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2012年の総選挙では与謝野は引退し、自由民主党の新人、[[山田美樹]]が海江田を1,134票の僅差で破り、初当選した<ref>{{Cite news|date=2012-12-17|url=http://sankei.jp.msn.com/politics/news/121217/elc12121703360074-n1.htm|title=山田美樹氏、最後に滑り込み 選挙区で海江田氏破る 東京1区|newspaper=[[産経新聞|MSN産経ニュース]]|author=|publisher=[[産業経済新聞社]]|accessdate=2012-12-17}}</ref>。2014年の総選挙においても、山田が海江田を破り、さらに海江田は[[比例復活]]当選もできずに議席を失うことになった。[[野党]]第一党の党首が議席を失うことは[[第24回衆議院議員総選挙]]の[[片山哲]]([[日本社会党]])以来、65年ぶりであった<ref>[http://www.hochi.co.jp/topics/20141215-OHT1T50128.html 【衆院選】民主・海江田氏落選!野党第1党党首では49年片山元首相以来の屈辱”] {{webarchive|url=https://archive.fo/20141214235409/http://www.hochi.co.jp/topics/20141215-OHT1T50128.html |date=2014年12月14日 }}. スポーツ報知. 2014年12月15日閲覧。</ref>。 |
2012年の総選挙では与謝野は引退し、自由民主党の新人、[[山田美樹]]が海江田を1,134票の僅差で破り、初当選した<ref>{{Cite news|date=2012-12-17|url=http://sankei.jp.msn.com/politics/news/121217/elc12121703360074-n1.htm|title=山田美樹氏、最後に滑り込み 選挙区で海江田氏破る 東京1区|newspaper=[[産経新聞|MSN産経ニュース]]|author=|publisher=[[産業経済新聞社]]|accessdate=2012-12-17}}</ref>。2014年の総選挙においても、山田が海江田を破り、さらに海江田は[[比例復活]]当選もできずに議席を失うことになった。[[野党]]第一党の党首が議席を失うことは[[第24回衆議院議員総選挙]]の[[片山哲]]([[日本社会党]])以来、65年ぶりであった<ref>[http://www.hochi.co.jp/topics/20141215-OHT1T50128.html 【衆院選】民主・海江田氏落選!野党第1党党首では49年片山元首相以来の屈辱”] {{webarchive|url=https://archive.fo/20141214235409/http://www.hochi.co.jp/topics/20141215-OHT1T50128.html |date=2014年12月14日 }}. スポーツ報知. 2014年12月15日閲覧。</ref>。 |
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区割り変更後初となる2017年の総選挙では[[立憲民主党 (日本)|立憲民主党]]から出馬した海江田が山田を3,000票強で破り、返り咲きを果たした<ref>[http://www.sankei.com/politics/news/171023/plt1710230018-n1.html 【衆院選】海江田万里氏が当選確実 東京1区、自民前職を破る],産経新聞,2017年10月23日</ref>。山田は比例で復活当選している。 |
区割り変更後初となる2017年の総選挙では[[立憲民主党 (日本 2017)|立憲民主党]]から出馬した海江田が山田を3,000票強で破り、返り咲きを果たした<ref>[http://www.sankei.com/politics/news/171023/plt1710230018-n1.html 【衆院選】海江田万里氏が当選確実 東京1区、自民前職を破る],産経新聞,2017年10月23日</ref>。山田は比例で復活当選している。 |
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[[日本の首都]]機能(国政の中心部)の大半を選挙区に有するほか、[[東京都庁舎|東京都庁]]も存在するなどまさに[[日本の政治]]の中心的選挙区である。 |
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2020年11月1日 (日) 09:36時点における版
