佐々木愛 (女優)
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ささき あい 佐々木 愛 | |||||
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『小説倶楽部』1964年4月号(桃園書房) | |||||
本名 | 原田 愛 | ||||
生年月日 | 1943年7月18日(81歳) | ||||
出生地 | 日本・東京都[1] | ||||
身長 | 153 cm[1] | ||||
血液型 | AB型[1] | ||||
職業 | 女優 | ||||
活動期間 | 1960年 - 現在 | ||||
活動内容 | 舞台、テレビドラマ、映画 | ||||
著名な家族 |
父:佐佐木隆 母:鈴木光枝 | ||||
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備考 | |||||
身長 153cm 体重 50kg |
佐々木 愛(ささき あい、1943年7月18日[1] - )は、日本の女優。劇団文化座代表。
人物
[編集]劇団文化座の主宰者佐佐木隆を父に、女優の鈴木光枝を母とする一人娘。1962年(昭和37年)和光学園在学中に同劇団研究生となる。1963年(昭和38年)『荷車の歌』で全国巡演。同年『土』(長塚節)でテレビにデビュー。1983年(昭和58年)『越後つついし親不知』の演技で紀伊国屋演劇賞個人賞受賞。1987年(昭和62年)文化座代表に就任。1990年(平成2年)に母の当たり役である『荷車の歌』のセキ役を演じて話題になる。舞台生活40周年となる2001年(平成13年)には『いろはに金平糖』を再演。
主な出演
[編集]映画
[編集]- 江戸犯罪帳 黒い爪(1964年、東映京都)
- 廓育ち(1964年、東映東京) - 宮子 役
- 仇討(1964年、東映京都) - みち 役
- われら劣等生(1965年、松竹) - 恵子 役
- 呼んでるぜあの風が(1965年、テアトル・プロ) - ふみ子 役
- 喜劇 仰げば尊し(1966年、東京映画) - 小林千律 役 / ※NHK映画賞最優秀女優賞受賞
- 新 網走番外地(1968年、東映東京) - 末広秋子 役
- 現代やくざ 与太者仁義(1969年、東映東京)
- 沖縄(1970年、共同映画) - 玉那覇朋子 役
- 日本女侠伝 鉄火芸者(1970年、東映京都) - 小いく 役
- 闇の中の魑魅魍魎(1971年、中平プロ) - キヌ 役
- 娘たちは風にむかって(1972年、民芸映画) - 木下 役
- 友情(1975年、松竹) - 矢沢加代
- 翼は心につけて(1978年、共同映画全国系列会議) - 横山ケース・ワーカー 役
- 草の乱(2004年) - 田代クニ 役
- 北辰斜にさすところ(2007年) - 橋本富子 役
テレビドラマ
[編集]- 文芸アワー「土」(1962年、NTV) - おつぎ 役 / ※テレビドラマ初出演作品
- 三匹の侍(CX)
- 第1シリーズ 第1話「剣豪無宿」(1963年)
- 第1シリーズ 第15話「逆臣二代」(1964年)
- 第3シリーズ 第16話「寒鼓」(1966年)
- 第5シリーズ 第18話「つわものの夢」(1968年) - 由里 役
- シオノギテレビ劇場 山本富士子アワー「にごりえ」(1964年、CX)
- 虹の設計(1964年、NHK)
- 樅の木は残った(1964年、12ch) - 宇乃 役
- 絶唱(1965年、TBS)
- 朝の連続テレビ小説 / おはなはん(1966年 - 1967年、NHK)
- 泣いてたまるか(TBS)
- 新吾十番勝負 第13話「危機一発」(1966年、TBS / 松竹テレビ室)- きく
- 用心棒シリーズ(NET / 東映)
- 銭形平次 第55話「鬼女の琴」(1967年、CX) - 八重 役
- 東芝日曜劇場(TBS)
- ローンウルフ 一匹狼 第8話「傷だらけの報酬」(1967年、NTV)
- 竜馬がゆく(NHK大河ドラマ、1968年) - お初 役
- 素浪人 月影兵庫 第2シリーズ第69話「才たけすぎて凄かった」(1968年、NET) - 早苗 役
- ザ・ガードマン 第145話「私の愛した死体」(1968年、TBS)
- 野次馬がいく 第21話「突込め!無茶苦茶に」(1968年、NET / 東映)
- 大奥 第27話 - 第29話(1968年、KTV) - 比宮増子 役
- 五人の野武士 第1話「帰って来た剣豪」(1968年、NTV) - 沖田八重 役
- 無用ノ介 第6話「剣につばする無用ノ介」(1969年、NTV) - 香織 役
