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「水戸黄門 (第22-28部)」の版間の差分

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*この第22部から水戸光圀役に[[佐野浅夫]]を迎え、プロデューサーにはCALの[[五十嵐通夫]]が就任<ref>プロデューサーのクレジットは三人併記になる。</ref>、また長らく助監督を務めた[[井上泰治]]が監督に昇進するなど新しいスタートを切る事となる。他のレギュラー陣の顔ぶれは不動で、西村黄門時代の流れもかなり残っている第1話冒頭で、かげろうお銀が、第21部最終回の流れを受け継ぐかのように光圀の前で藤林無門のもとに戻りたいと胸中を告白するシーンがある<ref>第16部で藤林無門を演じたのも佐野浅夫である。</ref>。更に格さんが光圀の肩をもんでいる時に光圀が格さんの母親・多加の事を思い出すシーンがある。収録は順調に進むも風車の弥七を演じる中谷一郎が、第10話をもって一時降板<ref>劇中では刺客一味の罠に引っかかった老公一行を救うためにかばって、大火傷を追ったため療養中という設定。</ref>。第15話から復帰するも、二役を演じた第31話以降、第34話にのみ出演し、降板となる
*この第22部から水戸光圀役に[[佐野浅夫]]を迎え、プロデューサーにはCALの[[五十嵐通夫]]が就任<ref>プロデューサーのクレジットは三人併記になる。</ref>、また長らく助監督を務めた[[井上泰治]]が監督に昇進するなど新しいスタートを切る事となる。他のレギュラー陣の顔ぶれは不動で、西村黄門時代の流れもかなり残っている第1話冒頭で、かげろうお銀が、第21部最終回の流れを受け継ぐかのように光圀の前で藤林無門のもとに戻りたいと胸中を告白するシーンがある<ref>第16部で藤林無門を演じたのも佐野浅夫である。</ref>。更に格さんが光圀の肩をもんでいる時に光圀が格の母親・多加の事を思い出すシーンがある。収録は順調に進むも風車の弥七を演じる中谷一郎が、第10話をもって一時降板<ref>劇中では刺客一味の罠に引っかかった老公一行を救うためにかばって、大火傷を追ったため療養中という設定。</ref>。第15話から復帰するも、二役を演じた第31話以降、第34話にのみ出演し
*今シリーズより、高橋元太郎のクレジットの順番が、野村将希の後に来るようになる。
*今シリーズより、高橋元太郎のクレジットの順番が、野村将希の後に来るようになる。
*紀州藩国家老・[[安藤陳武]]([[高城淳一]])の娘・百合([[中野みゆき]])と音羽の小弥太([[竜小太郎|石野太呂字]])、寛坊([[西尾塁]])の三人が道中のお供に、またその道中を付け狙う刺客として首領([[石橋雅史]])、千丈坊([[大前均]])、竜神坊([[内田勝正]])が登場する。
*紀州藩国家老・[[安藤陳武]]([[高城淳一]])の娘・百合([[中野みゆき]])と音羽の小弥太([[竜小太郎|石野太呂字]])、寛坊([[西尾塁]])の三人が道中のお供に、またその道中を付け狙う刺客として首領([[石橋雅史]])、千丈坊([[大前均]])、竜神坊([[内田勝正]])が登場する。
*第21部に引き続き、旅の初めの刺客として内田勝正と大前均が続投している。
*第21部に引き続き、旅の初めの刺客として内田勝正と大前均が続投している。
*これまで葉村彰子は「原案」としてのクレジットだったが、今作では「原作」としてクレジットされている。第一話も「原作・脚本 葉村彰子」との表記に置き換わっている。
*これまで葉村彰子は「原案」としてのクレジットだったが、今作では「原作」としてクレジットされている。第一話も「原作・脚本 葉村彰子」との表記に置き換わっている。
*佐野浅夫演じる水戸黄門は涙を多く流すことで有名だが、早くも第2話で涙を流している<ref>佐野が3代目水戸光圀の記者会見で「今までの黄門様(東野、西村黄門)は涙を流したことがない」と話している</ref>。
*佐野浅夫演じる老公は涙を多く流すことで有名だが、早くも第2話で涙を流している<ref>佐野が3代目水戸光圀の記者会見で「今までの黄門様(東野、西村黄門)は涙を流したことがない」と話している</ref>。
*第15話では、助さんさんが立ち回りの場面で光圀不在のまま悪人に印籠を見せる<ref>光圀は牢の中へ囚われていた。</ref>。そのため印籠披露する際の台詞が普段とは異なるものであった。
*第15話では、助格が立ち回りの場面で光圀不在のまま悪人に印籠を見せる<ref>光圀は牢の中へ囚われていた。</ref>。そのため印籠披露する際の台詞が普段とは異なるものであった。
*第2話から、たびたび本編の映像の一部に、VTRで撮影しフィルムに転写した映像が含まれている。
*第2話から、たびたび本編の映像の一部に、VTRで撮影しフィルムに転写した映像が含まれている。



