「智恵文駅」の版間の差分
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|画像説明= 駅舎(2017年10月) |
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|よみがな= ちえぶん |
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|ローマ字= Chiebun |
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2020年2月15日 (土) 06:09時点における版
智恵文駅 | |
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駅舎(2017年10月) | |
ちえぶん Chiebun | |
◄W50 北星 (1.9 km) (2.1 km) 智北 W52► | |
所在地 | 北海道名寄市智恵文十一線 |
駅番号 | ○W51 |
所属事業者 | 北海道旅客鉄道(JR北海道) |
所属路線 | ■宗谷本線 |
キロ程 | 91.2 km(旭川起点) |
電報略号 | チフ |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 1面1線 |
開業年月日 | 1911年(明治44年)11月3日 |
備考 | 無人駅 |
智恵文駅(ちえぶんえき)は、北海道(上川総合振興局)名寄市智恵文十一線にある北海道旅客鉄道(JR北海道)宗谷本線の駅である。駅番号はW51。電報略号はチフ。
歴史
- 1911年(明治44年)11月3日:鉄道院天塩線名寄駅 - 恩根内駅間延伸開通に伴い開業[1][2]。一般駅。
- 1912年(大正元年)9月21日:線路名を宗谷線に改称、それに伴い同線の駅となる[1]。
- 1919年(大正8年)10月20日:線路名を宗谷本線に改称、それに伴い同線の駅となる[1]。
- 1949年(昭和24年)6月1日:公共企業体である日本国有鉄道に移管。
- 1982年(昭和57年)11月15日:貨物取扱い廃止。
- 1984年(昭和59年)
- 1986年(昭和61年)
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化によりJR北海道に継承。
- 時期不詳:貨車駅舎を改修[5]。
駅名の由来
所在地名(旧村名)より。アイヌ語の「チェプウント(ciep-un-to)」(魚・入る・沼)に由来する[6][7][8][9]。附近にある、昔からフナ、コイ、ワカサギが豊富に獲れる半月湖の智恵文沼を指す[10]。また、智恵文沼ではなく、智恵文川沿いにあった別の沼という説もある[4]。
駅構造
単式ホーム1面1線を有する地上駅。ホームは線路の西側(稚内方面に向かって左手側、旧1番線)に存在する[4]。分岐器を持たない棒線駅となっている[4]。かつてはホームが千鳥式に配置された相対式ホーム2面2線を有する列車交換可能な交換駅であった[8]。当時は互いのホームは駅舎側ホーム北側と対向側ホーム南側を結んだ構内踏切で連絡した[8]。駅舎側(西側)が下り1番線、対向側ホームが上り2番線となっていた[8]。そのほか対向側ホーム外側への、主に貨物の留置用もしくは山側からの貨物積卸用として副本線を1線[8]、1番線の旭川方から分岐し駅舎南側のホーム切欠き部分の貨物ホームへの貨物側線を1線有していた[8]。交換設備運用廃止後は線路は撤去されたが、ホーム前後の線路は分岐器の名残で湾曲している[4]。
名寄駅管理の無人駅。駅舎は構内の西側に位置しホーム中央部分に接している[4]。有人駅時代からの駅舎は改築され、ヨ3500形車掌車[5]を改造した貨車駅舎となっている[4]。旧駅舎の基礎の上に設置されている[7]。宗谷本線のほかの貨車駅舎と違い、外壁に華やかな藤色の鋼板が張られている[7]。塗色によるものではなく、完全に新調された外壁で、間隔が細かい波板を使用している[5]。同時に内部も再整備されている模様である[5]。改築当初は他の貨車駅舎と同様の塗色であったが(1993年(平成5年)3月時点ではこの塗色[4])その後外壁にひまわりの絵が描かれた時期[7]を経て現在の外壁となった[7]。駅舎内にトイレを有する[7]。かつての2番線ホームは1番線ホームに比べ有効長が短かった[8]。
かつて林業が盛んであった頃は、近隣の山林から切り出した木材の積み出し駅であった。
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外壁改修前の駅舎(2004年8月)
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待合室(2004年8月)
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ホーム(2017年10月)
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駅名標(2017年10月)
利用状況
- 1981年度(昭和56年度)の1日乗降客数は78人[8]。
- 1992年度(平成4年度)の1日乗降客数は24人[4]。
- 2011 - 2015年(平成23 - 27年)の乗車人員(11月の調査日)平均は「10名以下」[11]。
- 2012 - 2016年(平成24 - 28年)の乗車人員(特定の平日の調査日)平均は5.8人[12]。
- 2013 - 2017年(平成25 - 29年)の乗車人員(特定の平日の調査日)平均は5.4人[13]。
- 2014 - 2018年(平成26 - 30年)の乗車人員(特定の平日の調査日)平均は4.8人[14]。
駅周辺
駅前にレンタサイクルがある[7]。周辺には小さな集落がある。
- 北海道道252号美深名寄線
- 天智橋
- 智恵文郵便局
- ピヤシリ牧場[4]
- ひまわり畑 - 東京ドーム2個分の広さである[7]。
- ひぶなの里 ちえぶんパーク[7]
- 智恵文沼 - 駅から北西に約1.0km[8]。地名由来の元となった沼とされている[8]。
- 天塩川
- 智恵文市街地(旧・中川郡智恵文村中心部) - 国道40号沿い。
隣の駅
脚注
- ^ a b c 書籍『JR・私鉄全線各駅停車1 北海道630駅』(小学館、1993年6月発行)179-180ページより。
- ^ 書籍『日本鉄道旅行地図帳 全線全駅全廃線 1 北海道』(監修:今尾恵介、新潮社、2008年5月発行)46ページより。
- ^ 書籍『無人駅探訪』(監修:西崎さいき、文芸社、2011年6月発行)149ページより。
- ^ a b c d e f g h i j 書籍『JR・私鉄全線各駅停車1 北海道630駅』(小学館、1993年6月発行)146ページより。
- ^ a b c d 書籍『ダルマ駅へ行こう!』(著:笹田昌宏、小学館文庫、2007年5月発行)33ページより。
- ^ “アイヌ語地名リスト セッ~ツキガ P71”. アイヌ語地名リスト. 北海道 環境生活部 アイヌ政策推進室 (2007年). 2017年10月19日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i 書籍『北海道鉄道駅大図鑑』(著:本久公洋、北海道新聞社、2008年8月発行)209ページより。
- ^ a b c d e f g h i j 書籍『国鉄全線各駅停車1 北海道690駅』(小学館、1983年7月発行)179ページより。
- ^ 書籍『北海道の駅878ものがたり 駅名のルーツ探究』(監修:太田幸夫、富士コンテム、2004年2月発行)121ページより。
- ^ 書籍『ミニブックシリーズ 北海道駅名』(発行出版社、発行年月日不明(1980年代))36ページより。
- ^ “極端にご利用の少ない駅(3月26日現在)” (PDF). 平成28年度事業運営の最重点事項. 北海道旅客鉄道. p. 6 (2016年3月28日). 2017年9月25日閲覧。
- ^ "宗谷線(名寄・稚内間)" (PDF). 線区データ(当社単独では維持することが困難な線区) (Press release). 北海道旅客鉄道. 8 December 2017. 2017年12月30日時点のオリジナル (PDF)よりアーカイブ。2017年12月30日閲覧。
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が空白で指定されています。 (説明) - ^ “宗谷線(名寄・稚内間)” (PDF). 線区データ(当社単独では維持することが困難な線区)(地域交通を持続的に維持するために). 北海道旅客鉄道. p. 3 (2019年10月18日). 2019年10月18日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年10月18日閲覧。