | 製作国 | 製作年 |
---|---|---|---|---|
Z | コスタ=ガヴラス | フランス アルジェリア |
1969年 | |
市民ケーン | Citizen Kane | オーソン・ウェルズ | アメリカ合衆国 | 1941年 |
上海から来た女 | The Lady from Shanghai | 1947年 | ||
第三の男 | The Third Man | キャロル・リード | イギリス | 1949年 |
モア | More | バーベット・シュローダー | ドイツ フランス ルクセンブルク |
1969年 |
若者のすべて | Rocco e i suoi fratelli | ルキノ・ヴィスコンティ | イタリア フランス |
1960年 |
Les Yeux brûlés | Laurent Roth | フランス | 1986年 | |
死刑台のエレベーター | Ascenseur pour l’échafaud | ルイ・マル | フランス | 1958年 |
La Noire de… | センベーヌ・ウスマン | フランス セネガル |
1972年 | |
Insiang | Lino Brocka | フィリピン | 1976年 | |
スール/その先は……愛 | Sur | フェルナンド・E・ソラナス | アルゼンチン フランス |
1988年 |
残菊物語 | — | 溝口健二 | 日本 | 1939年 |
仁義なき戦い | — | 深作欣二 | 日本 | 1973年 |
Szegénylegények | ヤンチョー・ミクローシュ | ハンガリー | 1965年 | |
Les Ordres | ミシェル・ブロー | カナダ | 1974年 | |
パニック | Panique | ジュリアン・デュヴィヴィエ | フランス | 1946年 |
侠女 | 俠女 | キン・フー | 台湾 | 1971年 |
Добро пожаловать, или Посторонним вход воспрещён Dobro pozhalovat, ili Postoronnim vkhod vospreshchen | エレム・クリモフ | ソビエト連邦 | 1964年 | |
オフィシャル・ストーリー | La historia oficial | ルイス・プエンソ | アルゼンチン | 1985年 |
Marius | アレクサンダー・コルダ | フランス | 1931年 |
日本語題 | 原題 | 監督 | 製作国 | 製作年 |
---|---|---|---|---|
ヒッチコック/トリュフォー | Hitchcock/Truffaut | ケント・ジョーンズ | アメリカ合衆国 | 2015年 |
Orson Welles, autopsie d'une légende | エリザベス・カプニスト | フランス | 2015年 | |
イングリッド・バーグマン 〜愛に生きた女優〜 | Jag är Ingrid | スティグ・ビョルクマン | スウェーデン | 2015年 |
Depardieu grandeur nature | リシャール・メユール | フランス | 2015年 | |
スティーヴ・マックィーン その男とル・マン | Steve McQueen: The Man & Le Mans | ガブリエル・クラーク、ジョン・マッケナ | アメリカ合衆国 イギリス |
2015年 |
By Sidney Lumet | ナンシー・バースキー | アメリカ合衆国 | 2015年 | |
ハロルドとリリアン ハリウッド・ラブストーリー | Harold and Lillian: A Hollywood Love Story | ダニエル・レイム | アメリカ合衆国 | 2015年 |
La Légende de la Palme d’or | アレクシス・ヴェレ | フランス | 2015年 | |
ディス・イズ・オーソン・ウェルズ | This Is Orson Welles | クララ・クーペルベルグ、ジュリア・クーペルベルグ | フランス | 2015年 |
Sembene! | Samba Gadjigo、ジェイソン・シルヴァーマン | アメリカ合衆国 セネガル |
2015年 |
日本語題 | 原題 | 監督 | 製作国 | 製作年 |
---|---|---|---|---|
ターミネーター | The Terminator | ジェームズ・キャメロン | アメリカ合衆国 | 1984年 |
北ホテル | Hôtel du Nord | マルセル・カルネ | フランス | 1938年 |
イワン雷帝 | Иван Грозный | セルゲイ・エイゼンシュテイン | ソビエト連邦 | 1944年(第1部) 1945年(第2部) |
乱 | — | 黒澤明 | 日本 フランス |
1985年 |
Hibernatus | エドゥアール・モリナロ | フランス イタリア |
1969年 | |
Le Grand Blond avec une chaussure noire | イヴ・ロベール | フランス | 1972年 | |
ユージュアル・サスペクツ | The Usual Suspects | ブライアン・シンガー | アメリカ合衆国 | 1995年 |
ジュラシック・パーク | Jurassic Park | スティーヴン・スピルバーグ | アメリカ合衆国 | 1993年 |
愛とさすらいの青春/ジョー・ヒル | Joe Hill | ボー・ヴィーデルベリ | スウェーデン アメリカ合衆国 |
