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陣屋町 (室蘭市)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
日本 > 北海道 > 室蘭市 > 陣屋町 (室蘭市)
陣屋町
地図北緯42度22分19.09秒 東経140度57分24.52秒 / 北緯42.3719694度 東経140.9568111度 / 42.3719694; 140.9568111座標: 北緯42度22分19.09秒 東経140度57分24.52秒 / 北緯42.3719694度 東経140.9568111度 / 42.3719694; 140.9568111
日本の旗 日本
都道府県 北海道の旗 北海道
市町村 室蘭市
人口情報2023年令和5年)12月31日現在)
 人口 651[1]
 世帯数 355[1] 世帯
設置日 1978年昭和53年)11月1日
郵便番号 050-0067[2]
市外局番 0143(室蘭MA[3]
ナンバープレート 室蘭
ウィキポータル 日本の町・字
北海道の旗 ウィキポータル 北海道
ウィキプロジェクト 日本の町・字
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陣屋町(じんやまち)は北海道室蘭市の地名。陣屋町一丁目から五丁目のがある。住居表示実施済み。郵便番号は050-0067。かつて同名の字が存在した。

地理

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室蘭市の西部に位置し、西から北に崎守町、東に幌萌町と接し、南に室蘭港と面する。

河川

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海洋

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  • 室蘭港

地域の特徴

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室蘭市の都市計画マスタープランでは蘭北地域に属する[4]

大部分は鷲別岳の裾野に広がる丘陵地であり、谷あいに住宅地があり、その中心をポロペケレオタ川が南西流する。南部をJR北海道 室蘭本線が横断し、その南側を国道37号が走る。国道37号より南側は埋め立て地であり、ENEOSの石油タンクが立ち並ぶ。また南の対岸、祝津町とを結ぶ白鳥大橋白鳥新道)の陣屋ランプがあり、北海道道127号室蘭インター線に接続する。北海道道127号室蘭インター線は町域の丘陵地帯を北東に走り抜け道央自動車道室蘭ICに接続する。
二丁目に室蘭市民俗資料館 とんてん館,稲荷大明神,東蝦夷地南部藩陣屋跡モロラン陣屋跡、三丁目に室蘭市消防署 蘭北支所,陣屋町会館、白鳥新道 陣屋ランプがある。

歴史

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1934年(昭和9年)東蝦夷地南部藩陣屋跡モロラン陣屋跡が国指定史跡となり、1954年(昭和29年)石碑を建立[5]1968年(昭和43年)から5年がかりで土塁と堀の修復や屋敷跡の平面復元が行われた[6]。三丁目には1948年(昭和23年)開校の室蘭市立陣屋小学校があった[5]が、2018年平成30年)に室蘭市立本室蘭小学校、室蘭市立白鳥台小学校と統合して室蘭市立白蘭小学校となり、閉校した[7]1953年(昭和28年)国鉄 室蘭本線 陣屋町駅開設。当初は旅客の取り扱いのある一般駅であったが、1970年に旅客営業を停止、貨物駅となった。2008年(平成20年)のダイヤ改正では貨物列車の設定も消滅、その後は廃車車両や譲渡車両の拠出などに利用されている。

地名の由来

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盛岡(南部)藩の出張陣屋跡であったことによる[5]

沿革

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  • 1929年(昭和4年)10月16日 - 字名改正により輪西村(大字)の一部が陣屋町(字)となり、輪西村(大字)を廃止[5][8]
  • 1967年(昭和42年)7月1日 - 陣屋町新設[注 1]
  • 1978年(昭和53年)11月1日 - 陣屋町一丁目 - 五丁目新設[10]

町名の変遷

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実施内容 実施年月日 実施後 実施前
字名改正 1929年(昭和4年)10月16日 陣屋町(字) 輪西村(大字)の小字、
ベキリウタ,ペケレオタ,ホロモイ,ベキリウタ奥,ポロベキリウタ,ポンベキリウタ,沢奥[8]
町名新設 1967年(昭和42年)7月1日 陣屋町 陣屋町(字)
町名新設
住居表示
1967年(昭和42年)7月1日 陣屋町一丁目 陣屋町の一部[10]
陣屋町二丁目 陣屋町の一部[10]
陣屋町三丁目 陣屋町の一部[10]
陣屋町四丁目 陣屋町の一部[10]
陣屋町五丁目 陣屋町の一部[10]

