愛のコリーダ (曲)
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「愛のコリーダ」 | ||
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チャズ・ジャンケルの楽曲 | ||
収録アルバム | 『Chaz Jankel』 | |
リリース | 1980年 | |
レーベル | A&Mレコード | |
作詞者 | ケニー・ヤング | |
作曲者 | チャズ・ジャンケル | |
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「愛のコリーダ」(あいのコリーダ、Ai No Corrida)は、チャズ・ジャンケルの楽曲。
1980年にジャンケルが録音してA&Mレコードから発売したデビュー作のセルフタイトル・アルバム『Chaz Jankel』に収録され、1981年にクインシー・ジョーンズがカバーしたディスコバージョンがヒットして広く知られた。
曲名の意味
[編集]曲名は、1976年のフランスと日本の合作映画『愛のコリーダ (L'Empire des sens)』の日本語名から採られている[1]。「コリーダ(スペイン語: corrida)」はスペイン語で「闘牛」を意味する[2]。
カバー・バージョン
[編集]- 1981年にクインシー・ジョーンズが、ボーカルにデューン(チャールズ・メイ)とパティ・オースティンを起用し、アルバム『愛のコリーダ』に採り上げた。このバージョンは、『ビルボード』のソウル・チャートで最高10位、Billboard Hot 100で最高28位となった[3]。イギリスで最高14位を記録した。日本はオリコン洋楽シングルチャートで、1981年7月6日付から12週連続1位で年間チャート1位となった[4]。
- 元LAZYの井上俊次とコーラス・グループ「トロワ」のユニット「BIG BANG」が、邦訳でカバー(訳詞:あまがいりゅうじ、編曲:大谷和夫)して1981年3月にRVCから発売した。このバージョンは、1981年『第32回NHK紅白歌合戦』で中盤の余興として、紅組の岩崎宏美・榊原郁恵・松田聖子・桜田淳子・石川ひとみ・シルヴィア(「ロス・インディオス&シルヴィア」として出場)と、白組の郷ひろみ・西城秀樹・野口五郎・田原俊彦・近藤真彦・沖田浩之らが歌唱した。
- イギリスのダンス・グループであるユナイティング・ネイションズがローラ・モア (Laura More) をフィーチャーしたバージョンを、2005年のアルバム『One World』に収録した。このバージョンは、ダニー・チューが渋谷を中心に制作した一連のビデオ作品群「Tokyo Dance Trooper」に使用された[5]。
- クインシー・ジョーンズはスペイン語バージョンも録音し、2006年のチャリティ・アルバム『Rhythms del Mundo』にバーニア・ボルヘス (Vania Borges) のボーカルで収録された。
- 竹村健一の手帖/ぼくなんかこれだけですよ。(1981年発表 SM28-5078)収録曲「MOU CORI GORI DA」は、当作品にあわせて「大体やねぇ」「デリーシャスですよ」など竹村の名言をサンプリングして用い、のちのTHE SQUAREのキーボード奏者和泉宏隆が編曲した。CD『ウルティメイトベシャリストCLASSICS』に収録された。
受賞
[編集]脚注
[編集]- ^ フランス語名「L'Empire des sens」は「官能の帝国」の意である。
- ^ Turim, Maureen (1998). The Films of Oshima Nagisa: Images of a Japanese Iconoclast. Berkeley: University of California Press. pp. 126–127. ISBN 0-520-20666-5
- ^ Whitburn, Joel (2004). Top R&B/Hip-Hop Singles: 1942-2004. Record Research. p. 307
- ^ コンピレーション・アルバム『ナンバーワン80s ORICON ヒッツ』の裏ジャケット。ナンバーワン 70s 80s 90s オリコン・ヒッツも参照。
- ^ スター・ウォーズ・シリーズに登場するストームトルーパーやダース・ベイダーのコスプレをした人物が街中でダンスする様子を捉えた動画作品。「愛のコリーダ」を使用している例:“東京トルーパー in パリ”. Culture Japan (Danny Choo) (2011年9月26日). 2012年5月24日閲覧。