「東京都第16区」の版間の差分
m →選挙結果 |
m Bot作業依頼: 立憲民主党 (日本)関連の改名に伴うリンク修正依頼 (立憲民主党 (日本 2017)) - log |
||
12行目: | 12行目: | ||
小選挙区制移行後初となる[[1996年]]の[[第41回衆議院議員総選挙|総選挙]]では[[自由民主党_(日本)|自民党]]の[[島村宜伸]]が当選している。[[2000年]]の[[第42回衆議院議員総選挙|総選挙]]では、島村の父・[[島村一郎|一郎]]の秘書を務め、[[1976年]][[第34回衆議院議員総選挙]]の一郎の後継を巡る[[東京都第10区 (中選挙区)|旧東京10区]]での対決以来因縁のある、元都議の[[宇田川芳雄]]が[[無所属]]で立候補し自民党系陣営が分裂。宇田川が島村とおよそ3,000票の差で競り勝ち、島村は議席を失った。その後、[[2003年]]の総選挙で島村が返り咲き、次の2005年総選挙も連続で当選している。 |
小選挙区制移行後初となる[[1996年]]の[[第41回衆議院議員総選挙|総選挙]]では[[自由民主党_(日本)|自民党]]の[[島村宜伸]]が当選している。[[2000年]]の[[第42回衆議院議員総選挙|総選挙]]では、島村の父・[[島村一郎|一郎]]の秘書を務め、[[1976年]][[第34回衆議院議員総選挙]]の一郎の後継を巡る[[東京都第10区 (中選挙区)|旧東京10区]]での対決以来因縁のある、元都議の[[宇田川芳雄]]が[[無所属]]で立候補し自民党系陣営が分裂。宇田川が島村とおよそ3,000票の差で競り勝ち、島村は議席を失った。その後、[[2003年]]の総選挙で島村が返り咲き、次の2005年総選挙も連続で当選している。 |
||
[[民主党 (日本 1998-2016)|民主党]]は、1996年の総選挙で公認候補だった[[井上和雄 (政治家)|井上和雄]]が[[東京14区]]へ転出したため、同じ選挙で隣接の[[千葉5区]]から[[新進党]]公認で立候補した[[中津川博郷]]が転入し、2000年と2003年に[[比例復活]]当選している。その後、[[2009年]]は前都議の[[初鹿明博]]が公認候補となり島村を破り当選した(中津川は[[比例東京ブロック]]単独候補として当選)。[[2012年]]では初鹿は[[日本未来の党]]へ、中津川は[[日本維新の会 (2012-2014)|日本維新の会]]へ移籍したが、いずれも自民党の新人[[大西英男]]に敗れ、落選した。大西は区議・都議時代から築いた[[三バン#地盤|地盤]]を武器に[[2014年]]も当選した。初鹿はさらに[[維新の党]]に移籍し、2014年の選挙では[[比例復活]]で国政復帰を果たした。なお、2014年は東京都区部内では最低投票率を記録した<ref>{{PDFlink|[http://www.senkyo.metro.tokyo.jp/h26syuugiin/h26shu_stou.pdf 平成26年12月14日執行衆議院議員選挙投票結果]}} - [[東京都]][[選挙管理委員会]]</ref>。2017年の選挙では大西と[[立憲民主党 (日本)|立憲民主党]]へ移った初鹿の接戦になったが大西が制し初鹿は比例復活となった。 |
[[民主党 (日本 1998-2016)|民主党]]は、1996年の総選挙で公認候補だった[[井上和雄 (政治家)|井上和雄]]が[[東京14区]]へ転出したため、同じ選挙で隣接の[[千葉5区]]から[[新進党]]公認で立候補した[[中津川博郷]]が転入し、2000年と2003年に[[比例復活]]当選している。その後、[[2009年]]は前都議の[[初鹿明博]]が公認候補となり島村を破り当選した(中津川は[[比例東京ブロック]]単独候補として当選)。[[2012年]]では初鹿は[[日本未来の党]]へ、中津川は[[日本維新の会 (2012-2014)|日本維新の会]]へ移籍したが、いずれも自民党の新人[[大西英男]]に敗れ、落選した。大西は区議・都議時代から築いた[[三バン#地盤|地盤]]を武器に[[2014年]]も当選した。初鹿はさらに[[維新の党]]に移籍し、2014年の選挙では[[比例復活]]で国政復帰を果たした。なお、2014年は東京都区部内では最低投票率を記録した<ref>{{PDFlink|[http://www.senkyo.metro.tokyo.jp/h26syuugiin/h26shu_stou.pdf 平成26年12月14日執行衆議院議員選挙投票結果]}} - [[東京都]][[選挙管理委員会]]</ref>。2017年の選挙では大西と[[立憲民主党 (日本 2017)|立憲民主党]]へ移った初鹿の接戦になったが大西が制し初鹿は比例復活となった。 |
