「TBSホールディングス」の版間の差分
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* [[桂邦彦]] - プロデューサー。『[[痛快なりゆき番組 風雲!たけし城]]』などTBSのバラエティ番組を中心にプロデュースを手掛ける他、期首特番『[[オールスター感謝祭]]』では初代プロデューサーを務める。退社後は個人事務所「桂芸能社」を設立。 |
* [[桂邦彦]] - プロデューサー。『[[痛快なりゆき番組 風雲!たけし城]]』などTBSのバラエティ番組を中心にプロデュースを手掛ける他、期首特番『[[オールスター感謝祭]]』では初代プロデューサーを務める。退社後は個人事務所「桂芸能社」を設立。 |
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* [[久世光彦]] - 演出家、プロデューサー。『[[時間ですよ]]』や『[[寺内貫太郎一家]]』などTBSのドラマを中心にプロデュース・演出を手掛ける。退社後は制作プロダクション「[[カノックス]]」を設立、作家としても活動。 |
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* [[小杉隆]] - 退社後は[[東京都議会]]議員(4期)、衆議院議員(8期)、[[第2次橋本内閣]]で[[ |
* [[小杉隆]] - 退社後は[[東京都議会]]議員(4期)、衆議院議員(8期)、[[第2次橋本内閣]]で[[文部大臣]]。 |
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* [[今野勉]] - 演出部。退社翌年、[[テレビマンユニオン]]設立に参加し、プロデューサー・演出家として活動。同社取締役を経て最高顧問。 |
* [[今野勉]] - 演出部。退社翌年、[[テレビマンユニオン]]設立に参加し、プロデューサー・演出家として活動。同社取締役を経て最高顧問。 |
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* [[実相寺昭雄]] - 演出部、映画部。退社後は[[映画監督]]、演出家、[[脚本家]]として活動。 |
* [[実相寺昭雄]] - 演出部、映画部。退社後は[[映画監督]]、演出家、[[脚本家]]として活動。 |
2020年12月30日 (水) 09:06時点における版
TBS放送センター | |
種類 | 株式会社 |
---|---|
市場情報 | |
略称 | TBSHD |
本社所在地 |
日本 〒107-8006[注 1] 東京都港区赤坂5丁目3番6号 TBS放送センター 北緯35度40分18.35秒 東経139度44分4.09秒 / 北緯35.6717639度 東経139.7344694度座標: 北緯35度40分18.35秒 東経139度44分4.09秒 / 北緯35.6717639度 東経139.7344694度 |
設立 |
1951年(昭和26年)5月10日 (株式会社ラジオ東京) |
業種 | 情報・通信業 |
法人番号 | 5010401020855 |
事業内容 | 放送法に基づく認定放送持株会社 |
代表者 |
佐々木卓(代表取締役社長) 河合俊明(代表取締役副社長) |
資本金 |
549億8600万円 (2020年3月31日現在)[1] |
発行済株式総数 |
1億7470万9837株 (2020年3月31日現在)[1] |
売上高 |
連結: 3567億9600万円 単独: 177億5900万円 (2020年3月期)[1] |
営業利益 |
連結: 131億0300万円 単独: 23億7400万円 (2020年3月期)[1] |
経常利益 |
連結: 212億7400万円 単独: 177億5000万円 (2020年3月期)[1] |
純利益 |
連結: 310億1400万円 単独: 323億6900万円 (2020年3月期)[1] |
純資産 |
連結: 5919億3100万円 単独: 4467億3700万円 (2020年3月31日現在)[1] |
総資産 |
連結: 7830億2400万円 単独: 5938億4200万円 (2020年3月31日現在)[1] |
従業員数 |
連結: 6,155人、単独: 110人 (2020年3月31日現在)[1] |
決算期 | 3月31日 |
会計監査人 | 有限責任あずさ監査法人[1] |
主要株主 | 資本構成参照 |
主要子会社 |
TBSテレビ 100% TBSラジオ 100% BS-TBS 100% |
関係する人物 | 武田信二(取締役会長) |
外部リンク | https://www.tbsholdings.co.jp/ |
特記事項: 1960年11月29日に株式会社ラジオ東京から株式会社東京放送へ商号変更。 2009年4月1日に株式会社東京放送から株式会社東京放送ホールディングスへ商号変更。 2020年10月1日に株式会社東京放送ホールディングスから株式会社TBSホールディングスへ商号変更。 |
株式会社TBSホールディングス(ティービーエスホールディングス、英: TBS HOLDINGS,INC.[2]、略称: TBSHD)は、日本の認定放送持株会社、また当社を中核とするTBSグループの統括会社である。
傘下に関東広域圏を放送対象地域とするテレビジョン放送の特定地上基幹放送事業者である株式会社TBSテレビ(旧社名:TBSスポーツ、TBSエンタテインメント)、関東広域圏を放送対象地域とする中波放送の特定地上基幹放送事業者である株式会社TBSラジオ(旧社名:TBSラジオ&コミュニケーションズ)、BSデジタル放送の衛星基幹放送事業者であるBS-TBS(旧社名:ビーエス・アイ)を収めている。
概要
- 1951年に「株式会社ラジオ東京」として設立、設立当初は一般放送事業者(現 民間特定地上基幹放送事業者)として中波放送事業を、1955年にアナログテレビジョン放送を開始。在京民間放送唯一のラテ兼営局となり、コールサインの「JOKR」からラジオは「KRラジオ」、テレビは「KRテレビ」と称する。
- 1960年10月10日には東京証券取引所に株式を上場。同年11月29日に商号を「株式会社東京放送」、略称を「TBS」に変更した。
- 2000年3月21日、東京放送は経営の効率化を目的に、ラジオ放送制作部門とテレビ番組制作部門を子会社に分割、2001年10月1日、ラジオ放送制作子会社の「株式会社TBSラジオ&コミュニケーションズ(現:TBSラジオ)」に中波放送免許を承継し、中波放送事業を完全分割した。この動きは将来の持株会社制への移行を想定したものといわれている。
- 2009年4月1日、「株式会社東京放送ホールディングス」(TOKYO BROADCASTING SYSTEM HOLDINGS, INC. 略称は「TBSホールディングス」[3])に商号変更、放送免許の承継を含むテレビジョン放送事業及び文化事業の現業一切を連結子会社である株式会社TBSテレビに分割して純粋持株会社化し、総務大臣から認定された日本で2番目[注 2]の認定放送持株会社となった。
