「ラ・ラ・ランド」の版間の差分
あらすじ加筆など |
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== ストーリー == |
== ストーリー == |
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以下は発表されている脚本も参考にした<ref name="script1304">{{cite web|url=http://www.la-screenwriter.com/wp-content/uploads/2017/02/LA-LA-Land.pdf|title=LA LA LAND - April 2013|date=2013-04|first=Damien|last=Chazelle|authorlink=デミアン・チャゼル|publisher=LA Entertainer|accessdate=2017-03-03|format=PDF|archiveurl=https://web.archive.org/web/20170303114130/http://www.la-screenwriter.com/wp-content/uploads/2017/02/LA-LA-Land.pdf|archivedate=2017-03-03}}</ref><ref name="undated_script">{{cite web|url=http://www.lionsgateawards.com/#la-la-land/screenings|title=LA LA LAND|first=Damien|last=Chazelle|authorlink=デミアン・チャゼル|publisher=[[ライオンズゲート]]|accessdate=2017-03-03|format=PDF}}</ref>。 |
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{{不十分なあらすじ|date=2017年3月1日 (水) 16:57 (UTC)}} |
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舞台は"夢を追い求める人"が集まる現代の[[ロサンゼルス]]。 季節は冬。ワーナースタジオ内にあるカフェで働く主人公のミア(エマ・ストーン)は子供のころに女優として旅する叔母に感銘を受け、自身も映画俳優として成功をつかむことを夢見てオーディションを受け続ける日々を過ごす。 |
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そんなある日、渋滞で身動きできないハイウエイでふとしたことからオープンカーに乗った男性に中指を立てられる。 |
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その晩のパーティの帰り道にミアは何気なく寄ったレストランで、ピアノを弾くその朝の男 セバスチャン(ライアン・ゴズリング)出会う。セバスチャンは伝統的なジャズを愛し、いつか本当にジャズを愛する人のための自分のジャズクラブを持ちたいと夢見る男だった。 |
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=== プロローグ・冬 === |
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数ヵ月後、季節は春。ミアは訪れたパーティーで偶然にセバスチャンと再会する。 |
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舞台は[[ロサンゼルス]]。[[高速道路]]は朝の大渋滞となっており、多くのドライバーがいらつきから[[クラクション]]を鳴らしている。中からひとりの女性が降りたことをきっかけに、オープニング・ナンバー "''Another Day of Sun''" が始まる{{efn|name=OPnumber}}<ref>{{YouTube|dnne1XDWJvk|『ラ・ラ・ランド』Music PV "Another day of sun" - ギャガ公式チャンネル}}</ref>。 |
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そこから徐々に惹かれあい恋に落ちていった二人は、それぞれの夢を語り合いながらも、しかし、ミアの母親からの電話をきっかけに向き合わなければならない現実のことを考え始める。 |
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同じ渋滞に巻き込まれている'''ミア'''(演:[[エマ・ストーン]])は[[女優]]の卵で、この間に台詞を覚えようとするが、後続車を運転していた'''セブ'''(演:[[ライアン・ゴズリング]])に煽られて悪態をつく。[[ハリウッド]]にある[[ワーナー・ブラザース]]の撮影所{{r|undated_script}}<ref name="tsite170303location">{{cite web|url=http://top.tsite.jp/news/cinema/i/34387631/|title=【もっと見たくなる!】『ラ・ラ・ランド』ロケ地の撮影秘話と場面写真が一挙解禁!|date=2017-02-14|publisher=[[TSUTAYA]]|work=T-SITE|accessdate=2017-03-03}}</ref>でカフェ店員として働きつつ夢を追うミアだが、[[オーディション]]の結果は散々で、一向に役はもらえない。一方のセブは[[ジャズ]][[ピアニスト]]で、歴史ある店が売れないジャズを諦める現状を嘆き、古き良きジャズを愛でる自分の店を開く夢を持つが、実際には姉ローラ(演:[[ローズマリー・デウィット]])にも身を固めるよう諭される始末である。 |
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そんな中、二人が訪れたジャズクラブでセバスチャンは再開した旧友 キース(ジョン・レジェンド)から、安定した収入のかわりに全米を巡るツアーへの参加を打診される。 |
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ある日オーディションに落ちたミアは、[[ルームシェア|ルームメイト]]のトレイシー(演:{{仮リンク|キャリー・ヘルナンデス|en|Callie Hernandez}})・アレクシス(演:ジェシカ・ローズ{{efn|{{lang-en-short|Jessica Rothe|links=no}}}})・ケイトリン(演:[[ソノヤ・ミズノ]])に誘われ、[[クリスマス]]・パーティに参加することになる ("''Someone in the Crowd''") 。顔を売るための出席だったが思うようには行かず、挙げ句車が[[レッカー]]されてしまったミアは、偶然聞こえてきた音楽 ("''Mia & Sebastian’s Theme''") に惹かれてバーへ入る。音の主は高速道路で煽ってきたセブで、ミアは曲に惚れ込んで声を掛けようとするが、契約通りの曲を弾かなかったことで解雇されたセブは、彼女を邪険に扱って店を出る。 |
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=== 春 === |
