マイカル九州
種類 | 株式会社 |
---|---|
市場情報 | 非上場 |
本社所在地 |
812-8612 福岡市博多区綱場町8番31号 はっこう福岡ビル |
設立 | 1973年(昭和48年)6月26日 |
業種 | 小売業 |
事業内容 | 総合小売業(GMS「サティ」の運営) |
代表者 | 大塚豊治(代表取締役社長) |
資本金 | 9億円(2006年2月28日現在) |
従業員数 | 1,484名(2006年2月28日現在) |
決算期 | 2月末 |
主要株主 |
イオン株式会社 66.7% 九州電力株式会社 11.1% |
外部リンク | 閉鎖 |
特記事項:2005年2月、会社更生手続きが完了。 2007年8月21日にイオン九州に吸収合併し、解散。 |
株式会社マイカル九州(マイカルきゅうしゅう、英文表記:MYCAL KYUSHU CORPORATION)は、かつて九州(福岡県の一部店舗・沖縄県は除く)に総合小売店舗「生活百貨店サティ」を展開していたイオングループの企業。
福岡県福岡市博多区に本社を置いていた。2007年8月21日にイオン九州株式会社に吸収合併された。
以下では、合併直前までについて説明する。
なお、当社解散後の2008年8月31日に閉店した福岡県内の「門司サティ」は株式会社マイカル(現:イオンリテール)により運営されていた。福岡県内のビブレ店舗である「天神ビブレ」(福岡市中央区)、「ビブレジーン福岡」(糟屋郡粕屋町・イオンモール福岡内・旧福岡東ビブレ)、「ビブレジーン筑紫野」(筑紫野市・イオンモール筑紫野内・旧筑紫野ビブレ)も同様であった(天神ビブレのみ2016年3月より株式会社OPAによる運営に移管された。現存店舗はビブレジーン福岡のみ)。
沿革
[編集]- 1970年(昭和45年)1月 - ニチイ、寿屋(熊本市)、東美(長崎市)の出資により株式会社九州ニチイ(旧)が発足[1](それ以前より九州内において営業していたニチイチェーンは主に「ニューニチイ」所属であった)。
- 1971年(昭和46年)6月 - 出店計画などを巡ってニチイ側と寿屋側が意見対立。
- 1973年(昭和48年)8月 - 寿屋などが資本離脱。九州ニチイ(旧)としての出店は行われず。
- 1983年(昭和58年) - ニチイ衣屋水俣店が閉店。
- 1984年(昭和59年)3月 - 株式会社九州ニチイ(新)に商号変更。
- 1986年(昭和61年)3月 - 株式会社ニチイ 九州事業部と企業統合。
- 1996年(平成8年)7月 - 株式会社マイカル九州に商号変更。
- 1998年(平成10年) - ニチイ天草本渡店が閉店。
- 2000年(平成12年) - 株式会社マイカル南九州と合併。
- 2001年(平成13年)9月 - 経営破綻。
- 2002年(平成14年)
- 2003年(平成15年)9月 - 更生計画案認可決定。
- 2004年(平成16年)7月2日 - イオン商品券とマイカル商品券の相互利用を開始[2]。
- 2005年(平成17年)2月 - 会社更生手続終結。
- 2006年(平成18年)
- 2007年(平成19年)
会社更生手続き
[編集]2001年9月14日、マイカルとともに民事再生手続きを開始し、経営破綻が明らかになった。その後、会社更生法による更生に切替が行われた。スポンサーには広島市に本社を置き九州でもGMS「ゆめタウン」を数多く展開するイズミも名乗りを上げたが、結局はイオンがスポンサーとなり、イオンの支援の下で再建を続け、マイカルより一足早く2005年2月4日に更生手続きが終了した。2007年春には、更生手続き終了後初の新設店舗として、サティ「本家」のマイカルから独立しながらも福岡市早良区にサティ1店舗が開業した。
店舗
[編集]全9店舗(合併前店舗)
- 福岡県 - 5店舗
- 大野城サティ(→イオン大野城店):ニチイ大野城店(1977年開業)を1998年リニューアル。
- 福岡東サティ(→イオン福岡東店):糟屋郡粕屋町のニチイ粕屋店(1978年開業)隣接地(志免町)に2000年開業(ニチイ店舗部分はサティ駐車場となった)。
- 原サティ(→イオン原店):ダイエー原店(1976年開業)跡地に2007年開業。※2019年1月31日閉店。
- 戸畑サティ(→イオン戸畑店):1999年開業 日本リテールファンド投資法人所有。
- 徳力サティ(→イオン徳力店):1979年開業(旧ニチイ徳力店)。※2017年8月31日閉店。
- 佐賀県 - 1店舗
- 上峰サティ(→イオン上峰店):1995年開業。※2019年2月28日閉店[3]。
- 大分県 - 1店舗
- 鹿児島県 - 2店舗
- 隼人国分サティ(→イオン隼人国分店):1994年開業。
- 姶良サティ(→イオン姶良店):1988年開業(旧サンシティリブレ)※2016年3月10日新店舗に移転。
2011年3月1日時点で現存していた店舗は、同日付で「イオン」にブランドが変更されている(戸畑サティのみ先行して2010年4月23日にイオンに店名変更)。
その他
[編集]マイカルカードとサティカード
[編集]ポケットカード(旧マイカルカード)が発行していた「マイカルカード」は、全国のサティとビブレにて特定日の割引特典が受けられたが、マイカル九州とは2006年4月30日、マイカルとは2005年12月31日を以て提携を解消した。
マイカル九州の再建にイオンの支援を受けたこともあり、イオンクレジットサービスが「サティカード」を発行するようになり、毎月15日・25日を「サティカード感謝デー」とした。以来、このカードではマイカルのサティ・ビブレでの特典を受けられなくなると共にマイカルの「サティ・ビブレカード」で当社の特典を受けられなくなったが、イオン九州との合併が近づいた2007年5月に、特典適用日が毎月20日・30日の「お客さま感謝デー」に変更されると共にサティカード自体が「イオンカード」に統合され、先にイオンカードに統合されていたマイカルの「サティ・ビブレカード」やイオンマルシェの「イオンカルフールカード」(いずれもイオンクレジットサービスが発行)も当社の特典が受けられると共に「サティカード」でジャスコ、マックスバリュ、メガマート、イオンスーパーセンター、ミニストップ、カルフール、マイカルのサティ・ビブレなどの特典が受けられるようになった。現在、新規募集は「サティカード」から「イオンカード」の募集に切り替えている。また、既存の会員の有効期限到来時には「イオンカード」が切替発行される。
脚注
[編集]- ^ 『日本商業年鑑 1971年版』 商業界、1971年。
- ^ 「ジャスコ・サティパワーアップセール」開催について - イオン九州公式ウェブサイト、2014年5月27日閲覧。
- ^ “イオン上峰店閉店についてのお知らせ” (PDF). イオン九州 (2018年5月22日). 2019年9月13日閲覧。
関連項目
[編集]- マイカル - 九州以外のサティやビブレなどを運営。同じくイオングループ。以前のマイカル九州の筆頭株主であったが、会社更生手続きによる減資とイオンからの支援により、最終的にイオンを共通の持ち株会社とし、直接の資本関係がない兄弟会社となった。
- ポスフール - 現在のイオン北海道。北海道のサティを運営していた。親会社のマイカルの経営破綻を機に独立し社名と店舗名をポスフールとしたが、後にマイカルと同じくイオングループ入りし、最終的にイオンの北海道地区の店舗も引継ぎ、社名もイオン北海道に改めた。
- イオンクレジットサービス
- ポケットカード
外部リンク
[編集]