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- (スキージャンプ)29日、ノルディックスキー (Nordic ski) のW杯ジャンプはドイツのオーベルストドルフで昨日の予選に続いて個人戦第8戦(HS137m、K点120m)が行われた。岡部孝信が128メートル、130.5メートルを飛んで260.8点で4位に入った。長野オリンピック以来8年ぶりのオリンピック出場を決めた。葛西は13位、伊東は16位、一戸と山田は、2回目にすすめなかった。→12月30日
- (高校バスケ)30日、第36回全国高等学校バスケットボール選抜優勝大会は男子決勝を行い、福岡第一が夏の高校総体優勝の延岡学園(宮崎)を76-64で破って初優勝した。
- (スキージャンプ)28日、ノルディックスキー (Nordic ski) のW杯ジャンプはドイツのオーベルストドルフで個人戦第8戦(HS137m、K点120m)の予選を行った。葛西紀明、伊東大貴、岡部孝信、一戸剛、山田大起の5人が予選を突破した。(注)HS(ヒルサイズ)はK点参照。
- (ボブスレー・スケルトン)29日、全日本ボブスレー・スケルトン選手権が長野市のスパイラルで行われた。スケルトン男子は、稲田勝が二回の合計タイム1分70で初優勝、越和宏は2位。ボブスレーの男子二人乗りは鈴木寛、辻尾瑞樹組が2回の合計タイム1分03秒で優勝した。
- (大リーグ)28日、メジャーリーグ機構は、来春のオープン戦日程を発表した。2006年3月1日に開幕し、4月2日まで。→12月14日参照
- (スケート短距離)28日、第32回全日本スプリント選手権最終日が行われた。女子では吉井小百合が総合2連覇、男子は長島圭一郎が総合で初優勝した。また、日本スケート連盟は、トリノオリンピックに出場する20選手(男女各10人)を発表した。主な出場者は、男子500mの清水宏保が1994年リレハンメルオリンピックから四大会連続出場。世界記録保持者の加藤条治は初出場、女子では岡崎朋美が四大会連続出場。大菅小百合は昨年夏のアテネオリンピックの自転車で出場を含め冬夏冬の三大会連続出場となる。→12月12日、15日、23日、28日参照、
- (野球)27日、松井秀喜(31)は、大リーガーも多数参加し、16カ国・地域が参加予定する国別対抗戦ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の日本代表に参加しないことを表明した。松井の意向は、26日、日本代表の監督を努める王貞治に伝えられた。この背景には多くの問題が隠れている。開催時期がシーズン開幕を控え、オープン戦と重なり、選手の体力調整不足の危惧、ハイレベルの野球を見せられないなどの理由から、ヤンキースのオーナーは当初からWBCの開催に反対していた。また、ヤンキースの内野手アレックス・ロドリゲス (Alex Rodriguez)や捕手のホルヘ・ポサダ(Jorge Posada)も不参加を表明している。それに、米政府が政治的立場の違いを理由に、キューバをWBCから排除している。→12月24日参照
- (スピードスケート)27日、第32回全日本スプリント選手権が長野・エムウエーブで行われた。第1日は、男女の500m、1000mの第1回を行った。500mの男子は、世界記録保持者の加藤条治が35秒26で1位、長島圭一郎が35秒42で2位、中嶋敬春と及川佑が3位に並び、清水宏保は35秒64で5位、一方、女子は、岡崎朋美が大会新記録の38秒36を出し1位、吉井小百合が38秒58で2位、大菅小百合が38秒71で3位となった。1000mの男子は、中嶋が大会新の1分10秒30で1位、今井祐介が1分10秒30で2位、長島が1分11秒5で3位、一方、女子は、吉井が大会新記録の1分17秒24で1位、岡崎が1分17秒78で2位、田端真紀が1分17秒86で3位となった。この日は、男子で中嶋、女子で吉井がそれぞれ総合首位に立った。→12月12日、15日、23日参照
- (高校駅伝)25日、男子第56回、女子第17回全国高校駅伝競走大会は、京都・西京極陸上競技場を発着点とするコースで行われた。男子(7区間42.195km)は仙台育英(宮城)が2時間5分4秒で3年連続6度目の優勝を果たした。女子(5区間21.0975km)は興譲館(岡山)が1時間6分54秒で初優勝した。なお、男子の2位は世羅(広島)、3位は豊川工(愛知)で、女子の2位は須磨学園(兵庫)、3位は常磐(群馬)であった。
