コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

伊勢赤十字病院

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
山田赤十字病院から転送)
伊勢赤十字病院
情報
英語名称 Ise Red Cross Hospital
前身 宇治山田町立病院
日本赤十字社三重支部山田病院
山田赤十字病院
標榜診療科 内科
消化器科
循環器科
呼吸器科
神経科
神経内科
精神科
小児科
外科
呼吸器外科
心臓血管外科
脳神経外科
整形外科
眼科
耳鼻咽喉科
皮膚科
泌尿器科
産婦人科
放射線科
麻酔科
歯科
許可病床数 655床
一般病床:651床
感染症病床:4床
職員数 1,195人
機能評価 一般500床以上:Ver4.0
開設者 日本赤十字社 三重県支部(三重県知事
管理者 伊勢赤十字病院長
開設年月日 1904年2月1日
所在地
516-8512
三重県伊勢市船江一丁目471番2
位置 北緯34度30分9秒 東経136度42分42秒 / 北緯34.50250度 東経136.71167度 / 34.50250; 136.71167
二次医療圏 南勢志摩(伊勢志摩サブ)
PJ 医療機関
テンプレートを表示
赤十字の標章
旧・山田赤十字病院

伊勢赤十字病院(いせせきじゅうじびょういん)は、三重県伊勢市にある医療機関日本赤十字社三重県支部が設置し、三重県南部における基幹病院の一つである[1]

当院は、日本赤十字社初の支部病院として病院である[2]

概要

[編集]

集中治療室(ICU / CCU:8床) 高度治療室(HCU:8床)脳卒中ケアユニット(SCU:6床)新生児集中治療室(NICU:9床)新生児治療回復室(GCU:6床)を備える。 

近隣からは、「日赤」や「日赤病院」と称される。2011年(平成23年)12月までは伊勢市御薗町高向にあり「山田赤十字病院」と称した。病院名の冠「山田」は伊勢市北部の旧地名に由来する。2012年平成24年)1月に既存施設の老朽化・狭隘化により、伊勢市御薗町高向から船江に病院機能を移転。

なお、旧・山田赤十字病院の建物と敷地は、売却が検討され[1]、伊勢市常磐の医療法人全心会伊勢慶友病院の不動産管理法人への売却が決まった[3]。これにより旧山田赤十字病院跡地には2023年(令和5年)春頃をめどに伊勢慶友病院を新築移転する形で新病院「伊勢ひかり病院」が開設される予定である[4]

旧山田赤十字病院に併設する老人保健施設「虹の苑」については、伊勢赤十字病院の付帯施設となったが病院の移転後も同じ場所で運営されてきた[4]。しかし、施設の効率的な運営や地域福祉の機能保全などから、こちらも2023年4月1日に医療法人全心会に事業譲渡されることになった[4]。2024年5月時点、三重県選挙管理委員会より、不在者投票のできる施設の一つとして指定されている。[5]

現・伊勢赤十字病院

[編集]

山田赤十字病院の老朽化に伴い、東洋紡績(現・東洋紡)伊勢工場の跡地である伊勢市船江一丁目(ミタス伊勢隣接地)に伊勢赤十字病院が建設された[6]。「高度医療の提供」と「職員の就労環境向上」を目的とし、前者はリニアックの導入やPET検査室の新設、後者は医療現場と医局食堂などの職員専用空間の区分などに現れている[6]。屋上庭園や地域住民向けの多目的ホールなども設けられた[6]。2012年(平成24年)1月4日から診療を開始した[6]。 2ヶ月間隔の輪番制で三重大学医学部附属病院ドクターヘリを共同運行[7]

旧・山田赤十字病院

[編集]

沿革

[編集]

診療科

[編集]

診療科

[編集]

診療協働部門

[編集]
  • 看護部
  • 薬剤部
  • 臨床検査部
  • 放射線科部
  • 病理部
  • 医療社会事業部
  • 救急部
  • 健診部
  • 事務部

付帯施設

[編集]
  • 伊勢赤十字訪問看護ステーション

医療機関の指定等

[編集]

交通アクセス

[編集]
  • JR参宮線・近鉄山田線 伊勢市駅下車、徒歩で約20分程度。
  • 三重交通バス(JR・近鉄:伊勢市駅、近鉄:宇治山田駅より)
    • 「伊勢赤十字病院」行きに乗車、「伊勢赤十字病院」停留所下車、徒歩ですぐ。

参考文献

[編集]
  • 『百年の歩み 山田赤十字病院』(発行日:2004年10月5日、編集:百周年記念誌編集委員会、発行者:山田赤十字病院)

脚注

[編集]

注釈

[編集]
  1. ^ 『宇治山田市史』(昭和4年発行)および『伊勢市史』(昭和43年発行)では山田病院の前身として記載。

出典

[編集]
  1. ^ a b c d 渡辺大地"つなごう医療 中日メディカルサイト|伊勢赤十字病院が完成"2011年10月30日(2011年11月28日閲覧。)
  2. ^ a b c d e f g h i j 加藤昭 “山田赤十字病院の歴史”. 日本病院会雑誌 1995年3月号 (日本病院会) (1995年3月).pp147
  3. ^ 伊勢新聞"伊勢赤十字病院 旧病院跡地など売却 伊勢慶友病院、移転へ"<ウェブ魚拓>2012年12月20日(2013年1月14日閲覧。)
  4. ^ a b c “伊勢赤十字病院の老健施設を事業譲渡”. 伊勢新聞. (2022年11月19日). https://www.isenp.co.jp/2022/11/19/84545/ 2022年11月20日閲覧。 
  5. ^ 令和6年5月17日三重県選挙管理委員会告示第19号 不在者投票のできる施設の指定 例規集
  6. ^ a b c d e f "来年1月4日に診療開始 最新の高度医療機器を導入 伊勢赤十字病院"伊勢志摩ホームニュース2011年11月19日付、2ページ
  7. ^ HEM-net2020年2月11日閲覧
  8. ^ a b c d e f g 『三重経済年鑑 昭和20年度版』 伊勢新聞社、1944年12月15日。pp勝つ前線に負けない銃後96
  9. ^ 加藤昭 “山田赤十字病院の歴史”. 日本病院会雑誌 1995年3月号 (日本病院会) (1995年3月).pp148-149
  10. ^ a b c d e f g 加藤昭 “山田赤十字病院の歴史”. 日本病院会雑誌 1995年3月号 (日本病院会) (1995年3月).pp149
  11. ^ a b c 加藤昭 “山田赤十字病院の歴史”. 日本病院会雑誌 1995年3月号 (日本病院会) (1995年3月).pp150
  12. ^ a b 日本の赤十字刊行会 『日本の赤十字』 日本赤十字社、1956年9月15日。pp260
  13. ^ a b 日本医学百年史刊行会 『日本医学百年史』 臨牀医学社、1957年1月1日。pp272
  14. ^ a b c d e f 加藤昭 “山田赤十字病院の歴史”. 日本病院会雑誌 1995年3月号 (日本病院会) (1995年3月).pp151
  15. ^ 厚生労働省HP 特定並びに第一種感染症指定医療機関の指定状況(平成24年4月1日現在)
  16. ^ 厚生労働省HP 第二種感染症指定医療機関の指定状況(平成24年4月1日現在)

関連項目

[編集]

外部リンク

[編集]