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「笠原和夫 (脚本家)」の版間の差分

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== 人物 ==
== 人物 ==
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* 当初は東映宣伝部に在籍して[[美空ひばり]]の[[歌謡映画]]の脚本を書いていたが<ref>[[#やくざなり]]、17頁</ref>、実質東映の[[ゼネラルマネージャー]]だった[[岡田茂 (東映)|岡田茂]][[映画プロデューサー|プロデューサー]](のち、東映社長)から<ref>{{Cite journal | 和書 |author = 金田信一郎 | journal = [[日経ビジネス]] | volume = 2006年2月6日号 | title = テレビ・ウォーズ(5)黒澤明、"天皇"の孤影 | publisher = [[日経BP社]] | page = 118 }}{{Cite book |和書 | author = 金田信一郎 | year = 2006 | title = テレビはなぜ、つまらなくなったのか スターで綴るメディア興亡史 | chapter = 岡田茂・東映相談役インタビュー | publisher = 日経BP社 | pages = 211-215 | isbn=4-8222-0158-9 }}([http://megalodon.jp/2014-0618-1041-32/business.nikkeibp.co.jp/free/tvwars/interview/20060203005275_print.shtml NBonlineプレミアム : 【岡田茂・東映相談役】テレビとヤクザ、2つの映画で復活した(archive))]{{Cite book | 和書 | title = 日本の映画人:日本映画の創造者たち | author = [[佐藤忠男]](編) | publisher = [[日外アソシエーツ]] | year = 2007 | id = ISBN 978-4-8169-2035-6 | page = 122 }}{{Cite book | 和書 | title = 「仁義なき戦い」をつくった男たち <small>深作欣二と笠原和夫</small> | author = [[山根貞男]]・米原尚志 | publisher = [[日本放送出版協会]] | year = 2005 | id = ISBN 4-14-080854-3 | pages = 120、132-133頁 }}{{Cite book |和書 |author=[[日刊スポーツ|日刊スポーツ文化社会部]] 相原斎と日刊スポーツ特別取材班 |title=健さんを探して 最後の銀幕スターの秘密 |publisher=青志社 |year=2015 |isbn=978-4-86590-007-1 |page= 92 }}</ref>『[[人生劇場 飛車角#人生劇場 新飛車角|人生劇場 新飛車角]]』(1964年)の脚本を書かされ、本格的に[[やくざ映画|ヤクザ映画]]のシナリオライターに引き込まれる<ref name="昭和の劇巻末付録" >[[#昭和の劇]]、巻末特別付録、岡田茂インタビュー、1-4頁</ref><ref>{{Cite book | 和書 | title = 争議あり:脚本家・荒井晴彦全映画論集 | author = [[荒井晴彦]] | publisher = [[青土社]] | year = 2005 | id = ISBN 4-7917-6211-8 | page = 349 }}</ref>。笠原は「[[東映京都撮影所|東映京都]]の人たちは、監督も、プロデューサーも、誰もリアリズムを知らない」と批判していたが<ref>[[#昭和の劇]]、79頁</ref><ref name="FB18">{{Cite journal|和書|author=FB編集同人編|title=追悼/笠原和夫・深作欣二『東映のゴールデン・トライアングル』 (A)岡田茂 (B)深作欣二 (C)笠原和夫 文・重政隆文|journal=FB 映画研究誌|issue=第18号 2003年冬|publisher=行路社|pages=158-165}}</ref>、岡田が1964年1月に[[東映京都撮影所|京都撮影所]]所長に復帰し、以降、東映京都全ての古参監督を契約解除するという大英断があり<ref name="FB18"/>、笠原が不満に思っていた東映京都の状況が変わり、笠原にとって好ましい状況が生まれた<ref name="FB18"/>。