- (卓球)25日、卓球の国際大会「トヨタ・カップ」が愛知県体育館で行われた。福原愛は、準決勝で敗退した。
- (オリンピック)23日、英BBC放送(The British Broadcasting Corporation)は、2005年7月にシンガポール(Singapore)で開かれた国際オリンピック委員会(IOC)総会での2012年のオリンピック開催地選考で、あるIOC委員か投票ボタンを押し間違え、ロンドンの招致に有利に働いた可能性があると伝えた。BBCのインタビューに応じたIOC委員が明かした。
- (フィギュアスケート)24日、フィギュアスケートの全日本選手権で男子自由演技で人為的な採点ミスがあり、大混乱となった。表彰式まで終えた後にミスが発覚し、25日、女子自由演技が終わってから、リンク上で男子の表彰式をやり直した。たった一人の表彰式だった。今回の前代未聞の集計ミスは、複雑な新採点システムや採点用プログラムの不備が原因であった。新採点システムは、国際スケート連盟(ISU)、日本スケート連盟が昨秋から導入しており、演技の各要素に個別に点数を付け、その合計を選手の得点とするもの。自由演技のルールでは、2種類の3回転ジャンプはいいが、3種類の3回転ジャンは違反となる。同じジャンプを複数回跳んでしまうミスはしばしば起こるという。ところが、日本の連盟は、このようなミスを採点する場合、ISUのプログラムには付いている注釈機能を、新採点プログラム依頼段階で考慮しなかった。連盟側の怠慢であり、不手際であった。少し趣が異なるが、今回のような不手際による人為的なミスはプロ野球のドラフトの時にも起こっている。
- (レスリング)23日、全日本レスリング選手権大会は男女7階級の試合が行われた。女子72キロ級で浜口京子が女子初の10連覇を達成した。同63キロ級で伊調馨が、同55キロ級で吉田沙保里がともに4連覇を果たした。吉田は、2001年の本大会3位決定戦から国内外の連勝記録を「86」とした。異なる競技で一概に比較できないが、女子柔道の谷亮子が1992年の福岡国際女子柔道選手権から1996年のアトランタオリンピックでの決勝までの「84」連勝を抜いたことになる。
- (競馬)25日、中山競馬場で5回中山8日が開催され、第9競走の第50回有馬記念(GI・芝2500m)は、4番人気に支持されたハーツクライ(牡4・クリストフ・ルメール騎乗)が最後の直線早めに抜け出し、後方から追い上げた圧倒的1番人気ディープインパクト(牡3・武豊騎乗)の追撃を避けて優勝した。優勝したハーツクライはこの勝利により通算成績16戦4勝、重賞2勝目、GI初制覇、前走のジャパンカップでアルカセットの2着に敗れていたが、日本レコードタイの2:22.1をマークしていた。
- (WBC)22日、米自治領プエルトリコ(Puerto Rico)野球連盟のローランド会長は、ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)へのキューバ(Cuba)の参加が認められなかった場合、1次リーグの会場になっているプエルトリコ・サンフアン(Puerto Rico・Sun Juan)の開催地返上を検討していると発表した。同会長は国際野球連盟のノタリ会長に開催地返上の可能性を21日伝え、同意を得ている。この問題は、米政府が政治的立場の違いからキューバのWBCへの参加を認めない方針を打ち出したことに端を発している。これに対して、大リーグ機構は、米政府に再考を要求していたが、22日にも2度目の要求を文書で提出した。→12月10日、16日、21日参照
- (WBC)16日、アメリカメジャーリーグ、ヤンキースのゼネラルマネージャー(MG)は、アレックス・ロドリゲスがワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に参加しない意向を球団側に伝えたことを明らかにした。米やドミニカ共和国から参加が見込まれていた。このことが松井秀喜や他のヤンキースの選手に影響を及ぼすかも知れない。