- 2020年4月1日、TBSグループの新CI導入によるロゴ変更に伴い、東京放送ホールディングスも新CIが導入されロゴも一新した[注 3]。
- 2020年10月1日、「株式会社東京放送ホールディングス」の略称として用いてきた「株式会社TBSホールディングス」に商号変更。これにより、約60年間掲げてきた「東京放送」の名が、東京放送健康保険組合、TBSテレビの英文社名「TOKYO BROADCASTING SYSTEM TELEVISION, INC.」を残し消滅した。
テレビ放送事業
- テレビ放送事業は2004年10月1日付で、先に制作会社として設立されていた「株式会社TBSテレビ」(「株式会社TBSエンタテインメント」から商号変更)に、放送(送信)と経理以外のテレビ放送事業の現業全般を業務委託した。これにより、東京放送自身では番組制作を一切行わないこととなり、実質的にテレビ放送事業を分社化していた。業務委託化に伴い、東京放送所属のアナウンサーがTBSテレビへ出向となり、翌年から入社のアナウンサーはTBSテレビへの採用となった。
- 2009年4月の放送持株会社移行の際、放送免許の承継を含めテレビ放送事業の全てをTBSテレビに分割した。同時に、東京放送からTBSテレビに出向していたアナウンサーは同日を以て、全員がTBSテレビへ自動的に転籍した。
ラジオ放送事業
- ラジオ放送事業は2001年10月1日付で、先に制作会社として設立されていた「株式会社TBSラジオ&コミュニケーションズ」に、放送免許承継を含め全事業を分割した。
- 2009年4月の放送持株会社移行の際、デジタルラジオ事業の運営をTBSラジオ&コミュニケーションズから当社へ移管した[4]。
- 2016年4月1日付で、「株式会社TBSラジオ&コミュニケーションズ」から、対外呼称・呼出名称に揃える形で商号を「株式会社TBSラジオ」に変更した[5]。
- ラジオ送信所の保守管理は、分社後も東京放送が引き続き受託していたが、2009年4月の放送持株会社移行後はTBSテレビに移管して引き続き委託していた。現在は、自社で保守管理を行っている。
- アナウンス業務も同様に、東京放送→TBSテレビ所属のアナウンサーが行っているため、自社ではアナウンサーの雇用を行っていない。
- 本来の略称は「TBS R&C」→「TBS R」であるが、本来TBSテレビ(ともすれば当社も)が使っている略称とまとめられる形で「TBS」と略される(radikoにおける放送局記号も「TBS」である)ため、本来の略称は全く定着していない[注 4]。また、競合局のニッポン放送(LF)や文化放送(QR)と同じ法則で、「KR」も使われていることがある。
文化事業
赤坂サカスのイベント、赤坂BLITZ・赤坂ACTシアターの運営や、各種催事の開催等の文化事業は2009年4月の持株会社制移行の際に全事業をTBSテレビに分割した(赤坂サカス各施設の所有・不動産管理は当社が引き続き行う)。
沿革
TBSテレビに関する事項はTBSテレビ#沿革を、TBSラジオに関する事項はTBSラジオ#沿革を参照。
- 1951年(昭和26年)
- 5月10日、東京都千代田区霞ヶ関に資本金1億5000万円で株式会社ラジオ東京設立(設立登記完了は5月17日)。初代社長は元王子製紙社長の足立正。元々、朝日新聞社により計画された「朝日放送」(大阪の朝日放送と同じ計画)、毎日新聞社により計画された「ラジオ日本」(現在のアール・エフ・ラジオ日本〈旧ラジオ関東〉とは別)、読売新聞社により計画された「読売放送」、日本電報通信社(現在の電通)により計画された「東京放送」を一本化する形で設立された[6]。
- 12月25日、東京都千代田区有楽町一丁目(現在「新有楽町ビル」がある位置)の毎日新聞東京本社新館[注 5]内のスタジオより全国6番目、関東地方では初となる民間中波ラジオ放送の本放送開始(コールサインJOKR、周波数1130kc、出力50kW)。
- 1953年(昭和28年)
- 8月、周波数を950kcに変更。
- 12月、"KRT"を略称とする。Kabushikigaisha Radio Tokyoから由来するが、テレビ放送開始をにらんだJOKR-TVにもちなんだともいわれる。実際その通りになったが、世間一般にはほとんど浸透していなかった。
- 1955年(昭和30年)4月1日、東京都港区赤坂一ツ木町36番地(現:赤坂5丁目)に旧放送センター・テレビスタジオが完成、10時30分から地上アナログテレビジョン放送の本放送開始(呼出符号JOKR-TV、チャンネル6、映像出力10kW、音声出力5kW)。送信所も同所。当時のラテ欄や雑誌の番組紹介では「ラジオ東京テレビ」や「KRテレビ」の名称が使われた。
- 1959年(昭和34年)8月1日、皇太子ご成婚パレード中継での取材協力を機に、NHKに対抗する日本初のニュースネットワークとして「ジャパン・ニュース・ネットワーク」(略称:JNN)を結成。
- 1960年(昭和35年)
- 1961年(昭和36年)
- 8月、電波を象徴した新社名ロゴタイプ(2代目TBSロゴ・筆記体)制定。(デザイン:今道潤三、制作:市川景)
- 9月、コーポレートカラー「光の3原色(青・赤・緑=能力・熱意・責任)」制定。車両の塗装等に使用開始。
- 10月、「光の3原色」による社旗、社章(バッジ)制定。
- 10月12日、赤坂のテレビスタジオ隣に本社社屋完成。ラジオスタジオおよび本社機構を移転。
- 12月1日、社名呼称をTBSに統一(公用文等を除き、原則「東京放送」を使用しない)[9]。
- 開局10周年を記念して、『TBSソング』が作られ、非売品のソノシートに吹き込まれた。なお、作詞・歌は中村メイコ、作曲は神津善行(中村の夫)が担当した。このTBSソングは「社史」には掲載されていない。
- 1965年(昭和40年)5月2日、ラジオネットワーク「ジャパン・ラジオ・ネットワーク」(略称:JRN)を結成。
- 1971年(昭和46年)11月、ラジオの出力を100kWに増力。
- 1973年(昭和48年)12月20日、読売新聞社・朝日新聞社・毎日新聞社の3社首脳間で日本テレビとTBSの新聞資本を統一する合意が成立。翌1974年(昭和49年)2月、創立時からの新聞資本が毎日新聞社だけになる。
- 1974年(昭和49年)11月18日、近畿地方のテレビネット準キー局が、これまでの朝日放送(ABC)から毎日放送(MBS)にネットチェンジすることで基本合意。ABCはこれまでMBSとネットを組んでいた日本教育テレビ(NET。現:テレビ朝日)とネットを組むことになる。
- 1975年(昭和50年)3月31日、テレビにおけるTBS-MBSの新ネットワークがスタート。
- 1977年(昭和52年)、毎日新聞がTBS株を放出。以来、TBSは新聞色の薄い局となる。
- 1978年(昭和53年)11月23日、国際電気通信連合(ITU)の取り決めで、ラジオの周波数が9kHzステップへ移行。それに伴い、午前5時をもってラジオの周波数を「954kHz」に変更。
