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Diamonds (プリンセス プリンセスの曲)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
「Diamonds」
プリンセス プリンセスシングル
初出アルバム『SINGLES 1987-1992
B面 M
世界でいちばん熱い夏 ('92 mix) (再発盤のみ)
リリース
規格 8cmCD
7インチレコード
カセットテープ
ジャンル J-POP
ロック
時間
レーベル CBSソニー
Sony Records(再発)
作詞 中山加奈子
作曲 奥居香
プロデュース PRINCESS PRINCESS
ゴールドディスク
チャート最高順位
  • 週間1位(オリコン
  • 1989年6月度月間1位(オリコン)
  • 1989年度年間1位(オリコン)
  • 1位(ザ・ベストテン
  • 1989年上半期15位(ザ・ベストテン)
  • プリンセス プリンセス シングル 年表
    GET CRAZY!
    (1988年)
    Diamonds
    (ダイアモンド)
    (1989年)
    世界でいちばん熱い夏
    (1989年)
    EANコード
    JAN 4988009032665(10EH-3272)
    JAN 4988009065229(07SH-3272)
    JAN 4988009139944(10WH-3272)
    JAN 4988009372419(SRDL-3724)
    テンプレートを表示

    Diamonds」(ダイアモンド)は、プリンセス プリンセスの7枚目のシングル。1989年4月21日にCBSソニーから発売された。

    解説

    [編集]

    前作「GET CRAZY!」がドラマ主題歌となったことにより、徐々に知名度を上げていたプリンセス・プリンセスが、前作からちょうど半年ぶりにリリースした作品。前作で成し遂げられなかったオリコンシングルチャートTOP10入りを成し遂げ、ついには1位にまで上り詰める大ヒット曲となった。1993年10月21日には「世界でいちばん熱い夏」の再レコーディングバージョンが新たに収録されて再発売されている。

    オリジナルキーホ長調(終盤はヘ長調に転調)[1]。歌詞に出てくる「針」というのは、当時まだ使われていたアナログレコードの針のことである。「ブラウン管」は、テレビのことである。

    奥居はプリンセス・プリンセスの時はヴォーカルのみだが、子育てが一段落して復帰以降のソロライヴの時(Unlock the Girls、ビルボードライヴ)はピアノを弾きながら歌唱している。

    売上

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    所属レコード会社でもあるソニーの「オーディオテープ」CMソングとなり、オリコンシングルチャートでも初登場2位を記録。いくつかの作品に阻まれながらも登場7週目にして自身初の1位を獲得。次作「世界でいちばん熱い夏」が1位になった週では、本作は3位を記録している。最終的にはミリオンセラーを記録し、同年のオリコン年間シングルチャートでも1位となった。2位は「世界でいちばん熱い夏」であり、1位・2位を独占する形となった[2]。週間シングルチャートの100位以内には67週チャートインを記録した。また本作はプリンセス・プリンセスのシングルで唯一ミリオンを達成した、自己最高のヒットシングルである。

    2005年にNHKが実施した「スキウタ〜紅白みんなでアンケート〜」では、「Diamonds」が紅組57位にランクインした。

    「Diamonds」の累計売上は170万枚を突破した[2]

    収録曲

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    全曲 作曲:奥居香、編曲:PRINCESS PRINCESS

    オリジナル版

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    8センチCD(規格品番:10EH-3272)、アナログ盤(07SH-3272)、カセット(10WH-3272)の3種が発売された。