- (国庫補助金)22日、日本オリンピック委員会(JOC)と日本体育協会(JASA)は、国庫補助金額を発表した。JOCは22億5787万円で、2006年12月のアジア競技大会への選手団派遣に1億7120万円が充てられる。JASAは4億6485万円で、アジア地区スポーツ交流に2億5119万円などとなっている。
- (WBC)23日、ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)への参加を拒否されたキューバ(Cuba)のフィデル・カストロ国家評議会議長が激怒し、ジョージ・W・ブッシュ米大統領を名指しで「愚か者だ」と非難した。WBCでは収益の1%を参加国に配分される予定で、キューバに経済制裁を行っている米政府がその点を問題視。一方キューバ側は配分された資金を米のハリケーン「カトリーナ」の被災者へ寄付することを明言し、大リーグ機構と選手会がキューバの参加を認めるよう米政府に働きかけていた。
- (スケート)22日、スピードスケートの日本選手権が行われた。女子1500mで田端真紀が1分59秒30の国内最高記録を出し、また、女子5000mで石野枝里子が7分10秒59の国内最高記録を出した。オリンピック代表は、全日本スプリント選手権(27-28日)後に発表される。
- (卓球)21日、国際卓球連盟が北京オリンピックで新種目として行う団体戦を4シングルス1ダブルスの3戦先勝方式で行い、ダブルスは第3試合とする方針であることが分かった。
- (大相撲)21日、日本相撲協会は、東京・両国国技館で2006年1月8日初日の初場所の新番付を発表した。前人未踏の八連覇を狙う朝青龍の一人横綱。史上最速で、初土俵以来19場所所要で大関に昇進した琴欧州。新大関の誕生は20場所ぶりで、2004年の九州場所以来の四大関。新入幕の嘉風は、初土俵以来所要12場所で入幕を果たし史上2位のスピード記録、また、新入幕力士の誕生は3場所ぶり。再入幕の北桜・豊桜の兄弟と露鵬・白露山のロシア出身兄弟二組が同時に幕内に在位。等々、話題の多い初場所である。
- (スケート)19日、ショートトラックスピードスケートの日本選手権が行われた。男子では寺尾悟が1000m、500m、1500mの3種目で優勝し、9度目の総合優勝し、3000mは西谷岳文が優勝した。女子では神野由佳が500m、1000m,1500m、3000mの4種目を完全制覇した。日本スケート連盟はトリノオリンピックの代表として男女5人と、それぞれの出場予定種目を発表した。男子は、寺尾悟(500m、1000m、1500m、リレー)、西谷岳文(500m、リレー)、末吉隼人(1500m、リレー)、藤本貴大(リレー)、有野美治(リレー)。女子は、神野由佳(500m、1000m、1500m、リレー)、田中千景(500m、リレー)、勅使川原郁恵(1500m、リレー)、小沢美夏(1000m、リレー)、山田伸子(リレー)。
- (WBC)19日、米オリンピック委員会(USOC)の会長は、米政府がワールド・ベースボール・クラシック(WBC)へのキューバの参加を拒否している問題に対して、将来のオリンピックに悪影響を与え兼ねないので、米政府に撤回を求める意向を明らかにした。→12月10日、16日参照
- (ドーピング)20日、フランスのスポーツ紙は、女子テニスのセシル・カラタンチェバ(ブルガリア)が2005年の全仏オープンでのドーピングにより、2年間の出場停止処分を受ける可能性があることを伝えた。筋肉増強剤のナンドロロンが検出されたという。また、全仏オープンの男子テニスのマリアノ・プエルタ(アルゼンチン)もドーピング検査で陽性反応を示したという。→11月3日、12月19日参照、世界アンチ・ドーピング機関
- (サッカー)19日、サッカー・イタリア1部リーグのラツィオのFWパオロ・ディカーニオ(37)が17日に行われたユヴェントス戦で途中交代した際、ナチ式の敬礼を行ったとして1試合の出場停止処分を科された。
- (スケート)18日、国際スケート連盟(ISU)は、世界ランキングを発表した。女子では、トップがイリーナ・スツルカヤ(ロシア)、安藤美姫が2位、荒川静香が3位、村主章枝が5位と上位を日本勢が占めている。このほか、恩田美栄が10位、浅田真央が12位、中野友加里が15位につけている。男子では、首位がジェフリー・バトル(カナダ)、髙橋大輔が11位、織田信成が13位。
- (サッカー)18日、FIFAクラブ世界選手権(トヨタカップ)でサンパウロが優勝した。