- 1981年(昭和56年)3月、横浜市緑区(現:青葉区)緑山に緑山スタジオ・シティ完成。
- 1990年(平成2年)12月2日、創立40周年事業として、宇宙特派員・秋山豊寛を乗せた宇宙船(ソユーズ)をソ連・カザフのバイコヌール宇宙基地から打ち上げる(「TBS宇宙プロジェクト」)。
- 1994年(平成6年)
- 1998年(平成10年)4月1日、CSテレビチャンネル「JNNニュースバード」放送開始(2006年4月「TBSニュースバード」に名称変更)。
- 2000年(平成12年)
- 2001年(平成13年)
- 2002年(平成14年)7月1日、CSテレビチャンネル「TBSチャンネル」放送開始。
- 2003年(平成15年)
- 7月1日、系列会社の株式会社木下プロダクションを商号変更・連結子会社化、事実上の第二エンタテインメント制作分社となる株式会社ドリマックス・テレビジョンを設立。
- 12月1日11時、地上デジタルテレビジョン放送の本放送開始(当初は簡易マスターで対応。アナログ放送は既存のマスターを継続使用)。
- 2004年(平成16年)10月1日、TBSエンタテインメントを存続会社とし、TBSスポーツ、TBSライブのテレビ子会社3社を合併・統合したテレビ制作事業子会社 株式会社TBSテレビを設立。同時にアナウンサーが同社へ出向扱いとなる。
- 2005年(平成17年)
- 7月20日、カルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)/TSUTAYAと共同で、DVDソフトの市場拡大に対応する映像ソフト事業の強化とモバイルやインターネットを利用したコンテンツ事業の拡大を目的とした企画会社「TCエンタテインメント株式会社」の設立を発表。
- 8月31日、ADSL事業を行うイー・アクセス(ワイモバイルを経て、現・ソフトバンク)の子会社で携帯電話などのモバイルブロードバンド通信事業を行うイー・モバイル(イー・アクセスを経て、現・ソフトバンク)に100億円の出資を行うと発表。
- 9月2日、三井物産と、2006年(平成18年)春スタートの携帯電話向け地上デジタル放送(ワンセグ放送)のデータ放送領域を活用した新サービスを検討する企画会社を「TMモバイル企画」(仮称)を9月下旬に都内に設立することで合意。
- 11月1日、PCおよびSTB利用によるブロードバンドテレビ向けの動画オンデマンド配信サービス「TBS BooBo BOX」を開始。
- 2006年(平成18年)4月1日、地上デジタルテレビジョンワンセグの本放送を開始。
- 2008年(平成20年)
- 2009年(平成21年)4月1日、株式会社東京放送ホールディングスに商号変更し放送持株会社体制に移行、同時にテレビ放送免許の承継を含むテレビ放送事業と文化事業の現業全てをTBSテレビに分割[注 7]。関連会社であるBSデジタル放送局のビーエス・アイの商号を株式会社BS-TBSに、チャンネル名もBS-TBSに変更。また、デジタルラジオ事業の運営を子会社のTBSラジオ&コミュニケーションズから当社へ移管[4]。
- 2011年(平成23年)
- 2015年(平成27年)4月1日、連結子会社であったBS-TBSを株式交換により完全子会社化。
- 2016年(平成28年)4月1日、子会社のTBSラジオ&コミュニケーションズの商号を株式会社TBSラジオに変更[12]。
- 2017年(平成29年)ラジオの野球中継を撤退したため、エキサイトベースボールの放送を終了。
- 2017年(平成29年)
- 7月3日、日本経済新聞社、テレビ東京ホールディングス、WOWOW、電通、博報堂DYメディアパートナーズとともに、共同出資によるインターネットで動画を有料配信する新会社「プレミアム・プラットフォーム・ジャパン」を設立[13]。2018年4月より「Paravi(パラビ)」として番組提供を開始。
- 12月26日、アニメ制作会社のセブン・アークスグループ3社(有限会社アークトゥールス、株式会社セブン・アークス、株式会社セブン・アークス・ピクチャーズ)を完全子会社化すると発表[14]。
- 2018年(平成30年)5月10日、番組制作に関する新会社として株式会社TBSコンテンツ・プロダクト(同年11月15日に株式会社TBSスパークルへ商号変更)、映像・文化に関する新会社として株式会社TBSトータル・メディア(同年12月21日に株式会社TBSグロウディアに商号変更)をそれぞれ設立し、その後既存の番組制作及び映像・文化に携わる子会社を順次新会社に合併していく計画を発表[15]。
- 2019年(平成31年)
- 1月1日、TBSスパークルが、TBSビジョン、ドリマックス・テレビジョンなど11社を吸収合併[16]。
- 4月1日、TBSグロウディアが、TBSサービス、TBSプロネックス、TBSトライメディアなど7社を吸収合併。
- 2020年(令和2年)
- 4月1日 - 開局70周年を控え、新CIを導入し、コーポレートロゴを一新した[17][18](5代目TBSロゴ・ただし、実際のテレビとラジオ番組内での新CIの使用は同年3月30日から先行的に使用)。
- 6月 - 技術・美術・CG関連部門の子会社再編を目的として株式会社TBSアート&テクノロジーを設立。その後同業務に属する子会社を吸収合併する[19]。
- 10月1日 - 株式会社東京放送ホールディングスから株式会社TBSホールディングスに商号変更[20]。
- 2021年(令和3年)
社史・記念誌関連
- 1965年(昭和40年)5月、『東京放送のあゆみ』(東京放送社史編集室 編、631ページ)を発行。
- 2002年(平成14年)1月、『TBS50年史』(東京放送 編、686ページ)ならびに、『TBS50年史 資料編』(東京放送 編、369ページ)を発行。付録として、2枚のDVDソフトウェア『ヴィジュアル編』(DVD-VIDEO)と『ハイブリッド検索編』(DVD-ROM)も発行された。
コールサインの遍歴
期間 | ラジオ | テレビ | 変更理由 | |||
---|---|---|---|---|---|---|
コールサイン | 免許人 | コールサイン | 免許人 | |||
1951年 12月25日 |
1955年 3月31日 |
JOKR | ラジオ東京 | (未開局) | ラジオ本放送開始 | |
1955年 4月1日 |
1960年 11月28日 |
JOKR-TV | ラジオ東京 | テレビ本放送開始 | ||
1960年 11月29日 |
2001年 9月30日 |
東京放送 | 東京放送 | 社名変更 | ||
2001年 10月1日 |
2003年 11月30日 |
TBSラジオ&コミュニケーションズ | JORX-TV | ラジオ分社化 | ||
2003年 12月1日 |
2009年 3月30日 |
JORX-(D)TV | デジタルテレビ放送開始 | |||
2009年 4月1日 |
2011年 7月24日 |
TBSテレビ | テレビ分社化 | |||
2011年 7月25日 |
2016年 3月31日 |