- 素浪人 花山大吉 第27話「カッコが良すぎて駄目だった」(1969年、NET) - 綾乃 役
- 戦国艶物語 第三部・千姫編(1969年 - 1970年、TBS) - おこよ 役
- 江戸川乱歩シリーズ 明智小五郎 第6話「吸血鬼」(1970年、12ch)
- 右門捕物帖 第23話「恋情つむじ風」(1970年、NTV)
- 恋愛術入門 第5話「恋は異なもの」(1970年、TBS)
- 徳川おんな絵巻 第9話「新入り女中大活躍」・第10話「女と男の決斗」(1970年、KTV) - お志摩の方 役
- 柳生十兵衛 第12話「ふたり十兵衛」(1970年、CX / 東映) - お常 役
- 遠山の金さん捕物帳(NET / 東映)
- 第47話「遠眼鏡で見た女」(1971年) - お千佳 役
- 第147話「獄門台が招く女」(1971年) - おその 役
- 大岡越前 第2部 第15話「煙草屋喜八」(1971年8月23日、TBS / C.A.L) - お千代 役
- 忍法かげろう斬り(1972年、関西テレビ、東映) 第9話
- 一心太助 第15話「花ある絶縁状」(1972年、CX) - お民 ※杉良太郎版
- 荒野の素浪人 第24話「襲撃 地の果て白骨ヶ原」(1972年、NET) - おくに 役
- 地獄の辰捕物控 第7話「無縁佛が旅に出た」(1972年、NET / 東映) - おとら 役
- 怪奇十三夜 第4話「妖怪血染めの櫛」 (1973年、NET) - いよ役
- 必殺仕掛人 第32話「正義にからまれた仕掛人」(1973年、ABC / 松竹) - 小萩
- 江戸特捜指令 第4話「衆人環境!すりかわった殿様」(1976年、MBS) - おりん 役
- 伝七捕物帳 第160話「大江戸裏町出世双六」(1977年、NTV) - おはん
- まんさくの花(1981年、NHK) - ふじ 役
- 木曜ゴールデンドラマ(YTV)
- 「女のがん病棟」(1982年)
- 「わが子にぶつかれ!」(1985年)
- おしん(1983年 - 1984年、NHK) - 田倉初子 役
- おじいさんの台所(1985年、CBC)
- ドラマ人間模様 / 花へんろ(1986年、NHK)
- ドラマ女の手記「いのちください」(1986年、TX)
- 土曜ワイド劇場「美しい女相続人の叫び」(1987年、ANB)
- 火曜サスペンス劇場「赤い靴殺人事件」(1988年、NTV)
- 月曜ドラマスペシャル「セクシャル・ハラスメント キャスター裕子の奪われた時間」(1989年、TBS)
- 森村誠一サスペンス「喪中欠礼」(1990年、KTV)
- 雪(1994年、NHK)
- 日本名作ドラマ 「こころ」(1994年、TX)
舞台
[編集]- パートナー
- サンダカン八番娼館
- 眼のある風景
- 冬華
- 二人の老女の伝説
- 天国までの百マイル
- あの人は帰ってこなかった
- 瞽女さ、きてくんない
- 越後つついし親不知
- いろはに金平糖
- にんげんたち〜労働運動社始末記[2]
その他のテレビ番組
[編集]- クイズ面白ゼミナール(NHK)
受賞歴
[編集]- NHK映画賞最優秀女優賞(映画『仰げば尊し』1966年)
- 昭和53年度文化庁芸術祭優秀賞(舞台『サンダカン八番娼館』1978年)
- 第17回紀伊国屋演劇賞個人賞(舞台『越後つついし親不知』1982年)
- 広島市民劇場女優賞(舞台『荷車の歌』1990年)
- 岡山市民劇場女優賞(舞台『荷車の歌』1991年)
- 福山市民劇場女優賞(舞台『荷車の歌』1991年)
- 倉敷市民劇場最優秀女優賞(舞台『 荷車の歌』1991年)
- 岡山市民劇場賞(俳優部門)(舞台『ひとり芝居 越後つついし親不知』1992年)
- 岡山市民劇場主演女優賞(舞台『『ほにほに、おなご医者』2002年)
- 第21回倉敷市民劇場女優賞(舞台『『ほにほに、おなご医者』2002年)
関連文献
[編集]著書
[編集]- 『劇場の外で』(教育史料出版会、1987年) ※エッセイ
- 『佐々木愛 幕あい対談』(いかだ社、1992年) ※対談集
- 『愛、夢ばなし -私の出会った素敵な人たち-』(教育史料出版会、2001年) ※「佐々木愛 幕あい対談」の改題版
評伝
[編集]レコード
[編集]- 『新日本風土記 飛騨路をゆく』(1971年5月、東宝レコード)2枚組のLPレコード。語り。NHKの紀行番組のように、名古屋から高山、古川を経て白川郷までの飛騨の風物を馬子唄や木やり、祭りの音声、当時の列車の車内アナウンス、地元の古老の談話などを交えて紹介。共演の二代目中村吉右衛門と交互にナレーションしながら進行。
- SIDE1:A面「高山まで」B面「高山と古川」SIDE2:A面:「白川郷への道」、B面:飛騨民謡。