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北永山駅

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
北永山仮乗降場から転送)
北永山駅
駅全景(2017年10月)
きたながやま
Kita-nagayama
W31 永山 (2.1 km)
(5.7 km) 比布 W34
地図
所在地 北海道旭川市永山町14丁目
北緯43度49分36.5秒 東経142度27分16.8秒 / 北緯43.826806度 東経142.454667度 / 43.826806; 142.454667座標: 北緯43度49分36.5秒 東経142度27分16.8秒 / 北緯43.826806度 東経142.454667度 / 43.826806; 142.454667
駅番号 W32
所属事業者 北海道旅客鉄道(JR北海道)
所属路線 宗谷本線
キロ程 11.4 km(旭川起点)
電報略号 キヤ
駅構造 地上駅
ホーム 1面1線
乗降人員
-統計年度-
136人/日
-2014年-
開業年月日 1947年(昭和22年)12月
備考 無人駅
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北永山駅(きたながやまえき)は、北海道上川総合振興局旭川市永山町14丁目[1]にある北海道旅客鉄道(JR北海道)宗谷本線である。電報略号キヤ[2]事務管理コードは▲121804[3]駅番号W32

一部の普通列車のみが停車し、2020年3月14日改正時点で下り8本・上り9本のみ停車する[4]

歴史

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1977年の移転前の北永山駅と周囲約500m範囲。右上が名寄方面。現在の位置より600m名寄側の、当麻町との境界近く、石狩川橋梁へのカーブの手前にあった。旭川寄りの踏切横からホームを回りこむような小道を約100m程進んだ位置に待合室の白い屋根が見える。国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成

現在の宗谷本線が開通した当初、永山駅 - 比布駅間はおよそ8 km に渡って駅が無かった[5]

当駅の設置は、永山村当麻村比布村東鷹栖村(いずれも当時)の境界付近の住民から駅設置の要望が出されたことによって、仮乗降場が設置されたことに始まる[5]

年表

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  • 1947年(昭和22年)
    • 6月19日:永山村村長を会長とする「北永山駅設置期成会(事務局:永山村役場、以下、期成会)」を設置し、札幌鉄道局・旭川鉄道管理局へ陳情[5]
    • 12月(日付不詳):運輸省宗谷本線の永山駅 - 比布駅間に北永山仮乗降場設定)として新設開業[6][5]
      • 当初の設置位置は「永山15丁目」であり、簡易なホームが設けられた[5]
  • 1948年(昭和23年):同年より期成会から毎国会に普通停車場への昇格を請願[5]
  • 1949年(昭和24年)
  • 1954年(昭和29年)4月:土盛りのプラットホームを設置[5]
  • 1959年(昭和34年)
    • 10月24日:駅への昇格が決定[5]
    • 11月1日:駅に昇格[6]北永山駅となる[6][5]。旅客のみ取扱い。
      • 駅として開業した時点での営業キロ程は旭川起点 12.0 km 地点[3][7]
    • 11月4日:期成会解散[5]
  • 1987年(昭和62年)4月1日国鉄分割民営化により、北海道旅客鉄道(JR北海道)の駅となる[6]
  • 1990年(平成2年)4月7日:旭川起点 11.4 km 地点(永山町14丁目地内)に移転改キロ(-0.6 km)[8]

駅名の由来

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「永山」の北部にあるため[10][1]

駅構造

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1990年(平成2年)に移転後の駅は、稚内方に向かって右手に単式ホーム1面1線を有する地上駅[2]。ホーム中央部分に待合所、稚内方に階段を有し駅施設外に連絡している[2]。トイレは無い[11]

移転前の駅も、現在と同じくホームは線路の東南側(稚内方面に向かって右手側)で、待合所のみを有していた[12]

利用状況

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乗車人員の推移は以下のとおり。年間の値のみ判明している年については、当該年度の日数で除した値を括弧書きで1日平均欄に示す。乗降人員のみが判明している場合は、1/2した値を括弧書きで記した。