JORX-DTV | アナログテレビ停波 | |||
2016年 4月1日 |
現在 | TBSラジオ | ラジオ社名変更 |
- 分割スキームは、TBSラジオ・TBSテレビ共に番組制作会社から放送事業者への事業転換である。
- 委託放送事業者→衛星基幹放送事業者のBS-TBSは受託放送事業者→基幹放送局提供事業者の放送衛星システム(B-SAT)が一括して管理しているため、他のBSデジタル放送局全局と同様に単体のコールサインはない。
事業所
- 本社
- 東京都港区赤坂5丁目3-6 TBS放送センター(郵便番号 107-8006)
- 関西支社
- 大阪市北区梅田2丁目5-25 ハービスOSAKAオフィスタワー11階
- 名古屋支局
- 名古屋市中区錦3丁目24-17 日本生命栄町ビル
組織
- 株主総会
- 取締役会
- 代表取締役社長
- 監査役会
- グループ経営戦略会議
- HD総合メディア会議
- 社長室
- 業務監査室
- 法務・コンプライアンス統括室
- 総務局
- 経理局
- 人事労政局
- 経営企画局
- 総合編成局
- グループデザイン局
- メディア企画室
- 情報システム局
- 総合マーケティングラボ
- TBSグループユニバーシティ室
主な人物
アナウンサー
前述の通り、全員がTBSテレビに所属しているため、TBSラジオとBS-TBSでのアナウンス業務には、TBSテレビから出向して従事する。
なお同様の体制は、STVラジオ(札幌テレビ放送から出向)、CBCラジオ(CBCテレビから出向)、朝日放送ラジオ(朝日放送テレビから出向)でも採用されており、事実上のラテ兼営局共通の特徴と化している。
現在
- 藤丸真世 - 元シンクロナイズドスイミング選手。現役引退後に入社。
過去
- 秋山豊寛 - 日本初の宇宙飛行士。退社後は農家。
- 井沢元彦 - 報道記者。在社中の1980年に『猿丸幻視行』で第26回江戸川乱歩賞を受賞。退社後は作家。
- 居作昌果 - プロデューサー。『8時だョ!全員集合』などTBSのバラエティ番組を中心にプロデュースを手掛ける。退社後は制作プロダクション「タイクス」を設立。
- 石井ふく子 - プロデューサー。『女と味噌汁』や『肝っ玉かあさん』、『ありがとう』など数多くのTBS名作ドラマのプロデュースを手掛けた。退社後も『渡る世間は鬼ばかり』などTBSのドラマを中心にプロデュースを手掛ける。
- 小渕優子 - アシスタントディレクター。現自民党衆議院議員(5期)、麻生内閣にて特命担当大臣(男女共同参画・少子化対策)、第2次安倍改造内閣で経済産業大臣[22]。
- 桂邦彦 - プロデューサー。『痛快なりゆき番組 風雲!たけし城』などTBSのバラエティ番組を中心にプロデュースを手掛ける他、期首特番『オールスター感謝祭』では初代プロデューサーを務める。退社後は個人事務所「桂芸能社」を設立。
- 久世光彦 - 演出家、プロデューサー。『時間ですよ』や『寺内貫太郎一家』などTBSのドラマを中心にプロデュース・演出を手掛ける。退社後は制作プロダクション「カノックス」を設立、作家としても活動。
- 小杉隆 - 退社後は東京都議会議員(4期)、衆議院議員(8期)、第2次橋本内閣で文部大臣。
- 今野勉 - 演出部。退社翌年、テレビマンユニオン設立に参加し、プロデューサー・演出家として活動。同社取締役を経て最高顧問。
- 実相寺昭雄 - 演出部、映画部。退社後は映画監督、演出家、脚本家として活動。
- 杉尾秀哉 - 報道記者、解説委員、『JNNニュースの森』2代目メインキャスター。退社後は立憲民主党参議院議員(1期)。
- 杉田秀男 - 元フィギュアスケート選手、フィギュアスケート中継制作担当・解説。元日本スケート連盟理事。
- 鈴木道明 - 音楽番組ディレクター、プロデューサー。退社後は作詞家・作曲家。
- 田畑光永 - 報道記者、『JNNニュースコープ』メインキャスター、北京支局長、香港支局長。退社後はジャーナリスト、神奈川大学経営学部教授(2006年まで)。
- 円谷一 - 演出部、映画部。退社後は円谷プロダクションで2代目社長を務めた。
- 田英夫 - 元共同通信社記者、『JNNニュースコープ』初代メインキャスター(番組開始当初は共同通信社から出向し、1か月後にTBSに移籍)。退社後は参議院議員(6期)
- 堂本暁子 - 退社後は参議院議員(2期)、千葉県知事(2期)。
- 萩元晴彦 - 報道局チーフディレクター。退社翌年、テレビマンユニオン設立に参加し、プロデューサー・音楽プロデューサーとして活動。同会長を歴任。
- 帚木蓬生 - 退社後は小説家、精神科医。
- 樋口潮 - スポーツ部ディレクター、プロデューサー。退社後は制作プロダクションモンスター・ナインを設立。
- 堀川とんこう - 演出家、プロデューサー。退社後もドラマプロデューサー、演出家などとして活動。
- 蒔田尚昊(別名:冬木透) - テレビ・映画の音楽を担当。退社後も作曲家として活動。
- 牧山弘恵 - ディレクター。退社後は立憲民主党参議院議員(3期)。
- 松岡憲治 - スポーツ局、制作局、『YKKアワー キックボクシング中継』解説者。退社後はタレント、俳優。
- 村木良彦 - 演出部、報道局など。退社翌年、テレビマンユニオン設立に参加し、プロデューサーとして活動。同社長を歴任。全日本テレビ番組製作社連盟設立に参加し、後に理事長。
- 柳井満 - プロデューサー。『3年B組金八先生』などの『桜中学シリーズ』や『親子ゲーム』などTBSのドラマのプロデュースを手掛ける。
- 山口敬之 - 報道記者、ワシントン支局長。退社後はフリージャーナリストとして活動。
- 渡辺岳夫 - 演出部。退社後は音楽家、作曲家として活動。
資産
TBSHDは、傘下の放送局による放送での技術・コンテンツ以外の資産を抱えている。不動産においては、本社・演奏所『TBS放送センター』のある東京都港区赤坂の赤坂サカスの土地・建物をはじめ、横浜市青葉区の緑山スタジオ・シティなどの不動産を保有している。
半導体製造機器メーカー東京エレクトロンの創業時に出資しており、同社の大株主である。また、プラザスタイル(旧ソニープラザ)などのリテール事業を営むスタイリングライフグループ(スタイリングライフ・ホールディングス)の筆頭株主(51%)にもなっている。これらを含めたTBSHDの保有株式も貴重な存在である。
後述のように、大口の安定株主がいないという状況から「買収の対象とされやすい」と言われていた。
系列
金融系列
初代社長の足立正が三井物産出身であったため、同社や三井不動産と近しく、メインバンクも前身のラジオ東京設立当初から三井住友銀行である[注 8][注 9]。TBS放送センター内に設置してある企業内ATMも、三井住友銀行のATMだけである[注 10]。また、JNN・JRN共同災害募金の口座も、同行の赤坂支店にのみ設けられている。