- (陸上)18日、全日本実業団対抗女子駅伝で三井住友海上が3年連続(5度目)優勝した。
- (ドーピング)18日、孫英傑(26)は、ドーピング(禁止薬物使用)検査で筋肉増強作用を持つテストステロンに陽性反応を示し、銀メダルを剥奪されていた。これに対して、孫はドーピングはぬれぎぬだとして、独自の調査で知人がこっそり孫の飲料に薬物を入れたことを突き止め提訴していた。黒竜江省五大連池市の裁判所は、孫の訴えを認定し、この知人に約45万円(3万元)の賠償を命じる判決を言い渡したと、中国各紙が伝えた。→11月9日参照
- (高校野球)17日、日本高等学校野球連盟は、第78回選抜大会の21世紀枠の候補校として全国9地区から推薦された9校(全て公立校)を発表した。2006年1月31日の選考委員会で2校に絞り込まれる。→11月4日参照
- (フィギュアスケート)フィギュアスケートのGPファイナルが17日行われ、15歳の浅田真央が初優勝。日本人選手のGPファイナル優勝は2003年の村主章枝以来、2人目。また国際スケート連盟は同日、浅田のトリノオリンピック出場を認めない見解を示した。浅田はオリンピックに出場可能な年齢に87日足らず、特例が認められるか注目されていた。
- (競馬)18日、中京競馬場で開催されていた3回中京6日は、降雪による影響で安全な競走を施行する事が不可能になったため、日本中央競馬会 (JRA) が第9競走以降の全ての競走の中止を発表した。これに伴いJRAは該当の競走の勝馬投票券及び指定席券、駐車券の払い戻しを行っている。また第11競走の第41回CBC賞(GII・芝1200m)は、24日の3回中京7日の第11競走に代替施行される。
- (卓球)15日、卓球女子ワールドカップが中国の広州で行われた。世界ランキング25位の福原愛は、準決勝で惜敗したが、3位決定戦で快勝し3位に入った。
- (プロ野球)15日、ヤクルトが、日本プロ野球組織(NPB)に、現在の「ヤクルトスワローズ」を「東京ヤクルトスワローズ」へ変更する申請をしていたことが分かった。地域密着型のチームをめざす球団改革の一環であるという。球団呼称の変更は実行委員会の「審議事項」に当たり、出席委員の4分の3以上の賛成とオーナー会議での承認が必要となる。なお、ヤクルト球団は、1950年に「国鉄スワローズ」として発足し、その後は「サンケイアトムズ」「ヤクルトアトムズ」などに転変し、現在の「ヤクルトスワローズ」になった。
- (WBC)14日、米紙マイアミ・ヘラルド(Miami Herald)は、ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)へのキューバの参加を、米国政府が拒否したと伝えた。米政府のキューバに対する経済制裁が原因であり、スポーツの国際大会に政治的な立場の違いを持ち込んだ例である。キューバが出場できない場合、ニカラグアやコロンビアが代替候補に挙がっている。→9月2日、7日、12月10日参照
- (ドーピング)13日、スポーツ仲裁裁判所(Court of Arbitration for Sport;CAS)は、陸上男子100メートルの前世界記録保持者ティム・モンゴメリ(米、30)、クリスティ・ケインズ(米)等に対し、2006年6月から2年間の資格停止処分にすると発表した。併せて2001年3月以降の成績は全て抹消されることになり、2002年9月にマークした男子100メートルの世界記録9秒78も無効になった。モンゴメリ等は、米栄養補助食品会社「BALCO」から禁止薬物を受け取ったとしてドーピング(禁止薬物使用)が指摘されていた。14日、現役引退の意向を表明した。→9月28日、→11月9日、11月18日参照
- (スケート)11日、トリノオリンピックのテスト大会となるスピードスケートのワールドカップトリノ大会の最終日が行われた。男子500mで世界記録保持者の加藤条治が35秒29で優勝し、W杯今季3勝目を上げた。長島圭一郎は6位、及川佑は7位、清水宏保は15位に終わった。→11月21日、22日、28日、30日参照、12月12日参照
- (プロ野球)13日、プロ野球のセ・パ両リーグは、2006年のオープン戦を2月25日に開催し、3月26日までに107試合行うと発表した。前年より4試合減。→9月7日参照