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ミアは相変わらずオーディションを受け続けている。ある日パーティに参加した彼女は、バンドで[[a-ha]]の『[[テイク・オン・ミー]]』を演奏するセブを見つけ、[[フロック・オブ・シーガルズ]]の "''I Ran (So Far Away)''"{{enlink|I Ran (So Far Away)|a=on}}をリクエストするが<ref>{{cite web|url=http://www.vulture.com/2016/09/ryan-gosling-wears-a-keytar-in-la-la-land-fyi.html|title=Ryan Gosling Wears a Keytar in La La Land, Just FYI|publisher=Vulture.com|first=Kyle|last=Buchanan|date=2016-09-21|accessdate=2017-03-03}}</ref>、本物のアーティストと自負するセブはこの選曲に憤慨する。ミアはまとわりつく[[脚本家]]を振り切ろうと、セブと一緒にパーティ会場を離れるが、近くには自分と同じ[[プリウス]]が大量に駐車されていて自分の車を見つけられない。ミアの車を探して坂にさしかかったふたりは、夕焼けの美しさを前に、恋が始まりそうなふたりならどんなにロマンチックか語り合う ("''A Lovely Night''") {{efn|勿論この会話は[[反語]]であることが作曲者のハーウィッツによって語られている<ref>{{cite web|url=https://genius.com/Ryan-gosling-a-lovely-night-annotated|title=A Lovely Night|publisher=Genius|accessdate=2017-03-03}}</ref>。}}。 |
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数日後、セブは撮影所に忍び込み、仕事上がりのミアとふたりで中をうろつきながら、互いの身の上や夢を語り合う。その中でミアは「ジャズが嫌いだ」と話し、セブは本物のジャズを教えるとクラブへ連れて行く ("''Herman's Habit''") 。ふたりはミアの後学のため『[[理由なき反抗]]』のリバイバル上映を観に行く約束をして分かれ、その後セブは[[埠頭]]でひとり "''City of Stars''" を歌う<ref name="cityofstars">{{YouTube|oGF0n9KdVP8|『セッション』監督のミュージカル!映画『ラ・ラ・ランド』より「City Of Stars」 - シネマトゥディ}}</ref>。 |
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ふたりの約束の日、ミアはボーイフレンドとの先約をすっかり忘れていた。ミアは仕方なく食事会に向かうが、浮かない彼女は途中でセブの待つ映画館へ向かう。トラブルから上映は途中で終わるが、その後ふたりは映画のロケ地にもなった[[グリフィス天文台]]を訪れて[[ワルツ]]を踊り、ふたりの交際が始まる ("''Planetarium''") 。 |
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=== 夏 === |
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セブの助言を受けてミアは一人芝居の脚本を書き始める。ふたりはデートを重ね、同棲するアパートで互いに夢を追いながら "''City of Stars''" を[[デュエット]]する{{r|cityofstars}}。同時期、セブはジャズバーで旧友キース(演:[[ジョン・レジェンド]])と再会してバンド加入の誘いを受ける。ふたりの音楽には方針の不和があったが、セブは結局稼ぎのためにバンドへ加入する。ライブを訪れたミアは、バンドの曲 "''Start a Fire''" がセブの求めるジャズではないと気付くが、バンドは大成功し、ふたりの生活はすれ違うようになる。 |
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=== 秋 === |
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セブとキースのバンドはツアーに繰り出し全国を飛び回る生活だが、一方のミアは、アパートに残って一人芝居の準備に取り掛かっていた。ある日ミアがアパートに帰ると、彼女を驚かせようと帰ってきたセブがいる。ミアと共に過ごしたいセブはツアーに同行しないか聞くが、公演が目前に迫っているミアはこれを断る。ミアはさらに、自分の店を開く夢はどうなったのか問いただし、ふたりは口論になって彼女がアパートを出て行く。 |
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ミアの公演当日、セブは忘れていた雑誌撮影があることを知らされる。公演の客入りはまばらで、終演後酷評を聞いたミアは故郷{{仮リンク|ボウルダー・シティ (ネバダ州)|label=ボウルダー・シティ|en|Boulder City, Nevada}}に帰ることを決意する。セブも撮影を途中で切り上げて劇場へ向かうが、終演には間に合わず、ミアには夢の終わりを告げられる。 |
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数日後、セブは配役担当者からミアの舞台が目にとまったと知らせを受け、ミアの話を元に彼女の実家を訪れてオーディションに行くよう説得する。ミアはオーディションでおばの話を引きつつ、夢追い人の素晴らしさを語る ("''Audition (The Fools Who Dream)''") <ref>{{YouTube|XK3gq6GRQbQ|映画『ラ・ラ・ランド』エマ・ストーンが歌う「AUDITION」 -シネマトゥディ}}</ref>。オーディション後、かつて訪れた坂{{efn|"''A Lovely Night''" でふたりが踊った坂道。}}に辿り着いたふたりは、互いに愛し合っていることを確認し、夢に溢れた未来を語る。 |
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=== エピローグ・5年後の冬 === |
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ミアは大女優になり、娘もいる母親だが、その父親はセブではない。一方のセブは夢を叶えて、古き良きジャズを愛でる自分の店を開いていた。ある夜、夫と共に出かけたミアは、プロローグ同様に渋滞に巻き込まれ、高速道路を降りて偶然セブのバーに入る。ミアは店名とロゴがかつて自分が考えたものだと気付き、セブも客にミアがいると気付いて、ミアが最初に惚れ込んだ曲 ("''Mia & Sebastian’s Theme''") を弾き始める。曲の始まりと共に、セブとミアが結ばれていた場合の5年間が、映画を振り返る[[走馬燈]]のように描かれる ("''Epilogue''") 。曲が終わったところでミア夫妻は店を出るが、最後にふたりは、互いの気持ちを理解するように見つめ合う。 |
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== キャスト == |
== キャスト == |
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* [[ジェシカ・ローゼンバーグ]] - アレクシス |
* [[ジェシカ・ローゼンバーグ]] - アレクシス |
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* [[ソノヤ・ミズノ]] - ケイトリン |
* [[ソノヤ・ミズノ]] - ケイトリン |
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* {{仮リンク|キャリー・ヘルナンデス|en|Callie Hernandez}} - トレイシー |
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* [[ジョン・レジェンド]] - キース |
* [[ジョン・レジェンド]] - キース |
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* [[ジョシュ・ペンス]] - ジョシュ |
* [[ジョシュ・ペンス]] - ジョシュ |