2009年に三井グループの社長会である二木会や、三井業際研究所等に加盟したことからも分かる通り三井色の強い企業ではあるが、設立時の経緯に鑑みるに三井直系企業ではないため、三菱グループや第一勧銀グループ(みずほグループ)とも親しい関係にある。このため、TBSのサブメインバンクである東京三菱銀行(現・三菱UFJ銀行)や第一勧業銀行(現・みずほ銀行)、東京海上火災保険(現・東京海上日動火災保険)、日産火災海上保険(現・損害保険ジャパン)も一時期TBSの大株主であった。
かつての三和銀行とは取引がなかったが、赤坂通りを挟んで旧TBS社屋のすぐ目の前に三和銀行赤坂支店[注 11]があったため、旧社屋時代はTBSのメインバンクだった三井銀行ではなく、三和銀行を給与振込口座に指定している従業員が多かった。しかし、現在のTBS社屋には三井住友銀行のATMが設置されているため、三和銀行の後身である三菱UFJ銀行を給与振込口座に指定する従業員は、旧社屋時代よりも少なくなっている。
新聞系列
東京放送は沿革の項で述べた通り、もともと競願4社を統合して設立された会社であり、そのうち3社が新聞社をバックに設立された会社(毎日新聞系の「ラジオ日本」、読売新聞系の「読売放送」、朝日新聞系の「朝日放送」)であった。
開局当時、ラジオ東京のスタジオは東京・有楽町の毎日新聞と同じビルに置かれ、人事面でも毎日色が強かった。これは、上記各社のうちで「ラジオ日本」だけが順調に開局準備を進めていたことや、ラジオ東京成立後「ラジオ日本」が建設した演奏所以外の場所で、開局すべく準備していたが、適切な場所が見つからずやむなく「ラジオ日本」が建設した演奏所を使用することになったこと、またレッドパージで毎日新聞社を退職した者が多く入社したことによるものである。
しかしながら、ラジオ東京はこれら新聞各社とは一線を画し、徐々に新聞支配からの脱却を図っていった。ニュースについては、1955年9月の砂川闘争の取材より、ラジオ東京独自の取材による内容をニュースとして放送することが認められ、以降臨時ニュースを中心に独自取材のニュースも放送されるようになった。
ラジオニュースは、開局当初より読売・朝日・毎日の順番で一日交替制による『三社ニュース』として放送しており、編集権は一切新聞社が掌握していた。このため、出稿社が異なる度、同じ題材を扱うニュースの内容に齟齬(そご)が生じる結果となり、ニュース編集方針に一貫性を欠くきらいがあった。
テレビニュースは自社制作ながら、月-土曜日の夜に『三社ニュース』の枠が設けられ、読売・朝日・毎日各社の記者が出演して放送された。後にテレビ版『三社ニュース』は各社制作のニュース映画に替わり、放送時間も夕方に変更された。
1959年にJNNが結成される際は、地方局のほとんどが地元新聞社と深い繋がりがあったため、ラジオ東京は、特定の新聞色を出さない条件でニュースネットワークへの参加を地方局に呼びかけた。このため、同じ新聞3社が出資していながら読売色が強かった日本テレビに対して、ラジオ東京は全国ネットワークの形成で優位に立った。
1961年、創立以来均衡を保った新聞各社出身の常勤役員は毎日出身者のみとなったが、却ってこれら毎日出身役員を中心に自主性が強まり、むしろ新聞色の薄い局と呼ばれるようになる。
1963年、東京放送は新聞3社とラジオニュースに関する覚書を交わし、同年4月より海外ニュースを共同通信社経由に切り替え、一部TBS自主取材のニュースを新聞社提供ニュースに挿入できるようになり、編集権の自主権を一部確保した。
1973年12月20日、読売・朝日・毎日の各首脳が覚書を交わし、読売と朝日が持つ東京放送株は毎日へ譲渡されることとなり、翌1974年2月25日に実施される。このため4月からテレビ『三社ニュース』枠は『毎日新聞ニュース』だけになるが、ラジオの定時ニュースタイトルは『TBSニュース』に変更。完全に編集権は東京放送側に移った。5月30日毎日新聞社と東京放送は両社社長連名で相互の協力関係と独自性の尊重をうたった覚書を締結。
1976年3月、テレビ開局以来の『毎日新聞ニュース』が打ち切られ、代わりに夕方のローカルニュース『テレポートTBS6』(1975年10月放送開始)に毎日新聞が協力することとなった。1977年、毎日新聞は経営危機の克服のため東京放送株式の大部分を放出。また逆に、毎日新聞新社設立時には東京放送が出資することとなり、完全に両社の立場は対等となった。
1978年、ラジオのプロ野球中継で、読売ジャイアンツ主催試合を中継するため放送権を持つ読売新聞社と交渉に入り、10月に読売新聞協力の報道・情報番組を放送することで、1979年以降のジャイアンツ主催試合の放送権を確保した。こうして4年ぶりにラジオでの『読売新聞ニュース』が復活したが、1992年にテレビでの東京佐川急便事件報道で読売新聞社と係争関係になり、ラジオナイターの独占中継権も覆ったため、1993年に『読売新聞ニュース』の放送を中止し、現在に至っている。
資本構成
「東京放送ホールディングス」および「東京放送(2009年3月31日以前)」の資本構成。
企業・団体の名称、個人の肩書は当時のもの。出典:[23][24][25][26][27][28]
2020年3月31日[29]
発行済株式総数 | 株主数 | 自己株式 | |
---|---|---|---|
174,709,837株 | 10,843 | 2,347,400株 | 1.34% |
株主 | 株式数 | 比率 |
---|---|---|
日本マスタートラスト信託銀行 | 18,137千株 | 10.52% |
日本トラスティ・サービス信託銀行 | 11,505千株 | 6.67% |
MBSメディアホールディングス | 8,848千株 | 5.13% |
三井不動産 | 5,713千株 | 3.31% |
NTTドコモ | 5,713千株 | 3.31% |
日本生命保険 (常任代理人 日本マスタートラスト信託銀行) |
5,006千株 | 2.90% |
パナソニック | 4,423千株 | 2.56% |
三井物産 (常任代理人 資産管理サービス信託銀行) |
4,288千株 | 2.48% |
ビックカメラ | 4,190千株 | 2.43% |
三井住友銀行 | 3,775千株 | 2.19% |
過去の資本構成
資本金 | 発行済株式総数 | 株主数 |
---|---|---|
441億6337万2896円 | 179,996,968株 | 8,814 |
株主 | 株式数 | 比率 |
---|---|---|
日本マスタートラスト信託銀行(信託口) | 15,055,200株 | 8.36% |
日本トラスティ・サービス信託銀行(信託口) | 13,592,100株 | 7.55% |
三井住友銀行 | 8,745,267株 | 4.85% |
日本生命保険 | 7,931,235株 | 4.40% |
日本マスタートラスト信託銀行 ※退職給付信託口・電通口 |
4,505,000株 | 2.50% |
UFJ信託銀行 | 3,572,300株 | 1.98% |
毎日放送 | 3,440,000株 | 1.91% |
The Chase Manhattan Bank, N.A. London | 3,044,000株 | 1.69% |