岡田が不振の続く[[時代劇]]から[[やくざ映画|任侠映画路線]]に転換させるべく企画した<ref>[http://www.toei.co.jp/annai/brand/ninkyo/index.html 歴史|東映株式会社〔任侠・実録〕]、[https://www.actibook.net/media/detail?contents_id=103545 東映キネマ旬報 2011年夏号 Vol.17 | 電子ブックポータルサイト ]5-7頁、[http://deagostini.jp/site/tnd/pretop/director.html 東映任俠映画を生み出した名監督・名プロデューサーたち - 隔週刊 東映任侠映画傑作DVDコレクション - DeAGOSTINI ]</ref><ref>{{Cite book | 和書 | title = 悔いなきわが映画人生:東映と、共に歩んだ50年 | author = [[岡田茂 (東映)|岡田茂]] | publisher = 財界研究所 | year = 2001 | id = ISBN 4-87932-016-1 | page = 151 }}</ref><ref>{{Cite book | 和書 | title = 日本映画は生きている 第四巻 スクリーンのなかの他者 | chapter = 日本映画とやくざ、あるいは『不良性感度映画』の時代 [[内藤誠]] | author = [[黒沢清]]・[[四方田犬彦]]・吉見俊哉・[[李鳳宇]](編)| publisher = [[岩波書店]] | year = 2010 | id = ISBN 978-4-00-028394-6 | pages = 34、263-284頁 }}</ref>「[[博徒シリーズ]]」に次ぐ「[[日本侠客伝シリーズ]]」の脚本を担当し<ref>[[#やくざなり]]、20-25頁</ref><ref>{{Cite book | 和書 | title = 風雲映画城 | volume = 下 | author = [[松島利行]] | publisher = [[講談社]] | year = 1992 | id = ISBN 4-06-206226-7 | pages = 121-125 }}</ref>、これを岡田から高く評価され<ref>[[#昭和の劇]]、166頁</ref>、以降、[[やくざ映画]]、[[実録シリーズ|実録映画]]、[[戦争映画]]等を手掛けることになる。特に『[[博奕打ち 総長賭博]]』<ref>http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=142322</ref>は岡田にはボロクソに貶されたが<ref name=" godotsushin">[https://godotsushin.net/column/703/ 東映任侠映画]</ref><ref name=" deagostini16 "> [https://deagostini.jp/tnd/backnumber.php?id=46055&issue=16 「東映任侠映画傑作DVDコレクション」第16号 博奕打ち 総長賭博 – DeAGOSTINIデアゴスティーニ]</ref><ref name="鎧" >[[#鎧]]、160-168頁</ref><ref name="やくざなり" >[[#やくざなり]]、45-46頁</ref>、[[三島由紀夫]]が[[ギリシア悲劇]]にたとえて絶賛したことで知られる<ref name=" godotsushin"/><ref name=" deagostini16 "/><ref>http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=142322</ref>。仕事に追われ、1960年に[[腎臓]]を一つ取り、1979年に[[胃]]を丸ごと取り、『[[二百三高地#映画|二百三高地]]』の資料と格闘して[[胃潰瘍]]を患い、[[脾臓]]、[[胆嚢]]も除去した<ref name="scenario199009" >{{Cite journal | 和書 |author = [[桂千穂]] | journal = [[シナリオ (雑誌)|シナリオ]] | volume = 1990年9月号| title = クローズアップ・トーク〈ゲスト〉笠原和夫シナリオ・ゲームの悦楽| publisher = [[日本シナリオ作家協会]] | page = 20 }}</ref>。岡田は「笠原君は身を削るような取材と執筆の結果、病気になった人です。映画界の負傷兵です」と述べた<ref name="昭和の劇巻末付録" />。笠原にとって岡田は最後まで大きな後盾であった<ref>{{cite news|author=上野昻志・[[西岡琢也]]・[[鈴木一誌]]・井上紀州・[[秀実|絓秀美]]・[[荒井晴彦]] |title=討議『映画脚本家 笠原和夫 昭和の劇』 〈映画〉から遠く離れて|newspaper=「[[映画芸術]]」2003年 第403号 発行:編集プロダクション映芸 77頁。}}</ref>。