世帯数と人口

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2023年(令和5年)12月31日現在(室蘭市発表)の世帯数人口は以下の通りである[1]

世帯数 人口
陣屋町一丁目 -世帯 -人
陣屋町二丁目 97世帯 173人
陣屋町三丁目 117世帯 210人
陣屋町四丁目 117世帯 222人
陣屋町五丁目 24世帯 46人
355世帯 651人

人口の変遷

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国勢調査による人口の推移。

1995年(平成7年) 917人 [11]
2000年(平成12年) 944人 [12]
2005年(平成17年) 863人 [13]
2010年(平成22年) 776人 [14]
2015年(平成27年) 721人 [15]
2020年(令和2年) 672人 [16]

世帯数の変遷

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国勢調査による世帯数の推移。

1995年(平成7年) 324世帯 [11]
2000年(平成12年) 359世帯 [12]
2005年(平成17年) 349世帯 [13]
2010年(平成22年) 337世帯 [14]
2015年(平成27年) 333世帯 [15]
2020年(令和2年) 316世帯 [16]

学区

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市立小・中学校に通う場合、学区は以下の通りとなる[17]

街区 小学校 中学校
陣屋町一丁目 全域 室蘭市立白蘭小学校 室蘭市立本室蘭中学校
陣屋町二丁目 全域
陣屋町三丁目 全域
陣屋町四丁目 全域
陣屋町五丁目 全域

交通

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鉄道

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バス

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道南バスが路線バスを運行する。

道路

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施設

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役所・公的機関

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  • 室蘭市消防署 蘭北支所

公共施設

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  • 陣屋町会館

文化施設

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  • 室蘭市民俗資料館 とんてん館

寺社

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  • 稲荷大明神

公園

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  • 陣屋1号公園

史跡

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  • 東蝦夷地南部藩陣屋跡モロラン陣屋跡

脚注

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注釈

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  1. ^ 新室蘭市史 第2巻によれば「町名地番を整理する新住居の実施は、…四十二年(一九六七)七月の第五次整理をもって一応完了した。これによって五十町九十一丁に統合整理された…」となっている[9]。1967年7月1日時点での町を数えると、陣屋町も含めなければ50町にならないため、1967年7月1日の第五次整理にて町として成立したと考えられる。

出典

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  1. ^ a b c 町別の人口と世帯数(日本人のみ)”. 室蘭市 (2024年1月4日). 2024年2月27日閲覧。
  2. ^ 郵便番号”. 日本郵便. 2024年2月27日閲覧。
  3. ^ 市外局番の一覧”. 総務省. 2024年2月27日閲覧。
  4. ^ 室蘭市都市計画マスタープラン”. 都市建設部都市政策推進課都市政策推進係. 2023年10月8日閲覧。
  5. ^ a b c d 角川日本地名大辞典編纂委員会『角川日本地名大辞典 1.北海道 上巻』角川書店、1987年、762頁。ISBN 4040010116 
  6. ^ 東蝦夷地南部藩陣屋跡モロラン陣屋跡”. 室蘭市教育部生涯学習課. 2024年2月27日閲覧。
  7. ^ 室蘭市立小学校・中学校一覧”. 2024年2月27日閲覧。
  8. ^ a b 室蘭市市史編さん委員会『新室蘭市史 第2巻』室蘭市役所、1981年3月25日、110頁。 
  9. ^ 室蘭市市史編さん委員会『新室蘭市史 第2巻』室蘭市役所、1981年3月25日、111頁。 
  10. ^ a b c d e f “自治省告示第26号”, 官報 (国立印刷局) 第15614号, (1979-02-05) 
  11. ^ a b 平成7年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2014年3月28日). 2023年7月17日閲覧。
  12. ^ a b 平成12年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2014年5月30日). 2023年7月17日閲覧。
  13. ^ a b 平成17年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2014年6月27日). 2023年7月17日閲覧。
  14. ^ a b 平成22年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2012年1月20日). 2023年7月17日閲覧。
  15. ^ a b 平成27年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2017年1月27日). 2023年7月17日閲覧。
  16. ^ a b 令和2年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2022年2月10日). 2023年7月17日閲覧。
  17. ^ 室蘭市内小中学校通学区域”. 室蘭市 教育部・学校教育課. 2024年2月28日閲覧。

関連項目

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