Boston Safe Deposit BSDT Treaty Clients Omnibus | 2,744,100株 | 1.52% |
みずほコーポレート銀行 | 2,619,174株 | 1.45% |
発行済株式総数 | 株主数 |
---|---|
190,434,968株 | 11,640 |
株主 | 株式数 | 比率 |
---|---|---|
楽天 | 37,770千株 | 19.83% |
日本マスタートラスト信託銀行 | 17,980千株 | 9.44% |
日本トラスティ・サービス信託銀行 | 8,612千株 | 4.52% |
日本生命保険 | 7,834千株 | 4.11% |
毎日放送 | 6,166千株 | 3.23% |
三井住友銀行 | 5,745千株 | 3.01% |
三井不動産 | 5,713千株 | 3.00% |
三井物産 ※常任代理人 資産管理サービス信託銀行 |
4,288千株 | 2.25% |
ビックカメラ | 4,190千株 | 2.20% |
講談社 | 3,771千株 | 1.98% |
発行済株式総数 | 株主数 | 自己株式 | |
---|---|---|---|
190,434,968株 | 12,247 | 37,801,635株 | 19.85% |
株主 | 株式数 | 比率 |
---|---|---|
日本マスタートラスト信託銀行 ※退職給付信託口・電通口 |
9,310,500株 | 4.88% |
日本マスタートラスト信託銀行 ※信託口 |
8,673,000株 | 4.55% |
日本生命保険 | 7,821,735株 | 4.10% |
毎日放送 | 6,166,000株 | 3.23% |
三井住友銀行 | 5,745,267株 | 3.01% |
三井不動産 | 5,713,728株 | 3.00% |
三井物産 | 4,288,000株 | 2.25% |
ビックカメラ | 4,190,000株 | 2.20% |
講談社 | 3,771,200株 | 1.98% |
パナソニック | 3,083,180株 | 1.61% |
発行済株式総数 | 株主数 | 自己株式 | |
---|---|---|---|
190,434,968株 | 12,430 | 28,035,642株 | 14.72% |
株主 | 株式数 | 比率 |
---|---|---|
日本マスタートラスト信託銀行 | 18,587千株 | 9.76% |
日本トラスティ・サービス信託銀行 | 11,100千株 | 5.82% |
三井物産 ※常任代理人 資産管理サービス信託銀行 |
7,691千株 | 4.03% |
毎日放送 | 6,576千株 | 3.45% |
三井住友銀行 | 5,745千株 | 3.01% |
三井不動産 | 5,713千株 | 3.00% |
NTTドコモ | 5,713千株 | 3.00% |
日本生命保険 | 5,014千株 | 2.63% |
ビックカメラ | 4,190千株 | 2.20% |
講談社 | 3,771千株 | 1.98% |
発行済株式総数 | 株主数 | 自己株式 | |
---|---|---|---|
190,434,968株 | 10,621 | 15,722,554株 | 8.25% |
株主 | 株式数 | 比率 |
---|---|---|
日本マスタートラスト信託銀行 | 18,091千株 | 9.50% |
日本トラスティ・サービス信託銀行 | 10,871千株 | 5.70% |
毎日放送 | 8,848千株 | 4.64% |
三井物産 ※常任代理人 資産管理サービス信託銀行 |
7,691千株 | 4.03% |
三井住友銀行 | 5,745千株 | 3.01% |
三井不動産 | 5,713千株 | 3.00% |
NTTドコモ | 5,713千株 | 3.00% |
パナソニック | 5,643千株 | 2.96% |
日本生命保険 | 5,027千株 | 2.64% |
UBS AG LONDON A/C IPB SEGREGATED CLIENT ACCOUNT ※常任代理人 シティバンク銀行 |
4,348千株 | 2.28% |
安定株主の不在
上記の歴史から、東京放送は在京キー局で唯一新聞社との関係が薄く、大口の安定株主が存在せず買収されやすいと言われていた。2005年2月のライブドアによるニッポン放送株取得を受け、日興プリンシパル・インベストメンツに新株予約権を割り当てるポイズンピルや第三者割当増資を行うなどの防衛策を実施したが、同年10月の楽天による株式の大量取得を防ぐことはできなかった。しかし、2009年4月の認定放送持株会社への移行に伴い、特定株主の出資比率が3分の1に制限され、楽天は経営権の取得が不可能になったことから、同年3月31日、東京放送(当時)に対し、保有全株式の買い取りを請求し、楽天による一連の経営権問題は収束した。
楽天による一連の経営権問題
- 2005年(平成17年)
- 10月13日、ネット関連事業大手の楽天が系列会社の楽天メディア・インベストメント等を通し、東京放送の全発行済み株式の15.46%を取得した旨株式大量保有報告書を関東財務局に提出するとともにその事実を発表した。
- 10月26日、楽天はさらに東京放送の普通株式を買い増し、19.09%の株式を保有している旨を関東財務局に報告・発表した。
- 10月14日、村上世彰が代表を務める村上ファンドが系列会社を通し、東京放送の全発行済み株式の7.45%を取得している事が、関東財務局に提出された株式大量保有報告書にて明らかになった。
- 東京放送は安定株主対策として、毎日放送や電通に第三者割当増資を行った他、系列局に対しても株式の取得を要請した。
- 11月30日、東京放送と楽天は、
- 「放送とインターネットの連携」協議・検討する「業務提携委員会」の設置。
- 楽天は経営統合の提案を一旦取り下げる。
- 協議期間中、楽天は東京放送株式の保有比率を10%未満まで低下させる。これを超える保有TBS株式についてはみずほ信託銀行に信託する(信託分の東京放送株式の議決権は同銀行に移行する)。
- 楽天の東京放送に対する最終的な出資比率等については、両者で協議する。
- 協議期間については2006年(平成18年)3月31日までとし、延長できるものとする。
- 以上を要旨とした覚書を取り交わし、両社は敵対的状態から和解した。
- 2006年(平成18年)
- 2007年(平成19年)6月18日、イーエム・プランニングが、TBS株の6%強を売却し、株式保有率が3.35%に低下していたことが判明した。
- 2008年(平成20年)
- 11月5日、東京放送が臨時取締役会を開き、認定放送持株会社に移行する事を決議した。具体的には、東京放送が保有するテレビ放送免許を、既にテレビ事業の送信以外の現業を担当しているTBSテレビに承継しテレビ放送事業を完全に分社化、東京放送は純粋持株会社化し「株式会社東京放送ホールディングス(略称・TBSホールディングス:TBSHD)」に商号変更、TBSテレビの略称を『TBS』に変更する。
