スケルトン (スポーツ)
スケルトン | |
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スケルトン競技の様子 | |
統括団体 | 国際ボブスレー・スケルトン連盟 |
起源 | ヨーロッパ |
特徴 | |
カテゴリ | そり競技 |
用品 | そり等 |
競技場 | 専用滑走施設 |
実施状況 | |
オリンピック | 正式競技(2002年 - ) |
スケルトン(Skeleton)は、きわめて簡易な構造の小さなソリで滑走し全長1300から1500メートルのコースの速さを競う競技[1][2][3]。滑走2回または4回の合計タイムで争う[1]。ウィンタースポーツのひとつ。
概要
[編集]足を進行方向に向けて仰向けの状態でそりに乗るリュージュとは異なり、頭を進行方向に向けうつ伏せの状態でそりに乗るのが特徴である[1][2][4]。最高速度は125 km/hにもなる[2]。現在冬季オリンピックの正式競技種目となっており、種目はリュージュやボブスレーとは異なり、複数人で行うものはなく、男女別の1人乗りのみである。
使われる金属そりの形状が滑走部と車体のみの単純な構造であることから「骨組み」を意味する「スケルトン」という名称がつけられたと言われている[1][4]。
歴史
[編集]スキーより以前に、ヨーロッパや北アメリカの山間地ではそり競技は人気のある競技であった。
1885年にサンモリッツ・トボガンそりクラブが作られ、スイスのサンモリッツ~チェレリーナ村近くまで凍結した道を降りる競走が行われていた。当時は現在のような頭を下にするスタイルではなかったが、あるイギリス人が頭を下にして滑るスタイルで滑ったところ非常に速かったことから主流となり、今のスタイルが採用され公式スポーツになった。
1923年に国際ボブスレー・トボガニング連盟 (FIBT) が創設され、1926年にFIBTパリ議会にて、国際オリンピック委員会(IOC)はスケルトンのオリンピックスポーツ化へ申告。
1928年の第2回の冬季オリンピックであるサンモリッツオリンピックと1948年の第5回のサンモリッツオリンピックで正式競技として採用されている[1][2][4]。
1992年に20ヶ国がワールドカップシリーズに参加し、1994年には25ヶ国まで増加。2002年ソルトレークシティオリンピックの正式競技種目として再び導入された[1][2][4]。正式種目に採用されたのは、実に54年ぶりのことであった。
主な選手
[編集]脚注
[編集]関連項目
[編集]- スケルトン・ワールドカップ
- 全日本スケルトン選手権大会
- 越和宏 - 日本におけるスケルトンの第一人者
- 日本ボブスレー・リュージュ・スケルトン連盟
- クイズ日本人の質問 - NHK総合テレビジョン製作のクイズ番組。スケルトンが正式競技から外されていた時期に問題として出題され、「幻の冬季オリンピック種目」として紹介された。
- 探偵!ナイトスクープ - 朝日放送制作のバラエティ番組。1994年、「競技人口の少ないオリンピック競技」としてスケルトンが紹介された。越も「第一人者」として出演。当時の日本における競技人口は3人と放送されている。
- ひらめ筋GOLD - 日本テレビ制作でかつて放送されていたバラエティ番組。タレントのIZAMがトリノオリンピック出場を目標として本競技に挑戦するドキュメントが放送された事がある(しかし、最終的には出場は果たせなかった)。
- ポプテピピック - テレビアニメ第1期4話がスケルトンを題材としている。ただし実際の競技と異なり、複数名でのレース形式となっている。
- ボブスレー・リュージュ・スケルトン競技場の一覧