== 作品 ==
== 作品 ==

2020年7月13日 (月) 20:11時点における版

かさはら かずお
笠原 和夫
プロフィール
誕生日 1927年5月8日
出身地 日本の旗 日本 東京府日本橋
死没日 (2002-12-12) 2002年12月12日(75歳没)
死没地 日本の旗 日本 東京都武蔵野市
主な作品
テレビドラマ東京大地震マグニチュード8.1
映画日本侠客伝シリーズ
博奕打ち 総長賭博
日本暗殺秘録
仁義なき戦い
仁義なき戦い 広島死闘篇
仁義なき戦い 代理戦争
仁義なき戦い 頂上作戦
県警対組織暴力
二百三高地
大日本帝国
226
浪人街
受賞
京都市民映画祭 脚本賞
1969年日本暗殺秘録
日本アカデミー賞 優秀脚本賞
1981年二百三高地
1983年大日本帝国
勲四等瑞宝章 1998年
その他
著書
『映画はやくざなり』
『破滅の美学』
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笠原 和夫 (かさはら かずお、1927年5月8日 - 2002年12月12日) は、日本脚本家東京府日本橋出身。日本大学中退。

経歴

人物

作品

公開年 タイトル 主な出演者 監督 製作会社 備考(人名は共同脚本)
1956年 頑張れゴンさん 大友柳太朗三条美紀浦里はるみ小宮光江 津田不二夫 東映
1958年 ひばりの花形探偵合戦 美空ひばり高倉健小野透・小宮光江・佐久間良子 佐々木康 東映 笠原良三
1958年 希望の乙女 美空ひばり・高倉健・小野透・小野満柳家金語楼 佐々木康 東映 笠原良三
1958年 ひばり捕物帖 自雷也小判 美空ひばり・里見浩太郎尾上鯉之助花園ひろみ進藤英太郎東千代之介 深田金之助 東映 笠原良三
1959年 殿さま弥次喜多 捕物道中 中村錦之助中村賀津雄中原ひとみ桜町弘子丘さとみ 沢島忠 東映 鷹沢和善
1959年 東京べらんめえ娘 美空ひばり・江原真二郎大村文武・小宮光江・小林裕子 佐伯清 東映 笠原良三
1959年 台風息子 花形三銃士 小野透有光洋二石森武雄・小林裕子・藤里まゆみ 和田篤人 東映
1959年 いろは若衆 花駕籠峠 美空ひばり・里見浩太郎・高島新太郎円山栄子大河内伝次郎 河野寿一 東映 笠原良三
1959年 べらんめえ探偵娘 美空ひばり・小野透・加藤嘉佐々木孝丸木村功 佐伯清 東映 笠原良三
1959年 ひばり捕物帖 ふり袖小判 美空ひばり・里見浩太郎・若山富三郎原健策東千代之介 内出好吉 東映 中田竜雄
1959年 べらんめえ芸者 美空ひばり・江原真二郎・小野透・佐々木孝丸志村喬 小石栄一 東映 笠原良三
1960年 続 べらんめえ芸者 美空ひばり・吉川満子清川虹子・高倉健・浪花千栄子 小石栄一 東映 笠原良三
1960年 風流深川唄 美空ひばり・鶴田浩二伊志井寛山田五十鈴杉村春子 山村聡 東映