- 12月16日、 東京放送が認定放送持株会社制移行を議案とする臨時株主総会を開き、株主の賛成多数により2009年4月1日付での認定放送持株会社への移行、およびTBSテレビへのテレビ放送免許の承継及び事業分割が承認された。
- 2009年(平成21年)
- 3月12日、総務大臣から同年4月1日付で「東京放送ホールディングス」を認定放送持株会社に認定、及びテレビ放送免許のTBSテレビへの承継が許可された。
- 3月31日、楽天は、会社法[注 12]に基づいて「反対株主の株式買取請求権」を行使、東京放送に対して同社が保有する全ての東京放送株の買取を請求した。
- 4月1日、株式会社東京放送ホールディングス(TBSHD)に商号を変更しテレビ放送事業を分割、放送持株会社体制に移行した。
- 7月27日、TBSHDは、「反対株主の株式買取請求権」を行使した楽天ほか1名の株主の内、楽天に対し買取代金の仮払いを行うことで両者が合意したと発表した。仮払い額は400億円で、支払いは同年7月31日に実施された。「仮払い」となった理由は、TBSHDが同年5月1日に当該株式について東京地裁に対し「買取価格決定の申立て」を行ったが発表日現在係属中の為であり、買取価格決定後決定価格にて精算される。
- 2011年(平成23年)5月10日、同年4月19日付で東京地裁が買取請求した楽天側の特別抗告を却下し、確定した買取金額での買取りが完了した。これにより、TBSHDと楽天との経営権問題は完全に終結した。なお、TBSHDは買取った株式は当面自社保有するとしている。
主なグループ会社
系列放送局各社に関しては「ジャパン・ニュース・ネットワーク(JNN)」、「ジャパン・ラジオ・ネットワーク(JRN)」の項目を参照。
- ※は持分法適用関連会社、それ以外は連結子会社 ◎は完全子会社化の上、2021年4月1日付けでTBSアート&テクノロジーに吸収合併される予定の会社
メディア・コンテンツ事業
- 株式会社TBSテレビ(100%)
- 株式会社TBSラジオ(100%)
- 株式会社BS-TBS(100%)
- 株式会社TBSスパークル(100%)
- 株式会社TBSアート&テクノロジー(100%)
- ◎株式会社アックス(100%)
- TOKYO BROADCASTING SYSTEM INTERNATIONAL, INC.(100%)
- ◎株式会社赤坂グラフィックスアート(100%)
- ◎株式会社東通(52.1%、うち間接保有分18.6%)
- ◎株式会社TBSテックス(100%)
- 株式会社TBSメディア総合研究所(100%)
- ※株式会社トマデジ(37.2%、うち間接保有分9.6%)
- ※株式会社WOWOW(15.5%)
- 株式会社TBSグロウディア(100%)
- ◎株式会社データトラフィック(TBSグロウディア100%)
- 株式会社日音(100%)
- ◎OXYBOT株式会社
- ◎株式会社アンクル
- TCエンタテインメント株式会社(51%)
- 株式会社CS-TBS(90.0%)
- 株式会社Seven Arcs(100%)
ライフスタイル事業
- 株式会社スタイリングライフ・ホールディングス(51%)
- 株式会社ライトアップショッピングクラブ(スタイリングライフ・ホールディングス100%)
- 株式会社CPコスメティクス(同上)
不動産・その他事業
- 株式会社緑山スタジオ・シティ(100%)
- 株式会社TBS企画(100%)
- 株式会社TBSサンワーク(100%)
- 赤坂熱供給株式会社(70%)
その他出資会社
東京エレクトロン株式会社、株式会社キッズステーション、株式会社スカパーJSATホールディングス、株式会社パスコ、JOCDN株式会社、その他JNN各社を含む70社程度に出資している。また、過去にはキングレコード株式会社、イー・モバイル株式会社(現・ソフトバンク株式会社)にも出資していた。
関連法人
- 学校法人東放学園
- 東放学園専門学校、東京アナウンス学院などを運営している。放送・映像・音響技術者、アナウンサー・ナレーター、テレビタレントなど、メディア関連人材の養成機関である。東京放送の教育事業本部として発足された経緯があり、これまで、実習用放送機材にTBSや東通の払い下げが使われているほか、現在も現場実習やグループ社員の講師派遣等、TBSグループとの繋がりは深い。
プロ野球との関係
2001年1月26日から2011年12月2日まで、プロ野球チーム・横浜ベイスターズ(現・横浜DeNAベイスターズ)のオーナー会社であった。
同球団との関わりは古く、1960年に前身の大洋球団と独占契約を締結して、放映権を獲得した。これは日本テレビの後楽園球場独占に対する対抗策として行ったものであり、フジテレビやNETテレビ(現・テレビ朝日)、NHKには各局が持つ放映権と引き替えの条件付で解放した。その後、前述の各局が放送できない年数試合については日本テレビ・東京12チャンネル(現・テレビ東京)にも開放した。
しかし、1975年にNETテレビが大洋球団のテレビ独占中継権を獲得。これにより一部のカードは1978年までNET→テレ朝経由での放映権購入となる。次いで1978年にラジオの巨人戦中継権絡みでニッポン放送が大洋球団のラジオ独占中継権を獲得したため、TBSテレビ・ラジオの優位は崩れた。なお、同年10月に国土計画が45%保有していた大洋球団株を放出することになり、約15%を引き受ける。
1992年に「横浜ベイスターズ」に球団名を変更した同球団を2001年にオーナー会社であったマルハ(現・マルハニチロ)が手放すことになり、当初ニッポン放送が買収することとなっていたが、野球協約に抵触していた(ニッポン放送の関連会社であったフジテレビがヤクルト球団株式を20%保有していた)ために、東京放送およびビーエス・アイ(当時)がマルハから株式を取得して、オーナー企業になった。
上述のように、東北楽天ゴールデンイーグルスのオーナー企業である楽天が東京放送株の取得を進めていた時期があったため、野球協約の規定により球団を手放す可能性があった。また、当時はUSENなどが球団買収に食指を動かしていた。結局、楽天絡みの懸念は払拭されたものの、肝心の球団経営に失敗したため、ディー・エヌ・エーに持株の大部分を譲渡して、球団経営からは撤退した。親会社でなくなった2012年以降もベイスターズの株を保有しており、テレビ・ラジオ中継を継続してきた。しかし、ベイスターズ戦を含むプロ野球のラジオ中継からは、2017年シーズン限りで撤退し(ベイスターズ主催試合のJRN系列局向け裏送りのみ継続)、現在はテレビ中継のみ継続している。
関連項目
- 放送持株会社
- フジ・メディア・ホールディングス(フジサンケイグループ中核企業)
- テレビ東京ホールディングス
- 日本テレビホールディングス
- テレビ朝日ホールディングス
- 朝日放送グループホールディングス(傘下の朝日放送ラジオが朝日放送テレビのネットチェンジ後も引き続きJRNに加盟していることから、TBSHDと相互に資本関係を継続している[32])