- (陸上)12日、日本陸上競技連盟は、2006年度から日本選手権の参加資格を「日本国籍を有する者に限る」と改訂した。種目によっては、日本選手より外国選手が優位に立つケースが増えたことが影響している。ただし、日本で生まれ育った外国籍の競技者については日本国籍を有する者に準じて参加を認めるとした。来年度から日本企業チームなどに所属する外国選手は原則出場できなくなった。米国とドイツが外国籍選手の国内選手権参加を認めておらず、英国、オーストラリア、シンガポールはオープン参加であるという。
- (アマ野球)14日、日本野球連盟は、2005年度の社会人ベストナインを発表。受賞者は次の通り(カッコ内は所属、受賞回数)。投手:坂本保(ホンダ、初)、捕手:高根澤力(三菱ふそう川崎、2年ぶり2回目)、一塁手:梶原康司(松下電器、初)、二塁手:市場靖人(JR東日本、初)、三塁手:植山幸亮(三菱ふそう川崎、初)、遊撃手:梵英心(日産自動車、初)、外野手:池辺啓二(新日本石油ENEOS、初)、外野手:開田成幸(ホンダ、初)、外野手:佐々木正嗣(日本生命、初)。梶原は丸尾英司(投手、2002年)に続く2人目の元プロ野球選手の受賞。また、グラウンド内外でアマチュア野球に注目を集めさせたとしてシダックス監督兼GMの野村克也と、史上2人目となる3度目の都市対抗野球制覇を果たした三菱ふそう川崎監督の垣野多鶴に特別賞が授与された。
- (柔道)11日、第23回福岡国際女子柔道選手権大会の最終日、4階級の試合が行われた。48キロ級は中村美里が、無差別級は立山真衣が、57キロ級は佐藤愛子が、52キロ級は西田優香が、それぞれ優勝し、日本勢は、この大会で史上初となる8階級全てを制覇した。なお、48キロ級で北田佳世が初出場の中村に判定で負け準優勝、立山は78キロ超級と合わせ2階級制覇。→12月11日参照
- (格闘技)10日、オーストラリアのゴールドコーストで開かれた世界初のWBCムエタイの世界王座決定戦でネイサン・コーベット(オーストラリア)がマグナム酒井(日本)を下しクルーザー級の、ヨードセンクライ・フェアテックス(タイ)がジョン・ウェイン・パー(オーストラリア)を下しウェルター級の世界王者になった。尚、ノンタイトル戦に変更された米田貴志(日本)のインターナショナルバンタム級王座決定戦は米田がアーロン・リー(オーストラリア)に3度目の勝利を飾った。同興行ではK-1オセアニアヘビーウェイトサーキットも行われた。
- (スケート)9日、トリノオリンピックのテスト大会となるスピードスケートのワールドカップトリノ大会がイタリアのトリノのオーバルリンゴットで行われた。女子500mで吉井小百合が38秒36で2位、岡崎朋美が38秒57で3位に入った。男子500mで加藤条治が35秒23で2位となった。及川佑は6位、清水宏保は10位であった。なお、オーバルリンゴットはこの種目の会場で、8250人収容できる。自動車メーカー、フィアットの工場跡地に建設されているが、未完成。→11月21日、22日、28日、30日参照
- (競馬)11日、日本の中山競馬場で5回中山4日が開催し、第11競走で施行された第57回朝日杯フューチュリティステークス(GI・芝1600m)は、2番人気に支持されたフサイチリシャール(牡2・福永祐一騎乗)が、レースを引っ張ったレソナルの2番手に付け、最後の直線入口で交わし、5番人気に支持されたスーパーホーネット(牡2・内田博幸騎乗)の猛追をクビの差で避けて優勝した。優勝したフサイチリシャールはこの勝利により通算成績4戦3勝、重賞2勝目、GI初制覇、前走の東京スポーツ杯2歳ステークスをコースレコードで優勝していた。なお、1番人気に支持されたアグネスデジタルの半弟ジャリスコライト(牡2・ケント・デザーモ騎乗)は3着に、前走の新潟2歳ステークスを優勝したショウナンタキオン(牡2・田中勝春騎乗)は4着、前走の京王杯2歳ステークスを優勝したデンシャミチ(牡2・柴田善臣騎乗)は12着に敗れた。
- (競馬)11日、香港の沙田競馬場で香港国際競走が開催された。4競走の結果は以下の様になった。
