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== 駅構造 == |
== 駅構造 == |
2017年1月11日 (水) 01:40時点における版
米子駅 | |
---|---|
駅舎 | |
よなご Yonago (ねずみ男駅) | |
所在地 | 鳥取県米子市弥生町2 |
所属事業者 | 西日本旅客鉄道(JR西日本) |
電報略号 |
ヨナ(旅客駅) ヨナソ(貨物駅) |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 3面6線 |
乗車人員 -統計年度- |
3,714人/日(降車客含まず) -2015年- |
開業年月日 | 1902年(明治35年)11月1日 |
乗入路線 3 路線 | |
所属路線 |
山陰本線 ( 伯備線直通含む) |
キロ程 |
323.0km*(京都起点) 岡山から伯備線経由で159.1 km |
◄東山公園 (1.8 km) (8.8 km) 安来► | |
所属路線 | 境線 |
キロ程 | 0.0 km(米子起点) |
(1.0km) 博労町► | |
備考 |
直営駅(管理駅) みどりの窓口有 |
* 2015年まで営業していた貨物駅は京都起点 324.2km。 |
米子駅(よなごえき)は、鳥取県米子市弥生町2番地にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)の駅である。
概要
米子市の中心駅であるほか、西日本旅客鉄道米子支社も同居している。
山陰本線を所属線としており[1]、当駅を起点とする境線を加えた2路線が乗り入れている。また、2駅隣の伯耆大山駅から分岐する伯備線の列車も運転系統上当駅を基点としており、事実上3路線4方向の列車が利用できる。また、境線の駅としての愛称「ねずみ男駅」が付与されている(後述)。
当駅は管理駅長が配置された直営駅であり、管理駅として山陰本線の中山口駅 - 東山公園駅間・伯備線の上石見駅 - 岸本駅間各駅および境線内の全ての駅を管轄している。
かつては日本貨物鉄道(JR貨物)の貨物駅もあり、山陰本線のみ第二種鉄道事業免許を有していたが、2015年春のダイヤ改正以降に貨物列車の乗り入れが無くなり、その後山陰本線の事業免許も廃止されたため、貨物駅も廃止となった[2]。
乗り入れる特急・快速列車
- 山陰本線
- 山陰本線から伯備線などへ直通
歴史
1926年から1938年には路面電車の米子電車軌道が駅前に、1924年から1967年には鉄道路線の法勝寺電鉄線が駅付近にあった米子市駅よりそれぞれ発着していた。
- 1902年(明治35年)11月1日 - 官設鉄道の境駅(現 境港駅) - 御来屋駅間開業に伴い設置され、客貨取扱を開始する。
- 1908年(明治41年)4月5日 - 当駅から安来駅までが開業し、当駅 - 境駅間は支線扱いとなる。
- 1909年(明治42年)10月12日 - 路線名称制定により、鳥取駅 - 当駅 - 松江駅間は山陰本線、当駅 - 境駅間は境線となる。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により、西日本旅客鉄道・日本貨物鉄道の駅となる。
- 2005年(平成17年)3月17日 - 通称として「ねずみ男駅」の使用を開始する。
- 2011年(平成23年)3月24日 - JRおよび国と米子市が事業費を負担し、バリアフリーに対応した駅構内の跨線橋や多機能トイレなどの供用を開始する[3]。
- 2015年(平成27年)
- 2016年(平成28年)
駅構造
島式ホーム3面6線を有する地上駅。1番のりばは駅舎に面しており、境線専用の0番のりば(霊番のりば)は1番のりばホームの東側の切り欠き部にある。2・3番のりばと4・5番のりばとは跨線橋で連絡している。かつては1番のりばと2番のりばの間にホームのない中線があり、機回しや貨物列車の待避・通過に使用されたほか、後藤総合車両所へ向かう列車が待避・発車していた。
のりば
のりば | 路線 | 方向 | 行先 | 備考 |
---|---|---|---|---|
0(霊) | 境線 | - | 境港方面 | |
1 | 山陰本線 | 上り | 倉吉・鳥取方面 | 全ての特急含む |
伯備線 | - | 新見・倉敷・岡山方面 | 全ての特急含む | |
2・3 4・5 |
山陰本線 | 下り | 松江・出雲市方面 | 特急は主に2番のりば |
山陰本線 | 上り | 倉吉・鳥取方面 | 快速・普通のみ | |
伯備線 | - | 新見・倉敷・岡山方面 | 普通列車のみ | |
境線 | - | 境港方面 | 山陰本線からの直通、4番のりば |