- 三井グループ(TBSHD・TBSテレビ共に三井グループの社長会である三井月曜会に加盟)
- 毎日新聞社
- MBSメディアホールディングス(TBSHDと同じく放送持株会社体制を採用し、TBSHDと相互に資本関係を持っている他、ネットチェンジ前の経緯からテレビ東京ホールディングスの大株主でもある)
- 中部日本放送(TBSHDと同じく放送持株会社体制を採用)
- RKB毎日ホールディングス(TBSHDと同じく放送持株会社体制を採用)
- RSKホールディングス(TBSHDと同じく放送持株会社体制を採用)
- スポーツ関連
- 横浜F・マリノス(公式スポンサー)
- 横浜DeNAベイスターズ
- 日本女子オープンゴルフ選手権競技(1968年度第1回大会から1970年度第3回大会まで、東京放送主催により『TBS女子オープンゴルフ』として開催されていた)[33]。
- 阪急コミュニケーションズ(旧:TBSブリタニカの出版事業を買収)
- 赤坂サカス
- 通信と放送の融合
- 日曜劇場
- TBS系列
- Japan News Network(JNN)
- Japan Radio Network(JRN)
- CBS
脚注
注釈
- ^ 各TBS制作番組宛の郵便番号は従前通りラジオ・テレビ共通で「107-8066」。
- ^ フジテレビジョンやニッポン放送を傘下に持つフジ・メディア・ホールディングスに次ぐ。
- ^ 従前から使用されていたシンボルマーク「ジ〜ン」も使用終了となった。
- ^ 実質、TBSテレビとTBSラジオの厳密な区別にしか用いられない。
- ^ 毎日新聞東京本社は1966年に東京都千代田区一ツ橋1-1-1の現本社ビルに移転。
- ^ それぞれ「東京放送テレビ」「東京放送ラジオ」の意味。
- ^ 同時に「TBS」の略称もTBSテレビへ承継された。
- ^ 取引開始当時は三井銀行であった。また、三井銀行は一時期TBSの筆頭株主でもあった。
- ^ ただし、関連会社である東京エレクトロンは、旧東海銀行が設立に大きく貢献した経緯があるため、三菱UFJ銀行をメインバンクとしている。
- ^ ただし、現在はセブン-イレブンがTBS放送センター12階に「セブン-イレブンTBS放送センター店」を設けており、同店内にセブン銀行ATMも設置してある。また、赤坂サカス内にある赤坂Bizタワーの地下には、三井住友銀行の他にみずほ銀行赤坂支店の店舗外ATMが設置されている。
- ^ UFJ銀行発足後、旧東海銀行赤坂支店内に移転した。現在、三和銀行赤坂支店があった場所はマルエツプチ赤坂店となっている。
- ^ 会社法第785条に基づく。
出典
- ^ a b c d e f g h i j 株式会社東京放送ホールディングス (26 June 2020). 第93期(2019年4月1日 - 2020年3月31日)有価証券報告書 (Report).
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: 不明な引数|coauthors=
が空白で指定されています。 (説明) - ^ 株式会社TBSホールディングス 定款 第1章第1条
- ^ 株式会社東京放送ホールディングス 定款 第1章第1条
- ^ a b TBS、デジタルラジオ事業などをホールディングス傘下に(Impress Watch - ケータイ Watch)
- ^ 東証への開示のお知らせ 東京放送ホールディングス 2016年3月10日
- ^ 東京放送『TBS50年史』(東京放送、2002年)、大山勝美『私説放送史』(講談社、2007年) ほか各種資料を参照。
- ^ 「東京放送」の正式社名をなぜ使わぬ:番組み(原文ママ)発表にはテレビ、ラジオを区別(1961年2月7日朝刊 読売新聞東京本社版 「読者と編集者」(3面))。
- ^ それ以前は、正式な社章として使用されず、業務用ロゴとして使われていた。(『民間放送十年史』(1961年発行)356ページの「株式会社東京放送」の項にその記載がある。)
- ^ 「東京テレビ」「東京ラジオ」の呼称も「TBSテレビ」「TBSラジオ」に切り替えた(1961年12月1日付朝刊 毎日新聞東京本社版 ラテ欄)。
- ^ “アメリカCBSテレビとの包括契約を更新”. TBSテレビ総務局広報部(2011年12月7日作成). 2019年12月27日閲覧。
- ^ 高橋モータース@dcp (2013年5月6日). “TBSのロゴに描かれている"あの物体"はナニ!? -広報さんに聞いてみた”. マイナビニュース. マイナビ. 2015年1月1日閲覧。
- ^ 東証への開示のお知らせ 東京放送ホールディングス 2016年3月10日
- ^ 大手6社共同で動画配信=18年4月開始-TBSなど 時事通信社 2017年5月23日
- ^ アニメ制作会社 セブン・アークスグループの完全子会社化、東京放送ホールディングス、2017年12月26日
- ^ 子会社再編による新会社設立に関するお知らせ、東京放送ホールディングス、2018年5月10日
- ^ 子会社の商号変更および子会社間の合併に関するお知らせ 東京放送ホールディングス 2018年11月15日
- ^ TBSグループ、企業理念及びブランドプロミスを制定 ブランドロゴを刷新 東京放送ホールディングス 2020年1月6日
- ^ 従前から使用されていたシンボルマーク「ジ〜ン」は使用終了となった。
- ^ 子会社再編による新会社設立に関するお知らせ、東京放送ホールディングス、2020年5月14日
- ^ 商号の変更及び定款の一部変更に関するお知らせ 東京放送ホールディングス 2020年5月14日
- ^ グループ再編に伴う子会社間の合併に関するお知らせ,TBSホールディングス,2020年11月5日
- ^ 一連の金銭問題で就任から1ヶ月半で大臣辞任
- ^ “有報リーダー”. Lafla. 2017年6月8日閲覧。
- ^ 当社の現況
- ^ 日本民間放送連盟『日本放送年鑑'66』旺文社、1966年12月、228頁。
- ^ 日本民間放送連盟『日本放送年鑑'78』洋文社、1978年12月、148頁。
- ^ 日本民間放送連盟『日本民間放送年鑑'92』コーケン出版、1992年11月、219頁。
- ^ 日本民間放送連盟『日本民間放送年鑑2003』コーケン出版、2003年11月、226頁。
- ^ 株式会社東京放送ホールディングス (26 June 2020). 第93期(2019年4月1日 - 2020年3月31日)有価証券報告書 株式等の状況 (Report).
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: 不明な引数|coauthors=
が空白で指定されています。 (説明) - ^ 東京放送 取締役
- ^ 毎日新聞社 出身
- ^ 朝日放送グループホールディングス(第92期:平成30年4月1日 - 平成31年3月31日)有価証券報告書P37
- ^ 日本女子オープン開催を推進した今道潤三氏(元東京放送社長)の先見の明 日本ゴルフ協会
外部リンク
分社前(ラジオ東京、東京放送時代)