||
== 小選挙区選出議員 == |
== 小選挙区選出議員 == |
||
51行目: | 51行目: | ||
|2氏名 = [[初鹿明博]] |
|2氏名 = [[初鹿明博]] |
||
|2年齢 = 48 |
|2年齢 = 48 |
||
|2所属 = [[立憲民主党 (日本)|立憲民主党]] |
|2所属 = [[立憲民主党 (日本 2017)|立憲民主党]] |
||
|2新旧 = 前 |
|2新旧 = 前 |
||
|2得票 = 71405 |
|2得票 = 71405 |
2020年11月1日 (日) 09:39時点における版
東京都第16区 | |
---|---|
行政区域 |
江戸川区(14区に属しない区域) (2024年1月1日現在) |
比例区 | 東京ブロック |
設置年 |
1994年 (2013年・2017年・2022年区割変更) |
選出議員 | 大西洋平 |
有権者数 |
391,121人 1.725 倍(一票の格差・鳥取1区との比較) (総務省・2023年9月1日) |
東京都第16区(とうきょうとだい16く)は、日本の衆議院議員総選挙における選挙区。1994年(平成6年)の公職選挙法改正で設置。
区域
以前は上一色、本一色、興宮町も16区であったが、上一色三丁目は2013年の区割変更に、他の地域は2017年の区割変更に、17区に移行した。
歴史
小選挙区制移行後初となる1996年の総選挙では自民党の島村宜伸が当選している。2000年の総選挙では、島村の父・一郎の秘書を務め、1976年第34回衆議院議員総選挙の一郎の後継を巡る旧東京10区での対決以来因縁のある、元都議の宇田川芳雄が無所属で立候補し自民党系陣営が分裂。宇田川が島村とおよそ3,000票の差で競り勝ち、島村は議席を失った。その後、2003年の総選挙で島村が返り咲き、次の2005年総選挙も連続で当選している。
民主党は、1996年の総選挙で公認候補だった井上和雄が東京14区へ転出したため、同じ選挙で隣接の千葉5区から新進党公認で立候補した中津川博郷が転入し、2000年と2003年に比例復活当選している。その後、2009年は前都議の初鹿明博が公認候補となり島村を破り当選した(中津川は比例東京ブロック単独候補として当選)。2012年では初鹿は日本未来の党へ、中津川は日本維新の会へ移籍したが、いずれも自民党の新人大西英男に敗れ、落選した。大西は区議・都議時代から築いた地盤を武器に2014年も当選した。初鹿はさらに維新の党に移籍し、2014年の選挙では比例復活で国政復帰を果たした。なお、2014年は東京都区部内では最低投票率を記録した[1]。2017年の選挙では大西と立憲民主党へ移った初鹿の接戦になったが大西が制し初鹿は比例復活となった。
小選挙区選出議員
選挙名 | 年 | 当選者 | 党派 |
---|---|---|---|
第41回衆議院議員総選挙 | 1996年 | 島村宜伸 | 自由民主党 |
第42回衆議院議員総選挙 | 2000年 | 宇田川芳雄 | 無所属 |
第43回衆議院議員総選挙 | 2003年 | 島村宜伸 | 自由民主党 |
第44回衆議院議員総選挙 | 2005年 | ||
第45回衆議院議員総選挙 | 2009年 | 初鹿明博 | 民主党 |
第46回衆議院議員総選挙 | 2012年 | 大西英男 | 自由民主党 |
第47回衆議院議員総選挙 | 2014年 | ||
第48回衆議院議員総選挙 | 2017年 |
選挙結果
時の内閣:第3次安倍第3次改造内閣 解散日:2017年9月28日 公示日:2017年10月10日
当日有権者数:46万2216人 最終投票率:47.49%(前回比:1.57%) (全国投票率:53.68%(1.02%))
