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名寄高校駅

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
東風連駅から転送)
名寄高校駅[※ 1]
駅全景(2022年4月)
なよろこうこう
Nayorokōkō
W46 風連 (6.0 km)
(2.1 km) 名寄 W48
地図
所在地 北海道名寄市徳田
北緯44度19分51.1秒 東経142度27分55.5秒 / 北緯44.330861度 東経142.465417度 / 44.330861; 142.465417座標: 北緯44度19分51.1秒 東経142度27分55.5秒 / 北緯44.330861度 東経142.465417度 / 44.330861; 142.465417
駅番号 W47
所属事業者 北海道旅客鉄道(JR北海道)
所属路線 宗谷本線
キロ程 74.1 km(旭川起点)
電報略号 ヒレ(東風連駅時代のもの)[1]
駅構造 地上駅
ホーム 1面1線
乗降人員
-統計年度-
2人/日
-2014年-
開業年月日 1956年昭和31年)9月20日
備考 無人駅
  1. ^ 2022年令和4年)3月12日稚内駅方面へ1.5 km(旭川起点74.1 km)移設の上、「東風連駅」から「名寄高校駅」に改称[JR北 1]
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名寄高校駅(なよろこうこうえき)は、北海道名寄市徳田にある、北海道旅客鉄道(JR北海道)宗谷本線である。事務管理コードは▲121817[2]駅番号W47。全ての普通列車快速「なよろ」が停車する。

歴史

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年表

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  • 1956年昭和31年)9月20日日本国有鉄道により東風連駅(ひがしふうれんえき)として開業[3][4][1]。旅客のみ取扱い。
  • 1987年(昭和62年)4月1日国鉄分割民営化により、北海道旅客鉄道(JR北海道)の駅となる[4]
  • 1999年平成11年)7月:ホームを稚内方面向かって右側から左側に移設[5]
  • 2019年(平成31年・令和元年):名寄市がJR北海道に駅の移設を要望[6]
    • 移転直前の利用者について「ほとんどが名寄高校の生徒[7]」であったとされており、駅の利便性向上と名寄高校の魅力向上を目的に要望された[JR北 2][JR北 3]
  • 2020年(令和2年):同年度の名寄市予算案に移転にかかる実施設計費として1,369.7万円計上[8]
  • 2021年(令和3年):同年度の名寄市予算案に駅移転に係る事業費として4,780万円を計上[9]。同年度中に名寄市の単独事業として着工[10]
  • 2022年(令和4年)3月12日稚内駅方面へ1.5 km 移設(旭川起点74.1 km地点、名寄市徳田地内)、名寄高校駅に改称[11][JR北 2][JR北 3][JR北 1][6]。すべての普通・快速列車(上下計24本)を停車[JR北 3][JR北 1]
    • 移転直前の時点では一部の普通列車のみ(上下各4本、計8本)の停車であった[12][JR北 1]

駅名の由来

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旧駅名由来は風連町の東方にあるため[3]。現在の駅名は、移転後の最寄り施設である北海道名寄高等学校からとったもので、移転の要望に際して名寄市が仮称として用いていたものであった[6]

駅構造

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単式ホーム1面1線(長さ約50 m、幅約2 m)の地上駅。ホームは稚内方面に向かって左側に位置し、階段のほかスロープが設けられている。ホームに上屋はないが、駅正面に雨や雪を防ぐ待合施設が設置されている。また駅整備に合わせて名寄市がコミュニティスペースの設置を検討している[6]

士別駅管理の無人駅。移設後の駅施設は名寄市の財産となっている[6]

移転前の駅構造

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1993年(平成5年)時点では、稚内方面に向かって右側に単式ホーム、その傍らに木造の待合所(日進駅と類似)が設けられていたが[1]、1999年(平成11年)に反対側(稚内方面に向かって左)にホームを移設し、プレハブの小屋を待合所としていた[5]

利用状況

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乗車人員の推移は以下のとおり。年間の値のみ判明している年については、当該年度の日数で除した値を括弧書きで1日平均欄に示す。また、「JR調査」については、当該の年度を最終年とする過去5年間の各調査日における平均である。

年度 乗車人員 出典 備考
年間 1日平均 JR調査
1978年(昭和53年) 16.0 [13]
1992年(平成04年) (2.0) [14] 1日乗降客数4名
2015年(平成27年) 「10名以下」 [JR北 4]
2017年(平成29年) 22.8 [JR北 5]
2019年(令和元年) 13.6 [JR北 6]
2022年(令和04年) 「10名以上」 [JR北 7] 移設に伴い、同年度単独の値で計算
2023年(令和05年) 12.6 [JR北 8]
  • 名寄市の試算では、移設後の1日あたり利用者数は50 - 60人程度を見込んでいる[15]

駅周辺

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隣の駅

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北海道旅客鉄道(JR北海道)
宗谷本線
快速「なよろ」・普通
風連駅 (W46) - 名寄高校駅 (W47) - 名寄駅 (W48)

