内閣府特命担当大臣(男女共同参画担当)
日本 内閣府特命担当大臣 (男女共同参画) Minister of State for Gender Equality | |
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内閣府ロゴマーク | |
所属機関 | 内閣 |
担当機関 | 内閣府 (男女共同参画会議) |
任命 | 内閣総理大臣 |
創設 | 2003年9月22日 |
初代 | 福田康夫 |
通称 | 男女共同参画担当大臣 男女共同参画相 |
ウェブサイト | 大臣・副大臣・大臣政務官 - 内閣府 |
内閣府特命担当大臣(男女共同参画)(ないかくふとくめいたんとうだいじん だんじょきょうどうさんかく、英語: Minister of State for Gender Equality)は、日本の国務大臣。内閣府特命担当大臣の一つである。
概要
[編集]日本の内閣府に置かれる内閣府特命担当大臣の一つで、主として男女共同を参画する行政を所管する国務大臣である。内閣府において関係行政を司る組織としては男女共同参画会議があり、これを事実上担当している。内閣府特命担当大臣のうち、防災担当、沖縄及び北方対策担当、金融担当、消費者及び食品安全担当、こども政策少子化対策若者活躍担当の5大臣に限っては、内閣府設置法によりこれを必ず設置することになっているが[1][2][3][4][5]、その他の特命担当大臣に関してはそうした規定がないため、それぞれの政権が取り組む政治課題に応じてその設置・不設置が変わることがある。また担当する特命事項が同等なものであっても、設置される特命担当大臣の名称は内閣によって異なることもある。
沿革
[編集]内閣府設置法及び男女共同参画基本法の制定当時、男女共同参画は内閣官房長官が直轄することとされ、ほかに男女共同参画担当の特命担当大臣を置くことは想定されていなかった。男女共同参画会議のメンバーを規定する男女共同参画基本法には、他の「重要政策に関する会議」と異なり、男女共同を担当する特命担当大臣が置かれた場合に関する規定が存在しないことから明らかである。 第2次森改造内閣(中央省庁再編後)において、男女共同参画は内閣官房長官 が担当した。第1次小泉第2次改造内閣にて「内閣府特命担当大臣(男女共同参画担当)」が設置された。以来、第3次小泉内閣までは設置されていたが、第3次小泉改造内閣では廃止された。内閣府特命担当大臣(男女共同参画担当)の業務は、内閣府特命担当大臣(少子化対策担当)と統合され、新たに「内閣府特命担当大臣(少子化・男女共同参画担当)」が設置された。以来、内閣府特命担当大臣(男女共同参画担当)は設置されなかったが、第1次安倍改造内閣にて再び設置された。
名称
[編集]新聞などでは「男女共同参画担当大臣」と表記されることもある。
歴代大臣
[編集]代 | 氏名 | 内閣 | 就任日 | 退任日 | 党派 | 備考 | ||
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男女共同参画担当大臣 | ||||||||
1 | 福田康夫 | 第2次森改造内閣 (中央省庁再編後) |
2001年1月6日 | 2001年4月26日 | 自由民主党 | |||
2 | 第1次小泉内閣 | 2001年4月26日 | 2003年9月22日 | 再任 | ||||
第1次改造内閣 | 留任 | |||||||
内閣府特命担当大臣(男女共同参画担当) | ||||||||
1 | 福田康夫 | 第1次小泉第2次改造内閣 | 2003年9月22日 | 2003年11月19日 | 自由民主党 | |||
2 | 第2次小泉内閣 | 2003年11月19日 | 2004年5月7日 | 再任 | ||||
3 | 細田博之 | 2004年5月7日 | 2005年9月21日 | |||||
改造内閣 | 留任 | |||||||
4 | 第3次小泉内閣 | 2005年9月21日 | 2005年10月31日 | 再任 | ||||
5 | 上川陽子 | 第1次安倍改造内閣 | 2007年8月27日 | 2007年9月26日 | ||||
6 | 福田康夫内閣 | 2007年9月26日 | 2008年8月2日 | 再任 | ||||