1961年 港祭りに来た男 大友柳太朗・丘さとみ・千原しのぶ堺駿二 マキノ雅弘 ニュー東映
1962年 祇園の暗殺者 近衛十四郎北沢典子木村俊恵菅貫太郎伏見扇太郎 内出好吉 東映
1963年 べらんめえ芸者と丁稚社長 美空ひばり・梅宮辰夫・浪花千栄子・木暮実千代・進藤英太郎 渡辺邦男 東映
1963年 新選組血風録 近藤勇 市川右太衛門加藤武佐藤慶品川隆二徳大寺君枝 小沢茂弘 東映 加藤泰
1963年 民謡の旅 秋田おばこ 美空ひばり・こまどり姉妹山下洵一郎谷幹一小川虎之助 小沢茂弘 東映 渡辺邦男
1963年 めくら狼 東千代之介・藤純子高倉みゆき水島道太郎・堺駿二 大西秀明 東映
1963年 柳生武芸帳 片目の忍者 近衛十四郎・松方弘樹・東千代之介・藤純子・山形勲 松村昌治 東映
1964年 人生劇場 新・飛車角 鶴田浩二・佐久間良子・長門裕之大木実・加藤嘉 沢島忠 東映
1964年 日本侠客伝 高倉健・中村錦之助・松方弘樹・津川雅彦田村高広 マキノ雅弘 東映 村尾昭野上竜雄
1965年 顔役 中村錦之助・高倉健・松方弘樹・津川雅彦・田村高広 石井輝男 東映 深作欣二・石井輝男
1965年 日本侠客伝 浪花篇 高倉健・大友柳太朗・藤山寛美村田英雄・鶴田浩二 マキノ雅弘 東映 村尾昭・野上竜雄
1965年 股旅三人やくざ 中村錦之助・仲代達矢・松方弘樹・藤純子・入江若葉 沢島忠 東映 野上竜雄・中島貞夫
1965年 暗黒街仁義 鶴田浩二・丹波哲郎南田洋子待田京介天知茂 渡辺祐介 東映 村尾昭
1965年 日本侠客伝 関東篇 高倉健・長門裕之・北島三郎・大木実・南田洋子 マキノ雅弘 東映 村尾昭・野上竜雄
1966年 日本侠客伝 血斗神田祭り 高倉健・藤純子・大木実・藤山寛美・鶴田浩二 マキノ雅弘 東映
1966年 日本大侠客 鶴田浩二・藤純子・大木実・三島ゆり子岡田英次 マキノ雅弘 東映
1966年 博徒七人 鶴田浩二・藤山寛美・山本麟一待田京介小松方正 小沢茂弘 東映
1966年 日本侠客伝 雷門の決斗 高倉健・藤純子・長門裕之・待田京介・水島道太郎 マキノ雅弘 東映 野上竜雄
1966年 お尋ね者七人 鶴田浩二・藤山寛美・山本麟一・待田京介・天津敏 小沢茂弘 東映 小沢茂弘
1967年 懲役十八年 安藤昇桜町弘子小池朝雄曽我廼家明蝶近藤正臣若山富三郎 加藤泰 東映 森田新
1967年 侠客道 安藤昇・宮園純子小畠絹子・天知茂・渡辺文雄 鈴木則文 東映 宮川一郎
1967年 日本侠客伝 斬り込み 高倉健・藤純子・金子信雄・渡辺文雄・潮健児 マキノ雅弘 東映
1968年 博奕打ち 総長賭博 鶴田浩二・藤純子・若山富三郎・金子信雄・曽我廼家明蝶 山下耕作 東映
1968年 博奕打ち 殴り込み 鶴田浩二・松尾嘉代石山健二郎名和宏加東大介 小沢茂弘 東映
1968年 獄中の顔役 高倉健・藤純子・山城新伍島田正吾由利徹池部良 降旗康男 東映 高田宏治鳥居元宏