配線上では1番のりばが山陰上り本線、2番のりばが山陰下り本線となっており、特急列車は一部の例外を除いてこれらのホームに発着する。2番のりばからは伯耆大山方面への折り返しが出来るようになっている一方、1番のりばからは松江方面への発車はできない(出発信号機がないため)。山陰本線(倉吉・鳥取方面)と境線(境港方面)を直通運転する列車は山陰本線ホームに発着し、スイッチバックを行う。
霊番のりば
境線が発着する0番のりばは、番号の読みである「れい」に掛けて「霊番のりば」とも呼称されている。
同線は、沿線にある境港市が水木しげる(漫画家)の出身地であることに因み、『ゲゲゲの鬼太郎』のイラストを描いた「鬼太郎列車」を運行するなど、同作品の世界観を用いた旅客誘致がなされており、のりば呼称もその一環である。また、2005年3月17日には木彫りのねずみ男像を設置するとともに、「ねずみ男駅」の通称の使用を開始した[6][7]。
同線では鬼太郎などが描かれたフルラッピング列車も運行している。
駅構内の主な施設
- JR西日本米子支社
- 旅行代理店(日本旅行米子支店)
- お菓子の壽城
- コンビニエンスストア(セブン-イレブン ハートインJR米子駅店)
- 米子市観光案内所
- 吾左衛門鮓(そば・うどん・駅弁)
- キオスク大山(お土産物)
- ひゅ~どろ堂(鬼太郎・妖怪グッズ)
- スイートランドTAKARA
- カフェエスタシオン
- 駅なかマルシェ
- てもみジョーズ
- グリル大山
- ATMコーナー(鳥取銀行・山陰合同銀行)
南北一体化事業
米子駅は、山陰地方の他の主要駅(鳥取駅・倉吉駅・松江駅・出雲市駅・浜田駅など)のような「南北両側に出入口がある駅」ではなく、駅ビルや駐車場、タクシー乗降場やバスターミナルなどの施設が駅の北側(明治町・末広町方面)に集中しており、南側(目久美町方面)には駅への出入口がないため直接的には駅を利用できず、南北間の歩行者の交通の妨げにもなっている。
この課題を解決するべく、米子市では1995年(平成7年)の米子駅周辺整備計画調査を機に、南北自由通路の設置及び駅南地区の開発を中心とする南北一体化事業を計画し、JR西日本米子支社・鳥取県との間で協議が行われている。
計画では、現在の駅ビルの約3分の2を取り壊し、跡地の一部に2階建ての橋上駅舎を建設する。これを北口とし、その2階と幅員6mの南北自由通路を連結。南口には駅南広場を新たに整備し、北口同様タクシー乗降場を設け、その他一般車両駐車場や駐輪場・バス乗降場などを整備する予定である[8][9]。
バリアフリー化
南北一体化事業の一環として、2011年(平成23年)3月24日の始発から、各ホームにエスカレーター(上りのみ)とエレベーターを備えた新たな陸橋が完成し供用を開始した[3]。この陸橋の完成により、当駅に停車する列車は新陸橋に合わせ停止位置をずらすようになったため、以前より東西に1箇所ずつあった陸橋のうち、西側の陸橋が閉鎖された。
駅弁
製造販売は米吾。主な駅弁は下記の通り[10]。
- 赤貝めし
- 伯耆物語
- 山陰吾左衛門寿し本舗 海の宝箱
- 吾左衛門鮓 鯖
- 吾左衛門鮓 蟹
- 吾左衛門鮓 鱒
- 吾左衛門鮓 鯛
- 大山おこわ弁当
- 白いかと蟹の海鮮丼
- かにちらし寿司
- 吾左衛門寿し 燻し鯖5貫セット
- 吾左衛門 5切セット
- 吾左衛門鮓本舗 鯵
- 山陰吾左衛門寿し本舗 鯖
- 山陰吾左衛門寿し本舗 蟹
- 吾左衛門弁当
- 吾左衛門鮓 漬け 鯵
- 吾左衛門の燻し鮓・鯖
利用状況
「数字で知る米子市」によると、2015年度の1日平均乗車人員は3,714人である。
各年度の1日平均乗車人員は以下の通りである[11]。
年度 | 1日平均 乗車人員 |
---|---|
2005年 | 4,204 |
2006年 | 4,052 |
2007年 | 4,028 |
2008年 | 3,919 |
2009年 | 3,668 |
2010年 | 3,706 |
2011年 | 3,670 |
2012年 | 3,702 |
2013年 | 3,763 |
2014年 | 3,604 |
2015年 | 3,714 |
貨物駅
かつて鳥取県米子市陰田町331-2にあったJR貨物の貨物駅で、旅客駅の南西にあった。通称を米子操車場と称している。しかし、2015年3月14日ダイヤ改正より、伯耆大山駅の新設コンテナホームが供用を開始したため、当駅の機能は伯耆大山駅に集約された。これにより、当駅に発着する定期貨物列車は、伯耆大山駅に終点変更される形で全廃され[4]、山陰本線伯耆大山駅 - 東松江駅間の貨物取扱い自体も同年4月1日付で廃止されている[2]。
2015年3月14日ダイヤ改正以前は、西岡山駅との間に2往復、伯耆大山駅との間に1往復の貨物列車が運行されていたほか、東松江オフレールステーションとの間にトラック便が設定されていた。トラック便についても、2015年3月14日ダイヤ改正より伯耆大山駅への発着に変更された[12]。