東京都第1区 | |
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行政区域 |
千代田区、新宿区 (2024年1月1日現在) |
比例区 | 東京ブロック |
設置年 |
1994年 (2017年・2022年区割変更) |
選出議員 | 海江田万里 |
有権者数 |
331,541人 1.479 倍(一票の格差・鳥取1区との比較) (総務省・2024年9月登録日) |
東京都第1区(とうきょうとだい1く)は、日本の衆議院議員総選挙における選挙区。1994年(平成6年)の公職選挙法改正で設置。
区域
2017年の区割り変更により、港区の一部が2区へ、新宿区の一部が10区へ移行した。
歴史
小選挙区制が導入された後、2017年の区割り変更までは、中選挙区制下における1964年の公職選挙法改正に伴い、旧東京都第1区を分割して設置された同名の選挙区と同一区域であった(旧東京都第1区のうち、分割された区域(中央区・文京区・台東区)は東京都第8区となった。)。中選挙区時代の定数は分割前が4議席、分割後が3議席である。
1996年以降、与謝野馨(自由民主党)と海江田万里(民主党)が激しい選挙戦を繰り広げてきた。2000年の総選挙では2,500票余り、2003年の総選挙では1,500票ほどの得票差の大接戦だった。そのほかの年でも2005年以外は1万票差前後の大激戦となっている。与謝野と海江田は本選挙区で5回戦った。1996年には海江田万里が、2003年と2009年には与謝野馨がそれぞれ比例復活当選している。2003年の総選挙から連続立候補している又吉光雄(世界経済共同体党)の選挙公報や選挙ポスターの過激な文面で注目を浴びた。2009年は更に泡沫候補等が乱立し、全選挙区最多の9候補が出馬した。
2011年1月14日に発足した菅直人再改造内閣では、民主党の海江田が経済産業大臣に、自民党からたちあがれ日本を経て前日に同党を離党した与謝野馨が海江田から引き継いで経済財政政策担当大臣に任命され、当選挙区で激突を繰り返してきた2人が同時に入閣することになった。小選挙区比例代表並立制の選挙制度のもとで、同一選挙区の小選挙区当選者と比例復活当選者が同時に入閣するのは初めてである[1]。
2012年の総選挙では与謝野は引退し、自由民主党の新人、山田美樹が海江田を1,134票の僅差で破り、初当選した[2]。2014年の総選挙においても、山田が海江田を破り、さらに海江田は比例復活当選もできずに議席を失うことになった。野党第一党の党首が議席を失うことは第24回衆議院議員総選挙の片山哲(日本社会党)以来、65年ぶりであった[3]。
区割り変更後初となる2017年の総選挙では立憲民主党から出馬した海江田が山田を3,000票強で破り、返り咲きを果たした[4]。山田は比例で復活当選している。
日本の首都機能(国政の中心部)の大半を選挙区に有するほか、東京都庁も存在するなどまさに日本の政治の中心的選挙区である。
小選挙区選出議員
選挙名 | 年 | 当選者 | 党派 |
---|---|---|---|
第41回衆議院議員総選挙 | 1996年 | 与謝野馨 | 自由民主党 |
第42回衆議院議員総選挙 | 2000年 | 海江田万里 | 民主党 |
第43回衆議院議員総選挙 | 2003年 | ||
第44回衆議院議員総選挙 | 2005年 | 与謝野馨 | 自由民主党 |
第45回衆議院議員総選挙 | 2009年 | 海江田万里 | 民主党 |
第46回衆議院議員総選挙 | 2012年 | 山田美樹 | 自由民主党 |
第47回衆議院議員総選挙 | 2014年 | ||
第48回衆議院議員総選挙 | 2017年 | 海江田万里 | 立憲民主党 |
選挙結果
時の内閣:第3次安倍第3次改造内閣 解散日:2017年9月28日 公示日:2017年10月10日
当日有権者数:44万8684人 最終投票率:54.04% (全国投票率:53.68%(1.02%))
当落 | 候補者名 | 年齢 | 所属党派 | 新旧 | 得票数 | 得票率 | 惜敗率 | 推薦・支持 | 重複 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
当 | 海江田万里 | 68 | 立憲民主党 | 元 | 96,255票 | 40.69% | ―― | ○ | |
比当 | 山田美樹 | 43 | 自由民主党 | 前 | 93,234票 | 39.41% | 96.86% | 公明党 | ○ |
松沢香 | 39 | 希望の党 | 新 | 40,376票 | 17.07% | 41.95% | ○ | ||
原口実季 | 28 | 幸福実現党 | 新 | 3,806票 | 1.61% | 3.95% | |||