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=== プリプロダクション === |
=== プリプロダクション === |
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[[2015年]]4月14日、ライアン・ゴズリングとエマ・ストーンが主役候補として検討されていると報じられた<ref>{{Cite web|url=http://deadline.com/2015/04/ryan-gosling-emma-stone-damien-chazelle-la-la-land-1201409697/|title=Ryan Gosling & Emma Stone Circling Damien Chazelle’s ‘La La Land’|accessdate=2016-05-19}}</ref>。30日には両名の出演が確定した<ref name="Wrap">{{Cite web|url=http://www.thewrap.com/power-rangers-kristen-stewarts-american-ultra-land-release-dates/|title=‘Power Rangers,’ Kristen Stewart’s ‘American Ultra’ Land Release Dates|accessdate=2016-05-19}}</ref>。7月8日、[[ジェシカ・ローゼンバーグ]]、[[ソノヤ・ミズノ]]、 |
[[2015年]]4月14日、ライアン・ゴズリングとエマ・ストーンが主役候補として検討されていると報じられた<ref>{{Cite web|url=http://deadline.com/2015/04/ryan-gosling-emma-stone-damien-chazelle-la-la-land-1201409697/|title=Ryan Gosling & Emma Stone Circling Damien Chazelle’s ‘La La Land’|accessdate=2016-05-19}}</ref>。30日には両名の出演が確定した<ref name="Wrap">{{Cite web|url=http://www.thewrap.com/power-rangers-kristen-stewarts-american-ultra-land-release-dates/|title=‘Power Rangers,’ Kristen Stewart’s ‘American Ultra’ Land Release Dates|accessdate=2016-05-19}}</ref>。7月8日、[[ジェシカ・ローゼンバーグ]]、[[ソノヤ・ミズノ]]、{{仮リンク|キャリー・ヘルナンデス|en|Callie Hernandez}}ら3名がミアのルームメイトとして出演することが決まった<ref>{{Cite web|url=http://deadline.com/2015/07/la-la-land-movie-sonoya-mizuno-jessica-rothe-callie-hernandez-damien-chazelle-1201472512/|title=Sonoya Mizuno, Jessica Rothe & Callie Hernandez Move Into ‘La La Land’|accessdate=2016-05-19}}</ref>。10日、[[J・K・シモンズ]]と[[フィン・ウィットロック]]が本作に出演すると報じられた<ref>{{Cite web|url=http://www.hollywoodreporter.com/news/jk-simmons-reunite-whiplash-director-807738|title=J.K. Simmons to Reunite With 'Whiplash' Director for 'La La Land' (Exclusive)|accessdate=2016-05-19}}</ref><ref>{{Cite web|url=http://eiga.com/news/20150714/6/|title=「セッション」監督とJ・K・シモンズ、新作ミュージカル映画で再タッグ|accessdate=2016-05-19}}</ref><ref>{{Cite web|url=http://www.hollywoodreporter.com/news/la-la-land-adding-american-807898|title='La La Land' Adding 'American Horror Story' Actor Finn Wittrock (Exclusive)|accessdate=2016-05-19}}</ref>。8月4日、[[ローズマリー・デウィット]]と[[ジョン・レジェンド]]の出演が決まった<ref>{{Cite web|url=http://variety.com/2015/film/news/john-legend-la-la-land-musical-1201556225/|title=John Legend in Talks to Join Emma Stone and Ryan Gosling in Musical ‘La La Land’|accessdate=2016-05-19}}</ref><ref>{{Cite web|url=http://deadline.com/2015/08/rosemarie-dewitt-la-la-land-cast-ryan-gosling-emma-stone-1201491314/|title=Rosemarie DeWitt Chimes In For ‘La La Land’|accessdate=2016-05-19}}</ref>。10日、ミーガン・フェイが本作に出演すると報じられた<ref>{{Cite web|url=http://deadline.com/2015/08/tony-sirico-joins-woody-allenmovie-meagen-fay-cast-in-la-la-land-1201496699/|title=Tony Sirico Joins Woody Allen’s Latest; Meagen Fay Tunes Up For ‘La La Land’|accessdate=2016-05-19}}</ref>。11日、[[ジェイソン・フュークス]]が本作に出演する契約を結んだとの報道があった<ref>{{Cite web|url=http://deadline.com/2015/08/jon-magaro-war-machine-jason-fuchs-la-la-land-1201497399/|title=John Magaro Joins ‘War Machine’; Jason Fuchs Moves To ‘La La Land’|accessdate=2016-05-19}}</ref>。 |
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=== 撮影 === |
=== 撮影 === |
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== 公開 == |
== 公開 == |
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2015年4月、ライオンズゲートからアメリカ合衆国での配給権を獲得した[[サミット・エンターテインメント]]は本作の北米公開日を2016年7月15日とした<ref name="Wrap"></ref>。2016年3月、サミット・エンターテインメントは本作の北米での限定公開日を2016年12月2日に変更し、16日から拡大公開を開始すると発表した。これは[[第89回アカデミー賞]]をはじめとする賞レース参戦を念頭に置いての変更である<ref>{{Cite web|url=http://variety.com/2016/film/awards/la-la-land-release-date-ryan-gosling-emma-stone-1201724395/|title=Ryan Gosling, Emma Stone Musical ‘La La Land’ Grabs Oscar Season Debut|accessdate=2016-05-19}}</ref>。 |