取扱貨物
また、産業廃棄物・特別産業廃棄物の取扱許可を得ていた。
駅構造
コンテナホーム2面、コンテナ荷役線3本、その他数本の留置線群や着発線群を有する。営業窓口であるJR貨物米子営業所を併設していたが、こちらも伯耆大山駅へと移転した[13]。2015年3月14日のダイヤ改正で伯耆大山駅への発着に変更された後も建物や操車場跡地は取り壊されておらず、残されている(2015年7月現在)[要出典]。
駅周辺
駅の東側には「だんだん広場」があり、山陰で初めての鉄道路線を記念した記念碑やモニュメントなどがある。
- 公共施設など
- 日本交通米子駅前バスターミナル - 窓口・待合所および立体駐車場が設置されている。
- 米子市役所
- 米子市美術館
- 米子市立図書館
- 山陰歴史館(旧 市役所)
- 米子コンベンションセンター
- 米子市文化ホール
- 湊山公園(米子城跡)[14]
- やまつみスポーツクラブ : NPO法人やまつみスポーツクラブが運営している。
- 文教施設
- 鳥取大学医学部(米子キャンパス) : 医学科・生命科学科・保健学科が置かれている。
- 主な商業施設・企業
- 主な宿泊施設
- 金融機関など
- その他
路線バスなど
駅構内
バスのりばは駅前にある。
- 0番のりば
- 有料送迎バス
- ウインズ米子(日本交通、日ノ丸バスに委託)
- 1番のりば
- 2番のりば
- 3番のりば
- 4番のりば
- 日本交通
- (大山観光道路(鳥取県道24号米子大山線)経由)医療センター入口・尾高・大山寺
- 5番のりば
- 6番のりば
- 7番のりば
- 8番のりば
- 日ノ丸バス
- 手間・御内谷
- 永江団地→米子高校循環(右回り)
- 永江団地・岩屋谷
- 伯耆町役場前・溝口駅前・江尾・根雨・日野病院
- 9番のりば・10番のりば・11番のりば
- キャメル号(東京方面)
- 出雲・松江・米子ドリーム名古屋号(名古屋方面)
- 米子エクスプレス京都号(京都方面)
- 山陰特急バス(大阪・神戸方面)
- ももたろうエクスプレス(岡山方面)
- フライングフィッシュ号(福山方面)
- メリーバード号(広島方面)
- 大山号(福岡方面)
その他
下記の路線は、駅前の鳥取県道102号米子広瀬線沿いにあるバス停から発車する。
- 米子市文化ホール前
- 日ノ丸バス
- 錦海団地・祇園町車庫
- ホテルハーベストイン米子前
- 無料送迎バス
隣の駅
※特急列車については各列車記事を参照してほしい。
- 西日本旅客鉄道
- 山陰本線・ 伯備線(伯備線は伯耆大山駅まで山陰本線)
- 境線(全定期列車が各駅に停車)
- 米子駅(ねずみ男駅) - 博労町駅(コロポックル駅)
脚注
- ^ 『停車場変遷大事典 国鉄・JR編』JTB 1998年
- ^ a b c 電気車研究会『平成二十七年度 鉄道要覧』p.14
- ^ a b JR米子駅バリアフリー設備 24日供用開始 - 47NEWS(ソース元は日本海新聞、2011年3月24日付、2013年4月23日閲覧) ※ページのソース表示により全文を確認。
- ^ a b 平成27年3月時刻改正 新しい輸送サービスのご案内 (PDF) - 日本貨物鉄道(2014年12月19日付)、2014年12月21日閲覧。
- ^ a b 山陰線(出雲市~伯耆大山駅間)、伯備線(根雨駅、生山駅、新見駅)ICOCAご利用開始日・自動改札機ご利用開始日決定! - 西日本旅客鉄道(2016年10月18日付)
- ^ ねずみ男駅に霊番のりば JR米子駅 - 共同通信(2005年3月14日付、2013年4月23日閲覧)
- ^ JR境線 米子駅が「ねずみ男駅」に(近況) - げげげ通信(水木プロダクション、2005年3月17日付、2013年4月23日閲覧)
- ^ “JR米子支社:ビル新築 南北一体化で駅構内に 18年度完成予定 /鳥取”. 毎日新聞社. 2016年9月25日閲覧。
- ^ パブリックコメント資料(計画案) (PDF, 2.22 MB) - 米子市(2016年9月25日閲覧)
- ^ 『JR時刻表』2015年7月号、交通新聞社、2015年、340頁。
- ^ 交通 - 米子市
- ^ 『貨物時刻表 平成27年3月ダイヤ改正』、鉄道貨物協会、2015年、148頁。
- ^ 『貨物時刻表 平成27年3月ダイヤ改正』、鉄道貨物協会、2015年、198頁。
- ^ 湊山公園(体育施設) - 米子市(2013年4月23日閲覧)
- ^ 米子市児童文化センター(公式サイト) ※「ご案内」を参照。
関連項目
外部リンク
- 米子駅|駅情報:JRおでかけネット - 西日本旅客鉄道
- 日本旅行米子支店