当落 | 候補者名 | 年齢 | 所属党派 | 新旧 | 得票数 | 得票率 | 惜敗率 | 推薦・支持 | 重複 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
当 | 大西英男 | 71 | 自由民主党 | 前 | 84,457票 | 40.91% | ―― | 公明党推薦 | ○ |
比当 | 初鹿明博 | 48 | 立憲民主党 | 前 | 71,405票 | 34.59% | 84.55% | ○ | |
田村謙治 | 49 | 希望の党 | 元 | 50,568票 | 24.50% | 59.87% | ○ |
- 初鹿は不祥事により立憲民主党を離党したのち2020年10月に議員辞職。
時の内閣:第2次安倍改造内閣 解散日:2014年11月21日 公示日:2014年12月2日
当日有権者数:45万5218人 最終投票率:49.06%(前回比:8.46%) (全国投票率:52.66%(6.66%))
当落 | 候補者名 | 年齢 | 所属党派 | 新旧 | 得票数 | 得票率 | 惜敗率 | 推薦・支持 | 重複 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
当 | 大西英男 | 68 | 自由民主党 | 前 | 98,536票 | 46.25% | ―― | 公明党推薦 | ○ |
比当 | 初鹿明博 | 45 | 維新の党 | 元 | 56,701票 | 26.62% | 57.54% | 民主党都連推薦 | ○ |
大田朝子 | 30 | 日本共産党 | 新 | 36,976票 | 17.36% | 37.53% | ○ | ||
石井義哲 | 57 | 次世代の党 | 新 | 11,484票 | 5.39% | 11.65% | ○ | ||
岡本貴士 | 34 | 無所属 | 新 | 9,334票 | 4.38% | 9.47% | × |
時の内閣:野田第3次改造内閣 解散日:2012年11月16日 公示日:2012年12月4日
当日有権者数:45万2248人 最終投票率:57.52%(前回比:4.42%) (全国投票率:59.32%(9.96%))
当落 | 候補者名 | 年齢 | 所属党派 | 新旧 | 得票数 | 得票率 | 惜敗率 | 推薦・支持 | 重複 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
当 | 大西英男 | 66 | 自由民主党 | 新 | 95,222票 | 38.04% | ―― | 公明党推薦 | ○ |
中津川博郷 | 63 | 日本維新の会 | 前 | 46,537票 | 18.59% | 48.87% | ○ | ||
上田令子 | 47 | みんなの党 | 新 | 43,179票 | 17.25% | 45.35% | ○ | ||
初鹿明博 | 43 | 日本未来の党 | 前 | 27,525票 | 10.99% | 28.91% | 新党大地推薦 | ○ | |
今野克義 | 40 | 民主党 | 新 | 22,741票 | 9.08% | 23.88% | 国民新党推薦 | ○ | |
島長香代子 | 63 | 日本共産党 | 新 | 15,145票 | 6.05% | 15.90% |
- 上田は2013年東京都議会議員選挙に立候補して当選。
時の内閣:麻生内閣 解散日:2009年7月21日 公示日:2009年8月18日
当日有権者数:45万445人 最終投票率:61.94%(前回比:1.58%) (全国投票率:69.28%(1.77%))
当落 | 候補者名 | 年齢 | 所属党派 | 新旧 | 得票数 | 得票率 | 惜敗率 | 推薦・支持 | 重複 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
当 | 初鹿明博 | 40 | 民主党 | 新 | 128,400票 | 47.35% | ―― | ○ | |
島村宜伸 | 75 | 自由民主党 | 前 | 113,634票 | 41.90% | 88.50% | |||
河合恭一 | 57 | 日本共産党 | 新 | 23,385票 | 8.62% | 18.21% | |||