2020年4月9日 (木) 00:25時点における版

水戸黄門 第22 - 28部
ジャンル 時代劇
原作 葉村彰子(原案)
企画 逸見稔(第24部・28話以降、
以前は制作)
脚本 各項目を参照
監督 各項目を参照
出演者 佐野浅夫
あおい輝彦
伊吹吾郎
中谷一郎(第27部まで)
高橋元太郎
宮園純子(第26部まで)
由美かおる
野村将希 ほか
オープニングああ人生に涙あり
エンディング 同上
製作
製作総指揮 松下正治
森下洋一(制作代表)
制作 C.A.L
(放送局:TBS
放送
音声形式ステレオ放送(第26部から)
放送国・地域日本の旗 日本
第22部
放送期間1993年5月17日 - 1994年1月24日
放送時間月曜日20:00 - 20:54
放送枠ナショナル劇場
放送分54分
回数36
第23部
放送期間1994年8月1日 - 1995年5月15日
放送時間同上
回数40
第24部
放送期間1995年9月11日 - 1996年6月10日
放送時間同上
回数37
第25部
放送期間1996年12月9日 - 1997年10月27日
放送時間同上
回数43
第26部
放送期間1998年2月9日 - 8月17日
放送時間同上
回数26
第27部
放送期間1999年3月22日 - 10月18日
放送時間同上
回数30
第28部
放送期間2000年3月6日 - 11月20日
放送時間同上
回数34

特記事項:
ナレーション:杉山真太郎(第24部まで)、柴田秀勝(第25 - 27部)、鈴木史朗(第28部のみ)
テンプレートを表示

本項では、TBSナショナル劇場(後にパナソニック ドラマシアター→現在の月曜ミステリーシアター)において放送された日本時代劇水戸黄門』(みとこうもん)のうち、1993年放送の第22部から2000年放送の第28部までの佐野浅夫が主演したシリーズについて記述する。

出演者

各部の概要

放送日はTBSテレビおよび同時ネット局を基準とし、レギュラー・準レギュラーの経験があるゲストは太字で表記する。

第22部

1993年5月17日-1994年1月24日放映(全36話、通算700回)。

ストーリー

将軍後継を巡る紀州藩の内紛を解決するために旅立つ。

メインレギュラー
準レギュラー

スタッフ

 