犬丸光加 | 57 | 犬丸勝子と共和党 | 新 | 1,570票 | 0.66% | 1.63% | |||
又吉光雄 | 73 | 世界経済共同体党 | 新 | 1,307票 | 0.55% | 1.36% |
時の内閣:第2次安倍改造内閣 解散日:2014年11月21日 公示日:2014年12月2日
当日有権者数:49万2025人 最終投票率:53.04%(前回比:-8.11%) (全国投票率:52.66%(6.66%))
当落 | 候補者名 | 年齢 | 所属党派 | 新旧 | 得票数 | 得票率 | 惜敗率 | 推薦・支持 | 重複 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
当 | 山田美樹 | 40 | 自由民主党 | 前 | 107,015票 | 42.66% | ―― | 公明党 | ○ |
海江田万里 | 65 | 民主党 | 前 | 89,232票 | 35.57% | 83.38% | ○ | ||
冨田直樹 | 38 | 日本共産党 | 新 | 32,830票 | 13.09% | 30.68% | |||
渡辺徹 | 36 | 次世代の党 | 新 | 18,128票 | 7.23% | 16.94% | ○ | ||
野崎孝信 | 27 | 無所属 | 新 | 2,209票 | 0.88% | 2.06% | × | ||
又吉光雄 | 70 | 世界経済共同体党 | 新 | 1,416票 | 0.56% | 1.32% |
時の内閣:野田第3次改造内閣 解散日:2012年11月16日 公示日:2012年12月4日
当日有権者数:47万7631人 最終投票率:61.15%(前回比:-4.43%) (全国投票率:59.32%(9.96%))
当落 | 候補者名 | 年齢 | 所属党派 | 新旧 | 得票数 | 得票率 | 惜敗率 | 推薦・支持 | 重複 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
当 | 山田美樹 | 38 | 自由民主党 | 新 | 82,013票 | 29.31% | ―― | 公明党 | ○ |
比当 | 海江田万里 | 63 | 民主党 | 前 | 80,879票 | 28.91% | 98.62% | 国民新党 | ○ |
加藤義隆 | 38 | 日本維新の会 | 新 | 48,083票 | 17.19% | 58.63% | ○ | ||
小斉太郎 | 42 | みんなの党 | 新 | 31,554票 | 11.28% | 38.47% | ○ | ||
冨田直樹 | 36 | 日本共産党 | 新 | 18,763票 | 6.71% | 22.88% | |||
野沢哲夫 | 46 | 日本未来の党 | 新 | 14,875票 | 5.32% | 18.14% | ○ | ||
伊藤希望 | 28 | 幸福実現党 | 新 | 1,999票 | 0.71% | 2.44% | |||
又吉光雄 | 68 | 世界経済共同体党 | 新 | 1,011票 | 0.36% | 1.23% | |||
亀山教明 | 49 | 無所属 | 新 | 614票 | 0.22% | 0.75% | × |
時の内閣:麻生内閣 解散日:2009年7月21日 公示日:2009年8月18日
当日有権者数:46万2949人 最終投票率:65.58% (全国投票率:69.28%(1.77%))
当落 | 候補者名 | 年齢 | 所属党派 | 新旧 | 得票数 | 得票率 | 惜敗率 | 推薦・支持 | 重複 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
当 | 海江田万里 | 60 | 民主党 | 元 | 141,742票 | 47.43% | ―― | ○ | |
比当 | 与謝野馨 | 71 | 自由民主党 | 前 | 130,030票 | 43.51% | 91.74% | ○ | |
冨田直樹 | 33 | 日本共産党 | 新 | 19,288票 | 6.45% | 13.61% | |||
田中順子 | 47 | 幸福実現党 | 新 | 2,718票 | 0.91% | 1.92% | |||
野沢哲夫 | 43 | 無所属 | 新 | 1,418票 | 0.47% | 1.00% | × | ||
黒沢武邦 | 39 | 無所属 | 新 | 1,300票 | 0.43% | 0.92% | × | ||
マック赤坂 | 60 | 日本スマイル党 | 新 | 987票 | 0.33% | 0.70% | |||
又吉光雄 | 65 | 世界経済共同体党 | 新 | 718票 | 0.24% | 0.51% | |||