1971年 |
日本語題 | 原題 | 監督 | 製作国 | 製作年 |
---|---|---|---|---|
Visita ou Memórias e Confissões | マノエル・ド・オリヴェイラ | ポルトガル | 1982年 |
審査員
[編集]公式選出
[編集]- コンペティション部門
- ※コンペティション部門の審査員は2015年4月21日に発表された[27]。
- ある視点部門
-
- イザベラ・ロッセリーニ( イタリア アメリカ合衆国/女優)審査員長[3][28]
- ハイファ・アル=マンスール( サウジアラビア/映画監督)
- ナディーン・ラバキー( レバノン/女優、映画監督)
- パノス・H・コトラス( ギリシャ/映画監督)
- タハール・ラヒム( フランス/俳優)
- 短編およびシネファウンデーション部門
-
- アブデラマン・シサコ( モーリタニア/映画監督)審査員長[29]
- ジョアナ・ハジトマス( レバノン/映画監督)
- レベッカ・ズロトヴスキ( フランス/映画監督)
- セシル・ドゥ・フランス( ベルギー/女優)
- ダニエル・オルブリフスキー( ポーランド/俳優)
- カメラ・ドール
独立選出
[編集]- 国際批評家週間
-
- ロニット・エルカベッツ( イスラエル/女優、映画監督)審査員長[30][31]
- カテル・キレヴェレ( フランス/映画監督 )
- ピーター・サシツキー( イギリス/撮影監督 )
- アンドレア・ピカール( カナダ/映画批評家、キュレーター )
- ボイト・ファン・フーイ( オランダ/映画批評家)
独立賞
[編集]- ルイユ・ドール
- クィア・パルム
受賞結果
[編集]公式選出
[編集]- コンペティション部門
-
- パルム・ドール - 『ディーパンの闘い』(ジャック・オーディアール監督)
- グランプリ - 『サウルの息子』(ネメシュ・ラースロー監督)
- 監督賞 - 『黒衣の刺客』(ホウ・シャオシェン監督)
- 脚本賞 - 『或る終焉』(ミシェル・フランコ監督)
- 女優賞 - ルーニー・マーラ(『キャロル』)、エマニュエル・ベルコ(『モン・ロワ 愛を巡るそれぞれの理由』[12])
- 男優賞 - ヴァンサン・ランドン(『ティエリー・トグルドーの憂鬱』)
- 審査員賞 - 『ロブスター』(ヨルゴス・ランティモス監督)
- ある視点部門
-
- ある視点賞 - 『ひつじ村の兄弟』(グリーア・ハコナーソン監督)
- 審査員賞 - 『灼熱の太陽』(ダリボル・マタニック監督)
- 監督賞 - 『岸辺の旅』(黒沢清監督)
- ある才能賞 - 『Comoara』(コルネリュ・ポルンボユ監督)
- 有望な未来特別賞 - 『ناهید (Nahid)』(イーダ・パナハンダ監督)、『Masaan』(ニーラジ・ガイワン監督)
- シネファウンデーション部門
-
- 第1位 - 『Share』(Pippa Bianco監督)
- 第2位 - 『Locas perdidas』(Ignacio Juricic Merillán監督)
- 第3位 - 『Victor XX』(Ian Garrido López監督)、『возвращение Эркин (Vozvrashenie Erkina)』(Maria Guskova監督)
- カメラ・ドール
-
- 『土と影』(セサル・アウグスト・アセヴェド監督)
- 短編映画部門
-
- 短編映画パルム・ドール - 『موج ٩٨ (Moug 98)』(Ely Dagher監督)
独立選出
[編集]- 国際批評家週間
-
- Nespresso Grand Prize - 『パウリーナ』(サンティアゴ・ミトレ監督)
- フランス4ヴィジョナリー賞 - 『土と影』(セサル・アウグスト・アセヴェド監督)
- SACD賞 - 『土と影』(セサル・アウグスト・アセヴェド監督)
- Sony CineAlta Discovery Award for Short Film – 『Varicella』(フルヴィオ・リスレオ監督)
- Canal+賞 - 『Ramona』(アンドレイ・クレツレスク監督)
- ガン財団普及援助賞 - 『Ni le ciel ni la terre』(クレマン・コジトレ監督)
- 監督週間
-
- 芸術映画賞 - 『彷徨える河』(シーロ・ゲーラ監督)
- SACD賞 - 『あの頃エッフェル塔の下で』(アルノー・デプレシャン監督)
- ヨーロッパ・シネマ・ラベル賞 - 『裸足の季節』(デニズ・ガムゼ・エルギュヴェン監督)
- イリー短編映画賞 - 『Rate Me』(フィザル・ブリファ監督)
- 特別表彰 - 『The Exquisite Corpus』(ペーター・チャーカスキー監督)
独立賞
[編集]- 国際映画批評家連盟賞
-
- コンペティション部門 - 『サウルの息子』(ネメシュ・ラースロー監督)
- ある視点部門 - 『Masaan』(ニーラジ・ガイワン監督)
- 国際批評家週間 - 『パウリーナ』(サンティアゴ・ミトレ監督)
- エキュメニカル審査員賞
-
- エキュメニカル審査員賞 - 『母よ、』(ナンニ・モレッティ監督)
- 特別表彰 - 『ティエリー・トグルドーの憂鬱』(ステファヌ・ブリゼ監督)、『罠〜被災地に生きる』(ブリランテ・メンドーサ監督)
- ルイユ・ドール
-
- ルイユ・ドール - 『アジェンデ』(マルシア・タンブッティ・アジェンデ監督)
- 特別表彰 - 『イングリッド・バーグマン 〜愛に生きた女優〜』(スティグ・ビョルクマン監督)
- クィア・パルム
-
- クィア・パルム - 『キャロル』(トッド・ヘインズ監督)