行程

解説

  • この第22部から水戸光圀役に佐野浅夫を迎え、プロデューサーにはCALの五十嵐通夫が就任[1]、また長らく助監督を務めた井上泰治が監督に昇進するなど新しいスタートを切る事となる。他のレギュラー陣の顔ぶれは不動で、西村黄門時代の流れもかなり残っている第1話冒頭で、かげろうお銀が、第21部最終回の流れを受け継ぐかのように光圀の前で藤林無門のもとに戻りたいと胸中を告白するシーンがある[2]。更に格さんが光圀の肩をもんでいる時に光圀が格の母親・多加の事を思い出すシーンがある。収録は順調に進むも風車の弥七を演じる中谷一郎が、第10話をもって一時降板[3]。第15話から復帰するも、二役を演じた第31話以降、第34話にのみ出演した。
  • 今シリーズより、高橋元太郎のクレジットの順番が、野村将希の後に来るようになる。
  • 紀州藩国家老・安藤陳武高城淳一)の娘・百合(中野みゆき)と音羽の小弥太(石野太呂字)、寛坊(西尾塁)の三人が道中のお供に、またその道中を付け狙う刺客として首領(石橋雅史)、千丈坊(大前均)、竜神坊(内田勝正)が登場する。
  • 第21部に引き続き、旅の初めの刺客として内田勝正と大前均が続投している。
  • これまで葉村彰子は「原案」としてのクレジットだったが、今作では「原作」としてクレジットされている。第一話も「原作・脚本 葉村彰子」との表記に置き換わっている。
  • 佐野浅夫演じる老公は涙を多く流すことで有名だが、早くも第2話で涙を流している[4]
  • 第15話では、助格が立ち回りの場面で光圀不在のまま悪人に印籠を見せる[5]。そのため印籠披露する際の台詞が普段とは異なるものであった。
  • 第2話から、たびたび本編の映像の一部に、VTRで撮影しフィルムに転写した映像が含まれている。

第23部

1994年8月1日-1995年5月15日放映(全40話、通算740回)。

ストーリー

加賀百万石のお家騒動を解決するために金沢に向かう。

キャスト

メインレギュラー
準レギュラー

スタッフ

行程

解説

  • 前シリーズの放送中に中谷が病に倒れたため、シリーズで初めて弥七不在のまま物語がスタートした。中谷は第34話で復帰した。
  • 第11話まで加賀藩の密使・香織(古柴香織)、加賀藩首席家老・郷田頼母(川合伸旺)が放った刺客・くれないお蓮(芦川よしみ)が第17部以来、約7年ぶりに再登場した。
  • くれないお蓮は、根来雑賀党の流れをくむ祖父伏見从賽(ふしみしょうさい)一門の再興と一味の召し抱えを願い、家老側につき、光圀の命を狙う。二親の顔を知らない乳飲み子だったお蓮は、伏見从賽に助けられたのに恩を感じ、一門の為に命をかける。第11話で鬼顕坊に裏切られ、命の危機に陥るが光圀の意向で命を助けられ、最後の立ち回りでは光圀の危機を救った。

鬼顕坊も飛猿から「忍びの恥晒しめ!」と痛め付けられて捕らえられるが、その後どうなったのかは触れられておらず、お蓮のその後も第17部のような別れの場面は無く、どうなったかは触れられていない。普段は尼僧を装い総髪で笠を被っているが、第4話のみ尼僧頭巾を被っていた。

  • 第1話で湯治中の光圀がくれないお蓮に命を狙われた際に、お銀は全身網タイツにハイレグ水着風の衣装を着た姿でお蓮と戦い、光圀の危機を救った。


  • このシリーズ以降ネガテレシネ・完パケVTR方式となる(ただし、完パケVTR方式は22部・第19話で試験的に実施している)。完パケVTR方式へ移行したことから、現像を担当するIMAGICAのクレジットが「現像・テレシネ IMAGICA」に差し替わった(ただし、第一話のみ「現像 IMAGICA」表記。
  • 第22話でお銀が毛利綱広(森繁久彌)の元へ光圀からの書状を届けに行った際に、綱広に忍びの姿で脚線美を披露した。
  • 最終回では、これまで西山荘に八兵衛とともに光圀の身の回りの世話をしていたお銀が、藤林無門の顔を見たくなったという理由から、飛猿とともに無門のいる故郷へと帰る描写がなされている。
  • 最終回で江戸城に登城した際、これまでは「水戸光圀様」と茶坊主が叫ぶところが、「水戸中納言光圀様」と普段と違う呼び方をしていた。
  • 第23部のポスターからTBSのロゴマークが一新され、現在の書体となった。
  • 1994年9月26日放送の『関口宏の東京フレンドパークII』(スペシャル)でレギュラーメンバー(弥七役の中谷はリハビリ中で欠場)が出場し、グランドスラムを獲得した。
  • 第6話放送後の1994年9月8日、第1部から第13部まで初代光圀を演じた東野英治郎が心不全で逝去した。
  • 2013年7月16日よりTBSチャンネル1で再放送開始。

