田野聖子
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たの せいこ 田野 聖子 | |
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生年月日 | 1971年5月4日(53歳) |
出身地 | 日本・東京都 |
民族 | 日本人 |
ジャンル | 俳優・声優 |
田野 聖子(たの せいこ、1971年5月4日[1] - )は、日本の女優、声優、映画監督。千葉市出身。劇団俳優座からACT JP エンターテイメントへ移籍。血液型はA型。
人物
[編集]昭和学院高校を経て、1990年に日本大学芸術学部映画学科演技コースに入学、1年在学中に劇団俳優座の一般公募4期オーディションに合格し、大学を中退して劇団に入団する。同期生たちが舞台の仕事で地方公演に飛び回っている中、研究生時代はテレビと映画の世界で活躍する。
千田是也の遺作となった『カラマーゾフの兄弟』のリーザ役オーディションで千田の目に止まりデビュー、その後大役が続く。
出演作『あなたまでの6人』は読売演劇大賞作品賞を受賞した。2001年主演作『十二夜』ではシアターガイドベストプレイヤーに名を連ねる。
森川時久監督『アカシアの町』で映画初主演する。同年、吉田和義監督『ワシントンポストマーチ』は文部大臣賞を受賞する。
その後、吹き替えの仕事をはじめ、活動の場を広げる。
2003年から2006年まではニューヨークに在住していたため、その間の活動はなし。文化庁の派遣ではなく、自費での渡米だったらしい。2006年に東京に戻って活動再開。
ニューヨークにて一人芝居『花いちもんめ』を上演する。
ギネス記録を持つ世界最長ロングラン公演『マウストラップ』60周年記念公演ジャパンプロダクションに出演し、好評を得る。
近年、映画監督としても活動を開始した。監督作品『のりとななかまど』『うつぐみの色』は各映画祭にて賞を受賞している。
2018年3月 劇団俳優座を退団。現在、ACT JP エンターテイメント所属。
出演
[編集]舞台
[編集]- カラマーゾフの兄弟 - リーザ 役(千田是也 演出/劇団俳優座本公演)1994年10月/95年1月96年11月/97年6~7月
- ソフィストリー - デビー 役(青井陽治 演出/劇団俳優座本公演)1995年7月
- 村岡伊平治伝 - 福田しお子 役(増見利清 演出/劇団俳優座本公演)1996年9月/97年9月
- PRIVATE PIANO TEATRE - 高橋紀子役(根田真児演出/YAMAHA present)
- メフィスト - エーリカ 役(勝田安彦 演出/劇団俳優座LABO公演)1997年11月
- あなたまでの6人 - エリザベス 役(青井陽治 演出/劇団俳優座本公演)1998年5月
- 千鳥 - 左偉田照美 役(阿部廣次 演出/劇団俳優座本公演)1999年1月
- 我らが祖国のために - メアリー 役(勝田安彦 演出/劇団俳優座本公演)2000年7月
- 東海道四谷怪談 - お岩 役(山崎哲 演出/トムプロジェクト公演)2000年5月
- 女殺し油地獄 - お吉 役(山崎哲 演出/新転位21公演)2001年8月
- 十二夜- ヴァイオラ 役(佐竹修 演出/劇団俳優座本公演)2001年1月
- 新・乾いて候 - 野々宮 役(田中林輔 演出/新橋演舞場 公演)2003年5月~7月/2005年7月
- ヴェニスの商人 - ポーシャ 役(若尾哲平 演出)2006年4月
- じゃじゃ馬馴らし - ビアンカ 役(高瀬久男 演出/テアトル・デ・シーニュ公演)2006年9月
- コンスタントワイフ - マーサ 役(高岸未朝 演出/劇団俳優座LANO公演)2008年2月
- 一人芝居・花いちもんめ - 鈴 役(千葉哲也 演出)東京・NY公演 2008年6月
- スペース・ターミナル・ケア - 中島医師 役(栗山民也 演出/劇団俳優座本公演)2008年10月
- nine - 立花キョウコ 役(山田潤 演出/劇団俳優座本公演)2009年6月