2015年4月、[[ライオンズゲート]]からアメリカ合衆国での配給権を獲得した[[サミット・エンターテインメント]]は本作の北米公開日を2016年7月15日とした<ref name="Wrap"></ref>。2016年3月、サミット・エンターテインメントは本作の北米での限定公開日を2016年12月2日に変更し、16日から拡大公開を開始すると発表した。これは[[第89回アカデミー賞]]をはじめとする賞レース参戦を念頭に置いての変更である<ref>{{Cite web|url=http://variety.com/2016/film/awards/la-la-land-release-date-ryan-gosling-emma-stone-1201724395/|title=Ryan Gosling, Emma Stone Musical ‘La La Land’ Grabs Oscar Season Debut|accessdate=2016-05-19}}</ref>。 |
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アカデミー賞の前哨戦で善戦したことを受けて、ライオンズゲートは[[2017年]]1月13日から本作を[[IMAX]]シアターでも上映すると発表した<ref>{{Cite web|url=http://www.hollywoodreporter.com/news/emma-stone-ryan-goslings-la-la-land-headed-imax-north-america-961146|title=Emma Stone and Ryan Gosling's 'La La Land' Headed to Imax in North America|accessdate=2017-01-06}}</ref>。 |
アカデミー賞の前哨戦で善戦したことを受けて、ライオンズゲートは[[2017年]]1月13日から本作を[[IMAX]]シアターでも上映すると発表した<ref>{{Cite web|url=http://www.hollywoodreporter.com/news/emma-stone-ryan-goslings-la-la-land-headed-imax-north-america-961146|title=Emma Stone and Ryan Gosling's 'La La Land' Headed to Imax in North America|accessdate=2017-01-06}}</ref>。 |
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| 雑多な内容の箇条書き = 2017年3月 |
| 雑多な内容の箇条書き = 2017年3月 |
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* 本作では劇中に様々な形でハリウッドの古典作品が引用されている。『[[カサブランカ (映画)|カサブランカ]]』のセットという建物や、『[[理由なき反抗]]』になぞらえて主人公たちが[[グリフィス天文台]]を訪れるシーンがある。 |
* 本作では劇中に様々な形でハリウッドの古典作品が引用されている。『[[カサブランカ (映画)|カサブランカ]]』のセットという建物や、『[[理由なき反抗]]』になぞらえて主人公たちが[[グリフィス天文台]]を訪れるシーンがある{{r|undated_script|tsite170303location}}。 |
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* 本作では、アメリカのジャズミュージシャン [[セロニアス・モンク]]がアレンジした、日本の作曲家 [[瀧廉太郎]] による「[[荒城の月]]」が使用されており、劇中でセバスチャンがモンクのレコードをかけながらこの曲を練習しているシーンがある(なお、クレジット表記はモンクのバージョンにならい「Japanese Folk Song」となっている)。 |
* 本作では、アメリカのジャズミュージシャン [[セロニアス・モンク]]がアレンジした、日本の作曲家 [[瀧廉太郎]] による「[[荒城の月]]」が使用されており、劇中でセバスチャンがモンクのレコードをかけながらこの曲を練習しているシーンがある(なお、クレジット表記はモンクのバージョンにならい「Japanese Folk Song」となっている)。 |
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* 本作でレストランの経営者として出演しているJ・K・シモンズは、監督デミアン・チャゼルの前作『セッション』で指揮者役を |
* 本作でレストランの経営者として出演している[[J・K・シモンズ]]は、監督デミアン・チャゼルの前作『セッション』で指揮者役を演じていた役者である<ref>{{cite web|url=https://www.theguardian.com/film/2015/feb/23/jk-simmons-best-supporting-actor-oscar-whiplash|title=JK Simmons wins best supporting actor Oscar for Whiplash|publisher=[[ガーディアン]]|author=Ben Beaumont-Thomas|date=2015-02-23|accessdate=2017-03-04}}</ref>。 |
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* セバスチャンは、自身が夢見るジャズクラブでは鶏肉料理をメインにすると語るシーンがあるが、その時に言及した[[チャーリー・パーカー]]には実際に「バード」というあだ名があり、その由来の一説にはフライドチキンがある。 |
* セバスチャンは、自身が夢見るジャズクラブでは鶏肉料理をメインにすると語るシーンがあるが、その時に言及した[[チャーリー・パーカー]]には実際に「バード」というあだ名があり、その由来の一説にはフライドチキンがある。 |
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* セブが乗る車は当初1996年式の[[ジオ・プリズム]]とされていたが{{r|script1304}}、後の脚本では1983年式の[[ダッジ|ダッジ・リヴィエラ]]に変更されている{{r|undated_script}}{{efn|作曲を担当した[[ジャスティン・ハーウィッツ]]は、当初オープニング・ナンバーに "''Traffic''" という題を付けていたが、後に "''Another Day of Sun''" に変更されたことを語っている<ref>{{cite web|url=https://genius.com/La-la-land-cast-another-day-of-sun-annotated|title=Another Day of Sun|publisher=Genius|accessdate=2017-03–03}}</ref>。2013年4月版と書かれた脚本にはこの曲が旧題で掲載されているが{{r|script1304}}、日付の記載が無い最終版では新題が使われている{{r|undated_script}}。|name="OPnumber"}}。 |
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* 冒頭、高速道路上で歌われる "''Another Day of Sun''" は、105フリーウェイと110フリーウェイの交差地点を借り切ってワンカットで撮影された{{r|tsite170303location}}。またミアとセブが夕焼けの坂で踊るシーン ("''A Lovely Night''") も、撮影上の制約から6分間のシーンがワンカットで撮影された{{r|tsite170303location}}。 |