第24部

1995年9月11日-1996年6月10日放映(全37話、通算777回)。

ストーリー

薩摩藩のお家騒動を解決するために旅立つ。

キャスト

メインレギュラー
  • 水戸光圀:佐野浅夫
  • 佐々木助三郎:あおい輝彦
  • 渥美格之進:伊吹吾朗
  • うっかり八兵衛:高橋元太郎
  • かげろうお銀:由美かおる
  • 柘植の飛猿:野村将希
  • 風車の弥七:中谷一郎 (第1話~第2話、第4話、第6話、第8話~第20話、第22話、第27話、第31話~第32話、第35話~第37話)
  • 靜香:伊織靜香 (第1話~第14話)
  • 阿修羅の玄鬼:沢竜二 (第1話~第2話、第8話、第13話、第14話)
  • 呉屋の羅刹:亀石征一郎 (第1話~第4話、第6話~第8話、第11話、第13話、第14話)
  • 呑竜:大前均 (第1話~第4話、第6話~第8話、第11話、第13話、第14話)
準レギュラー

スタッフ

行程

解説

  • 薩摩藩国家老・伊織頼母(久米明)の娘・靜香(伊織靜香)、阿修羅の玄鬼(沢竜二)、呉屋の羅刹(亀石征一郎)、呑竜(大前均)が第14話まで登場する。伊織はこれがデビュー作であった。
  • 第1話は、第23部最終話でお銀と飛猿が西山荘を離れて旅に出た関係で、二人がそろって江戸にもどってくる様子が描かれている。
  • 「水戸黄門外伝 かげろう忍法帖」の後日談であるため、レギュラーであった名張の翔(京本政樹)が3回出演している(第3話・第7話・第34話)。なお翔が登場する回には弥七が登場しない。
  • 第14話で助三郎が光圀に扮して、阿修羅の玄鬼一味に捕まって磔にされたお銀を助けに行った。
  • 第27話の2時間スペシャルに里見浩太朗横内正山口いづみの歴代レギュラーのほか、西郷輝彦山口崇松山政路の豪華ゲストが特別出演している。
    • ただし、再放送では上記の27話を飛ばすかたちで放送されるケースが多い。
  • このシリーズの撮影終了前に、番組の生みの親であるプロデューサー・逸見稔1995年12月9日に急逝した。そのため、それまではオープニングの表記が「制作 逸見稔」であったが、第28話以降は「企画 逸見稔」の表記となった。
  • 逸見稔の死去に伴い、最終回の脚本担当が葉村彰子ではなくなった。
  • 第20部から登場していた堀田備前守役の永井秀明の最終シリーズである。
  • 第20部からナレーターを務めていた杉山真太郎の最終シリーズである。
  • 2013年9月10日より、TBSチャンネル1にて再放送開始。通例では、二時間枠で放送した場合、再放送では前後編に分割されるが、今回の放送では、上述第27話は欠番扱いとなっている。
  • 2020年2月19日より、BS-TBSの18:00の時代劇再放送枠で放送。なお、BS-TBS版再放送の為、第19話で一時中断された。