- 雪ん子 - きぬ 役/つぎ 役(浅利慶太 演出/劇団四季 公演)2011年6月〜8月
- 解ってたまるか! - 光枝 役(浅利慶太演出/劇団四季 公演)2012年3月
- サウンド・オブ・ミュージック - エルザ 役(劇団四季 公演)2012年6月〜9月/2013年1月
- マウストラップ(ねずみとり)- ミス・ケースウェル 役(ジェイスン・アーカリ 演出/マウストラップ60周年記念公演ジャパンプロダクション)2013年3月
- 7人の墓友 - 吉野美枝子 役(鈴木聡 脚本/佐藤徹也 演出/劇団俳優座70周年記念公演)2014年5月/2017年3~12月
- 赤毛のアン - バリー夫人 役(浅利慶太演出/劇団四季 公演)2014年9月
- オンディーヌ - 王妃イゾルテ 役(浅利慶太演出/浅利演出事務所 公演)2015年4月
- ヘッダ・ガーブレル - ヘッダ 役(堀越大史 演出/劇団俳優座本公演)2015年9月
- この生命 誰のもの - 権藤令子役(浅利慶太演出/浅利演出事務所 公演)2016年6月
- 病は気から - ベリーヌ 役(高岸未朝演出/劇団俳優座本公演)2017年1月
- 海の凹凸 - 加山泰子 役(眞鍋卓嗣演出/劇団俳優座本公演)2017年9月
- アンドロマック - クレオーヌ 役(浅利慶太演出/浅利演出事務所 公演)2018年9月/2022年10月
- ご馳走 - 咲織・ベーカー役(秋乃桜子作/加納幸和演出/ 西瓜糖公演)2019年5月
- 人魚姫 - おばあさん役(ヤストミフルタ演出/ ノックノックス公演)2019年6月
- 終わらない世界 - 熊川ミチヨ役(益山貴司演出)2019年12月
- 家族と呼ばないで - 西田由紀子役(田中しげ美演出/ GENKI Produce公演)2020年1月
- シェイクスピア〜哀しみの女たち - デズデモナ、マクベス夫人、オフィーリア、コーディリア、ジュリエット(髙岸未朝演出/名取事務所公演)2020年10月2021年1月
- 迷子 - 加藤朝子役(谷碧仁作演出/ 劇団時間制作公演)2020年11月
- おぉーい - おはなさん役(ヤストミフルタ演出/ ノックノックス公演)2021年8月
- かいじゅうのまち - 魔女役(ヤストミフルタ演出/ ノックノックス公演)2021年12月
- 正太くんの青空 - 新井延子役(高橋いさを演出/ ハルベリーオフィス公演)2022年1月
- キャッシュオンデリバリー - サリー・チェシントン役(野坂実演出/ SHY BOY プロデュース)2022年5月
- 女の愛・女の生涯 - 女役(髙岸未朝演出/名取事務所公演)2022年7月
- 幕が上がる - さおり母役(平田オリザ作/久保田唱演出/ サンシャイン劇場)2023年7月
- ホテル・イミグレーション - 柴田春江役(誌森ろば作演出/名取事務所公演)2023年9月
- トータルペイン - 柿沼あかり役(谷碧仁作演出/ 劇団時間制作公演)2023年10月
- 月の岬(松田正隆作/大河内直子演出/unrato公演)2024年2月 - 3月[2]
- ドレミの歌(平塚直隆演出/オイスターズ・ナッポス・ユナイテッド公演)2024年5月[3]
- 父との夏(高橋いさを演出/ハルベリーオフィス公演)2024年7月 - 8月[4]
- PLAY(伊藤和重演出/野村宏伸芸能40周年記念公演)2024年9月[5]
- キャッシュ・オン・デリバリー(林明寛演出/SHY BOYプロデュース公演)2025年2月 - 3月[6]
テレビ
[編集]- 相棒 season 11 第13話「幸福な王子」(2013年1月23日、テレビ朝日)- 澤山綾子 役
- 水戸黄門
- 婦人捜査官・小森友子
- 冤罪IV
- 正義の証明
- はぐれ刑事純情派
- 右近誠の殺人調書
- お嬢様は名探偵
- 会津ダンディ
- 冬の訪問者
- 伊奈守草介の事件日誌
- 孤臣
ほか多数
映画
[編集]- アカシアの町 - 工藤幸子 役(主演 森川時久 監督)
- ワシントンポストマーチ - 二宮千恵 役(吉田和義 監督)
- 8人は考えた - 佐藤亜紀 役(山下秀雄 監督)