7 | 中山恭子 | 改造内閣 | 2008年8月2日 | 2008年9月24日 | ||||
8 | 小渕優子 | 麻生内閣 | 2008年9月24日 | 2009年9月16日 | ||||
9 | 福島瑞穂 | 鳩山由紀夫内閣 | 2009年9月16日 | 2010年5月28日 | 社会民主党 | |||
‐ | (平野博文) | 2010年5月28日 | 2010年6月8日 | 民主党 | 事務代理 | |||
10 | 玄葉光一郎 | 菅直人内閣 | 2010年6月8日 | 2010年9月17日 | ||||
11 | 岡崎トミ子 | 第1次改造内閣 | 2010年9月17日 | 2011年1月14日 | ||||
12 | 与謝野馨 | 第2次改造内閣 | 2011年1月14日 | 2011年9月2日 | 無所属 | |||
13 | 村田蓮舫 | 野田内閣 | 2011年9月2日 | 2012年1月13日 | 民主党 | |||
14 | 岡田克也 | 第1次改造内閣 | 2012年1月13日 | 2012年2月10日 | ||||
15 | 中川正春 | 第2次改造内閣 | 2012年2月10日 | 2012年10月1日 | ||||
16 | 中塚一宏 | 第3次改造内閣 | 2012年10月1日 | 2012年12月26日 | ||||
17 | 森まさこ | 第2次安倍内閣 | 2012年12月26日 | 2014年9月3日 | 自由民主党 | |||
18 | 有村治子 | 改造内閣 | 2014年9月3日 | 2014年12月24日 | ||||
19 | 第3次安倍内閣 | 2014年12月24日 | 2015年10月7日 | 再任 | ||||
20 | 加藤勝信 | 第1次改造内閣 | 2015年10月7日 | 2016年8月3日 | ||||
第2次改造内閣 | 2016年8月3日 | 2017年8月3日 | 留任 | |||||
21 | 松山政司 | 第3次改造内閣 | 2017年8月3日 | 2017年11月1日 | ||||
22 | 野田聖子 | 第4次安倍内閣 | 2017年11月1日 | 2018年10月2日 | ||||
23 | 片山さつき | 第1次改造内閣 | 2018年10月2日 | 2019年9月11日 | ||||
24 | 橋本聖子 | 第2次改造内閣 | 2019年9月11日 | 2020年9月16日 | ||||
25 | 菅義偉内閣 | 2020年9月16日 | 2021年2月18日 | 再任 | ||||
26 | 丸川珠代 | 2021年2月18日 | 2021年10月4日 | |||||
27 | 野田聖子 | 第1次岸田内閣 | 2021年10月4日 | 2021年11月10日 | ||||
28 | 第2次岸田内閣 | 2021年11月10日 | 2022年8月10日 | 再任 | ||||
29 | 小倉將信 | 第1次改造内閣 | 2022年8月10日 | 2023年9月13日 | ||||
30 | 加藤鮎子 | 第2次改造内閣 | 2023年9月13日 | 2024年10月1日 | ||||
31 | 三原じゅん子 | 第1次石破内閣 | 2024年10月1日 | 2024年11月11日 | ||||
32 | 第2次石破内閣 | 2024年11月11日 | (現職) | 再任 |
- 特命担当大臣は複数名を任命することがあるため、通常は代数の表記は行わない。ただし、本表ではわかりやすさに配慮し、代数の欄を便宜上設けた。
- 辞令のある再任は就任日を記載し、辞令のない留任は就任日を記載しない。
- 党派の欄は、就任時、または、内閣発足時の所属政党を記載した。政党に所属していない場合は「無所属」と記載した。
- 第1次小泉第1次改造内閣までは「男女共同参画担当大臣」と呼称されており、役職名の表記に差異はあるが、法的には同質であり、便宜上記載した。
- 第3次小泉改造内閣で廃止されたが、第1次安倍改造内閣で再び設置された。
脚注
[編集]関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 内閣府ホームページ - 内閣府の公式サイト
- 大臣・副大臣・大臣政務官 - 内閣府 - 内閣府特命担当大臣らを紹介する内閣府のページ