- 第5競走で施行された、第12回香港ヴァーズ(国際GI・芝2400m)は、2番人気に支持されたイギリス調教馬ウィジャボード(Ouija Board・牝4・キーレン・ファロン騎乗)が8番人気に支持された伏兵日本調教馬のシックスセンス(牡3・四位洋文騎乗)を2と3/4馬身の差をつけて優勝した。優勝したウィジャボードはこの勝利により通算成績13戦7勝、重賞5勝目、GI4勝目、前走のジャパンカップでは5着に敗れおり、今期はGIIIのプリンセスロイヤルステークスの1勝と不振だった。なお、1番人気に支持された凱旋門賞の2着入賞をしたウェスターナー(Westerner・牡6・オリビエ・ペリエ騎乗)は5着に敗れた。
- 第6競走で施行された、第7回香港スプリント(国際GI・芝直線1000m)は、11番人気に支持された地元香港の伏兵ナチュラルブリッツ(Natural Blitz・騸5・グリン・スコフィールド騎乗)が同じ香港のプラネットルーラー(Planet Ruler・騸6・ジェラルド・モッセ騎乗)に1と3/4馬身の差をつけて優勝した。優勝したナチュラルブリッツはこの勝利により通算成績23戦11勝、国際重賞、国際GIともに初制覇。昨年に芝1000mの競走で55.4のコースレコードをマカオで記録、当時マカオの怪物と呼ばれていたが、昨シーズンは7戦未勝利と不振だった。なお、1番人気に支持されたケープオブグッドホープ(Cape of Good Hope・騸7・マイケル・キネーン騎乗)は5着に敗れた。
- 第7競走で施行された、第15回香港マイル(国際GI・芝1600m)は、3番人気に支持された日本のハットトリック(牡4・オリビエ・ペリエ騎乗)が、地元香港の伏兵ザデューク(The Duke・騸6・ダレン・ビードマン騎乗)に1と1/4馬身の差をつけて優勝した。優勝したハットトリックはこの勝利により通算成績13戦8勝、重賞4勝目、GI2勝目、前走のマイルチャンピオンシップでも優勝しておりGI2連勝をし、2002年のエイシンプレストン以来の日本調教馬の優勝をした。なお、1番人気に支持された地元香港のブリュシュラック(Bullish Luck・騸6・ジェラルド・モッセ騎乗)は4着に敗れた。
- 第8競走で施行された、ワールドレーシング・チャンピオンシップ最終戦、第19回香港カップ(国際GI・芝2000m)は1番人気に支持された地元香港のヴェンジャンスオブレイン(Vengeance of Rain・騸5・アンソニー・デルペッチ騎乗)が3番人気に支持されたフランス調教馬のプライド(Pride・牝5・クリストフ・スミヨン騎乗)をクビの差で避け優勝した。勝利したヴェンジャンスオブレインはこの勝利により通算成績16戦8勝、重賞7勝目、GI4勝目、昨シーズンは香港ダービー・クイーンエリザベス2世カップ・香港チャンピオンズ&チャターカップを含む重賞5勝を上げ、香港の中長距離の最強馬に君臨していた。なお、昨年の優勝馬アレクサンダーゴールドラン(Alexander Goldrun・牝3・マニング騎乗)は8着に敗れた。
- (サッカーW杯)9日、サッカーW杯ドイツ大会の組み合わせが決まった。18回目を迎えるドイツ大会は、2006年6月7日に開会式をベルリンの五輪スタジアムで行い、9日からミュンヘンで開幕し、7月9日のベルリンでの決勝までドイツ国内12都市で64試合が行われる。日本は、6月12日にオーストラリアとカイザースラウテルンで、18日にクロアチアとニュルンベルクで、22日にブラジルとドルトムントで対戦し、一次リーグを終える。一次リーグはAからH組まで8組あり、日本はそのうちのF組であるが、各組2位までのチームが決勝トーナメントに進むことができる。因みに、日本は3大会連続出場、オーストラリアは8大会ぶりの出場、クロアチアは前々回3位、ブラジルは5度の優勝を誇る。→11月30日参照
- (柔道)10日、第23回福岡国際女子柔道選手権は、福岡国際センターで4階級の試合が行われた。78キロ超級は立山真衣が、78キロ級は堀江久美子が、70キロ級は岡明日香が、63キロ級は吉沢穂波が、それぞれ優勝し、この日の全階級を制覇した。なお、78キロ超級では杉本美香が、78キロ級では中沢さえが、それぞれ準優勝した。
- (サッカーW杯)2006年のサッカーのワールドカップの1次リーグ組み合わせ抽選がドイツで現地9日行われた。日本は前回の優勝国のブラジル、クロアチア、オーストラリアとともにFグループに分けられた。1次リーグの順位は、勝ち点が同じ場合、当該チーム間の勝ち点、得失点、得点、全体の得失点、総得点の順で争われ、全て同じ場合は抽選で決める。決勝トーナメントは、90分で同点の場合、前後半15分の延長戦、PK戦で勝者を決める。今回の延長戦は得点が入っても最後まで続けられる。