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== 脚注 == |
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== 注釈 == |
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== 出典 == |
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{{Reflist|3}} |
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2017年3月3日 (金) 17:08時点における版
ラ・ラ・ランド | |
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La La Land | |
監督 | デミアン・チャゼル |
脚本 | デミアン・チャゼル |
製作 |
フレド・バーガー ジョーダン・ホロウィッツ マーク・E・プラット ゲイリー・ギルバート |
出演者 |
ライアン・ゴズリング エマ・ストーン ジョン・レジェンド ローズマリー・デウィット |
音楽 | ジャスティン・ハーウィッツ |
撮影 | リヌス・サンドグレン |
編集 | トム・クロス |
製作会社 |
ギルバート・フィルムズ インポスター・ピクチャーズ マーク・プラット・プロダクションズ |
配給 |
サミット・エンターテインメント ギャガ/ポニーキャニオン |
公開 |
2016年12月2日 2017年2月24日 |
上映時間 | 128分 |
製作国 | アメリカ合衆国 |
言語 | 英語 |
製作費 | $30,000,000 |
映像外部リンク | |
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「ラ・ラ・ランド」本予告 |
『ラ・ラ・ランド』(原題: La La Land)は、2016年にアメリカ合衆国で公開されたミュージカル映画である。脚本、監督はデミアン・チャゼル、主演はライアン・ゴズリングとエマ・ストーンが務めた。
第73回ヴェネツィア国際映画祭オープニング作品[1][2]。全米での興行収入は2017年1月末時点で、1億ドルを突破している[3]。
第74回ゴールデングローブ賞では史上最多7部門を受賞[4]。第89回アカデミー賞では1997年『タイタニック』に並ぶアカデミー史上最多14ノミネート(13部門)[5]、同年最多の6部門を受賞した。
ストーリー
プロローグ・冬
舞台はロサンゼルス。高速道路は朝の大渋滞となっており、多くのドライバーがいらつきからクラクションを鳴らしている。中からひとりの女性が降りたことをきっかけに、オープニング・ナンバー "Another Day of Sun" が始まる[注釈 1][8]。
同じ渋滞に巻き込まれているミア(演:エマ・ストーン)は女優の卵で、この間に台詞を覚えようとするが、後続車を運転していたセブ(演:ライアン・ゴズリング)に煽られて悪態をつく。ハリウッドにあるワーナー・ブラザースの撮影所[7][9]でカフェ店員として働きつつ夢を追うミアだが、オーディションの結果は散々で、一向に役はもらえない。一方のセブはジャズピアニストで、歴史ある店が売れないジャズを諦める現状を嘆き、古き良きジャズを愛でる自分の店を開く夢を持つが、実際には姉ローラ(演:ローズマリー・デウィット)にも身を固めるよう諭される始末である。
ある日オーディションに落ちたミアは、ルームメイトのトレイシー(演:キャリー・ヘルナンデス)・アレクシス(演:ジェシカ・ローズ[注釈 2])・ケイトリン(演:ソノヤ・ミズノ)に誘われ、クリスマス・パーティに参加することになる ("Someone in the Crowd") 。顔を売るための出席だったが思うようには行かず、挙げ句車がレッカーされてしまったミアは、偶然聞こえてきた音楽 ("Mia & Sebastian’s Theme") に惹かれてバーへ入る。音の主は高速道路で煽ってきたセブで、ミアは曲に惚れ込んで声を掛けようとするが、契約通りの曲を弾かなかったことで解雇されたセブは、彼女を邪険に扱って店を出る。
春
ミアは相変わらずオーディションを受け続けている。ある日パーティに参加した彼女は、バンドでa-haの『テイク・オン・ミー』を演奏するセブを見つけ、フロック・オブ・シーガルズの "I Ran (So Far Away)" (en) をリクエストするが[10]、本物のアーティストと自負するセブはこの選曲に憤慨する。ミアはまとわりつく脚本家を振り切ろうと、セブと一緒にパーティ会場を離れるが、近くには自分と同じプリウスが大量に駐車されていて自分の車を見つけられない。ミアの車を探して坂にさしかかったふたりは、夕焼けの美しさを前に、恋が始まりそうなふたりならどんなにロマンチックか語り合う ("A Lovely Night") [注釈 3]。
数日後、セブは撮影所に忍び込み、仕事上がりのミアとふたりで中をうろつきながら、互いの身の上や夢を語り合う。その中でミアは「ジャズが嫌いだ」と話し、セブは本物のジャズを教えるとクラブへ連れて行く ("Herman's Habit") 。ふたりはミアの後学のため『理由なき反抗』のリバイバル上映を観に行く約束をして分かれ、その後セブは埠頭でひとり "City of Stars" を歌う[12]。
ふたりの約束の日、ミアはボーイフレンドとの先約をすっかり忘れていた。ミアは仕方なく食事会に向かうが、浮かない彼女は途中でセブの待つ映画館へ向かう。トラブルから上映は途中で終わるが、その後ふたりは映画のロケ地にもなったグリフィス天文台を訪れてワルツを踊り、ふたりの交際が始まる ("Planetarium") 。
夏
セブの助言を受けてミアは一人芝居の脚本を書き始める。ふたりはデートを重ね、同棲するアパートで互いに夢を追いながら "City of Stars" をデュエットする[12]。同時期、セブはジャズバーで旧友キース(演:ジョン・レジェンド)と再会してバンド加入の誘いを受ける。ふたりの音楽には方針の不和があったが、セブは結局稼ぎのためにバンドへ加入する。ライブを訪れたミアは、バンドの曲 "Start a Fire" がセブの求めるジャズではないと気付くが、バンドは大成功し、ふたりの生活はすれ違うようになる。
秋
セブとキースのバンドはツアーに繰り出し全国を飛び回る生活だが、一方のミアは、アパートに残って一人芝居の準備に取り掛かっていた。ある日ミアがアパートに帰ると、彼女を驚かせようと帰ってきたセブがいる。ミアと共に過ごしたいセブはツアーに同行しないか聞くが、公演が目前に迫っているミアはこれを断る。ミアはさらに、自分の店を開く夢はどうなったのか問いただし、ふたりは口論になって彼女がアパートを出て行く。
ミアの公演当日、セブは忘れていた雑誌撮影があることを知らされる。公演の客入りはまばらで、終演後酷評を聞いたミアは故郷ボウルダー・シティに帰ることを決意する。セブも撮影を途中で切り上げて劇場へ向かうが、終演には間に合わず、ミアには夢の終わりを告げられる。
数日後、セブは配役担当者からミアの舞台が目にとまったと知らせを受け、ミアの話を元に彼女の実家を訪れてオーディションに行くよう説得する。ミアはオーディションでおばの話を引きつつ、夢追い人の素晴らしさを語る ("Audition (The Fools Who Dream)") [13]。オーディション後、かつて訪れた坂[注釈 4]に辿り着いたふたりは、互いに愛し合っていることを確認し、夢に溢れた未来を語る。
エピローグ・5年後の冬