第25部

1996年12月9日-1997年10月27日放映(全43話、通算820回)。

ストーリー

実子・松平頼常の後継者を見定めるため、高松へ向けて旅立つ。

キャスト

メインレギュラー
準レギュラー

スタッフ

行程

解説

  • このシリーズから柴田秀勝がナレーターを務める。また、オープニングの字体が変更された。
  • このシリーズの特徴は、全43話で第20部に次いで長い旅となったことと助さん以外のレギュラーの主役話があることである。
  • 第1話のみ、お銀の衣装が従来の桃色では無く、壺振りに扮している際の鼠色だった。
  • 第10話と第26話ではお銀役の由美と飛猿役の野村が、第15話では高橋がスケジュールの都合で出演していない。
  • 第14話に野村の息子である野村正孝が少年時代の飛猿役でゲスト出演している。また、本シリーズで当時子役だった井上真央が造り酒屋出石屋の娘・千枝役でゲスト出演している。
  • 中谷が第39話以降登場せず、最終回ではお新のみが出演するという珍しいケースとなった[6]
  • 最終回でお新が久々に忍者姿のアクションシーンを演じている。
  • 第19部から登場していた山野辺兵庫役の高松英郎の最終シリーズである。
  • 第25部はシリーズ最後のモノラル放送でもある。
  • 逸見稔の死去に伴い、葉村彰子としての活動が原案に徹することになった関係で、番組常連の脚本家が、すべての放送回の脚本を担当するようになった。
  • これまで、シリーズ開始回(すなわち第一話)は、第15部と第21部を除き、サブタイトルがない形を通してきたが、今回からサブタイトルが復活した。
  • 第16話放送後の翌日の1997年4月15日、第14部から第21部まで2代目光圀を演じた西村晃が心不全で逝去した。
  • TBSチャンネル1で、2014年5月より再放送開始。

第26部

1998年2月9日-8月17日放映(全26話、通算846回)。

ストーリー

伊賀での争いごとを解決するため、旅に出る。

キャスト

メインレギュラー
準レギュラー

行程

解説

  • 第4話に伊吹の息子である伊吹康太郎がゲスト出演している。
  • 第3部から登場していた霞のお新役の宮園純子の最終シリーズである(出演は第3部-第8部、第12部-第14部、第17部-第26部)。
  • 本作より長年のフィルム撮影からビデオ撮影へ正式に移行した。それにより、大幅に画質が向上したほか、オープニングの音質も大幅に改善された。ただし、移行期と言うこともあったのか、一時的に極めて簡素な紙芝居的な演出になったシーンもこの部では多々見られた。
  • 第26部のポスターから「月曜夜8時」の表記が「月曜よる8時」の表記となった。またTBSのロゴ部分がマイナーチェンジされ、タイトルバックがイラスト入りに変更された。
  • 第7話でお銀は蝮の源心(関根大学)の罠にかかり、木に逆さ吊りにされた。
  • TBSチャンネル1で、2014年後期より再放送開始。

第27部

1999年3月22日-10月18日放映(全30話、通算876回)。

ストーリー

光圀の弟・松平頼元の孫娘・沙耶(笹峰愛)の縁談相手を見定めるため、盛岡へ旅立つ。

キャスト

メインレギュラー
準レギュラー

行程

解説

  • 放送開始30周年記念シリーズ。
  • 脚本としての葉村彰子の最終シリーズ。24部の放送中に中心人物の逸見稔が死去したことに伴い、25部からは原案のみで脚本としての活動はなかったが、29話に、連名形式で久々に登場。以降、新しい脚本が作られぬまま、28部まで原案に徹する。
  • 沙耶が第9話まで、お千代(森永明日夏)が第16話から第24話まで、お妙(そめやゆきこ)が第25話から第30話まで旅のお供をする。
  • 第11話で、オープニングではクレジットされていないが、由美かおるが一人二役を演じているシーンがある。
  • 第13話に水野久美・水野純一親子が親子役で出演している。
  • 初代風車の弥七役の中谷一郎の最終シリーズである。第1部から30年にわたってのレギュラー出演だった。本シリーズでは第17〜19話の3話のみの出演にとどまり、第19話が事実上最後の出演作品となった(ただし、第28部の番宣用ポスターには普通に登場していた[10])。
  • TBSチャンネル1で、2015年4月より再放送開始。
  • 山陽放送で、2017年11月23日より再放送開始。