- (WBC)9日、日本プロ野球組織(NPB)は、ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の日本代表選手29人を発表した。代表の構成は、投手13、捕手3、内野手8、外野手5。日本代表は2006年2月20日から合同練習を行い、3月3日から始まる一次リーグのアジアラウンド(東京ドーム)に臨む。
- (ドーピング)8日、米大リーグの選手会総会は、来年から導入される新薬物規約を満場一致で承認した。新規約では、ステロイド剤使用が発覚した場合、一回目の違反で50試合、二回目で100試合の出場停止、三回目で永久追放となる。また、興奮剤アンフェタミンも禁止薬物に加えられ、厳格な処分が科される。→9月28日、11月18日参照
- (サッカー)10日、JリーグのJ1・J2入れ替え戦第2戦が千葉県柏市にある日立柏サッカー場で行われ、J2リーグ3位のヴァンフォーレ甲府がバレーの6得点をあげる大活躍により6-2(前半2-0)でJ1リーグ16位の柏レイソルを下し、クラブ史上初のJ1昇格を決めた。柏は初のJ2降格。なお、バレーの1試合6得点(ダブルハットトリック)はJリーグ史上初となる。→12月8日参照
- (サッカーW杯)7日、国際サッカー連盟 (FIFA)は、理事会でオリンピックの男子サッカーでの年齢制限(オーバーエージ)を2008年の北京オリンピックから廃止する方針を固めた。2006年の総会に諮って正式決定し、国際オリンピック委員会(IOC)に提案する。
- (トリノ五輪)7日、トリノオリンピックの聖火は、イタリアの軍用機でローマに到着した。今後はフェラーリの本拠地マラネロではFIカーに、水の都ヴェネツィアではゴンドラに載せるなど趣向を凝らして、140都市、1万1千キロを2ヶ月間にわたってリレーされ、2月上旬にトリノに到着する予定である。→11月29日、12月8日参照
- (トリノ五輪)6日、トリノ五輪の聖火がアテネでギリシャ側からトリノ五輪組織委員会の会長に手渡された。聖火は7日にイタリア入りし、8日からローマを出発点にし、同国内をリレーされながら一周する。→11月29日参照
- (サッカー)7日、JリーグのJ1・J2入れ替え戦第1戦が山梨県甲府市にある山梨県小瀬スポーツ公園陸上競技場で行われ、J2リーグ3位のヴァンフォーレ甲府が2-1(前半1-1)でJ1リーグ16位の柏レイソルを下した。また、後半ロスタイム直後に停電が発生し試合が約35分中断するというハプニングもあった。第2戦は10日に千葉県柏市の日立柏サッカー場で行われる。→12月3日参照
- (サッカーW杯)国際サッカー連盟 (FIFA)は、出場32チームのランキングを過去2大会の成績、最近3カ年の世界ランキングを基準に算出したポイントで出した。日本は36点で12位、他のアジア勢は、韓国が11位、サウジアラビアは19位、イランは21位であった。
- (サッカーJリーグ)6日、J2ベガルタ仙台は都並敏史監督の退任を発表。都並監督は今年1年契約で監督に就任したが、19勝14敗11分け(勝ち点68)の4位で、目標のJ1復帰は果たせなかった。後任は未定。
- (プロ野球)6日、プロ野球・読売ジャイアンツの高橋由伸外野手が、右足首の骨棘除去手術を受けると発表。全治は2ヶ月。来年3月のワールド・ベースボール・クラシックへの参加は絶望的で、来年のシーズン開幕に間に合うかも微妙。高橋由は2005年7月8日の広島市民球場での対広島東洋カープ戦で守備の際に右足首を痛めて戦線離脱。その後復帰し秋季キャンプにも参加したが、検査で手術が必要なことが判明した。
- (サッカーW杯)6日、2006年サッカーワールドカップドイツ大会の組織委員会会議がドイツのライプツィヒで開かれ、シード国を開催国のドイツに加え、ブラジル、イングランド、スペイン、メキシコ、フランス、アルゼンチン、イタリアに決定した。シード国は、前回の優勝国のブラジル、その他は過去のW杯2大会の成績と最近3カ年の世界ランキングの推移が基準となる。なお、出場32チームを4チームずつの8チームに分ける一次リーグの組み合わせ抽選は9日に行われる。抽選方法は、4グループに分けて、同一組に欧州が3カ国、その他の大陸は2カ国にならないように振り分ける。第1グループはシード国で、開催国のドイツはA組、前回優勝のブラジルはF組に指定され、他は抽選。第2グループは南米、アフリカ、オセアニア勢でエクアドルとパラグアイはシード国のブラジル、アルゼンチンと同組にならない。第3グループは欧州勢、第4グループはアジア、北中米カリブ海、セルビア・モンテネグロ勢でセルビア・モンテネグロはブラジル、アルゼンチン、メキシコと同組にならない。また、米国、コスタリカ、トリニダード・トバゴはメキシコと同組にならないで他は抽選。