- 特別表彰 - 『ロブスター』(ヨルゴス・ランティモス監督)
- 短編映画 - 『Locas perdidas』(Ignacio Juricic Merillán監督)
- パルム・ドッグ賞
-
- パルム・ドッグ賞 - ラッキー(『As 1001 Noites』)
- 審査員賞 - ボブ(『ロブスター』)
- フランソワ・シャレ賞
-
- 『サウルの息子』(ネメシュ・ラースロー監督)
- カンヌ・サウンドトラック賞
特別賞
[編集]脚注
[編集]- ^ “Festival de Cannes”. Cannes. 27 March 2015閲覧。
- ^ a b c “Joel and Ethan Coen to preside over the Jury of the 68th Festival de Cannes”. Cannes. 27 March 2015閲覧。
- ^ a b “Isabella Rossellini, President of the Un Certain Regard Jury”. Festival de Cannes. 17 September 2015閲覧。
- ^ a b “Sabine Azéma, President of the Caméra d’or Jury”. Cannes. 19 September 2015閲覧。
- ^ “Lambert Wilson to host ceremonies of the 68th Festival de Cannes”. Cannes. 27 March 2015閲覧。
- ^ “It's poster time at the Festival de Cannes!”. Cannes. 27 March 2015閲覧。
- ^ “Ingrid Bergman: poster girl once again”. Cannes. 27 March 2015閲覧。
- ^ a b “AWARDS - Palme d'or”. Cannes. 19 September 2015閲覧。
- ^ a b “Around the selection 2015 : Palme d'honneur”. Cannes. 19 September 2015閲覧。
- ^ a b c “La Sélection officielle 2015”. Cannes. 17 September 2015閲覧。
- ^ “Sélection officielle 2015 : En Compétition”. Cannes. 17 September 2015閲覧。
- ^ a b “カンヌ女優賞に輝いたR15+官能ラブストーリー「モン・ロワ」公開”. 映画ナタリー. (2016年12月10日) 2016年12月12日閲覧。
- ^ “Sélection officielle 2015 : Un Certain Regard”. Cannes. 17 September 2015閲覧。
- ^ “河瀬直美『あん』カンヌ「ある視点」部門正式出品が決定!【第68回カンヌ国際映画祭】”. シネマトゥデイ (2015年4月25日). 2015年5月18日閲覧。
- ^ “Complement to the Official Selection”. Cannes Film Festival. 17 September 2015閲覧。
- ^ “カンヌある視点部門受賞作「灼熱」予告編が公開、クロアチア紛争背景にした恋愛劇”. 映画ナタリー. (2016年10月3日) 2016年10月3日閲覧。
- ^ “Mad Max on the Croisette!”. Cannes. 27 March 2015閲覧。
- ^ “Sélection officielle 2015 : Hors Compétition”. Cannes. 17 September 2015閲覧。
- ^ “Sélection officielle 2015 : Séances spéciales”. Cannes. 17 September 2015閲覧。
- ^ a b “"The Short Films Selection at the 68th Cannes Film Festival"”. Cannes. 18 September 2015閲覧。
- ^ “Selection of the 54th International Critics' Week”. Semaine de la Critique. 18 September 2015閲覧。
- ^ “The Directors' Fortnight 2015 selection!”. Quinzaine des Réalisateurs. 18 September 2015閲覧。
- ^ Justin Chang. “Cannes: Directors’ Fortnight Unveils 2015 Lineup”. Variety. 18 September 2015閲覧。
- ^ “三池崇史監督作「極道大戦争」、カンヌ映画祭の監督週間に出品決定!”. 映画.com (21 April 2015). 18 September 2015閲覧。
- ^ “Programmation ACID Cannes 2015”. ACID. 19 September 2015閲覧。
- ^ “Cannes Classics 2015”. Cannes Film Festival. 19 September 2015閲覧。
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