    1. Diamonds [5:01]
      作詞:中山加奈子
      ソニーオーディオテープ」CMソング。オリジナル・アルバムには未収録。作曲者でボーカルの奥居香が当時交際していた男性の家に新年の挨拶に行った際、彼の両親から思いがけなくお年玉を貰い、幸せな気持ちになった帰り道にモータウンのリズムとメロディーと曲構成が浮かび、帰宅後MTRに向かって曲を仕上げたという。そのため、仮タイトルは「お年玉」だった[3]
      発売から12年後の2001年にはスズキKei-SPORTS」CMソングとなり、同年8月8日には「世界でいちばん熱い夏/Diamonds <ダイアモンド>」として両A面シングルで再発された。
      2020年にはエースコックスープはるさめ」のCMソングとなる。
    2. M [4:33]
      作詞:富田京子
      前年1988年にリリースされたアルバム『LET'S GET CRAZY』からのカットで、プリンセス・プリンセスの代表曲のひとつに数えられる曲でもあるが、タイアップはなく、当初は単なるB面の曲でしかなかった。この曲には富田がイニシャル“M”の男性と破局した切ない思いを、その“仕返し”のつもりで歌詞にし、奥居が曲をつけて完成したといういきさつがある[4][5]。なお、奥居は当時、ロック色を全面に出したバンドにしたいとしていたことから、バラードであるこの曲は相応しくないとしてボツにしようとしていた。しかし周りのスタッフに止められて本作収録に至ったという[5]
      アルバムでの初出から26年後の2014年11月度日本レコード協会リリースにて、フル配信でのダウンロード数75万件に認定された[6]。初出が1980年代以前の楽曲としては、フル配信件数において史上最多記録となっている。
      1996年と2000年に、高校の音楽教科書に掲載された[7]
      読売テレビざまぁKANKAN!』のコーナー「失恋伝言板」の挿入歌として使用された。
      NHK連続テレビ小説だんだん』の劇中歌として使用された。
      NHK BSプレミアム プレミアムドラマ昨夜のカレー、明日のパン』の主題歌として使用された。
      浜崎あゆみが2000年にリリースした「M」とは関連はないが、浜崎は自身の音楽番組ayu ready?』内でプリンセス・プリンセスの「M」を歌唱したことがある。
      テレビ朝日で名曲ランキング番組やミュージックステーションで放送される時はミュージックステーションの1992年4月10日に放送された演奏シーンが多い。(当日は失恋ソングベスト10で1位)

    1993年版

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    8センチCD(規格品番:SRDL-3724)のみの発売。

    1. Diamonds (ダイアモンド)
    2. M
    3. 世界でいちばん熱い夏 ('92 mix)
      作詞:富田京子

    カバー

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    Diamonds

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    関連項目

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    脚注

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    1. ^ Diamonds (ダイアモンド)(プリンセス・プリンセス) / コード譜 / ギター - J-Total Music!”. Jトータルミュージック. 2016年8月28日閲覧。
    2. ^ a b 岸谷香は休肝日設け好調 新アルバムで見せる楽しさ、朝日新聞デジタル&M(アンド・エム)(日刊スポーツ)、2019年6月27日。
    3. ^ 【 仮タイトルは・・・。 / 「Diamonds」】公式Facebook” (2012年6月22日). 2016年6月30日閲覧。
    4. ^ 【執念のタイトル「M」】公式Facebook” (2012年6月26日). 2015年3月10日閲覧。
    5. ^ a b 「1番ソングSHOW」2014年7月2日(水)放送内容”. 価格.com (2014年7月2日). 2014年7月3日閲覧。
    6. ^ https://web.archive.org/web/20141219113114/http://www.riaj.or.jp/data/others/chart/w141219.html
    7. ^ 『歌い継がれる名曲案内 音楽教科書掲載作品10000』日本アソシエイツ、2011年、129頁、471頁。ISBN 978-4816922916
    8. ^ ““必ずブレイクするアイドル”篠崎愛が歌手デビュー”. Livedoor ニュース. (2008年3月29日). https://news.livedoor.com/article/detail/3575383/ 2013年5月22日閲覧。 
    9. ^ ハラミちゃん、初のカバーアルバム発売決定”. BARKS. 2020年6月20日閲覧。
    10. ^ 柴咲コウさんが海辺でプリンセス プリンセスの『Diamonds』を歌う いつまでも「自分らしくありたい」と願う女性にエールを送る 「セグレタ」新CM、2023年10月9日放映開始”. PR TIMES (2023年9月25日). 2023年10月19日閲覧。

    外部リンク

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