脚注

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  1. ^ a b c 宮脇俊三原田勝正 著、二見康生 編『北海道630駅』小学館〈JR・私鉄各駅停車〉、1993年6月20日。ISBN 4-09-395401-1 
  2. ^ 日本国有鉄道営業局総務課 編『停車場一覧 昭和41年3月現在』日本国有鉄道、1966年、239頁。doi:10.11501/1873236https://doi.org/10.11501/18732362022年12月10日閲覧 
  3. ^ a b 『北海道 駅名の起源』(第1版)日本国有鉄道北海道総局、札幌市、1973年3月25日、175-176頁。ASIN B000J9RBUY 
  4. ^ a b 曽根悟(監修) 著、朝日新聞出版分冊百科編集部 編『週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR』 20号・宗谷本線/留萌本線、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2009年11月2日、14-17頁。 
  5. ^ a b “全駅DATA 石北本線②(上川〜網走) 宗谷本線”. 週刊JR全駅・全車両基地 (朝日新聞出版) (No.60): pp.19-27. (2013-10-03). 
  6. ^ a b c d e JR宗谷本線「東風連駅」移設して「名寄高校駅」21年度末開業へ 名寄市が移設費用支出”. 北海道リアルエコノミー. 2020年11月26日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年12月11日閲覧。
  7. ^ 名寄市議会「市民との意見交換会」における市民要望(市長回答)” (PDF). 令和元年度 第1回「市民との意見交換会」内容報告. 名寄市. p. 8. 2020年5月28日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年5月28日閲覧。
  8. ^ 令和2年度(2020)名寄市各会計予算総括表” (PDF). 名寄市. p. 9. 2022年2月26日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年2月26日閲覧。
  9. ^ 令和3年度 名寄市各会計予算案の概要” (PDF). 名寄市. p. 9. 2022年2月25日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年2月26日閲覧。
  10. ^ “JRの赤字路線に「高校駅」 自治体が費用負担のワケ”. 朝日新聞. (2021年1月14日). オリジナルの2021年1月16日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20210116070019/https://www.asahi.com/articles/ASP1G02DLP1FIIPE01N.html 2021年1月16日閲覧。 
  11. ^ 『北海道時刻表』第63巻第3号、交通新聞社、2022年2月25日、132 - 134頁。 
  12. ^ 『北海道時刻表』第62巻第3号、交通新聞社、2021年2月25日、132 - 134頁。 
  13. ^ 藤田, 稔 編『国鉄全駅大事典』藤田書店、1980年4月30日、887頁。doi:10.11501/12065814https://dl.ndl.go.jp/pid/12065814 
  14. ^ 宮脇, 俊三原田, 勝正 著、二見康生 編『北海道630駅』小学館〈JR・私鉄各駅停車〉、1993年6月20日、145頁。ISBN 4-09-395401-1 
  15. ^ JR宗谷線 名寄高校前に駅を移設 通学の利便性向上に期待”. 北海道 NEWS WEB. NHK (2022年3月12日). 2022年3月18日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年3月18日閲覧。

JR北海道

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  1. ^ a b c d e 2022年3月ダイヤ改正について』(PDF)(プレスリリース)北海道旅客鉄道、2021年12月17日。オリジナルの2021年12月17日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20211217052031/https://www.jrhokkaido.co.jp/CM/Info/press/pdf/20211217_KO_kaisei.pdf2021年12月17日閲覧 
  2. ^ a b 東風連駅の移設及び駅名の改称について』(PDF)(プレスリリース)北海道旅客鉄道、2021年4月8日。オリジナルの2021年4月8日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20210408054000/https://www.jrhokkaido.co.jp/CM/Info/press/pdf/210408_KO_Station.pdf2021年4月8日閲覧 
  3. ^ a b c 来春のダイヤ見直しについて』(PDF)(プレスリリース)北海道旅客鉄道、2021年9月15日、2頁。オリジナルの2021年9月15日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20210915064355/https://www.jrhokkaido.co.jp/CM/Info/press/pdf/20210915_KO_3.pdf2021年9月15日閲覧 
  4. ^ 極端にご利用の少ない駅(3月26日現在)” (PDF). 平成28年度事業運営の最重点事項. 北海道旅客鉄道. p. 6 (2016年3月28日). 2017年9月25日閲覧。
  5. ^ 駅別乗車人員(【別添資料】(2)宗谷本線(旭川・稚内間)の状況)” (PDF). 宗谷線(旭川~稚内間)事業計画(アクションプラン). 北海道旅客鉄道. pp. 11-12 (2019年4月). 2019年4月18日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年4月18日閲覧。
  6. ^ 駅別乗車人員(【別添資料】(2)宗谷本線(旭川・稚内間)の状況)” (PDF). 宗谷線(旭川~稚内間)第2期事業計画(アクションプラン). p. 10 (2021年4月16日). 2021年4月19日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年4月29日閲覧。
  7. ^ 駅別乗車人員” (PDF). 地域交通を持続的に維持するために > 全線区のご利用状況. 北海道旅客鉄道 (2023年). 2023年9月26日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年9月26日閲覧。
  8. ^ 宗谷線(旭川・稚内間) 事業の抜本的な改善方策の実現に向けた実行計画(2024(令和6)~2026(令和8)年度)” (PDF). 北海道旅客鉄道 (2024年). 2024年9月8日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年9月8日閲覧。

関連項目

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外部リンク

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