また、「JR調査」については、当該の年度を最終年とする過去5年間の各調査日における平均である。

年度 乗車人員 出典 備考
年間 1日平均 JR調査
1978年(昭和53年) 36.0 [7]
1992年(平成04年) (121.0) [2] 前々年に移転。1日平均乗降客数:242
2017年(平成29年) 33.8 [JR北 1]
2019年(令和元年) 39.4 [JR北 2]
2023年(令和05年) 72.6 [JR北 3]

駅周辺

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永山新川(国道39号牛朱別大橋とJR宗谷本線橋梁)

永山市街を出て、当麻町との境に近い、上川盆地の田園地帯の中にある[11]。ホームからは大雪山系の山々が望める[11]

隣の駅

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北海道旅客鉄道(JR北海道)
宗谷本線
快速「なよろ
通過
普通(一部列車は当駅通過)
永山駅 (W31) - 北永山駅 (W32) - *南比布駅 (W33)比布駅 (W34)
*:打消線は廃駅

脚注

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出典

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  1. ^ a b 太田幸夫『北海道の駅 878ものがたり ~駅名のルーツ探求~』(1版)富士コンテム、札幌市、2004年2月29日、119頁。ISBN 4-89391-549-5 
  2. ^ a b c d e 宮脇俊三原田勝正 著、二見康生 編『北海道630駅』小学館〈JR・私鉄各駅停車〉、1993年6月20日、142頁。ISBN 4-09-395401-1 
  3. ^ a b 日本国有鉄道営業局総務課 編『停車場一覧 昭和41年3月現在』日本国有鉄道、1966年、238頁。doi:10.11501/1873236https://doi.org/10.11501/18732362022年12月10日閲覧 
  4. ^ 『北海道時刻表』第61巻第3号(通巻723号)、交通新聞社、2020年2月25日、pp.132-134。 
  5. ^ a b c d e f g h i j k 旭川市永山町史編集委員会 編『永山町史旭川市、1981年12月、923-925頁。doi:10.11501/9538693https://doi.org/10.11501/95386932023年1月7日閲覧 
  6. ^ a b c d 曽根悟(監修) 著、朝日新聞出版分冊百科編集部 編『週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR』 20号・宗谷本線/留萌本線、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2009年11月2日、14-17頁。 
  7. ^ a b 藤田, 稔 編『国鉄全駅大事典』藤田書店、1980年4月30日、885頁。doi:10.11501/12065814https://dl.ndl.go.jp/pid/12065814 
  8. ^ 二見康生 編『北海道630駅』小学館〈JR・私鉄各駅停車〉、1993年6月20日、142頁。ISBN 4-09-395401-1 
  9. ^ “全駅DATA 石北本線②(上川~網走) 宗谷本線”. 週刊JR全駅・全車両基地 (朝日新聞出版) (No.60): pp.19-27. (2013-10-03). 
  10. ^ 『北海道 駅名の起源』(第1版)日本国有鉄道北海道総局、札幌市、1973年3月25日、173頁。ASIN B000J9RBUY 
  11. ^ a b c 書籍『北海道鉄道駅大図鑑』(著:本久公洋、北海道新聞社2008年8月発行)198ページより。
  12. ^ 書籍『国鉄全線各駅停車1 北海道690駅』(小学館1983年7月発行)175ページより。

JR北海道

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  1. ^ 駅別乗車人員(【別添資料】(2)宗谷本線(旭川・稚内間)の状況)” (PDF). 宗谷線(旭川~稚内間)事業計画(アクションプラン). 北海道旅客鉄道. pp. 11-12 (2019年4月). 2019年4月18日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年4月18日閲覧。
  2. ^ 駅別乗車人員(【別添資料】(2)宗谷本線(旭川・稚内間)の状況)” (PDF). 宗谷線(旭川~稚内間)第2期事業計画(アクションプラン). p. 10 (2021年4月16日). 2021年4月19日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年4月29日閲覧。
  3. ^ 宗谷線(旭川・稚内間) 事業の抜本的な改善方策の実現に向けた実行計画(2024(令和6)~2026(令和8)年度)” (PDF). 北海道旅客鉄道 (2024年). 2024年9月8日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年9月8日閲覧。


関連項目

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外部リンク

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