- 恋文X(市川悠輔 監督)
- 西北西(中村拓朗 監督)
ゲーム
[編集]- クロックタワー3(ナンシー・ハミルトン)
吹き替え
[編集]- ER緊急救命室
- シーズンⅨ #6 - アリソン・デルーカ〈ノラ・ジメット〉 役
- シーズンⅩ #14 - キャシー・シェパード〈マリン・ヒンクル〉 役
- シーズンⅩⅠ・ⅩⅡ - オリビア・エバンス〈チャイナ・ヘスシタ・シェイバーズ〉 役
- 騎馬警官 - イレーン 役
- グッド・ワイフ2 - ステファニー 役
- クリミナル・マインド FBI行動分析課 - カサンドラ 役/サラ役/ジェーン役
- サブリナ - ロキシー 役
- デスパレートな妻たち7 - リサ 役
- マイケル・J・フォックス・ショウ - スーザン・ロフドリゲス・ジョーンズ 役
- 愛を読むひと - イラーナ・マーサー 役
- アンネの日記 - マルゴー・フランク 役
- ドラキュリア - ルーシー 役
- フリーダ - クリスティナ 役
- プロビデンス - キャシー 役
- ヒューマン・ターゲット - バーンズ 役
- フレディ&ジェイソン - キーア 役
- ボストン・リーガルII - マーリーン 役
- 名探偵モンク - マーシー・メイビン 役
- レ・ミゼラブル - フォンティーヌ 役
- ROME[ローマ] - イオカステ 役
- Xカンパニー戦火のスパイたち - アデル役
- アンフォゲッタブル - リサ・ヘクスラー役
ほか多数
CM
[編集]監督作品
[編集]- 「のりとななかまど」2008年 撮影(秋田県鹿角市にてロケ)
- 小津安二郎記念蓼科高原映画祭・短編映画コンクール 準グランプリ
- 秋田インディーズフィルムフェスティバル 優秀賞
- 西東京市民映画祭 観客賞
- 福井映画祭 審査員特別賞
- 深谷インディーズフィルムフェスティバル 入選
- 「うつぐみの色」2009年 撮影(沖縄県竹富島にてロケ)
- ショートショートフィルムフェスティバル2010(旅ショーット!部門) 入選
- 那須ショートショートフィルムフェスティバル 入選
- 小津安二郎記念蓼科高原映画祭・短編映画コンクール 入選
- 深谷インディーズフィルムフェスティバル 入選
- 「ブクブクあわのゴシゴシけん」2022年 撮影
- 大分短編映画祭 入選
- 沖縄NICE映画祭 NICE賞受賞
- 「アノサカアサン」2023年 撮影
- ショートショートフィルムフェスティバル2024 ノミネート
- 那須短編映画祭 審査員特別賞受賞
- 福井駅前映画祭 優秀賞受賞/最優秀女優賞受賞
出典
[編集]- ^ 『日本音声製作者名鑑2004 vol.1』、208頁、小学館、2004年、ISBN 978-4095263014
- ^ “unratoで松田正隆「月の岬」を上演、陳内将「丁寧で繊細な表現を日々追求しようと思います」”. ステージナタリー. ナターシャ (2023年10月19日). 2023年10月19日閲覧。
- ^ “舞台は元男子校、平塚直隆が手がける“音楽学園コメディ”「ドレミの歌」に秋山ゆずきら”. ステージナタリー. ナターシャ (2024年2月16日). 2024年2月16日閲覧。
- ^ “ハルベリーオフィス10周年記念公演に、中尾隆聖ら出演「父との夏」”. ステージナタリー (ナターシャ). (2024年5月28日) 2024年5月28日閲覧。
- ^ “とある俳優一家描く、野村宏伸芸能40周年記念公演「PLAY」共演に田野聖子・藤田奈那ら”. ステージナタリー. ナターシャ (2024年8月7日). 2024年8月8日閲覧。
- ^ “今江大地主演のドタバタコメディ「キャッシュ・オン・デリバリー」共演に松本幸大”. ステージナタリー. ナターシャ (2024年9月27日). 2024年9月27日閲覧。
外部サイト
[編集]- オフィシャルブログhttps://ameblo.jp/seikotano(official blog)
- プロフィール - ACTJPエンターテイメント
- 田野聖子 (@stintokyo) - X(旧Twitter)