小島一郎 | 38 | 幸福実現党 | 新 | 5,763票 | 2.13% | 4.49% |
- 中津川は比例東京ブロック単独候補として立候補し、当選。
時の内閣:第2次小泉改造内閣 解散日:2005年8月8日 公示日:2005年8月30日
当日有権者数:43万9858人 最終投票率:60.36%(前回比:6.09%) (全国投票率:67.51%(7.65%))
当落 | 候補者名 | 年齢 | 所属党派 | 新旧 | 得票数 | 得票率 | 惜敗率 | 推薦・支持 | 重複 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
当 | 島村宜伸 | 71 | 自由民主党 | 前 | 145,439票 | 56.96% | ―― | ○ | |
中津川博郷 | 56 | 民主党 | 前 | 84,564票 | 33.12% | 58.14% | ○ | ||
安部安則 | 49 | 日本共産党 | 新 | 25,328票 | 9.92% | 17.41% |
時の内閣:第1次小泉第2次改造内閣 解散日:2003年10月10日 公示日:2003年10月28日
当日有権者数:43万2954人 最終投票率:54.27%(前回比:2.09%) (全国投票率:59.86%(2.63%))
当落 | 候補者名 | 年齢 | 所属党派 | 新旧 | 得票数 | 得票率 | 惜敗率 | 推薦・支持 | 重複 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
当 | 島村宜伸 | 69 | 自由民主党 | 元 | 80,015票 | 35.34% | ―― | ○ | |
比当 | 中津川博郷 | 54 | 民主党 | 前 | 70,189票 | 31.00% | 87.72% | ○ | |
宇田川芳雄 | 74 | 無所属の会 | 前 | 58,250票 | 25.72% | 72.80% | |||
安部安則 | 47 | 日本共産党 | 新 | 17,985票 | 7.94% | 22.48% | ○ |
時の内閣:第1次森内閣 解散日:2000年6月2日 公示日:2000年6月13日
当日有権者数:41万7198人 最終投票率:56.36%(前回比:4.77%) (全国投票率:62.49%(2.84%))
当落 | 候補者名 | 年齢 | 所属党派 | 新旧 | 得票数 | 得票率 | 惜敗率 | 推薦・支持 | 重複 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
当 | 宇田川芳雄 | 71 | 無所属 | 新 | 72,825票 | 32.08% | ―― | × | |
島村宜伸 | 66 | 自由民主党 | 前 | 69,543票 | 30.63% | 95.49% | ○ | ||
比当 | 中津川博郷 | 51 | 民主党 | 新 | 53,897票 | 23.74% | 74.01% | ○ | |
安部安則 | 44 | 日本共産党 | 新 | 30,772票 | 13.55% | 42.25% |
時の内閣:第1次橋本内閣 解散日:1996年9月27日 公示日:1996年10月8日
当日有権者数:39万6286人 最終投票率:51.59% (全国投票率:59.65%(8.11%))
当落 | 候補者名 | 年齢 | 所属党派 | 新旧 | 得票数 | 得票率 | 惜敗率 | 推薦・支持 | 重複 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
当 | 島村宜伸 | 62 | 自由民主党 | 前 | 77,753票 | 38.99% | ―― | ○ | |
佐藤直子 | 41 | 新進党 | 新 | 64,942票 | 32.56% | 83.52% | |||
井上和雄 | 44 | 民主党 | 新 | 28,805票 | 14.44% | 37.05% | ○ | ||
安部安則 | 40 | 日本共産党 | 新 | 27,923票 | 14.00% | 35.91% |
- 井上は第42回以降14区で活動。