第28部

2000年3月6日-11月20日放映(全34話、通算910回)。

ストーリー

東海道五十三次の制定からおよそ100年。日本の大動脈を大掃除するため東海道を旅する。

キャスト

メインレギュラー
準レギュラー

行程

解説

  • 佐野黄門最終シリーズ。
  • 本シリーズをもって、原案・葉村彰子のクレジットが消えた。
  • このシリーズから鈴木史朗がナレーターを務める。鈴木は第1話に光圀の登城を告げる茶坊主役でゲスト出演している。なお、このシリーズのみナレーションがすべて丁寧語であり、説明的な語りが多い。
  • このシリーズでは、お銀の忍装束が従来の紺色から赤色に変更された。[11] また、赤色の忍装束を着用している時は黒いマントを着用し、第2話ではブーツも赤色の物を履いていた。
  • またこのシリーズでは、本人の出演はないが第4話において光圀と対立している老中として柳沢吉保の名前が語られている。
  • 第12話でお銀と飛猿は清国衣装姿で南蛮手品を披露し、お銀は赤いチャイナドレス姿で最後の立ち回りも行った。[12]
  • 第13話で放送通算889回となり、連続時代劇放送回数の日本一を達成した(それ以前の時代劇連続放送回数日本一は大川橋蔵主演の『銭形平次』で放送回数888回であった。ただし主演同一俳優による連続放送は大川の『銭形平次』が世界記録のままである)。
  • 第24話で、初代格之進役を演じた横内正がゲスト出演している。
  • 最終話では光圀、格之進、八兵衛は藩主黒田綱政の影武者となった、元藩士青山久蔵(橋幸夫)に召抱えられた御伽衆として福岡城に入っていた為、最後の立ち回りは、光圀は茶人の袖付きの羽織、格之進はの衣装だった。※助三郎は従来の町人衣装であった。
  • オープニングはあおいが歌う1番にのせてキャスト紹介のみとなり、スタッフ紹介はエンディングの出立シーンにクレジットされるようになる。また、歴代と違ってオープニング画面が出ると直ぐに主題歌に入らずに本編が始まり、途中から主題歌がスタートする。
  • あおいが収録中に体調を崩したため、第2部以来29年ぶりに助三郎の登場しない回がある(18・19・26話)。
  • 光圀役の佐野浅夫、助三郎役のあおい輝彦、格之進役の伊吹吾郎、八兵衛役の高橋元太郎[13]、飛猿役の野村将希[14]、将軍綱吉役の長谷川哲夫の最終シリーズである。佐野は246回の世直し旅を演じた。第1話では綱吉と光圀の会話のシーンが他のシリーズと比べても多い。
  • 2015年8月6日からTBSチャンネルで再放送が決定したが、第33話は欠番扱いとなっている。

脚注

  1. ^ プロデューサーのクレジットは三人併記になる。
  2. ^ 第16部で藤林無門を演じたのも佐野浅夫である。
  3. ^ 劇中では刺客一味の罠に引っかかった老公一行を救うためにかばって、大火傷を追ったため療養中という設定。
  4. ^ 佐野が3代目水戸光圀の記者会見で「今までの黄門様(東野、西村黄門)は涙を流したことがない」と話している
  5. ^ 光圀は牢の中へ囚われていた。
  6. ^ 弥七は日光東照宮への代参で不在という設定。
  7. ^ さこみちよ女優デビュー作品である
  8. ^ さこみちよ -michiyo sako-”. KTミュージック(さこの所属事務所) (2017年7月8日). 2017年9月3日閲覧。
  9. ^ 収録後(1999年3月27日)に死去
  10. ^ 中谷が第28部にも出演することを前提にして制作されたものと思われる
  11. ^ ただし、第22・23・31話では従来の紺に戻っている。
  12. ^ 途中からは赤い忍装束姿に着替えて立ち回りを行った。
  13. ^ 後に40部や、最終回スペシャルにも登場するため、厳密にいうと最終シリーズではない。
  14. ^ 後に1000回スペシャルや、最終回スペシャルにも登場するため、厳密にいうと最終シリーズではない。

外部リンク