1968年 馬賊やくざ 鶴田浩二・松方弘樹・待田京介・遠藤辰雄[要曖昧さ回避]・近衛十四郎 小沢茂弘 東映 高田宏治
1968年 兄弟仁義 逆縁の盃 北島三郎・大木実・三益愛子菅原文太・若山富三郎 鈴木則文 東映 梅林貴久生
1968年 横紙破りの前科者 若山富三郎・中村玉緒春川ますみ・待田京介・潮健児 小沢茂弘 東映
1968年 博徒列伝 鶴田浩二・大木実・北林早苗・藤純子・若山富三郎・高倉健 小沢茂弘 東映
1969年 前科者 縄張荒し 若山富三郎・梅宮辰夫・島田正吾・名和宏・宮園純子 小沢茂弘 東映 小野竜之助
1969年 緋牡丹博徒 鉄火場列伝 藤純子・丹波哲郎・若山富三郎・待田京介・鶴田浩二 山下耕作 東映 鈴木則文
1969年 日本暗殺秘録 千葉真一田宮二郎・藤純子・若山富三郎・高倉健・鶴田浩二・片岡千恵蔵 中島貞夫 東映 中島貞夫
1970年 日本女侠伝 真赤な度胸花 藤純子・山城新伍・三島ゆり子・橘ますみ・高倉健 降旗康男 東映
1970年 玄海遊侠伝 破れかぶれ 勝新太郎・松方弘樹・安田道代・南美川洋子・津川雅彦 マキノ雅弘 大映
1970年 任侠興亡史 組長と代貸 鶴田浩二・待田京介・佐藤允沢村忠・丹波哲郎 降旗康男 東映 長田紀生
1970年 日本女侠伝 鉄火芸者 藤純子・菅原文太・佐々木愛弓恵子伴淳三郎 山下耕作 東映
1970年 札つき博徒 鶴田浩二・大木実・桜町弘子・工藤明子小池朝雄 小沢茂弘 東映
1970年 日本侠客伝 昇り龍 高倉健・藤純子・中村玉緒・鶴田浩二・片岡千恵蔵 山下耕作 東映
1971年 博奕打ち いのち 鶴田浩二・安田道代・水島道太郎・渡瀬恒彦・若山富三郎 山下耕作 東映
1971年 日本侠客伝 刃 高倉健・十朱幸代藤浩辰巳柳太郎・池部良 小沢茂弘 東映
1971年 女渡世人 おたの申します 藤純子・三益愛子・林彰太郎・菅原文太・島田正吾 山下耕作 東映
1971年 日本女侠伝 激斗ひめゆり岬 藤純子・大木実・待田京介・菅原文太・水島道太郎 小沢茂弘 東映
1971年 任侠列伝 男 鶴田浩二・藤純子・菅原謙次・長門裕之・高倉健 山下耕作 東映
1972年 関東緋桜一家 藤純子・鶴田浩二・高倉健・若山富三郎・片岡千恵蔵 マキノ雅弘 東映
1972年 日本暴力団 殺しの盃 鶴田浩二・待田京介・工藤明子・長門裕之・丹波哲郎 降旗康男 東映
1973年 仁義なき戦い 菅原文太・松方弘樹・伊吹吾郎・渡瀬恒彦・金子信雄・梅宮辰夫 深作欣二 東映
1973年 仁義なき戦い 広島死闘篇 菅原文太・千葉真一・北大路欣也梶芽衣子成田三樹夫 深作欣二 東映
1973年 仁義なき戦い 代理戦争 菅原文太・小林旭・加藤武・金子信雄・成田三樹夫・梅宮辰夫 深作欣二 東映
1974年 仁義なき戦い 頂上作戦 菅原文太・梅宮辰夫・松方弘樹・夏八木勲・小林旭 深作欣二 東映
1974年 あゝ決戦航空隊 鶴田浩二・菅原文太・小林旭・渡瀬恒彦・池部良 山下耕作 東映 野上龍雄