ミアは大女優になり、娘もいる母親だが、その父親はセブではない。一方のセブは夢を叶えて、古き良きジャズを愛でる自分の店を開いていた。ある夜、夫と共に出かけたミアは、プロローグ同様に渋滞に巻き込まれ、高速道路を降りて偶然セブのバーに入る。ミアは店名とロゴがかつて自分が考えたものだと気付き、セブも客にミアがいると気付いて、ミアが最初に惚れ込んだ曲 ("Mia & Sebastian’s Theme") を弾き始める。曲の始まりと共に、セブとミアが結ばれていた場合の5年間が、映画を振り返る走馬燈のように描かれる ("Epilogue") 。曲が終わったところでミア夫妻は店を出るが、最後にふたりは、互いの気持ちを理解するように見つめ合う。
キャスト
- ライアン・ゴズリング - セバスチャン・ワイルダー、ジャズ・ピアニスト
- エマ・ストーン - ミア・ドーラン
- J・K・シモンズ - ビル、レストランの経営者
- フィン・ウィットロック - グレッグ
- ローズマリー・デウィット - セバスチャンの姉
- ミーガン・フェイ - ミアの母親
- ジェイソン・フュークス - カルロ、ミアに執着する脚本家
- ジェシカ・ローゼンバーグ - アレクシス
- ソノヤ・ミズノ - ケイトリン
- キャリー・ヘルナンデス - トレイシー
- ジョン・レジェンド - キース
- ジョシュ・ペンス - ジョシュ
- アンナ・チャゼル - サラ
製作
企画
2014年6月5日、デミアン・チャゼルが自身の脚本を基にしたミュージカル映画の製作を企画しており、マイルズ・テラーとエマ・ワトソンを主演に迎える方向で調整がなされているとの報道があった。ジョーダン・ホロウィッツとフレド・バーガーがプロデューサーとして参加し、ライオンズゲートがアメリカでの配給権を保有するとも報じられていた[14]。
プリプロダクション
2015年4月14日、ライアン・ゴズリングとエマ・ストーンが主役候補として検討されていると報じられた[15]。30日には両名の出演が確定した[16]。7月8日、ジェシカ・ローゼンバーグ、ソノヤ・ミズノ、キャリー・ヘルナンデスら3名がミアのルームメイトとして出演することが決まった[17]。10日、J・K・シモンズとフィン・ウィットロックが本作に出演すると報じられた[18][19][20]。8月4日、ローズマリー・デウィットとジョン・レジェンドの出演が決まった[21][22]。10日、ミーガン・フェイが本作に出演すると報じられた[23]。11日、ジェイソン・フュークスが本作に出演する契約を結んだとの報道があった[24]。
撮影
2015年8月10日、本作の主要撮影がロサンゼルスで始まった[25][26]。高速道路上で「Another Day of Sun」を歌い踊る冒頭のシーンは、スタジオ撮影ではなく、実際にロサンゼルス南部のジャッジ・ハリー・プレガーソンICの一部を借り切って撮影されたものである[27]。
主演のジャズ・ピアニスト役を演じたライアン・ゴズリングは、撮影までの3ヶ月間に渡りピアノ特訓を行い、全てのシーンを実際に弾いている[28]。
音楽
『ラ・ラ・ランド オリジナル・サウンドトラック』 | |
---|---|
ジャスティン・ハーウィッツ の サウンドトラック | |
リリース | |
ジャンル | サウンドトラック、映画音楽 |
レーベル | インタースコープ・レコード |
音楽プロデュースは、デミアン・チャゼル監督の前作『セッション』に引き続き、ジャスティン・ハーウィッツが担当[29]。
2017年2月には、全英アルバム売上チャートの1位を獲得。ミュージカル映画がチャート1位を獲得したのは、2013年『レ・ミゼラブル』以来となる[30]。
# | タイトル | パフォーマー | 時間 |
---|---|---|---|
1. | 「アナザー・デイ・オブ・サン Another Day Of Sun」 | ラ・ラ・ランド・キャスト | |
2. | 「サムワン・イン・ザ・クラウド Someone In The Crowd」 | エマ・ストーン、カーリー・エルナンデス、ソノヤ・ミズノ、ジェシカ・ローテ | |
3. | 「ミアとセバスチャンのテーマ Mia & Sebastian’s Theme」 | ジャスティン・ハーウィッツ | |
4. | 「ア・ラヴリー・ナイト A Lovely Night」 | ライアン・ゴズリング、エマ・ストーン | |
5. | 「ハーマンズ・ハビット Herman’s Habit」 | ジャスティン・ハーウィッツ | |
6. | 「シティ・オブ・スターズ City of Stars」 | ライアン・ゴズリング | |
7. | 「プラネタリウム Planetarium」 | ジャスティン・ハーウィッツ | |
8. | 「サマー・モンタージュ/マデリン Summer Montage / Madeline」 | ジャスティン・ハーウィッツ | |
9. | 「シティ・オブ・スターズ City of Stars」 | ライアン・ゴズリング、エマ・ストーン | |
10. | 「スタート・ア・ファイア Start A Fire」 | ジョン・レジェンド | |
11. | 「エンゲージメント・パーティー Engagement Party」 | ジャスティン・ハーウィッツ | |
12. | 「オーディション(ザ・フールズ・フー・ドリーム) Audition (The Fools Who Dream)」 | エマ・ストーン | |
13. | 「エピローグ Epilogue」 | ジャスティン・ハーウィッツ | |
14. | 「ジ・エンド The End」 | ジャスティン・ハーウィッツ | |
15. | 「シティ・オブ・スターズ (ハミング) City of Stars (Humming)」 | ジャスティン・ハーウィッツ feat. エマ・ストーン |
公開
2015年4月、ライオンズゲートからアメリカ合衆国での配給権を獲得したサミット・エンターテインメントは本作の北米公開日を2016年7月15日とした[16]。2016年3月、サミット・エンターテインメントは本作の北米での限定公開日を2016年12月2日に変更し、16日から拡大公開を開始すると発表した。これは第89回アカデミー賞をはじめとする賞レース参戦を念頭に置いての変更である[31]。
アカデミー賞の前哨戦で善戦したことを受けて、ライオンズゲートは2017年1月13日から本作をIMAXシアターでも上映すると発表した[32]。
日本では2017年2月24日より全国ロードショー公開された。公開に先立って監督のデミアン・チャゼルと主演のライアン・ゴズリングが1月に来日して記者会見を開き、その席でチャゼルは「1965年の日本映画『東京流れ者』(製作:日活、監督:鈴木清順、主演:渡哲也)を隠れたオマージュにした」旨を語っている[33]。興行収入はおよそ1週間後の同年3月2日に10億円を突破し、この年の公開作品で最速記録となった[34]。
評価
第73回ヴェネツィア国際映画祭で上映された際には、極めて高い評価を受けた[35][36]。Deadline.comのピート・ハモンドは「我々は困難な時代に生きているが、この映画は鑑賞に値する作品だ。我々を楽しませてくれるし、人間の新しい一面を見せてくれる。観客は生きていることの喜びを味わえる。アメリカのミュージカルの将来を案じている人間は必ず見るべき映画だ。」と称賛している[37]。
英のBBCは、2016年の映画トップ10で本作を1位に選出している[38]。
俳優のトム・ハンクスは「我々は新しい何か、想像も出来ないものを目にしたとき、『こんな素晴らしいものを創造した神に感謝したい』と思うでしょう。『ラ・ラ・ランド』のような映画はスタジオにとって好ましいものではないのです。この作品はミュージカル映画であり、観客は登場人物と歌に関してよく知っているわけでは無いのですから。」と本作を高く評価しつつ、興行収入ばかりを気にして、新しい潮流を生み出すような映画を制作しようとしない映画会社を批判した[39]。
日本でも多数の著名人が観賞後絶賛のコメントを寄せている[40]。
- 新海誠 - 「大いに堪能しました。夢を追う過程にいる男女の、すがるような自信と傲慢と不安と。一度だけの恋と。音楽と映画の特別な瞬間が何度もありました」
- 上白石萌音 - 「夢も現実も、見える景色も聴こえる音も、全てが儚く美しく、鮮やかでした」
- 大根仁 - 「早くも2017年ナンバー1映画決定!!」