- (オリンピック)5日、日本オリンピック委員会(JOC)の理事会は、トリノ五輪に114(男子63、女子51)選手の派遣方針を承認した。競技別では、スキーが51人(男子33、女子18)、スケートは36人(男子17、女子19)、バイアスロン10人(男女各5)、ボブスレー・リュージュ12人(男子8、女子4)、カーリング5人(女子のみ)となっている。前回のソルトレークシティ五輪では、109選手であった。
- (オリンピック)5日、日本オリンピック委員会(JOC)の理事会は、2016年夏季五輪の国内候補都市の最終決定を2006年8月30日に行うことを決定した。立候補を希望する都市は必要な書類をJOCに提出し、プレゼンテーションを行う。選定委員による投票を経て、国内候補都市を一本化する。2016年の夏季五輪には、東京、福岡が立候補を表明しており、札幌も興味を示しているという。
- (マラソン)4日、第59回福岡国際マラソンは、福岡市の平和台陸上競技場を発着点とするコースで行われた。2000年の同大会で当時の日本最高記録2時間6分51秒をマークした藤田敦史が2時間9分48秒で3位に入った。優勝はドミトロ・パラノフスキー(26)(ウクライナ)が2時間8分29秒、フリオ・レイ(スペイン)が2時間9分41秒で2位、国近友昭は2時間13分49秒で6位であった。なお同大会は2006年12月にドーハで開催されるアジア競技大会代表選考会を兼ねている。
- (ゴルフ)現地4日、アメリカフロリダ州デイトナビーチで、アメリカ女子プロゴルフツアーの来季の出場権をかけた最終予選会が行われ、宮里藍が通算17アンダーでトップで予選を通過した。諸見里しのぶも通算2アンダーで9位に入り、上位24選手に与えられる来季の出場権を得た。
- (サッカーW杯)11月30日、国際サッカー連盟(FIFA)は、2006年サッカーワールドカップドイツ大会の開会式を2006年6月7日にベルリンの五輪スタジアムで行うと発表した。試合は、二日後の9日から始まる。
- (プロ野球)12月1日、労働組合日本プロ野球選手会は、総会でこれから取り組む方向性を確認した。一つめは、球界改革のスピードアップ。二つめは、社会貢献活動。三つめは、ファンとのさらなる交流。例えば、交渉ルートの確立、社会に目を向けた活動、ファン感謝デーなど。
- (競馬)4日、日本の阪神競馬場で5回阪神2日が開催し、第11競走で施行された第57回阪神ジュベナイルフィリーズ(GI・芝1600m)は、8番人気に支持された伏兵テイエムプリキュア(牝2・熊沢重文騎乗)が、最後の直線残り100mで抜け出し優勝した。優勝したテイエムプリキュアはこの勝利により通算成績3戦3勝、重賞・GI共に初制覇。なお、1番人気に支持されたアルーリングボイス(牝2・武豊騎乗)は14着に敗れた。
- (プロ野球)2日、赤星憲広(阪神)は、車いす63台を医療施設や老人ホームなどに寄付した。同選手は、2003年からシーズン盗塁数と同じ数の車いすを寄贈するボランティアを続けており、63台はリーグと日本シリーズとの盗塁数62に最多盗塁タイトル獲得を記念してプラス1台とし、全てにサインを入れて贈った。
- (サッカー)3日、Jリーグ1部(J1)2部(J2)はともに最終節が行われ、J1の5チームによる優勝争いは、首位C大阪がFC東京に後半ロスタイム直前までで2-1とリードしていたものの、ロスタイム直前に追いつかれ2-2のドロー。一方、2位G大阪は川崎を後半ロスタイムまでで2-3とリードし、ロスタイムにも追加点をあげて2-4で勝利。このためG大阪が逆転で初優勝となった。また、J2は入れ替え戦出場権を目指し、4位甲府が京都を1-2で勝利、3位仙台が福岡と1-1で引き分けたため、甲府がJ1J2入れ替え戦に出場することになった。