1975年 県警対組織暴力 菅原文太・松方弘樹・金子信雄・成田三樹夫・梅宮辰夫 深作欣二 東映
1975年 暴力金脈 松方弘樹・梅宮辰夫・池玲子・丹波哲郎・若山富三郎 中島貞夫 東映
1976年 バカ政ホラ政トッパ政 菅原文太・ケーシー高峰中山仁倍賞美津子橘麻紀 中島貞夫 東映 鳥居元宏・中島貞夫
1976年 やくざの墓場 くちなしの花 渡哲也・梶芽衣子・矢吹二朗室田日出男川谷拓三 深作欣二 東映 木津組組長で特別出演
1979年 明日の子供たち 音楽療法四十年の愛 小川益生 日本総合映画社 小川益生
1979年 真田幸村の謀略 松方弘樹・萬屋錦之介あおい輝彦小倉一郎寺田農・片岡千恵蔵 中島貞夫 東映 松本功田中陽造・中島貞夫
1980年 東京大地震マグニチュード8.1 千葉真一・竹下景子柴俊夫中島ゆたか・岡田英次 西村潔 よみうりテレビ東宝映像 下飯坂菊馬 / テレビ映画
1980年 二百三高地 仲代達矢・あおい輝彦・永島敏行夏目雅子・丹波哲郎・三船敏郎 舛田利雄 東映
1982年 大日本帝国 丹波哲郎・あおい輝彦・三浦友和西郷輝彦関根恵子 舛田利雄 東映
1983年 宇宙戦艦ヤマト 完結編 富山敬麻上洋子納谷悟朗ささきいさお仲村秀生 西崎義展勝間田具治 東映動画 舛田利雄・山本暎一
1983年 日本海大海戦 海ゆかば 三船敏郎・沖田浩之三原順子佐藤浩市宅麻伸 舛田利雄 東映
1984年 零戦燃ゆ 丹波哲郎・加山雄三・あおい輝彦・目黒祐樹堤大二郎 舛田利雄 東宝
1985年 愛・旅立ち 中森明菜近藤真彦勝野洋萩尾みどり・北林谷栄 舛田利雄 フィルムリンクインターナショナル 舛田利雄
1985年 オーディーン 光子帆船スターライト 古川登志夫堀秀行潘恵子加藤武・納谷悟朗・石田弦太郎 白土武山本暎一 ウエスト・ケープ・コーポレーション・東映動画 舛田利雄・山本暎一
1986年 玄海つれづれ節 吉永小百合八代亜紀風間杜夫草笛光子・三船敏郎 出目昌伸 東映 下飯坂菊馬・兵頭剛
1988年 肉体の門 かたせ梨乃名取裕子山咲千里松居一代加納みゆき 五社英雄 東映
1989年 226 萩原健一・三浦友和・竹中直人本木雅弘加藤昌也 五社英雄 フューチャー・フィルム・エンタープライズ 原作兼務
1990年 浪人街 原田芳雄樋口可南子石橋蓮司杉田かおる・勝新太郎 黒木和雄 松竹
1991年 動天 北大路欣也・黒木瞳島田陽子・西郷輝彦・三浦浩一 舛田利雄 トーメン 芦沢俊郎・舛田利雄
1991年 福沢諭吉 柴田恭兵仲村トオル南野陽子若村麻由美哀川翔 澤井信一郎 東映 桂千穂
1992年 三国志 第一部・英雄たちの夜明け 渡哲也・あおい輝彦・石田弦太郎青野武津嘉山正種 勝間田具治 シナノ企画
1993年 三国志 第二部・長江燃ゆ! 渡哲也・あおい輝彦・青野武・石田太郎山口崇 勝間田具治 シナノ企画
1994年 三国志 完結編・遥かなる大地 渡瀬恒彦・あおい輝彦・山口崇・石田太郎・鶴ひろみ 勝間田具治 シナノ企画