前田禎信 | 38 | 無所属 | 新 | 652票 | 0.22% | 0.46% | × |
時の内閣:第2次小泉改造内閣 解散日:2005年8月8日 公示日:2005年8月30日 最終投票率:65.25% (全国投票率:67.51%(7.65%))
当落 | 候補者名 | 年齢 | 所属党派 | 新旧 | 得票数 | 得票率 | 惜敗率 | 推薦・支持 | 重複 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
当 | 与謝野馨 | 67 | 自由民主党 | 前 | 149,894票 | 54.58% | ―― | ○ | |
海江田万里 | 56 | 民主党 | 前 | 101,396票 | 36.92% | 67.65% | ○ | ||
堀江泰信 | 51 | 日本共産党 | 新 | 21,794票 | 7.94% | 14.54% | |||
又吉光雄 | 61 | 世界経済共同体党 | 新 | 1,557票 | 0.57% | 1.04% |
時の内閣:第1次小泉第2次改造内閣 解散日:2003年10月10日 公示日:2003年10月28日 (全国投票率:59.86%(2.63%))
当落 | 候補者名 | 年齢 | 所属党派 | 新旧 | 得票数 | 得票率 | 惜敗率 | 推薦・支持 | 重複 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
当 | 海江田万里 | 54 | 民主党 | 前 | 105,222票 | 44.60% | ―― | ○ | |
比当 | 与謝野馨 | 65 | 自由民主党 | 元 | 103,785票 | 43.99% | 98.63% | ○ | |
佐藤文則 | 50 | 日本共産党 | 新 | 20,640票 | 8.75% | 19.62% | |||
浜田麻記子 | 61 | 無所属 | 新 | 5,572票 | 2.36% | 5.30% | × | ||
又吉光雄 | 59 | 世界経済共同体党 | 新 | 698票 | 0.30% | 0.66% |
時の内閣:第1次森内閣 解散日:2000年6月2日 公示日:2000年6月13日 (全国投票率:62.49%(2.84%))
当落 | 候補者名 | 年齢 | 所属党派 | 新旧 | 得票数 | 得票率 | 惜敗率 | 推薦・支持 | 重複 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
当 | 海江田万里 | 51 | 民主党 | 前 | 93,173票 | 41.25% | ―― | ○ | |
与謝野馨 | 61 | 自由民主党 | 前 | 90,540票 | 40.09% | 97.17% | ○ | ||
大塚淳子 | 58 | 日本共産党 | 新 | 36,525票 | 16.17% | 39.20% | |||
日野雄策 | 42 | 自由連合 | 新 | 3,118票 | 1.38% | 3.35% | |||
丸川仁 | 37 | 無所属 | 新 | 2,492票 | 1.10% | 2.67% | × |
時の内閣:第1次橋本内閣 解散日:1996年9月27日 公示日:1996年10月8日 (全国投票率:59.65%(8.11%))
当落 | 候補者名 | 年齢 | 所属党派 | 新旧 | 得票数 | 得票率 | 惜敗率 | 推薦・支持 | 重複 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
当 | 与謝野馨 | 58 | 自由民主党 | 前 | 82,098票 | 39.19% | ―― | ○ | |
比当 | 海江田万里 | 47 | 民主党 | 前 | 63,661票 | 30.39% | 77.54% | ○ | |
大塚淳子 | 54 | 日本共産党 | 新 | 36,308票 | 17.33% | 44.23% | |||
柴野たいぞう | 45 | 新進党 | 前 | 27,424票 | 13.09% | 33.40% |
脚注
- ^ 朝日新聞 (2011年1月15日). “同じ選挙区、解散なら閣僚対決に? 与謝野氏と海江田氏” 2011年1月15日閲覧。
- ^ “山田美樹氏、最後に滑り込み 選挙区で海江田氏破る 東京1区”. MSN産経ニュース (産業経済新聞社). (2012年12月17日) 2012年12月17日閲覧。
- ^ 【衆院選】民主・海江田氏落選!野党第1党党首では49年片山元首相以来の屈辱” Archived 2014年12月14日, at Archive.is. スポーツ報知. 2014年12月15日閲覧。
- ^ 【衆院選】海江田万里氏が当選確実 東京1区、自民前職を破る,産経新聞,2017年10月23日