- 西川美和 - 「どうやったらこんなふうなシナリオを書けるのかなあ。巧みさに打ちのめされて、一人で泣きたくなりました。人生の美しさと喪失とをきちんと突き詰めているこの映画は、ほんとうに大人の恋愛歌劇だと思います」
受賞
受賞とノミネート | |||||
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賞・映画祭 | カテゴリ | 対象 | 結果 | ||
第74回ゴールデングローブ賞[4] | 作品賞 (ミュージカル・コメディ部門) |
ラ・ラ・ランド | 受賞 | ||
主演男優賞 (ミュージカル・コメディ部門) |
ライアン・ゴズリング | 受賞 | |||
主演女優賞 (ミュージカル・コメディ部門) |
エマ・ストーン | 受賞 | |||
監督賞 | デミアン・チャゼル | 受賞 | |||
脚本賞 | デミアン・チャゼル | 受賞 | |||
主題歌賞 | "City of Stars" – ジャスティン・ハーウィッツ、Pasek and Paul | 受賞 | |||
作曲賞 | ジャスティン・ハーウィッツ | 受賞 | |||
第70回英国アカデミー賞[41] | 作品賞 | ラ・ラ・ランド | 受賞 | ||
監督賞 | デミアン・チャゼル | 受賞 | |||
撮影賞 | ライナス・サンドグレン | 受賞 | |||
作曲賞 | ジャスティン・ハーウィッツ | 受賞 | |||
主演女優賞 | エマ・ストーン | 受賞 | |||
第89回アカデミー賞[42] | 作品賞 | ラ・ラ・ランド | ノミネート | ||
監督賞 | デミアン・チャゼル | 受賞 | |||
主演男優賞 | ライアン・ゴズリング | ノミネート | |||
主演女優賞 | エマ・ストーン | 受賞 | |||
脚本賞 | デミアン・チャゼル | ノミネート | |||
撮影賞 | ライナス・サンドグレン | 受賞 | |||
編集賞 | トム・クロス | ノミネート | |||
美術賞 | デヴィッド・ワスコ、サンディ・レイノルズ・ワスコ | 受賞 | |||
作曲賞 | ジャスティン・ハーウィッツ | 受賞 | |||
歌曲賞 | "Audition" (ジャスティン・ハーウィッツ、Pasek and Paul) | ノミネート | |||
"City of Stars" (Justin Hurwitz, Pasek and Paul) | 受賞 | ||||
衣裳デザイン賞 | メアリー・ゾフレス | ノミネート | |||
音響編集賞 | ラ・ラ・ランド | ノミネート | |||
録音賞 | ラ・ラ・ランド | ノミネート | |||
第82回ニューヨーク映画批評家協会賞 | 作品賞 | ラ・ラ・ランド | 受賞 | ||
第41回トロント国際映画祭[43] | 観客賞 | ラ・ラ・ランド | 受賞 | ||
第73回ヴェネツィア国際映画祭[44] | 金獅子賞 | デミアン・チャゼル | ノミネート | ||
グリーン・ドロップ賞 | デミアン・チャゼル | ノミネート | |||
女優賞 | エマ・ストーン | 受賞 | |||
第22回放送映画批評家協会賞[45][46] | 作品賞 | フレド・バーガー ゲイリー・ギルバート ジョーダン・ホロウィッツ マーク・E・プラット |
受賞 | ||
監督賞 | デミアン・チャゼル | 受賞 | |||
主演男優賞 | ライアン・ゴズリング | ノミネート | |||
主演女優賞 | エマ・ストーン | ノミネート | |||
脚本賞 | デミアン・チャゼル | 受賞 | |||
撮影賞 | リヌス・サンドグレン | 受賞 | |||
衣裳デザイン賞 | メアリー・ゾフレス | ノミネート | |||
編集賞 | トム・クロス | 受賞 | |||
美術賞 | デヴィッド・ワスコ、サンディ・レイノルズ・ワスコ | 受賞 | |||
作曲賞 | ジャスティン・ハーウィッツ | 受賞 | |||
歌曲賞 | "Audition" (ジャスティン・ハーウィッツ、Pasek and Paul) | ノミネート | |||
"City of Stars" (Justin Hurwitz, Pasek and Paul) | 受賞 | ||||
第64回ゴールデン・リール賞[47] | 長編映画・ミュージカル部門 | ラ・ラ・ランド | 受賞 | ||
第53回映画音響協会賞[48] | 実写映画部門 | ラ・ラ・ランド | 受賞 | ||
第21回全米美術監督組合賞[49] | 現代映画部門 | デヴィッド・ワスコ | 受賞 | ||
第24回ハンプトンズ国際映画祭[50] | 観客賞ナラティヴ部門 | デミアン・チャゼル | 受賞 | ||
第88回ナショナル・ボード・オブ・レビュー賞[51] | 作品賞トップ10 | ラ・ラ・ランド | 受賞 | ||
パームスプリングス国際映画祭2017[52] | ヴァンガード賞 | ラ・ラ・ランド | 受賞 | ||
第32回サンタバーバラ国際映画祭[53] | パフォーマー・オブ・ザ・イヤー | ライアン・ゴズリング、エマ・ストーン | 受賞 | ||
ハリウッド映画賞2016[54] | プロデューサー賞 | マーク・E・プラット (ビリー・リンの永遠の1日とガール・オン・ザ・トレインを含む) |
受賞 | ||
撮影賞 | リヌス・サンドグレン | 受賞 | |||
ハリウッドメディア音楽賞2016[55][56] | 作曲賞 | ジャスティン・ハーウィッツ | ノミネート | ||
主題歌賞 | "Audition" – ジャスティン・ハーウィッツ、Pasek and Paul | ノミネート | |||
"City of Stars" – ジャスティン・ハーウィッツ、Pasek and Paul | 受賞 | ||||
最優秀音楽監督賞 | Steven Gizicki | ノミネート | |||
第21回サテライト賞[57] | 作品賞 | ラ・ラ・ランド | ノミネート | ||
監督賞 | デミアン・チャゼル | 受賞 | |||
主演男優賞 | ライアン・ゴズリング | ノミネート | |||
主演女優賞 | エマ・ストーン | 受賞 | |||
オリジナル脚本賞 | デミアン・チャゼル | ノミネート | |||
撮影賞 | リヌス・サンドグレン | 受賞 | |||
作曲賞 | ジャスティン・ハーウィッツ | 受賞 | |||
主題歌賞 | "Audition" – ジャスティン・ハーウィッツ、Pasek and Paul | ノミネート | |||
"City of Stars" – ジャスティン・ハーウィッツ、Pasek and Paul | 受賞 | ||||
美術賞 | デヴィッド・ワスコ | 受賞 | |||
編集賞 | トム・クロス | ノミネート | |||
衣裳デザイン賞 | メアリー・ゾフレス | ノミネート | |||
音響賞 | ラ・ラ・ランド | ノミネート |
エピソード
脚注
注釈
出典
- ^ “La La Land di Damien Chazelle apre Venezia 73”. 2016年6月18日閲覧。
- ^ “Damien Chazelle's 'La La Land' To Open Venice Film Festival”. 2016年6月18日閲覧。
- ^ “【全米映画ランキング】「スプリット」V2 「バイオハザード」完結編は4位デビュー”. 映画.com. 2017年2月16日閲覧。
- ^ a b “ゴールデングローブ賞発表 「ラ・ラ・ランド」が史上最多7部門を受賞”. 映画.com. (2017年1月9日) 2017年2月16日閲覧。
- ^ “【第89回アカデミー賞】ライアン・ゴズリング主演『ラ・ラ・ランド』が本年度最多13部門14ノミネートを記録!『タイタニック』に並ぶ快挙!”. T-SITEニュース. 2017年2月16日閲覧。
- ^ a b c Chazelle, Damien (2013年4月). “LA LA LAND - April 2013” (PDF). LA Entertainer. 2017年3月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年3月3日閲覧。