脚注

  1. ^ http://www.shinchosha.co.jp/sp/writer/1140/
  2. ^ 博奕打ち 総長賭博|映画|WOWOWオンライン東映任侠映画
  3. ^ 「秋の叙勲 晴れの受章者 勲四等-勲七等(都内分)」『読売新聞』1996年11月3日朝刊
  4. ^ #やくざなり、17頁
  5. ^ 金田信一郎「テレビ・ウォーズ(5)黒澤明、"天皇"の孤影」『日経ビジネス』2006年2月6日号、日経BP社、118頁。 金田信一郎「岡田茂・東映相談役インタビュー」『テレビはなぜ、つまらなくなったのか スターで綴るメディア興亡史』日経BP社、2006年、211-215頁。ISBN 4-8222-0158-9 NBonlineプレミアム : 【岡田茂・東映相談役】テレビとヤクザ、2つの映画で復活した(archive))佐藤忠男(編)『日本の映画人:日本映画の創造者たち』日外アソシエーツ、2007年、122頁。ISBN 978-4-8169-2035-6 山根貞男・米原尚志『「仁義なき戦い」をつくった男たち 深作欣二と笠原和夫日本放送出版協会、2005年、120、132-133頁頁。ISBN 4-14-080854-3 日刊スポーツ文化社会部 相原斎と日刊スポーツ特別取材班『健さんを探して 最後の銀幕スターの秘密』青志社、2015年、92頁。ISBN 978-4-86590-007-1 
  6. ^ a b #昭和の劇、巻末特別付録、岡田茂インタビュー、1-4頁
  7. ^ 荒井晴彦『争議あり:脚本家・荒井晴彦全映画論集』青土社、2005年、349頁。ISBN 4-7917-6211-8 
  8. ^ #昭和の劇、79頁
  9. ^ a b c FB編集同人編「追悼/笠原和夫・深作欣二『東映のゴールデン・トライアングル』 (A)岡田茂 (B)深作欣二 (C)笠原和夫 文・重政隆文」『FB 映画研究誌』第18号 2003年冬、行路社、158-165頁。 
  10. ^ 歴史|東映株式会社〔任侠・実録〕東映キネマ旬報 2011年夏号 Vol.17 | 電子ブックポータルサイト 5-7頁、東映任俠映画を生み出した名監督・名プロデューサーたち - 隔週刊 東映任侠映画傑作DVDコレクション - DeAGOSTINI
  11. ^ 岡田茂『悔いなきわが映画人生:東映と、共に歩んだ50年』財界研究所、2001年、151頁。ISBN 4-87932-016-1 
  12. ^ 黒沢清四方田犬彦・吉見俊哉・李鳳宇(編)「日本映画とやくざ、あるいは『不良性感度映画』の時代 内藤誠」『日本映画は生きている 第四巻 スクリーンのなかの他者』岩波書店、2010年、34、263-284頁頁。ISBN 978-4-00-028394-6 
  13. ^ #やくざなり、20-25頁
  14. ^ 松島利行『風雲映画城』 下、講談社、1992年、121-125頁。ISBN 4-06-206226-7 
  15. ^ #昭和の劇、166頁
  16. ^ http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=142322
  17. ^ a b 東映任侠映画
  18. ^ a b 「東映任侠映画傑作DVDコレクション」第16号 博奕打ち 総長賭博 – DeAGOSTINIデアゴスティーニ
  19. ^ #鎧、160-168頁
  20. ^ #やくざなり、45-46頁
  21. ^ http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=142322
  22. ^ 桂千穂「クローズアップ・トーク〈ゲスト〉笠原和夫シナリオ・ゲームの悦楽」『シナリオ』1990年9月号、日本シナリオ作家協会、20頁。 
  23. ^ 上野昻志・西岡琢也鈴木一誌・井上紀州・絓秀美荒井晴彦. “討議『映画脚本家 笠原和夫 昭和の劇』 〈映画〉から遠く離れて”. 映画芸術」2003年 第403号 発行:編集プロダクション映芸 77頁。 

著作

  • 『笠原和夫シナリオ集 : 仁義なき戦い』(映人社:1977年) 
    • 『仁義なき戦い―仁義なき戦い・広島死闘篇・代理戦争・頂上作戦 』幻冬舎アウトロー文庫
  • 笠原和夫 著、瀬島龍三、原四郎、千早正隆 監修『二百三高地』勁文社、1980年7月25日。 
  • 『鎧を着ている男たち―やくざは男社会のパロディ』徳間書店、1987年。 
  • 『2/26』(集英社文庫、1989年)
  • 『福沢諭吉―日本を世界に開いた男』(集英社文庫、1991年)
  • 荒井晴彦絓秀実共著『昭和の劇:映画脚本家笠原和夫』太田出版、2002年。ISBN 4-87233-695-X 
  • 『映画はやくざなり』新潮社、2003年。ISBN 978-4104609017 
  • 『「妖しの民」と生まれきて』(ちくま文庫、2004年)
  • 『「仁義なき戦い」調査・取材録集成』(太田出版、2005年)
  • 『笠原和夫傑作選』国書刊行会、2018年9月より刊

参考文献

  • 『笠原和夫 人とシナリオ』シナリオ作家協会「笠原和夫 人とシナリオ」出版委員会編(シナリオ作家協会:2003年出版)

関連項目

外部リンク