- ^ a b c d e Chazelle, Damien. “LA LA LAND” (PDF). ライオンズゲート. 2017年3月3日閲覧。
- ^ 『ラ・ラ・ランド』Music PV "Another day of sun" - ギャガ公式チャンネル - YouTube
- ^ a b c d “【もっと見たくなる!】『ラ・ラ・ランド』ロケ地の撮影秘話と場面写真が一挙解禁!”. T-SITE. TSUTAYA (2017年2月14日). 2017年3月3日閲覧。
- ^ Buchanan, Kyle (2016年9月21日). “Ryan Gosling Wears a Keytar in La La Land, Just FYI”. Vulture.com. 2017年3月3日閲覧。
- ^ “A Lovely Night”. Genius. 2017年3月3日閲覧。
- ^ a b 『セッション』監督のミュージカル!映画『ラ・ラ・ランド』より「City Of Stars」 - シネマトゥディ - YouTube
- ^ 映画『ラ・ラ・ランド』エマ・ストーンが歌う「AUDITION」 -シネマトゥディ - YouTube
- ^ “Miles Teller, Emma Watson Circling Damien Chazelle’s Musical ‘La La Land’ (Exclusive)”. 2016年5月19日閲覧。
- ^ “Ryan Gosling & Emma Stone Circling Damien Chazelle’s ‘La La Land’”. 2016年5月19日閲覧。
- ^ a b “‘Power Rangers,’ Kristen Stewart’s ‘American Ultra’ Land Release Dates”. 2016年5月19日閲覧。
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- ^ “J.K. Simmons to Reunite With 'Whiplash' Director for 'La La Land' (Exclusive)”. 2016年5月19日閲覧。
- ^ “「セッション」監督とJ・K・シモンズ、新作ミュージカル映画で再タッグ”. 2016年5月19日閲覧。
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- ^ “Rosemarie DeWitt Chimes In For ‘La La Land’”. 2016年5月19日閲覧。
- ^ “Tony Sirico Joins Woody Allen’s Latest; Meagen Fay Tunes Up For ‘La La Land’”. 2016年5月19日閲覧。
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- ^ https://twitter.com/lionsgatemovies/status/630872652148703232
- ^ “On the Set for 8/14/15: Marlon Wayans Starts Fifty Shades of Black, Bill Condon Wraps Up Beauty and The Beast”. 2016年5月19日閲覧。
- ^ “How ‘La La Land’ Staged a Dance Number on an L.A. Freeway”. 2017年2月3日閲覧。
- ^ “これさえ知っておけばもっと楽しめる!映画『ラ・ラ・ランド』で見逃したくない4つのシーン。”. VOGUE JAPAN. 2017年2月16日閲覧。
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- ^ “『ラ・ラ・ランド』のサウンドトラック、全英アルバム・チャートの首位に”. MTV JAPAN. 2017年2月18日閲覧。
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- ^ “「ラ・ラ・ランド」監督、渡哲也主演映画オマージュ”. ニッカンスポーツ・コム. 日刊スポーツ新聞社. (2017年1月27日) 2017年2月22日閲覧。
- ^ “『ラ・ラ・ランド』興収10億円を最速突破!すでに“社会現象化”始まる!”. T-SITE NEWS. TSUTAYA (2017年3月3日). 2017年3月3日閲覧。
- ^ “Stone and Ryan Gosling’s ‘La La Land’ gets rave reviews in Venice”. 2016年9月3日閲覧。
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- ^ “『君の名は。』も選出!英BBCが選ぶ2016年ベスト映画トップ10”. シネマトゥデイ. (2016年12月26日) 2016年12月26日閲覧。
- ^ “Tom Hanks Interrupts His Own ‘Sully’ Q&A To Lavishly Praise ‘La La Land’ – Telluride”. 2016年11月4日閲覧。
- ^ “「ラ・ラ・ランド」を新海誠、大根仁、西川美和、椎名林檎らが絶賛、特別動画も公開”. 映画ナタリー (2017年2月15日). 2017年2月26日閲覧。
- ^ “英国アカデミー賞 『ラ・ラ・ランド』5部門受賞”. AFP通信 (2017年2月13日). 2017年2月14日閲覧。
- ^ “アカデミー賞ノミネート「ラ・ラ・ランド」13部門14ノミネート ジブリ作品も候補に”. The Huffington Post. (2017年1月25日) 2017年2月16日閲覧。
- ^ “TIFF People's Choice Award cements La La Land's place in Oscar race”. Entertainment Weekly (September 18, 2016). October 27, 2016閲覧。
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- ^ “Tom Ford, Marc Platt & Kenneth Lonergan to be Honored”. Hollywood Film Awards (October 19, 2016). November 2, 2016閲覧。
- ^ “Justin Timberlake & Alexandre Desplat Among Winners At Hollywood Music In Media Awards”. November 18, 2016閲覧。
- ^ McNary, Dave (November 2, 2016). “‘La La Land’ Scores Three Hollywood Music in Media Nominations”. Variety. November 3, 2016閲覧。
- ^ Kilday, Gregg (November 29, 2016). “Satellite Awards Nominees Revealed”. The Hollywood Reporter. November 29, 2016閲覧。
- ^ Ben Beaumont-Thomas (2015年2月23日). “JK Simmons wins best supporting actor Oscar for Whiplash”. ガーディアン. 2017年3月4日閲覧。
- ^ “Another Day of Sun”. Genius. 2017-03–03閲覧。
外部リンク
- 公式ウェブサイト
- ラ・ラ・ランド (@lalaland0224) - X(旧Twitter)
- La La Land - Official Movie Site
- ラ・ラ・ランド - allcinema
- ラ・ラ・ランド - KINENOTE
- La La Land - IMDb